台北でミュージシャンとして成功するという夢に破れ、台湾最南端に位置する故郷・恒春に戻った青年・阿嘉(アガ)。無為に日々を過ごすうち、郵便配達の仕事があてがわれた彼は、宛先不明で未配達の郵便物の中に、今では存在しない住所“海角7号”宛ての小包を見つける。その中には、60年前、敗戦によって台湾から引き揚げる日本人教師が、愛しながらも別れなければならなかった台湾人女性を想って船上で綴った7通のラブレターが。しかし日本統治時代の住所を知る者は、今や誰もいなかった。そんななか、阿嘉は日本人歌手・中孝介を招いて催される町興しライブの前座バンドに無理矢理駆り出される。成り行きで監督役を任された売れない日本人モデルの友子とは衝突ばかり。小学生の女の子や80歳の老人という寄せ集めのメンバーでは練習もままならず、余計にやる気を失っていく阿嘉をよそに、刻々とライブの日は近付いていた・・・。
学業のために祖母の家へ預けられていたサラが、数ヶ月ぶりにマニラの自宅へ帰宅すると、そこには母ヴィビアンの新しい恋人マイケルが居座っていた。亡き父への想いを抱えるサラは、早すぎる母の再婚話と、家庭内に持ち込まれた「他人の気配」に強い嫌悪感を抱く。しかし、マイケルが向ける視線は、単なる娘へのそれではなく、一人の女に対する執着を孕んでいた。執拗にサラを追い回し、高価な贈り物で懐柔しようとするマイケル。その一方で、サラの恋人ニックを職場から追放し、サラを家庭内で孤立させていく。母ヴィビアンは恋に盲目となり、娘の悲痛な訴えを「嫉妬」や「わがまま」だと一蹴してしまう。激しい暴風雨が街を襲う夜、逃げ場のない家の中で、マイケルの欲望はついに一線を越え、サラを蹂躙する。母の愛、娘の純潔、そして男の狂気。雨に洗われる路地裏の秘密が暴かれるとき、母娘の絆は血塗られた悲劇へと変貌していく。
ソフィーは成功を収めたキャリアウーマン。ある夜、パーティで出会った若いウェイターのエリオットと情熱的な一夜を共にする。ソフィーは彼を出張先のパリに呼び寄せ、高級ホテルで共に過ごす。それはエリオットにとって、これまで経験したことのない世界だった。しかし、ソフィーが一時の気晴らしに過ぎなかった関係を終わらせようとすると、エリオットはソフィーに執着し、ストーキングや嫌がらせを始める。やがてそれは、ソフィーの生活やキャリアにまで脅威を及ぼすようになるが・・・
王と瓜二つだったために、毒殺の危機に怯える王・光海(クァンヘ)の影武者をつとめることになった道化のハソン。大臣たちの陰謀の気配が渦巻く宮中での不安から、暴君と化していた光海。ある日、病床についたことをきっかけに、妓生宿で腐敗した権力の風刺をしていたハソンが極秘の代役として王にすり替わる計画が実行される。偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅力していくのだが・・・。
ニューヨーク、夏のある暑い日の午後。テリーはいつものようにバージンの女の子をモノにして、親友のキャスパーに自慢しながら、街をブラつき、仲間がたむろしているポールの家へ向かう。くすねたビールを飲み、ドラッグを決め、SEXの話で盛り上がる。一方、ルビーの家ではジェニーたち女の子5人もSEXの話ばかり。経験豊富で無防備なSEXを楽しむルビーは自分の体験談をネタに盛り上げる。ジェニーはバージンを奪い、その後は連絡もしてこないテリーを許せない。HIV感染を心配するルビーはジェニーと検査結果を聞きにいく。テリーとのSEXしか経験のないジェニーはルビーについてきて検査を受けただけだった。しかし検査結果はルビーはネガティブだが、ジェニーはポジティブだった。たった1回、1人の男とのSEXのために突然の死の宣告をされてしまったジェニー。とにかくテリーを見つけなければいけない。会って、このことを伝えなければ。しかし、テリーは新たなバージンの子を誘い出し、仲間たちと夜のプールではしゃいでいる。自分自身がHIVキャリアとも知らずに。
厳格なカトリックの家庭で育ち、生まれつきの心臓病に苦しんでいたマイータは、医師と神父の顔を持つ婚約者の父から多大な援助を受け、見知らぬドナーからの心臓移植によって九死に一生を得るが、術後、胸の中で刻まれる新たな鼓動に呼応するように、これまでの保守的な自分からは想像もつかない野性的な性欲と未知の衝動に突き動かされる。ドナーの恋人であったリコとの出会いを通じて、自分の心臓の主がアンジェリカという名の高潔な教師であったことを知った彼女は、婚約者の激しい反対を押し切り、何かに取り憑かれたように彼女の生前を調べ始めるが、そこで発見したのは、聖職とも言える教師の仮面の裏でアダルトサイトに自らの情事を晒し、欲望のままに生きるアンジェリカの衝撃的な姿であった。動画に導かれるように背徳的な快楽に溺れ、リコとの距離を縮めていくマイータは、やがてアンジェリカの不可解な死の裏側にある衝撃的な真実に直面することに…。
