時は昭和初期、中年作家の竹中時雄のもとに、神戸の女学校からやってきた横山芳子という若い娘が弟子入りしてくる。時雄は芳子のあまりの美しさに一瞬で目を奪われてしまう。芳子は麝香(ジャコウ)という香水をつけていた。それは、雄鹿の発情期に雌鹿を誘うために使われる、鹿の陰部にある匂い袋を乾燥させて作られたものだった。時雄は気づかれないようにその匂いを吸い込む。弟子入り前の手紙のやりとりでは、女の身で文学に携わることと処女の文学者は危険だ、などと言っていた時雄だったが、「先生!先生!」と目を輝かせながら接してくる芳子に、ひそかに恋心を抱くようになる。芳子にとっても、知的な文学者の時雄は魅力的であり、ある時、「女であることは変えられないが処女であることは変えられる」と言って、時雄を見つめる。時雄には妻がいるため、どちらも関係をもつことをためらっているが、妄想の中ではお互いを激しく求め合ってた。そんなある日、芳子の恋人であるという学生が現れ、時雄は以前にも増して芳子に執着するようになるー。
江梨子(神咲詩織)は製薬会社で働く夫・誠一と二人暮らし。夫・誠一は社内不倫中で帰りの遅い日も多く、江梨子は薄々気づいていた。夫の浮気疑惑で悶々としていた江梨子は、自宅でチャットレィディとしてエリー(ハンドルネーム)に変身する事で、日常を忘れストレス発散する。コスプレ女子高生、またはナースとしてエリー(江梨子)は自慢の豊乳プレイでリクエストに応えて、ファンも増え、チャットは過激なプレイで盛り上がっていた・・・。ある日 夫・誠一は酔っ払って、部下・春山を連れて帰宅した。酔った誠一の悪ふざけで、江梨子の胸元をちらりと見てしまった春山は、見覚えがある2つのホクロを見つけた。それはチャットで見たエリーと同じ箇所にあるホクロだった・・・。
母親の病死で一人ぼっちとなったみどり(中村里砂)は、赤猫サーカス団団長の嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。サーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)、異人の海鼠、蟻男といった個性的な連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも女優を夢見て毎日を送っていた。ある日、ワンダー正光(風間俊介)という西洋奇術と称した超能力を使う男が入団する。不思議な力は話題となりサーカス団は連日大入りになる。みどりは彼の優しさに心を寄せていくが、そんな二人の関係を面白くない鞭棄は、力づくでみどりをものにした。それを知ったワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を殺害する。その光景を目撃したみどりはワンダー正光に恐怖を覚え避けようとするが…。
六本木最強のキャバクラ「Red Dragon」で、ナンバー1となったミカヨ。だが彼女の前に、伝説の嬢王と呼ばれた千鶴が3年の時を経て再び戻ってきた。ミカヨは伝説に負けまいと、客の限界以上まで搾り取るようになっていた。ある時ミカヨの客のひとりが、借金を重ねてまで彼女に貢ぎ続けたのに全く振り向いてくれないという理由で、ミカヨを刺すという事件が起きる。ミカヨは一命をとりとめるが、入院生活を余儀なくされることに。一方、千鶴は伝説の名の通りに指名を伸ばしていった。実は千鶴は、今はつぶれた「冴島ファイナンス」の社長だった冴島を、裏社会の目から届かぬ自分の家にかくまっており、千鶴が復帰した理由も、「Red Dragon」でお金を貯めて2人でどこか遠くへ行こうと計画していたからであった。すべてが順調かに見えたが、冴島が千鶴のもとにいるという情報が洩れてしまい...。
詩織は中年の雑誌編集者。周りからはお局的な扱いを受けているが、実は彼女は女性向けAV男優・駿介を神格化し自分が若い頃出来なかったロマンチックな恋愛をいまだに求めている。ある日、仕事の関係で駿介と知り合い、付き合うようになった詩織。だがデートを重ね、駿介にホテルに誘われるが最後の一歩を踏み出せない…。時を同じくして詩織の家に居候している姪の冴子が親子ほど歳の離れた中年男・宗方と付き合っていてると言って家に連れ込んだりする。宗方を毛嫌いする詩織だったが…。
紅葉(もみじ・星美りか)は予備校に通っている普通の浪人生。同じ浪人仲間のボーイフレンドもいるがバージンを守っている。彼女が想いを寄せているのは、お互い連れ後の再婚同士で、血は繋がってはいない兄、明彦だ…。明彦は両親の事故死から、妹・紅葉を大学に入れるため懸命に働き、嫁の香苗(黒木歩)との3人暮らしをしている。明彦の嫁・香苗は、兄妹の微妙な関係に嫉妬し、夜ごと激しい性生活を紅葉に聞こえるように悶える。紅葉は、兄への想いが日に日に募り、ある行動にでる・・・。
