イタリアの山間の農家で、厳格な信仰のもと暮らすサラ、エステル、ミリアムの三姉妹。ある日、事情を抱えた若い従兄プリモが滞在することになり、彼の存在が姉妹たちの感情を変化させていく。お互いの距離感、交わる一瞬の視線、声を聞いただけで生じる緊張を「罪」として処理しようとするが、感覚は消えない。やがて姉妹それぞれの内面に、抑圧されていた欲望が芽生えはじめる・・・
一緒に暮らしているカップル。部屋に置かれたマットレスからある日、カビが咲く。二人の部屋からラブホテル、病院…各地を転々と彷徨うカビの旅が始まる。カビは旅の途中出会う人々の心臓から近い第五番目の胸椎を奪い、マットレスの中で吸収した背骨と学んできた様々な気持ちで自ら人間のように形を作り上げる。その塊りは静かにカビの、マットレスの深いところに沈む。
原因不明の激しい発作に苦しむ少年ヒジュン。“黒い修道女”と呼ばれるシスター・ユニアは、彼の症状が凶悪な“十二悪魔”の仕業だと主張し、悪魔祓いの実施を求める。しかし担当医のパク神父は「悪魔の憑依など存在せず、複数の精神疾患が重なったものにすぎない」と一蹴する。薬物治療も心理療法も効果を示さないまま、ヒジュンの症状は日に日に悪化。追い詰められたユニアは、自ら悪魔祓いの儀式を行う決断を下すのだが…。
子供を連れてフランスへキャンプ旅行へ向かう夫婦家族。楽しい旅行のはずが、道中で出会ったある夫婦との出会いで急展開に。彼らが企む計画とは。。。
窃盗が思わぬ展開になる。男を誘拐した2人の女性は警察に追われながら逃亡する。
あの恐怖の巨大メガロドンは、なぜ現代に蘇ったのか。そしてなぜ人類は、その海域に足を踏み入れてしまったのか。全ての元凶を探るため、クラウス博士を始めとする一行は過去の時代へとタイムスリップ!しかし太古の地球で待っていたのは、メガロドンだけでは無く…。時空を超えシリーズの謎を解き明かす、『ジュラシック・シャーク』シリーズ第4弾!
アミティヴィルで何者かに呪われ、殺人事件を起こしてしまったケリー。彼女が収監された刑務所では、夜な夜な地下女囚残虐ファイトが行われていた。呪いの力でチャンピオンに勝利した彼女は、人類の人工的進化を目論む研究者たちの被検体に選ばれ…
1985年、賞金をチラつかせて若者たちを誘い込むのは、町外れにある不気味な屋敷・ワグナー邸。「一晩過ごせば大金ゲット」 ―― 集まったのは、いつも冴えないビビりのチャーリー、彼が密かに想いを寄せるグウェン、映画オタクのレイミ―、ヤンチャなイギーとその彼女モナ。どこかズレたメンバーで一夜を過ごすだけのはずだったが実はこの屋敷には、元ナチスのイカれ科学者が作り出した、凶悪すぎる“殺戮モンスター”が潜んでいた!果たして彼らはこの悪夢の一夜を生き延びることができるのか…?
金持ち向けトーナメント開催を控えたゴルフ場で、薬剤の影響により突然変異したホリネズミ=デスネズミが大量発生。キャディを次々と血祭りに上げていく。強欲なオーナーは惨劇を隠蔽しようとするが、イカれたキャディたちは凶悪な害獣との全面戦争へ突入する。
死んだはずの連続殺人鬼ジャック・フロストがまさかの事故で殺人雪だるまとして蘇った!かつて自分を逮捕した保安官に復讐を誓う雪だるまと、雪だるまの暴走を止めようとする保安官の戦いが今、クリスマスに沸き立つ平和な田舎町で始まる!
