「私たち、一緒に映画を作りませんか?」小説家と女優、ふたりの女性の幸福なめぐり合わせが生んだ、とっておきの映画体験 長らく執筆から遠ざかっている著名作家のジュニが、音信不通になっていた後輩を訪ねる。ソウルから離れた旅先で偶然出会ったのは、第一線を退いた人気女優のギルス。初対面ながらギルスに興味を持ったジュニは、彼女を主役に短編映画を撮りたい、と予想外の提案を持ち掛ける。かつて名声を得ながらも内に葛藤を抱えたふたりの思いがけないコラポレーションの行方は……。
映画の主人公は、1936年に亡くなったノーベル賞作家ピランデッロの“遺灰”である。死に際し、「遺灰は故郷シチリアに」と遺言を残すが、時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく彼の遺灰が、故郷へ帰還することに。ところが、アメリカ軍の飛行機には搭乗拒否されるわ、はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。遺灰はシチリアにたどり着けるのだろうかーー?!
8年前、自殺をしようとした自分を救い運命を変えたジヌの命日に、毎年彼の家を訪問するミンス。喜んで迎えられたミンスは、居間に用意された記念のテーブルをじっと見つめる。そのテーブルは、ミンスを助けたために亡くなったジヌのためのテーブルだった。ジヌの母は亡き息子を思いながらミンスを温かく迎えるが、ミンスはそのすべてを苦痛に感じてしまう。
蜘蛛の子を蹴散らすように逃げる外国人不法労働者を次々に捕まえていく辰巳洋一は、入国管理局に所属しているGメンである。ある日彼は、悪徳クラブ摘発のため、客として潜入、クラブのママである光蘭と偶然出会う。彼女は大量の偽造パスポート製造の黒幕である郭源明の愛人であり、ある日本人と偽造結婚していた。光蘭が事件の鍵を握っていると踏んだ辰巳は彼女の見張りを始めるが、とあるきっかけで二人は愛し合うようになり・・・・。
どこにでもいるごくフツーのサラリーマン田中良男は、恋人の麗子とのデートでハリキリすぎて、財布の中はいつもカラ。頼れるものはカードだけだったが、ある日返済日を忘れピンチに陥る。追い詰められた田中はキャッシングに手を出してしまうが、その時から田中の闘いが始まった!次々に迫りくる借金取りに、あの手この手で対抗し、目指すは借金踏み倒し!借りた人間が悪いのか?貸した人間が悪いのか?正邪交わる借金協奏曲が今、始まる!
8月の地中海。実業家夫人のラファエラは、召使いのジェナリーノをこき使っていた。ある日、彼女はジェナリーノにモーターボートで洞窟に向かうように命じる。しかし、途中でボートが故障、2人は無人島に辿りつく。何もない無人島でブルジョア育ちのラファエラは役に立たず、ジェナリーノは日頃の恨みを爆発させる。そうして主従関係が逆転する中、ラファエラは、ジェナリーノの野生的な姿に強く惹きつけられていくのだった。
愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。心優しきパフォーマー、カサンドラのパートナーとしてサーカス団で生活していたが、ある日、サーカス団から連れ出されてしまう。予期せぬ放浪の旅のさなか、善人にも悪人にも出会い、運を災いに、絶望を思わぬ幸福に変えてしまう運命の歯車に耐えている。しかし、一瞬たりとも無邪気さを失うことはない。
