仕事で家族旅行をキャンセルしたジェイクに、妻と子どもたちが事故に遭い死亡したという報せが届く。家族を失った悲しみで気力をなくしたジェイクは、唯一生き残った飼い犬クーパーの引き取りもできないでいた。葬儀が終わり動物病院に保護されていたクーパーを引き取りに行ったジェイクだったが、クーパーが車に乗るのを拒んだため歩いて自宅に連れて帰るハメに。その後、置きっぱなしの車を引き取りに何度も動物病院に出向くが、クーパーは乗車を拒否し続けるばかりだった。ある日の深夜、ソファーで横たわるジェイクは、亡き家族の声を聞いて飛び上がる。遺品を入れた紙袋を漁るクーパーが見つけたもの、それは事故直前に携帯電話で撮られた最愛の家族の姿だった。
米国ロサンジェルスで開催された世界テコンドーチャンピオン決勝戦で、韓国最高のファイター、キム・スンヒョンと、米国の自尊心ジャック・ミラーの火花が散る対決が真っ最中だ。誰が見てもスンヒョンの軽快なボディーコントロールによる速い攻撃が一枚上。ところが、スンヒョンの攻撃がジャック・ミラーの急所に正確に入ったにもかかわらず、点数は上がらない。米国側の悪だくみで、優勝は、初めからジャック・ミラーに決まっていたのだ。テコンドーチャンピオンを強奪された日、恋人のミンソとも交錯した道を歩くようになったスンヒョン。絡まった時間はさらに絡まって7年が流れる。それでも屈しないスンヒョンは、自ら人生に適応して生きている。刑事という職業を得て、可愛い愛娘サランとの仲むつまじい生活もある。しかし、暴力組織のボス、ファン・ジョンチョルの組員に対し、誤った取扱いをしたスンヒョンは、刑事を止めざるを得なくなり、生計と娘の安全のためにファン・ジョンチョルが主催する不法異種格闘技で戦うようになる。
かつて映画監督だったレオノールも72歳になり今では電気代も払えずにいた。彼女の二人の息子のうち兄ロンワルドはずっと以前に事故で亡くなっており、残された弟ルディも仕事で遠くに行くことになった。そのせいでレオノールは精神的にも落ち込んでいた。そんなある日、新聞に掲載されていた脚本コンクールを目にした彼女は、現状を抜け出すために映画脚本の執筆に取り組み始める。その内容は「殺された兄の仇を弟が討つアクション映画」で、昔に書いたものの未完で終わっていた作品でもあった。脚本のアイデアを考えながら歩いていると、運悪く近所のカップルが投げたテレビが降ってきてぶつかってしまう。その結果、レオノールはヒプナゴジアに陥り現実と物語の世界を行き来するようになってしまった。その物語の世界とは、先ほどまで執筆していた仇討ちアクション映画の世界だった。レオノールは自分で書いた脚本の世界に入り込んでしまったのだ。レオノールは物語の世界で、兄の仇を討とうとする主人公と出会い共に旅をする。現実世界では、意識を失って入院しているレオノールをルディが看病をしていた。物語の世界では、レオノールは息子を亡くした女性と出会う。そこでレオノールは言った「私もロンワルドを撮影中の事故で亡くしてしまった」と。この未完の物語は亡くなったロンワルドへの贖罪の物語でもあった。ルディは今まで母親に対して冷たく応対していたことを悔い、レオノールを脚本の世界から引き戻そうとするが、レオノールは病室からもいなくなってしまう。ルディは現実の世界でレオノールを見つけようと奮闘する。かたやレオノールは物語の世界で未完脚本の結末を見つけようと奮闘する。過去に中途半端で終わってしまった自作品への納得のいく結末を……
シチリアに住む老人マッテオには、イタリア全土に散らばって暮らしている5人の自慢の子供たちがいた。毎年夏には必ず子供たちはシチリアに帰ってくるが、今年の夏に限っては誰も姿を見せなかった。そこでマッテオは自分から子供たちを訪ねて驚かせてやろうと思い立つ。電車でイタリア全土の子供たちに会いに行く旅に出たマッテオはまずナポリの学校に勤めるアルヴァーロに会いに行くが、一向に連絡が取れない。ローマで議員秘書のカニオに会いに行くも、忙しそうで話が出来る状態ではなかった。その後、通行人の勘違いから警察の世話になったところ、モデルのトスカがやってくる。マッテオはトスカの広い自宅に泊まらせてもらい、ファッションショーを観賞しに行くが、彼女にも何か悩みがあるようだ。次に打楽器奏者のグリエルモに会いに行くと、次の公演があるのですぐに旅立つと話されるが、時折見せる作り笑いに公演の話が嘘だと気付く。旅の途中で団体旅行のシニアグループに会い、半日その団体と行動を共にして、食事やダンスパーティに参加して素敵なマダムとの心和むひとときも経験するマッテオだった。最後に幸せな家庭を築いたはずのノルマの家に行くが、孫の話を聞いて悪い予感が的中する。夜中に街を彷徨うマッテオの元に5人の子供たちが幼少時の姿で現れ、一人一人が隠していた真実を語っていく。ナポリ。ローマ、フィレンツェと旅する老人の目に映ったものは果たして何だったのだろうか・・・。旅を終えて、我が家に戻ったマッテオは、妻の墓前で旅の報告をして子供たちの近況を伝えるのだった。子供たちは、みんな元気だった、心配ないと。
