長年自分の船を持ちたいと思っていたデヴィッドは、妻のサラと2人の娘とのより良い生活を夢見ていた。ある日、オークションで見かけた70年前の船“メアリー号”に魅せられた彼は、これこそが家族の希望だと妻を説得し船を購入する。しかし初めての船出の日、家族に不可解な現象が次々と襲いかかる。写真に映り込む謎の顔、豹変する幼い娘、開かない扉…。沖へ進むにしたがって、一家は次第に恐怖の淵へと追い詰められていく。実はこのメアリー号には悲しい歴史があり、古くから怨念と悪霊が住み着く“死霊船”として、乗り込む者を呪い続けていたのだ!見渡す限りの海。逃げ場のない究極の密室で、デヴィッドは愛する家族を救うことができるのか!?
人付き合いが苦手な女子高生・未来はある日、リサイクル施設から聞こえてくる澄んだ歌声に導かれ、不思議な少女・小雨と出会う。そして、未来が描いた洋服のデザイン画を目にしたナノカたちに誘われて、演劇部に衣装スタッフとして入部することになる。未来は戸惑いながらも少しずつ小雨やナノカたちに心を開いていった。そんな彼女たちのひと夏は思いがけない方向へと走り出していく。
ある夜、雪の夜道でジュヨン(オ・サナ)が忽然と姿を消した。バラバラ死体となって発見され、ジュヨンの婚約者の国家情報院捜査官であるスヒョン(イ・ビョンホン)は、自力で犯人を追い詰める決心をする。スヒョンはチャンが入手した捜査資料をもとに、ギョンチョル(チェ・ミンシク)という中年男が犯人だと特定。ギョンチョルとは血も涙もない凶行を繰り返す“悪魔”そのものだった。スヒョンはギョンチョルを見つけ出すがとどめを刺さず追跡用GPSカプセルを飲み込ませるだけだった。ギョンチョルに法の裁きを受けさせるのではなく、“完全なる復讐”を遂行することだった。報復に執着するスヒョン。善と悪の概念を超えた死闘の果てに、待ち受ける衝撃の結末とは―!?
「当選しました」その声で、死んだはずの“ボク”の魂が、自殺した高校生ミンの肉体に“ホームステイ”することになった。ミンの自殺の原因を100日間で見つけ出さないと、“ボク”の魂は永遠に消えると告げられ、新生“ミン”としてもう一度人生をスタートさせる。初めて訪れた街で見知らぬ家族や同級生に囲まれ、違和感だらけの学校生活を送る “ミン”。誰にも気づかれないように謎解きを始めるうちに、秀才の美少女パイと出会い一瞬で恋に落ちる。ある日、1台のパソコンの存在を知り、自殺したミンを苦しめた残酷な現実と対峙していく・・・。
“家族”の仲は良いが、カメだけが友達の内気な女子大生、亀田美羽。大人気“タレント家族”の娘で、恋愛気質の女子大生、兎草早織。そして、“代行屋父娘”として普通じゃない生活を送る戌井小柚。ある日突然、空から【カメ】が降ってきた。それをきっかけに起こる、早織の誘拐事件!身代金は1000万円。山奥のアジトを舞台に、無関係と思われた3つの家族の運命が入り乱れ、騙し合いバトルロワイヤルが勃発!!明かされる《過去》。暴かれる《秘密》。はがされる《化けの皮》!