ますますセックスに溺れるようになったジョーは、かつて愛したジェロームと再会し、久々に身体を重ねる。しかし、不感症となったジョーはまったく歓びを感じることができなかった...。ジェロームとの子を身ごもったジョーは、心の平穏を求めて彼との共同生活をスタートさせるが、性感を失い続けている不安ゆえに、過剰に激しいセックスを求め、彼女をもてあましたジェロームは、他の男との浮気を容認する。ジョーは更なるアンダーグラウンドの世界に足を踏み入れるが、やがて大きな代償を支払うハメになる…。
ホリデームード溢れるクリスマスシーズン。ニューヨーク・マンハッタンにある高級ホテルには、多くのゲストが訪れる。ボブとアイリーンは結婚50周年を迎えた老夫婦。ディエゴとガブリエラはパーティーに出席するためにやって来た若いカップル。ジャスミンとキャサリンは同性同士のパートナー。スーザンは家に娘と不仲な夫を残し、恋仲のベンと別部屋で宿泊中。スイートルームでかつての恋人を待つ女性コートニーや、幼い息子を残し、ライブにやってきたミュージシャンのジャックなど、クリスマスを大切な人と楽しむために集まった様々な男女が、それぞれ悩みやトラブルを抱えながらも幸せな時間を過ごそうとしていた。
2011年、中国西北地方の農村。貧しい農民ヨウティエ(有鉄)は、マー(馬)家の四男。両親とふたりの兄は他界し、今は三男・ヨウトン(有銅)の家に暮らしているが、息子の結婚を心配するヨウトン夫婦にとって、ヨウティエは家族の厄介者。一方、内気で体に障がいがあるクイイン(貴英)もまた厄介者だった。互いに家族から厄介払いされるかのように、ふたりは見合い結婚、夫婦になった。ぎこちなく、それでも互いを思いやり、作物を育て、日々を重ねていくふたり。ヨウティエのことをいつも気にかけるクイイン。そんな彼女の気持ちに愛おしさを覚えるヨウティエ。ある日、家を建てるためにヨウティエが作ったたくさんの日干しレンガが突然の大雨に襲われる。そんな不運さえもふたりには大切な日々となる。クイインは初めて会ったその日からヨウティエの優しさに気付いていたと話す。ロバと、ヨウティエと、クイインと。力を合わせ、毎日懸命に働き、ついに自分の家をもった。だが、その幸福は長くは続かなかった―。
自ら知的障がい者のふりをして、人々の偽善を暴こうとする活動グループ、“イディオッツ”。彼らは、人々の偽善的な反応を、挑発的なやり方で暴こうとしていた。ある日、彼らに遭遇したカレンは、最初は怒りを抱くも、次第に彼らに惹かれ、引き寄せられるようにグループと行動を共にするようになっていく。彼らは一軒家で共同生活をおくりながら、“白痴”のふりをすることで闘いを挑み、また、それを楽しんでさえいた。カレンもまた、“白痴”の演技をし始めるのだったが…。
西暦995年京都。藤原道長と安倍晴明の密談により、大江山に住まう鬼・酒呑童子の討伐を命じられた源頼光たちは、見たことのない様相の敵に道を阻まれる。その正体は歴史改変を目論む“歴史修正主義者”が放った“時間遡行軍”。この窮地を救ったのが、三日月宗近ら歴史を守るべく戦う“刀剣男士”たちであった。しかし、先に鬼の根城へと踏み込んだ山姥切国広は酒呑童子の最期の呪いを受け、光とともに姿を消してしまう――。西暦2012年東京。下校途中だった琴音の耳に聞き慣れない音が届く。引き寄せられるように向かった先で目にしたのは、禍々しい影と戦う一振りの太刀だった。戸惑う琴音だが、不思議な声に導かれるままその名を口にする。「――三日月宗近」一方、日本各都市では市民が突如意識を失う事件が多発。この不可解な事態を解決すべく、時の政府から遣わされた刀剣男士・山姥切長義が内閣官房国家安全保障局に出現。事態との関与が疑われる山姥切国広の確保を始めとする“特命任務”の開始を告げる。その要請に応じ、各本丸より続々と刀剣男士が集結する。消えた山姥切国広、それを追う三日月宗近の運命は?時間遡行軍の真の目的とは!?
