これが“悪の正体”なのだろうか―――。60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者は軍ではなく、“プレマン”と呼ばれる民間のやくざ・民兵たちであり、驚くべきことに、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている。映画作家ジョシュア・オッペンハイマーは人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、対象を加害者に変更。彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、「では、あなたたち自身で、カメラの前で演じてみませんか」と持ちかけてみた。まるで映画スター気取りで、身振り手振りで殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。しかし、その再演は、彼らにある変化をもたらしていく…。
サンフランシスコのベイエリアに住んでいる22歳のオスカー・グラントは、前科者だが心優しい青年だ。2008年12月31日彼は恋人ソフィーナと、彼女とのあいだに生まれた愛娘タチアナと共に目覚める。いつもと同じようにタチアナを保育園へ連れて行き、ソフィーナを仕事場へ送り届ける。車での帰り道、大晦日が誕生日の母親ワンダに電話をし「おめでとう」と伝える。母と会話をしながら彼は新年を迎えるにあたり、良い息子であり、良い夫であり、良い父親であろうと、前向きに人生をやり直したいと思っていたが…。
“モンタナ州のウディ・グラント様 我々は貴殿に100万ドルをお支払い致します”誰が見ても古典的でインチキな手紙をすっかり信じてしまったウディは、ネブラスカまで歩いてでも賞金を取りに行くと言ってきかない。大酒飲みで頑固なウディとは距離を置く息子のデイビッドだったが、そんな父親を見兼ね、骨折り損だと分かりながらも彼を車に乗せて、4州にわたる旅へ出る。途中に立ち寄ったウディの故郷で、デイビッドは想像もしなかった両親の過去と出会うのだが―。
貧しくも幸福な生活を日々を送っていたるロマの一家。3人目を身ごもる妻・セナダは激しい腹痛に襲われ病院に行くも、保険証を持っていないために手術を受けることができない。鉄くず拾いで生計を立てる夫・ナジフにはとうてい支払うことのない手術代を要求される。家族を守るために奔走する無骨だが優しい眼差しのナジフ。懸命にしれんと向き合い、決して憤ることなく、大切な人と共に生きることの意味を静かに投げかける彼の姿に、観る者は心を揺さぶられるだろう。
絶望に覆われ灰色に染まった大都市。生きる意欲も希望も見出せない人々は、次から次へ自殺をはかっていた。そこで唯一繁盛しているのが10代続く老舗の自殺用品専門店。首つりロープ、腹切り刀、毒リンゴ、様々な種類の毒薬が所狭しに並んでいる。店を営むのは超ネガティブ思考のトゥヴァシュ一家はクスリとも笑ったことがない。ところがある日、明るく無邪気なアランが誕生したことで、家族の中で何かが崩れ始めるのだった・・・。
東京・銀座の地下にあるたった10席ほどの鮨店・すきやばし次郎の店主・小野二郎。彼の握る鮨は「ミシュランガイド東京」で5年連続、最高の三つ星の評価を受け、フランス料理最高シェフのジョエル・ロブションや、ヒュー・ジャックマン、ケイティー・ペリーといったハリウッドセレブなど、世界中の食通たちをうならせてきた。あのメトロポリタンオペラの総帥、ピーター・ゲルブ氏の息子でもあるデヴィッド・ゲルブ監督は、87歳の今でも現役で板場に立ち、現役で己の技を磨き続ける二郎の職人としての生き様に魅了され、その人生と哲学を題材に映画制作をすることを決意した。そして、約3ヵ月にわたり東京、静岡と密着取材を敢行した。ゲルブ監督のファインダーが映し出すのは日本人の私たちが忘れかけた、二郎の仕事に対する誠実な姿勢。親子であり師弟でもある二人の息子を通じて描かれる、偉大なる父への敬意、そして葛藤・・・。世界が認める名店を支える者たちのプライドと仕事にかける情熱を、温かくもモダンな映像とクラシック音楽の旋律とともに美しく浮かび上がらせてゆく。
バーで知り合った男女。ブラッディーマリーで乾杯し、早速意気投合した2人はバー付近にある彼の部屋へ。月光が差し込む部屋で、ロウソクに火をつけた彼は彼女をソファーに座るよう促す。テーブルの上には幾つかのコミックがあり、差し出されたブラッディーマリーを口にした彼女が手に取ったコミックは「レンフィールド」というタイトルだった・・・
かつては女優を目指していたタラだったが、今は夢を忘れ、若くして映画プロデューサーとして成功した恋人のクリスチャンと華やかな生活をしていた。しかし、歪んだ性癖を抱えた彼との生活に、タラは漠然とした不安を感じていた。そんなある日、食事に出かけるとそこにはクリスチャンがプロデューサーを務める映画の出演者として、かつての恋人ライアンがガールフレンドとともに同席していた!