第二次大戦後、実は生き延びていたヒトラーは亡命先のガーナから世界征服を企むが、現地の青年アデーがカンフーによってその計画を阻止。ヒトラーも死亡し、世界に再び平和が訪れた、、、はずだった。しかし数年後、ヒトラーはなぜか復活。ガーナの次期大統領選に出馬すると、宣伝大臣ゲッベルスや在ガーナ日本大使・雷電の後押しで瞬く間に国民の心をつかみ、最有力候補になってしまう。この事態に立ち上がったのは、今は亡きアデーの弟アドー。彼は兄譲りのカンフーでガーナを救おうと戦いに挑むが、ヒトラーは想像を絶する恐ろしい変貌を遂げていて…。
世界のムービースター=ジャッキー・チェン。今日もアクション映画の撮影の真っ最中。しかし、現実味のないストーリーに飽き飽きしていた。そんな中、ノア動物園で生まれた赤ちゃんパンダの里親になってほしいという依頼が舞い込む。快諾したジャッキーは、記念イベントに出席するため、マネージャーのデビッドとともに動物園を訪れ、赤ちゃんパンダ“ダーバオ(大宝)”の飼育員シャオジューと知り合う。しかしその頃、チャ・クンをボスとする傭兵軍団が、赤ちゃんパンダを強奪するため島に上陸していた。彼らは、ダーバオを手に入れようとする大富豪に1億ドルで雇われていたのだ。ダーバオを守るため、ジャッキー、デビッド、シャオジューは、傭兵軍団のリーダーであるジェームズたちと激しい攻防を繰り広げる――。
娼婦ばかりが狙われる猟奇殺人が、また今夜も…。見えない殺人鬼が彷徨うこの町は、異様な空気に包まれていた。激しい雨の夜、ある娼婦に奇妙な儀式を施す、熱血占い師マスターホイ。誰でもいいから人を殺したくてたまらないクズな衝動に今日も悩まされる、サイコパス青年シウ。過去に動物虐待容疑で、シウを刑務所にぶち込んだ、刑事ベテランは、疑いの目を常に彼に向けているのだった…。ある日、嫌な予感に導かれ、娼婦の住むアパートに駆け付けたホイ。そこには、配達員として訪れていたシウの姿が…。
昆虫の飼育や標本などを趣味にしている義肢制作者のマルコスは、幼い頃に起こした事故により、大人になった今もそれがトラウマになっている。そんなある日、彼の研究室の家主でもある雇い主アギーレが急死。それはマルコスが飼っていた毒アリが飼育ケースから抜け出し、彼に?みついたからだった。マルコスは遺体を極秘に処理しようとするが、現状を知らず常に口うるさい悪友ペドロの対応に追われ四苦八苦。ちょうどその頃、彼は少年フリオの右腕義肢の制作にも従事していた。一方で、当時の事故で両足をなくして精神も壊れて久しい母に、心を痛め続けていた。さらには外では、ゾンビ映画の撮影が行われていた。そこでマルコスは髪を紫に染めた映画スタッフのアナと親しくなるのだが…。
家族で祝うクリスマスを一家の伝統にしているキャラとエイミー姉妹は、「来年のクリスマスまでに運命の人を見つけよう」と願い事を書いた紙をツリーにかけて約束する。1年後、エイミーの結婚が決まり、式のために実家のあるニューヨークに帰ろうとしていたキャラは、理想の男性チェイスと出会う。だが、不運にも彼の連絡先を紛失。意気消沈していたキャラは、行きつけのカフェで連絡先を失くす原因を作ったマイケルと隣の席に。新聞のライターでクリスマスについての記事を書く仕事を抱えていたマイケルは、ニューヨークのクリスマス・スポットのことなら誰よりも詳しいキャラから情報をもらう代わりに、チェイスを探すキャラの手伝いをすることになるが…。
ジョニーの父は“シャドウ”と呼ばれたボクシングの元チャンピオン。勝利をつかんだことで治安が悪く貧しく荒れた下町から抜け出し、妻と息子ジョニーと暮らしていた。だが借金を抱えてしまった上に妻が癌になり、大金が必要になったことから保険金を得ようと、自死してしまう。残された妻とジョニーは仕方なく父が生まれ育った町に戻り、祖母と暮らし始める。ジョニーは早速、地元の不良たちに目をつけられるが、ジコという男に助けられる。「ギャングになって町の一員になる」というジョニーに対し、ジコは「自分の人生を高めろ」とボクシングを猛トレーニング。父シャドウの血を受け継いだジョニーはメキメキと腕をあげ、タイトルマッチに挑む。
