夫を亡くしたベスは、幼いローウェンを連れて、“三日月の家”と呼ばれる別荘にやって来る。その地は昔から三日月型をした岩礁になっており、水難事故が相次いでいた。ある日、家で寝ていたベスとローウェンは、インターホンの音で目覚めるが、外には誰もいない。それから不思議なことが起こり始める。そして、近くに住む少女サムに「気をつけて」と言われるベスだったが、とうとうローウェンを家に残して、ベスが消えてしまう。
20歳のルーシーは、男の子とキスをしたことも、働いたことも、本当の友人を持ったこともなかった。彼女のいちばんの―おそらくただ1人の―理解者は、母親のクレア。ルーシーを外の悪い世界からずっと大切に守ってきた。自分の末期の病さえも隠しながら…。クレアの妹ケリーは、手遅れになる前に娘に本当のことを告げるようにと急かす。何かが母に起きていることに気づいたルーシーは、早く自立した大人にならなくてはと、焦って就職面接を受けに行く。その道中で目にした「フェリーニ映画祭」と題されたきらびやかで怪しい劇場。吸い込まれるように入っていったその場所で、『道』にまたたく間に心を奪われる。これまで慣れ親しんだハッピーエンドとは違う、巧妙に不可解に作られた悲喜劇。フェリーニの魅惑の世界にのめり込んだルーシーはいてもたってもいられず、フェリーニを探すためイタリア各地を巡る旅へ出る。そこで待ち受けるのは、フェリーニ作品の世界に迷い込んだようなファンタジーや悪夢、胸高鳴るラブストーリー。彼女の発見の旅と人生は、段々と死の足音が近づいている母クレアとは対照を成す。離れていても繋がっている二人。真実と虚構が幻想的に絡み合いながら、ルーシーの「フェリーニを探す旅」は最終地点へと向かっていく。
他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでゆく……。
エネルギー枯渇問題に直面した近未来。人類はコピーしたもう一つの地球 ≒エコーワールドからエネルギーを得ることでその危機を脱しようとしていた。しかし、二つの世界を?ぐ巨大タワーの暴走により各地で異常現象が発生、世界は崩壊の危機に陥ってしまう…。事態収束のために、エレルギー会社勤務の元NASA宇宙飛行士ウィル(ダン・スティーヴンス)をエコーワールドに送り込むが、そこには戦争が起きたような跡のような荒廃した世界がひろがっていた。次々と襲い掛かるドローン、刻一刻と崩れゆく世界。果たして地球は崩壊の危機を脱することはできるのか?
息子テオと二人暮らしの元警官フランク。ある夜、シッターのベッツィに家を預け帰宅した彼が見たのは、血の海となった自宅トイレの中に引きずり込まれていくベッツィの凄惨な最期だった。家にサメらしき怪物がいると主張し、テオと庭でテント生活を始めたフランクだが、地元の悪徳不動産会社は勝手に家を売ろうと画策。内見に来たカップルもまた犠牲者となってしまう。自分の家以外でも同様の事件が起きていることを知ったフランクは、怪物「ハウス・シャーク」の駆除専門家という人物を探し出す。犠牲者は数を増していく中、ハウス・シャークとフランクたちとの奇想天外な戦いが幕を開ける!
トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。
後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014年6月、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国」(IS)がシリア北部の街ラッカを制圧した。かつて「ユーフラテス川の花嫁」と呼ばれるほど美しかった街はISの首都とされ一変する。爆撃で廃墟と化した街では残忍な公開処刑が繰り返され、市民は常に死の恐怖と隣り合わせの生活を強いられていた。 海外メディアも報じることができない惨状を国際社会に伝えるため、市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)が秘密裡に結成された。彼らはスマホを武器に「街の真実」を次々とSNSに投稿、そのショッキングな映像に世界が騒然となるも、RBSSの発信力に脅威を感じたISは直ぐにメンバーの暗殺計画に乗り出す――。
第1話 チェコ・プラハ編、第2話 中国・上海編、第3話 フランス・パリ編、第4話 日本・小樽編、第5話 イタリア・フィレンツェ編。5つの都市を舞台に繰り広げられるオムニバスラブ・ストーリー。日本の岩井俊二、香港のスタンリー・クワン、台湾のウェイ・ダーションが監修。
6人の大学生が相乗りし、広大な山道を車で横断していると、タイヤがパンクする。タイヤ交換を担当した男は、パンクはアクシデントではなく、銃撃を受けていたことに気づく。その時、既に彼らは「何か」の標的になっていた…。
オーストラリア人のフォトジャーナリストであるクレアはベルリンでの休暇中、地元で高校の教師を務めるアンディと出会い一夜を共にする。しかしこの一目惚れのロマンスの始まりが、クレアにとっての悪夢の始まりだった。翌朝アンディの部屋で目覚めると、彼は仕事に出かけていた。そして気が付く。自分が監禁されていることを。そう、アンディは2 度とクレアをこの部屋から出さないつもりだったのだ…。
几帳面な性格だが、植物が苦手なために、庭を荒れ放題にしているベラのもとに届いた撤去勧告。“一ヶ月以内に庭を元どおりにできなければアパートを出て行くこと”。」何から手をつけていいかわからないベラは、料理人ヴァーノンの助けもあって、犬猿の仲だった隣人アルフィーの力をかるることになり…。
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)は、育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)にいつしか恋心を抱き、結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまい、逆上したスクヒは復讐を実行。しかしその後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて新たに運命の男性に出会い幸せを誓うが、結婚式の日に新たなミッションが降りかかり―。
ユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットは、イギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングが主張する「ナチスによる大量虐殺は無かった」とする”ホロコースト否定論“を看過できず、真っ向から否定していた。しかし、アーヴィングはリップシュタットを名誉毀損で提訴し、異例の法廷対決を行うことになった。訴えられた側に立証責任があるイギリスの司法制度で戦う中でリップシュタットは、大量虐殺の事実を証明する必要があった。彼女のためにイギリス人による大弁護団が組織され、アウシュビッツの現地調査に繰り出すなど、歴史の真実の追求が始まった。そして2000年1月、多くのマスコミが注目する中、かつてない歴史的裁判がはじまった―。
十八世紀の朝鮮時代。貴族の婦人が君子と企んで貞淑な未亡人を欲望の罠に落とすという恋愛ゲームを繰り広げる。儒教秩序の厳しい時代、こんな挑発的な出来事が起こったら?恋愛ゲームを生きがいにしているチョ婦人(イ・ミスク)は、プレイボーイの従兄弟チョ・ウォン(ペ・ヨンジュン)に、夫の16歳の愛妾のソオクを妊娠させてほしいと頼む。だが、彼は9年間貞節を守ってきた未亡人のスク婦人(チョン・ドヨン)に目を付け、ゲームの標的として彼女を落とす賭けに出る。ウォンの熱心な求愛を受け、スク婦人はウォンの手に落ちるが、ウォンは彼女に別れを告げてしまう。スク婦人がショックで憔悴していることを知ったウォンは、スク婦人のことを愛していると、この時初めて気づくのだったが・・・。
サンフランシスコの小さな南町では保安官ポールが霧の中家に車を走らせている。その時彼は事故で一人の日本人男性の歩行者にぶつかってしまう。同時に日本人のミステリー小説家、アカホリ アヤ(藤谷文子)は彼女の新作、お金儲けのために書いた世界的に有名な「たかべ検査官」シリーズのプレスツアーから逃れるためにサンフランシスコに旅行に来ていた。孤独で精神的に弱っていた彼女はミステリアスなリノから日本人旅行者(北村一輝)と情事を始める。彼女の新しい彼氏はカリスマ性があり、魅力的で、、、しかし不意にスーツケースと謎を残しホテルから消えてしまう。
1981年、刺激のある人生を求め旅するバックパッカー、ヨッシー・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)。彼は2人の友人とガイドと共に、ボリビアのジャングル奥深くにある先住民が住むと言われる秘境の地を目指す。しかし、険しいジャングルを進むうちに、友人の怪我、意見の対立などからグループ内に争いが始まり、4人は2組に分かれて行動することになる。しかし、あるトラブルが起こり、ヨッシーはジャングルにたった1人取り残されてしまう・・・。ヨッシーは、ジャングルに潜む野生生物や自然の脅威に晒され、さらに孤独な闇夜を過ごすことで肉体・精神ともに追いつめられていく。そして、最後は自分との闘いに・・・。果たして、彼の運命は――。
地球から遥か遠くはなれた惑星、オシリス。ここには囚人たちが収監されている刑務所があり、オシリスを植民地にする計画のため働かされていた。宇宙船フローティラで上空からオシリスの管理を任されていた中尉のケインは、地球より遊びにきていた娘インディと地上でつかの間の休暇を楽しむ。次の日、囚人たちが反乱を起こし脱走、更には“何か”が人を殺していると連絡が入る。上官は惑星を破壊すると決断。ケインはまだオシリスにいる娘を救うべく地上へ向かうも不時着。その場にいた元囚人のサイと共に囚人たちがいると思われる首都へと向かう。
英国陸軍のパーシー・フォーセットは、ロンドンの地理学協会に呼び出され、南米ブラジルとボリビアの国境の測量を依頼される。しかし、これを成功させれば一家の名誉を取り戻せると知り、ヘンリー・コスティンと共にアマゾンへ向かうことに。様々な困難を乗り越え森の奥地へ進むと、フォーセットらは地面に散らばる土器を見つけ衝撃を受ける。帰国後フォーセットは、家族と子供たちと再会し幸せをかみ締めるも、地理学協会で、未開拓とされていた場所に黄金都市“Z”が存在することを告げ、再びアマゾンへ向かうのだった…。
父と子の世代差のカナダ人浮世絵職人とアメリカ人デザイナーが日本のビデオゲームキャラクターからインスパイアした、新しい浮世絵の作品を作って世界で大人気。『浮世絵ヒーローズ』は、彼等の1つの作品ができるまでに密着したドキュメンタリー!