厳しい練習に耐え、それでも「踊ることが大好き」と、きらきら目を輝かせるバレエダンサーの卵たち。成功への厳しい道のり、プレッシャー、痛み、限りない美への追求、将来への希望と不安。異なる境遇を生きながら、夢を叶えるために自分を限界まで追い込む子供たち。バレエという究極の美が与える、夢の力。あくなき情熱をめぐる、家族の物語。それは決してバレエの世界にいる彼らだけのものではなく、私たちすべてに、生きることの意味を教えてくれる。
腕ききのネオン職人だった夫ビルが亡くなった。古き佳き時代のガラス管のネオンを愛した夫。妻メイヒョンは後悔していた。かつてSARSが香港を襲ったとき、夫にネオンの仕事を廃業させたことを。ある日メイヒョンは、「ビルのネオン工房」と書かれた鍵を見つける。もう10年前に廃業したはずなのに。昔の工房へ行ってみると、そこには見知らぬ青年がいた。名前はレオ、夫の弟子だという。ビルの死を伝え、工房を閉めると告げるメイヒョン。レオは、師匠にはやり残したネオンがある、それを完成させるまでやろうと説得する。メイヒョンは、夫がやり残したネオンを探しだし、完成させることを決意する。ネオン作りの修行を始めるメイヒョン。一方、ひとり娘からは、香港を離れて海外へ移住すると打ち明けられる。はたして夫の最後のネオンの行方は?
急逝したガブリエルの死を悲しむ父ホルヘ。最愛の息子の死に納得できない彼は、ガブリエルのSNSを調べ、通話履歴からセバスチアンという男とのビデオ通話を試みる。息子との関係を尋ねるホルヘに、セバスチアンは元恋人だと告げる。息子がゲイだという衝撃の事実に動揺した彼は、ガブリエルの死を知り悲しむセバスチアンを激しく罵倒してしまう。2週間後、セバスチアンに言われた言葉が気になり眠れなくなったホルヘは、息子の本当の姿を知るべく、ボリビアを離れニューヨークのセバスチアンの家を訪れる。アポイントもなしにセバスチアンの家を訪れたホルヘは、再び激しい口調で詰問するが、興奮のあまりその場で昏倒してしまう。
かつては時代の波に乗りメディアにもてはやされ活気のあったUFO雑誌[宇宙探索]。今や編集部員も減り廃刊寸前。数少ないファンの支えはあるものの、電気代さえ払えないほどの存続の危機を迎えていた。そんな時、[宇宙探索]編集長のタンは、中国西部の村に宇宙人が現れたという情報を掴み、仲間たちを引き連れて西へと向かう。そこで彼らを待ち受けていたのは、予想と人智をはるかに超えた出来事だった・・・・・・人に何を言われようと、バカにされようと、夢を信じて進む宇宙探索編集部。果たしてタンたちは宇宙人に出会えるのか?そして、タンの心の奥にある想いとは?
『変わらない。変われない。それでも、』宏冶の浮気で家を飛び出した妻は、そのまま帰ってこなかった。宏冶は、宏冶だけの妻の記憶と一緒に生きていくと決意する。これは、ある夫婦の絆の軌跡。/『宇宙にたった2人』カメラマンを目指して東京に上京するユメのいわきで過ごす最後の日。10年前に亡くなった同級生・なっちゃんの父親に別れの挨拶をしに行ったユメと幼馴染のソノは、10年間行けなかった海に行く決意をする。/『この町の』東京に嫁いだものの、離婚して故郷に出戻ってきた夕佳里。ある日、町に新型コロナの陽性者が出る。平和だった町に生じていく不協和音。ぎすぎすとした町の空気に夕佳里の心も蝕まれていく。/『遅い花』久しぶりの地方営業に呼ばれた未だ売れていないお笑いコンビ・大安吉日。ツッコミの津路は相方・西崎の到着を楽屋裏で待つも、結局間に合わずイベントは終了してしまう。その後、マネージャーから相方が事故に遭い亡くなったと連絡があり・・・。/『リフレインの鼓動』シンガーになる夢に破れ、故郷に帰るフタバ。フタバは駅で出会った女性に不思議な感覚を覚える。気づくと知らない家族が目の前にいた。過去と未来、夢と現実、様々な空間を行き来するファンタジー。
大好きだった親友は、“秘密”を残して姿を消した――公募展で大賞に選ばれた「作者・ハウン」という記載だけで応募された絵画。そこに描かれていたのは、高校生のミソだ。ギャラリーの担当者から、ハウンとコンタクトを取りたいと連絡を受けたミソだが、ハウンとは幼い頃に遊んだだけの仲だと語る。ハウンのブログにはミソとの深い関係が綴られているにも関わらず…。ミソとハウンは小学生からの大親友。性格も価値観も育ってきた環境も正反対だが、唯一の共通点は絵を描くのが好きなことだった。ずっと一緒に生きていくと約束する2人だったが、17歳の夏、ハウンに恋人ジヌができたことで少しずつ気持ちがすれ違っていく。そんな中、ミソは済州島を離れてソウルで暮らすことを決意。しかし、ソウルでの暮らしは精神的にも肉体的にも過酷だった。生きていくだけで必死な日々を過ごしていたミソだが、ハウンには絵の勉強をしながら旅をしていると嘘の手紙を送っていた。それから5年が経ち、再会を果たした2人は、釜山旅行に出掛ける。久しぶりに2人で過ごす時間に気持ちが昂るも、価値観の違いによって大喧嘩に。それを機に、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンは忽然と姿を消した。2人だけの“秘密”を残して…。