“蛙の子は蛙”14歳になったケイ(坂上香織)の娘・アイコ(菊池美遊)は、グレにグレまくり、バリバリのヤンキーに成長。一方、ケイは伝説のトラッカー“流れ星”が保持する峠越えの記録を破る日を夢見て、デコトラを転がす毎日。宿敵のライバル渡り鳥のリョウコ(小松みゆき)に先を越される訳にはいかないのだ。そんなある日、ムシの居所が悪かったケイは、悪態をつくアイコと取っ組み合いの喧嘩になり、徹底的にブチのめしてしまう。起き上がれないアイコに慌てたケイはすぐ病院に連れていくのだが、診療を終えた医師の口から出た言葉は、母親として絶対に受け入れることのできないものだった…。
愛娘の次に大事な“かぐや姫号”を借金のかたに取られてしまったケイ(坂上香織)。仕事を探しに訪れた港町で、ケイはドサ回りのイカれたストリッパー・舞(江口尚)と知り合い、意気投合する。そして、そのストリッパーに入れ込んでいる男というのが、アワビ密漁の達人・苅谷(又野誠治)だった…。
離ればなれに暮らす一人娘イクのことを思いながら、今日もトラックを走らせるケイ(坂上香織)。ケイの妹分であるマア子(井上尚子)は実の妹・澪(川奈恵美)の学費を稼ぐためトラックを転がす毎日。ある日ケイは、澪が中年男からお金を受け取っているところを目撃する。「まさか、売春?!」心配するケイにマア子が仕事を辞めたという報せが入った―――。肉親よりも強い絆で結ばれている妹分2人に、いったい何が起こったのか?2人の元へ駆けつけるケイはそこで―――。
バックミラーを見ながらムダ毛の手入れをしている女・ケイ(坂上香織)。アガリがでかけりゃ積荷の中身などおかまいなしと、やばい物(ブツ)を運び続けているヤンママトラッカーである。今回、荷主の後藤(堀田眞三)から預かった代物は、いつもと訳が違っていた。どうやら億単位の価値があるらしいのだ。案の定、顔見知りの中島(崎山佑一)が荷物を狙って近づいてくる―――。お構いなしに「飛龍号」を発進させたケイの前に、今度は龍子(絵沢萠子)とサユリ(白石琴子)の最悪コンビが立ち塞がった―――。
あれから五年、拓の忘れ形見“龍虎”(市川麻里奈・子役)は、ナナ(小沢まどか)と小巻(佐々木彩)の愛情のもと元気に育っていた。おかまのサリー(野口雅弘)に見守られ、「女トラッカー」として大活躍の二人。しかし、三人の密入国者を拾った事から、ナナと小巻、そして愛する龍虎までがもが予期せぬ運命の激流へと巻き込まれていくのであった!
今日、拓(やべきょうすけ)が出所する!惚れた亭主を笑顔で迎える妊婦姿のナナ(小沢まどか)。一方、誇り高きストリッパーとして、ヤクザな健太郎(間天憑)を支え、懸命に踊り続ける姉貴分・恭子(松田いちほ)。ナナと恭子、若妻二人の劇的な再会が思いもかけぬ嵐を呼び、彼女たちの運命は大きくうねり始める。
高校中退で家出中のナナは、ホステス仲間の恭子の部屋に転がり込みながらも、惚れた男、拓の子供を身籠る。だが、仲間のためにケンカを買って腹を蹴られ流産してしまう。二度とケンカはしないと、涙ながらに拓に誓うのだが、敵は執拗に追い込みをかけてくる…。
彼女(サラ・フォレスティエ)は父の葬儀のために久々に故郷に帰ってきた。葬儀を終えた彼女は隣家に出向き、男(ジェームス・ティエレ)に会いに行った。かつて、ふたりは男と女の関係になりかけたことがあった。今、彼女は、父の遺産をめぐる問題で家族との確執を抱えていた。彼女は毎日のように男のもとを訪れた。互いを言葉で罵り、やがて肉体同士の“闘い”へと発展る。回を重ねるごとに激しく、心と肉体を傷つけあうふたり。いつのまにかそれは、セックスよりも激しいエクスタシーをふたりにもたらすようになっていた。彼女と男の行き着く先に待つものとは・・・
天才でありながら破滅的な生き方しかできない真剣士(プロの将棋指し)小坂。カネと女に狂った彼の壮絶な死を前に、妻・江梨子は娘・香花(きょうか)には父親と同じ道を歩ませないためにも、将棋に触れさせないように育てることを決意する。が、運命的に将棋と出会ってしまった香花は、父親と同じように貪欲に勝利を求める修羅の将棋道にのめり込み、母の反対を押し切って真剣士を志すのだった。「強くなりたい!」と意気込むも、百戦錬磨の浪花の真剣士に身も心も貶められてしまう香花。彼女を救ったのは、彼女の亡き父の仲間だった男だった―。