イギリス、ヨークシャー州。思春期真っ盛りの少女・サリーは両親とともに新しい家へと引っ越してくる。念願のマイホームを手に入れて喜ぶ両親を尻目に、サリーの気分はすぐれない。彼女だけが、新居に漂う不穏な気配を感じていた。しかし、サリーが「この家には何かがいる!」と両親に訴えても、日頃から反抗的な彼女の言葉に両親は全く耳をかさない。そんな中、徐々に異変が起こり始める。
ホラー作家のジャックは、締め切りが迫っているにも関わらずアイデアが浮かばず、スランプ状態にいた。そこで自らを追い詰めるために古びた精肉工場の冷凍庫を借りて閉じこもることに。物語と同じ環境に入り、凍死の恐怖と戦いながらストーリーを練り上げていく。しかし、やがて冷えた頭は本の内容と現実と境界線がわからなくなり、彼自身の体と心にも影響を及ぼしていくが・・・。
パリのホテルにこもって最新作を執筆中の小説家と、作家志望の若き愛人。ローマ滞在中のイタリア嫌いのアメリカ人と、娘を奪われて人を信用できない女。ニューヨークのホテルで客室係として働きながら、現代アーティストの元夫から息子を取り戻そうとする元女優。一見、何の接点もないようなエピソードが、クライマックスに向けて衝撃的なかたちで交差していく。3つの物語が一つに重なるとき、思いも寄らない真実が浮かび上がり、ラブストーリーを超える愛と絆が観る者の胸を締め付ける。
キスをしながら、銃で仕留める。誰も私を殺せない。―1980年代、コロンビア。膨大なコカイン・マネーを得た密輸組織メデジンカルテル。麻薬撲滅を目指す政府に反発し、マフィアによるテロが激化、いわゆる「麻薬戦争」が勃発していた。日常的に殺しは行われ、爆発音が鳴り響く。この恐怖の街で生き抜くため、雇われの女暗殺者となった絶世の美女、ロサリオ。抹殺指令の出た男に接近、女を使って誘惑し、キスの最中に至近距離で銃を放ち仕留める。次々と要人を抹殺していく彼女だが、命の危険は確実に迫っていた・・・。
一方的に吹き込まれ続ける留守番メッセージ。それは、見知らぬ人の死に際の叫びだった・・・シナリオライターの講師、ジョエル。講義を終え帰宅し、いつものように留守電を再生させた彼は、驚愕する。そこには、恐怖に怯えながらジョエルに電話をとるよう懇願する見知らぬ男の叫び声が録音されていたのだ。いたずらと思いメッセージを削除したジョエルだが、その後向かったカフェの前で、頭上から手足を縛られた男が目の前に落下し、即死した。その男は、まさにジョエルの留守電にメッセージを吹き込んだ人物!その後もジョエルの留守電にはメッセージが次々と吹き込まれ、そして、彼の目の前で息絶えていく。警察はジョエルを第一容疑者として取り調べるが、何一つ新たな手がかりが掴めないまま、ついにはジョエルの恋人までもが危険にさらされてしまう。そして、またジョエルの電話が鳴った・・・。
