夢を追いながらバイトに励むJP、そして妹のリリーはコロンビア大への進学が決まったばかりだった。そんな時、突然知事が緊急事態を宣言し不法滞在者やその子どもたちを逮捕するという行政命令を発出した。拘束されたJPら若者たちは住み込みで老人ホームでのボランティアをすることになるが、そこにはおぞましい秘密があり、彼らは大虐殺(カーネイジ)を目撃する。
事故で視力を失った西村芳則(木村知貴)は、小さな港町で、ときに伯母(内田春菊)に面倒を見てもらいながら生活している。かつて同じ通りの家から一緒に通学していた同級生の大畑(高見こころ)は、東京で役者をしながら、理想と現実の狭間で憂鬱なときを過ごしていた。ある日、西村は大畑と偶然再会する。町にはゆっくりと陽が落ち、そこで暮らす人々はそれぞれの帰路に着く。窮屈で、美しい、その町を眺める二人は、その景色にそれぞれの記憶と想像を重ねる。
ニュージャージー州カムデンの治安が悪い街で父親と暮らすトーリは、女性同士のストリートファイトで売り出し中。大金を稼ぐために“庭”と呼ばれる地下格闘技での戦いを望み、実力トップの格闘家のジャブスのジムに入門を志願するが、新参者向きではないと断られてしまう。それから6週間後、トーリが川沿いの茂みで死体となって発見された。別の街で母親と暮らしていたトーリの姉ウィンザーは、妹の恋人デュークや友人たちを訪ね、無駄だと止められながらも、自らトーリを殺した犯人を捜そうと街中へ。地元のワルたちにリンチに遭いかけたところをジャブスに助けられる。犯人の捜索を諦めないウィンザーは、ジャブスから最低限の戦う術を教えてもらうことにするが…。
フラウ・ペルヒタの物語―。それは最も恐れられている魔女の話。悪い子をつかまえて腹を切り裂き小石や藁を詰める。ジャーナリストのイングリッドは、上司のロニーから彼女の故郷で起こった殺人事件についての取材と記事の執筆を命令される。しかしイングリッドは、帰郷を躊躇していた。彼女はこの事件の犯人が魔女フラウ・ペルヒタだと確信していたのだ。20年前のクリスマスイブの夜、イングリッドの母親ローズマリーと妹ハンナは、魔女フラウ・ペルヒタに襲われ命を奪われていた。そんなイングリッドの過去を知るロニーの説得を受け、イングリッドは呪われた過去と決着をつけるべく娘のエレナと共に故郷へと向かうのだが…。
画期的な新薬“インスピリア”が発売。この薬を飲めば、風邪・インフルエンザ・ポリオ・エイズなど、あらゆるウイルス性疾患に対する免疫を得られるという。インスピリアの発売日、この特別な新薬の発売を祝い、一斉に飲もうするイベントが催されようとしていた。SNSの告知で集まった新薬発売を喜ぶゲイコミュニティの人々と、それに反発する人々が揉み合う中、始まるカウントダウン。そして小さな町は朝を迎える…。いつものように礼拝を始めようとしていたサミュエル神父は、礼拝の出席者がゼロという異様な事態に戸惑っていた。やがて1人、2人と信者たちが歩いてくる。彼らの姿に安堵するサミュエル神父だったが、突然信者たちが襲いかかってきて…。
専業主夫のマイケルは、いつも家族のために忙しく働く妻で弁護士のパメラのために内緒でサプライズの誕生日パーティーの計画を立てる。さらに妻の喜ぶ顔が見たいと考えたマイケルは、みんなに祝ってもらおうとSNSで高校の同級生たちに声をかけて招待する。サプライズ・パーティー当日、ディナーデートという口実で待ち合わせたマイケルは、パメラに悟られないようパーティー会場に彼女を連れて行こうとするが、仕事がトラブル中のパメラはマイケルの意図に気づかず仕事に戻ろうとしていた。内緒にすることを諦めたマイケルは、サプライズ・パーティーの計画を打ち明け、大勢の人たちを巻き込んだサプライズ誕生日パーティーがいよいよ始まるのだが…。
人間と同じ感情を持ち完璧な伴侶となるように設計された“ミューズ”が誕生して47年。免疫アレル遺伝子技術が確立されて11年の月日が経った21世紀の半ば、人間とミューズの成婚数は800万、離婚数ゼロという未来社会が築き上げられていた。そんな中、婚約者のリーナが謎の失踪を遂げて傷心の日々を送っていた画家ジャックは、一念発起してミューズ社と契約。まもなくして、彼の前に現れた美しいミューズ・エヴの虜になるとともに、再び人生にも絵にも前向きになっていく。しかしある時、彼女が自身の過去の話を語り出したことにジャックは妙な違和感を抱く。契約解除を申し出るが、そもそも契約が成立していないことを社から知らされて…。
ドイツ・ベルリン。スパイ組織NIAの工作員ジェイコブは、相棒のマルタとともにKGBの男を亡命させる任務を実行していた。しかし、計画を察知した何者かによって任務は失敗、その数日後にベルリンの壁は崩壊し東西冷戦の時代は幕を下ろす。それから長い月日が経ち、イタリア・ミラノで写真家として活動していたジェイコブは、きな臭い世界から離れ、女性の友人との間に娘ジュリアを授かり第2の人生を送っていた。ある日のこと、ジェイコブ家の電話にかつての相棒マルタから「会いたい」というメッセージが残されていた。緊迫した声の様子が気になったジェイコブはマルタを駅まで迎えに行くが、久しぶりに会った彼女は記憶喪失に陥っていた。