目覚めた人ブッダ、神の子イエス。世紀末を無事に超えた二人が下界でバカンスをしながら、庶民的な日常を満喫する様子がほのぼのと描かれる…と思いきや、民を導く側のイエスが警察官に補導されたり、ブッダがついにインスタグラムデビューしたり。そんな”最聖”コンビの立川デイズ。
シャロン・テートはハリウッドの新居で、夫ロマン・ポランスキーが不在の間、友人たちと共に過ごしていた。ある日、彼女の周りで奇妙な出来事が起き始める。チャーリーという不気味な男が何度も訪ねてきたり、家の付近をヒッピー風の少女たちがうろつきまわる。そして、シャロンの愛犬が行方不明となる。不安に駆られたシャロンは毎夜死を予感させる幻影を見るようになる。やがて恐ろしい現実が起こったときにはすべては遅すぎた。
ジョルジュ、44歳。彼は遂に夢にまで見た憧れの鹿革100%のジャケットを手に入れた。そのジャケットは完璧で、それを着た自分はさらに完璧だった。いつしか彼の鹿革への愛はジャケットと会話ができるほど深いものになり、他愛ない話から互いの夢の話まで語り合うようになっていく。「世界で唯一のジャケットになりたい――」鹿革ジャケットの願いを聞いたジョルジュはその願いを叶えるため、映画撮影と称して道行く人たちのジャケットを奪い去っていく。次第にジャケットへの深い愛情は、自分以外がジャケットを着ていることへの憎悪へと変わり、ジョルジュは殺人を犯しながら道行く人のジャケットを奪う“死”のジャケット狩りを始めるのだった…。
■第1幕 胸騒ぎの同窓会 (古川いおり) (『若妻同窓会』より) 静香(古川いおり)は役所で働く一回り以上年上の夫と20代前半で結婚して静かな生活を送っていた。中学校時代の友人から同窓会の連絡があり、最初は乗り気ではなかったが、淡い恋心を抱いていた篤志も来る事を知って参加することに。いけない恋の予感、胸騒ぎの同窓会が始まった。■第2幕 友人夫婦の目の前で (星野あかり)(『人妻調教日記 』より) 離婚理由はギャンブル依存症で働かない夫。再婚した夫は青年実業家。経済的にも恵まれ、誰もがうらやむセレブな暮らしが始まった。ある日、酒に酔った俊夫は、敦子に目隠しをして手を縛り、強引に行為に及び…新しい夫は真性サディストだった。■第3幕 超VIPエステ倶楽部(伊東ちなみ) (『若妻のおシゴト』より) 彩佳(伊東ちなみ)は失業中の夫の為、結婚前に経験のあったエステシャンのお仕事を再び始めた。そのお店は芸能人、実業家など成功者のみのVIP専用と噂されている高級エステサロン。好感度抜群の有名なTV司会者は普段の顔とは違うドスケベオヤジ。売れっ子芸人は、彩香を執拗にくどいてくる・・・。(3話オムニバス総集編)
家庭では、良き夫、警察署内では情報班の班長であるエスピノは、情報屋イライジャの手引きで、麻薬組織の大物アベルを逮捕すべく、SWATと共に現場に乗り込む。激しい銃撃戦の末、組織は壊滅。しかし、エスピノは別の顔があった。証拠品の覚せい剤入りバッグを横取りすると、それをイライジャに闇ルートで転売させていたのだ。やがて、紛失に気付いた署内では、証拠品捜索が始まり、エスピノは追及から逃れるためにさらなる悪に手を染めてゆくが――
「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットの父親は、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、母親はアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを父は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが・・・。
愛すべきサッカークラブ、ビックカイト相模原でホペイロを務める「僕」こと坂上栄作には、チームに関する奇妙な出来事が次々と起こる。その度にクラブのみんなは本来の仕事に追われる僕に、その解決を押し付けてくる。スポンサーの援助金が半分に!広報用のポスターが何者かに盗まれる!J2昇格をかけた決戦の前に振り回される坂上は無事チームを試合に勝たせることができるのか?
