1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部代表のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15人と秘書1名による会議が開かれた。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」について。「最終的解決」とはヨーロッパにおける1,100万ものユダヤ人を計画的に駆除する、つまり抹殺することを意味するコード名だった。
山でのフリークライミングの最中に夫・ダンを落下事故で亡くしたベッキーは、悲しみから抜け出せず1年が経とうとしていた。ある日、ベッキーを立ち直らせようと親友のハンターが新たにクライミングの計画を立てる。今は使われていない地上600mのモンスター級のテレビ塔をターゲットとして選んだ彼女たちは、老朽化で足場が不安定になった梯子を登り続け、なんとか頂上へと到達することに成功する。そこでベッキーは夫の遺灰を空から撒くことで、彼を偲び、新たな1歩を踏み出す決意を示すが、それもつかの間、梯子が崩れ落ち、彼女たちに次々と困難が襲いかかる!自分たちの持つ技術と知識をフル活用して、どうにかこの危機を抜け出そうとするが…
画家として成功し個展を開くことができたジェーン。個展の初日、お酒も飲み羽目を外してしまった自宅への帰り道で、人気のない路地に迷い込んでしまう。そこで彼女はレイプされてしまう・・・。何とか自らの足で病院にたどり着き、病院関係者の通報によりやって来た女性刑事から事情聴取を受ける。しかし彼女の過去の逮捕歴が判明すると、聴取は通り一辺倒なものとなった。その後、事態の進展を聞きにたびたび警察を訪れるが、「捜査の進展はない。」の一点張り。ついに彼女は「自分でけりをつける!」と意を決するのだった・・・。
母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアンも行方不明になったリニ。それまで住んでいた一軒家を後にし、父親とふたりの弟と共にジャカルタ北部の高層アパートに4年前に越して来た。一方、数年に渡り2,000人が犠牲となっている前代未聞の連続殺人事件が世間を賑わせていた。そして、慎ましく暮らしていたリニたちの周囲を、度重なる不幸が襲い始める。アパートのエレベーターが落下し、多くの住人が命を落とし、父親も重傷を負う。さらに、死者の埋葬もままならないまま、局地的な大嵐が襲い下層階が浸水。停電も併発し完全に孤立してしまう。リニたち住人は、暗闇を纏った寒々しいアパートで、多数の遺体と一夜を過ごさなければならなかった―。
1934年、雪に覆われた中国・東北部の森林地帯にパラシュートで降り立った4人の男女工作員。満州国のハルビンに潜入しようとしている4人の目的は、日本軍の秘密施設から脱走した男性を保護し、日本軍の罪を世界中に知らしめること。そのミッション名「ウートラ計画」遂行に選ばれた張、王夫婦と楚良と小蘭カップルだが、突然の作戦変更で互いのパートナーを入替、別行動をとる事になってしまう。敵地への潜入には、石橋を叩いて渡るほどの用心深さが求められる中、このミッションは既に満州国の特務警察に察知されていたのだ。敵国に事前に侵入していた仲間の裏切りから作戦が漏れ、敵に先回りされてしまう事態が続く中、4人の工作員は「ウートラ計画」を無事に遂行する事ができるのか?
ブラッドリーは地元大学の社会学教授であるが、それは表の顔に過ぎない。長きに渡り、女生徒たちを巧みに誘い出し、人里離れた自宅に拉致・監禁していた。逃亡を図ろうとする者は容赦なく惨殺される中、彼が新たに目を付けたヘイリーは、明るく活発な女生徒。捕らえられた彼女は、数日間に渡り暗い部屋に拘束され、気が狂うほどのフラッシュライトと爆音ノイズを浴びせられる。そして、拷問から解かれた彼女の前に現れたのは、そこで5年ものあいだ囚われの身となっているジェニファーという女性だった。一方、町の廃車置き場で拷問を受けた末に殺害された女性の遺体が発見される。事件を調べる捜査官のホークは、相次いでいた女子大生たちの失踪の事実に辿り着き、捜査線上にはブラッドリーの存在が…。
周りはヤバイいヤツらばかり、愛娘を守るため男は金色のレクサスを駆る!金色のレクサスに跨り一攫千金を夢見てその日暮らしを送る男・ノア。そんな彼にも大事なものがある。恋人のレアとその娘のジータだ。いつものようにジータの送迎を頼まれたノアであったが、刑務所を出所したばかりの従兄弟カルロスと合流したことで彼の運命が大きく狂い出す。カルロスの起こす強盗事件に巻き込まれ、挙句の果てに彼の盗み出した薬物を取り返そうとする謎の女にジータが誘拐されてしまう。娘を取り戻すためにノアは愛車レクサスとイカれた従兄弟を相棒に血みどろの逃走劇を果たしてノアは愛車と愛娘をも守り切ることができるのかーー!?