5歳のジャックは初めてできた弟に大喜び、しかし両親から弟ジョーは「特別」な子だと聞かされる。ジョーがスーパーヒーローだと信じるジャックだが、やがて「特別」の意味を知り、思春期を迎えると弟の存在を隠すようになる。ある日、好きな子を前についてしまった嘘が、家族や友達、町全体を巻き込んで、やがて取り返しのつかない事件となり――。
荒涼としたイランの大地を走る1台の車。後部座席では足にギプスをつけた父が悪態をつきながら、旅に大はしゃぎする幼い次男の相手をしている。助手席の母はカーステレオから流れる古い歌謡曲に体を揺らし、運転席では成人した長男が無言で前を見据えている。次男が隠し持ってきた携帯電話を道端に置き去ったり、尾行に怯えたり、転倒した自転車レースの選手を乗せたり、余命わずかなペットの犬の世話をしたりしながら、一家はやがてトルコ国境近くの高原に到着する。そこで父と母は羊飼いや仮面をつけた男と交渉し、長男は「旅人」として村人に迎えられる。旅の目的を知らない次男が無邪気に騒ぐ中、我々はこの家族の行方を知ることになる。
新宿ゴールデン街、三番街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤沙莉)。日々バーテンとして常連の相手をしているが、実はもう一つの顔を持っていた。それは探偵稼業だ。ある日、とある組織から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼をうけ、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)の協力のもと、宇宙人に迫ってゆくのだが……。
レコード契約を夢見る若手シンガーソングライターのフィンは、高校卒業後にホスピタル・クラウンのアルバイトに採用され、赤鼻をつけてフライトキャップ姿で“パイロット・ピート”と名乗り、自身の歌とギター演奏で入院中の子どもたちを楽しませようと奮闘。やがて9歳の末期患者ソフィアの個別セラピーを担当し始めるが、リンパ性白血病で手術を控えた彼女は心を閉ざし、初日は背を向けられてしまう。だが、歌声を生かして次第に交流を深め、趣味の絵画も再開したソフィアに笑顔を取り戻させることに成功。だが、自身の音楽活動はというと、まったくもって軌道に乗らず、親には進学を勧められる始末だった。そんななか、突如としてフィンは、有名音楽プロデューサーのオーディションを受けるチャンスを得る。
典型的な亭主関白の夫・ジンボンと、思春期真っただ中の生意気盛りな息子と娘。そんな家族に時にうんざりしながらも、健気に尽くしてきた平凡な専業主婦のセヨン。だがある日、自分の命が残りわずかと知らされる。突然の余命宣告に激しく動揺したのも束の間、何かが吹っ切れたセヨンは、自身のおそらく最後となる誕生日に、学生時代の初恋相手との再会を熱望。よりによって彼を一緒に探してほしいと夫に頼み込み、夫婦の奇妙な最後の旅が始まる。木浦から東灘を経由して釜山に。さらに清州から、小さな島=甫吉島へ……。初恋相手を探す韓国横断の旅は、いつしか夫婦のドラマチックな出会い、激しい恋の日々、はしゃいだ新婚旅行など、甘い記憶を呼び覚ましていく…。
バカンスのため家族で別荘を訪れたマウラと幼い2人の娘たち。しかし、あとから来るはずの夫ダンカンから、仕事が長引き合流できないとの連絡が入る。ピアニストとして全米ツアーのオーディションを控えるマウラにとって、今回のバカンスは大事な練習期間となるはずだった。やがてオーディションに参加できなくなった不満と、娘の世話の狭間でストレスを溜め込んだマウラに、双極性障害の兆候が表れ始める。そして躁状態となったマウラが目を離した隙に、娘の1人ボニーが骨折する大ケガを負ったことで、今度はうつ状態に陥ってしまう。その状況を知り、急遽別荘に駆けつけたダンカンに、安全を確保するためとの名目でマウラは娘たちから引き離され、離婚を突きつけられてしまう。
母を亡くし農業を営む父ロジャーと暮らす少女チャーリーには、幼い頃からヒューゴという男の子の友達がいた。しかし彼の姿はチャーリーにしか見えない。なぜならヒューゴはチャーリーの空想が作り出した幻の存在だったからだ。心配する父は診療療法などを試すが効果はなく、やがて大人になったチャーリーは状況を察するようになり、人前ではヒューゴとの会話を避けるようになっていた。それでも2人の仲は変わらぬままだった。ある日、地方に住む独身農家のドキュメンタリー番組を撮りたいと、テレビ局ディレクターのガイがロジャーのもとを訪ねてきた。やがてチャーリーはガイに心惹かれるようになっていくが、ヒューゴに激しく嫉妬され…。
弟のように可愛がる愛犬“ルーニー”のために定時退社に真面目なミンス。しかし、ある日突然ルーニーと一緒に暮らせなくなってしまったのだ。一方、野心的にオープンしたカフェがつぶれ、金欠に苦しむジングク。ジングクは従兄弟であるミンスの切迫したSOSに悩んだ末、ルーニーの里親探しの面接を提案する。人生崖っぷちの2人は完璧な里親を探す旅の先々で、行き先のない子犬たちとの運命的な出会いをする。この子犬たちとの出会いが、2人の人生を大きく揺るがすこととなる。