わずか23人の住人しかいない、廃れた鉱山町ドッグヴィル。偉大な作家になることを夢見るトムは、ギャングに追われる美しい女性グレースを助ける。翌日、トムは村人たちに彼女をかくまうことを提案し、「2週間で彼女が村人全員に気に入られること」という条件つきの同意を得る。グレースは村人たちに認めてもらうため、肉体労働を始める。閉鎖的な村人たちは、熱心に足を運ぶ彼女に対して徐々に心を開いていく。しかし、住人の態度は次第に身勝手なエゴへと変貌してゆき…。
1945年、第二次世界大戦後のドイツ。ドイツ系アメリカ人のレオ・ケスラーは、父の祖国であるドイツの戦後復興の一端の担い手になりたいと、単身でドイツにやって来た。叔父の助力でドイツの大鉄道会社ツェントローパに就職し、寝台列車の見習い車掌として汽車に乗り込むことになる。いつものように汽車に乗り込んだレオは、走る列車の中で、同乗していたフランクフルト市長夫妻の暗殺事件に遭遇する。犯人はレオが乗せたふたりの少年で、ナチス残党が組織する地下組織<人狼>の刺客だった…。
心まで満たしてくれる魔法の空間、ハナ食堂。一度も行ったことのない人はいても、一度しか行ったことがないという人はいないと言われる沖縄。ここで「ハナ」は自分の名前を冠した食堂を開く。いつの間にか食堂のアルバイトになった「セヒ」と一緒にそれぞれの事情で沖縄を訪れたお客さんたちに会うことになるが…。現地の人から観光客まで魅了したハナ食堂の魅力は果たして何だろうか。慌ただしい日常の中でちょっと一息つきたいあなたへ贈るヒーリングムービー。
都会の喧騒から遠く離れて、水辺の街で1週間のヴァカンス――海に行き、靴を買い、恋をする?東京生まれ東京育ちの絵里は、ストレスが溜まる都会での生活を抜け出して、地方の水辺の街でヴァカンスを過ごすことに。亡くなった祖母の古民家で暮らす一週間の中で、絵里はその街で生きている人々と交流する。建築家の従兄とそのフィアンセ、大学生の従妹、靴職人、古墳研究者、バックパッカーなど、一癖ある人ばかり。そんな出会いと祖母の遺したものたちが絵里を少しだけ変えていく――
2007年暮れのソウル・チョンノ(鍾路)区の住宅地。庭にゴミが山と積まれたキム・ビョンヒの家を二人の男が訪ねる。警察署でビョンヒは、江原道で変死体として発見されたイ・スガンの写真を見せられ、尋問が始まる。近くにあった彼女の鞄から、ビョンヒ宛のダイレクト・メールが多数見つかったのだ。やがてビョンヒは、少しずつ、スガンとの出会いを語り始める。
1800年代の朝鮮時代の武士が1996年のソウルにタイムトリップして主君を守るファンタジーアクション。1800年、正祖在位最後の年、正祖は皇役官を通じて、清淵(キム・ソンリム)との間に生まれる子供が朝鮮の光となる子供であることを、そして剣客によって運命が危ういことを知る。焦った正祖は王家の秘術を利用し、時間の扉を開いて清淵を避難させ、護衛武士である左雲剣(イ・ギョンヨン)と右雲剣(キム・ミンジョン)に護衛を命じる。この動きを知った日本将軍の武士・高葛(ドクゴ・ヨンゼ)は、観世音菩薩(チャン・ドンジック)と刺客団を送り、後を追わせる。1996年のソウル、まだ朝鮮の灯が消えていないことを知った観世は、皆既日食の日に彼らを排除する機会を狙っている。
裏社会を拳一つで生きてきたボンマンは、筋肉が麻痺するルーゲル病にかかり、2ヶ月の余命を宣告される。そんな時、かつての恋人ヒギョンと再会し、息子ボングの存在を知る。残された時間の中で、息子に無償の愛を伝えるボンマン。生まれて初めて幸せを感じるが、組織の敵対派閥はボンマンを潰しにかかる。
映画製作において重要なポジションとなるスタントマンの世界に現れた女性スタント、カン。アクション監督にその実力を認められたカンは、日々危険かつ過激なスタントをこなしその活躍は目覚ましいものがあった。ところが、その活躍に香港黒社会が目を付けたことで彼女はトラブルに巻き込まれていく――。