かつて天才子役として名を馳せたパトリックは、未成年との性的虐待疑惑で引退同然に追い込まれる。ほぼ引きこもりで酒に溺れ、抗不安薬が手放せない生活を送っていた彼は、自宅で演技の個人指導をしながら過去の名声で細々と食いつなぐも、家賃滞納で退去を迫られていた。そんな中、姉アニーに連れ出され、姪っ子が演じる「ロミオとジュリエット」を渋々観劇。しかし彼は姪っ子よりもロミオ役を演じていた17歳の少年ジェレマイアの才能に惹かれ、彼の個人指導を買って出ることに。母子家庭のジェレマイアに無償で演技指導を行い始めたパトリックは、彼の心の傷にも触れて通じ合い、師弟関係を深めていく。だが指導に熱中し、演技の流れでキスしたことから強く拒絶され…。
高額予算のハリウッド映画を撮るのが夢だったと語るブライアン監督は、何年も前に友人のマーク・ライデル監督と構想した台本なしの低予算映画「シニア・アントラージュ」の撮影を開始する。ハリウッドから老若男女多様な出演者を集めたものの、台詞や台本がない現場に、出演者たちは戸惑いながらも撮影は進行。撮影現場では俳優たちの素顔のリアクションや明け透けなトークが飛び交い、“作品を完成させる”という目的よりも、彼らの関係性や撮る側と撮られる側のズレ、年齢を重ねた俳優たちの自由奔放な振る舞いや人生観が映し出される。
スペイン人のカルロスは家族を代表して、母の親友イサベルの娘の結婚式に参列するよう強要まがいに頼まれる。そこで、地元サッカー・チームの監督を解任されたばかりで落ち込んでいる友人のゴンサロを伴いニューヨーク、正確にはNY対岸にあるニュージャージー州ニューアークのガリシア人が多く住むという“リトル・ガリシア”へ赴くことに。カルロスの魂胆は、ゴンサロを自分と偽らせて式に出席させ、自身はかつての恋人と、その間に生まれた未だ見ぬ娘に会うことにあった。ゴンサロはイサベルらにバレることなく合流を果たすが、何と直前になって式は先方の心変わりで中止の通告。一方、カルロスも知らされていた住所に元恋人は住んでおらず…。
2036年の荒廃したカリフォルニア。人里離れた山奥で孤独に暮らすアレクサンダーは、謎の男からの手紙を受け取る。そこには「弟よ、帰ってこい」と書かれていた。しかし兄のエドウィンはやむなく人を殺し、村の掟で10年前に処刑されたはずだった。まさかと思いながらも、その言葉に何か真実を感じたアレクサンダーは、雪深い荒野を越える過酷な旅に出る。そして遂に故郷へたどり着くと、そこにはかつてのように賑わう村があり、兄が妻のケイトや村人たちと幸せに暮らしていた。戸惑いつつも再会を喜び合うが、兄は処刑直前にアレクサンダーの手引きで逃げ延びていたと言い、自身の記憶との違いに混乱する。
無名のミュージシャン、アンドリュー・コール。子どもの頃にいじめを受けた過去を抱える彼はその苦しみを「曲」で表現して、いじめ防止キャンペーンとして広めようと決意する。世界中にキャンペーンを広めようとしても無名の自分では世間に見向きもされないと思った彼は、「We are the World」を参考に、憧れていた著名ミュージシャンや俳優たちを協力者として仲間に引き入れようと何ヵ月もロサンゼルス中を奔走する。多くの拒絶と挫折を経験するアンドリューだったが、俳優ジェフ・ゴールドブラムとの出会いをきっかけに、彼の活動に共感した“スター”たちが彼とのコラボレーションに応じ始める。
殺し屋ブーンは、人生の分岐点に立っていた。長年、ギャングのボス・ジェドの依頼を受け、裏社会の仕事を淡々とこなしてきた彼だったが、突然の交通事故で兄弟とその家族を失う。残されたのは、病に伏す父と認知症を患う母。両親を養うために人を殺し続けるという矛盾に、ブーンの心は激しく揺れていた。兄弟家族の葬儀の日、ブーンはジェドから新たな命令を受ける。それは、ジェド自身の殺害現場を目撃し、“赤い石”を持って逃走した少年モトリーを始末せよ、というものだった。冷静に追跡を進め、モトリーを追い詰めていくブーン。しかし同行していたジェドの部下ハッチが、モトリーを保護していたFBI捜査官を殺害し、事態は一気に混迷を深める。錯綜する状況の中、ついにモトリーを確保したブーンは、避けられない決断の瞬間を迎えることになる。
