父親が事故で死亡した翌年、シャロンが5歳の時に、母親とケンカをした15歳の姉レイヴンが家出。懸命に捜索するも、行方不明のまま27年の時が過ぎた。産科医となったシャロンは、建設中の母子センターの管理責任者として、寄付金集めを行いながら忙しく働き、プライベートでは恋人の市議会議員デヴと充実した日々を送っていた。しかし、シャロンは母親を病気で亡くしてから、レイヴンを頻繁に思い返すようになると同時に、家族を失ったトラウマから、家庭を持つことを恐れていた。それを気にかけたデヴが、レイヴン捜しを開始。すると運転免許の再申請履歴から、彼女らしき女性の住所が判明する。すぐさまシャロンとデヴはその家を訪ねてみるのだが…。
交通事故で恋人のジェイミーを亡くしてから、喪失感と後悔に苛まれる日々を送るカメラマンのニック。そんな彼のもとに、従兄弟レニーの女友達イングリッドがドラッグを求めて訪ねてくる。出会った瞬間に惹かれ合った2人は、衝動的に肌を重ねてしまう。翌日ニックのもとへ、再びイングリッドが訪ねてくる。レニーや友人たちに2人の関係がバレることを懸念するニックだったが、イングリッドに身体だけの関係を提案され、ニックは同意。そしてジェイミーとの過去を忘れようとするかのごとく、イングリッドとの淫らな関係に溺れていく。2人の関係はセックスとドラッグを繰り返す日々となり…。
薬物中毒で落ちぶれたサニー。妻のジェンとやり直したい彼は、結婚記念日にもう一度会いたいと、ペンダントを用意してその日を待ち焦がれていた。しかし妻の携帯番号へ電話するも、一向に繋がることはなく会えずじまいだった。そんな時、ふと目にしたデリバリーヘルスの広告の女が、妻と似ていたことから部屋へ呼んだサニー。しかし、現れたのは全くの別人女性でキャンセルを依頼。しかし料金を支払えと用心棒と押し問答になり、挙げ句の果てにペンダントを奪われてしまう。すぐさま男たちのあとを追うサニーだったが、とあるクラブを見つけると、そこには広告の女がいて…。
患者の最期を看取るホスピスの仕事で、疲弊していた若き医学生のジョーンズが心臓移植部に異動。2年前、父親を亡くした悲しみから抜け出せない彼は、この異動により患者の命を救うことに尽力できると喜んでいた。だが、世話を任された元・駐シリア大使のクリスは、現地でのテロ事件に巻き込まれ娘を失い、妻をレイプされ、心身ともにひどい傷を負い、生きることを拒否。誰が話しかけても口を開くことは決してなかった。何としてでもクリスの命を救いたいジョーンズは、辛抱強く彼を介護。ある日、病室の床に置かれていた本の裏表紙に、クリスからの暗号ともとれる“危険”と書かれた文字を見つけたジョーンズは、クリスについて改めて調べることに。さらに、彼の妻にも接触を試みるのだが…。
滞在していたシンガボールで、診療ミスにより我が子を失ったアシュリー。医師から今後、子供を授かることができないと告げられ、ショックのあまり鬱状態になってしまう。悲しみに囚われ続けるアシュリーを心配した夫ビルは、彼女の心が癒えるよう故郷アメリカのミネソタ州に戻ることを決意。帰国したものの家に引き籠るアシュリーは、インドネシア人家政婦のシティにある相談を持ちかける。近所に住む親友ナオミの誘いによって徐々に元気を取り戻したかに見えるアシュリーだったが、その裏でシティとある計画を実行していた。立ち直りを見せる妻に安堵したビルだったが、その頃から家の中で異変を感じるようになる。
5歳の愛娘を何者かに殺されたライアン。捜査に当たる警察はなかなか犯人を挙げることもできず、彼の苛立ちは募るばかり。ある日、犬を連れて近所を散歩していたライアンは、近所の一軒の家で犬が激しく吠え立てたのを見て、この家に住む男こそが娘の命を奪ったのではと直感し、通報する。担当刑事は家宅捜査を行うが、証拠は全く出ず、ライアンは逆にたしなめられてしまう。だが、男が犯人と確信したライアンは、その日から彼を監視する毎日。あまりの執着ぶりに妻のジェシーは家を出てしまう。ライアンはそれでも一人監視を続け、ついに自らの手で制裁しようと企てる。その頃、近隣で新たに5歳の少女が失踪する事件が発生する。