ウェイトレス兼ストリッパーのゾラはレストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点があることで意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急なことで困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。
かつて精鋭部隊・コマンドーの隊長として名を馳せたジョン・ハンターは、現在は軍を退役し、元妻のローリーとの間に設けた愛娘・ジェニーを想いながら山荘での静かな生活を送っていた。そんなある日、ハンターが暮らす山荘をかつての戦友ホプキンズ将軍が訪れ、謎の忍者軍団によりローリーは殺害され、ジェニーが誘拐されたことを知る。元妻の死を喜ぶハンターだったが、娘を取り戻すべく単身で忍者軍団に戦いを挑むことを決意する。事件の裏には謎の男キンスキーが関わっていることが判明するが……?
近未来のローマ、殺人レースが流行していた。その殺人レースを行っているライバル局に対抗するために死刑囚を集めて殺人ゲームを開催しようとするのだが…。
画家のオルソは、双極性障害を抱えるルイゾンと愛欲に溺れた日々を送りながらも、彼女の激しい気分の波にいつも振り回されていた。ルイゾンの病状は深刻なものだったが、オルソは彼女との関係がいつか良い方向に進んでいくものと信じていた。しかし、ある日突然、ルイゾンはオルソの前から姿を消す。その事実を受け止めきれず、オルソの心は壊れていく―。オルソはルイゾンの双子であるマーラに電話をかけ、やがて二人の禁断の関係が始まる。狂おしくオルソを求めるマーラ。オルソはマーラの肉体を弄びながらも、幻影の中のルイゾンと激しく愛を交わす・・・。
アメリカ、辺境の田舎町ミニンワ。その町には小さいながらも確かに人が住み、それぞれが問題をかかえて生活していた。生活苦にあえぐ農家の夫婦とゲイであることをカミングアウトできずにいるその息子、不法移民の男を愛し結ばれようとするモーテルの客室係や、望まない妊娠が発覚してしまったヘアスタイリスト―。そんな彼らの悩みをちっぽけなものと嘲笑うかのように、前代未聞の超大型竜巻が発生しミニンワを襲おうとしていた。
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗に2人につきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。一方、地上では妻とのハワイ旅行をキャンセルした刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が…。
「神に愛された土地」で世界最高峰のワイン造りに魂を注ぐ人々に迫る至高のドキュメンタリー!ロマネ=コンティをはじめとする世界最高峰のワインを生み出すワイン愛好家の聖地、フランス、ブルゴーニュ地方。1年を通じて名だたる畑を守る生産者たちの、普段は見ることのできない貴重な舞台裏に密着。彼らがワインとテロワール(土壌や生育環境)について語り、最高級のワインが生まれる貴重なプロセスを、フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリーを思わせる眼差しで、詩的で芸術的な映像にのせて映し出す。冬から春、収穫を経て、ワインができるまでを体験し、何世紀も繰り返され、またこれからも黙々と繰り返されるであろう日常をじっと見つめるうちに、自然の真理や哲学を見るがごとき感覚が生まれるだろう。
遠くない未来、人類は火星の開拓を開始。地球を捨てた移住者たちは各自の居住地《コロニー》を作り、生活を営んでいた。ある日、辺境のコロニーに住む3人の家族が何者かに襲われる。激しい戦闘で父親は死に、母のイルザと幼い娘のレミは生き残った。襲撃者はジェリーと名乗り、そのコロニーは元々自分の家族の物だったという。そして、2人もそこで暮らしてもよいと。だが、イルザはジェリーを撃とうとして、逆に殺されてしまう。残されたレミは、ジェリーと2人で生きてゆくしかない。友達は、スティーブと名付けたロボットだけ。そして月日が流れ、レミは美しい娘に成長するが……。
