ファッション界でカメラマンとして働くカレンは、世界中からオファーが来るほどの超売れっ子。仕事で忙しい彼女を支える献身的な夫、まだ幼い可愛い一人娘――自分でもこれ以上完璧な人生はない、と思っていたカレン。ある夜から、彼女は同じ夢を何度も見るようになる。それは、ホテルの一室で、ベッドに腰をかける裸の男の夢。そしてカレンは仕事先のフランスで、夢で見た男と全く同じ男マチェックに遭遇する。最初はカレンを不審に思っていたマチェックだが、彼女の夢の話を聞き、彼女に興味を示すように。やがて互いに家庭を持つ身でありながら、一線を越えた関係になった二人。しかし、浮気と割り切るマチェックに対して、カレンはどんどん彼との関係にのめり込んでいく。家庭もキャリアも捨てマチェックの仕事部屋に住み着くカレン。そんなカレンとは対照的に、家庭や仕事を優先するマチェック。帰る場所を失ったカレンは、執拗にマチェックを求め、その行動は次第に異常な愛へと変化していく――。
都会の喧騒を離れ、田舎の農家へ嫁いできた美里(RUU)。慣れない土地と農作業に向き合いながら、新しい生活を精一杯築こうとしていた。夫の健一は家業と跡継ぎ作りを優先し、慣れない新妻に寄り添おうとしない。、そんな時でも孤独や不安を抱える嫁を、同居の義父・清治は優しく見守り続けていた。ある日、美里は健一と農作物販売の新任担当の女との思いがけない姿を目撃する…。
韓国の片田舎ポクスンア村に嫁いだ由美。不器用ながらも優しい夫テスンと、慎ましくも幸せな日々を送っていた。一方、日本人の若くて美しい嫁をもらったテスンは、村の男たちから妬まれていたが、自治会長を務める彼の目下の悩みは、村の貧しい経済状態だった。そんな中、テスンは映画の撮影を村に誘致し、収益を上げようと思いつく。早速国内外問わず募集を掛け、日本から撮影隊が村に訪れることになる。テスンや村人たちは手厚くもてなすが、実は彼らの目的は映画ではなく官能映画の撮影だった。しかも、彼らは由美の日本での過去を知っており…。
ソフィーは成功を収めたキャリアウーマン。ある夜、パーティで出会った若いウェイターのエリオットと情熱的な一夜を共にする。ソフィーは彼を出張先のパリに呼び寄せ、高級ホテルで共に過ごす。それはエリオットにとって、これまで経験したことのない世界だった。しかし、ソフィーが一時の気晴らしに過ぎなかった関係を終わらせようとすると、エリオットはソフィーに執着し、ストーキングや嫌がらせを始める。やがてそれは、ソフィーの生活やキャリアにまで脅威を及ぼすようになるが・・・
学業のために祖母の家へ預けられていたサラが、数ヶ月ぶりにマニラの自宅へ帰宅すると、そこには母ヴィビアンの新しい恋人マイケルが居座っていた。亡き父への想いを抱えるサラは、早すぎる母の再婚話と、家庭内に持ち込まれた「他人の気配」に強い嫌悪感を抱く。しかし、マイケルが向ける視線は、単なる娘へのそれではなく、一人の女に対する執着を孕んでいた。執拗にサラを追い回し、高価な贈り物で懐柔しようとするマイケル。その一方で、サラの恋人ニックを職場から追放し、サラを家庭内で孤立させていく。母ヴィビアンは恋に盲目となり、娘の悲痛な訴えを「嫉妬」や「わがまま」だと一蹴してしまう。激しい暴風雨が街を襲う夜、逃げ場のない家の中で、マイケルの欲望はついに一線を越え、サラを蹂躙する。母の愛、娘の純潔、そして男の狂気。雨に洗われる路地裏の秘密が暴かれるとき、母娘の絆は血塗られた悲劇へと変貌していく。
北京の片隅で、窓清掃員の夫アン・クンと貧しくも幸せに暮らすマッサージ師のピングォ。ある夜、泥酔したピングォは店のオーナー、リン・ドンに関係を迫られ、その現場を窓の外から夫に目撃されてしまう。この事件をきっかけにピングォは解雇されるが、ほどなくして彼女の妊娠が発覚。事態はリン・ドンの妻をも巻き込み、金と欲が絡み合う思わぬ騒動へと発展していく。
厳格なカトリックの家庭で育ち、生まれつきの心臓病に苦しんでいたマイータは、医師と神父の顔を持つ婚約者の父から多大な援助を受け、見知らぬドナーからの心臓移植によって九死に一生を得るが、術後、胸の中で刻まれる新たな鼓動に呼応するように、これまでの保守的な自分からは想像もつかない野性的な性欲と未知の衝動に突き動かされる。ドナーの恋人であったリコとの出会いを通じて、自分の心臓の主がアンジェリカという名の高潔な教師であったことを知った彼女は、婚約者の激しい反対を押し切り、何かに取り憑かれたように彼女の生前を調べ始めるが、そこで発見したのは、聖職とも言える教師の仮面の裏でアダルトサイトに自らの情事を晒し、欲望のままに生きるアンジェリカの衝撃的な姿であった。動画に導かれるように背徳的な快楽に溺れ、リコとの距離を縮めていくマイータは、やがてアンジェリカの不可解な死の裏側にある衝撃的な真実に直面することに…。