ジェシカは弁護士の夫ラーズと、息子ダニーの親権を巡り離婚係争中。そんな中、ジェシカは仕事で赴いた先で魅力的なハリーと出会い、甘い一夜を過ごす。しかし翌朝、ハリーはいきなり7万ドルを要求。彼はラーズに雇われた男で、昨夜の秘め事を隠し撮りしていたのだ。情事の際に薬も飲まされていたジェシカは万事休すで、絶縁していた双子の姉アリーから金を工面する。アリーはハリーと寝たのが自分であると偽り、逆に彼を脅迫。その代償として、彼女はジェシカにメキシコである荷物を自分になりきり受け取るよう要請する。やむなく実行に移したジェシカだったが、まもなくして警察が彼女のもとを訪れ、父親が何者かに殺害されたことを告げられる。
霊能者のニナは、障碍を持つ息子ヒューゴと認知症の母を抱えるシングルマザー。ある日、近辺の再開発を手掛けるサラリーマンのダニエルと出会い、彼の霊視をすることに。大きな成功を手にする一方で、霊が憑いているとダニエルに告げると、彼は亡くなった妻マギーの霊と話がしたいと言い出す。高額な料金にもかかわらず依頼する顧客の出現に、始めはよかれと思っていたニナ。ヒューゴを通わせる私立学校の学費を稼ぐ必要があった彼女は、ダニエルの要求に応じていく。だが交信中、急に意識を失ったニナ。ダニエルによる人工呼吸で再び息を吹き返すも、その表情やしぐさはまぎれもなくマギーで、感情が高ぶったダニエルとそのままベッドへなだれ込み、ニナは顧客と一線を超えてしまう。
勉強よりも映画制作に夢中の女子大生チェルシー。今朝も脚本作りに没頭し、講義の時間に遅れてしまった。さらには忙しさのあまり、会う時間を作らなかった恋人エリックから別れを告げられる始末。落ち込んだ彼女は、親友のサラとバーへ。そこで高校時代のクラスメイト、ミラと再会する。当時、問題を起こし退学になったミラだったが、現在は大金を稼げるライブ配信チャンネルを主宰。豪邸に住み、贅沢な暮らしをしていた。そこでチェルシーは、クスリの入ったお酒を飲んだことで高揚感もあり、ゲスト出演に誘われたライブ配信であられもない姿を晒してしまう。そんなチェルシーを熱く見つめる男がいた。
アメリカ・ニュージャージー州の私立探偵ジミーのもとに、4日前から行方不明になった22歳の息子カリドを探してほしいと、両親からの依頼が入る。カリドはアフガニスタン難民で、12歳の時にターナー夫妻の養子になっていた。成績は優秀で、大学では薬学を専攻。寮生活を送っていたが、無口で友人はほとんどいなかった。かつて刑事だったジミーも、幼い我が子が行方不明になり、それが原因で停職処分になった過去があり、困惑しながらも依頼を受けることに。そんな彼に、かつての同僚アルベス刑事から情報が入る。アフガニスタン人の男が殺され、ほぼ同時刻にカリドも消えていたことが判明。その夜、またもや別のアフガニスタン人が殺害される事件が発生。そのどちらにも同じ筋弛緩剤ベクロニウム臭化物が使用されていて…。
それは愛する人のために犯した罪だった…。袋小路の男を描く骨太な人間ドラマ。母と妹を暴力から守る為、父を殺めてしまった石川一馬。社会復帰を目指し、更生保護施設で生活を始めるが、社会は彼を「人殺し」と非難する。彼は次第に生きる希望を失っていく。ある日、一馬は職場のスクラップ工場で外国人労働者へのいじめに巻き込まれる。皆がいじめから目を背ける中、なりふり構わず止めに入った中国人労働者の劉の姿に目を覚まされる一馬。劉との交流を通じ、自分の望む幸せを掴もうと立ち上がるが‥。
国連管轄の特殊部隊「フラワーズ」のナンバー06こと冬月ハナは、ある任務の遂行のため江ノ島の公立高校に転入。任務対象であるクラスメイトの七瀬俊一に接近を図るが、時を同じくして、ある中年男性が俊一を訪ねてやってくる。さらにその中年男性を追うように、今度は在日米軍や、ひとりの少女が現れ……。