人里離れた美しい山々に囲まれた村には、満月の夜にだけ姿を現す謎の美女マリアの噂があった。村に住む青年ダニーロは運命に導かれるように彼女と出会い、その抗いがたい魅力に溺れてゆく。二人は密かに愛し合うようになるが、真に想いを分かち合えぬまま月日は流れる。やがて成長したダニーロには同級生の恋人ができ、マリアの元を訪れる回数は自然と減ってゆく。年齢も経験も重ねるダニーロに対し、マリアは出会った日のまま、若々しく妖艶な姿で彼の前に現れ続ける。ある夜、マリアへの欲望が抑えられなくなったダニーロは、彼女と情熱的に、互いの想いをぶつけ合うようにカラダを重ねる。しかし、決して埋めることのできない「時の断絶」が再び二人を分かつのだった……。フィリピンの神秘的な自然を背景に、生身の人としての幸福と、不変の存在への思慕が織りなす、官能的で切ないラブストーリー。
父と共にパリのレストランを切り盛りする美しきエラ。ある日、彼女の前に現れた謎めいた男アベルを、一晩限りの見習いとして雇い入れる。しかし閉店後、彼は店の売上金と共に姿を消した。怒りに震え、彼を追ったエラが辿り着いたのは、パリの暗部に潜む地下の秘密賭場。そこでアベルは、奪った金をチップ代わりに「賭けに興じろ」と彼女を誘う。抗いがたい狂気の中、初めて勝負のテーブルに就いたエラを襲ったのは、かつてないほど濃密な高揚感だった。ギャンブルに命を焼くアベルの、自己破壊的な色香にどうしようもなく惹かれてゆくエラ。二人はやがて、溺れるように激しく身体を重ねていく。彼を破滅から救いたいという切なる願いは、皮肉にも彼女自身を、戻ることのできないセルクル(博徒の輪)の深淵へと引きずり込んでゆく。単なる一晩の賭けとして始まった二人の関係は、やがて互いの身を滅ぼすほどの、狂おしい愛欲と情熱へと変貌してゆく――。
ドン、バタン、カタカタ…日常生活で聞こえる何気ない生活音。『層間騒音』(そうかんそうおん)は、集合住宅で上下階から聞こえてくる足音や声、ドアの開閉音等を指す韓国語。これらの音が、得体のしれない恐怖に変わったら…。聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが数日前から行方不明だと知らされる。妹の住む団地の部屋に入ると天井にはびっしりと防音シートが貼られていた。直後、尋ねてきた隣人に「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅される。しかし、ジュヒが失踪した後の部屋には誰も居ない…。妹が見つかるまで部屋に泊まる事にしたジュヨンは、補聴器を介して奇妙な音が聞こえ始める。やがて音だけでなく何かの存在も感じるようになり…。
新人女優のローラは、収入を当てにする母親への反抗心から、セックスシーンが描かれる実験的な官能演劇への出演を決める。だが、初心で舞台経験の浅いローラの演技は、演出家ハリーの求める官能表現に遠く及ばなかった。稽古場で何度も叱責され落ち込むローラ。彼女を優しく慰めるのは相手役のジェームスだった。かつて子役として一世を風靡したものの、落ち目となった今、この舞台は彼にとって再起をかける重要な場だった。ジェームスの励ましで自信を取り戻すローラだったが、舞台は注目されないまま初日を迎える。そんな2日目の公演のさ中、ローラとジェームスが愛を交わすクライマックスシーンで、ジェームスは、誰も予想だにしなかった恐ろしい行動に出るのだった…。
1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。リーダーのジンスクは仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。その2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンの思惑が絡むなか、苦境に陥った海女さんチームは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていくのだった......。
チーズ製造会社のワンマン社長にしてスイス大統領でもある強欲なマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後。アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでもマイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。愛するペーターと家族を失い復讐の鬼と化したハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を解放することができるのか!?