過去に罪を犯し刑務所から出所したコナーは、静かな生活を取り戻そうと慎ましく日々を送っていた。 孤独だが更生を望む彼の前に、ある日、海辺にマリリンという美しい既婚女性が現れる。 偶然の出会いから始まった二人の関係は、急速に親密なものへと変わっていく。 マリリンは裕福だが冷酷な夫との結婚生活に苦しんでいると語り、コナーは彼女に同情し、強く惹かれていく。 しかし、関係が深まるにつれ、マリリンの言動にはどこか不自然な影が差し始める。 彼女の語る「被害」は本当なのか、それとも巧妙に演出されたものなのか。 コナーは次第に、愛情と疑念、欲望と恐怖の間で揺れ動きながら、取り返しのつかない選択へと導かれていく。
崇拝する美しいママンに会うため、祖母のもとで育てられていたピエールは両親が暮らすスペイン、カナリア諸島を訪れた。 自堕落な父親に対する煩わしさはあるものの、ママンとの平穏な暮らしへの訪れに胸を震わせながら。 しかし、父親の事故死と共に、幻想は崩れ去る。 母を敬愛する喜びは打ち砕かれ、代わりにピエールの人生は不安と恐怖に支配される。 青い海、煌めく太陽の下、ママンが徐々に本性を露にしはじめたのだ。 17歳の少年が知る、不道徳で魅惑的なママン。ママンが連れてくる若い愛人たち。毎夜繰り返される堕落した淫らな夜の日々。 刹那的で欲望に忠実なママンは、逆らいがたい支配力で若者たちを惹きつけていた。 少しでもママンに近づくために、ピエールはママンに紹介された女性たちと不道徳で残酷な遊びに身を投じていく。 そして、残酷で暴力的な愛の行く末には、衝撃的な結末が待っていた―。
喫茶店を営む夫の実家で穏やかな日々を送るもこ。頼まれて始めた高齢男性宅の家事代行だったが、優しさゆえに相手の求めを断れず、次第に危うい関係へと足を踏み入れてしまう。一方、夫の松也は妻を信じながらも不安を募らせ、密かにその行動を見守り続ける。誰にも知られてはいけない秘密を抱えた妻と、真実を知らない夫。すれ違う想いが静かに交錯する官能サスペンス!
人里離れた美しい山々に囲まれた村には、満月の夜にだけ姿を現す謎の美女マリアの噂があった。村に住む青年ダニーロは運命に導かれるように彼女と出会い、その抗いがたい魅力に溺れてゆく。二人は密かに愛し合うようになるが、真に想いを分かち合えぬまま月日は流れる。やがて成長したダニーロには同級生の恋人ができ、マリアの元を訪れる回数は自然と減ってゆく。年齢も経験も重ねるダニーロに対し、マリアは出会った日のまま、若々しく妖艶な姿で彼の前に現れ続ける。ある夜、マリアへの欲望が抑えられなくなったダニーロは、彼女と情熱的に、互いの想いをぶつけ合うようにカラダを重ねる。しかし、決して埋めることのできない「時の断絶」が再び二人を分かつのだった……。フィリピンの神秘的な自然を背景に、生身の人としての幸福と、不変の存在への思慕が織りなす、官能的で切ないラブストーリー。
自殺した母親が遺した膨大な借金を背負わされた美しいリガヤ。家を守るため、生きるため、彼女は毎夜、部屋を訪れる男たちにその身体を捧げる。欲望の餌食となり、尊厳を削り取られていくリガヤ。そんな彼女を、屋敷の使用人としてただ静かに見守り続ける青年カルロ。リガヤの心は、男たちの裏切りと暴力で壊れ、やがて残酷な忘却――アルツハイマーが彼女を襲う。時は流れ、老いたリガヤの記憶の中で、自分を愛したカルロの存在だけが抜け落ちていく。自分を傷つけた男たちの名を呼び、怯える彼女。それでもカルロは、彼女のために食事を作り、髪を梳かし、祈る。欲望の果てにボロボロになった女と、その影に一生を捧げた男。二人が辿り着く、痛切な愛の結末とは―。
失恋後にニューヨークに移り住んだステラ。 いろんな男と付き合っては別れ、気がつけば曖昧な身体の関係ばかりを繰り返し、心はいつも満たされない。 失敗のたびに二人の親友に愚痴をこぼし、恋愛もキャリアも中途半端なままの日々を過ごしていた。 そんなステラの日常にも少しずつ変化が訪れるが・・・