宇宙船レベレーターに乗り込み、資源回収を行うウェイクたち。戦闘宙域にやって来た彼らは、とある不審船から異質なエネルギーを放つ謎の物体を発見し、危険に犯されながらも回収に成功する。しかしウェイクの元仲間で、今や宿敵と化したジェケルの船によって、その事実を察知されてしまう。ジェケルは長年、珍しいエネルギーを放出し、エイリアンが築いた宇宙の英知の結晶とされている物体“カオス・ジェネレーター”を探し求めていた。ウェイクに先を越されたジェケルは、力ずくでカオス・ジェネレーターを奪おうと攻撃を開始するのだが…。
ある若い女が、老婦人のアメリアに会いにレストランを訪れた。女はアメリアが60年以上捜し続けた男を、ついに見つけ出したという。女は協力者から偽造パスポートを入手し、イギリスの田舎町に向かった。そしてハイキング中に足を痛めたとウソをつき、ある農場の老人に助けを求めた。家に招き入れられた女は温かい飲み物をもらって眠りにつき、翌朝お礼代わりにコーヒーを淹れた。老人に薦めたそのコーヒーには、密かに毒が盛られていた。女は老人を家畜小屋の中で椅子に縛りつけ、電話を繋げたアメリアと共に厳しい尋問を始めた。老人はアメリカ人のテリーと名乗っていたが、真の姿は、アウシュビッツの守衛をしていたナチス親衛隊員の残党、ルドルフ・タンボイザーだった。
理論物理学者のスチュワートは、論文の著作権を巡り恩師を表舞台から追放した学会の嫌われ者。しかしその頭脳はズバ抜けており、密かに天才的な発明をしていた。それは時間を10分巻き戻すことが可能な、“スリップストリーム”と名づけられた携帯型のタイムマシン装置だった。ある日、銀行に向かったスチュワートは、突然のり込んできた強盗団に発砲されてしまったが、遠のく意識の中、装置を作動させたことで、世界を10分前に戻らせることに成功する。一方、偶然現場に居合わせ、たまたま装置に触れたFBI女捜査官サラは、現実が呑み込めない様子だったが、その装置を強盗団に奪われたことから、スチュワートと共に奴らのあとを追うのだが…。
タマラは友人の同性カップル、マディーとブルックと”女子旅”をするため湖へと向かっていた。しかし道中、車がガソリン切れを起こし立ち往生。携帯電話は圏外と、途方に暮れていたタマラだったが、運よく通りがかったマーブとキブ兄弟にガソリンを分けてもらうことに。ただ品定めするかのような、自身へ向けられる兄弟の視線や態度に不安を感じ、素早くその場を走り去った。無事に湖に着きマディーとブルックと合流、夜は3人で地元のバーへ。旅の解放感から見知らぬ客から奢ってもらったお酒を飲んだり薬物をキメたりと、バーでハメを外す3人。だがお酒に睡眠薬を入れられ、フラフラになりながらバーの外に出たタマラが目を覚ますと、見知らぬトラックの荷台に乗せられていた。
1970年代の終わり。ロシア系ユダヤ人のディーマは、妻ミーラと息子ダニークを連れて、モスクワからアメリカへ渡った移民家族。しかし、車の設計士だった彼に見合う職はなく、焦りが募るばかり。そもそも移住を彼に勧めていたミーラとも衝突してばかりで、やがて倉庫の仕事を辞めて酒浸りの日々を送るようになり、ついには家を出て行ってしまう。ミーラは生活のために同じロシア系のトリクと付き合い、家に招き入れるようになるが、ダニークはかつて父を侮辱し、母にも自分にも暴力をふるうトリクのことを忌み嫌う。一方で、徐々に友達ができ学校生活を楽しむようにもなっていくダニークだったが、学内でも家の中でも大人たちの非道は続き…。
太陽が見えないほど、深い森の奥にある重度障害者施設「三日月園」。ここで新しく働くことになった堂島洋子は元・有名作家だ。東日本大震災を題材にしたデビュー作の小説は世間にも評価された。だがそれ以来、新しい作品を書いていない。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平は人形アニメーション作家だが、その仕事で収入があるわけではない。経済的にはきつい状況だが、それでも互いへの愛と信頼にあふれた二人は慎ましく暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には作家を目指す坪内陽子や、絵の好きな青年さとくんらがいた。洋子は昌平ともども、妹や弟のように年齢の離れた彼らと親しくなる。そしてもうひとつの大切な出会いがあった。洋子と生年月日が一緒の入所者、“きーちゃん”だ。光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋子はどこか他人に思えず親身になっていく。そんな折、洋子の妊娠が判明した。高齢出産になることもあり、彼女は産むという選択にひとり不安を覚える。施設の仕事にはだんだん慣れてきたものの、しかしこの職場は決して楽園ではない。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力、虐待を目の当たりにする。だが施設の園長は「そんな職員がここにいるわけない」と惚けるばかり。障害者たちの人間らしい生活を支援するはずのこの場所で、不都合な現実の隠蔽がまかり通っているのか。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく。特に、誰も入ってはいけないと言われている“高城さん”の入所部屋――その扉を開けてしまった時、さとくんの中で何かが一線を超えてしまう。「やっと決心がつきました。頑張ります。この国のためです。意味のないものは僕が片づけます」そして、その日はついにやってくる。――。