近未来のアメリカ。極右体制の支配下で、白人・シスジェンダー・キリスト教徒以外の人々は体にバーコードを刻まれ、監視と迫害を受ける社会となっていた。イスラム教徒のザビと恋人のデビット、サラと恋人のジャレットは、国境近くの農場に身を潜め、カナダへの脱出を計画していた。そのため、農場の持ち主で民兵組織“ボランティア団”の一員でもあるゲイブを監禁し、機会をうかがっていた。ある日、サラは検問所付近で2人のボランティア団員に暴行を受けていた青年アールジェイを救い、農場へ連れ帰る。しかし、彼女が殺害した団員の遺体が発見されたことで、彼らに目をつけられ、農場には緊張が走る。やがてアールジェイの処遇や逃亡計画をめぐって仲間の意見が対立する中、ボランティア団の包囲が農場へと迫っていく。
アラフィフで大企業のCEOチャールズは、別会社の社長で美しい妻エミリーと娘ケイティと幸福な生活を送っていた。妻とは夜の生活も順調だが、結婚生活も17年目となり変化を求めた彼は、秘書のジョハナとの浮気も楽しんでいた。しかし、チャールズに本気になったジョハナが結婚を求めてきたことから、離婚はできないと明言。ジョハナがセクハラ訴訟をチラつかせ、チャールズは会長や取締役会に報告せざるを得なくなる。ジョハナ側の弁護士から莫大な和解金を求められたうえ、役職解任の危機にも陥ったチャールズは、とうとう妻にも打ち明ける決意を固める。しかしエミリーは夫の浮気をとうの昔に気づいており、その仕返しに部下のオリバーとの浮気を楽しんでいた。
「戦争中のサラエボにU2を呼びたい」一人のクレイジーなアイデアが不可能を現実に。「過去を忘れて、未来にキスを、サラエボ万歳!」。U2が1997年9月23日、4万5千人を前にサラエボで行ったライブは、今も語り継がれている。かつてサラエボの人々は民族・宗教に関係なく共存していたが、紛争は人々を引き裂いていた。このライブは、そんな人々を音楽の力で再び一つにするものだった。本作は、U2がボスニア紛争終結後にサラエボでライブをする約束を果たすまでを追ったベン・アフレックとマット・デイモンがプロデュースしたドキュメンタリーだ。
カリフォルニアのビーチで女子バレーボールの大会が行われることになった。大会に備え海岸近くのジャッキーの家に泊まることになった彼女とチームメートたち。厳しい練習を終えパーティーを楽しんでいたが、その裏ではサメによる被害者が続出していた。やがて思い出される3年前に発生した突然変異によって巨大化したサメの襲撃事件。しかし被害者の口から語られたのは「飛んできたサメに襲われた」という衝撃の言葉だった―。
黒社会に生きる孤独な男チェンはボス殺しの犯人の息子を人質として捕らえるため、彼が通うとされる小学校に用務員として潜入する。そこで心を閉ざし言葉を発さない少年ラムに、校内を詮索しているところを見られてしまい、自分は警察官で内密に捜査をしているので秘密にしてほしいとお願いする。ある日、クラス旅行ではぐれてしまったラムをチェンが助けたことから、二人の距離は縮まり、身寄りがない者同士が心を通わせるも…。
インターポールがタイの黄金の三角地帯の麻薬基地を一掃することに成功。組織は大打撃により資金源を失い、報復としてインターポールに宣戦布告をする。その攻撃によりインターポールの局員13名が殺され、窮地に陥った香港警察は超法規のプロフェッショナル・チーム”エンジェル“に組織壊滅を依頼する。ボスのジョは凄腕の三人、西城、エレイ、ムを招集し、エンジェルは熾烈な戦いへ突入していく―。
冒険を終え、引退した胡八一(フー・バーイー)は、旧友・明叔(ミンシュウ)の依頼で南海へ真珠の引き上げに向かう。だが航海中に嵐に巻き込まれ、仲間たちとともに海へと沈む。彼らが辿り着いたのは、海底に沈む千年の古代王国の遺跡だった。そこには無数の罠と謎、そして巨大な深海の怪物が待ち受けていた。胡八一たちは力を合わせ、命を懸けた脱出を試みる。知恵と勇気、仲間との絆が試される、海底サバイバル・アドベンチャーが幕を開ける!