父と共にパリのレストランを切り盛りする美しきエラ。ある日、彼女の前に現れた謎めいた男アベルを、一晩限りの見習いとして雇い入れる。しかし閉店後、彼は店の売上金と共に姿を消した。怒りに震え、彼を追ったエラが辿り着いたのは、パリの暗部に潜む地下の秘密賭場。そこでアベルは、奪った金をチップ代わりに「賭けに興じろ」と彼女を誘う。抗いがたい狂気の中、初めて勝負のテーブルに就いたエラを襲ったのは、かつてないほど濃密な高揚感だった。ギャンブルに命を焼くアベルの、自己破壊的な色香にどうしようもなく惹かれてゆくエラ。二人はやがて、溺れるように激しく身体を重ねていく。彼を破滅から救いたいという切なる願いは、皮肉にも彼女自身を、戻ることのできないセルクル(博徒の輪)の深淵へと引きずり込んでゆく。単なる一晩の賭けとして始まった二人の関係は、やがて互いの身を滅ぼすほどの、狂おしい愛欲と情熱へと変貌してゆく――。
名家・神崎家に仕える家政婦あやかは、ある日突然“毒混入事件”の容疑者として追い込まれる。主人の裏切り、仕組まれた罠、そして逃げ場のない状況の中で翻弄される彼女の運命とは――。ミステリーと官能要素を融合させた、大人のためのR15サスペンス作品。予測不能な展開と衝撃のラストが強い余韻を残す一本。
新人女優のカリーナは、市長である父との確執を抱えながらも、恵まれた環境と美貌で周囲の羨望を一身に集めていた。恋人ブルースとの関係を楽しんでいた彼女だったが、彼の浮気発覚を機に、以前から気になっていたブルースの従弟ジョーダンへと近づいていく。粗野なブルースとは対照的に、ミステリアスな孤独を纏うジョーダン。幼い頃に両親を亡くした彼は「自分の傍には精霊がいる」と語る奇妙な青年だった。彼にはメルシーという恋人がおり、カリーナの誘惑に戸惑いを見せるが、強引な彼女に押し切られる形で二人は一線を越えてしまう。やがてカリーナの妊娠が発覚し、事態は誰も予想しなかった破滅へと加速していく――。物語は凄惨な結末から「逆再生」で語られ、その衝撃の過程が剥き出しにされていく。
考えるネタが全てマニアックな昭和の映画や芸能界話、そして下ネタだけという女漫才師のみなみと、相方のあずさ。全く売れていない二人は今日もネタ合わせに励むが、方向性の違いでの言い争いからついに解散の危機に……!昭和のレジェンドお笑い芸人・ビートきよしが大暴れ!
マニラでの都会暮らしに心身ともに疲れ果てたクレアは、新天地を求めて静かな農村カプカプへとやってくる。彼女は地元の製粉所で働き始めるが、そこは平和な風景とは裏腹に、大手資本による宅地開発の波に飲み込まれようとしていた。開発を頑なに拒む地主のカルメロと、貧しい生活を抜け出しマニラでの成功を夢見る義理の息子のアンドレス。二人の間で板挟みになる妻ノラの苦悩をよそに、アンドレスは都会的な魅力を持つクレアに惹かれていた。ある晩、ノラの目を盗み、アンドレスとクレアは密やかにも激しく求め合う。それ以来アンドレスは、謎めいた美しさを放つクレアへと溺れていく。しかし、その甘美な情事は、土地を巡る執拗な買収工作と絡み合い、やがて凄惨な悲劇を招き寄せる。
婚約者・朝陽と新居で暮らし始めた咲良(桜もこ)は、結婚準備に勤しんでいた。そんな時、朝陽の親友・伊織が日本に帰国してしばらく居候することに。咲良は知らない男性との同居に戸惑いながらも3人の共同生活が始まった。世界を自由奔放に旅をしているカメラマンの伊織はどこかミステリアスな男だ。最近は朝陽の仕事が忙しく、咲良はほとんど相手にしてもらえない。家にいる伊織に話し相手になってもらい寂しさを紛らわしている彼女がいた。一方、残業と称していた朝陽は女性上司との不倫に溺れていたのだった…
セレブの放蕩息子ショーンは、一夜を共にした少女を薬物の過剰摂取によって死なせてしまう。その後も問題を起こしていたショーンだったが、そのたびに父親が彼の尻拭いをして刑務所行きを免れていた。そんな父親の努力はかえってショーンを傷つけ、30歳になった今、彼は無気力な人間に成り下がっていた。そんな中、ショーンは裁判所の命令によりダルトン教授が始めた依存症回復のためのリハビリプログラムに参加することに。当初はダルトン教授による厳しい指導に反発していたショーンだったが、彼女の真摯で妥協のない姿勢に次第に心を開き、2人の間には師弟関係を超えた感情が芽生えていく。その関係はすぐさまショーンの父親にも知られ、やがて究極の選択を迫られる。