香港の暗黒街でヤクザな暮らしを送るアンディのもとに、これまで会ったことのない従姉妹のマギーがランタオ島から訪れる。そこへアンディの弟分ジャッキーから電話が入る。借金の取り立てにてこずるジャッキーを助けるべく、アンディは夜の街へと走り出した。アンディとマギーは急接近するが、今度は借金取りに追われる側となってしまったジャッキーを助けに向かったアンディは、トラブルに巻き込まれてしまう。身も心もボロボロになったアンディは、ランタオ島に戻ったマギーと愛の日々を過ごすが――。
野心家のフィリップは悪名高い機関投資家・ジャックに取り入り、不正投資で成果を上げ気に入られる。ある日、ジャックに誘われて参加したパーティで、ジャックを取り巻く様々な美女との、めくるめく官能の世界に出会う。次第にフィッリップ自身も彼女たちに背徳を注ぎ込むようになるが…。
異性をモノにすることにかけては天才的なアンディとマルティナ。ある日、マルティナは恋人の一人が自分を捨てて若い処女と結婚しようとしていることに気づき、アンディに復讐するよう仕向ける。一方アンディは、著名なピアニストでありながら処女であるクリスティーヌに目を付け、なんとしても彼女を自分のものにしようと考える。
アンナに固執するルイージは彼女を手に入れるため、日記を奪い去り…彼女の成熟を綴った日記と物語の結末の行方はいかに―。
映画に出演することになったアンナはロマンスの都ローマへ行くことに。そこで繰り広げられるのは開放的で大胆な「戯れ」。そんな中、アンナは危険な香りが漂うフォトジャーナリストのカルロに惹かれてしまい…。
見ているだけで抱いてくれない夫に不満を募らす美しい人妻“アンナ”。不能の夫を治すため、アンナは女医のクリスティーナを手配するが、クリスティーナには秘めた野望があった…。夫と女医の間で行われる“秘密”の治療。その高額な治療代を賄うため、アンナは類まれな美貌を活かしパリのキャバレーで働くことを決意する。一階では美女たちが妖艶なダンスを披露し、二階では男性客と…。
最愛の夫と愛欲に満ちた日々を過ごしていた美しい人妻“アンナ”。しかし夫が突然下半身不随になってしまい、身体がうずく日々を過ごしていた。欲望が全てなのか?夫ではなく忘れられない元彼と一緒になっていればよかったのか?彼女は今までの愛欲遍歴、性の悦びについて、自身の秘密について振り返り始める…。
一流法律事務所を解雇されたダーヴィトは、妻や幼い息子に内緒で、女性相手に体を売る“売春夫”の仕事をしていた。ある日、裕福な男性がダーヴィトを買おうとするが、ダーヴィトは拒否する。しかしその男性の妻が政治家であることを知ったダーヴィトは、政治家の夫が同性愛者だというスキャンダルで脅して大金を奪おうとする。ダーヴィトはもう一度男に会い、証拠の写真を撮影して送りつけるが…。
母親ダニエラと再婚した義父イゴールとアパートで暮らしている少女ヨラナ。ある日、ダニエラが外出し、家にはヨラナとイゴールが残された。暗いリビングで、イゴールはヨラナの身体を貪り始める。だが、禁断の関係は、これが初めてではなかった。ヨラナは義父を受け入れ、身を委ねるが…。
テレビプロデューサーのジェームズは、倦怠期の妻とは互いの不倫を認め合うものの、満たされない日々を過ごしていた。ある日、彼は車を運転中に事故を起こし、大ケガを負うが、同時に味わったことのない興奮を感じてしまう。彼は退院後に事故の相手の女性と再会するが、彼女もジェームズと同様に事故の快感を忘れられないでいた。そして同じ嗜好を持つ人々の集まりの存在を知った二人は、次第に禁断の世界にのめりこんでいく。
戦場での負傷が原因で不能になってしまったクリフォード・チャタレー。彼は広大な屋敷に、作家のロレンスをはじめ、大勢の客人を招き入れ、乱淫な痴態を繰り広げさせていた。クリフォードは妻のコニーと共に、その行為を覗き見ることで自らの欲望を満たしていたのだ。しかし、クリフォードはそれに飽き足らず、妻の淫らなプレイを望むようになる。従順な妻を演じていたコニーも性の渇きに耐え切れず、背徳の世界に堕ちていく…。