誰もが目をう場われる絶世の美女ダニエラは飾り窓の中で生きる女。平凡な男フランソワにとっては、まさに夢の女。そんな彼女に、宝くじで大金を手にしたフランソワは、「このお金が続く限り、僕と一緒に暮らして欲しい」と大胆な申し出をする。ダニエラとの交渉は成立し、彼女は「優しくすると約束して」とだけ囁き、フランソワの部屋に引っ越してくる。夢にまで見た幸せな日々…。しかし、心臓の悪いフランソワにとって、美しく妖艶なダニエラとの生活は刺激が強すぎて…。
売れない中年のフランス人写真家ジャン・オゾン(バレンタイン・バノン)は2度の結婚に失敗した後、活動拠点を東京に移すが、借金とアルコール漬けの自堕落な日々を続けていた。唯一のパトロンにも愛想を尽かされたある日、ジャンは家出少女のフレア(福田麻由子)と出会い、被写体として彼女に興味を抱く。虐待を繰り返す親のいる家には居場所もなく、ジャンの写真に感銘を受けたフレアは、彼のアトリエに迎え入れてもらうかわりに、無償でアシスタントとして働くことに。やがて借金を抱えたジャンのためにお金を作ろうと、隠れて援助交際を始める。そんな中、ジャンは、アトリエにやってくるモデルたちと関係を持ち続けていた。フレアはモデルたちに競争心を抱き始め、ジャンに一人の女性として見てもらいたいために急激に内面も外見も変化させていくが……。
カンサス州の小さな町の女高校教師イヴリン・ワイコフは、才色兼備のキャリア・ウーマン。しかし、幼少時に両親の不和を目撃したことが原因なのか35歳にして未だ処女であった。ある日の放課後、教室に居残っているワイコフはアルバイトの黒人青にレイプされる。陵辱を受けた彼女は、初めて知った性の歓びに自ら溺れていくのだった…
セックス、ドラッグ、アルコール…無軌道な生活を送る不良グループのリーダー、アルファ。転校生のニキータは、そんな彼に激しく惹かれてゆく。慣れないタバコを吸い、目の前で繰り広げられる性行為に戸惑いながらも、彼らグループの一員になろうと背伸びするニキータ。努力の甲斐あってアルファとニキータの距離は近づいてゆくのだが、ある夜彼らの前に現れた怪しげな美女が、二人の運命を一変させる…。
韓国ソウル郊外。ある日、スミとスヨンの姉妹は長い入院生活を終え、静かに佇む一軒家に帰って来た。2人を笑顔で迎える継母のウンジュ。だが、そこには同時に冷たい表情も浮かんでいた。新しい母親に対し、姉妹は嫌悪と警戒心を抱く。その夜、部屋で何者かの気配を感じて怯えるスヨン。スミも悪夢にうなされる。以来家の中では怪奇現象が頻発する…
昼も夜もなく駆けずり回るが、実績は最低。あげくの果てに解体の危機を迎える麻薬捜査班。リーダーであるコ班長は、麻薬を密輸している国際犯罪組織の情報をつかみ、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの4人のメンバーと共に張り込み捜査を開始する。麻薬捜査班はその組織を24時間監視するため、彼らのアジト前にあるチキン店を引き継ぎ、偽装営業をすることに。だが、絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能により、思いがけず、そのチキン店は名店として名を馳せるようになる。捜査は後回し、チキン売りで息つく暇もなく忙しくなった麻薬捜査班に、ある日、絶好の機会が訪れるが・・・。
核開発の実態を探るべく北朝鮮に潜入した韓国工作員パク・ソギョンは、実業家に扮して高官たちをだまし、最高指導者・金正日に近づこうとしていた。だが韓国機関が北朝鮮と裏取引に及んだことで、最大の危機を迎える。パクの正体がバレそうになるなか、運命の歯車は想像を超えて動き出す──!!
