ごく普通の夫婦に見えるエドとスーザン。しかし2人は“スタジオレッド”と名乗るスナッフ・フィルムを追求する殺人夫婦だった。今回エドは、史上初の3本立て長編映画を作ろうとしていた。それは一晩で3人の犠牲者、つまり3人を殺害するというもの。夫婦は観客の目を楽しませるために家中にカメラとマイクを設置、3つの殺人のすべて撮影し、DVDに収録しようと企画。獲物探しは難航したが、ようやくロサンゼルスの街で高額の報酬を支払うと騙して、クラッチとジェイミーとクリスタルの男女を家に連れ込むことに成功した。いよいよ、己の欲望に忠実な殺人鬼の本性を剥き出しにした撮影が始まるのだが…。
大学生のシルヴィ、メアリー、アナはスペイン旅行に出かけ、地元出身の友人ギャビーに迎えられて目的のヴィラへ向かう。そこは携帯電話もつながらない山奥で人けもない。それでも4人は思い切りバカンスを謳歌し、夜は恋愛話や映画のオーディション話などに花を咲かせる。そんな中、外に出ていたギャビーが突然番犬マックスに噛まれて傷を負った。彼女は犬が何かに脅えていたという。まもなくして若い男性警官が来るが、しばらくしてギャビーは苦しみ出し絶命した。家主の連絡先はわからず、救急車は来ない。電話線も切られている。彼女たちは警官を殺人犯と思い込んで気絶させ、ヴィラから脱出しようとするが、車を動かそうとしたアナの背後に何者かが忍び寄り…。
サンフランシスコで暮らすフェロはインターネット業界で成功した億万長者。美しい女たちと浮名を流してきたが、イタリアにいる父が臨終の場で「1ヵ月間、カネも持たず、他人に成りすまして過ごせ。理由は聞くな」と言われ、その遺言を守ることに。NYへ行った彼は、バーで出会った女性を手始めに、いろいろな人々と出会い、その優しさに触れていく。そして、気づけば大手不動産業を営むオーナー運転手として、住み込みで働く日々だった。そんなある日、NYで最初に出会い、誤解されたままだったダイアンと偶然にも再会し、意気投合。自分の本当の身の上を明かしたくても明かせぬまま、フェロは彼女に急速に惹かれていく。
1970年代に台湾から渡米し、成功することを夢見てきたジェリー。40年間続けてきたエンジニアの仕事をリタイアし、妻とは離婚。3人の息子とも離れて、独りで暮らしていた。ある日、そんな彼のもとに中国警察から電話が。ジェリーがフロリダに持つ銀行口座を通して128万ドルが違法に移動されており、自分が国際的なマネーロンダリング事件の容疑者になっていると知らされたのだった。逮捕の上、中国に強制送還すると告げられたジェリーは、“おとり捜査官”として中国警察の捜査に協力させられる羽目に…。
大自然に囲まれたテキサスの湖。そこ突如出現したオオメジロザメと幾多の壮絶なバトルを繰り広げてきた元猟区管理官のスペンサー。今では静かな人生を送り、二度とサメには関わらないと心に誓う彼であったが、オオメジロザメは再び湖に姿を現し、さらに繁殖期をむかえ次々と群れを増やしていた。かつて観光に栄え賑わいをみせていた町を復活させるべくスペンサーは、相棒のノーラン、保安官のウィルコックス、研究者のハムリンたちと新たなるチームを結成し再び死闘に挑むのであった。
壊滅の危機に瀕した地球から人類を救うため、NASAは地球移住化計画を掲げた極秘プロジェクト遂行のためアンドロメダ銀河へと旅立った。しかし、未知のエイリアンの奇襲により多くの死者と行方不明者が出た事で、プロジェクトは中止される。この失敗を闇に葬ろうと、関連する機密情報の廃棄を命じる政府とNASA上層部。環境汚染が進行し様々な食糧が枯渇していくなか、滅亡へのタイムリミットが迫り来る人類に、残された未来はあるのか?