隣に住むヴィオレットとフローレンス。一見とても普通の生活を送っているが、ヴィオレットは育児休暇中で辛い日々を送り、フローレンスも仕事も夫ともセックスレスでうまくいっておらずうつ状態。ある日、カラスの騒音から二人の交流がはじまり、それぞれの満たされない気持ちや不満を話すうちに意気投合する二人。お互いに様々な業者の人たちを誘惑して密やかに快楽を追いはじめたり、自分自身を見つめ直すことに。しかし、刺激的だったはずの“遊び”が二人の間に微妙な温度差を生み・・・
美しい女性をたまたま見かけ強く惹かれた信也は後を追い彼女がお酒のカルチャー講師をしているツバキさんだと知り、自分もカルチャー教室に通うことになる。ある夜の出来事をきっかけに、記憶の曖昧なまま距離を縮めていく二人。日常の延長に潜む危うい関係と、年上女性に導かれるように深まっていく密会。やがて信也は、戻れない一線へと踏み込んでいく、、、。
塾講師として活躍する女子大生アキナは、幼なじみの名家・汐見家に10年ぶりに呼び戻される。才色兼備だった四兄弟フジオ、タカオ、ナスオ、ライタは、なぜか全員“バカ化”し家業も後継者不在で崩壊寸前。アキナは恩師の奇説「OCK=脳を遮断し股間で考えろ」を頼りに、秘書・億場が送り込んだセクシー暗殺ロボット・ネネを教育係に据える。実は億場こそ10年前の“バカ化”の黒幕で、ネネには兄弟抹殺命令も隠されていた。ネネの過激な“指導”で兄たちは次々正気と知性を取り戻すが、末弟ライタだけは反応せず逃走。追い詰められた彼は心の向きを悟り、アキナへの恋とともに“考える力”を取り戻し始める。
恋人の琴美と初めての“お泊まり旅行”に来た青年・登喜雄。親友の角田と別荘で待っていると、下着姿の謎の美女リリカが現れ、父で社長の声で事情を語る。リリカは極秘データを体内に隠したロボットで、登喜雄のDNAと快楽反応がそろわないと回収できず、腰痛で動けない父の会社は倒産寸前。登喜雄は恋人への裏切りに悩み拒むが、早く到着した琴美も巻き込まれ、リリカとのダンス対決や充電騒動を経て三人は奇妙な連帯へ。データを奪おうとする社員・饂飩田の襲撃をリリカが撃退し、抱擁の瞬間にデータ転送が完了。翌日、恋人たちとリリカの不思議な共生が始まる。
ロサンゼルスの富裕層の娘で、女子高生のアリソンは、育ちの良さとは裏腹に、仲間たちとドラッグやセックスに刺激を求める日々を送っていた。ある日、メキシコ系のスラム街で、マリファナの売人ヘクターと知り合い、彼らに惹かれていったアリソンは、親友のエミリーと彼らのパーティに参加する。仲間に入れて欲しいと言うアリソンに、ヘクターは「サイコロの目が出た数だけ仲間とセックスする」という条件を出すが・・・
フィリピンの美しい海辺の村を舞台に人魚の伝説とともに綴られる、愛と衝撃の官能サスペンス。地元で漁師をしていたオベットは、ある日海に沈む美しい女性ネリーサを見つけ、助け出す。以来、村には奇妙な出来事が起こり始め、村人たちは美しく神秘的なネリーサを“災いをもたらす人魚”だと噂し始める。美しさが故に男らに欲情され、女らに嫉妬され、村人たちに煙たがられる存在になってしまったネリーサ。だがオベットは周囲の噂話をそよに、彼女を妻として迎え入れる。互いに求め愛し合い、貧しくとも静かで幸せな日々を過ごしていた二人だったが、ある日海の事故でオベットが行方不明になってしまった事をきっかけに、小さな幸せは壊れ始め、衝撃的な結末へ疾走してゆく。鬼才リッキー・リーの脚本を、フィリピン映画界注目の女優シンディ・ミランダ(「アダン 禁断の果実」)が、大胆且つ官能的に演じる。共演は、AJ・ラヴァル、アルジュ・アブレニカ。
母親の支配下で、幼いころからエスコート嬢として働かされているエリス。裕福なエリートビジネスマン、クリスチャンのお抱えとして、家と金銭を提供してもらい、母親と二人で暮らしていた。エリスは、横暴な母親から逃れたいと思いながらも、逃れられず、クラブで出会った男性たちと一夜限りの関係を重ねることで、ストレスを発散していた。そんなある日、男性たちとの関係がクリスチャンの知るところとなり、激高したクリスチャンはエリスを陵辱する。娘を救うため、クリスチャンをナイフで刺し殺す母。二人だけの秘密は、母娘をより固く暗い鎖で繋ぎとめることとなり、、。「ローサは密告された」で第69回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したジャクリン・ホセが、娘をコントロールする横暴な母親を熱演、本作をより深い官能サスペンスに仕立てあげた。
