20歳のルーシーは、男の子とキスをしたことも、働いたことも、本当の友人を持ったこともなかった。彼女のいちばんの―おそらくただ1人の―理解者は、母親のクレア。ルーシーを外の悪い世界からずっと大切に守ってきた。自分の末期の病さえも隠しながら…。クレアの妹ケリーは、手遅れになる前に娘に本当のことを告げるようにと急かす。何かが母に起きていることに気づいたルーシーは、早く自立した大人にならなくてはと、焦って就職面接を受けに行く。その道中で目にした「フェリーニ映画祭」と題されたきらびやかで怪しい劇場。吸い込まれるように入っていったその場所で、『道』にまたたく間に心を奪われる。これまで慣れ親しんだハッピーエンドとは違う、巧妙に不可解に作られた悲喜劇。フェリーニの魅惑の世界にのめり込んだルーシーはいてもたってもいられず、フェリーニを探すためイタリア各地を巡る旅へ出る。そこで待ち受けるのは、フェリーニ作品の世界に迷い込んだようなファンタジーや悪夢、胸高鳴るラブストーリー。彼女の発見の旅と人生は、段々と死の足音が近づいている母クレアとは対照を成す。離れていても繋がっている二人。真実と虚構が幻想的に絡み合いながら、ルーシーの「フェリーニを探す旅」は最終地点へと向かっていく。
シャーとチャンが経営する南京のマッサージ院では多くの盲人が働いている。 若手のシャオマーは、幼い頃に交通事故で視力を失った。医師の診断は「いつか回復する」というものだったが、その日は一向にやってこない。そんなマッサージ院に、シャーの同級生ワンと恋人のコンが駆け落ち同然で転がり込んできた。まだ幼さの残るシャオマーは、コンの色香に感じたことのない強い欲望を覚えはじめる。ある日、爆発寸前の欲望を抱えたシャオマーを見かねた同僚が風俗店へと誘った。そこで働くマンと出会いによって、大きく動き出した運命の歯車。己を見失いもがき苦しむ中で見つけた一筋の光とは…。
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。2人にドクは、1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われるなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう――。30年前に起きた悲しい出来事をきっかけに出た再会の旅。語り合い、笑い合って悩みを打ち明ける旅路で、3人の人生が再び輝き出す。
幾度ものシャークネードとの戦いで、全てを失ったフィン。悲しみに暮れる彼の前に現れたのは、未来からやって来た息子ギルだった。フィンは平和な時を取り戻すために、ギルの手配で時間旅行へと旅立つ。彼に与えられた使命は、過去のあらゆる時代で発生したシャークネードを壊滅すること。原始時代に到着したフィンは、元祖シャークネード1号と対峙するが、凶暴な恐竜にも襲われ苦戦を強いられる。絶体絶命の窮地の中で現れたのは、死んだはずのノヴァとブライアン。彼らもまたギルに救われ、再びシャークネードと戦っていたのだ。彼らは力を合わせてシャークネードに挑むが、時空を超えた戦いはまだ始まったばかりだった―。
男は元軍人。依頼は拉致された少女の救出。だが、何かがおかしい――元軍人のジョーは行方不明者の捜索を請け負うスペシャリスト。ある時、彼の元に舞い込んできた依頼は、いつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘・ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。そして二人はニュースで、依頼主である父親が飛び降り自殺したことを知る――。
詐欺師のマイケルは、巨大カジノで荒稼ぎをしようと企むも、不思議な力を持つ男のせいで、賭けに敗れ、莫大な借金を背負わされてしまう。返済期限は1週間。手がかりを得られぬまま、謎の男の行方を追うマイケルは、やがて男と同じような不思議な力を持つ超能力者たちの存在を知る。彼らを集めチームを結成したマイケルは、一発逆転を賭け、大勝負に挑む。しかし、その背後では彼らの存在を脅かす、巨大な陰謀がうごめいていた…
アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは惰欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは。
カルト集団とも言われる自給自足の村“アルカディア”を10年前に脱走し、今は街で暮らしているジャスティンとアーロンの兄弟。しかし幼い頃から特殊な生活をしていた2人は、世間にうまく馴染めず、友人も恋人も居ない。そんなある日、兄弟は再び村を訪れる決心をする。不思議なことに、アルカディアの住人の外見は10年前とまるで変わらないように見えた。やがて2人は次々と村で起こる超自然的な出来事を目の当たりにする。
一流企業で働くボリスと美容サロンを経営するジェーニャの夫婦。離婚協議中のふたりにはそれぞれすでに別のパートナーがいて、早く新しい生活に入りたいと苛立ちを募らせていた。12歳になる息子のアレクセイをどちらが引き取るかについて言い争い、罵り合うふたり。耳をふさぎながら両親の口論を聞いていたアレクセイはある朝、学校に出かけたまま行方不明になってしまう。息子は無事に見つかるのだろうか、それとも―。
仕事をクビになったその日、タイラーは父が死んだと言う知らせを受け取る。母と生まれたばかりの自分を捨てた父。それ以後、情緒不安定な母親と2人、自分を押し殺して生きてきたタイラーだったが、父のことをちゃんと知りたいと、母の反対を押し切り生前父が暮らしていた家を訪れる。そこで彼女を待ち受けていたのは、奇妙な出来事と性にまつわる衝撃的な体験だった。それはタイラーの女として本能を大きく揺さぶり始める??。
アフリカ某国。ラウダー(スティーブン・セガール)は裏社会の便利屋。新たに彼の元へ持ち込まれたのは、国の通信インフラ整備プロジェクトに入札しているフランス企業のマイケルからの依頼で、ライバルである中国企業のヤンへの妨害工作の遂行だった。しかしそんな中ラウダ―とヤンは、マイケルが独立国家の樹立を目論むカバ(マイク・タイソン)と手を組み、金のために内戦を引き起こそうとしていることを知ってしまう。
暗殺のミッションに失敗した、若きアメリカ兵士・マイク。逃れた先が、3000万以上の地雷が埋まる地雷原だと気づいたその時、目の前で仲間の兵士が爆死。さらにその瞬間、“カチッ!”…。自らも地雷を踏み、一歩足りとも動けない絶体絶命の窮地に立たされる。援軍と連絡も途絶え、救出まで52時間。その間、容赦なく次々に押し寄せる自然の脅威と、心に封印してきた過去のトラウマからくる激しいフラッシュバックに襲われ続ける。現実と幻覚の間を彷徨い、己との孤独で壮絶な戦いを強いられた男の運命はー。
他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでゆく……。
ハワイ沖を哨戒中のアメリカ海軍駆逐艦が、沈没したロシア潜水艦を発見。潜水艇で生存者の救助に向かったリンチ中佐は、海底で巨大なサメと遭遇する。それは数百万年前に絶滅したと信じられていた、古代鮫“メガロドン”だった。リンチたちは脱出を図るが、潜水艇ごとメガロドンに飲み込まれてしまう。このままではメガロドンはハワイに到達、恐るべき被害が出ることは間違いない。ヤツの体内から潜水艇を救出し、モンスターを倒せるのか?兵士たちは、壮絶な戦いを挑むが……。
エネルギー枯渇問題に直面した近未来。人類はコピーしたもう一つの地球 ≒エコーワールドからエネルギーを得ることでその危機を脱しようとしていた。しかし、二つの世界を?ぐ巨大タワーの暴走により各地で異常現象が発生、世界は崩壊の危機に陥ってしまう…。事態収束のために、エレルギー会社勤務の元NASA宇宙飛行士ウィル(ダン・スティーヴンス)をエコーワールドに送り込むが、そこには戦争が起きたような跡のような荒廃した世界がひろがっていた。次々と襲い掛かるドローン、刻一刻と崩れゆく世界。果たして地球は崩壊の危機を脱することはできるのか?