女性専用の闇金会社、白ユリファイナンス。その女社長ユリは美しい顔を持ちながら、今日もあこぎな手段で女達から金を巻き上げていた。なぜ彼女が闇金のような危険な仕事をやっているのか。幼い頃ユリの親は借金地獄から逃れるために彼女を置き去りにして夜逃げをした。そんなユリを救ってくれたのが、闇金の取り立てをしていた冴島だったのだ。数年後、冴島と再会した彼女は、彼に闇金の極意を学ぶ。いつしか心を通い合わせる二人だったが、突然幸せな日々は幕を閉じた。何者かに冴島が殺されてしまったのだ。犯人が誰かわかっていながら、ユリは復讐に走らず冴島の跡を継ぎ、闇金の中で頭角を現していく。そんなユリのもとに、今日もまた女たちが金を借りに来る―。
歌舞伎町の入り口でお金がなくため息をついている女子大生ツバサ。ホストのカレシ・マサルに貢ぐために、年齢に合わない借金地獄に落ちている彼女の前に現れたゆきがツバサの世界を一新させる。ゆきは歌舞伎町をホームにする女スカウトマン。なぜゆきがいわば現代の女衒という仕事についているのか、ゆきの過去、そしてゆきの笑顔を知る者はこの街には誰もいない。ただ一人、ゆきを暗闇から救った男を除いては。そんなゆきにツバサは興味を持つが、夜の世界はツバサの身体をもてあそび、落していく・・・。
企業の”特命”を受けて人材を確保する凄腕ヘッドハンター、理奈。標的を落とすためには双子の妹のカラダまで使う理奈の今回のターゲットは、仕事は出来るが女関係にだらしがない男、大井。現在も部下の女性2人に手をつけ、職場環境を最悪にしている大井は、このヘッドハントに対してかなり乗り気の様子。だが、理奈の他にも大井獲得に乗り出すライバル会社がおり、条件の良い方と契約をするとはっきり言われてしまう。大井の周辺を調べていくと、大井の妻はライバル会社の石田と不倫を、不倫相手の石田は大井の不倫相手の女性ともつながりがあることが分かる。あまりにもきな臭すぎる状況に、誰かの悪意によって大井が嵌められようとしているのではないかと疑う理奈だったが・・・。
すべての愛を奪われた女・沙希。自身が勤めるパチンコ店の不正を暴こうとした恋人ケンジが仲間から制裁を受け、結果ケンジは殺され、男たちにレイプされた沙希もお腹の子供を流産してしまう。命からがら逃げだした沙希は警察に訴えるが証拠がないために、刑事に辱められた挙句、被害届を出すこともできない。あまりに深い悲しみと憎しみは沙希の精神をおかしくさせ、そんな彼女の訴えを周囲が信じることはなかった。ある日、犯人の一人・藤沢を偶然にも殺してしまった沙希は、残りの2人への復讐を決意する。それは男たちだけではなく、彼女を信じなかった警察や周囲への復讐も意味していた。沙希の凶行を心配する刑事・鳴瀬は、なんとか彼女を救おうとするのだが・・・。
おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ 自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、かなりきわどいエロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だったのです・・・。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。老作家の友人・芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・・。
離婚して女手ひとつで愛娘を育ててきた小池涼子。五十を超えた涼子だが、娘の美奈と姉妹と間違えられるほど可愛らしい女性だ。涼子は離婚してから居酒屋を切り盛りしているが、常連の客に言い寄られても軽く交わしてもっぱら韓流ドラマを見て実際の恋愛からは遠ざかっている。急にやめた店のバイトの代わりを娘に紹介してもらった。娘の彼氏のようだったが、その若者・幸太は母・涼子の魅力に惹かれてゆき…。
17歳の少女オーリャとサーシャは片田舎の港町を訪れていた。目的は生き別れたオーリャの父親セルゲイに会うこと。しかし尻込みしたオーリャを見たサーシャは「名前を入れ替える」ことを提案する。そうして立場を入れ替えた少女2人と父親の同居生活が始まるが、オーリャは自らの父親と交流を深めるサーシャに嫉妬をしていく。一方、性に奔放なサーシャは地元の青年と体を重ねるだけでなく、セルゲイに徐々に惹かれていく…