将来有望な競泳選手だったマットは、ある日突然、自殺を図る。誰もがショックを受け、遺された家族は悲劇の中からなんとか立ち上がろうとしていた。母親のサンディは大麻に手を出し、精神的な苦痛を和らげながらも次男ティムとのコミュニケーションを図ろうと尽力していた。しかし、自慢の息子マットの喪失から抜け出せない夫ベンは、誰も座らないマットの席のテーブルにも食事を用意することを主張、それに異を唱える家族に声を荒げる。さらにはサンディに内緒で仕事を休職、マットのことを想い公園で1日を過ごす有様だった。時が経ち家族の傷が癒えたかに思えた頃、サンディは18年間隠し続けていた家族の秘密をティムに告げる。
激動の1930年代、満州に渡った天皇の料理番・山形直太朗が考案した究極の美味112品による[大日本帝国食菜全席]。歴史の闇に消えたレシピの謎を追い、メニューの完全再現に挑むのは、絶対味覚=“麒麟の舌”を持つ料理人・佐々木充。彼はこれまで、愛を知らずに生きてきた。もう一人の“麒麟の舌”を持つ男の生涯を知るまでは…。かつて世界を料理で変えようとした料理人が、自らの命をかけてレシピに隠した秘密とは?
イソップ寓話のひとつと、ヨガの道徳的・精神的価値観にインスパイアされたこのエキサイティングなアクション満載の大冒険は、子どもたちをハラハラドキドキさせ、時には笑わせ、時には涙させる。誇りと謙虚さについての感動的な物語を軸に、キャッチーで心地よい歌に満ちたユニークな冒険が繰り広げられる。
◎孤独なシェフと、絶望を抱え美しい森へとやってきた少女との出会いを描いた感動作人里離れた森の中にあるレストラン。三ツ星フレンチの名店で腕を磨いた京一の料理が評判を呼び、遠方からのお客も絶えなかった。しかし一方で、この森で命を絶とうとする者が“最後の晩餐”を求めてやって来るという噂があった。そんなある日、絶望を抱えた少女・紗耶がこの森へ足を踏み入れる…。美しい森の中で命と向き合う人々の姿は、これからあなたの物語になるかもしれない――。
旅行代理店で働くユーシューの許に「父が倒れた」という知らせが入る。病院に駆け付けた時には、既に亡くなっていて、話も出来なかった。久しぶりに父リョンの火鍋店「一家火鍋」へ行き、遺品の携帯を見ていると、自分とよく似た名前があるのに気づく。葬儀の日、黒い服を着たクールなルージーが台北から、オレンジの髪の元気なルーグオが重慶から出席し、これまでお互いの存在を知らなかった三姉妹が、初めて顔を合わせる。すぐに打ち解けた3人は、思い思いに父の思い出を話し出す。火鍋店はまだ賃貸契約が残っていて、従業員もいる。ユーシューは、火鍋店を継ごうと決心するのだが…。
ニューヨークの出版社で多忙な日々を送るグラフィックデザイナーのエンバーは、遠く離れたコロラド州にある亡き祖母のクリスマスツリー農園を相続。休暇を利用し、ようやく故郷に戻ってきた。農園に着くなり、祖母の依頼で管理を任されていたブランドンと最悪の出会いを果たしたエンバーは、彼に農園を売却するつもりであることを告げる。そんななか、毎年クリスマス・イブに開催されていた農園の恒例行事を楽しみにしていた住民らの説得により、最後となる農園祭の開催を決めたエンバー。しかしかつて祖母と一緒に作っていた未完成の絵本を見ているうちに、祖母や住民らの農園に対する思いを知り、売却に対して心が揺れ動く。
学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソン。彼は自分の正体を隠したまま上位1%の英才が集まる名門私立高校の夜間警備員として生きている。冷たく不愛想なため学生たちから避けられているハクソンはある日、数学が苦手なジウに数学を教えてほしいとせがまれる。正解だけをよしとする世の中でさまよっていたジウに問題を解く「過程」の大切さを教える中でハクソンは予期せぬ人生の転換点を迎えることとなる。
世界で名だたる野生動物写真家のヴァンサン・ミュニエと、フランスを代表する作家で地理学者のシルヴァン・テッソンが、地球上で最も手つかずの野生動物保護区であるチベット高原を横断する旅程を綴ったドキュメンタリー。幻と言われるユキヒョウを探す二人の前には数々の希少動物たちが現れ、過酷な環境の中で生きる日常の姿を見せてくれる。あらゆる種の生命を包括して育む地球、自然と共存する動物たち。その中で私たち人間の役割とは。シルヴァンが綴る胸打つ言葉の数々を、ヴァンサンが撮る動物たちの愛らしくも逞しい表情と雄大で美しい自然風景で彩った感動作。
ヘレン・シャルフベックは、かつて絵画の才能を認められパリへ留学を果たすが、今は田舎で老母と暮らしながら絵を描き続けていた。そんな彼女のもとへ画商のヨースタが訪ねてきて、その圧倒的な才能に驚嘆し大規模な個展を企画する。そして19歳年下の青年エイナルとの出会いはヘレンにときめきをもたらす。画家として歩み始めたヘレンだが、男尊女卑の価値観を持つ母と兄との間に軋轢を生む。