ノルウェー・オスロに住むシャルロッテは、一見充実した日々を送っていたが、自分に無関心な母親とアルコール依存症の父親との冷め切った家族関係に心を痛めていた。そんな時、シャルロッテは会ったことのない異父兄がオスロに引っ越してきたことを知り、家族への愛情を取り戻すために偶然を装い彼の家を訪ねる。しかし、再会を祝い交流を重ねるうち、普通の家族を知らない2人は徐々に引かれ合い体を重ねていってしまう……。
ナミは夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナと思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた・・・。そんなチュナにとっての最後の願いは、青春を共に過ごしたかつての仲間たちと、もう一度会うことだった。
過去に罪を犯し刑務所から出所したコナーは、静かな生活を取り戻そうと慎ましく日々を送っていた。 孤独だが更生を望む彼の前に、ある日、海辺にマリリンという美しい既婚女性が現れる。 偶然の出会いから始まった二人の関係は、急速に親密なものへと変わっていく。 マリリンは裕福だが冷酷な夫との結婚生活に苦しんでいると語り、コナーは彼女に同情し、強く惹かれていく。 しかし、関係が深まるにつれ、マリリンの言動にはどこか不自然な影が差し始める。 彼女の語る「被害」は本当なのか、それとも巧妙に演出されたものなのか。 コナーは次第に、愛情と疑念、欲望と恐怖の間で揺れ動きながら、取り返しのつかない選択へと導かれていく。
恐怖政治の嵐が吹き荒れる1794年のフランス。スキャンダラスな文学や言動で拘留されていたサド侯爵は、パリの刑務所から郊外の館に移される。この館の隣人となった無垢な16歳の伯爵令嬢のエミリーと出会う。貴族の娘であるエミリーはサド侯爵と口を利くことも禁じられていたにもかかわらず、サドの発禁本を読み、性の悦びを知りたいと切望する。サド侯爵は自分の思うままにこの少女を調教するが、侯爵がエミリーの処女喪失の相手に選んだのは庭師の青年だった……。
仕事を探していた22歳の大学生、白雪梅(パイ・シューメイ)は、割のいい仕事を紹介してくれるという親切そうな若い女性と出会い、その誘いを受けて遠く離れた山奥へ向かう。長く過酷な旅の末、眠りに落ちた白雪梅が目を覚ますと、そこは見知らぬ農家だった。自分がどこにいるのかも分からず、財布や身分証明書、手荷物はすべて失われている。仕事を紹介した女性の姿もどこにも見当たらない。やがて白雪梅は、村人から村に住む40歳の独身男性・黄徳貴(ホアン・デグイ)の花嫁として売られたのだと告げられ、自らが人身売買業者に騙されていたことを知る……。
結婚生活がマンネリ化してきたマグダレーナとアッシュ。息子のカイを授かってからは夜の生活も途絶えがちになり、2人の間には不穏な空気が漂っていた。そんな状態の中でアッシュが2人きりのバカンス旅行を提案、夫婦仲を改善するための旅行にマグダレーナも楽しみにしていた。しかし、互いの仕事がうまく進まない苛立ちを抱えての旅行は言い争いが絶えず、夫婦の溝はますます広がってしまう。そんな中、ヨガのインストラクターと出会ったことでマグダレーナとアッシュはバカンスの楽しみ方を教わり、さまざまな感情が解放された気分を味わう。やがて未知の世界への誘いに、マグダレーナは自分でも忘れていた“もう1人の自分”を思い出していく。
夫ランドの冷たい態度に不安を募らせていたロミナは、治療師アントニオから、愛の媚薬の存在を聞く。ランドの愛を取り戻すため、藁にもすがる思いで媚薬を調合してもらうロミナ。期待を胸に早速ランドを誘惑するが、彼の反応は変わらず、彼女は深く絶望する。翌日、ロミナはランドの友人マルコから、夫の浮気相手が市場の販売員スーだと聞かされる。裏切りに打ちひしがれ、救いを求めたロミナはマルコと関係を持つ。しかし、彼女の心は一向にランドから離れない。何としてもランドの愛を取り戻したいロミナは、再びアントニオを訪れる。彼女が今回求めるのは、ランドへの愛を繋ぎとめるための媚薬ではなく、スーへ復讐する為の「危険な調合」だった。愛は憎悪へと変貌し、ロミナは禁断の道へと足を踏み入れようとしていた―。