若き天才ピアニスト、トムは、ある出来事をきっかけにステージ恐怖症に陥っていたが、人気女優である妻エマに背中を押され、5年ぶりに表舞台に立った。恩師パトリック・ゴーダルーの追悼コンサートに復帰したトムには、遺品である至高のグランドピアノ、ベーゼンドルファー“インペリアル”が用意されていた。ついにコンサートが開始され、トムは演奏に集中するが、譜面には「一音でも間違えるとお前を殺す」という謎のメッセージが書かれ、姿なきスナイパーの銃口が自分に向けられていることに気が付く…。
今日も私は殺される―女は見知らぬ男の部屋のベッドで目を覚ました。下着もつけていない。隣に全裸の男。昨晩バーで知り合った男だ。束の間の会話の後、突如男は女の首を抑えつけた。苦しみもがき息絶える。しかし、次の瞬間、時間が巻き戻る。女は、ふたたび男の隣で目を覚ました。殺された記憶を持ったまま!恐怖で全身が震えるも必死に平静を装う。なぜ再び生き返ったのか全くわからない。しかし、案の定男は自分を殺そうとしている!なんとかして逃げるしかない!女はこの悪夢のループから抜け出せるのか・・・?
悪魔に魅入られた女。救う道は「死」のみか?―1972年、ボストン。年若い神父は悪魔祓いの儀式の最中、若い女性を殺めてしまった。それから40年・・・。天真爛漫な女子大生、アレックスは占い師の老婆に将来を占ってもらっていた。亡くなった母親の名前を言い当てたその老婆は、突如異変を感じ叫び出す。室内に不穏な風が吹いたその直後、アレックスは座っていた椅子ごと背面に引っ張られ、意識を失った。その日から奇妙な音が聞こえるようになり、誰かに見られている視線、就寝中全身を愛撫されているような感触を体験する。周囲に助けを求める中アレックスが辿り着いたのは、40年前の事件以来悪魔祓いを封印したあの神父〈エクソシスト〉だった!かくして、姿なき悪魔とエクソシストとの壮絶な闘いが始まった。
私の名前はツイーター。ここは私の望む世界じゃない!―アメリカ全土はゾンビが支配する魔の世界と化していた。マイアミで隠遁生活をおくっていた救急救命士のエルビスは、若き女性生存者ツイーターと10歳の少年コーディを助ける。やがて彼らは、老人のアドバイスでにゾンビのいない「孤島の楽園」を目指す。苦難の末、やっと島にたどり着くが、そこは楽園どころかあのマイアミより劣悪な閉ざされた世界だった。迫り来るゾンビ、悪い奴ら、恐ろしい秘密、・・・か弱き女性ツイーターは、ついに武器を手に戦士となることを決意する。この「絶望」から脱出するために・・・。
本作はCNBLUEの全てを綴ったボーダーレス・ドキュメンタリー!世界各地の貴重なワールドツアーの映像や、カメラが初めて入ったソウルの合宿所、ヨンファの寝室など、プライベートにも完全密着。さらにCNBLUEの出発点である渋谷のライブハウスでのシークレットライブに同行。インディーズ時代の音楽仲間を前に、自分たちの過去と現在、未来への熱き想いをぶつける4人の姿を、カメラが捉える…!監督は、韓国出身のドキュメンタリー映像作家、田容承(ジョン・ヨンスン)。日本で20年に渡り、NHKスペシャルや情熱大陸などの作品を手掛け、数々の賞を受賞。対象となる人物に真摯に向き合う独特の目線によって、CNBLUEの素顔がどのように描かれるのか…。