1986年の春、チェルノブイリ原子力発電所が爆発し、ミミという少女がフィンランド西部の小さな村にやってくる。周囲に馴染めないミミはマリーアに友達のフリをして欲しいとお願いする。たちまち二人は強く惹かれ合い、まばゆい青春を謳歌する。20年後、病気の母を看病するために故郷に戻ったマリーアは、あの夏の思い出を蘇らせていく―
医者であり、夫であり、知識人であるジェイコブは、ある晩、妻のアミリアから他の男性との妄想を告白される。それはバカンス先で視線が合った男に性衝動を抱いたというものだった。直後、患者の急死で呼び出されたジェイコブは、妻の告白に動揺したまま深夜の街をさまよい歩く。路上で出会った娼婦との出会いから、ジェイコブは秘密の仮面舞踏会のことを知り・・・
中世の王国ブレアは、邪悪な領主ローランドの支配に苦しんでいた。若き騎士ティリオンと女・戦士ダイアナは、王国を救うため立ち上がる。彼らの旅は、過去の罪と向き合い、真の贖罪を果たすための試練の闘いが始まる。剣と魔法が交錯する世界で、彼らは希望を取り戻すことができるのか…。
監督アルノー・デプレシャンと俳優マチュー・アマルリックのナレーションで物語は始まる。本作は11章立ての構成。リュミエールによる映画の発明に始まり、現在に至るまで、映画界の先駆者たちに触れながら100年を超える映画史が語られていく。そして、映画少年ポール・デダリュスの登場。ポール・デダリュスはデプレシャンの『そして僕は恋をする』(96)と『あの頃エッフェル塔の下で』(15)でマチュー・アマルリックが演じた主人公ポールと同じだ。デプレシャン監督が生涯をかけて歩んできた映画人生をポールの成長に投影して、幾多の名画とともに辿っていく。
主婦デボラには作家の夫フランクがいるが、彼は結婚式直後に交通事故に遭って以来、車椅子に乗って暮らし、仕事もスランプに。デボラはストレスを発散したいのか、夜な夜な街に出て行きずりの男性たちと遊ぶが、ある夜、売春をしていた店に現われた刑事ラロッサに暴行された上、売春していたことをフランクにばらすと脅されてしまう。一方、デボラを追っていた調査業者は、刃物を持った謎の人物に殺され、その後も殺人事件は続く。
ある女性作家は拳銃を手に美しいホテルを訪ね、そこに泊まっている老いた男性編集者に自身が書いた小説『欲望の宿』を売り込もうと彼を脅す。『欲望の宿』はあるホテルを訪れた女性がさまざまな部屋を見て、そこで人々が繰り広げる性愛の世界を目撃していくもの。『欲望の宿』の女性主人公はそれぞれの部屋で官能の世界に入り込んでいく。一方、男性編集者は自身の命を守ろうと女性作家から原稿を買うかどうか交渉を始めるが……。
カナダの田舎町で暮らすローレンスは映画が生きがいの高校生。社交性がなく周囲の人々とうまく付き合えない彼の願いは、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズから映画を学ぶこと。唯一の友達マットと毎日つるみながらも、大学で生活を一新することを夢見ている。ローレンスは高額な学費を貯めるため、地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始め、そこで、かつて女優を目指していた店長アラナなどさまざまな人と出会い、不思議な友情を育む。しかし、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人を決定的に傷つけてしまい……。
双子の姉妹クレール(カミーユ)とジャンヌ(メラニー)は、幼い頃からともにピアノに情熱を注いできた。父親からアスリートのような指導を受け、名門カールスルーエ音楽院に入学する。ピアノのソリストを目指し、2人のキャリアを左右するコンサートのオーディションに向けて練習に励む日々。しかし、彼女たちは自分たちの両手が徐々に不自由になる難病にかかっていることを知る。最悪の事態に直面しながらも、改めてピアノが人生のすべてであり、かけがえのない大切な存在だということに気づく。そして、絶対に叶えたい夢を2人で掴み取るため、家族に支えられながら、自らの運命を変えていくー。