若妻のジョエルは馬小屋で使用人にレイプされ、その現場での事故が原因で夫は性的不能となってしまう。彼女はそれでも満足していたのだが、その使用人を殺したことで刑務所に入っていたチャールズが出所し、ジョエル夫妻の庭師として雇われることになる。再会したジョエルとチャールズは、深い関係に陥っていく。主従が逆転した羞恥プレイ、痛みと快楽が同時に突き抜ける恍惚の悦楽。その行為は次第にエスカレートして…。
イングランドの名門貴族クリフォード・チャタレイと結婚したコニー。しかし、戦争でクリフォードは下半身不随となり、コニーへの愛情は次第に屈折したものになっていた。心も身体も満たされないコニーは、たびたび森の中へ出掛ける様になる。そんな時、俗世を離れてひっそりと暮らす森番のメラーズに出会う…。
左翼系の判事のジェイコブは、裕福な家庭出身で、北イタリアで職務に就いている。彼の妻アンナは若く、留守がちな夫に不満を抱いており、彼女にはいまだ子供もいないことがいっそう精神的に不安定にさせていた。一家と一緒に住んでいた若い家政婦のアンジェラは開放的で、付き合っている男性も多かった。そんな彼女がアンナに接近し、あるゲームに誘う。ゲームをきっかけに、アンナの秘められてた性的欲求が呼び覚まされていく。
画家ニコラスとその恋人マリアンヌは画商に招かれ、老画家フレンホーフェルの邸宅にやってくる。フレンホーフェルは10年前、妻をモデルに自らの最高傑作『美しき諍い女』描こうとするが、完成直前にその制作を中断して以来、筆を握っていなかった。しかし彼はマリアンヌに“美しき諍い女”を見出して再び制作に挑むことを決意する。モデルと画家の緊張感ある関係は、次第に彼の妻リズやニコラスをも巻き込んでいき…。
“O”は恋人のルネに命じられ、ロワシーの館に入った。そこでOは衣服を脱がされ、裸のまま首輪と腕輪をかけられると、男たちに鞭で打たれ、犯される。ルネはそれを見守っていた。Oは恐怖とともになぜか甘美な思いを抱く。館から出たOは、ルネからステファン卿を紹介される。兄弟同然の仲だというルネとステファン卿は、Oを共有し、思いのまま自由に扱う。次第にOはステファン卿に惹かれ、彼に愛されたいと望むようになる。
2011年、経営難に陥ったテレビ東京は葬儀屋に買収され、多くの社員が葬儀の手伝いばかりさせられる日々を過ごしていた。そして、入社したばかりのAD(アシスタントディレクター)今井は、バラエティの雄・伊藤プロデューサーが葬儀局に異動を命じられたことに絶望。そんななか、元社長の島田が「世界一くだらない葬儀にしてくれ」という遺書を残して他界する。残された局員は、島田の葬儀を実況中継する葬式バラエティ番組を作ることにするが…。
文豪の幽霊たちと作家志望の青年が繰り広げる騒動を描いたコメディドラマ。小説家を目指す内海は、かつて文豪たちがお忍びで宿泊したというホテル「本天堂」にやってくる。しかしそこは、執筆目的で宿泊したものの作品を書き上げることができなかった作家たちの叫びがこだまする幽霊ホテルだった。ホテルの清掃員として働きながら執筆を試みる内海の前に、文豪たちの幽霊が現れて…。主演は「花より男子」「インシテミル」の阿部力。世界のナベアツが夏目漱石、ケンドーコバヤシが宮沢賢治、カンニング竹山が江戸川乱歩など、人気お笑い芸人が文豪の幽霊を演じる。
「長男は何の職業なの?!」と言われる長女ヘヨギ、信じられるのはお金だけと叫ぶ次女クムオク、結婚を控えたお節介の女王クムヒ、誰にも止められないストレートな物言いのヘヨニ、そして末っ子息子スンラク。ある日、近代化計画のため父の墓を強制撤去するという通知書が届く。散り散りになっていた兄弟姉妹が久しぶりに集まり、時代遅れな家父長制との別れを描いた物語。