マニラに暮らすジェンは、婚約者のジェームスを連れて、ジェンの幼馴染みマリーとアルの結婚式に出席するため、自然豊かなグマカに数年ぶりに帰省する。久しぶりの再会を喜ぶ3人にジェームスも自然に打ち解けていくが、ジェームスはアルがジェンの元カレであることを知ってしまう。ジェンは嫉妬するジェームスをなだめるが、彼女にはもう一つ彼に隠している秘密があった…。徐々に剥き出しになるそれぞれの欲望。2組のカップルはグマカの大自然の中でお互いを見せつけあうように、激しく欲望を解き放ち、快楽の泉に溺れていく…。
農家の娘エレンは、姉のように慕う親友マリアンの助けを借りて、父と二人きりの貧しく閉塞的な生活から逃れようとする。そうはさせまいとする父の手から逃れ、エレンはマリアンとの新しい生活を楽しんでいたが...。彼女たちの友情は徐々にエロティックなロマンスへと深まっていき、その愛情の深さゆえ、互いの嫉妬や秘密に脅かされ、やがて二人が築いた楽園は思わぬ結末へと向かっていく。
都会のオフィスで働くデニースは、慢性的な性欲不満を抱えていた。恋人との情事は中途半端に終わり、友人に不満を漏らす日々。そんなある日、骨董屋にある一脚の重厚なアンティークの鏡台(ドレッサー)を見つける。一目で気に入った彼女は、そのドレッサーを手に入れることに。その晩、早速鏡に向かい、指先で自分を愛でるデニース。鏡に映る自分自身の美しさに狂おしいほど魅了された彼女は、鏡に促されるように自分を慰め、いつしか自分に語りかける。 「あなたはキレイ。他人は要らない」この日を境に、デニースは鏡に導かれるように、自慰行為を繰り返すようになる。現実の男たちを「役立たず」と切り捨て、鏡台が演出する陶酔の世界へと深く沈んでいく彼女。自己愛と快楽の境界線が曖昧になっていく中、デニースの日常は少しずつ、しかし確実に変質していき…。
都会での生活に疲れ、人生の目的を見失っていたルイスは、叔母のエリーからある「仕事」を任される。それは、売りに出す予定の古い屋敷の管理と修理、そして2階に引きこもっている姪のロイダの世話をすることだった。外の世界を拒絶し、金魚のラヤだけを友として水槽のような部屋で生きるロイダ。ルイスは叔母との約束通り、彼女に食事を運び、壁越しに言葉を交わす生活を始める。自分自身の孤独を埋めるかのようにロイダに寄り添うルイス。ロイダもまた、ルイスに少しずつ心を許してゆく。そんなある晩、眠りについたルイスの前に、突如としてロイダが現れる。それは夢か現実か――。誘われるまま、二人は静かに、そして激しく身体を重ねる。 人生の迷子になった男女が、肌のぬくもりと心の対話を通じて、再び「生」へと漕ぎ出す術を見つけるまでの濃密な記録を描いた、切なくも美しい官能ドラマ。
イタリアの山間の農家で、厳格な信仰のもと暮らすサラ、エステル、ミリアムの三姉妹。ある日、事情を抱えた若い従兄プリモが滞在することになり、彼の存在が姉妹たちの感情を変化させていく。お互いの距離感、交わる一瞬の視線、声を聞いただけで生じる緊張を「罪」として処理しようとするが、感覚は消えない。やがて姉妹それぞれの内面に、抑圧されていた欲望が芽生えはじめる・・・
アラフィフで大企業のCEOチャールズは、別会社の社長で美しい妻エミリーと娘ケイティと幸福な生活を送っていた。妻とは夜の生活も順調だが、結婚生活も17年目となり変化を求めた彼は、秘書のジョハナとの浮気も楽しんでいた。しかし、チャールズに本気になったジョハナが結婚を求めてきたことから、離婚はできないと明言。ジョハナがセクハラ訴訟をチラつかせ、チャールズは会長や取締役会に報告せざるを得なくなる。ジョハナ側の弁護士から莫大な和解金を求められたうえ、役職解任の危機にも陥ったチャールズは、とうとう妻にも打ち明ける決意を固める。しかしエミリーは夫の浮気をとうの昔に気づいており、その仕返しに部下のオリバーとの浮気を楽しんでいた。
成績ゼロの新人・斎藤は、敏腕課長・彩也香と一週間の営業同行を命じられる。圧倒的な営業力に圧倒されながらも初契約を掴んだ夜、酔った彩也香を自宅へ送り届けたことをきっかけに二人の関係は一線を越える。秘密を共有した二人は、同行や残業を口実に密会を重ねていく。仕事と欲望が交錯する中、主従が逆転する危うい関係の行方は…!?