30歳を目前にしたWEBマガジン編集者の望月那沙は、ナンパの名所・銀座コリドー街で「レンタル友達」を生業とする柳瀬草太と出会う。彼が語った、「男女関係にならないスイッチを持っている」という言葉に興味を持った那沙は、柳瀬をレンタルすることを決意。編集長に「男女の友情はレンタルできるのか」を検証する連載企画を提案し、小説家志望を理由に柳瀬に近づく那沙。男女の(レンタル)友情は成立するのかの実験は、思わぬ方向へと進んでいく…。
シングルマザーのかおりは、自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしている。可愛い娘が高校生となり反抗期に突入、話しかけても返事すらしない。かおりは娘の嫌がる“キャラ弁”を作り続けて逆襲するが、やがてそのお弁当は、母から娘への大切なメッセージへと変わっていく。〈ラストの弁当〉にこめられた母からの最後のメッセージと、娘のこみ上げる想いに、誰もが胸を熱くする。
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく―。
父、昇平(山﨑努)の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに母:曜子(松原智恵子)から告げられたのは、中学校校長も務めた厳格な父が認知症になったという事実だった。夢も恋愛もうまくいかず、思い悩んでいる次女:芙美(蒼井優)と、夫の転勤で息子とアメリカに移り住み、慣れない生活に戸惑っている長女:麻里(竹内結子)は、父が巻き起こす思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない愛情に触れ、少しずつ前に進んでいく。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは―。
ひ弱な高校生ドンヒョンは不良生徒からいじめに遭い、校舎から転落。偶然、真下にいた“一流財閥”の社長パンスの上に墜落し、二人の肉体が入れ代わってしまった! 心は大人なのに容姿が高校生になってしまったパンスは周囲に真実を伝えようとするが、性格や言動が急に中年オヤジに豹変したことを「頭を打ったせい」と誰も取り合ってくれない。仕方なく高校生活を送ることにしたパンスは、不良グループをやっつけ、クラスメイトの女子ヒョンジョンと親しくなった。だが彼女と自分との間の“秘密”を知ってしまい…。
フリン騒ぎで週刊誌に叩かれて左遷され、仕事にやる気も目標も見いだせず、投げやりな日常を送り、「クソ女」と思われている女子アナ、児島貴子(夏帆)。そんな彼女が命じられたのは、九州最南端の町、南大隅町に伝わる祭りの取材。ここは、貴子が子供時代の一年を過ごした町でもあった。かつての同級生・太郎(太賀)をはじめとする人々の町に対する熱い思いや、子供時代の思い出によって、今の自分を見つめ直す羽目になる貴子。そして、ついに彼女は、目標を見出す。なんとそれは、人々を巻き込んで、伝統の姿を失っていた祭りを昔の姿に“復活”させること。果たして祭りは“完全復活”できるのか?そして、迷走中の貴子の人生の“復活”は?
常人離れした性欲を持つムイ(クロエ・マーヤン)。停泊する船の中で客を取りながら、老いた男、そして漁師の夫と生活をしている。彼女に夢中になった青年(チャン・チャームマン)は船に通いつめ多額の持参金で漁師を説得し、ムイと結婚し新婚生活を始める。はじめは順調だった陸での生活だが、彼一人では彼女を満足させることが出来ず、ムイと共に船に戻ることを決意する。そして、ムイと男3人との奇妙な生活が幕を開ける…。
ミュリエルはフランス南部の山あいで牧場を営み穏やかな日々を送っていた。そんな彼女のもとに、久しぶりに孫息子のアレックスが訪ねてくる。カナダへ移住するからと別れを告げにやって来た彼の様子がどこかおかしいと感じ取るミュリエル。アレックスには危険な秘密があった。過激派イスラム組織の一員としてシリアを目指していたのだ。愛する孫がテロリストになろうとしていることを知った時、彼女はある行動に出る――。
池田徹(TAKAHIRO)は、島で一二を争う凄腕の漁師だったが、12年前に漁をしている最中に嵐と遭遇して、妻を亡くした過去があった。その時、自身も頭を強打し、目覚めた時には全て記憶を失っていた。事故後、徹は一切漁に出ることなく、失った記憶に怯えながら日々を生きていた。過去を振り返ることも、未来へ動き出すこともできないまま葛藤していたのだ。そんな息子の姿を見て、母親の信子(松坂慶子)も苦しい思いを抱えている。一方、島のフェリー乗り場には木村めぐみ(山口まゆ)、福間雄一(板垣瑞生)、横山愛美(柴田杏花)、の高1の留学生が到着する。県立隠岐島前(どうぜん)高校では「島留学」と称し、都会から越境入学で生徒を受け入れているのだ。「島留学」では、単身やってくる生徒に島で親代わりになってくれる世話役を島内から募集して、生徒ごとに「島親」としてあてがい、島で生徒たちが快活に生活できるようサポートしている。池田家もこの取り組みに賛同し、雄一の「島親」になった。徹は漁協の休みに釣りに出かけ、距離を縮めていく。高校では生粋の島生まれの生徒と島留学できた都会育ちの生徒が悩みや葛藤をもちながらも、それぞれ将来への夢や希望に向かい、絆を深めていく。そんな高校生たちとは対照的に、徹は依然、未来への一歩を踏み出せずにいた。船着き場に佇む徹を見つけた信子は心配そうに声をかけるが、徹は「大事なことを忘れてしまっている。いや、その大事なことすら何か分からない……」と苦しい胸の内を吐き出す。ある日、信子は徹の記憶を取り戻そうと、ある計画を実行する。果たして徹の失った時間は戻るのか、また、止まった時間は再び動き出していくのか?