1980年初頭のナポリ。ラジオ朗読のホストを務めるアルド、妻ヴァンダ、アンナとサンドロの4人家族の平穏な暮らしは、夫の浮気で終わりを告げた。アルドとヴァンダが老齢となった今でも冷え切った夫婦生活は続いている。2人がバカンスに出かけている間に自宅は荒らされ、飼い猫は失踪していた…
2012年・第4回沖縄国際映画祭の企画「地域発信型プロジェクト」で製作された作品。昭和初期の東京のキャバレーを舞台に、ダンサーになるという夢を忘れてしまった女性が、1人の少女との出会いから再び夢に立ち向かっていく姿を描く。主演は女性お笑い芸人の渡辺直美。キャバレーのトップダンサー役に、人気アイドルグループ「AKB48」とその派生ユニット「フレンチ・キス」で活躍する柏木由紀、高城亜紀、倉持明日香。「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子も出演する。
リビングでパソコンを広げ仕事している美希(大浦真由美)はマスクをしてリモートワークをしている。パジャマ姿の夫の和也は美希にちょっかいをだしたり、ゴロゴロしたりサボりがちな生活をしている。和也のオフィス出社率は半分以下になっている。そんな環境下、若手の来栖まお(福田もも)の教育係となる。実は和也はマッチングアプリで出会った、かおりと不倫を楽しんでいる。美希はリモートでの仕事とストレスも溜まっていたある日、夫の忘れた携帯電話を見てしまう・・・。
朝鮮の伝統的民俗芸能パンソリ。一人の歌い手が鼓手(太鼓を打つ人)の拍子に合わせて、チャン(歌)、アニリ(台詞)、ノルムセ(身振り)を織り混ぜながら口演する一種のソロオペラである。民謡教師イ・ビョンギは、珍島の民俗音楽院にやってくる。親に反対され、塀越しにパンソリを学んでいたイムレに歌の才能があることを知り、猛特訓するー。
ベテラン俳優のジェハは、バイク事故で活動を自粛していた男性アイドルのヨンウと二人芝居の舞台で共演することになる。男性同士のロマンスを描いた作品だが、ヨンウは稽古に遅刻、本読みも真面目に行わずやる気のない素振りをみせる。そんなヨンウの目の前でジェハは迫真の演技を見せる。以来、ジェハに感化されたヨンウは彼が実践しているというメソッド演技法を密かに実践し、やがてふたりは現実でも恋に落ちてしまう。
マーニーはLAのブティックホテル勤め、同棲中の恋人ニールはミュージシャンだが、酒で身を持ち崩し、弾き語りをしても聴く客はいない。ある日、マーニーはパソコンショップで自分のSNSサイトを開き、書き込みをしていた際、ログアウトをせずに外に出てしまう。そんな彼女のプロフィールを1人の男が盗み見る。ちょうどマーニーがホテルのコンシェルジュに昇進した日、その男がホテルに出現。フロントのイスに座りマーニーの気を引くと、彼女の愛読書フィッツジェラルドの小説「楽園のこちら側」をさり気なく見せ、読み出したばかりだと話す。そして男は、翌日もマーニーのいるホテルに現れる。荒みきったニールとの関係にうんざりしていたマーニーは、自然と彼に惹かれていくのだが…。
「EXILE」の弟分となるダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の白濱亜嵐が1人2役で映画初主演を務めたSF青春ラブストーリー。自分がクローン人間で、残された命がわずかであることを知ってしまった高校生リョウタと、そのオリジナルの涼太が出会ったことから、それぞれが自分を見つめなおしていく姿を描く。
2009年にスタートしたテレビ東京の子ども向け人気バラエティ番組「ピラメキーノ」の映画化。人気子役の鈴木福を主演に、ひとりの少年のまなざしを通して、テレビ業界や子役業界の舞台裏を描き出した。花図鑑で花の名前と花言葉を覚えることが好きな、ごく普通の小学生・春人。ある出来事をきっかけに子役として活動することになった彼は、超人気子役スターの由衣に一目ぼれ。子役業界で人気者になろうと決心するが、華やかなテレビ業界の裏側には、子役ならではの悩みや葛藤があることを知っていく。