地震学者のワトソン博士は研究に打ち込むあまり家族からの信頼を失い、妻のグウェンからは離婚を求められていた。今日も家族でバカンスに行く予定を仕事でキャンセルしたワトソンを、グウェンは責めることなく3人の娘たちと出発してしまう。研究を見下す同僚から邪魔をされながらも地震の測定結果を分析していたワトソンは、数値に異常を発見。その直後、大きな揺れが研究室を襲う。地震の影響によって各地で地滑りや地割れのニュースが伝えられるなか、ワトソンは研究出資者のコリンズに人類史上最大の地震が起こることを報告。本震の到達予測時刻まであと5時間。コリンズから避難シェルターの使用を許可されたワトソンは、家族を救うため車を走らすが…。
28歳のジャレッドは映像作家を目指し作品を作っていたが、なかなか芽が出ない。孤独な彼は恋人がほしくてジムに通い、体づくりもしていたが、誰からも相手にされず鬱々とした日々を過ごしていた。そんな中、1人のセクシーな女性のオンラインチャットにハマっていく。ある日、自身が暮らすアパートの洗濯室で女性を見かけるが、その人はジャレッドがいつも見ているチャットの女性と同一人物だということに気づく。彼女に近づきたいジャレッドは、洗濯室で彼女を待ちながらチャンスを作り、何とか声をかけることに成功。数日後には部屋に誘うことができ、彼女が売れない役者であることを知る。食事をしてさらに近しくなったジャレットは、彼女に思いを募らせていくが、ある夜、彼女に恋人がいることを知る。
精神科医を父に持つレニーは控えめな性格にして、性に対して非常に興味を持つ少年だった。しかし、その強い性への興味は幼少の頃の強いトラウマと後妻の死によって、心の奥底に深く押し込んでいった。欲望を抑えつけたまま成長したレニーは、女性の前では極度に緊張してしまう内向的な性格となっていく。感謝祭の5日前、パーティーに参加したレニーはルームメイトのチェットやグロックにけしかけられ、バーカウンターに座る少女ジェーンにナンパを試みるが、極度の興奮からぜんそくの発作を発症してしまう。咳き込み苦しむレニーだったが、幸運にもジェーンから優しく声をかけられる。2人きりの食事を楽しんだのち、ジェーンの家に誘われたレニーはそこで初めての体験を迎えるが…。
モニカは代理母リリーのおかげで夫ブラッドとの間に娘オリビアをもうけ、幸せの絶頂だった。妹のジェンがお祝いにやって来るが、モニカにはブラッドの顔が曇っているように見えた。それもそのはず、ジェンは離婚した夫と娘の親権で争っており、弁護士であるモニカが担当していたが、ジェンはキレやすくトラブルメーカーだった。モニカが子どもを産めない体になったのも、10年前にジェンが起こしたあることが原因だった。だがモニカはそんなことも水に流し、ジェンにオリビアの子守りを頼んでいた。しかし、問題ばかり起こすジェンに呆れたモニカは、ちょうど仕事を探していたリリーに子守りを頼むことに。しかしその頃、モニカたちの様子を影から監視する何者かの存在がいた…。
故郷カリフォルニア・サンタルシアを捨て、ロサンゼルスで記者として働いていたスローン。しかし彼女は仕事をクビになり暇を持て余していた。そんな時、故郷の旧友マルコスから、実家のブドウ農園で働く移民作業員たちが、何者かに嫌がらせを受けて大勢が辞めてしまったことを告げられ、しぶしぶ現地へ戻ってきたスローン。農園主アーサーは、スローンの亡き母の再婚相手で、娘と義父の仲は今もしっくりきていなかった。折しも町では外国人排斥の論議が沸騰しており、建設中の作業員寮が何者かに放火されて全焼。また従業員のドゥルセが欠勤したまま行方不明となり、スローンへの嫌がらせも始まる。そんな中、スローンは謎の青年レイェスと親しくなっていくが、彼の正体は先祖代々、町を仕切ってきたピクーニャ家の一員だった。
高額な報酬と引き換えに犯罪者の逃走を請負うドライバーのレイ。彼の中には仕事を請負う上でいくつもの掟があり、それを頑なに守ることで生き延びてきた。今夜の客は伝説の大泥棒ビリー・レッド。彼の”仕事”が終わるのを車で待っていたレイだったが、ビリーが逃げる途中で心臓発作を起こしてしまう。慌てたレイは、ビリーを助けて車に乗せると、彼を病院に運ぼうとする。しかしビリーは、病院に行くことを拒み、ブツが入ったカバンを自宅に届けるようレイに懇願。彼を見捨てることができないレイは、パートナーのマックスに闇医者の手配を頼むと、ビリーの自宅へと向かい、彼の娘マヤにカバンを渡すのだが…。