東都新聞記者・吉岡は、送り主不明の「医療系大学の新設」に関する極秘文書を元に、許認可先の内閣府を洗い始める。ほどなく神崎というキーパーソンに行き当たるが、神崎は投身自殺を遂げてしまう。一方、内閣情報調査室(内調)に勤める杉原は政権を守るための情報操作やマスコミ工作に明け暮れていた。しかし、外務省時代の尊敬する上司・神崎の死を通じて、官邸が強引に進める驚愕の計画を知ることになる。それぞれの全人生を賭けた、二人の選択とは!?
洗骨───。今はほとんど見なくなったその風習だが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っているとされる。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて「この世」と別れを告げることになる。
一年前に解散したバンド「LACTIC ACID」 その直接の原因を作った元ボーカル・慎平。ある”もの”と引き換えにお金をくれる彼女・ゆかり。元バンドメンバーで元親友の黒やん。慎平はバンドの再結成を強く願い、黒やんたちは元バンドメンバーに働きかけ、失われた友情を取り戻していく。そして、慎平とゆかりにも一つの変化がー。物語は転調を繰り返し、大きくうねっていく。
清の皇帝・乾隆帝に嫁ぎ、類まれな美貌をもつ皇后ウラナラ。しかし夫からの寵愛を受けられないウラナラは孤独感を募らせていた。そんなとき、彼女の前にフランス人修道士のアティレが現れる。宮廷画家として名を上げていた彼は、ウラナラの肖像画を描くことになる。夫と見つめあうことも叶わなかったウラナラは、毎日美しく着飾ってアティレの前に立ち、見つめられることで美しさを増していく。やがて二人の間に芽生えてはならない感情が生まれる......。
国政は荒れ、民衆が国への不満を募らせていた時代。作家フンブは、高貴な家の出身でありながら、貧しい民のために尽力するヒョクに出会い、その姿に尊敬の念を抱く。だがヒョクの兄で王朝高官のハンニは、権力をふりかざし、敵対勢力をつぶそうと企てる野心家だった。対照的な二人に着想を得たフンブは、悪政の世を風刺する小説「フンブ伝」を書き上げたことにより、国の未来を左右する謀反の渦に巻き込まれていく。
大楽は憧れの五月先生を誕生日デートに誘うが、その日は奇しくも綾の誕生日でもあった。大楽が五月を誘ったことを知ると綾は嫉妬して機嫌が悪くなる。誕生日の朝、綾は大楽に一つだけ約束をお願いするが・・・。新任の保険の椎名先生や綾の先輩明菜を巻き込んでの誕生日戦争が勃発する。そして白樺綾も乙女高校の3年生となり、いよいよ卒業まであと1年となる。これは大楽先生との同棲生活もあと1年を意味する。その頃、大楽に五月先生との結婚話が持ち上がる。一方、綾にも卒業を前に留学の話が・・、大楽と綾を引き離そうとする父親の行動だったが綾は父の命令を聞き入れ留学を決意するが・・。大楽と五月の結婚と綾の留学。このまま綾と大楽は離れ離れになってしまうのか!?