息子テオと二人暮らしの元警官フランク。ある夜、シッターのベッツィに家を預け帰宅した彼が見たのは、血の海となった自宅トイレの中に引きずり込まれていくベッツィの凄惨な最期だった。家にサメらしき怪物がいると主張し、テオと庭でテント生活を始めたフランクだが、地元の悪徳不動産会社は勝手に家を売ろうと画策。内見に来たカップルもまた犠牲者となってしまう。自分の家以外でも同様の事件が起きていることを知ったフランクは、怪物「ハウス・シャーク」の駆除専門家という人物を探し出す。犠牲者は数を増していく中、ハウス・シャークとフランクたちとの奇想天外な戦いが幕を開ける!
若き新聞記者のキャムは、本物の人魚姫がいるという噂を耳にし、姪のエルと共に、アメリカ南部のミシシッピにあるサーカス団を訪れる。そこで出会ったのは見世物として捕えられている本物の人魚姫エリザベスだった。エリザベスと仲良くなったふたりは、彼女がサーカス団の団長にだまされて心を奪われ、囚われの身になっていることを知る。エリザベスを何とか救い出そうとするふたりは、人魚姫にかけられた魔法と、サーカス団に隠された秘密を見つける。
ドイツ、ハンブルク。カティヤはトルコ移民のヌーリと結婚し、息子ロッコも生まれ、幸せな家庭を築いていた。ある日、ヌーリの事務所の前で白昼に爆弾が爆発し、ヌーリとロッコが犠牲となる。外国人同士の抗争を警察は疑うが、ドイツ人による人種差別テロであることが判明する。証拠不十分、アリバイ、目撃証言無効と身を抉られるような裁判に、カティヤの心の傷は深まってゆく。ささやかな幸せが欲しかっただけ。そんな中、起きた悲劇に、生きる気力を失いそうになりながら、カティヤが下す決断とは―。
トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。
後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014年6月、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国」(IS)がシリア北部の街ラッカを制圧した。かつて「ユーフラテス川の花嫁」と呼ばれるほど美しかった街はISの首都とされ一変する。爆撃で廃墟と化した街では残忍な公開処刑が繰り返され、市民は常に死の恐怖と隣り合わせの生活を強いられていた。 海外メディアも報じることができない惨状を国際社会に伝えるため、市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)が秘密裡に結成された。彼らはスマホを武器に「街の真実」を次々とSNSに投稿、そのショッキングな映像に世界が騒然となるも、RBSSの発信力に脅威を感じたISは直ぐにメンバーの暗殺計画に乗り出す――。
第1話 チェコ・プラハ編、第2話 中国・上海編、第3話 フランス・パリ編、第4話 日本・小樽編、第5話 イタリア・フィレンツェ編。5つの都市を舞台に繰り広げられるオムニバスラブ・ストーリー。日本の岩井俊二、香港のスタンリー・クワン、台湾のウェイ・ダーションが監修。
USハードコア・パンクをMINOR THREATで開拓したイアン・マッケイ(vo、g)がポスト・ハードコアを実践すべく80年代後半に始めた、ワシントンDC拠点のFUGAZIの映像作品。インテリジェンスに富むバンドながら肉体的な表現が身上であることを示す1987~1998年のライヴが中心で、その様々なシチュエーションにFUGAZIの意思が表れている。レコーディングのシーンも織り込み、メンバーのインタヴューからは我が道を行く率直なアティテュードが伝わってくる。“信者”のようなファンも多いが、それ以外の観客を映し出すところも波紋を投げかけるFUGAZIのパンク精神そのものだ。FUGAZIの音楽と同じくプリミティヴな撮影で生々しさが醸し出され、適度に挿入したモノクロ映像も彫りの深い仕上がりに一役買っている。発言部分だけでなく歌詞も日本語の字幕付だが、言葉に頼った説明的なドキュメンタリーとは一線を画し、詩情が滲む寡黙な名作である。
ある夜、ロサンゼルス上空に、耳をつんざく謎の音と、緑色のまばゆい光が発生する。その現象は世界中で確認されており、政府は警戒を促したが解明には至らず、人々は混乱に陥っていた。音の収集が趣味のロレインは、かつて所属していた未解明事象研究会からの依頼で、その現象の調査を手伝うことに。そして、仲間と共に訪れたインディアナ州で、異常な音を検知するのだった…。その時、彼らの前に巨大なUFOが出現!さらに、世界中で同型の飛行物体が出現し、街を破壊していくのだった。果たして彼らは生き延びることができるのか…。地球外生命体の目的は一体何なのか…。地球の命運をかけた、空と地上の戦いが始まる!