イタリア・トスカーナ州の緑豊かな丘の上にある診療施設、ヴィラ・ビオンディ。ここでは心にさまざまな問題を抱えた女性たちが社会に復帰するための治療を受けている。大声を張り上げて意気揚々と闊歩する“自称・伯爵夫人”のベアトリーチェは、この施設の女王様のような存在だ。ある日、彼女の目に留まったのは、やせ細った体のあちこちにタトゥーが刻まれた、若く美しい新参者のドナテッラ。ルームメイトになったふたりは施設をひょっこりと抜け出し、行き当たりばったりの逃避行のなかで徐々に絆を深めていく。やがて心に傷を負ったドナテッラの脳裏にある痛切な記憶が甦り、ベアトリーチェは病院に引き戻された彼女を救い出そうとするのだが・・・。
会社経営者の夫ミケーレと豪邸で暮らすエルサは、1人娘のアリスが成人して手を離れ、長年の夢だったフレスコ画の学位取得を目標に研究に打ち込む日々を送っていた。ところがある日、夫が共同経営者に会社を乗っ取られてしまったことが判明。それをきっかけに、仲の良かった夫婦の関係に亀裂が生じはじめ……。
終身雇用を求めて公務員になった男がリストラの対象になってしまったことから巻き起こる騒動を描き、イタリアで大ヒットを記録したコメディドラマ。終身雇用の仕事に就いて安定した人生を送るという子どもの頃からの夢をかなえ、15年前に公務員になった独身男性ケッコ。しかし政府の方針で公務員が削減されることになり、ケッコもその対象になってしまう。それでも公務員の職にしがみつこうとするケッコをどうにか退職に追い込みたいリストラ担当者は、ケッコに僻地への異動を命じ続け、ついには北極圏へと左遷する。
1997年。スケートボードを楽しむ不良グループの1人、コーリー(トビー・ウォレス)は不良仲間と同級生のジョナ(ガリヴァー・マクグラス)をいじめていた。実は2人は幼い時いつも一緒に遊んでいた友人だったが、あることをきっかけに疎遠になっていた。ハロウィンの夜。コーリーの不良仲間たちは変わらずジョナをいじめていたが、そんな状況に飽き飽きしていたコーリーはたまらず仲間の輪からはずれ、ジョナを助ける。ジョナはコーリーを闇夜の中に連れて行くと、そこには、夢とも現実ともつかない世界がひろがっていた。コーリーは怯えながらも、ジョナについていくと、ついに2人が離れることになったある“秘密”が暴かれることになる・・・。
ケイン・マディソンはロサンゼルスで建築家としての日常を送る一方で、心に潜むもう一人の自分は、浪人として悪の武将が支配するサムライの世界を彷徨っていた。様々な現実世界でおこる不運に絶望したケインは、心の拠り所を探す旅に出る。現実世界、そして心の世界、それぞれの戦いの先には一体、何があるのか。
失業中だった元軍人のエディ(バンデラス)は、運よくショッピングモールの夜間警備の仕事を得る。その勤務初日、一人の少女が深夜のモールに逃げ込んでくる。すぐに少女の父親だと名乗る男がやってくるが、何かがおかしい。男を追い返したエディはやがてその男の恐ろしい正体を知ることになる。実は少女は父親と名乗る男が率いる犯罪組織に両親を殺され、目撃者として裁判で証言をする予定だったのだ。しかしその前日に、犯罪組織に襲われ命からがら逃げてきたのだ。数時間後、少女を追って重武装した男たちが次々とモールに侵入。外部との通信も遮断され、孤島と化したモールの中で、エディは今日会ったばかりの同僚たちと少女を守るため、犯罪組織と闘うことになる!