1940年、第二次世界大戦中のドイツ占領下のポーランド。アウシュヴィッツ強制収容所に最初の囚人たちが連行された。その中には、戦前のワルシャワで“テディ”の愛称で親しまれたボクシングチャンピオン、タデウシュ・ピエトシコフスキがいた。到着後、すぐに待ち受けていたのは「死の選別」。労働力にならないとみなされた高齢者や病人、女性、子どもは「シャワー室」だと聞かされてガス室に案内され、二度と戻ることはなかった。テディには労働が命じられた。そこでは「77番」という“名”が与えられ、左腕には囚人番号の入れ墨が刻まれた。揃いの縞模様の布切れを身につけ、十分な寝床や食事を与えられることなく過酷な労働に従事させられていたある日、一人のカポがボクシングチャンピオンであった彼の才能に気付く。退屈して街で問題を起こしていた衛兵たちのいい気晴らしになると判断され、リングに立たされることになる。「ここでのボクシングは、スポーツではない」。テディは、司令官たちの娯楽として消費される葛藤を抱えながらも、親しくなった少年ヤネックや囚人仲間たちのために闘いを続け、戦利品として手に入れた食料や薬を惜しげもなく分け与える。彼にとってボクシングは、生き抜くための闘いそのものになっていた。死の恐怖と隣り合わせの中で、収容者たちはテディの活躍に声援を送り、ひとときでも祖国ポーランドに生きて帰る希望を持つことができた。次第に彼は、ナチスは無敵ではないのだという希望の象徴となり、囚人たちの士気を高めていくが―。
廃炉となった原発が爆破処理されたカリフォルニアのある海辺の町で、謎の行方不明事件が続発し、白骨と化した人間たちが発見される。保安官は当初、人喰いザメの出現を疑ったが、被害者たちを襲ったのはサメではなく、なんとカブトガニ。それも放射能の影響で凶暴化し、さらに巨大化したカブトガニの群れだった!やがて一匹の殺人カブトガニがゴジラ級に巨大化し、町は壊滅の危機に陥る…。
1993年、春。養護施設出身で札付きのワルだったヒスは、釜山港の外れの街クアムを牛耳るソンに拾われ、その右腕として一帯を仕切っていた。小さな海水浴場に観光ホテル、屋台に風俗店。こんな小さな港でも、その利権を狙う奴らがしのぎを削っていた。一方、クアムに目を付けたヨンド派は、ヒスと共に施設で過ごした親友チョルジンを使い、ヒスを懐柔しようとしていた。しかし、ヤクザ稼業に嫌気がさしていたヒスの望みは、クアムでのし上がっていくでもなく、ヨンド派で金を稼ぐのでもなく、施設時代からの恋人インスクと一緒に、巨済島でペンションをやりながら暮らすことだった。そして、ヒスはソンの元を訪れ組織を抜けたいと告げるが―。
牙をむき出しにした権力に、“自由”は傷だらけになって立ち向かう。衝撃の158分――自由とアイデンティティーをめぐる、絶望と希望の物語!2019年、香港で民主化を求める大規模なデモが起きた。飛び交う催涙弾、ゴム弾、火炎瓶……。この最前線に立った若者たちの姿を中心に、約180日間に及ぶ壮絶な“闘い”を多面的に描いたのが『時代革命』である。カンヌ国際映画祭でのサプライズ上映で国際社会にインパクトを与えた衝撃作は、2022年8月から日本公開され、大きな話題を呼んだ。デモの発端は、犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案が立法会に提出されたことだった。映画は、デモ活動が活発化してゆく19年6月頃から、撮影が開始された。間もなく、デモの参加者は香港の人口の約3割となる200万人に膨れ上がり(※主宰側発表)、警察との衝突も徐々に激しさを増す。カメラは、中核となるリーダー不在で始まったデモが、SNSを媒介として統制され、次第に大きなうねりとなっていく様や、青年が警官に銃撃される姿をとらえたショッキングなシーンを記録していく。そして、映画の終盤では香港理工大学でのデモ隊の敗北が、重苦しく描かれる。本作は、香港の自由と民主主義を守るため、抗争の最前線に立った若者たちの180日間の闘いを記録した、傑作ドキュメンタリーである。
1940年。連合国軍がダンケルクの戦いに向けて準備を進めている頃、ポーランド軍の潜水艦オジェウにある命令が下る。それはキールを出港したドイツ戦艦シャルンホルストやグナイゼナウなど、3隻から成る艦隊を攻撃せよというものだった。オジェウの乗組員たちは、密室の艦内で魚雷の恐怖や数々のトラブルにさらされ、肉体的にも精神的にも追い詰められる。やがてオジェウの前に、シャルンホルストらドイツ戦艦が現れる。
なぜここに人喰いワニが…そんなことより逃げろ!新婦のリサと新郎のチャーリーは、結婚式を挙げるため人里離れた田舎町の屋敷を借り、前日から親族や友人たちと過ごしていた。よく晴れた当日、ガーデンウェディングの真っ只中に突如として現れたのは、なんと巨大な人喰いワニ。参列者たちが次々と襲われるなか、新郎新婦と数名はなんとかしてワニを振り切り、屋敷に籠城することに成功。ただし、電話もインターネットもつながらず、ワニに対抗できるような武器もない。さらにここに来て新郎の浮気が発覚し、仲間内に大きな亀裂が。この状況で本当にワニの恐怖から逃れられるのか…。冒頭からラストまで、人喰いワニの恐怖をとことん味わい尽くせる、新時代のモンスターパニックムービー!