クリスティアンは権威ある現代美術館のキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、バツイチだが2人の愛すべき娘を持ち、そのキャリアは順風満帆のように見えた。彼は新たな企画として「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いたアート作品を展示すると発表する。四角の中は人々に「思いやりの心」を思い出してもらうための聖域であり、社会をより良くする狙いがあった。だが、ある日、携帯と財布を盗まれたことに対して彼がとった行動は、同僚や友人、果ては子供たちをも裏切るものだった…。
パリ出身のヴィルジニーは、ロンドンの夜を生きる高級コールガール。金持ちを相手に稼いでは派手に遊ぶが、どこか儚げで孤独が見え隠れする。ある日、仕事の後のいつものディスコで、ルパートと名乗る影のある謎めいた若い男に声を掛けられ、家まで送ってもらう。その日を境にルパートが彼女の前に出没するようになる。最初は関心がなかったヴィルジニーだが、やがてルパートに自分と似たものを感じ、徐々に惹かれていく自分に気付く。
6歳のムーニーと母親のヘイリーは定住する家を失い、“世界最大の夢の国”フロリダ・ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで、その日暮らしの生活を送っている。シングルマザーで職なしのヘイリーは厳しい現実に苦しむも、ムーニーから見た世界はいつもキラキラと輝いていて、モーテルで暮らす子供たちと冒険に満ちた楽しい毎日を過ごしている。しかし、ある出来事がきっかけとなり、いつまでも続くと思っていたムーニーの夢のような日々に現実が影を落としていく―
6人の大学生が相乗りし、広大な山道を車で横断していると、タイヤがパンクする。タイヤ交換を担当した男は、パンクはアクシデントではなく、銃撃を受けていたことに気づく。その時、既に彼らは「何か」の標的になっていた…。
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく…。
セイディは、ある日元カレであるアレックスに偶然出会う。久々の再会を祝いながらも彼との情熱的なセックスを思い出さずにはいられないセイディ。そんな彼女をアレックスは人里離れた別荘に招く。出発当日、アレックスの友人フランチェスカが同行することに違和感を覚えるも、彼女のミステリアスな雰囲気に次第に魅了されていくセイディ。一方、別荘には仮面を付けた無数の男女が快楽の宴に参加するために集まっていた…
警察大学で勉強し始めて2年になる熱血学生、行動派のギジュンと頭脳派のヒヨル。親友の2人は外出先で偶然、拉致現場を目撃する。学校で学んだとおり警察に通報するも複雑な手がかりと不足した証拠で捜査は一向に進まず、1分1秒と緊迫した中で時間だけが過ぎていく。ギジュンとヒヨルは自らの足で直接捜査を始めるが、予測不能な状況に出くわすこととなり…。
2人の幼子を抱えるアレハンドラは、夫との冷え切った関係に悩んでいた。一方、夫のアンヘルは密かにアレハンドラの弟で看護師のファビアンと肉体関係を結んでいたのだった。ある日、ファビアンの勤務する病院に、ヴェロニカという不思議な美女が、鋭い牙で噛まれたような傷を治療にやってきた。2人はすぐに意気投合し、やがて互いの性の悩みを打ち明け合うほどの親友になった。そしてヴェロニカは、ファビアンをある秘密の場所へと案内する。「宇宙で一番美しいものを見せてあげる。あなたも気に入られるはずよ」森の奥に佇む薄暗い屋敷。そこにはなんと、巨大な触手で人間の性欲を貪りながら生きる謎の生命体が、新しい客人を待ち受けていた…。