かつてビリヤードのプロを目指していたソンフンは、ビリヤード賭博で左手を負傷し、プロになる夢をあきらめコンビニでアルバイトをしながら暮らしていた。そんなある日、弟子であり友人でもあるインチョルが現れ、賭けビリヤードで金を稼ごうと提案をする。30分以上キューを握っていると左手が震えてしまうためビリヤードをやめたソンフンだが、インチョルの提案を受け入れビリヤード場に足を踏み入れる。毎日連勝をするソンフンとインチョルの二人は、ハウスの総支配人であるキム室長の目にとまり選手としてプレーをし始める。堂々とセクシーにビリヤードをするソンフンの魅力に惚れ込んだキム室長は彼を誘惑して自分のものにしようとするのだが、ソンフンの心の中には一緒にプロ選手を目指していたソギョンという女性でいっぱいだった。キム室長はソンフンが自分に興味が無いと感じ、ソンフンを破滅させることを決心する。
生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠(小南希良梨)。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田(上西雄大)が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜(古川藍)の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教師は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護することができずにいた。金田は鞠を救うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜に力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近づいていく・・・。
大学でデザインの勉強をしている優実(木竜麻生)には、演劇サークルに所属する直哉(藤原季節)という恋人がいるが、ある日、自分が妊娠していることに気付く。悩みながらも優実は直哉に妊娠と、ある事実を告白する。直哉は将来自分の劇団を持ちたいと願っていた。現実を受け入れようとすればするほどふたりの想いや考えはすれ違っていく…。まるで隣の男女の生活を覗き見しているような不思議な映画体験で私達をスクリーンに釘付けにし、その切迫感と「圧倒的にリアリティのある日常」を突きつける本作。同じ時を過ごして、お互いを求めたあの時、そして今、お互いが分からなくなって…。
西成に根ざしたゴロー(上西雄大)は日雇い労働と四億円をつくるための闇仕事に勤しむ日々を過ごしていた。記憶が少しずつ回復するなか、その原因を作ったのはゴルゴダ(加藤雅也)だったことを思い出す。とある教会を根城に表向きは信仰団体を装いつつ闇社会に生きる、秘密結社テンキングス。ゴルゴダは、そのアサシンヘッド。最高位幹部の百鬼万里生(木下ほうか)の元、邪魔な人間を始末していた。ゴローと縁が出来た闇金姉妹の松子(徳竹未夏)と梅子(古川藍)は暴力団たちと西成の利権争いをしていたが、姉妹のバックにいる韓国眞劉会会長のウーソンクー(石橋蓮司)により守られていた。そんな松子は、ゴローに少しずつシンパシーを感じ、用心棒にならないかと声かける。ある時、世の中に新型ウイルスが蔓延する。西成の仲間たちもウイルスに感染し、倒れていった。ゴローが心を許していたカネやんこと金本康治(笹野高史)もウイルスに侵されてしまう。カネやんは、近々、息子と暮らすためだと目と腎臓を売って金を手にしたばかりだった。このウイルスを故意に国外から持ち込んだのがゴローだとニュースが流れる。それはゴルゴダたちと手を組んだ、昔の同僚だったヒューミントの日向誠人(津田寛治)が影で糸を引き流したデマ報道だった。テンキングスの魔の手が元妻の真理子と娘に伸びていることを知ったゴロー。それを救ったのは、ゴローに強い復讐心を抱いていたフィクサー・莫炉脩吉(奥田瑛二)だった…。