何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける―――。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像に、様々な<絵画>、<映画> 、<文章>、<音楽>を巧みにコラージュし、この世界が向かおうとする未来を指し示す 5 章からなる物語。
アイスランドの田舎町に住むハットラは、セミプ口合唱団の講師。しかし、彼女は周囲に知られざる、もうーつの顔を持っていた。謎の環境活動家”山女”、として、密かにアルミニウム工場に対して、孤独な闘いを繰り広げていたのだ。そんなある日、彼女の元に予期せぬ知らせが届く。長年の願いだった養子を迎える申請がついに受け入れられたのだ。母親になるという夢の実現のため、ハットラはアルミニウム工場との決着をつけるべく、最終決戦の準備に取り掛かるのだが…。
俺は拳銃を拾った――。大学生、西川トオル(村上虹郎)は、雨の夜の河原で、ひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を手にし、それを自宅アパートに持ち帰った。まもなく、その銃は彼にとって、かけがえのない宝物のような存在になった。見つめれば見つめるほどに、触れたならば触れるほどに、愛しさがこみあげてくる。誰かを脅すことも、守ることも、殺すことも、また自ら死ぬことも可能にする銃という<道具=武器>は、大学生活の心的様相もあざやかに変えていく。
創立122年を迎える私立百花王学園。この伝統ある名門校で生徒の階級を決めるのは“ギャンブルの強さ”。勝者には地位と名誉が与えられ、敗者は財産も尊厳も奪われる。この学園に、1人の少女が転校してくる。彼女の名は蛇喰夢子。一見するとお淑やかなこの美少女は、いかなるリスクもいとわない常軌を逸したギャンブル狂だった。学園を支配する生徒会は、夢子を危険な存在と判断し、百戦練磨の刺客を送り込むも次々と撃破。学園は夢子を中心に大きく動き出そうとしていた。生徒会はついに、全校生徒を巻き込んだ百花王学園史上最大のギャンブルバトルの開催を宣言する――。
1949年、国民党と共産党の対立が激化すると、内戦状態に陥った中国から脱出しようと、台湾へ向かう大型客船「太平輪」に定員を遥かに超える1,000人もの乗客が殺到。チェン、ザークン、ターチンはそれぞれ違う目的で乗船し、それまで互いを知ることの無かった3組の男女の運命が交差する――
1945年、日中戦争で英雄となった国民党の将校レイ・イーファンは、上海の舞踏会で令嬢ユンフェンと結ばれるが、中国の内戦が勃発し結婚生活に危機が迫る。日本統治下の台湾で医学を学ぶザークンは軍医として召集され、初恋相手の雅子と引き離されてしまう。上海で消息不明の恋人を探していた看護師ユイは、食糧配給を得るため兵士ターチンと夫婦を装う。だが、死と隣り合わせの戦場に向うターチンは彼女を本気で好きになっていく…。
二人の「JOE」を中心に結成した大人気ロックバンド「JoKers」。人気絶頂の中での突然の解散から1年後、「JOE」(山本涼介)は米デビューを果たし、もう一人の「JOE」・海江田丈(福山翔大)は解散をきっかけに音楽をあきらめ、別の道を進もうと大学で退屈な日々を過ごしていた―
太陽系をはるかに超え宇宙を突き進む一隻の宇宙船「7」。その船内でモンテ(ロバート・パティンソン)は生まれたばかりの娘ウィローと暮らしている。宇宙船の9人の乗組員は、全員が死刑や終身刑の判決を受けた重犯罪者たち。モンテたちは刑の免除と引き換えに、美しき科学者・ディブス医師(ジュリエット・ビノシュ)が指揮する“人間の性”にまつわる秘密の実験に参加したのだった。しかし、地球を離れて3年以上が経ち、究極の密室で終わり無き旅を続ける彼らの精神は、もはや限界に達しようとしていた――。
京都嵐山・天龍寺。世界遺産にも登録されているこの名刹に、一風変わった禅僧がいた。名はヘンリ・ミトワ。1918年、横浜でアメリカ人の父と新橋の芸者だった母の間に生まれた日系アメリカ人である。1940年、単身渡米。戦時中は敵性外国人として、日系人強制収容所で過ごした。戦後、ロサンゼルスで幸せな家庭を築き、1961年、帰国。時代の波に奔走されながらも、日本文化をこよなく愛し、茶道・陶芸・文筆にも優れた才能を発揮したヘンリは、古都の多彩な文化人や財界人に囲まれ、悠々自適の晩年を楽しむ…はずだった。「“赤い靴”をモチーフにした映画を作りたい!」、80歳を目前に突如、追い求めた夢によって、家族や周辺の人々を巻き込み、彼が築き上げてきた“青い目の文化人”という地位から大きく逸脱していく…。