天界の太子・夜華と人界の素素は住む世界が異なりながらも想いを寄せ合う仲であった。夜華は人間である素素との恋が許されないものと知りながら彼女と結婚する。やがて彼女の存在が天界に見つかり、夜華はやむを得ず素素を天界に連れて行く。ところがそこで素素を疎ましく思う者たちの罠にはめられ、素素は子供を産んだ後、誅仙台より身を投げてしまう。そして300年後、天上界の東海竜宮で、二人は予期せずして再会する。実は素素は天上界青丘の皇帝の娘・白浅のもう一つの姿だったのだ。生まれ変わって巡りあった二人。もう一度彼女の心を掴もうと夜華は必死になるのだが、白浅には夜華との記憶は失われていた…。
中年会社員のトーマスは、休暇に家族全員でスキー旅行に行くことにした。しかし、妻とは長く倦怠期が続いており、娘は反抗期。さらには成り行きで上司の娘であるザラも一緒に連れて行くことになる。初日の夜、ザラが行方不明に。トーマスは街角で悲壮に暮れるザラを発見するが、彼女は「レイプされた」と告白する。警察に行こう提案するも、本人は行きたくないと言う。本人の気持ちを尊重して、どうにか丸く収めようとトーマスは小さなウソを重ねていくが、事態はますます悪い方向へ進んでゆく…。
ロンドン。穏やかに引退生活を送るトニー。ある日、見知らぬ弁護士から手紙が届く。あなたに日記を遺した女性がいると。その女性とは40年も前の初恋の人ベロニカの母親。遺品の日記は学生時代の親友エイドリアンのものだった。なぜ彼女の元にその日記があったのか?そこには一体何が書かれているのか?長い間忘れていた青春時代の記憶、若くして自殺した親友、そして初恋の秘密―。ついにベロニカとの再会を果たすトニーだったが、思いもかけず自身の記憶は大きく揺らぎ始めるのだった…。
中央アジアの美しい国、キルギス。妻と幼い息子と3人で慎ましく暮らすケンタウロスには、誰にも打ち明けていない秘密があった。時代の流れとともに失われつつある伝説を、ある理由から強く信じているケンタウロスは、人知れず厩舎に忍び込み、馬を盗んでは野に放っていた。次第に馬泥棒の存在が問題になり、犯人を捕まえる為罠が仕掛けられる。
スペイン舞踊のスーパースター、奇跡の競演!集結した豪華アーティスト陣は、フラメンコおよびスペイン舞踊ファン、ワールドミュージック・ファンなら絶対に見逃せない最強の顔ぶれ。サウラ監督作『イベリア 魂のフラメンコ』、『パッション・フラメンコ』も記憶に新しい、美貌と表現力を兼ね備える国民的フラメンコダンサー、サラ・バラス。世界的に活躍するスーパーギタリスト、カニサレス。ガリシアが生んだ天才バグパイプ奏者、カルロス・ヌニェス。アラゴン州サラゴサ出身のダンサー兼振付師、ミゲル・アンヘル・ベルナ、スペイン舞踊界の大スター、バレリアーノ・パニョス。アラゴンの伝統「ホタ」を現代化して歌うポップスター、カルメン・パリス。土地固有の味わいを継承するダンサー、歌手、演奏家に加え、国際的に活動するトップアーティストらも異彩を放つ。
オスマン・トルコの小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエルは、医学を学ぽうと首都イスタンブールの大学に入学。フランス帰りのアルメニア人女性、アナと惹かれ合うが、彼女にはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスがいた。第一次世界大戦とともにアルメニア人への弾圧が強まり、ミカエルは強制労働に送られてしまう。からくも脱走し、故郷に向かったミカエルは、アルメニア人に対して虐殺が行われている現実を目撃する。ー方クリスはトルコの蛮行を世界に伝えようと奔走し、アナも行動を共にする。それぞれの信念のもとに激動の時代を生き抜いた3人。ミカエルとアナ、クリスの愛の行方は?そして追い詰められたアルメニア人たちの命運は―?