淫らな行為の様子がネットに流出され、いじめを受けている女子高校生カイリー。ハロウィンの夜、人里離れた豪邸でのベビーシッターを命じられ出かけた彼女は途中で不審なトレーラーを目撃する。夜も更け、二人の幼い子供たちがようやく寝静まった時、玄関のドアをノックする音が。そこには豚のマスクを被った少年が立っていた。ハロウィンのお菓子をあげようとカイリーがドアを開けた時、少年の後ろにいたのは恐ろしい豚のマスクを被った大男だった。悪夢の一夜が、幕をあける…。
佐和子は夫・謙三と二人暮らし。娘・康子はひとり暮らし中。夫からも関心を持たれずさびしい毎日。一方、娘の康子は仕事を辞めてしまいバイトで生計を立てつつ、ミュージシャンの彼氏・満を応援していた。娘が仕事を辞めたことを知った佐和子は、康子のアパートに来て説教する。聞く耳を持たない康子ともみ合いの喧嘩に。そのとき突然雷が落ちる!灯りがついて二人が顔を見合わせると、二人の体が入れ替わっていて…。
砂漠地帯にたたずむ小さな街に訳あって越してきたキャサリンとマシュー夫婦。ある満月の夜、神隠しに遭ったかのように2人の子供たちが姿を消した。うだるような暑さのなか、地元の警察が大掛かりな捜索を行うが手がかりが見つからず、人々の疑惑の目は夫婦へと向けられる。そんな中、アボリジニの少年がキャサリンに「虹蛇が2人を飲み込んだ。歌えば帰ってくる」という謎の言葉を告げるが…。
恋人に振られ仕事にも行き詰まった脚本家チョンミンは、新作執筆のため田舎町へと向かう。偶然見かけた民宿に逗留した彼は、そこで美しい少女・ユミに出逢う。ユミの無垢な笑顔と、それに似合わぬ妖艶な振る舞いに情欲を抑えきれなくなったチョンミンは、ある夜彼女の裸身をのぞき見てしまう。その日から彼とユミの距離は精神的にも肉体的にも近づいてゆくが、同時に少しずつ、彼の身の回りで奇妙な出来事が起こり始める…。
静香(古川いおり)は役場で働く一回り以上の夫、誠と20代前半で結婚する。若くして専業主婦になった静香は安定した生活を送っていたが、義母から子作りのプレッシャーをかけられることに憂鬱を感じている。ある日、中学校時代の友人、朋子から同窓会の連絡をもらう。最初は乗り気ではなかったが、メンバーには淡い恋心を抱いていた、篤志も来る事を知り参加することに。篤志との再会後、平凡な日常に慣れきっていた彼女の心に変化が訪れる・・・・。
六本木の伝説的キャバクラ「Red Dragon」が三度復活!歌舞伎町から引き抜かれた筋金入りのナンバー1キャストの華恋を筆頭に、店では今夜もキャバ嬢が男たちに夢を見させている。そのサポートをしている新人キャバ嬢美華世は、いつか華恋を嬢王の座から引きずり落とし自分が成り上がることを夢見ていた。夜の街で店を出している占い師の予言が新しい世界へ導いた。「あなたは夜の世界でしか輝けないわ」。気がつけば、美華世は黒崎に紹介された店「Red Dragon」にいた。キャバクラの絶対的嬢王・華恋を目指して1年。美華世の目には男は札束としか映らなくなっていた。そう、あの男が現れるまでは―。
六本木。とあるビルの中にあるガールズバー「W Lounge」華やかなドレスではなく、タンクトップに、短パン姿で接客を行う女の子たち。ここでバイトをする、蕾、灯、志麻、のの、奈菜 ・・・。そして、ラウンジの店長、モナ。 彼女たちにはそれぞれ昼間の顔があり、そしてもうひとつの顔をもっていた。 蕾は大学の友人愛里の300万円の借金の連帯保証になっていた。その愛里が突然、蕾の前から消えた・・・。 愛里の行方を捜しながら、借金を払うためガールズバー「W Lounge」で働くことに。 蕾の現状を知った店長モナ、灯、志麻、のの、奈菜は蕾と共に愛里探しをすることに。やがて、愛里が「ルビーソウル」という秘密クラブにいるという情報を得る。一体、その「ルビーソウル」とは何なのか。そして、愛里を無事、救出できるのか。
尾崎俊介(大西信満)と妻のかなこ(真木よう子)は、緑豊かな渓谷で暮らしている。そんな長閑な町で起こった幼児殺害事件は、その実母が実行犯で逮捕されるというショッキングな結末で収束へ向かっていた。しかし、事件は一つの通報により新たな展開を見せる。実行犯である母親の共犯者として俊介に嫌疑がかけられたのだ。そしてこの通報をしたのは、妻かなこであった。なぜ、妻は夫に罪を着せたのか。事件の取材を続けていた週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、必要以上の生活品を持たず、まるで何かから隠れるようなふたりの暮らしに疑問を抱く。そして、衝撃の事実を知る。15年前に起きた残酷な事件の加害者が俊介であり、かなこが被害者だったのだ。果たしてこの関係は憎しみか、償いか、それとも愛なのか。