ニューヨークのマフィアのボスの下で、どんな敵でも倒せる格闘技術を学んだボルト。彼はある地下格闘技の試合で、ボスから負けるように指示されていたが、勝ち逃げしてしまう。賭け試合の大金と信用を失ったボスは激怒し、生け捕りするよう命令を受けた部下たちにボルトは狙われるハメに。兄のヘンリーを頼ってサンフランシスコで身を隠していたボルトだったが、ある夜、息抜きにバーに出かけ、魅力的な女性ソニアと出会う。だが、ケンカに巻き込まれて相手を叩きのめした結果、追手に見つかることに。そんな中、ソニアがヘンリーの元カノだったことが判明。交際を諦めようとするが、ボルトはマフィアの追手と闘わざるを得なくなり、ヘンリーとソニアも巻き込んでしまう。
1936年、マリファナの害から子どもたちを守るための講演会が開かれる。多くの親たちが集まった会場でドラッグの危険性を訴える講師は、ある物語の上映を始める。16歳のジミー・ハーパーは礼儀正しく勤勉で、地域からも信頼されている若者だった。彼は同じ学校に通うメリー・レーンを愛し、彼女もまたジミーのことを愛していた。しかし、一生愛し合うはずの2人には悲しくも儚い運命が待ち構えていた。ある日の放課後、来週開催されるルーズベルト大統領の来校記念行事のダンス大会にメリーを誘ったジミーは、ジャックと名乗る男から本物のパーティーに行こうと話しかけられる。30分だけという約束でジャックについていくジミー。この時のジミーはまだ、これから自分の身に降りかかる悪夢のことなど知る由もなかった…。
イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い、同世代の子どもを持つ者同士で意気投合する。“お元気ですか?少し間があいてしまいましたが、我が家に遊びにきませんか?”後日、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪れる。オランダの田舎町。豊かな自然に囲まれたパトリックの家に到着し、再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な誤解や違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。パトリックとカリンからの”おもてなし”に居心地の悪さと恐怖を覚えながらも、その好意をむげにできないビャアンとルイーセ。善良な一家は、週末が終わるまでの辛抱だと自分たちに言い聞かせるがー。
主人公は、4歳の時に誘拐され15年間拷問されていた女である。付き合って日が浅い恋人とキャンプに行くはずが、恋人の弟カップルと合流することになり、その後、一緒に恋人の実家に泊まることに。実家は人里離れた土地にあり、伝統を重んじる両親が狩りをして暮らしている。なぜか弟の恋人と一緒の部屋に泊まることになる主人公。そして、夕食時に出された飲み物で状況が一変する。気がつくと弟の恋人が血を採られている。自分も血を採られそうになるが、何とか切り抜け、弟の恋人とともに逃げ出す。恋人の家族は人間の血を売り、生計を立てていたのだった。そこへ、恋人の姉がやってきて取引相手にサンプルを飲ませ、取引することになる。兄の様子を見に来た弟は気を失っている兄を見つける。そして、逃げた主人公たちを追いかけるが殺されてしまう。再び主人公の女たちは逃げるが、捕まってしまう。血液検査をすると主人公の血はアドレナリン濃度が異常に高い極上の血であることが判明する。そして、恋人の姉は取引相手に「先に殺せばタダで極上の血を渡すが、そうでなければ白紙の小切手をもらう」という取引を持ちかける。そして、極上の血をめぐって命をかけた狩りが始まる。
様々な人種が住むフランスの団地。アシタンはある朝目覚めると、窓の外が“闇”で覆われていることに気が付く。その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてなくなってしまう。原因不明の“闇”のせいで、建物の中に足止めされる団地の住民たち。徐々に正気を失っていく彼らの間に争いごとが起こり始める中、彼らが選んだ“生きるため”の方法とは!?
ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが…。
ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。マフィアも恐れる“怪物刑事”マ・ソクト(マ・ドンソク)は、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していた。捜査を進めるうち事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴む。一方、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキ(青木崇高)が、一条親分(國村隼)の指示のもと密かにソウルへ送りこまれていた。さらに消えた麻薬の奪取を目論む“汚職刑事”チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)も加わり、事件は三つ巴の激戦に突入、2人の最強の敵を前にマ・ソクト最大のピンチが訪れる―!