3本の古い殺人ビデオが発見された。最初の被害者は17歳のヘスス。氷水の風呂に漬けられ、冷たい体のままレイプされた彼女は辛くも生存できたが、何日か事情徴収を受けたあとで姿を消してしまった。2人目の被害者マルセラも、途中で犯人に飽きられたことで命だけは助かったが、やはり事情徴収の後で音信不通になった。3人目はマルセラの事件をテレビで報道したレポーターのカタリーナ。エミリオという男に監禁された彼女は、他の女性の殺人ビデオの撮影現場を見せられたあとで凌辱された。それから10年後、カタリーナは復讐のためにずっと事件を追いかけ続け、この3本のテープを入手する。
婚約者が消えた。残された手がかりは、「あなたと過ごせて幸せだった」というビデオメッセージだけ―。指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもあるスヨンの失踪に動揺していた。結婚と大切な公演を控えた今、なぜスヨンは姿を消したのか。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。大雨の夜、2人は、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>で覗いていた――
陽光きらめく島の高級別荘地に暮らすヴァネッサは、富豪の再婚相手が急死し、未亡人となってしまう。莫大な遺産を手に入れるには遺言で姉妹を育てる必要があった。彼女は寄宿学校に預けていた姉妹と一緒に暮らすことにするが、昔の恋人のロベルトも家庭教師として島に呼び寄せる。人目もはばからずセックスに明け暮れる生活をするヴァネッサ。性に好奇心を抱き始めた姉妹は、二人に危険なゲームをしかけはじめる。
観光客向けのマッサージ店を夫婦で営むエドとドナ。火事の事故で全盲になったエドを、ドナは公私にわたり献身的に支えていた。ドナはエドを心から愛していたが、事故以来エドは性的不能に陥り、二人は長らくセックスレスの状態だった。そんなある日、ドナは夢だった図書館司書の試験に合格し、新しい仕事が決まる。マッサージ店にはエドのサポート役として、ココイという青年を住み込みで雇うことに。はじめは不信感を持っていたドナだったが、純真なココイに次第に惹かれていく。ココイもまた、知的なドナに惹かれていった。一方、視力の回復手術が失敗し絶望に暮れていたエドは、ドナに当たり散らしてしまう。落ち込むドナを慰めるココイ。その夜二人は、抑えていた欲望が溢れ出し激しく互いを求め合う。以来エドに隠れて何度も関係を持つようになる二人。しかしエドの元恋人ミーアンにその事実が知られてしまい―。
幼い頃に事故で両親を亡くしたカリスマ。父親の親友ビセンシオに養女として引き取られて以来、彼女は足の悪いビセンシオの介護をしながら田舎町で暮らしていた。ある雨の日、カリスマが屋外で入浴していたところを、近所に住む若くワイルドなエドマールに覗き見される。カリスマはエドマールに強く惹かれ、そのまま彼と肉体関係に。それ以来、ビセンシオの目を盗んで激しい逢瀬を重ねる二人。ミステリアスで美しいカリスマの魅力に、エドマールはますますのめり込んでいくのだが、カリスマには誰にも言えない過去の秘密を抱えていた―。
若くして結婚したセシリアは、ハンサムで優しい夫と何不自由ない生活を送りながらも、どこか満たされないでいた。ある日、山道で見知らぬ男たちから無理やりレイプされると、これまでにない快楽を覚えてしまう。これをきっかけに、長い間肉体関係を拒否していた夫に対し、セックスしたい衝動に駆られたことを告白する。さらに倒錯した性の世界へ足を踏み入れてしまったセシリアは、男女を問わず関係を持つようになり…。
弁護士マルクは、浮気現場を妻ジャンヌに見つけられ、離婚を言い渡されてしまった。ジャンヌは新しい恋人アントワーヌとさっそく同棲を始める。マルクも高級コールガールのサマンタに出会い、体を重ねて愛し合うようになるが、彼女はジャンヌと意気投合。やがて四人は奇妙な共同生活を始めたが……。後に、『美しき諍い女』の体を張った挑発的な演技で大人の女優として評価されるベアールの初主演作。監督はエドゥアール・モリナロ。
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じて祖国を脱出した、幼い子どもを連れたシリア人家族。しかし、亡命を求め国境の森までたどり着いた彼らを待ち受けていたのは、武装した国境警備隊だった…。