外食産業の商社に勤めるOLの嶋村美咲(瀬戸早妃)は恋も仕事も全力投球の頑張り屋。人から見れば諦めが悪いと思われても、彼女は引かない。先輩の江藤倫子から頼まれた結婚式準備の手伝いも、頑固なオーナーを口説き落とすことも、代打を頼まれたうどん屋のマネージャーだって。美咲の熱意が周りの人を動かしていく。そんな彼女に手を差し伸べてくれる男が現れて…。
川島ミオはネットを中心に活動する3人組アイドルユニット【絶対領域】のセンターを務めていた。ファンも増え、充実した毎日を過ごしていた。一方、心に病を持つ青年、片山マサキは画面の中でキラキラと輝くミオの姿に心を奪われていた。彼は意を決して、ファンイベントへと向かった。次第にミオと片山は“アイドルとファン”を越えた不思議な関係になっていく。ところが、ある事件をきっかけにグループは解散に追い込まれ、片山も忽然と消えてしまった・・・
アンナは殺し屋の修道女。人の法で裁けない悪しき者たちを、神父の来栖、鍵師の康太郎と三人で成敗している。アンナには来栖にしか明かしていない壮絶な過去があった。普通の女としての幸せをあきらめ、殺し屋として生きることを決めたアンナだったが、そんな彼女の前に思いがけないターゲットが現れる・・・
ルックスもダメ、話してもつまらない、仕事もできない・・・でも人の好さだけは天下一品のサラリーマン吉男。毎日嫌な上司に責められながら、彼の心のオアシスである、キャバ嬢ユミのところへ通い詰める毎日だ。しかし、吉男はユミのために借金がかさみ、さらに仕事で失敗をしたせいで会社もクビになってしまう。一方ユミは、悪徳ホスト龍二に食い物にされつつあった・・・。それを知りながらも、ユミを救えないことに嘆く吉男。しかも、アパートをも追い出されそうになる始末。そんな吉男に夜の女、明美が「ホストを目指せ」とを持ち掛ける。「ホストになって、女を見返せ。じゃないと一生負け犬」その言葉に発奮した吉男は、龍二のいるホストクラブの門を叩くが・・・。
男勝りの女刑事マリコ。痴話喧嘩の仲裁に恋人の村木刑事と向かうが、油断したため村木と喧嘩していたカップルが死亡、さらに村木の拳銃が行方不明になるという大事件へと発展してしまう。自らも負傷しながら、責任を取り謹慎処分を受けたマリコ。だが、謹慎が明けるのは突然だった。ある日新しい相棒・実加が、マリコに事件を持ってきたのだ。その事件とは、紛失した村木の拳銃による連続殺人事件だった!村木を想い、事件捜査にのめり込むマリコと、その手綱をうまく取ろうとする実加。事件を追ううちに浮かび上がったのは、一人の女の悲しい過去だった―
とある教会でシスターとして働くノエル。だが、それは表の顔で、裏の顔は、神父のローガンからの指令を受け、ターゲットを100%始末する、精鋭無比のスナイパーだった。幼いころから人生に裏切られてきた女ノエルは、最強の女殺し屋として実績を積んでいく。そんな彼女の前に現れた男・井川。企業舎弟をしていながらも、ヤクザの匂いを色濃く残した井川は、姿を消した芸妓の行方を追っていた。井川に真相をつかまれたら困る組織の依頼で、ノエルに井川に近づくよう指令が下る。だが、井川を知れば知るほど、ノエルの心には今までなかった感情が生まれていくのだった。とうとう真相に近づいた井川。組織は、井川を殺すようノエルに命じるが―。
言葉少なに黙々と派遣先での仕事をこなす高級派遣ヘルパーの千里(25)。だが彼女は、人の心が読めるという特殊能力を持っていた。今回彼女が派遣されたのは、世間に名を轟かせる不動産会社を一代で築いたが、今は寝たきり同然の姿となり、言葉を話せなくなった老人と、年の離れた後妻、そして息子2人の4人家族。だが、理想的な家族として映っている世間のイメージとは裏腹に、家長の老人は他の家族との接触を拒んで心を閉ざしており、家族の絆は完全に潰えている状態だった。老人の心の内を読み、徐々にその信頼を得ていった千里は、ある日老人から、衝撃の任務を命じられる・・・。
山田健太郎(25)は、昭和の香り漂う町の銭湯「花春湯」でアルバイトをする青年。真面目で優しいと常連客にも評判。だが、周囲のおばさま方には童貞だということは見破られていた。そんなある日、しっとりお肌の謎の美女・堀田由香(29)が「花春湯」にやって来る。由香はヤクザっぽい男と暮らしているとの噂も有る女性。だが、ぽお~と見とれてしまう健太郎だった・・・。とその翌日、想い出のイヤリングを無くしたと由香が「花春湯」を訪れる。「見つかったら連絡が欲しい」と彼女の携帯電話の番号を渡され有頂天になる健太郎だったが、銭湯の常連客の男に自分の部屋を時間貸ししたことがきっかけで、2人の関係に暗雲が垂れ込める・・・。やがて、健太郎が選んだ選択とは?