生まれてこのかた一度も父親に会ったことがないヒョンス。母親は有名な整形外科医でもあり、ヒョンスの周りには母親から美容整形を受けたいと願う少女たちがあふれる。しかし、母親から顔の整形手術を受けた友人たちが、顔を切り取って謎の自殺を始めると、彼女の幸せは終わりを告げる。また、母親と二人きりで暮らす家に、誰かがいるような気がし始める。ある日、彼女は隠された地下室を発見し、そこで過去の秘密を知ることになる。
数百億ウォンに達する組織のダイアモンドを持って高飛びしたソクテは,交通事故のため美しくて平和なシシルリ(時失里)に不時着する。村の人々の歓待に心を奪われたソクテは,シシルリで一夜を明かすことにする。ところがダイアモンドを確認しようと入った化粧室で足を滑らせ頭を打って気を失ったソクテを見た住民たちは,ソクテが死んだと考え,殺人寃罪をこうむるのが恐ろしくて,ソクテを壁に塗り込めることを決議する。
小説家のユンヒは、新しい物語を必死に探していた。そんなとき、ベトナムにいる友人ソヨンから、「ムイ」の肖像画にまつわる伝説について、とても魅力的な話を聞く。長年の恨みから、ユンヒはソヨンに会うためにベトナムに行くことをためらう。しかし、ソヨンがしきりに送ってくる肖像画の資料に魅せられたユンヒは、100年にわたる肖像画の伝説を解き明かすためにベトナムへ向かう・・・。
ベテラン刑事のソヨンと新米相棒のヒョンギは、ある殺人事件に遭遇する。ヒョンギがふざけてソヨンの気を引いている間に、ソヨンはこの事件に何か問題があることを察知する。そして、今回の事件が10年前の少女の不可解な死と関係していることを知る。この頃からソヨンは、少女が現れる悪夢に悩まされるようになる・・・。
フロリダ州南部の町オチョピーで21歳の女性が失踪する事件が発生。今回の失踪事件の取材を始めたドキュメンタリー映画のプロデューサー・サラとブランドン、カメラマンのティムら3人は取材を続けるなかで、スカンクエイプと呼ばれる未知の獣人の存在に突き当たる。スカンクエイプ・ハンターを自称するデイルという変わり者の男に取材協力を要請したサラたちは、デイルとともにスカンクエイプの出現場所という森の中でキャンプを張る。キャンプ中にホテルの部屋が荒らされたことで身の危険を感じたブランドンとティムから取材の打ち切りを提案されたサラだったが、逆に真相に迫っていると感じた彼女はもう一晩森でキャンプを行うことを決意する。
幼い頃に訪れたことのある思い出の別荘へ、家族4人で出かけようと妻リアの誘いを、多忙な仕事を理由に断った夫テランス。しかしその直後、家の廊下で運悪く転倒し頭を強打したリアは、帰らぬ人となってしまう。1年後のクリスマスの日、妻との約束を果たすため、娘シンシアと息子ジェイクを連れ別荘にやってきたテランス。しかし未だ精神的に参っていた彼は、酒と薬に頼る日々だった。子どもたちを励ますために元気なフリを続け、子どもたちもそんな父を気使って楽しいフリをしていた。しかし別荘で過ごすうち、テランスのみならず子どもたちの体調も悪化し始めてしまう。急いで病院へ向かおうとするが、豪雪で身動きが取れず電話も通じない。子たちたちを守りたいと焦るなか、異変が起き始める。
ボイジー出身のポールとラモーナのカップルは、共に音楽好き。以前訪れて気に入ったオレゴン州ポートランドに変化を求めて引っ越すことに。一緒にいれば音楽があり、いつも幸せな2人だった。だが、ラモーナは先にフードランナーとして仕事を見つけるも、ポールはなかなか職に就けず、次第に引きこもっていく。ようやくコーヒーショップ店員の仕事を得たポールだったが、互いに仕事に疲れ、気持ちがすれ違い始める。2人でいつか一緒に乗るはずだった2人乗りの自転車“タンデム”も結局ポールが1人で乗る始末。そしてついにある日、ラモーナがポールに対して感じていた不満や、将来に対する不安をぶちまけたことから、2人は取り返しのつかないケンカを始めてしまう。
1980年5月、1人の男がロサンゼルス刑事裁判所に移送されてきた。男の名はムンド・メンドーサ。メキシカン・マフィア“ラ・エメ”のメンバーとして、“機関銃ムンド”の異名を持つ男だった。彼はラ・エメのゴッドファーザーこと、ジョーの罪を証言するために裁判所に運ばれてきたのだ。遡ること1969年3月、地元ロサンゼルスのギャング組織“ヴァリオ・ヌエヴォ・エストラーダ”に入った際、彼は本名のラモンを捨て、尊敬する伯父の名ムンドと名乗り始めた。その後、敵対するギャング組織”ホワイト・フェンス”のメンバーを殺害したことで、ムンドは逮捕されてしまうのだが…。