主人公のタカコは道行く誰もが振り返る美女。WEBデザイナーという仕事にも恵まれ、愚痴を聞いてくれるケイコという親友もいる。しかし、長くつきあってから相手が結婚していることが発覚するという恋愛が3回も続き、気づけば32歳になっていた。不毛な恋愛に疲れ果てたタカコの口から「死にたい……」という言葉がこぼれ出たその夜、タカコは結婚を決意し、婚活サイトに登録する。マッチングサイトで出会った本気で婚活に励む非モテ系の園木とデートを重ねながら、シングルズバーで知り合った結婚願望のないバツイチ・イケメン歯科医の矢田部に惹かれていくタカコ。実は自身の結婚生活に悩んでいたケイコは、タカコが結婚後についてまったく考えていないことに苛立ち始め、2人はとうとう本音を激しくぶつけあう大げんかをしてしまう。
誰もが認める「絶世のブス」であるため、自らの結婚を諦め、ウェディングプランナーとして働く香澄(ガンバレルーヤよしこ)は、イケメン上司・久世(速水もこみち)から突然プロポーズされる。しかし久世は、自称“意識の高いB専”で香澄のことを「ドブス」と好意を持って言い放つ。断じて事態を受け入れられない香澄は、久世を無視し仕事に没頭するが、トラブル勃発。おまけに一緒に結婚式を彩るフラワーコーディネーター・武内(大野拓朗)にも好意をよせられてしまう…。「絶世のブス」である自分を心から「かわいい」と言ってくれる運命の相手はどちらなのか?三角関係が織り成す、ブスに素敵なウェディングプランナーの恋の物語。
ニューヨークで不可解な死を遂げる事件が相次いでいる。精神分析医のパウエル医師は警察からの依頼により、捜査に協力することに。被害者たちは必ず悪夢を見ていて、すべてバックアウト・ロードという場所が関連していることに気づく。その通りはアメリカで最も呪われた通りとして、まことしやかに都市伝説として語り継がれてきた。パウエル医師はその現場に向かうが、途中事故にあい命を落としてしまう。導かれるように孫のアーロンにも不可解な出来事が起こるようになる。アーロンは、祖父の患者であったクレオとその友人たちも、自分と同じようにバックアウト・ロードの悪夢を見ることを知り、ともに謎の調査に乗り出す。アメリカで最も呪われたその通りで、過去に一体何が起きたのか・・・想像を超える恐怖の出来事が次々と浮かび上がる!!
デューク・エリントンのジャズ・ナンバーが流れるナイト・クラブ。なまめかしく踊るブロンドの美女を、黒いス―ツを身にまとった男が見つめている。男の名は、ヴァルテル。謎の地下組織で情報の運び屋をしている。
「カフェ・エデン」にたむろして退廃的な遊戯や儀式に興ずるパリの大学生の一団。彼らの前に突如姿をあらわした謎の男が差し出す麻薬らしき粉末を摂取した若い娘ヴィオレットは、死や性愛をめぐるさまざまな幻覚に襲われる……。
ルームメイト殺しの容疑で逮捕された若く美しい女・アリス。被害者は、ベッドに拘束され心臓はハサミで突き刺されている。体には書きかけの聖女の殉教の絵……。
アニメ業界で活躍することを夢見る3人の女性を描いたオムニバスストーリー。かつてそれぞれ「AKB48」グループに所属していた藤江れいな、前田亜美、高城亜樹の3人が主演を務め、グループ卒業後初めて共演した。主題歌・挿入歌を担当するのは元「SKE48」のシンガーソングライター、佐藤実絵子。介護と執筆の両立に葛藤する脚本家の琴葉、仕事と結婚の選択に悩むプロデューサーの芽紅、プロ意識が低いといわれてしまう声優の凛の3人が、それぞれが自身と向き合い成長していく姿を描き、やがて3人それぞれの思いが結実したアニメ「藍の翼・カーレッジ」が完成する。
恋愛、就職と何一つ思いどおりにいかない日常から抜け出し故郷に戻ってきたヘウォンは、旧友であるジェハとウンスクに再会する。他人とは違う自分だけの人生を生きるために故郷に戻ってきたジェハ、平凡な日常からの逸脱を夢見るウンスクと共に自ら育てた農作物で一食一食を作っては食べ冬から春、そして夏、秋を経て再び冬を迎えることになったヘウォン。こうして特別な四季を送りながら、故郷に戻ってきた真の理由を悟ったヘウォンは新たな春を迎えるための第一歩を踏み出すが…。
「あなたは、それでも誰かを信じられますか?」僕たちの村にはある伝説があった。「100年に一度、村から子供が消える」高校二年の冬。東京から来た季節外れの転校生と、僕らは友達になった。くだらないことでふざけ合いながら過ごす青春の日々。するとある日、僕たちの友達が消えた。混乱する小さな村。伝説の存在が頭をよぎる。そして、また一人と消えていく友達。親友である転校生に向く疑いの目。それでも僕たちは信じたかった。自分たちの仲間を。あなたは、あの日あの時にしか存在しなかった友情、恋愛、恐怖、そして勇気を目の当たりにすることになる。不思議な転校生と村の伝説、隠された仲間の秘密、そして犯人は誰なのか!?芥川賞作家・又吉直樹が書き下ろした舞台が、10年の時を経て奇跡の映画化!!