医大への入学を目指して4浪中の時任満男(22)は、総合病院で清掃アルバイトをしている。そんな満男の高校時代のクラスメートで憧れの人が…院長の娘で総合病院でナースをしている、清澄美空(22)。ただ、“白衣の天使”というイメージとはかけ離れた、お嬢様気質全開の美空に内気な満男は召使いのように何かとこき使われている。だが、彼女と一緒に居られるだけで嬉しい満男にとっては少しも苦では無かった。ある日、満男は、自称発明家の入院患者・豪徳寺善三(60)から60秒間時間を止められるという「メガネ」を渡される。これまで豪徳寺から失敗作ばかり渡されて酷い目に遭っていた満男は、またいつもの失敗作だろうと取り合わなかったが、やがてこの発明品がただの代物ではないことを知る・・・。
場末のスナックでアルバイトとして働く咲夜。ある晩、常連客で羽振りが良かったころ、六本木の伝説のキャバクラ「Red Dragon」に通い詰めていたという高橋から、近々店が再開される話と合わせて、店が休業するきっかけとなったキャバ嬢の刃傷沙汰についての話を耳にする・・・。いよいよ「Red Dragon」再開!ツートップの凄腕キャバ嬢の間にまたしても火花が散る。伝説のキャバクラ再開というだけあって、キャバ嬢は極嬢ぞろい。その中に、あの咲夜もいた。
出雲ツルギは、オカルト好きのカメラオタク。オカルト雑誌『月刊アブダクト』の撮影の仕事を時々引き受けているが、普段は、街中でビラ配りのバイトをしているただのフリーター。で、人付き合いが苦手なのに、女性に対する理想は人一倍高いので、35歳で未だに童貞。一方、人気女性ファッション誌『ange(アンジュ)』の花形編集者の伊勢崎ミズホは、去年副編集長に昇進し、編集部は自分を中心に回っていると思っていた。が、セクハラ編集長を会議の場で突き飛ばし、『月刊アブダクト』の編集部に左遷される。冴えないカメラオタクの童貞と、人一倍プライドが高い元花形編集者。“水と油”のふたりは、初対面の取材現場で派手な舌戦を繰り広げる。だが、普段まともに女性とコミュニケーションが取れないツルギにとって、本音で言い争えるミズホは、徐々に気になる存在になっていく。そうした中、ミズホが『ange』編集部に戻れる鍵をツルギが握っていることが判明する。ツルギは、ミズホが元の職場に戻れるよう、ある世界的ファッションデザイナーとのコンタクトを取り始める。
県警刑事部第6課特殊能力係は、特殊能力が捜査に使えると判断された者だけが推薦される極秘部署で、特能係の実態を把握しているのは、県警本部長と副本部長、警察庁のみ。以前は、千里眼や残留思念(サイコメトリー)、霊媒能力、チャネリング(霊とコミュニケーションを取る事)などの特殊能力を持つ者たちが所属していた、そうした中、檜山冴子(25歳)は、SEXでエクスタシーに達すると亡くなった人の霊が見えるという特殊能力を見込まれ、総務課から特能係への異動を命じられる。冴子は、未解決の殺人現場で遠藤とSEXをして、次々と被害者の霊から真犯人の名前を聞き出していく。だが、検挙直前に真犯人が殺害されるケースが相次いだため、真相を探ろうと、黒幕と思しき人物に罠を仕掛けるが・・・。
千鶴は、CLUB「Red Dragon」の新人キャバクラ嬢。店では、一晩で1,000万円を稼いだという伝説を持つ、売上No.1の瑠奈を筆頭に、NO.2の渚、優菜などの先輩キャストたちが“頂点”を目指して、壮絶なバトルを繰り広げていた。いじめ、裏切り、復讐―。それぞれの過去・現在と向き合いながら、夜の世界で必死に生き抜こうとする女たち。教育係のミサコのアドバイスなどもあり、順調に売上を伸ばしていく千鶴。そんな中、彼女に“魔の手”が忍び寄ろうとしていた・・・。
落合大輔は、「T大学院東京本校」に通う三浪中の予備校生。ある日、大輔は、同じクラスの三十浪中の強者、高円寺博士の発明品のメガネが教室に落ちているのに気づき、それが大輔の日常を一変させる。息を止めながら縁の接続部分のボタンを押すと、周囲の人間たちが一斉に動きを止め、大輔が息をし始めると、再び周囲の人間たちが何事も無かったように動き始めるのだ。お陰で、おっぱいをツンツンしたり、お尻を撫で撫でしたり、スカートをめくってパンチラを堪能したりと、男の願望を満たし放題。そんな大輔が、走って新聞配達をする美少女・二宮美保に恋をして、同じ新聞販売店でアルバイトを始める。彼氏と同じT大に入学したくて出願するが、試験当日に熱を出して受験出来ず、浪人中という美保。大輔を憧れの現役T大生と勘違いし、受験の相談に乗って欲しいと大輔に相談する美保。だが、ある日、美保がT大学院に入学して来て、大輔の素性が発覚する…。