ある日、雪深い森の山小屋から狩りに出た猟師のダグとライアンは、森の中に隠していたらしいバッグを取り出す4人の男たちが、その中の1人を殺害する現場に遭遇してしまう。一方、ミッチは恋人のハンナを連れて父グラントが独りで暮らす実家に里帰りするが、親子はなぜかよそよそしい。ハンナが詳しく理由を聞き出すと、グラントは肺がんであることを知りながら、治療を拒み他人に尽くすことばかりを行っているという。また、町長を務める元炭鉱夫のジョーは、学校の課題で彼の行動を記録観察する孫娘のリアを連れ、各所を回っていた。ほぼボランティアで町長を務めるジョーは、自ら水質調査を行うなど環境保護に目を光らせていたのだが…。
2009年にスタートしたテレビ東京の子ども向け人気バラエティ番組「ピラメキーノ」の映画化。人気子役の鈴木福を主演に、ひとりの少年のまなざしを通して、テレビ業界や子役業界の舞台裏を描き出した。花図鑑で花の名前と花言葉を覚えることが好きな、ごく普通の小学生・春人。ある出来事をきっかけに子役として活動することになった彼は、超人気子役スターの由衣に一目ぼれ。子役業界で人気者になろうと決心するが、華やかなテレビ業界の裏側には、子役ならではの悩みや葛藤があることを知っていく。
児童養護施設で育ち、里親に恵まれずそのまま施設で生活中の35歳のウォルターが、調理中に火事を起こしてしまった!金欠な施設はキッチンの修理費用を捻出できず、州の職員に10日間で費用を工面できなければ、施設は閉鎖、子どもたちは全員里子へ出すことと、条件を突きつけられてしまう。一方で、借金返済のため格闘技の選手を探していたエディ。どん底人生から脱却するため、神に祈りを捧げようと教会を訪れていた。そこで偶然にも、2メートルを超す巨大な体格のウォルターを目にしたエディは、神の恵みだとばかりに目を輝かせてウォルターとシスター、施設職員のメアリーを説得。優勝賞金を折半することで合意し、ついに賞金10万ドルがかかったニューオーリンズの格闘選手権に出場するため、旅に出る!
フランスの地方都市らしい。彼女は車を走らせている。彼女は家族を捨てて家出をしたのだろうか。海外資料にあるストーリーは「家出をした女性の物語、のようだ」という1行のみ。フランス公開時にも物語の詳細は伏せられ、展開を知らない観客が、ある真実に気づいたとき、心が動揺するほど感動したという。
かつて青春時代を過ごした町・銀平町に帰ってきた一文無しの青年・近藤は、ひょんなことから映画好きのホームレスの佐藤と、映画館“銀平スカラ座”の支配人・梶原と出会い、バイトを始める。同僚のスタッフ、老練な映写技師、個性豊かな映画館の常連客との出会いを経て、近藤はかつての自分と向き合い始めるが……。
人々を導くため、クジラに乗り現れた勇者伝説を信じるマオリ族が住むニュージーランドの小さな浜辺の村。そこでは、ホエールライダーと呼ばれるクジラ乗りの後継者は代々、族長家系の男とされてきた。しかし族長コロの長男ポロランギが、双子の男女を授かったにも関わらず、出産時の不幸から、妻と後継ぎになるはずの男児を失い、女児のみが残された。勇者と同じ名がつけられたパイケアを育てながらも、頑なにしきたりを重んじるコロは、村の12歳となる少年たちの中から後継者を探そうとするが、一方のパイケアは自分がなんとかして跡継ぎとして認められ、一族の役に立ちたいと願うようになる。
1991年、クリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする。
2014年、鹿児島の桜島のふもとで日本で1番小さなフェス「WALK INN FES!」が産声を上げた。若者たちのカリスマ横山健(Hi-STANDARD)にして「血の通ったフェス」と言わせたWALK INN FES!は、地元の鹿児島バンドとメジャーのゲストバンドが同じステージに立つ。「僕らの街は、僕らで創る。」のテーマ通り、スポンサーも募らず、プロのイベンターを使わず、出演するバンドマンたちがステージを設営し、2014年から年々出演バンド数や動員を増やしていった。規則の明文化や禁止行為を極力無くし、お客が自ら考えるフェスとして参加者もさまざまなジャンルに広がり、それは「ロック、音楽を利用したローカル自立のアーキタイプ」でもあり、まさに小さな「街」のような存在になった。しかし、2020年、コロナウィルスの猛威が世界を覆いつくし音楽フェスティバルは世の中から消えた。人の居なくなった「街」はこのまま終わってしまうのか? Ken Yokoyama、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、the band apartなど若者のカリスマアーティストたちが「仲間」と呼ぶ主催者 野間太一。野間は何を考えこの街を創ったのか?この小さなフェスがなぜ人々を魅了するのか?ステージMC、インタビュー、鹿児島、東北、数々の映像の断片が圧倒的な熱量を持ってその魅力を紐解いていく。映画は全編を通して、WALK INN FES!と共に10年を生きてきた1人の少女の語りべとなり物語は進んでいく。初めてのフェスで喜怒哀楽の感情に目覚めた少女、急速に成長していく自我、やがて「街の記録」は、「少女の記憶」と融合して、その意識のコアにたどり着く。