ザ・ローリング・ストーンズ、ニルヴァーナ、U2、ジョイ・ディヴィジョン、ビョーク、メタリカ…世界最高のアーティストに愛される男――ザ・ローリング・ストーンズ、U2、ジョイ・ディヴィジョン、ニルヴァーナなど世界最高のアーティストたちを撮り続けてきた最強のロック・フォトグラファー、アントン・コービン。カルチャー・シーンに大きな影響を与え続ける彼を4年に渡り完全密着したドキュメンタリー。U2、メタリカ、ルー・リード、ジョージ・クルーニーといった一流アーティストたちとの作品創りの様子など見所が満載。30年以上のキャリアで撮りためたポートレートも劇中にちりばめられ、その偉大さにあらためて圧倒される衝撃作。
結婚間近の婚約者と妊娠中の妻を同じ事故で失ったシンミンとユーウェイ妻のシャオウェンと間もなく生まれる子どもを楽しみにしているユーウェイ。だが、交通事故が運命を大きく変えてしまう。シンミンは婚約をユーウェイは妻と未だ見ぬ我が子を失ってしまったのだ。人生の羅針盤を失ったかのように立ち尽くす二人。合同葬儀の場で初めてその存在を知った二人は、出口のない悲しみの迷路から抜け出せずにいた。苦しみの中、ユーウェイはピアノ教師だった妻の生徒たちの家を尋ね歩く・・・。シンミンは新婚旅行をかねて、新メニューを探しに行くはずだった沖縄へと旅立つ・・・。それぞれの旅の先に、待ち受けていたものとは・・・
失業中のウィルは妻のドーンと仕事探しに自宅から遠く離れた街へ来ていたが、職を得られないまま帰途につく途中、ヒッチハイクするリーとシェリルを見つける。2人を車に乗せた後、低体温症の老人コーマックも乗せるが、間もなく息をひきとってしまう。そのコーマックの財布に、数字の書かれた紙片を見つけた4人。コーマックが20年前に銀行強盗をし、400万ドル相当の金貨が見つかっていないことを知る。金貨を探すため、雪山へ足を踏みいれる。そして金貨を巡る争奪戦が始まりーー!?
主人公のクワン(ラウ・チンワン)は、お人よしで、優しくとても世話好きな医師。その性格のために恋人のメイメイはわがままやりたい放題。さすがのクワンも彼女には嫌気がさしていた。ついにメイメイの母親の誕生日を祝う席で2人は喧嘩し、クワンは席を立って帰ってしまう。帰宅途中、クワンは空から何かが落ちてきたのを見る。驚いたクワンはその場所へと近づき、さらに驚く。なんと、上から落ちてきたのはジサン(アテナ・チュウ)であった。彼女は以前彼女の祖母に付き添ってクワンの病院に診察を受けに来たことがあり、気に留めていた女性だった。クワンは急いで彼女を病院へ連れて行き、何とか彼女の一命を取り留めた。それから2人の間に愛情が芽生えていく。クワンはメイメイと別れることを決意し、彼女に別れ話を持ちかける。メイメイは予想通り、憤慨し彼の話を聞き入れてくれなかったが、クワンはジサンと付き合い始めることに。やがて、メイメイは悪霊に取り憑かれたかのような狂乱状態になってしまう。メイメイを心配したクワンはテレビ番組に出演している、インチキくさい霊媒師(サイモン・ロイ)に相談することにする。霊媒師は意外にも今の恋人ジサンが原因ではないかと言い出す。あの時、彼女の一命を取り留めたはずだったのだが・・・
“財叔”とは50、60年代の著名な抗日漫画の登場人物だ。監督・程小東と徐克が既に販売停止されているこの古めかしい漫画の世界をスクリーンに甦らせた。日中戦争時代の満州国。傀儡政権の皇帝・溥儀は日本軍に協力し秘かに化学兵器を開発しようとする。その企みを阻止しようとして、満州国に潜入する老医師の財叔と中国陸軍の兵士達は力を合わせて日本軍将校やスパイと対決する・・・ド派手な爆発シーンがふんだんに盛り込まれ、銃撃戦にカンフー攻撃も飛び出す香港らしいアクション作品。豪華な出演メンバーによる、笑いありアクションありの一大娯楽作品に仕上がっている。