19世紀初頭のスペイン。時の王妃マリア・ルイーサが絶大な権力を握っていた頃、スペイン王室を揺るがす大事件が起きる。王妃と対立関係にあったアルバ侯爵夫人が急死を遂げ、発作によるものと思われていた夫人の死が、王妃や宮廷エリートが寵愛する愛人のペピータなど各々の愛憎が複雑に絡み合い、誰もが殺害を企んでもおかしくないという事実が明らかになっていく。一方、王妃が侯爵夫人のお膝元で宮廷画家を務めていたフランシスコ・ゴヤは、後の絵画界の歴史を変える世紀の傑作『裸のマハ』を、今まさに完成させようとしていた。しかし、この一枚の名画がゴヤだけでなく、女たちの運命をも大きく変えることになる・・・
真面目だけが取り柄の学生ランスは、儚げな美しさを纏う同級生マユミに密かな憧れを抱いていた。物理の課題をきっかけに急接近した二人は、ある夜、ランスの部屋で初めて身体を重ねる。マユミとの情事に溺れ、有頂天になるランス。彼は彼女の孤独な生い立ちや複雑な家庭環境を知るにつれ、自分が彼女を守り、支えるのだと心に誓う。マユミもまた、ランスの献身的な愛に、閉ざしていた心を少しずつ開き始めていた。しかし、愛されることに臆病な彼女の綻びを、ランスの友人ブライアンは見逃さなかった。ある晩、ランスは偶然にも、マユミとブライアンが激しく求め合う姿を目撃してしまう。信じていた絆が音を立てて崩れ、ランスは深い絶望と嫉妬に引き裂かれるのだが―。
真面目で純粋なミラソールは、学校一のイケメンでバスケ部のアリエスに密かに恋をしていた。親友のフェイに背中を押され、彼との距離を少しずつ縮めていくミラソール。ついにアリエスから告白され、有頂天になったミラソールは、アリエスが求めるがまま、すぐに彼に身体を捧げてしまう。彼とのセックスを経験し、幸せの絶頂にいたミラソールだったが、残酷な事実が発覚する。アリエスにとって彼女は、友人たちとの「落とせるか」という賭けの対象に過ぎなかったのだ。さらにアリエスの友人たちの悪巧みにより、さらなる悲劇がミラソールを襲う……。青春時代の純愛が、無慈悲な裏切りと性被害によって崩壊していく様をリアルに描いた衝撃作。
静かな地方の旅館に若女将として嫁いでいた小波(橘メアリー)は、夫が突然亡くなってからもうすぐ一年になろうとしていた。旅館の経営は日に日に厳しく、長年働いていた板長も辞めてしまって彼女は旅館を守るため孤軍奮闘している。ある日、客として訪れたカップル客の男・純之助は、若女将の小波に一目惚れして彼女のことが気になって仕方がない。旅館には酒屋業者、甲斐や常連客の種田も一人で旅館を守り続ける彼女の美しさと健気な働きぶりに心惹かれていた。それからしばらくした後、純之助は仕事を辞めて恋人との関係も断ち、住み込みで調理人として働かせて欲しいと旅館に再びやってきた・・・。
恐怖政治の嵐が吹き荒れる1794年のフランス。スキャンダラスな文学や言動で拘留されていたサド侯爵は、パリの刑務所から郊外の館に移される。この館の隣人となった無垢な16歳の伯爵令嬢のエミリーと出会う。貴族の娘であるエミリーはサド侯爵と口を利くことも禁じられていたにもかかわらず、サドの発禁本を読み、性の悦びを知りたいと切望する。サド侯爵は自分の思うままにこの少女を調教するが、侯爵がエミリーの処女喪失の相手に選んだのは庭師の青年だった……。
夫を亡くし、静かにシェアハウスを営む未亡人ゆう。年末年始、入居する若い男性たちとの共同生活が始まる。世話を焼くうちに芽生える親しさと、距離の近さが心を揺らしていく二人。母性のような優しさの奥に潜む女の想いが、やがて秘めた関係へと変わっていく…。同じ屋根の下で静かに進む、大人のための「青い密会」ドラマ。
フィリピンの路地裏で串焼き屋台を営むバービーは、学生の妹ターニャ、そして自堕落な夫ボガートと暮らしている。バービーの稼ぎを酒とドラッグに費やし、仕事もせずに日々を過ごすボガートは、妻には容赦ない暴力を振るい、ターニャには獣のような欲望の視線を向ける。妹の懇願にもかかわらず、過去のトラウマから夫のもとを離れられないバービー。だが、ボガートはドラッグ絡みで借金を抱えると、ついにバービーに対し体を売って金を工面するよう強要し、ターニャの安全を盾に脅迫を始める。家族を守るため、バービーは自らの尊厳を捨て、娼婦としての人生を受け入れかける――。
結婚生活がマンネリ化してきたマグダレーナとアッシュ。息子のカイを授かってからは夜の生活も途絶えがちになり、2人の間には不穏な空気が漂っていた。そんな状態の中でアッシュが2人きりのバカンス旅行を提案、夫婦仲を改善するための旅行にマグダレーナも楽しみにしていた。しかし、互いの仕事がうまく進まない苛立ちを抱えての旅行は言い争いが絶えず、夫婦の溝はますます広がってしまう。そんな中、ヨガのインストラクターと出会ったことでマグダレーナとアッシュはバカンスの楽しみ方を教わり、さまざまな感情が解放された気分を味わう。やがて未知の世界への誘いに、マグダレーナは自分でも忘れていた“もう1人の自分”を思い出していく。