大学生のベンジー、営業マンのノエルとその恋人ケイラは、一つ屋根の下で、下宿生活を送っていた。ベンジーの密かな楽しみは、床に空けた穴からケイラの入浴を覗き見ることだった。そんなある日、新しい下宿人マイエットが現れると、平穏だった3人の関係は壊れ始める。お互いに一目で性的に惹かれ合ったノエルとマイエットは、ケイラに隠れて肉体関係を持つようになる。ケイラとのセックスに満足できないノエルにとって、マイエットは最高のセックスフレンドだった。一方マイエットは、身体だけを求めるノエルに苛立ちを募らせていた。そんな中、ケイラが二人の関係を知ってしまう。傷ついたケイラは、ベンジーに慰めを求めるのだが―。
アルバニアの映画監督ヴァニが撮った新作がヴェネチア国際映画祭に選出され、上映されることになった。俳優出身で、5年前に妻を亡くし、娘はヴェネチアの医大に通っているヴァニは、感慨深げに撮影監督のカシとともにフェリーで、まずはイタリアのバーリへ到着して一泊する。翌朝、車でヴェネチアへ向かおうとする彼らは、修道女の衣装を脱ぎ捨てて、なかなか来ないバスを待つ2人のポルノ女優イリーナ&ローラと出会う。車に乗せてくれたらヴェネチアまで道案内してくれるという彼女らも、ヴェネチアでオーディションがあるのだという。かくしてヴァニたちは2人を同乗させ、ヴェネチアまで800キロの長距離を共にすることになるのだが…。
ジェナは友人アナが経営するNYマンハッタンのブティックで働くファッションデザイナー。店は最高のドレスを揃えるも経営難に陥っていたところ、SNS業界の大物の娘リンジーが、1週間パーティーが続くスレイト出版の御曹司ワイアットの結婚式に出席して目立ちたいと、春コレクションのドレスを買い占めてくれる。リンジーのSNSにドレスが載れば店もバズるチャンス。しかし、徹夜で仕上げたドレスの受け渡しがうまくいかず、慌てて結婚式会場に直接納品に向かったジェナは、不在だったリンジーと間違われてしまう。仕方なくドレスに身を包みパーティーに出席。するとジェナの飾らない人柄でドレスも注目を集め、ワイアットの兄ハンターとも急接近する。
機械いじりが得意な発明家カティアは、画期的なネイルアートマシンを開発。それは手を入れるだけで古いマニキュアを落とし、好きな色やデザインが塗れる“フェノメネイル”というマシン。自信作だが販売方法に悩み、美容会社社員の友人に相談。すると、“魅力を物語として伝える営業トークが必要”とアドバイスを受け、さらに来週の展示会で業界関係者にPRすべきと言われるが、1週間で慣れないトークを考えるのはリケジョのカティアには至難の業だった。貯金をつぎ込み試作品を作ったカティアは、是が非でも成功させねばと、美容業界のマーケティング経験者をコンサルタントとして募集することに。すると、以前に偶然出会った際にナンパしてきたライアンが面接にやってくる。
ケイトはビジネスパートナーのディーナと小さなイベント企画会社を経営。母親のマーガレットは世界的なファッション雑誌“ロード”の編集長を務め、業界から絶大な信頼を得ている存在。そんな偉大な母親の力を借りず、ケイトは自分の力だけで会社を盛り上げようと努力していた。ある日、母から緊急の呼び出しを受けたケイト。退職した担当者の代わりに2週間後に開催されるロード誌主催の庭園祝賀会の企画を依頼される。この仕事が成功すれば、会社の知名度が大きく上がるチャンス。ケイトは迷わず引き受けることを決意する。早速、会場となる庭園の責任者ダニーと打ち合わせを行うが、祝賀会の内容を巡り2人の意見は激しく対立してしまう。
ある法学部の学生がアパートの家主と恋に落ちる。出会ってまもなく、行方不明になった前の住人と彼女に何か関係がある事を疑い始める。
ニューヨークで新たなスタートを切ろうとした元ボクシング選手の男。あることがきっかけで一夜限りのリングに戻される。
夏休みを利用して、とある家族と娘の友達が人里離れた美しい家を借りる。しかし、その一見理想的な家で何者かの気配や物が無くなったりと不可解なことが度々起きる。その家には浴室やトイレなど、至る所に監視カメラが仕掛けられていて、家族の生活が全てライブストリーミングされていたのだ。そして謎の“監視者”の目的が明らかになっていく・・・
晴れの王国のベンジャミン王に結婚の時が来た。真夜中王国のカロリーナ王女の像画に心を奪われたベンジャミンは、庭師に変装して王女の城に潜入する。初めは不審者扱いで王女に拒絶されるが、彼女の心を掴もうと秘密の歌を披露する。しかし、王国の相談役マキシマスの悪だくみで、カロリーナ王女は金持ちの国の王子と結婚させられようとしていた。やがて、ベンジャミンの歌で目を覚ましたカロリーナは二人で王国からの脱出を試みる―。