売れないマンガ家の高畑寿々男は、ある日突然、交通事故であっけなく死んでしまう。そんな寿々男に“あの世の関所”の裁判長が下した判決は、「1ヶ月で過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿で――」。愛する家族のために何かしたいと思うトラさん=寿々男だが、猫だから言葉も通じない。タイムリミットはあと1日――寿々男が最後に起こした奇跡とは――?
舞台は、第二次大戦末期のスロバキア共和国。小さな村に、突如現れた異邦人。レジスタンスの英雄ジャンの同志だと名乗る男は、彼の妻や妹を誘惑し始める…。
パリからアントワープへと麻薬を運ぶ男の波乱万丈な道中を、幾重にも織重なったメタフィクションで構築し“ヨーロピアン・アバンギャルドの最重要作品”、“最も成功した、理解しやすい実験映画”と絶賛された2作目。
イスタンブールで休暇を過ごし始めた教師の男は、陽気だがどこか謎めいた若い女と出会う。女との邂逅を重ねるうち、男は彼女の不可解さにみずからの妄執をかき立てられ……。
リンゴ農園を営む優しい両親とその一人息子・拓也。スポーツで神童と呼ばれた幼少期、怪我。上京して大学生活の傍らのバンド活動。そして挫折。上手く行きかけてはつまづくことを繰り返す自分に苛立ち孤立していく拓也は、田舎でりんごを愛し育てることに全てを注ぐ父親をいつしか疎ましく思うようになっていた。「何もない田舎で同じことを繰り返しているつまらない人間だ!」八つ当たりをする息子を何も言わず笑顔で受けとめる父親。そんなある日、夢破れて久しぶりに里帰りした拓也は、“父親が大好きだった頃の自分”と出逢う。「お父さんのりんご、美味しいよ」わがままで身勝手な自分を黙って支えていてくれた家族、注がれていた愛情に気づいた拓也に小さな、ささやかな奇跡が起こる。
昭和30年代。戦後最大の引揚港でもあった福岡は戦争の傷跡を残したまま、復興を遂げようとしていた。主人公・海野俊之は焼け跡となっていた中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を立上げ、妻の千代子と営んでいた。博多の祭り<博多祇園山笠>に情熱を燃やし盛り上げてきた「山のぼせ」でもあった。一方で俊之には山笠と並んで熱中しているものがあった。それは「めんたいこ」作り。戦前、日本の統治下でもあった韓国の釜山で生まれ育った俊之は、当時の思い出の味「明卵漬 → ミョンランジョ」をヒントに明太子を作り出し、日々味の改良を重ねていたが、なかなか納得できる味に近づかず苦悩の毎日だった。そんな時、俊之は息子・健一の同級生、英子の存在を知る。両親をなくし、親戚に引き取られていた彼女は遠足に行く為の新しい靴やリュックサックも買えないというのだ… 「映画 めんたいぴりり」では、ドラマと同様に、戦後の混乱期を乗り越え、経済は復興から成長へとシフトしていく「昭和」という時代の光と影を描きます。
あまりにも突然に訪れた鈴木家の長男・浩一の死。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。ひきこもりだった浩一は、扉を開けて家を離れ、世界に飛び出したのだと―。
突然目の前から消えた恋人・ゆりの死から100日後、彼女との想い出の品々を胸に、失意のどん底からマジシャンになることを決意した青年・涼。“自分と生き写しの人間”の存在に気付いた彼は、生前「私たちはまた会える」、「流氷が見たい」と言っていた、ゆりの言葉に導かれるように、北海道へ向かう。そこで偶然出会った、亜矢と名乗る、ゆりと瓜二つの女性。彼女もまた、2年前に起こった事故以来、行方不明になっている涼に瓜二つの天才マジシャン・隆との再会を待ち望んでいた――。