高校の同級生の秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)は別々の大学に進学するも、静かな住宅街にある一軒家でルームシェアをスタートさせる。料理担当のアキの得意料理は、手軽に作れるアレンジレシピ。トマト塩ラーメン、ホットサンド、餃子チーズタッカルビ、豆乳ラーメン鍋……アキの手料理を美味しそうに平らげるのは、片付け担当のハル。自然で心地良いゼロ距離の二人を、友人やハルの姉・立夏は温かく見守るのだが…。
落ちぶれた”囲碁界の神童”が、ある日、五目並べの大会に出場することに。そこから始まる彼女の成長ストーリー。囲碁界の神童として生まれ、名前も「イ・パドゥク(イ・囲碁)」であるパドゥクは、囲碁をやめてから久しい。そんなある日、賞金獲得のために参加した五目並べ大会で、五目並べの天才「キム・アンギョン」に出会い、自分をもっと鍛える決心をかためる。さらに高額な賞金を狙って全国大会まで応募した彼女は、キム・アンギョンと再び出会い、遂に避けては通れない決戦を迎える。
その夏、秘密ができた。怪物のようだった父は家を出て行き、母さえも消えてしまえばいいと思ったあの日、19歳の「ソジョン」は血を吐いたまま亡くなった母と向き合う。母の遺体を浴槽に隠したソジョンは、安全な家を見つけるまでお金を貯めることを決心し、音楽に逃避しながら危うい生活を始める。皮肉にも母から離れたことでソジョンにとって生まれて初めての「自由」を手に入れ、彼女は徐々に遺体の存在を忘れていく。しかし、夏の終わりの空気の中で、遺体は徐々に腐敗し始め…
アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が勃発。多くの同級生が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。それから6年、いまだ息子の死を受け入れられないジェイとゲイルの夫妻は、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆があったのではないかという思いを募らせていた。夫妻は、セラピストの勧めで、加害者の両親と会って話をする機会を得る。場所は教会の奥の小さな個室、立会人は無し。「お元気ですか?」と、古い知り合い同士のような挨拶をぎこちなく交わす4人。そして遂に、ゲイルの「息子さんについて何もかも話してください」という言葉を合図に、誰も結末が予測できない対話が幕を開ける──。
第二次世界大戦下の1944年。ナチス占領下のルーマニアの村に住む少年アレックスが1人で野原にいたところ、顔見知りのドイツ兵がやってきた。彼はサイドカーのバイクを貸してくれ、夢中で遊んでいたその数分後、声をかけようと振り返ると、そこには喉を切られ死んでいるドイツ兵の姿があった。それを受け、ナチスの将校は犯人を見つけ出すことを要求、翌朝までに見つけられなかった場合は村の有力者10人を処刑すると宣告。ヨハネス神父は村を守る為、頭に銃弾を受け、知能障害がある教会の使用人イプに、盛大な葬儀を約束する代わりに犯人になってほしいと懇願するのだが、彼の親友でもあったアレックスは、大人たちの残酷な行いに疑問を感じ始める。
大晦日。アメリカ留学中だった妻が死んだ。絵描きの男は、新年までに「死んだ妻の“肖像画”」を完成させなくてはならないが、「生きている“瞳”」をどうしても描けない。そんな時空港で、妻に似た女・リンと運命的な出逢いを果たす。彼女もまた、新年までに“終わらせたい”ことを抱えていた。ふたりはタイの三輪タクシー(トゥクトゥク)に惹きつけられて乗り込み、“終わらせる”ための旅に出る!