旅行作家の鍾明は、島でのイベント取材のため、漁師・陳越の船で海へ出た。だが到着したその島では、深海から現れた巨大な海蛇が出現し、人々を次々と襲い始める。助けも来ず、連絡手段も絶たれた中、島はパニックに陥る。鍾明と陳越(チェン・ユエ)は力を合わせ、生存者を守りながら脱出を試みるが、怪物の脅威は容赦なく迫る。裏切り、混乱、そして希望――最後に信じられるのは自分の決断だけ。命を懸けた脱出劇が、いま始まる。
深夜のニューヨーク、スタテン島フェリーに乗り合わせた乗客たち。だが船内には、異様な存在が潜んでいた――無邪気な姿はやがて狂気に変貌し、閉ざされた船上で惨劇が始まる。逃げ場を失った人々は、恐怖と血に染まる悪夢の航海へと巻き込まれていく…
フランス対外治安総局DGSEの極秘部隊アルファの秘密工作員バドは、シリアの武器商人暗殺の任務中、ターゲット以外の女子供の殺害命令を拒否し、上層部から命を狙われ、爆破から間一髪で脱出する。7年後、バドは名前を変えモロッコで警察官の夫イリアスと平穏な新生活を送っていた。しかし、イリアスが有力な武器商人クーリー家の捜査をしていたことから標的となり撃たれてしまう。バドは封印していた戦闘本能を呼び覚まし、復讐のため再び銃を手に取るが、クーリー家と武器の闇取引で通じていたDGSEがバドの存在を知り抹殺しようとする。復讐と過去から続くDGSEの不正を知ったバドは、たった一人で粛清に身を投じていく。
ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。放課後、風船を持って家へ帰り着いたが、窓から風船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、風船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。風船と友達になったパスカル。いじめっ子たちが、風船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは風船とパリの街を逃げ回る・・・。
はるか昔、東の国のある島。子供たちひとりひとりがロバを飼う習慣があった。ビムは最も美しいロバで、アブダラがその飼い主だったが、アブダラはとても貧しかった。意地悪な領主の息子メサウドは、美しいビムに一目惚れし、アブダラからビムを奪い取った。連れ去られたビムを取り返そうと、アブダラは勇敢にも領主の屋敷に忍び込むが、護衛に見つかり牢に入れられてしまう・・・。
パスカル(パスカル・ラモリス)の祖父(アンドレ・ジル)は学者で、気球を発明し、フランス中を旅する計画を立てていた。なんとしても冒険がしたいパスカルは、こっそりゴンドラにしがみつき、気球に乗り込む。北フランスのベテューヌを出発し、パリを通過、ブルターニュから南へ。次々と災難に見舞われるが、アルプスを越え、ニームで海水浴を楽しむ。しかし、闘牛場での一時着陸の際に、気球はパスカルひとりを乗せたまま空に上がり、みな大慌てする・・・。
フィフィ(フィリップ・アブロン)は邸宅から時計を盗み、サーカス団に逃げ込む。支配人は彼を警察には突き出さず、鳥人間に仕立てようとする。背中に羽をつけ空中を飛ぶ危険な演目だ。団員のミミ(ミレイユ・ネーグル)に一目惚れし練習をはじめたフィフィは、空中を飛べるようになり、天使のふりをして時計を盗みミミにプレゼントをする。しかし、ミミに想いを寄せる猛獣使い(アンリ・ランベール)と喧嘩になり、サーカスは崩壊。警察の追跡がはじまり、フィフィは空高く舞い上がる・・・。
南仏カマルグ地方に、白く美しい荒馬をリーダーにした野生馬の一群がいた。“白いたてがみ”と呼ばれる馬の存在は噂となり、牧童たちは野生馬を捕獲し始める。漁師の少年フォルコ(アラン・エムリー)は、牧童たちの手から逃れた“白いたてがみ”を見つけ、ひっそりと近づき、手綱を握った。ひきずられながらも手綱を放さないフォルコに、馬は次第に心を許す。しかし、すぐに牧童たちに見つかり、フォルコは馬をなんとしても守ろうとするが・・・。
19世紀初頭のスペイン。時の王妃マリア・ルイーサが絶大な権力を握っていた頃、スペイン王室を揺るがす大事件が起きる。王妃と対立関係にあったアルバ侯爵夫人が急死を遂げ、発作によるものと思われていた夫人の死が、王妃や宮廷エリートが寵愛する愛人のペピータなど各々の愛憎が複雑に絡み合い、誰もが殺害を企んでもおかしくないという事実が明らかになっていく。一方、王妃が侯爵夫人のお膝元で宮廷画家を務めていたフランシスコ・ゴヤは、後の絵画界の歴史を変える世紀の傑作『裸のマハ』を、今まさに完成させようとしていた。しかし、この一枚の名画がゴヤだけでなく、女たちの運命をも大きく変えることになる・・・
欲望渦巻く眠らない街・ソウルの繁華街で、ミソン(ハン・ソヒ)とドギョン(チョン・ジョンソ)は日々生き延びるために必死に金を工面していた。「昼は働き夜は眠る」――そんな普通の生活を夢見る二人は、その第一歩として、ミソンが勤めるフラワーショップの事業を継ぐという目標を達成する日も目前に迫っていた。しかし、夢が叶おうとしたまさにその時、ある人物から騙されていたことがわかり、すべてが粉々に砕け散る。追い詰められていく二人は、クラブを経営するト社長(キム・ソンチョル)がソウル近郊のどこかに大金を隠しているという情報をつかむ。一攫千金の大チャンスを目の前にした二人は、人生を懸けた危険極まりない大勝負に乗り出した――!