カリブ海の島で祖父ジョナと暮らす14歳のアナベル。彼女は10年前に事故で亡くなった海洋動物学者の両親が作ったドルフィン・アイランド調査保護センターを守り、イルカのミッツィを遊び相手に、おんぼろ船でジョナと生活していた。そんな2人の前に新しいソーシャルワーカーのロールが暮らしぶりを調査しにやって来た。身なりに気を遣わず気ままに暮らすジョナを見て、アナベルを虐待していると決めつけたロールは、ジョナに対してケンカ腰。そんな折、アナベルの母方の祖父母が島へやってきた。資産家である彼らはアナベルの将来を考え、ニューヨークに連れて行こうとするが、頑として話を聞き入れないジョナと対立。遂には親権争いに打って出る。
詩人・小説家の耕治人が妻ヨシさんとの晩年の日々を綴った<命終三部作>(『天井から降る哀しい音』『どんなご縁で』『そうかもしれない』)を映画化したヒューマン・ドラマ。長く連れ添ってきた妻がある日突然認知症となり、穏やかな日常が一変してしまう中で、それでもすべてを受け入れ妻を優しく見守り続ける夫の姿を描く。主演は雪村いづみと上方落語界の重鎮、三代目桂春團治。
その旅は、クリスマスの残酷な遊び事(ゲーム)からはじまった…。アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日。円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった・・・1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。
1955年、ブラジルの小さな町コンゴーニャスで雑貨店を営んでいた無学のホセ・アリゴーはある日、夢を見る。そこに現れたドイツ人医師アドルフ・フリッツは、彼に人々を治療するように諭した。やがて、何かに憑かれたようにアリゴーは病に冒された人々に対し、あるときはメスを使い、あるときは素手で患部を鮮やかに取り除いた。身体の痛みや困難、白内障からガンまでを完治させ、次々と奇蹟を起こしていく。やがてアリゴーの“心霊手術”は国中で話題となり、多くの人々が彼のもとに詰め掛けるが、教会や医師会は彼を告発。逮捕されたアリゴーは裁判にかけられるが、彼を救ったのは彼に癒された民衆の力だった…。
アンナ(メラニー・ティエリー)と夫のドリス(リエ・サレム)が里子のシモン(ガブリエル・パヴィ)を受け入れて、4年半が経った。長男のアドリと次男のジュールは、18ヶ月でやってきたシモンと兄弟のように成長し、いつだって一緒に遊びまわっている。にぎやかで楽しい日々が続くと思っていた5人に、ある日、激震が走る。月に1度の面会交流を続けてきたシモンの実父エディ(フェリックス・モアティ)から、息子との暮らしを再開したいとの申し出があったのだ。突然訪れた“家族”でいられるタイムリミットに、彼らが選んだ未来とは――。
ニュージーランド、オークランド。信号待ちの車が並ぶ交差点で車の窓拭きをして小銭を稼いでいる女性、バニー・キング。ある事情で息子と幼い娘と引き離され、今は家庭支援局の監視付きでしか子供たちと面会できないバニーの夢は、家を借りて家族水入らずの生活をスタートさせる事。その新居賃貸資金を稼ぐ為に、今は妹夫婦の家に居候し、お金を貯めていた。そんなある日、妹夫婦に頼みこみ、新居として地下のガレージを貸してもらう事となったバニーは、そのガレージで妹の旦那ビーバンが姪のトーニャに言いよる光景を目撃。その姿にカッとなったバニーは、ビーバンに手を出した事がきっかけで家を叩き出され、貯めていた引越資金も取り上げられてしまう。子供に会う為の家も金もなくしたバニーは、ルールを無視した作戦を開始するが…。
ロンドンのとある街。ヤクの売人スペンサーは、地元のゴロツキたちとの些細な争いで、友人デニスを殺される。その犯人が捕まることもない街で夢も希望もなく、怠惰な日々を過ごしていた。そんな彼は、幼い頃からスヌーカーだけは得意で、地元の有力者レイが営むパブで、いつものように球を突いていた。ある日、見慣れない中国人ヴィンセントが、ゲームをしようと持ちかけてきた。服役中の父親テリーの友人でもあったヴィンセントは、ビリヤードのプール競技の元チャンピオンだった。テリーの依頼もあり、“スヌーカーのプロ選手になる”という幼い頃の息子の夢を叶えるため、力になってほしいと、テリーに頼まれていたのだが…。
文化大革命まっただなかの中国。強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻と離婚し、最愛の娘とも疎遠になってしまう。数年後、ニュース映画に娘の姿が1秒間映っているという話を聞いた男は、娘を一目見たいがために強制労働所を脱出。砂漠の中を映画が上映される予定の村を目指して進んでいく。しかし、村へ向かう途中、大事なフィルムを盗み出す孤児のリウ(リウ・ハオツン)の姿を目撃。すぐにリウを見つけ出し、盗んだフィルムを映写技師のファン(ファン・ウェイ)に返すのだが、その時、村では大騒動が勃発していた。運搬係の不手際で膨大な量のフィルムがむき出しで地面にばらまかれ、ドロドロに汚れたフィルムは上映不可能な状態に…。果たして男は、愛しい娘の姿を見られるだろうか?そして、追われ続ける彼の運命は―?