1871年。カリフォルニア州の山奥で、キャスパーは父ロジャーと金の鉱脈を発掘していた。気の弱いキャスパーは父から、生き抜くことの厳しさを日々の生活から教え込まれていたが、山奥の生活は野生動物や原住民、山賊など様々な脅威が脅かす厳しいものだった。親子2人の孤独な生活の寂しさから、保安官アンディが訪ねてきた時などは、亡くなった母マリアの夢を見たりと、人の温もりを求め思いを馳せていた。ある日、虫歯を抜くため、父と川べりにやって来たキャスパーは、歯を抜かれた痛みに悶え川に落下。その拍子に川底に沈んでいた金の欠片を発見する。やっと手にした金に喜ぶ親子は、改めて採掘を始めるのだが、その頃から父の様子がおかしくなっていく。
かつてイケメンボクサーとして人気を博し”ワンラウンド・エディ”と呼ばれていたラスティ。しかし、ある試合で対戦相手を殺してしまってから殴ることに恐怖を覚え、ボクシングから逃げ出してしまっていた。そんな彼は今、しがないトラック乗りとして金払いの悪いバディに雇われ牧草を運び、家のローンを滞納する堕落した生活を送っていた。ある日、ラスティは隣人のキャンディスから夫のジムを殺した犯人ブルースの殺害と、ジムがキャンディスに贈った行方不明となっている絵画の捜索を依頼される。突然の殺人依頼に躊躇するラスティ。しかし給料の遅配によって生活が困窮していた彼は、報酬と引き換えにブルースの拉致と絵画の捜索を引き受けるのだが…。
新入生のドレアは親元を離れ、大学での寮生活をスタート。彼女には姉ガビがいたが、1年前に強盗に襲われ死去し、犯人は未だ捕まっていなかった。その無念を晴らしたいドレアは、姉と同じ大学に通うことで事件解決の手がかりを見つけ出そうとしていた。姉が生前所属していた女子学生クラブ“デルタ・パイ”に接触を図ったドレアは、ガビの妹ということで、優先的に入会を認められる。その後、懇親会に参加し、クラブのシスターから歓迎メッセージカードを受け取るも、その内容に顔を強張らせる。そこには“ガビを殺したのは強盗じゃない。誰も信じるな”と書かれていた。
遥か昔、ルシファー率いる天使たちは神に反旗を翻した。反乱を起こした天使は天国から追放され堕天使となって地上を彷徨い、神に愛された人間たちを殺そうと画策する。神は善良な天使を地上に派遣、堕天使の計画を阻止する戦いは今も続いている。一方、ロンドンにある有名音楽学校に合格したナオミは、家族と喜びをかみしめていた。しかしロンドンに向かう道中で交通事故に遭い、両親は帰らぬ人となってしまう。家族を失った悲しみから抜け出せず音楽学校へも登校できずにいたナオミだったが、彼女を心配する叔母エスタの説得で登校を始める。音楽に触れることで表面上は笑顔を取り戻していくナオミに、ラファエルという男子生徒が話しかけてくるのだが…。
ジュリアード音楽院への進学を目指すソフィア。学校ではピアノの練習に励み、授業が終わると建築家である母親の仕事の手伝いを行ったりと、忙しい日々を過ごしていた。ある日、ソフィアのクラスにミシェルという転校生が入ってくる。隣同士の席になったことで仲良くなったソフィアとミシェルは、友達として交流を重ねていく。奨学金の獲得がかかるピアノの大会が迫るなか、練習に力を入れるソフィアだったが、同じ教室内にソフィアの練習風景を見学するミシェルがいることが気になって練習に集中できないでいた。ミシェルのせいでソフィアの練習がうまくいっていないと考えた講師のハナから、ソフィアは練習中にミシェルを教室内に入れないよう命じられてしまうのだが…。
製薬会社フィンザーでSNSマーケティングを担当するアリスは、不倫相手の同僚との密会後、夫の元へと深夜に家路を急いでいた。道中人里離れたガソリンスタンドに立ち寄ったが店内に従業員の姿はない。仕方なく店を出ようとしたその時、突然どこからか銃弾が飛んできて腕を負傷、スマートフォンも撃ち壊されてしまう。彼女が戻らないのを心配し、店内に入ってきた不倫相手も背後からの狙撃の餌食となり死亡。唯一の外との通信手段となるトランシーバーで、応答した男に助けを求めだが、その男こそが自分の命を弄ぶスナイパーだと分かり、窮地に追い込まれパニックに陥るアリス。なぜ彼女は狙われるのか……?助けを呼ぶ手段もない、逃げ場もない絶体絶命の状況の中、目的の分からない残虐無比なスナイパーとの悪夢のような一夜が幕を開ける…。
ファーミカル製薬の顧問弁護士を務めるアンソニーは、医薬品業界で最大規模となるトラクシル製薬との合併に伴う買収交渉の会議に出席しなければならなかった。会議当日の朝、妻ソフィアからの“一緒に過ごす時間がない”という愚痴をかわしながら、メールを確認するアンソニー。ところがファーミカル製薬の研究員ゼファート博士のメールを開けたところで、パソコンが動作不良に陥ってしまう。確認を諦め出社したトニーは今日が結婚記念日だったことを思い出し、ソフィアの怒りを鎮めるためサプライズの計画を立てる。秘書のジャネットの協力で会議から抜け出すことに成功したアンソニーだったが、帰宅した家には妻の姿がなく、留守番電話に妻の身代金を要求する誘拐犯からのメッセージが残されていて…。