医療ミスで病院を追われた医師・シュルテンは、難民キャンプで働きながら違法に移民を逃すことで賠償金を稼ぎ、遺族による訴訟取り下げを目論んでいた。ある日、被弾し瀕死の重傷を負った少年アリアンが運び込まれる。シュルテンはアリアンが重力を操り浮遊する能力を持ち、さらには傷を自力で治療できることを知り、金儲けのためにキャンプから連れ出す。その頃アリアンを違法銃撃した国境警備隊は口封じのため彼らを追い始める。
心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、時どき会っている少年マーティンがいた。マーティンの父はすでに亡くなっており、スティーブンは彼に腕時計をプレゼントしたりと何かと気にかけてやっていた。しかし、マーティンを家に招き入れ家族に紹介したときから、奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動するようになる。家族に一体何が起こったのか?そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。
オーストラリア人のフォトジャーナリストであるクレアはベルリンでの休暇中、地元で高校の教師を務めるアンディと出会い一夜を共にする。しかしこの一目惚れのロマンスの始まりが、クレアにとっての悪夢の始まりだった。翌朝アンディの部屋で目覚めると、彼は仕事に出かけていた。そして気が付く。自分が監禁されていることを。そう、アンディは2 度とクレアをこの部屋から出さないつもりだったのだ…。
少年ジュリアンは夏の別荘で出会った従姉妹のジュリアに恋をする。しかしジュリアはそっけない。開放感に満ち溢れた真夏の避暑地ー抑えきれないジュリアンの性の欲求は、別荘の使用人マチルドらによって満たされていく。 一方、ジュリアも次第にジュリアンの事が気になっていく…。思春期の揺れ動く性を、大胆に美しく描いた幻の問題作。
バレンタインデーの台北。書き入れ時の花屋の店主には一緒に過ごす彼氏がいない。一方、想いを寄せる女友達が注文したチョコレートを作る孤独なパン職人は、それが彼女の恋人へ贈られるものだと知っている。それぞれ切なさを胸に、花とチョコレートの配達に出た二人は、ある事から行動を共にすることに。パン職人の女友達は十年間、夢を追い続ける恋人のため生活を支え続けていたが、この二人は正反対の思惑で朝を迎えていたーー。
当時夫婦であったティッピ・ヘドレン(ヒッチコックの『鳥』)とノエル・マーシャルが主演(マーシャルは監督と脚本も)で、二人の娘であるメラニー・グリフィスやノエルの実の息子ジョンとジェリーも出演したアニマル・パニック・ファミリームービー。
アメリカ、ワシントン。高校生のジャックはある日、バイト先の店主の家に代々伝わるという古代の壺を譲り受ける。しかしその夜、部屋に置いた壺の中から突然、戦士のような服装の男が出現!驚くジャックに、男は真剣な表情で頼み込んだ。「蛮族の王にさらわれた姫を、一緒に救い出してくれ」と。何が起きているのか理解できないまま、男と共に壺の中に入るジャック。するとそこには見たことのない空間が広がり、気付いた時には古代の中国へとタイムスリップしていたのだった!眼の前には、蛮族の侵略で崩壊寸前の帝国と、今にも襲いかかろうと待ち構える大量の敵軍兵たち。なぜか帝国の運命を背負わされてしまったジャックは、仲間の騎士たちと共に、無事に姫を救い出すことができるのか!?