孤独なスリ師だった女が、信頼できる“仲間”と出会い、人生を賭けた大勝負に挑む-。新城真理は、手先が抜群に器用な女スリ師。現行犯で逮捕しようと目を付けている捜査3課の刑事・白石にも、決して尻尾を掴ませない。一方、師匠亡き後、業界から全く相手にされず、トーナメント成績も全く振るわない、解散寸前の麻雀団体「雀虎(じゃんこ)会」のリーダー・有田裕二は、会の復活を願っていた。そんなある日、駅前広場で偶然真理のスリ現場に遭遇した裕二は、真理の類まれな指使いに雀士として天下を獲る才能を見い出し…。
藤見大学病院のブサメン研修医・北川信彦(26歳)とナースの佐野成美(23歳)が繰り広げるラブコメディー。“天敵”の成美に押し付けられ、書類の詰まった大きな段ボールを地下倉庫に片付けに下りた信彦。そこで偶然、生体を透明化させるインドの秘薬「モノケイン」を発見する。が、強烈な臭いに思わず後退りするも、パイプに足を引っ掛けて仰向けに倒れる。と、開いた口の中に真っ黒い丸薬の「モノケイン」が落下して、思わずゴクリ。その瞬間、“透明人間”・信彦が誕生する!1粒60分の“独壇場”。憧れのナースの着替えやシャワー姿を覗いたり、ブラジャーやパンティーの匂いを嗅いだり、頬ずりしたり、はたまた頭から被ったりと、とにかくやりたい放題。だが、徐々に、病院内のさまざまな人間模様が見えて来る。そして最後に、信彦は究極の決断をする。果たして、その決断とは!?
あらゆる違法電波検知器を突破するゴト用の電波発信器(ステルス)。1年前、その開発設計者だった恋人の圭司(29)がゴト組織に消され、今は身を隠して温泉郷の老舗旅館で仲居をしている亜美(27)。実は、彼女は、セット打法を完全マスターした連勝必至のパチンカーだった…。そんな亜美の前に、かつて圭司が開発し、圭司を消したゴト組織に奪われたままになっていた発信器を持って元打ち子の将司(28)が現れる。亡き恋人の命と引き換えに残った“遺産”。それをきっかけに、彼女の中に眠っていた復讐の炎が燃え始める!
可憐な美少女といったルックスの剛本香津美(24)は、任侠道を教え、極道を養成する「極道学園」に通う生徒。イケメンのメガネ王子でデザイナーの椎名優市(32)という恋人もいて、満ち足りた日々。そんな彼女が、なぜ「極道学園」のような場違いな場所に通うことになったのか?それは、濡れ衣を着せられたまま亡くなった実の父親、大河内勝之助(享年54)の汚名を晴らすためだった…。
英愛大学病院外科部長の笠原英介(47歳)は、派手好きでロクに家事もしない妻のリサ(35歳)に愛想を尽かし、探偵事務所に調査を依頼して、リサがホストの男と浮気をしている事実を掴んでいた。証拠写真と調査報告書を突き付けてリサに離婚を迫ろうとした英介。だが、逆に、リサから、英介が美人看護師の野上アキ(24歳)と浮気しているという調査結果を突き付けられる。「私は寛大な妻だから、夫の浮気くらいで大騒ぎしない。もちろん離婚する気もない。ただ、どうしても別れたいなら、たっぷり慰謝料を貰うわよ」とリサに脅された英介は、アキに一方的に別れを告げ、リサとの復縁の道を選ぶ。だが、ここから、英介の本当の修羅場が待っていた…。
清廉な佇まいで、神に仕える従順なしもべとして慎ましやかな生活を送る修道女のマリア。だが、実は彼女は、神の裁きの代理人として、神父の黒洲が指令を下した人物を容赦なく暗殺する殺し屋だった・・・。神の思し召しなので、相手がどんな人物かは関係ない。裁きを遂行するためには、肉体を捧げることも厭わない。そんなマリアにとって、生まれて初めて、感情らしきものが芽生える瞬間が訪れる。同じ孤児という境遇の青年、桐原隼人との出会い。隼人は、身寄りのない子供たちのために毎週街頭で募金を呼び掛けるような、心優しい教会の信者。マリアは、募金活動で行動を共にするうちに、純真無垢な隼人に惹かれていく。ある日、黒洲から、新たな殺しの指令が出される。今は会社社長だが、元殺し屋の過去を持つ男が今回のターゲットという。そして、その場で、黒洲の口から衝撃的な事実が告げられる。果たして、そこで語られた真実とは―?