真面目だけが取り柄の学生ランスは、儚げな美しさを纏う同級生マユミに密かな憧れを抱いていた。物理の課題をきっかけに急接近した二人は、ある夜、ランスの部屋で初めて身体を重ねる。マユミとの情事に溺れ、有頂天になるランス。彼は彼女の孤独な生い立ちや複雑な家庭環境を知るにつれ、自分が彼女を守り、支えるのだと心に誓う。マユミもまた、ランスの献身的な愛に、閉ざしていた心を少しずつ開き始めていた。しかし、愛されることに臆病な彼女の綻びを、ランスの友人ブライアンは見逃さなかった。ある晩、ランスは偶然にも、マユミとブライアンが激しく求め合う姿を目撃してしまう。信じていた絆が音を立てて崩れ、ランスは深い絶望と嫉妬に引き裂かれるのだが―。
個性豊かな姉妹に囲まれ、?分に?信が持てない?の?・リヴィ。そんな彼?の前に、ある???のペンギンが迷い込んできた!?そのペンギンの名はパウル。なんと彼は、ダンスがとっても得意なペンギンだった!!突然あらわれたパウルは、たちまち家中を巻き込む?さわぎに。姉妹たちはパウルを動物園に返そうとするが、あやしいマジシャンの??組に連れ去られてしまい…?「パウルを絶対に助け出す?」リヴィは、にぎやかな姉妹たちや?思いの相?・デニスと?を合わせ、前代未聞の“ペンギン救出ミッション”に挑む。??のペンギンがつなぐ、バラバラだった家族の絆の行方は?!
巨大地震で街は一瞬にして崩壊し、瓦礫と混乱が広がる中、二人の姉妹は離れ離れになった両親を捜すため危険地帯へ向かう。だが、救助が届かない無法地帯では凶悪な強盗団が暗躍し、生存者を容赦なく襲っていた。絶え間なく続く余震が続き、崩れ落ちる建物が行く手を阻む中、姉妹は災害と犯罪という二重の脅威に追い詰められていく。家族を取り戻すため、極限状況で次々と選択を迫られ、ついに後戻りできない決断を下す――。
スウェランディア王国のユリアン王子(イサーク・カムロート)は、淑女たちの憧れの存在。彼と結婚するために、彼女たちは日々努力を重ね、美しさに磨きをかける。エルヴィラ(リア・マイレン)は、母レベッカ(アーネ・ダール・トルプ)の再婚のために妹アルマ(フロー・ファゲーリ)とこの王国へとやってきた。ユリアン王子の花嫁になることを夢見ながら・・・。新しい家族となる義姉妹のアグネス(テア・ソフィー・ロック・ネス)は、家柄に恵まれたとても美しい女性。一方、エルヴィラは矯正器具に覆われた口元、ふくよかな体形、こじんまりとした鼻、つぶらな瞳。しかし、アグネスの父が急逝したことで事態は一変する。レベッカはアグネスを貶め、エルヴィラを王子の花嫁にするため手段を選ばずに美を施してゆく。そんななか、ユリアン王子の花嫁候補を集めた舞踏会が開かれることになるが――。