カテゴリー3のハリケーンが上陸している深夜、ラジオ番組「真夜中の10分前」のパーソナリティ・エイミーは何かにかまれたと、首筋から血を流しながらスタジオに到着する。受付のアーニーは狂犬病のコウモリではないかと心配するが、エイミーは問題ないと気丈に振る舞う。そんな中、番組プロデューサーのボブから今夜の放送にシエナという若い女性を同席するように言われたエイミーは、2人の様子から自分が番組を降ろされることを悟る。シエナと共に番組を始めたエイミーは、番組の途中で攻撃的なトークを繰り広げた挙句にシエナにかみつき、現場は修羅場に。血を求めスタジオ内を徘徊するエイミーは次第に現実と妄想に取り込まれ、正気を失っていく。
夫を亡くし、幼い息子タイソンとともに取り残されたシンシアは、深い悲しみに打ちひしがれていた。そんな彼女を支え続けたのは、家族のような存在で同居してくれた親友ロリだった。それから5年。3人での穏やかな生活の中で、ようやくシンシアの心にも少しずつ笑顔が戻り始めていた。そんなある日、タイソンが出場した少年野球の試合で、彼女はランディという男性と出会う。コーチを務めるランディも、かつて妻を亡くしており、グレッグという息子を育てていた。同じ喪失を経験した者同士、急速に惹かれ合い、やがてシンシアは再婚を決意。一方のロリは、ランディの言動に多少の違和感を覚えていたが、親友の決断を尊重し、同居も解消し黙って見守ることにした。だが、平穏に見えた再婚生活の裏で、少しずつランディの本性が露わになっていき…。
寂れた田舎道を走る一台の車。拉致された学生を乗せ、逃走を図る犯人グループ。しかし、その道のりは悪夢への序章に過ぎなかった。突如現れた鹿との衝突事故。仲間の一人を失い、焦燥に駆られた残りの犯人と被害者は、事故現場を離れるため、深い森へと足を踏み入れる。だが、彼らが踏み込んだのは、生きた人間を餌とする兄弟、クライドとクラッシャーが棲む禁断の領域だった。静寂に包まれた森の奥深く、血肉を求める兄弟の牙が、新たな獲物を求めて蠢き始める―。前作「人肉村」を凌ぐ容赦ないバイオレンスと、息もつかせぬサスペンスで描かれる、極限のサバイバルホラー!
チェルノブイリ原発事故の後、ハバナ大学ロシア文学教授のマリンは、治療のためにソ連から送られてきた子供たちとキューバの医療スタッフとの間の通訳を任される。抽象的な文学の世界から現実的な医療の世界に放り込まれた彼は葛藤するが、ある子供との対話を通じて子供たちとつながりを感じ、新たな使命をもって通訳に臨んでいく。おりしもベルリンの壁が崩壊し、キューバは未曾有の経済危機に直面する。だが、チェルノブイリの子供たちに深く関わるようになったマリンは自己の家族を顧みず、二人目の子を身籠もる妻イソナをひどく傷つけてしまう…実話に基づくヒューマンドラマ。
うだつが上がらない青年ジェームズは、友人ピートを同乗させ、車で郵便配達の仕事をしていた際、クリスティ・ジョーダン宛の手紙を届けようとするが、地図に住所が見当たらず迷ってしまい、暇を持て余したピートは森へ消えてしまった。気を取り直し、1人で配達を再開したジェームズは、深い森の中にあるクリスティの家にようやく辿り着くが、彼女は不在中のようだった。配達に疲れたジェームズは、庭のハンモックに横たわると睡魔に襲われ寝入ってしまう。その頃、森の中を彷徨っていたピートは、湖の反対側で半裸で戯れる2人の女性を見かける。劣情を抱くピートだったが、猥褻な彼の姿に気づいた女性たちの視線を感じ、慌てて森の中へと逃げ出すのだが…。
フィラデルフィアから地元サンタバーバラの高校で、経済学の代理教師として赴任したばかりのリズ。教え子のディランから授業で開発したマッチングサイトをビジネスとして進めると言われ、会員として登録することに。さらには、学校のカーニバルデイの企画を任されててんてこ舞い。しかも、パートナーを組むのが無神経なテニスコーチのテッドだった。マイペースで人のことを全く気にしない彼に対して、リズは第一印象から嫌悪感を覚える。一方、リズはマッチングサイトで何人かの男性と出会うが、商品を売りつけられたりマザコン男だったり、ロクでもない相手ばかり。そんななか、カーニバルデイの企画を共に進めるうちに、リズはテッドの優しさに気づき始めるのだが…。