急逝したガブリエルの死を悲しむ父ホルヘ。最愛の息子の死に納得できない彼は、ガブリエルのSNSを調べ、通話履歴からセバスチアンという男とのビデオ通話を試みる。息子との関係を尋ねるホルヘに、セバスチアンは元恋人だと告げる。息子がゲイだという衝撃の事実に動揺した彼は、ガブリエルの死を知り悲しむセバスチアンを激しく罵倒してしまう。2週間後、セバスチアンに言われた言葉が気になり眠れなくなったホルヘは、息子の本当の姿を知るべく、ボリビアを離れニューヨークのセバスチアンの家を訪れる。アポイントもなしにセバスチアンの家を訪れたホルヘは、再び激しい口調で詰問するが、興奮のあまりその場で昏倒してしまう。
シングルマザーのオードリーは、娘シャイアンを育てるため必死に働いていたが、困窮に陥り家からの立ち退きを求められていた。そんな時、オードリーに亡くなった祖父からの遺産を相続する権利が与えられる。貧困から抜け出せることを期待し安堵するも、実は彼女の知らないところで、祖父が保有していたという水利権を奪う企みが進行していた。遺言書の開示まで1週間と聞いたオードリーは、シャイアンと共に祖父が住んでいた家を訪れる。しかし庭の片隅に積まれた木材の影に潜む男の姿に気づくのだった。急いで逃げようとするオードリー親子に銃を突きつけた男たちは、水利権を移譲する書類にサインをするよう脅す。
アメリカの田舎町。川沿いにある家族経営のレストラン“ワニ小屋”は、地元住民や観光客で大繁盛。そんなある朝、迷惑常連客の変死体がレストランの川縁から発見された。保安官は、レストランが管理していたワニが逃げ出し男は襲われたと見て、ボウチャード一家の兄ジェイソンを殺人容疑にかけることに。しかし店を切り盛りする妹のレイチェルは、前夜に目撃した巨大なサメの背びれを思い出し、男はサメに喰い殺されたと確信。兄の疑惑を晴らすべくサメの行方を追うレイチェルだったが、男子大学生の誘いに乗った妹のクリスタルが、ワニ祭りの近くの川へ行ったことを知り、危機感を覚える。
ホラー映画「笑うチャーリー」の原作者としてカルト人気を得ているサマンサ。当の本人はそれが不満で、続編を望む周りの声を無視して新作のラブストーリーを書き続けていた。しかし、夫の浮気で離婚調停となったことを機に、今まで避けてきた「笑うチャーリー」の続編映画を承諾、原稿執筆のためミシガン州ウォレンの一軒家へと引っ越してきた。ある日、スーパーマーケットで買い物を済ませたサマンサに、松葉づえを突いたディーンという男から、家まで乗せてほしいと乞われる。しかし、見知らぬ人物を車に乗せたくないサマンサは無下に断ってしまう。帰宅したものの買い忘れがあったサマンサが再び車へ向かうと、なぜかその傍らにディーンの遺体が横たわっていて…。
気絶していた博士のジェニファーは、同僚のクーパーに起こされ、自分たちが研究所内の安全室に閉じ込められていることに気づく。緊急警報が鳴り響く部屋には2人の他に、同僚のシモンズ、軍人のカーターが閉じ込められていた。70分以内にこの部屋から出なければ、自爆システムにより部屋が爆破されることを知っていたジェニファーは、部屋からの脱出を試みる。重い扉を開けるパスワードを唯一知っているのはシモンズだけ。しかし彼は未だ意識不明の状態だった。機転を利かせたジェニファーは、シモンズがあらかじめ設置していた仮想専用線で、外部との接触に成功する。しかし国土安全保障省のラングと名乗る男から、この状況はテロリストの襲撃によるものであったことを知らされる。
リドリーは、多くのクライアントたちから絶大な信頼を得ている超一流のボディガード。しかしある時、大統領候補の政府要人と同僚を、国際的暗殺者マックスウェルに殺されるという大失態を犯し、引退を決意。その数年後、元上司に呼び出されたリドリーは、謎の人物から高額報酬の護衛の依頼があると聞かされ、仕事を受ける。しかしその護衛対象者は、自身を引退に追い込んだ張本人マックスウェルだった。顔を見るなり激高し殴りかかるリドリーだったが、スペインのアメリカ大使館に自首してきたマクスウェルが、依頼主や仕事内容を証言するということで、共に護衛していたFBIたちに制止されてしまう。冷静さを取り戻したリドリーは、マクスウェルが帰国し出廷する3日後まで護衛することになるのだが、そんな彼の命を新たな暗殺者が狙っていて…。
アメリカ・カリフォルニア州ベーカーズフィールドで、ヌード姿の女性が目撃される。マスコミの報道が過熱するなか、州知事に呼び出されたエレミヤは、事態収拾のために72時間以内にヌード女性を捕獲することを命じられる。女性を捕まえるために、なぜかミュージシャンとメキシコ人が必要と考えたエレミヤは、ベーカーズフィールドに住むメキシコ人のエドガーたちに接触を図る。女の裸を見たことがないというエドガーたちのために裸の女性を用意したエレミヤだったが、逆にエドガーたちから恨みを買ってしまう。次にエレミヤは女性ミュージシャンのリロイに協力を持ちかけるが、彼女は依頼人がエレミヤだと知ると協力を拒み逃亡するのだった。