「フランスのテレビ番組のためにドキュメント・フィルムを撮らせてほしい」1983年、デヴィッド・シルヴィアンのレコーディングに立ち会うため、ベルリンに滞在していた坂本龍一のもとを訪れた監督、エリザベス・レナードはこう告げた。それから1984年5月。坂本が4枚目のソロアルバム『音楽図鑑』を制作し始めた頃、東京でわずか1週間という短期間で撮影が行われた。レナード監督を含めた6名の小さなチームは、日本という国を、東京という街を、そして坂本龍一という音楽家を記録した。完成後の1985年には、ロッテルダム、ロカルノ、サンパウロなどの国際映画祭で上映、日本では同年6月9日に第1回東京国際映画祭で上映された。1986年、フランスでテレビ放映されたのち、発売されたVHSとDVDも長らく入手困難な状況が続いていたが、近年になり倉庫に眠っていた16mmフィルムが発見され、修復を経てデジタル化が実現した。この60分余りの映像には、坂本の貴重なインタビューやスタジオでのレコーディング風景に加え、彼が出演したCM、YMOの散開コンサート、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』(83)の印象的な一場面などが収められている。渋谷スクランブル交差点、新宿アルタ、原宿の竹の子族……80年代の息づくような東京の景色とともに映し出されるのは、幼少期の記憶、変わりゆく文化と社会、創作のプロセス、そして自らが追い求める音楽について語る、当時32歳の坂本の姿だ。育った街に耳を澄まし、時代の流れを感じながら、彼はどのような未来を見つめていたのか――今もなお人々の心に生き続ける世界的音楽家・坂本龍一、若き日のポートレートを通して《東京の音》を体感できる幻のドキュメンタリーが、約40年の時を経てついに4Kレストア版で蘇る。
その日暮らしの父親バグと腹違いの兄ハンターと暮らす12歳の少女ベイリーは、友人もいない寂しさとやり場のない閉塞感を募らせて、身の回りの風景や野生の鳥をスマホで撮影する事で孤独を紛らわせる日々を過ごしていた。そんなある日、父親のバグが3ヶ月前に知り合ったばかりの子連れの恋人ケイリーと結婚式を挙げると宣言する。突然の環境の変化に気持ちが整理できないベイリーは結婚式に出席しないと言い放ち、家を飛び出してしまう。そして兄のハンターが友人たちと町の自警団を結成した事を知り、仲間に入れてもらおうとするのだが、全く相手にされない。だが勝手に兄の後を追いかけ、彼らが襲撃する家に辿り着くも警察に通報され、散り散りになってしまう。ただ一人、草原に逃げ込んだベイリーは、そこで“バード”と名乗る謎めいた男に出会うのだが…。
大規模酪農場で飼育されているホルスタイン・フリーシアン種のルマは、一頭の雌牛を出産する。やがてルマは子牛から離され、搾乳機に繋げられ、餌を食み、放牧されて走り回り、種付けされ、また子を生む。カメラは極力牛の目線の高さに据えられ、農場の日々の営みと、家畜たちの日常が綴られていく。ルマの物言わぬ瞳が語りかけているものとは?