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
17歳の夏、訪れた避暑地でマーティンは、二人の女性と出会う。一人は議員の息子に囲われた美女アデル。もう一人は、性に奔放な少女ナディーン。彼女たちが、マーティンを大人の男へと成長させるのであった。
セリグマンは、重症を負いながら、救急車も警察も呼ばないでほしいと懇願する女性ジョーを自宅で介抱する。セリグマンに事情を訊かれたジョーは、幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める。冷淡な母、大好きだった優しい父、15歳で迎えた“J”との初めての性体験、幼なじみの“B”との高校時代などを語る。卒業後、印刷会社のアシスタントに応募したジョーは、偶然にもその会社の社長代理である“J”=ジェロームと再会する...。
ヒットラーの軍隊が侵入してくる数か月前のフランス・プロバンス。薬局を経営するエリアーヌは、大学教授の夫アンリーと15歳の娘と暮していた。ある日、店の雑役夫のアルマンが女店員のジュリエットと間違えて、エリアーヌを暗闇で抱いてしまう。彼女はアルマンを叱るが、彼女には彼の肉体が忘れられない。彼女の欲望を感じ取ったアルマンはエリアーヌに近づき、それ以来、彼女はアルマンの愛の奴隷となり主従関係が逆転する。
兄が仕事で留守の間、美しい妻ラウラの護衛を頼まれた少年サンドロ。その日から、どこに行くにもラウラから離れないようになった彼は、友達と遊べる時間が極端に減ってしまい、彼に想いを寄せるロージーも寂しそうにしている。それを見たラウラは、サンドロに恋の手ほどきを始める。しかし、サンドロにはロージーよりグラマーで美しいラウラの方がはるかに魅力的に映り、彼女への恋心を募らせてしまうのだった。
ハンカとペトルは同棲中のカップル。ハンカは2人の関係が悪化していると感じ始めていて、改善しようと自分のエロティックな妄想や秘密の欲望をペトルと共有し始める。それがきっかけで2人は自分たちの快楽を探求し始め、やがて他のパートナーとのセックスも試すようになるが、後ろ向きなペトルに対して、どんどんのめり込んでいくハンカ。やがて2人は愛と欲望の境界線がどこにあるのか分からなくなり・・・
母親の支配下で、幼いころからエスコート嬢として働かされているエリス。裕福なエリートビジネスマン、クリスチャンのお抱えとして、家と金銭を提供してもらい、母親と二人で暮らしていた。エリスは、横暴な母親から逃れたいと思いながらも、逃れられず、クラブで出会った男性たちと一夜限りの関係を重ねることで、ストレスを発散していた。そんなある日、男性たちとの関係がクリスチャンの知るところとなり、激高したクリスチャンはエリスを陵辱する。娘を救うため、クリスチャンをナイフで刺し殺す母。二人だけの秘密は、母娘をより固く暗い鎖で繋ぎとめることとなり、、。「ローサは密告された」で第69回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したジャクリン・ホセが、娘をコントロールする横暴な母親を熱演、本作をより深い官能サスペンスに仕立てあげた。
ポーランドの小さな町で暮らすエミは、売店で地道に働く母を蔑み、自らはより華やかな世界へ羽ばたく事を夢見ていた。ある日、出場したミスコンで失態を演じて落ち込んでいるエミに、ディミトリという男が声をかけてくる。ディミトリを通じ、憧れの美女・マリアンカとその母・ドロタと知り合ったエミは、彼女たちに導かれ“高級売春”の世界へと足を踏み入れる。その5年後。モンテカルロの港を訪れたエミはそこで、ゴージャスな女性たちをクルーザーにエスコートしている謎の男を見かける。男の名はサム。カジノでのカード勝負をきっかけにサムに気に入られたエミは、サムの売春ビジネスのパートナーとなり、クライアントとしてアラブの富豪たちを斡旋される。そこに待っていたのは現実離れした豪華絢爛な世界。エミは天性の才覚を発揮し、成功の階段を駆け上がっていく。しかし、その華やかさの裏に潜む恐るべき闇が、エミを飲み込もうとしていた…。
ベルリンの売春宿「クイーンズ」で長年働いているサシャ。セックスをしては休憩室で待ち、また次の男にあてがわれる日々を繰り返していた。しかしその鬱屈した毎日は、破天荒だが不思議な魅力を持つ新人のジェシーがやってきたことで一変する。互いに強く惹かれ合い、自然と体を重ね、激しく求め合うようになる2人。これまでにない愛を感じて夢のような日々を過ごす2人だったが徐々にすれ違い…。