行き来できる道は線路しかないのに、肝心の駅がない村。今日、大統領府に54通目の手紙を送ったジュンギョンの夢はただ一つ!それは村に駅を作ること。機関士の父テユンの反対にもめげず、姉ボギョンと村に残り、高校まで往復5時間の通学路を通うジュンギョンは天才的な数学の才能に教師から一目置かれていた。そんなジュンギョンの非凡さを見抜いたクラスメイト、自称“女神”のラヒと共に駅の実現に向けた努力は続くのだが…。
クリスチャン・ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者エステル。孤高のお針子である彼女は、デザイナーたちのスケッチ画を元に服飾を製作する仕事に人生のすべてを捧げてきたが、次回のコレクションを最後に引退が決まっていた。そんなある朝、エステルは通勤中の地下鉄通路でハンドバッグをひったくられてしまう。バッグの中には家宝のネックレスとスケッチ画が入っていたのだが…。
天才的な技能を駆使し、古い家電からロボットまで修理を請け負う工房で働く16歳の倫太郎。ある日、ひとり暮らしの老婦人からAIBOの修正依頼が舞い込む。時を同じくして、倫太郎は発声障害のある14歳の少女すずめと出会う。すぐに仲良くなったふたりは、依頼品のAIBOと共に20年ぶりに復活した榛名湖のダイダラ祭りへと向かう。湖には「甦りの伝説」があり、願いが叶うと亡くなった人が甦るという。その帰り道、AIBOがとある録画映像を映し出したことで、倫太郎も知らなかった過去が明らかとなっていく―――。
携帯を持たない。合コンにも行かない。他人には干渉しない。アパレル会社で事務の仕事をしながら、静かで規則的な毎日を送る独身OLのヒロコ(渡辺真起子)には誰にも言えない秘密があった。彼女は家に帰ると、顔も手も足も無い“トルソ”と呼ばれる男性型の人形を、心と体の拠り所にしていたのだ。ところがある日、ヒロコとは正反対の性格を持つ奔放な妹ミナ(安藤サクラ)が家に押し掛けてきたことで、彼女が守ってきた日常は揺らぎ始めてしまう。傷つくことを恐れて他人との繋がりを頑なに避けてきたヒロコと、夢を抱いて上京してきたが仕事も恋愛も上手くいかないミナが始めた共同生活。短い夏が終わりを告げるとき、ふたりが歩き出した新しい人生とは…。
公園で、妊婦や赤ちゃんを連れた親たちが一緒に運動をする“ベイビー・ブートキャンプ”のインストラクター、ジュリア。独身で彼氏もお金もない彼女は、30歳の誕生日を迎え今年こそは結婚したいと願っていた。だが、なかなか出会いには恵まれず、そんなある日のレッスン中、1人親のスコットが赤ちゃんのマティを連れて参加を希望。彼氏と副業の両方をゲットできるチャンスだと、妊娠中の姉にけしかけられたジュリアは、小さな冒険旅行会社を経営し多忙なスコットの家で、経験者だと偽りベビーシッターをすることに。しかし、彼の家には7歳の長女シャーロットもいて…。
北海道から修学旅行で岡山に来ていた相馬春奈(福本莉子)は、入院中の祖母のために、ぶどうの高級品と言われる“マスカット・オブ・アレキサンドリア”をお土産にしようとしたが財布を落としてしまう。あまりの値段の高さに諦めに境地だったが、そんな時に見つけたのが、アレキサンドリアをそのまま和菓子にした「陸乃宝珠」だった。手元に残っていたお金でそれを買った春奈は、祖母が食べて喜んでくれたことに感動し、「お菓子は人を幸せにする!」と、その和菓子を発売していた岡山の老舗和菓子メーカーに就職をした。笑顔で元気な春奈だったが、研修中は何をやらせても失敗ばかりで、困った人事部は、昨年の新入社員が半年足らずで辞めてしまったという、偏屈で名高い、ぶどう農家・秋吉伸介(竹中直人)のところに配属させたのだった。拒否されながらもなんとか紳介にくらいつく春奈。なかなか心が通いあえなくても負けずに頑張るその姿に、次第に紳介との距離を縮めていく。そんな時、岡山県に未だかつて経験したことのないという、大雨、大洪水が襲った…。
姉、チィナンが死んだ。彼女宛に届いた同窓会に出かけ、そのことを伝えようとした妹、チィファだったが、姉に間違えられた上、スピーチまでするはめに。同窓会にはチィファが憧れていたイン・チャンも来ていた。途中で帰ったチィファをチャンが追いかけ呼びとめる。チャンがチィナンに恋していたことを知っていたチィファは姉のふりを続けた。連絡先を交換するが、チャンが送ったメッセージのスマホ通知をチィファの夫が目撃し…。