ヨークシャーの荒れ地に佇む屋敷“嵐が丘”の主人アーンショーが、ひとりの孤児を連れ帰る。少年はヒースクリフと名づけられ、アーンショーの娘キャサリンと一心同体のような強い絆で結ばれるが、キャサリンは裕福な家の息子エドガーと結婚してしまう。出奔したヒースクリフは数年後に大金持ちになって舞い戻り、再びキャサリンの前に現れるが……。
1989年、ソ連の共産主義に対する恐れが蔓延する冷戦下のスイス。警察官であるヴィクトール・シュエラーは、反体制派の情報収集と監視のため、デモ活動を展開していたシャウシュピールハウス劇場への潜入捜査を命じられる。しかし監視対象であるはずの主演女優オディール・ヨーラと恋に落ち、劇団員とも交流を深めるうちに、自らの任務にも疑問を抱くようになる…。従うべきは任務なのか、心なのか――。
真面目で純粋なミラソールは、学校一のイケメンでバスケ部のアリエスに密かに恋をしていた。親友のフェイに背中を押され、彼との距離を少しずつ縮めていくミラソール。ついにアリエスから告白され、有頂天になったミラソールは、アリエスが求めるがまま、すぐに彼に身体を捧げてしまう。彼とのセックスを経験し、幸せの絶頂にいたミラソールだったが、残酷な事実が発覚する。アリエスにとって彼女は、友人たちとの「落とせるか」という賭けの対象に過ぎなかったのだ。さらにアリエスの友人たちの悪巧みにより、さらなる悲劇がミラソールを襲う……。青春時代の純愛が、無慈悲な裏切りと性被害によって崩壊していく様をリアルに描いた衝撃作。
クリスチャン家の父親バーニーは熱心なキリスト教徒で、妻、息子、娘の家族4人で平穏な日々を送っていた。ある日、うっかり水道を壊し途方に暮れていたところ、タイミングよく3人組が現れる。彼らは父親と息子2人で修理業を営むロシア人親子。彼らに水道修理を頼んだバーニーであったが、ここから彼らの日常が一変。彼らは修理するどころか、どんどん家を破壊していくのだった。実は凶悪脱獄犯であるこの親子、クリスチャン家に眠る、ある“何か”を探しているらしい。突如として家庭は彼らに占拠され、クリスチャン家は恐怖と混乱の渦中へと追い込まれていく。秩序と信仰が崩壊していく中、バーニーは家族を救うため、自らの信念を貫くため、これまでにない行動を選ぶが・・・。狂気が渦巻く“家”の中で、バーニーの祈りはどこへ向かうのか――。
かつて、兄弟分を救うため、マフィアの巣窟に乗り込んだ男。殺人罪で9年の刑期を終えて現在は流しのピエロとして生きていた。しかし、マフィアとの抗争により最愛の妻と娘を失った恨みは一時も忘れることは無かった。そんな悲しみを抱え生きていた男に、新たなる敵が迫っていた―。
多額の借金を抱えた若い整備士が銀行融資を断られたことから、一連の不運な出来事が予期せぬ銀行強盗へと発展する。元ラリードライバーの親友と、人質となった落ち目のティーンエイジ・スーパースターと共に、彼らはイタリアを横断するクレイジーなレースに挑む。
30代のカップルが、片方の母親を自宅に招き入れたとき、彼らは自分たちが一種の煉獄に足を踏み入れたことに全く気づいていなかった。平穏な生活は、ゆっくりと混沌とした惨状へと変貌していく。60代の身なりの良いヴァレリーは、エネルギッシュなディーバで、アパートの空間だけでなく、住人の心までも少しずつ支配していく。忍び寄る侵入が勢いを増すにつれ、確信は揺らぎ、プライバシーの境界線は破壊されていく。母親や義母は常に正しいのだろうか?彼女たちは私たちに善意を持っているのだろうか?そして、だからこそ彼女たちは最も恐ろしい怪物なのではないだろうか?
12世紀の中国。南宋(なんそう)王朝は、北方の強国・金(きん)と激しい戦いを続けていた。金に奪われた領土回復を目指した英雄・岳飛(がくひ)が処刑されてから4年後、南宋の宰相・秦檜(しんかい)はついに金国との和平交渉に臨む。しかしその前夜、交渉の要となる金国の使者が殺され、南宋の皇帝に渡るはずだった極秘の手紙も消えてしまう。若き武将・孫均(そんきん)と下級兵士・張大(ちょうだい)は、思いがけずこの事件の渦中に巻き込まれ、秦檜から「夜が明けるまでの2時間のうちに犯人を見つけよ」と命じられる。調査が進むにつれ、張大と孫均の二人の胸に秘めた思惑も徐々に明らかになり、やがて背後に潜むさらなる陰謀が姿を現す―。
1815年、マルセイユの若き航海士エドモン・ダンテスが、いわれなき罪を着せられ、最愛の女性メルセデスとの結婚式のさなかに逮捕される。終身刑を宣告され、孤島の刑務所に送り込まれたダンテスは、はてしない過酷な牢獄生活によって心身共に衰弱し、生きる気力さえ失っていく。しかし隣の独房に囚われた司祭の導きによって希望を取り戻したダンテスは、奇跡的な脱獄に成功し、莫大な財宝を手に入れる。やがてイタリアの大富豪“モンテ・クリスト伯”を名乗って、パリに現れたダンテスはたちまち社交界の花形となり、緻密にして壮大な計画を実行していく。それは20年前にダンテスの人生のすべてを奪った3人の仇敵への復讐の罠だった……。