1865年、南北戦争真っ只中のアメリカ。南軍の捕虜となっていた北軍のハーディング大尉ら5人の兵士は、気球に乗って敵地から脱走を試みる。しかし気球は天空に開いた奇妙な穴に飲み込まれ、気がつくと見知らぬ孤島に漂着していた。得体の知れない危険な怪物に仲間のトムが犠牲になりながらも、島を探索していたハーディング大尉は、墜落した飛行機から2人の姉妹ジュールズとアビーを救出。話を聞くと、2人は2012年の未来からこの島に迷い込んだという。そしてこの島は、時空の狭間に迷い込んだ者たちの墓場だということが判明する。
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に“父の使い”を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。飛行機の中でマルコが出会ったのは自らを“友達(チング)”と呼ぶ謎の男“貴公子”。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…。なぜ、マルコの前に突然、父親は現れたのか…?謎の貴公子の目的とは…?すべてが明らかとなった時、マルコはさらなる危機に見舞われる。
一人娘の三島チアキは、母ヨシコが経営する鵺ヶ淵・温泉郷へ里帰りする。チアキの父は12年前、母に想いを寄せる男、澤津久森(さわつくもり)によって殺害されていた。辺鄙な山奥の洋館では、UMAを専門に扱う雑誌の編集長・京極がUMA(未確認生物)を捕獲し、マダムに差し出していた。マダムは新鮮なUMAの肉で若さを保つ老女。鵺は古事記や平家物語に登場する日本古来の妖怪で、猿の顔に狸の体、虎の手足、蛇の尻尾を持つ。そんなUMAの血を引く人間が生きる秘境、それが鵺ケ淵であった・・・。
チョン・ハンス!その名の通り、不遇な境遇にある。彼のモットーは「毎日、元気で」。しかし、そんな彼に挑む一団がいた。生徒全員を圧倒するペク・ソンギ、あらゆる面で男を凌駕するハン・ミンジュ、そして単純で無知な担任教師ゴ・ミンシク。彼の思いのままに、この難局を乗り越え、調和のとれた人生を送ることができるのか?
2つのマフィアグループの抗争で、ゴンボンは相手グループのボスを刺した。元医師のセジュは妻と赤ん坊を救おうとするが、自分のミスでふたりを失い、刑務所に送られる。セジュは刑期を終えるが、罪の意識をどう背負って生きていけばいいのだろうか?両親に捨てられたジェリムは、神にも捨てられたようだ。早く肝臓移植を受けなければ命が危ない。唯一の慰めは買い物だ。明日はないと思ってクレジットカードを使いすぎた彼女は、債権者から逃げ回っている。3人は互いの境遇に共感する。ゴンボンはドクデパに会いに行き、ジェリムは肝臓移植を受けることを決意する・・・。
かつて違法賭博場で試合中に相手を誤って殺害し、8年の刑を終えた元ボクシング選手のウチョル。釈放された彼を待ち受けていたのは、古き友人で犯罪組織の首領ドシクからの一緒に働かないかという誘いだった。「静かに生きたい」と提案を断るウチョルだが、偶然出会ったコールガールのボムを守るため汚職刑事のジョンゴンに拳を振るってしまう。ドシクとジョンゴンの取引により逮捕を免れたウチョルだったが…。
ぼくはNYで透明人間になった…幸せを掴むために祖国ペルーを捨て、ニューヨークの片隅で不法に暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら二人の息子を女手一つで育て、息子のポールとティトも語学学校に通う傍ら、配達員をしながら家計を支えていた。不法滞在者である彼らにとって現実はあまりにも厳しく、お金の問題に加えて見つかれば国外追放されてしまうという恐怖が常に付きまとっている。市民権もなく何の力もない自分たちを「透明人間」と呼び、息をひそめて生きていた。二人はある日学校で、神秘的な魅力を放つ美女・クリスティンと出会い、恋に落ちる。しかしクリスティンはコールガールという一面を隠し持っていた。一方、母ラファエラは、ウェイトレスの生活に疲れ果てた時、客の白人男性に声をかけられる。恋なんて葬り去っていたラファエラだが、安定を約束するという口車にはまってしまい、自分たちのアパートを提供して男と一緒にチキンフード店を開業する。それぞれが恋に落ち、辟易していた毎日に<希望>を見出したかのように思えたのだが…。NYという大都会で出会う人々の欲望と心の闇が次々と露になり、母子3人は最も恐れていた事態に直面し、引き裂かれてしまう。仕事を抱えながら息子たちを必死に探すラファエラ。果たして、母子3人は再会することができるのか?
ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれる。選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。主役は問題児ばかり。波乱に満ちた映画撮影がはじまるー。