「黒川コンサルティング」営業課の派遣社員として就業している、鈴木京子(26)。実は彼女は、警視庁警視の松沢亮司(42)の特命を受け、潜入捜査中の捜査官・夏川麗美(26)である。警視庁の刑事で麗美の恋人の桐野雅人(当時29)は、潜入捜査中に正体を見破られ、ひどい暴行を受けた後、銃弾数発を浴びて殺害されていた。派遣社員として潜入し、亡き恋人の仇を取るため、自ら潜入捜査を志願した彼女の行く手に立ち塞がった意外な人物とは…。
最強ボディでゾンビ狩り!――2021年。全世界に蔓延した不死症候群が撲滅されて5年が経った。かつて人類の存在を脅かしていた不死者は国連軍に制圧され、人類は再び平和を取り戻したかに見えたが、一部の不死者が社会の片隅に潜伏しているという噂が人々の間では囁かれていた・・・。ゴスロリ好きのハーフゾンビのジュリ(24)は、バー『DEAD or ALIVE』のカウンターでシェーカーを振る傍ら、ゾンビ狩りの裏稼業も行っていた・・・。
髪切るついでに恋しちゃおう!――カリスマ美容師のマモルは童貞であることが、コンプレックスだった。意を決して、初体験スクールというどんなダサい男子でも必ず童貞を卒業できるという謎のスクールに足を運ぶ。スパルタ美人講師はつみとの出会いによって、マモルは一皮も二皮もむけた立派なイケメンへと成長していく。
落ち目のモデルれい子は、今ではパチンコ店でのキャンペーンガール。そこで、店長の望月に気に入られ、パチンコの遊び方を教えて貰い、興味本位で代打ちを始めたところ驚異的な大当たりを連発する!キャンペーンガールの仕事も、望月との恋愛も順調に進むかに思えた矢先、背後に嫌な気配を感じ始めるれい子。ふと鏡をみるとそこには死んだはずの母・道代が現れた!
透けるほどに、いやらしく・・・ヒデオは街でチンピラに絡まれていた中国人を助けた御礼に、こびんに入った薬を貰う。それは3分間だけ身体が透明になれるという魔法の薬だったのだ。ヒデオが透明になって真っ先にしたことは、バイト先の同僚で、美人のマリアちゃんの裸を見ることだった。ヒデオが透明人間の生活を十分満喫していた頃、もう一人のなぞの透明人間が現れ、マリアちゃんの気を引こうとする。透明人間同士の熱きバトルが始まった!
旅打ちの女スロッター北原冴子はかつて、任侠の世界で激しい代打ち戦を繰り広げてきた裏スロッターでもある。ある事件をきっかけに、きっぱり足を洗った冴子だったが、当時付きあっていた、同じ代打ちの光一のことが忘れられないでいた。あるスロット店の店主との出会いから、土地の権利を掛けたスロット勝負をすることになった、冴子。しかし、敵として現れたのはかつての恋人光一だったのである。
すべての物事を麻雀対決で決める村雨家。父・元道は麻雀界では伝説の雀士。母・律子もかつて元動と同等に闘った女流雀士。そんな麻雀一家のもとに生まれ育った根っからの麻雀子・葵(あおい)は、大学卒業を目前にして、ある差し迫った問題を抱えていた。それは父が取り決めた許嫁との結婚であった。村雨家の跡取は凄腕の雀士でなければいけないという伝統のもと、父は本場中国で麻雀修行を積んだ仙道を呼び寄せていたのである。
奈々は誰もが認める強運の持ち主。平凡に生きていても必ず運が味方し、幸せになれると信じていた・・・。しかし、現実はそう甘くなかった。親の紹介で知り合った役所勤めのまじめだけが取り柄の平凡な男・藤本と結婚し、平凡な主婦になっていたのである。ある日夫から多額の借金をしていることを告白され、その返済の為パチンコ通いを決心する奈々。パチンコ店で出会ったのは同級生の美里と麗子だった・・・。
黒革の上下に身を包んだフルフェイスのライダー椿(ツバキ)は、街を転々とさすらう賞金稼ぎの女スロッター。パチスロが唯一の娯楽産業である小さな田舎町で、年に一度開催されるパチスロ大会に出場し莫大な優勝金をひと稼ぎしようと企んでいた。しかし、出場者の中に昔付きあっていた檜垣(ヒガキ)がいることを知り動揺する・・・。二人には忘れ去りたい過去があった・・・。
港ヨコハマ署。地元のヤンキー上がりの女刑事、須藤暁美(23)と県警から移ってきたエリート警官、大島レイ(24)はコンビで捜査を担当している。真逆のタイプの二人だったが、悪を憎む気持ちは同じだった。横浜の街では“白い天使”と呼ばれるクスリが出回っているとの噂が流れていた・・・。真相を暴くべく二人は調査に乗り出す。ある日街を牛耳る飯島組の長男飯島翼に出会うことで事態が急展開していく。