結婚10年目のジュリアナは、エリートで優しい夫とイタリアの海沿いの街で二人暮らし。何不自由ない生活だが、いつも仕事優先の夫に寂しさを感じていた。そんな中、パート先のスーパーマーケットで刑事のレオナルドに出会う。レオナルドは休職から復帰したばかりだった。ある日、ジュリアナの勤務中に強盗事件が起き、人質に取られた彼女を救ったレオナルド。事件をきっかけに二人の距離は急速に近づいていく。そしてジュリアナは夫の出張中についにレオナルドと結ばれる。互いに本気の愛に陥ってしまい、ジュリアナは夫に浮気の告白を決意するが――
アンドレとジエゴは大成功を夢見て地元を飛び出した元映像作家。30代を迎え、夢破れて転職と失業を味わった二人は故郷へ帰るしかなく、そこで先の見えない無味乾燥な生活を送っていた。ある日二人は同窓会に出席するが、そこでジエゴは結婚を控えた元恋人と思わぬ再会を果たし、燃え上がる気持ちを抑えきれず彼女と強引に体を重ねてしまう。一方のアンドレも、永遠を誓った相手がいるにも関わらず、会場で出会った若く美しい女と衝動的に一夜を共にするのであった。かつて捨てたはずの街で、情熱的なセックスに溺れていく二人。やがてその情事は彼らの生活を侵食していく。
1979年10月26日、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は…。
1997年、中国返還を目前に控えた香港。母と二人で低所得者用アパートに住む少年チャウは、弟分のロンを引き連れ借金の取り立ての手伝いをしている。ある日、チャウは同じような境遇の少女ペンと出会い恋をする。が、彼女は重い腎臓病に冒されていた。やがて彼女の身を守るため、生まれて初めて銃を手にするが……。
独身男コルベインは子持ちの未亡人ソルヴェーイグに惹かれ、彼女も彼に惹かれている。しかし、村中がこの恋の発展を興味津々で見守るなか、なんと、馬同士の愛が先を越してしまう。果たして、彼らの複雑化してしまった四角関係のゆくえは・・・・!?アイスランドの美しくも過酷な大自然を舞台に繰り広げられる、人間と馬との予測のつかないストーリー。交差する悲劇と喜劇。そしてその結末は・・・・。
無口で孤独な殺し屋・レオンの元に、家族を惨殺された少女マチルダが助けを求めてやってくる。奇妙な共同生活の中で、二人は徐々に心を通わせていくが・・・
世界からはぐれてしまったふたりの小さな勇気が起こした奇蹟。人生に行き詰まり、ソウル市内に流れる漢江に飛び込んだサラリーマンのキムは、目が覚めると孤島に漂着していた。そこは都会にぽっかりと存在する、立ち入り禁止の無人島だった。幼い頃のトラウマで泳げないキムは自力で脱出もできず、目の前に街があるのに誰にも気付いてもらえないという孤立無援の状況。しかし、絶望の中で小さな“希望”を見つけ、アイデアをふりしぼり、サバイバル生活を始める。一方、対岸のマンションに住む女は、3年間の引きこもり生活を送っていた。ある晩、カメラ越しにキムの姿を見つけて好奇心を抱いた女は、キムが砂浜に書いた「HELLO」のメッセージに応えるため、外の世界への一歩を踏み出す・・・・・・。
羊から産まれたのは、羊ではない“何か”――山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、“アダ”と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした“アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく―。
“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。独り身になったデヴィッド(コリン・ファレル)もホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。しばらくするとデヴィッドは“独身者”が暮らす森へと逃げ出す。そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者”たちのルールに反することだった―。