美咲(並木塔子)は夫の拓海と一緒に田舎の村で農作業を共働きをする仲の良い夫婦。ある日作業中にトラクターが故障して、大規模農園を営んでいる滝村にトラクターを借りに行く事にした。そこには滝村の長女・真奈美と浪人生・長男の雅貴も一緒に暮らしていた。あいにく借りれるトラクターは無く、拓海は新品を買うために期間工として出稼ぎに出ることになった。しばらくは女手一人で農作業をこなしていかなければならない美咲。浪人生の雅貴や、都会から脱サラで農業を始めたばかりの賢人など村の男たちは次第に一人暮らしの美咲に関心を寄せていく・・・。
猫に囲まれながらお客様の相談に乗り、笑顔になってもらうという少し変わった場所があります。扉を開けると、陽だまりのような笑顔で悩みを聞いてくれる猫カフェ店主・桜木さくら(久保ユリカ)と、そっと寄り添ってくれる猫たちが、私たちを迎えてくれます。あら、今日もまた、新たな出会いがありそうです。
原宿で大人気の双子コーデタレント「ヌヌ子」として活動している、田原葵(吉田凜音)と三好里奈(久間田琳加)。田原葵は、夢に向かっていつでも全力。たまにスーパー空回りだけど、前向きな神全力少女。三好里奈は、少し現実的なところがあるけれど、スーパーカワイイ神美少女。そんな二人は、原宿のあやし~い芸能ブローカー的なハイジ(西岡德馬)の引き合わせで、超絶人気バンド「オリオン」のミュージックビデオに出演できることに!!どころか里奈だけが新しい仕事が舞い込むようになり、二人の仲はどんどん悪い方向へ…。「私ってなに?」二人の女の子たちは、迷いながらたどりつく。本当に大切なものはなんなのか。誰もが抱える、ちっぽけで、でも大きすぎる悩みを描く青春映画。
「2nd Memories」・・・別れ話をするカップル。彼女の陽花は、お互いの記憶をリセットして欲しいと亮にお願いする。記憶リセットクリニックでお互いの記憶をリセットしたはずの2人だったがある日、偶然の再開を果たす。「アンナとアンリの影送り」・・・一人隠れて曲作りをしているアンリのクラスに、東京から女優志望の転校生アンナがやってくる。夢を追いかけたい二人を邪魔する厳しい現実と家庭環境。未来を見つめて歩く二人の影が夢のように伸びては消えていく…。「シラユキサマ」・・・香奈、のぞみ、麻衣の三人は、ある日の放課後、古き儀式であるシラユキサマに今後の自分達の運命を尋ねていた。その途中西村先生が来て、シラユキサマの和紙を破ってしまう。西村先生は取り憑かれてしまい…。
「島のシーグラス」・・・熊本県上天草市の離島・湯島に1年前に一人で移住してきた元骨董品鑑定士の神田(68)は1年経っても島民との交流はなく、コレクションの絵画や骨董品を眺める生活をしていた。ある事をきっかけに、誰とも心を通わせなかった孤独な老人と、島の子供である朱莉との不思議な交流が始まる―。「ブレス」・・・片田舎の短大に通う沙織と彩香。真面目に将来を見据え努力して来た沙織は東京の大企業に就職する。大学時代から水商売で金を稼ぎ、自由に遊んでいた彩香も東京へ上京する。対照的な二人はある日、東京で偶然再会することになるが…。「セミが鳴いた日」・・・ある日、サダオは幼馴染のサナと釣りに来ていたが、サナが大事な指輪を川の中に落としてしまう。その指輪を探してあげるサダオであったが、その指輪はサナに求婚を迫っていたカワスミから渡された結婚指輪だと聞かされ…。
突然!?1945年の《戦後》から【東京■リン■■■】が中止となった2020年の新たな《戦後》へ“奴”はやってきた。その男の眼に映るのは、彼の知る戦後とは別の意味で壊れ果てた、驚くべきニッポンの姿。人口減少、マイナンバーによる過剰な管理社会、AI導入がもたらした無感情政策、共謀罪による暴力的統制・・・国が掲げた輝かしい明日はなく、まるでジョークのように危険なディストピアだった。この禁断の未来に現れた“奴”の名は――――“坊や哲” (ボーヤテツ)!二十歳で童貞ながらフンドシを晒すイケメン男子。彼こそは、幾多の激戦を制してきた若き天才ギャンブラー。なぜ、彼は《戦後》からタイムスリップしてきたのか!?そして、この未来世界は、彼に一体何と闘わせようとしているのか!?