同性愛者のユカとサヤカは同棲をし暮らしいている。付き合って2年になるユカとサヤカ。ある日サヤカの親からたまには実家に帰ってらっしゃいと連絡が来る。サヤカは親にカミングアウト出来ておらずこれを機会にカミングアウトすることを決意する。しかし実家へ帰る旅の道中、災難が巻き起こる。
かつて龍楼閣のメンバーだったヨンチャンは記者となり、現職議員の不正を暴いている。ある日ヨンチャンは「龍楼閣」のブレーン、スンジンに事件に繋がるメモリーカードを取ってきて欲しいとお願いする。更に「龍楼閣」には突然姿を消した女子高生を探してほしいという依頼が舞い込む。女子高生の失踪事件を調査しているチョルミンとジヘはヨンチャンが追う事件と共に新興宗教が絡んでいることを知るのだが…。
「龍楼閣」は傍から見ると平凡な中華料理店だが、実は苦境に立たされた人たちのために“復讐代行”を行う秘密組織の集合場所。ここではそれぞれ異なる理由で集まった5人のメンバー・チョルミン、ジヘ、スンジン、ヨンテ、そしてクァク社長がいる。秘密組織「龍楼閣」は法で裁くことが出来なかった事件を追いかけ、正義の実現のために奮闘する。ある日、大企業会長の息子の蛮行による死亡事件が発生し、被害者が「龍楼閣」メンバーの知人であることが明らかになる。
南仏の港町で3人の兄と共に日々の生活に追われながら公営住宅で暮らす14歳のヌール。病床の母を自宅で看病しながら、母が大好きだったオペラの曲を聞かせるのが日課だった。夏休みに教育矯正の一環で校内清掃をしていたヌールは、音楽室から聞こえてくるピアノの音に引き寄せられていく。オペラ教室の講師サラはヌールの歌声を聴くとその才能を見出すが、ヌールを取り巻く環境はオペラを習うことなど許さなかった…。
かつて日本が平成だった頃。全国の高校は学校毎に様々なスクールカーストが支配していた。富裕層の子女だったり教員と癒着した生徒だったりが学校毎に頂点となって、持たざる者や正直な者達と学園生活に大きな差を付けていた。そんな中、転校で渡り歩き、普通の青春を過ごせるよう暗躍する集団の存在が、最下層の生徒達の間で噂されていた。果たして“青の生徒会”は抑圧された者達の願望が生んだ幻想なのか…
1919年朝鮮、非暴力的な三・一運動が日帝の暴力的鎮圧で水の泡となった後、1920年代には武力闘争と自強と啓蒙を通じて国を探すという独立運動が全国的に活発に行われる。武力闘争は主に中国とロシアを中心とした海外で起こり、植民地収奪がさらに強化された朝鮮の中心京城(キョンソン)では、拳で全国を統一するという朝鮮の拳たちの動きが活発になる。無数の派閥と新しい強者たちの登場で頂上を占めようとする勢力争いが一時も止まらず、今まで誰も朝鮮学生の拳を制した者はいなかった。不可能だという学生拳の全国制覇を夢見て、平壌の崇実学校のデモ事件で7年間服役し、京城に来た物怖じしない転校生のチェ・ガンイルが現れる。
ある日突然、5年付き合った恋人・清水緑に別れを告げられた俳優・前原瑞樹。どうにかヨリを戻したい一心で、周囲に失恋相談をして回り、ひとまずは1ヶ月後に迎える25歳の誕生日まで待つと決める。しかし、待てど暮らせど清水からはなんの音沙汰もない…。復縁への淡い期待を抱きながら右往左往する男の<愛と執着の30日間>。
1992年、バルセロナオリンピック開催に湧くスペイン。サラゴサの修道院に通う、母親と2人暮らしのセリア。バルセロナからやってきた大人びた転入生のブリサの影響で、新しい音楽、新しい遊びを知り、友人の姉たちともつるむようになる。しかしいつもの仲間とのゲーム中、ブリサに掛けられたある言葉をきっかけに、セリアは母親が決して話そうとしない真実に向き合うことになる。
ある日、誠(安楽涼)の兄が犯罪を犯した。それを苦にした父は自殺し、誠は母親に助けを求めたが、母は助けてはくれなかった。誠は家を飛び出し、自分を傷つけてくれるものを探した。そして、一t人の浮浪者に出会う。彼との出会いをきっかけに、誠の生と向き合う音が静かに響き始める。