宋の時代。蒙古で育った郭靖は、中原で黄蓉(こう・よう)に出会い命を救われる。意気投合し、頻発している幼子の失踪について調べるために白駝山荘主催の宴へ向かった2人が偶然鉢合わせしたのは、郭靖の師匠・江南七怪(こうなんしちかい)だった。彼らは黄蓉が黄薬師(こう・やくし)の娘だと知って逆上する。憎き仇の娘を庇ったことで師匠に見放され落ち込む郭靖と黄蓉の前に洪七公(こう・しちこう)が現れ…。
新婦ジャスティンと新郎マイケルは結婚パーティーへ向かっていたが、ふたりの乗るリムジンがくねった道で立ち往生し、予定の時刻を大幅に過ぎてしまう。皆から祝福されながらもどこかでむなしさを感じていたジャスティンは、無断で式場を離れたり、ケーキ入刀の時間になっても姿を現さないなど勝手な言動を繰り返し、情緒不安定なジャスティンに当惑を隠せないマイケルも、ついには彼女の元を離れていく...。7週間後、巨大惑星メランコリアが地球に異常接近し、世界滅亡の時が近づいていた…。
ファッション界でカメラマンとして働くカレンは、世界中からオファーが来るほどの超売れっ子。仕事で忙しい彼女を支える献身的な夫、まだ幼い可愛い一人娘――自分でもこれ以上完璧な人生はない、と思っていたカレン。ある夜から、彼女は同じ夢を何度も見るようになる。それは、ホテルの一室で、ベッドに腰をかける裸の男の夢。そしてカレンは仕事先のフランスで、夢で見た男と全く同じ男マチェックに遭遇する。最初はカレンを不審に思っていたマチェックだが、彼女の夢の話を聞き、彼女に興味を示すように。やがて互いに家庭を持つ身でありながら、一線を越えた関係になった二人。しかし、浮気と割り切るマチェックに対して、カレンはどんどん彼との関係にのめり込んでいく。家庭もキャリアも捨てマチェックの仕事部屋に住み着くカレン。そんなカレンとは対照的に、家庭や仕事を優先するマチェック。帰る場所を失ったカレンは、執拗にマチェックを求め、その行動は次第に異常な愛へと変化していく――。
もう一度、兄と一緒に星空を眺めるために 73歳のアルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)は、アメリカ・アイオワ州ローレンスで娘のローズ(シシー・スペイセク)と二人で暮らしている。ある日、転倒して無理矢理、病院に連れていかれる。医者からは治療をするように言われ、普段は歩行器を使うようにと指導されるが、拒絶。2本の杖を使うことだけは受け入れてさっさと家に帰ってしまう。頑固な老人である。雷雨の夜、仲違いをして長らく口もきいていなかった、76歳の兄のライル(ハリー・ディーン・スタントン)が心臓発作で倒れたという知らせが入る。ライルが暮らすウィスコンシン州マウント・ザイオンまでは560km。車であれば一日の距離だが、運転免許証を持っていない。しかし、自分の力で会いに行くと決めたアルヴィンは周囲の反対に耳も貸さず、たったひとり、時速わずか8kmのトラクターに乗り、旅に出る。もう一度、兄と一緒に星空を眺めるために。
ウエディングプランナーのトウサン(ダヨ・ウォン)は、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、様々な困難に直面する。最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠(マイケル・ホイ)に認められること。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、二人の関係は最悪に。だがマン師匠一家と関わるうちにトウサンのわだかまりは徐々に消え、葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのだった。
妻を失い、世捨て人となったジキル博士。絶望しきった彼は、未承認の薬「サメニナール」に手を出してしまう。だがそれは、彼の肉体を血に飢えたサメ人間へと変貌させるものだった。狂気的な愛に突き動かされる博士は街を徘徊し、亡き妻との絆を脅かす者すべてを狩り尽くしていく。
記録的な大嵐による大洪水で、ロサンゼルスの治安最悪なスラム街が完全に水没。強盗を働き逃亡中の不良グループ、盗みをはたらく非行少女、そして私怨で動く悪徳警官たちが入り乱れる無法地帯に、なぜか獰猛な人喰いザメがカチ込んできた! 果たして生き残るは人か、サメか、あるいは……