ソウル市の現職市長ジョングは史上初の三期当選がかかった市長選に立候補する。そんな彼を支えるのは選対本部長ヒョクスと、若手の広報担当キョン。ジョングとヒョクスはクリーンなイメージ戦略の裏側で、ヤクザを使った妨害工作など汚い手段で選挙戦を有利に進めていくが、キョンは戸惑いを隠せない。しかしそんな中、交通事故を起こしてしまうジョング。隠蔽を図ろうとするが、その様子を盗聴していたのはヒョクスだった。
レオは冴えない詐欺師。その日も相棒の娼婦フラビアと手を組み、男を騙して金を巻き上げようとするが、ギャングがその男を殺害する現場を偶然目撃。彼らの目的は男の持つ機密ファイルだった!レオはフラビアを助けるためにギャングと激しい銃撃戦を繰り広げるが、どさくさに紛れてその機密ファイルを手に入れてしまう。一方ギャングのボス ドゥージェは最強の殺し屋ハーケンをレオの元に差し向けていた。
16歳になり、身も心も男の子として生きたいと決断した主人公レイ、シングルマザーのマギーは、「突然、息子を育てることになるなんて・・」と、動揺を隠せない。共に暮らすレズビアンのおばあちゃんのドリーもレイのカミングアウトをイマイチ理解ができないでいる。一方、髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きしてくるレイ。そんなある時、驚くような“家族の秘密”が明らかになる―!
南仏コート・ダジュール。死を演じられないと悩む、年老いた俳優ジャン。過去に囚われ、かつて愛した女性ジュリエットの住んでいた古い屋敷を訪ねると、幽霊の姿となってジュリエットが彼の前に現われる。そして、屋敷に忍び込んだ子どもたちからの誘いによって、突然はじまった映画撮影。やがて撮り進めるうちに、ジャンは過去の記憶ともう一度向き合い、忘れかけていた感情を呼び起こしていく。そして残された時間、ジャンの心に生きる歓びの明かりが、ふたたび灯されていく。
トップ女優のジュヨンは年齢を重ねるにつれ徐々に人気が下がり、ついには年下の彼氏にも浮気される始末。落ち込むジュヨンは自分だけの味方を作るため妊娠の計画を練る。突然の独身スターの妊娠発表にマスコミは大騒ぎ。ジュヨンの友人でありスタイリストのピョングやマネージャーが大慌てで後始末に奔走するが---。
1967年7月、暴動発生から3日目の夜、若い黒人客たちで賑わうアルジェ・モーテルに、銃声を聞いたとの通報を受けた大勢の警官と州兵が殺到した。そこで警官たちが、偶然モーテルに居合わせた若者へ暴力的な尋問を開始。やがて、それは異常な“死のゲーム”へと発展し、新たな惨劇を招き寄せていくのだった・・・
几帳面な性格だが、植物が苦手なために、庭を荒れ放題にしているベラのもとに届いた撤去勧告。“一ヶ月以内に庭を元どおりにできなければアパートを出て行くこと”。」何から手をつけていいかわからないベラは、料理人ヴァーノンの助けもあって、犬猿の仲だった隣人アルフィーの力をかるることになり…。
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)は、育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)にいつしか恋心を抱き、結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまい、逆上したスクヒは復讐を実行。しかしその後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて新たに運命の男性に出会い幸せを誓うが、結婚式の日に新たなミッションが降りかかり―。
1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませる。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。彼らはいかにして300もの命を救ったのか―。
ユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットは、イギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングが主張する「ナチスによる大量虐殺は無かった」とする”ホロコースト否定論“を看過できず、真っ向から否定していた。しかし、アーヴィングはリップシュタットを名誉毀損で提訴し、異例の法廷対決を行うことになった。訴えられた側に立証責任があるイギリスの司法制度で戦う中でリップシュタットは、大量虐殺の事実を証明する必要があった。彼女のためにイギリス人による大弁護団が組織され、アウシュビッツの現地調査に繰り出すなど、歴史の真実の追求が始まった。そして2000年1月、多くのマスコミが注目する中、かつてない歴史的裁判がはじまった―。
遺体安置室の検視台に半裸の男。それは街中の公園で見つかった死体。死体を見つめる刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノア。男が被っているバケツを外すと、顔半分がはがれ顎から上が無い。首の皮膚はジグソウパズル型に切り取られている。伝説の連続殺人犯“ジグソウ”のやり口――殺害したのはジグソウの模倣犯か?傷の奥から抜きだしたUSBスティックをパソコンで起動すると、「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が償われるまで終わらない」その声はまさしくジグソウ。彼は10年前に死んだはずなのに・・・。
時は2095年。海面の上昇で大陸のほとんどが海に沈没。真水は貴重品となり、もはや人類が滅亡するのも時間の問題だった。わずかな希望は、ある女性科学者の存在。海水を真水に変える研究を完成させていたと言われるが、それを発表することなく2017年に飛行機事故で他界していた。研究結果を入手するよう密命を受けたファン・ルン大尉は、QEDAと呼ばれる自らの分身を2017年へとタイムスリップさせる。
ソウルのある刑務所では夜になると囚人たちが塀の外に飛び出し、証拠も痕跡も残さず完全犯罪を犯していた。そんな刑務所で首領のように君臨する囚人イクホは、犯罪組織のボスで囚人たちを指揮する張本人だった。そこに検挙率100%を誇った元刑事ユゴンが、ひき逃げ・証拠隠滅・収賄の容疑で収監されてくる。血気盛んなユゴンはトラブルを繰り返すがイクホに助けられたことをきっかけに、犯罪の世界に足を踏み入れるようになる。
1619年、明朝末期の中国。事故で重体に陥った皇帝に代わり、側近である魏忠賢が国の実権を握っていた。朝廷直属の秘密警察「綿衣衛」の沈煉は、上官から下ろされた密命により、指名手配中の反逆者を捉えに向かう。しかしその反逆者は、彼が数日前に出逢った美しい女絵師・北斎だった。仲間が彼女に暴行したため止めに入った沈煉は、激闘の末に誤って仲間を殺してしまう。任務中の事故死に見せかけて北斎と共にその場を逃れるが、内務調査官・裴綸の執拗な捜査が始まり、さらに謎の組織に奇襲をかけられる沈煉。絶体絶命の危機にさらされながらも、正義の密使と化した沈煉は、陰謀をはらんだ壮絶な死闘に巻き込まれていく──!!
1995年、紛争末期のサラエボ。強引かつ大胆な戦略で敵の将軍を拉致、敵に囲まれたら戦車で大暴走とやりたい放題のマット率いる5人のネイビーシールズ。上官のレヴィン少将も手を焼く毎日。そんな中、メンバーの1人が恋に落ちたウェイトレスから聞いた、湖に沈んだナチスの金塊・総額3億ドルの話。それさえあれば、戦争に苦しむ避難民を救うことが出来ると懇願され、5人も作戦を立てることに。タイムリミットはわずか8時間。敵陣真っただ中にある湖の水深45mの湖底から、重さ27トンの金塊をどう運び出すのか?彼らのとんでもない奇策とは!?史上最強のアウトサイダーたちが挑む、前代未聞の奪還作戦、遂に始動!!
エクス=アン=プロヴァンスで出会い、幼い頃から夢を語り合ったセザンヌとゾラ。やがてゾラはパリに出て、新聞の評を書きながら小説家として成功を収める。一方、セザンヌも画家を目指してパリで絵を描き始め、サロンに挑むが落選続き。栄光を手にしたゾラと、心を閉ざしていくセザンヌ。そして、ゾラの別荘で久しぶりに再会したふたりは、「ある画家」をモデルにしたゾラの新作を巡って口論となる…