唐の時代。時の司法長官、遠山(えんさん)は不審な事件の多い長安の治安の確保にあたっていた。ある日、滅亡寸前の人魚の国から逃げ出してきた皇子、漪下(いか)を捕える。周囲は冷徹な遠山が漪下を殺さないことを不可解に思うが、遠山は漪下に惹かれ、漪下もまた遠山を慕っていた。やがて思いを遂げた二人。しかし決して交わるはずのなかった運命には、相手を心から思うが故の悲劇、そして奇跡が待ち受けているのだった…
無機質な研究所の一室に集められたのは人間と同じ姿をした5匹の実験動物。自分たちを人間だと主張する彼女らに課せられた最後の実験は安楽死。私達は人間です。いいえ、あなた達は実験用マウスです。この物語は彼女らに行われた無慈悲な実験の記録である。
愛する息子ウリのために人生を捧げてきた父アハロンは、田舎町で2人だけの世界を楽しんできた。しかし、別居中の妻タマラは自閉症スペクトラムを抱える息子の将来を心配し、全寮制の支援施設への入所を決める。定収入のないアハロンは養育不適合と判断され、裁判所の決定に従うしかなかった。入所の日、ウリは大好きな父との別れにパニックを起こしてしまう。アハロンは決意した。「息子は自分が守る―」こうして2人の無謀な逃避行が始まった。
人里離れた郊外の廃工場にやってきた撮影クルーたち。低予算映画ながら雰囲気のある大きな廃工場でのロケが実現し、意気揚々とする一同は、順調に撮影を進めていくが、実はその廃工場には、人のはらわたを集める猟奇殺人鬼「はらわたマン」が眠っていた。眠りから覚めたはらわたマンは、ひとりまたひとりと撮影クルーを血祭りにあげていき……。
大学生活最後の夏の思い出を作るため、一台の小さな車で森にやってきた男女4人組。電波も通じない外界と隔離された環境に羽目を外して楽しむ彼らだった…が、突如として森中に響き渡る悲鳴。忍び寄る恐怖の足音。ここはかつて、精神病棟からの脱走者によるチェーンソー惨殺事件という都市伝説が囁かれた死の森だったのだ。姿の見えない謎の殺人鬼から逃げ惑う中、偶然にもキャンプをしている若者たちに出くわす。彼らに助けを求め行動を共にするも、一人、また一人と命を落としていってしまう。果たして、地獄の孤島と化したこの森から生きて帰ることはできるのか…!
フォトジャーナリストのジェイク(リチャード・ハーモン)は、妻と幸せな生活を送っていたが、とある出来事がきっかけで別れてしまう。自暴自棄になったジェイクは仕事を失い、生活のため働き口を探していた。ある日、新聞でふと目に止まった太平洋の離島にあるロッジの監視員の求人広告に応募し、働くこととなる。島には唯一の住人であるベテラン管理人スパーキー(フィリップ・グレンジャー)がいた。スパーキーに仕事を教わりながら、自然の中で写真を撮ることで徐々に心癒されていくジェイクだったが、まもなく彼の撮った写真に奇妙なものが写り込むようになる。やがてそれは、現実となってジェイクに襲い掛かる。
16才のリーズは、親友のフローラを殺した罪に問われ、裁判が始まる。リーズは無罪を主張し、両親も当然ながら、我が娘の無実を信じて何度も法廷に立つ。裁判が進むにつれ、友人の証言などからリーズの交友や私生活が明らかになり、リーズと親友のフローラとの間にも確執が生じていたのでは?殺害の動機があるのでは?と疑われるようになる。リーズの両親は、自分たちの知らない娘の交遊を目の当たりにし、自分の娘がまるで他人であるかのように思えるほど、思い悩んでいる。裁判が続く中、弟のジュールが、ガレージでナイフを見つけた。両親はそのナイフが、フローラを殺害した凶器なのでは?と思い始め、リーズ本人に問いかけるも、リーズはもちろん、「そんなナイフなど知らないし、誰が持ち込んだのかも、誰のものかもわからない」という。果たして、言い渡される判決の内容とは?そして、ラストカットに描かれる《ブレスレットをはずし、自らの足に結びなおす》というリーズの行為が意味するものとは?