夫婦仲がすっかり冷え切った結婚8年目のミヨン(ソン・ジヒョ)と夫ボンス(シン・ハギュン)の隣に住むミヨンの兄ソックン(イ・ソンミン)。ソックンは浮気歴20年のキャリアを持つ、まさに”浮気のプロ“。彼は、結婚生活の潤滑油は”浮気“だと、生真面目なボンスに浮気をするようけしかける。そんなソックンの話を受け流していたボンスだったが、ソックンの浮気相手の美女ジェニー(イエル)と偶然出会ったことで、今までになかった気持ちが沸き上がる―。ジェニーの登場によって奇妙にこじれていく2組の夫婦関係、そして暴かれる驚きの真実!美しい済州島を舞台に、大人たちの愛の騙し合いが始まる!
矢吹、片岡、谷川の三人は、名門高校のサッカー部員である。東京都予戦準々決勝、気合が入る三人。谷川の妹、有子とその友達、坂口理恵が応援に来ていたからだ。谷川は理恵のこと、矢吹、片岡の二人は有子のことを好きなのだ。試合はなんとか勝ったがミスが続いた谷川は控えの選手と交代させられた。数日後、矢吹と片岡の根回しで理恵とデートをした谷川は彼女から友情以上の感情はないと言われショックを受ける。その日、谷川は風邪で練習を休んでおり、運悪くデートをマネージャーの久保に見つかってしまう。そして、翌日の練習で猛烈な特訓を受けた谷川は、急性胃潰瘍で倒れ、息をひきとった。谷川の死を契機に、サッカー部のあり方をめぐり対立する矢吹と片岡。矢吹は不良グループとの付き合うようになりサッカーとも距離を置くようになる。決勝戦の日はまもなくだが・・・。
中学校の二年生の純一は中流家庭のひとりっ子。そんな純一が秘かに思いを寄せる八百屋の娘雪子の父が交通事故に会い、彼女が店を手伝うことになった。雪子が頑張る姿を見ていた純一も勢いで店の手伝いを始める。純一の誕生日、ワイワイ騒いだクラス・メートたちが帰った後、純一は、ふと母に異性を感じ、唇をあわせた。ある日、配達中の純一と雪子をチンピラが襲うが、純一は傷つきながらも雪子を救った。退院した純一の家に同級生の花枝がお見舞いにやってくる。突然、服を脱ぎだした花枝は「あたしの体、あげる!」と迫るが、純一は断った。その夜、純一は夢を見た。林の中で天使のように舞う雪子、その豊満な体…。純一は、射精して目が覚めた。「俺は汚ねえ!」性のめざめに戸惑う純一は自己嫌悪におちいり、こぶしで自らを叩いた。そして、雪子は父親の回復が見込めないため、遠い田舎へ引っ越すという…。
小林多喜二は、一九〇三年(明治36年)秋田の貧しい農家に生まれた。彼が四歳の時、一家は伯父のいる北海道小樽に移住した。伯父のパン工場で働きながら勉学に励み、高商(商大)卒業後、北海道拓殖銀行に勤務する。多喜二は、銀行業務帳簿の合間に小説を書いていた。二十一歳の時に田口タキと出会い恋に落ちる。借金までして彼女をわが家にひきとったが、タキは突然、多喜二の深い愛から逃げるように去っていった。また、社会で歴史に残る悪法「治安維持法」(一九二五年四月)が制定された。激しい抵抗運動が起き時代の大きな鼓動と呼応するかのように多喜二の胸を激しく打った。多喜二は文学にうちこみ、同時に労働者、農民闘争に参加した。そして遂にデビュー作「一九二八年三月十五日」を書きあげ、名実ともにプロレタリア作家としての道を歩むことになる
名脇役イ・ムンシクの初主演映画。ゴン・ピルドゥはレスリングで銅メダルを獲得するなど運動神経の良さを評価され、刑事に特別採用された。しかし、活躍する機会は少なく、加害者の代わりに被害者を検挙するミスを起こし、済州道への左遷しろと言われてしまう。
社長のチャン・サギと部下のマ・ゴボンは、非公開物件や裏社会の金を横取りする詐欺集団だ。彼らの後ろには、詐欺行為を手伝うハッカーのキム・ダルセと情報屋のド・ジュンがいる。検察と国税庁は美人捜査官を急派し、チャン・サギを逮捕しようとするが...