愛を知った殺し屋は一人、暗殺集団の待つ古城へと向かう!肉体に不調を覚え不安を抱える凄腕の殺し屋・フランク。自らが所属する組織の主からある女性の誘拐を頼まれる。女性の名はマレーネ。任務の為に彼女に近づくも彼女の純真さに触れ、恋に落ちてしまうフランク。だが、フランクより先に組織が動き、彼女を連れ去ってしまう。フランクに迫られた選択は二つ。彼女を見殺しにして組織に戻るか、それとも彼女を奪還する為に組織を敵に回し一人立ち向かうのか!?フランクの決断は?そして、二人の運命は――!
15世紀、フランスの王位継承をめぐって、フランスとイギリスが血で血を洗う争いの時代。若きジャンヌ・ダルクは、「フランスを救え」と言う神の声に導かれてフランス王の軍隊を率いていた。神、愛、罪、福音と祈りを説くジャンヌだが、その力に畏怖と疑心を持った味方の軍内部から反発が生じる。やがてジャンヌはイギリス側に捕らえられ、教会によって異端審問にかけられる。抑圧と支配の濃密な論理で迫る「雄弁」な男たちを相手に、反駁の叫びと沈黙で応じるジャンヌ。告発に屈せず、自らの霊性と使命に忠実であり続ける。
釜山の建設現場で働く従業員たちにかかってきた電話――。振り込め詐欺によって娘の治療費からマンションの支払いまで、沢山の人々が大金を失った。現場の作業員として働くソジュン(ピョン・ヨハン)は、前職が刑事という異色の経歴を持つ。彼は愛する妻と同僚の30億ウォンを取り戻すため、振り込め詐欺犯を追跡しはじめる。犯人の手がかりを掴み、中国のある建物へ侵入するソジュンだったが、そこでは組織化された巨大な詐欺集団が総責任者クァク(キム・ムヨル)の指示で毎日多額の振り込め詐欺を行っていた!愕然とするソジュンだったが、300億ウォン規模の新たな詐欺計画を知り、元刑事の正義感に再び火がつき、ひとり巨悪に挑む!
香港九龍の黒社会で暗躍していたシャンはある日、組織間の暴動事件に関わった罪で投獄される。出所したシャンは一人娘を育てるため、弟分のラオリン、ア-ナンとともに黒社会から足を洗い二度と戻らないと誓いをたてるが、黒社会のボス、タリーの襲撃を受ける。激しい格闘とカーチェイスの末にタリーを死に至らしめると、復讐に燃える凶暴なタリーの弟・ジャーノンの報復を受ける。弟分たちを殺され、ついには娘をジャーノンに拉致され――。
長年、麻薬の密売に手を染めてきたドラッグ・ディーラーのバッジは、恋人ソフィアと共に裏社会から足を洗おうと最後の大口取引を画策。ウクライナ人プッシャーから50キロのブツを仕入れ、倍の値段で売り抜けるのだ。そのために、裏社会でも一目置かれる闇金のジョーから10万ポンドを借りる羽目となるが、売り先も確保しすべては順調に思えた。しかし、弟分のヘマからブツを積んだバンが何者かに乗り去られ、買い手にも逃げられてしまう。返済期限が迫る中、事態を収拾しなければ彼の人生計画はフイになり、見せしめにジョーの手によって消されるだろう。残り僅かな時間で窮地に立たされたバッジのもと、彼が買い手を失ったことを知ったジョーはすでに手下を仕向けていた・・・。