まだあどけなさが残るメアリーは、不安を抱えたまま全寮制の寄宿学校にやってくる。ルームメイトは、親友同士で、不良っぽい魅力のポーリーと美人で聞き分けのよいトーリー。二人とすぐに打ちとけ、寮生活にも馴れたメアリーは今まで味わったことのない楽しさを感じ、母を失った悲しみから解放されようとしていた。そんなある日メアリーは、ポーリーとトーリーがベッドで愛を交わしているのを見つけ・・・
コンビニで店員ナンシーは、警備員の恋人ベンショーと同棲していた。ある日、閉店後のコンビニ倉庫で、ベンショーと行為に及んでいるところを店長に見つかり、仕事をクビになってしまう。家族からの仕送りの催促や、滞納している家賃の支払いもあり、追い詰められたナンシーは「特殊な仕事」と書かれた高収入の求人に応募する。その仕事は、裕福なクリストフ夫妻の屋敷で、下半身不随の従兄弟ジャスパーの世話係として働くことだった。借家を追い出され、住み込みで働く事になったナンシー。始めは、ジャスパーの反抗的な態度と、「男としての欲求を満たしてほしい」という夫妻の要望に戸惑うものの、徐々に心を通わせた二人は、程なくして深く惹かれ合う。ジャスパーはナンシーの夢を応援し、彼女の自由を願うようになるのだが…。
とあるイベント会場の控室で繰り広げられる、先輩グラビアアイドルと後輩グラビアアイドルの悲哀に満ちた世間話。志村けんと柄本明の芸者コントをヒントにしたセクシー会話劇。田渡きょう華は現役のレースクイーンとして活躍している新星。坂井麻美は女優人生最初で最後のセクシー衣装で体当たり演技を披露する。
性行為中の女性を撮影するフランスの写真家トマ。ある日、記憶や感情を失った謎めいた男と出会い、彼に娼婦をあてがって人生を弄んでいく。やがて記憶を取り戻した男の過去が明らかになり…。
所長の奥様・怜子は、穏やかな日常の中で夫の部下と顔を合わせる機会を重ねていく。何気ない視線や会話の積み重ねが、互いの心に小さな揺らぎを生み、やがて静かな関係を変えていく。家庭という居場所を守りながらも、抑えきれない想いに戸惑う怜子。日常の隙間で芽生える背徳と切なさを、静かな時間の流れとともに描く「青い密会」の物語。
触れてはいけない人ほど、美しく見えた、、!彼女の実家である温泉旅館を訪れた青年・松也。そこで出会ったのは、凛とした佇まいと包容力を備えた美人女将・玲子だった。何気ない会話と優しさの積み重ねが、年上人妻の静かな色香を際立たせていく。娘と夫が不在となった昼下がり、越えてはならない一線の前で揺れる二人。「青い密会」シリーズが描く、背徳と切なさの大人の恋。
模範囚だけが入所を許される特別な施設<マーリカヤ刑務所共同体>へ移送されたカーラ。そこでは「HOPE」と呼ばれる、極秘の社会復帰プログラムが実施されていた。カーラの世話役は、美しくミステリアスなリラ。カーラはリラの不思議な魅力に引き込まれ、魅了される。ある晩カーラは、リラと数人の受刑者たちが、美しく着飾って施設を出て行く光景を目撃する。受刑者たちは、HOPEプログラムの一環として、秘密裏に外で顧客に性的なサービスを提供していた。それを知ったカーラはリラに、自分も連れて行ってほしいと強く頼み込む。リラは、自分が監督役となることを条件に、カーラを連れて行くのだが―。
バイクタクシーの仕事をしているダニーロは、まだ童貞だった。彼はそのことで、常に友人たちの笑いものとなっていた。特に、女好きでいつも違う女性を部屋に連れ込んでいるルームメイトのタイロンからは、ひどくからかわれた。そんなある日、ダニーロはエリカという美しい女性を乗せる。エリカは用事を済ませた後、また乗るから待っているようにとダニーロに依頼した。言われた通り待っていると、どこからともなく女性の甘い喘ぎ声が聞こえてくる。声が聞こえる建物をのぞき込むと、そこにはエリカと彼女の友人ララが、激しく絡み合う姿があった。あまりに美しくエロティックな光景に、ダニーロは思わず目を離せなくなったが、覗いているところをララに見られてしまう。数日後、エリカから再び送迎の依頼を受けたダニーロは、期待に胸を躍らせて彼女の元にバイクを走らせた。エリカが指定した暗い裏路地に到着すると、彼女から思いがけないセックスの誘いが。理想的な女性との夢のような一夜を過ごし、童貞を卒業したダニーロ。機嫌良くアパートに帰ると、エリカからのメッセージが届いていた。再び彼女と会えることになり、有頂天になるダニーロだったが…。