そのナンバーが揃う時、ヤツは必ずやって来る・・・!謎の符号“11”に秘められた邪悪な秘密とは!?最愛の妻と息子を放火で失った人気作家のジョセフ。失意の底にある彼は、不気味な幻覚に苦しめられていた。壮絶な交通事故に巻き込まれるも奇跡的に無傷で生還した彼は、牧師である弟から父親の危篤を知らされ、故郷のバルセロナへ向かう。彼はそこで、自らに起こる不吉な出来事の全てに“11”という数字が関わっていることに気付く。その符号の謎を解明すべく調査をはじめる彼は、少しずつ“冥界の扉”に引き寄せられていくー。
迫りくるゾンビ集団の脅威!“戦い”だけが生きていく術!―ゾンビ紀元12年ー。ゾンビウィルスに冒された世界は、ゾンビが増殖する世界だった。その対抗策として、大国は全ての核兵器庫を爆破させ、大災害を引き起こした。土地の大部分は放射能で汚染され、人類の98%は死滅。ゾンビの数は、もはや計測不能な程に膨れ上がっている。そんな荒廃した世界で、力尽き、ゾンビに襲わる寸前だったノックス(ジョニー・ジェル)は、モーゼス(フレッド・ウィリアムソン)と名乗る男が率いる集団に命を救われる。彼らは終末の世界を生き残るべく、小さなコミュニティを形成していた。初めこそ皆に疎まれたノックスだっが、徐々にその類いまれな戦闘力を発揮し、彼らの一員としてゾンビとの戦いに身を投じるようになっていく・・・。
謎の凶悪生命体、襲来!今、森はヤツの猟場と化した!―小さな町の森でカップルの無残な死体が発見される。事件を解決すべく調査を始めた保安官ケリー(レブ・ブラウン)のもとに、サラ(レイラニ・サレル)と名乗る科学者が現れ、これは人間ではなく、何らかの未知の生命体の仕業であると主張する。巨大な爪と、鋭い牙を持つ謎の生命体ー。サバイバル体験キャンプの参加者達、野外パーティーを楽しんでいた学生達と、森に入った人間が次々と残虐に殺されていく。その痕跡を「クリーチャー狩り」を目論む冷酷なハンター、クロフォード(デヴィッド・キャンベル)は執拗に追い続けるが・・・。
ハイエナを研究するポール(スティーブン・ドーフ)の恋人タリー(スヴェトラーナ・メトキナ)は、彼の研究でアフリカの砂漠へ同行する。ポールの前妻との娘、反抗期のジョー(メイジー・ウィリアムズ)もその旅に同行することになるが、ジョーのわがままで結局ポールは、テントにタリーを残し娘と車で空港に向かう。食料も水も残りわずかになり、数日経っても帰ってこないポールを待てず、テントを出るタリーだが、少し離れたところで見たものは銃で撃たれたポールの死体と、血だらけのジョーだった…。密猟団と接触してしまったタリーとジョーはその後、命を狙われることに。灼熱の砂漠と、ハイエナ、そして砂嵐…。無事、生き残ることができるのか!?
綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)は、見習いからホテルのボーイとなり、遂には、ホワイトハウスの執事にスカウトされる。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争・・・、アメリカが大きく揺れ動いていた時代。セシルは、歴史が動く瞬間を、最前で見続けながら、忠実に働き続ける。黒人として、そして、身につけた執事としての誇りを胸に。そのことに理解を示す妻とは別に、父の仕事を恥じ、国と戦うため、反政府運動に身を投じる長男。兄とは逆に、国のために戦う事を選び、ベトナムへ志願する次男。世界の中枢にいながらも、夫であり父であったセシルは、家族と共に、その世界に翻弄されていく。彼が世界の中心で見たものとは?そして人生の最後に流した、涙の理由とは―。
26歳のペトリは、彼女にフラれたことをきっかけに、モノで溢れた自分の部屋には幸せがないと感じ、自分の持ちモノ全てをリセットする”実験”を決意する。ルールは4つ。「1:持ちモノ全てを倉庫に預ける。2:1日に1個だけ持って来る。3:1年間、続ける。4:1年間、何も買わない。」毎日、モノを1つ選ぶたびに、自分自身と向き合うペトリ。「人生で大切なものは何か?」、究極の”シンプルライフ”から見えてくる。
1944年、コロンビア大学に合格したアレン・ギンズバーグ。大学の正統な姿勢に不満を覚えたアレンは、ルシアン・カー、ウィリアム・S・バロウズ、ジャック・ケルアックのような聖像破壊の友人に引き寄せられていく。中でもルシアンへの想いが自分の創作活動の原動力になっていくのを強く感じていた。しかし彼らの創造のための欲求と選択は、重大な過ちを招くことになるのだった・・・。
アメリカ人の作家トムは、別れた妻子の愛を取り戻し、人生をやり直すべく、縋る思いでパリを訪れる。しかし思惑は外れ、いつしか郊外の寂れたホテルに流れ着き、生きるために夜間警備員として働く日々が続く。そんなある日、美しい女性マーギットと出会ってから人生が好転し始める。2人の熱く激しい関係が、まるで見えない力に操られているかのように、次々と不可思議な出来事を引き起こすが・・・。
14歳の時に誘拐され海外へ売り飛ばされる直前、裏組織のボス・ブラックドラゴンに救われたフェニックス。その後彼女は殺し屋としての訓練を受け成長、組織のために働いていた。彼女の娘を拉致したブラックドラゴンの交わした「7つのミッションを成功させれば、母娘ともに解放する」との約束を信じて罪を重ねていくフェニックス。彼女に最後のミッションが与えられる。それは、4人の暗殺者たちとチームを組み、PCを見つけ出すこと。そのPCには国家防衛のために打ち上げられた情報衛星をコントロールするコードが仕込まれているという。フランス犯罪の巨大闇グループもそのPCを追っていた。寡黙なタイガー、暴力的なスネイク、妖しげなオックスとドライバーのホーク。互いの素性も知らぬままに5人は手を組み、激しい争奪戦を繰り広げていく。
平和な学園に訪れた普段と変わらぬ日常。誰もが想像しえなかった。その日が悪夢の一日となることを…。学園カウンセラーであるジェシー(バートン)はその日、6日前に兄を交通事故で亡くした高校生イリーをカウンセリングするよう学園長のエディソン(ダンカン)から頼まれる。イリーは放課後に同級生たちから暴力を受けていたところをエディソンに発見されたのだ。同級生に関するおぞましいスケッチを描き、彼らに見せたのだという。暴力をふるった5人を音楽室に待機させ、カウンセリングを始めるジェシー。沈黙を通していたイリーだったが、次第に心を開き始める。彼は彼女に打ち明けた。学園の人気者だった自分の兄デヴォンを殺したのは実はあの5人であり、呪術師の手によって蘇った兄が彼らへの復讐を果たすために今ここに向かっているのだというー。兄を亡くした精神的ショックからパニックを起こしていると疑っていたジェシーだったが、その時婚約者である警官のトラヴィス(サワ)から電話がはいる。デヴォンの墓が掘り起こされ死体が消えていること、兄弟の母親が自宅で死んでいたこと、不審な老婆を見かけたこと―。ジェシーは胸騒ぎをおぼえる。イリーがロッカーに隠していた、スペイン語で書かれた黒魔術の本を開いてみるジェシー。そこに書かれていた不吉な予言。そして、次第に学園が不穏な空気に包まれていく・・・。全てはイリーの狂言なのか。それとも、彼の言うとおり、死者が復讐に訪れるのか。
17歳になったチンプは、兵役前のひとときを大いに楽しんでいた。タバコにお酒、バイクにギター。そして何より一番の関心毎は女の子。奥手のチンプにも遠くから想いを寄せる少女がいた。真夏の夜のダンスパーティー、初めてのキス、不器用な愛の告白。浮足立った毎日に、胸の鼓動は高鳴るばかり。しかし家では、父親が酒に溺れ、しびれを切らした母親は、ついに妹を連れて村を出てゆくのだった。