さまざまな人びとが行き交い賑わう原宿で、たった一軒残る銭湯・明治湯を継いだ英雄の前に、天使が現れる。天使は英雄を天国へ連れて行くために現れたのだが、カラフルな原宿の街に心を奪われて本来の予定よりも3日遅くなってしまったという。天使が原宿に強い興味を持っていることを知った英雄は、原宿のことをいろいろ教えるかわりに寿命を延ばしてほしいと交渉し、天使はそれをあっさりとOKする。天使は人間として英雄と人間の世界で生活することを決める。天国行きまでの時間に猶予ができ、英雄は安堵するが、その残り時間はわずか7日間だけだった。
自分の実力に絶対の自信を持つ高慢な遥は、走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していた。だがある日、不慮の事故に合い、命は助かったものの二度と歩くことができなくなってしまう。将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄になるが、周囲の人々に支えられパラカヌーという新たな夢を見つける―。きらめく水面を背景に、母の愛、淡い恋心、恩師との約束・・・そして、大切な人の想いを乗せて、どん底から道を切り開いていく。
朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗(ハン・ソッキュ)は、奴婢の身分だったチャン・ヨンシル(チェ・ミンシク)の優れた才能を認め、武官に任命する。豊富な科学知識と高い技術を持つヨンシルは「水時計」や「天体観測機器」を次々に発明。それらは庶民の生活に大いに役立てられた。一方で、「明の従属国という立場から脱し、朝鮮の自立を成し遂げたい」という夢をもつ世宗も、朝鮮独自の文字である“ハングル”を創ろうとしていた。天と地ほどの身分の差を超え、特別な絆を結んでいく二人。だが朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、密かに二人を引き離そうとする。そしてある日、世宗を乗せた輿が大破する大事故が発生。輿の製作責任者であるヨンシルに疑いの目が向けられるが…
失恋した20代のナレに残されたのは、元カレと一緒に飼っていた猫サラン。職を失った40代のキムは、偶然出会った猫のおかげで運が向いてくる。どうしても猫が飼いたくてバレエの発表会に挑戦する10代のスジョン。70代のおじいさんのもとにやってきた猫は亡くなった妻の生まれ変わり・・・?人生につまづいた人々が猫との出会いによって、新たな幸せを見つけていく・・・。
余生をゆっくりと過ごすためシニアタウンに引っ越してきたマーサ。しかし、お節介焼きの隣人シェリルに、「昔、チアリーダーになりたかったの」とこぼしたところ、「夢を叶えるのは今からでも遅くない」と焚き付けられ、チアリーディング・クラブを結成することに。オーディションに集まったのはチア未経験どころか、腕も足も上がらない8人。周りには絶対できっこないと笑われながらも、お互いを励まし合って練習に打ち込み…。
かわいいトラのぬいぐるみミニタイガーは、小さな女の子マウマウの一番のお気に入り。でも最近、マウマウはオンラインゲームばかりして、ミニタイガーのことを気にかけもしない。ある日、マウマウが寝ている間におもちゃたちの集まるおもちゃ同盟会議に出かけたミニタイガー。そこに集まったおもちゃたちは、持ち主である子供たちがオンラインゲームに夢中になりすぎていることをとても心配していた。さらに、おもちゃ同盟の長老ストーリーキングの話によれば、どうやらオンラインゲームの中の何者かが、子供たちをオンラインゲーム中毒にさせて、彼らの大切な「子供時代」を奪っているというのだ。心配は的中し、マウマウの子供時代は盗まれてしまった!ミニタイガーはマウマウの子供時代を取リ戻すために、ワニのぬいぐるみティースレスと一緒にオンラインゲームの世界に乗り込んだ!
チョルス(チャ・スンウォン)は通行人が見惚れる程の容姿と鍛え上げられた肉体を持ち合わせながら、頭脳は幼いまま。それでも彼は街の人たちから愛されていた。ある日、チョルスは病院で大人びた少女セッピョルと出会う。彼女は難病と戦っていたのだが、そこで祖母から「チョルスがあなたの父親よ」と衝撃的な告白をされる。果たしてチョルスの隠された過去とは…?奇想天外な父と娘の大冒険が幕を開ける!