深夜、川に車が転落する事故が起き、有名なサッカー選手が死亡した。同乗していた犯罪小説家のキャサリン・トラメルだけが無事で、警察はキャサリンの犯行を疑い、心理学者のグラスに彼女の精神鑑定を依頼する。ところが証拠不十分で不起訴となり、彼女は釈放される。その後、キャサリンの治療を行うことになったグラスだが、彼女の魔性の魅力の虜になり、肉体関係を持ってしまう。同時に、次々と彼の周りで殺人事件が起きていく。
夜ごと隣の愛の囁きが響き渡る下町のとあるボロアパートの庭に、ある夜突然正体不明の物体が現れた。中から出てきたのは自ら“宇宙人”を名乗る全裸の男。宇宙船の故障で不時着したのだという。アパートに暮らす田所ら住人たちは、行くあてもなく傷ついたその男を“宙さん”と名付け、ひとまず田所の部屋に居候させることに。「星に帰りたい」という宙さんの願いを何とか叶えようと奔走する住人たちだが…。
海辺の町に暮らす高校生・灰野勝彦は、同級生の玲子と交際しているが最後の一線を越えさせてもらえず悶々とする日々。そんな勝彦の家に、突然風変わりな高校教師・伊沢が下宿人として現れる。はじめは警戒しつつ徐々に伊沢と距離を縮めてゆく勝彦と、2人に嫉妬心を燃やす玲子。そして伊沢は誰にも言えないある秘密を抱えていた。複雑に絡み合う3人の感情は、やがて思いも寄らない未来へと転がり始めてゆく――。
結婚を前提に彼氏と同棲中ながら、最近倦怠期を感じているOL・莉花(水端あさみ)。そんなある日、米国支社から転勤してきた既婚男性・南美のサポート役を上司から任される。知的で自由な雰囲気を漂わせる彼の魅力に、莉花は次第に惹かれていく――。やがて南美から「好きだ」というまっすぐな想いを告げられ、急展開に戸惑う莉花。不倫への罪悪感で揺れる中、彼の自宅に招かれると目の前に現れたのは微笑む南美の妻・菜々子だった・・・。
フォトグラファーのデイヴィッドはアメリカ人、モデルのカーチャはフランス人。恋人同士のふたりはロサンゼルスを離れ、南カリフォルニアの砂漠へ雑誌用の写真を撮るために車を走らせる。上手く言葉が伝わらない代わりに、幾度となく体を重ね合うふたり。29パームズ・ストリート沿いのモーテルに泊まり、部屋で、プールで、ときには南カリフォルニアの荒涼とした大地で、果てることもなく、彼らは情事を重ねていく。馴染みのない土地で、ふたりだけの世界に堕ちていくデイヴィッドとカーチャ。しかし、そんな彼らを襲った突然の暴力の嵐。ふたりはかつてない無力感を味わい、途方に暮れる。そしてデイヴィッドが取った行動が、衝撃の結末を導く―
19歳の若手女優マリア・シュナイダーは新進気鋭の監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、『ラストタンゴ・イン・パリ』で一夜にしてトップスターに駆け上がる。しかし、48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンは彼女に苛烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落としていく。
1944年、第二次世界大戦下のフィリピン。敵国の占領下に置かれたある村で、トヤン(ヴィクトリア)を含む若い女性たちは、捕虜として監禁され、敵国の兵士たちによる非道な凌辱に遭っていた。身体と心に癒えることのない傷を負い、絶望の日々を送るトヤン。そんな中、反乱の口火を切った幼馴染を目の前で亡くし、失意のまま、施設からの命がけの脱走を決行する。トヤンが辿り着いたのは、人里離れた山間に立つ古い家。そこに住んでいたのは、目の不自由な青年ドメンだった。見ず知らずのトヤンを優しく受け入れ、静かに寄り添ってくれるドメン。彼の純粋な優しさと温もりに触れ、トヤンは失ったはずの安らぎを感じ始めるのだが―。
1980年代のフィリピン。反体制派と軍の激しい衝突が続く不穏な時代に、エマとサンドラは出会った。元反政府軍のエマと教師のサンドラ。それぞれ戦火で夫を亡くした二人は、深い悲しみを抱えていた。毎週同じ曜日に墓参りをし、偶然の再会を重ねるうちに、二人は互いの痛みを分かち合い、友情を深めていく。たまに食事を共にし、他愛のない会話で笑い合う時間は、彼女たちにとってかけがえのないものとなっていった。だが、サンドラの家にエマが泊まったある夜、サンドラはエマに対して友情以上の感情が芽生えていることに気がつく。それは、悲しみを超えて育まれた、新たな愛の始まりだったー。
小さなパブを経営しているドンチョルは最近、同窓会を開く事に夢中になっている。ある日、これまで同窓会に一度も姿を現さなかったユジンが現れる。彼女の幼さが残る顔立ちと弾けるような肢体は、人妻である他の女性達とは比べ物にならない輝きを放っていた…。男達は皆、彼女の虜になり、ドンチョルもまた彼女の魅力に堕ちていく―。