小野寺学園の理事長兼生徒を務める真琴。「淫戯をつくして真琴をおとし、嫁にした者を次期校長にする」という先代理事長の遺言により学園中から狙われていたこともあったが、ボディーガード兼恋人の金太狼の活躍により平穏な毎日を取り戻していた。そんなある日、教諭生徒ともに問題児ぞろいの小野寺分校・川加羅分校からの刺客が送り込まれる!真琴への辱め、金太狼への誘惑、恐ろしい罠の数々…真琴と金太狼はおのれの恥技で彼らに打ち勝つことができるのか!?そして敵の本当の目的とは…!?
群馬県高崎市を舞台に高校の卒業式を終えてから始まる、5人の男女の数日間を描いた青春群像劇。幼なじみの美紀と寛子と優斗、クラスメイトの直樹と康太の5人は、高校を卒業してそれぞれが未来への夢や不安を抱えていた。そんな中、美紀の父親が進学のための入学金を持ったまま失踪してしまう。卒業パーティーの一夜をきっかけに衝突しあいながらも友情を育み、自らの人生の新たな一歩を踏み出していく物語。
中学一年生の市川絆星は、同級生の倉持樹をいじめの末に殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、無罪を信じる母親の説得により否認に転じる。少年審判は無罪に相当する「不処分」を決定し、絆星は自由を得るが、世間から激しいバッシングが巻き起こる。果たして、罪を犯したにも関わらず許されてしまった子どもはその罪をどう受け止め、生きていくのか。大人は罪を許された子どもと、どう向き合うのか。
殺し屋組織「アルファ」のウッズマンは、どんな事も待たない殺し屋だ。腕はプロとして一流、コルト22口径を自在に操る。そんな彼がひょんなことからデリヘル嬢の「あさひ」を呼んだ。だが、思うようになかなか来ない。果たして…。
町田カオルの子供を身ごもったサチ。だがカオルは認知してくれない。そんなサチを励ます親友ケイとジャスミン。今日はみんなで旅行に出かけた。一方で、カオルはサチ暗殺のために刺客を放った
ロシア連邦軍を辞め、シベリア抑留者だった祖父の祖国・日本を訪れた元狙撃兵の小野寺(末長敬司)は、ロシア大使館職員ザセーキナ軍曹(延命聡子)に拉致され、自分の元部下であるダディコフ大尉(十管業之助)から、ある秘密の任務を与えられる。それは「特殊作戦の最中に同僚を殺害し、目撃者の美少女・梨沙(吉岡里帆)を連れて脱走した元自衛官・本田(沢大洋)の監視」という、何とも奇妙な任務だった。
片田舎の病院に怪我をして入院した 14 歳の陽(小松未来)。彼女はいつも優しく接してくれていた看護師の弥生(桜井ユキ)に対し、特別な感情を抱き始めていた。だが退院の日、弥生が突然看護師を辞めたことを知る。1 年後、陽は買い物の帰り道で偶然弥生と再会する。そこにいたのは、過去の優しい面影はなく、男たちに身体を売ることで生計を立てている弥生だった。再会後、学校にも家にも居場所がない陽は、吸い寄せられるように弥生に近づくー。
70年代オーストラリアの小さな街。少年パイクレットと友人ルーニーは、ミステリアスな男性サンドーからサーフィンを教えてもらい、のめり込む。少年達はサンドーを人生の師と仰ぐようになるが、ある日、彼らの関係を変える出来事に遭遇する。彼らは次々に大きな波に挑戦していくが、友人だったパイクレットとルーニーは、成長するとともに強いライバル心を燃やすようになっていく。そんな折、パイクレットはある出来事によって、サンド―と対峙し自分の生き方を見つめるようになる…。
イタリア北部・ウーディネ。スターを夢見るロレンツォは、愛情深い里親に引き取られ、トリノからこの町へやって来るが、奇抜な服装で瞬く間に学校で浮いた存在に。クラスのはみ出し者だったブルーとアントニオと意気投合し、3人で友情を育んでいくが、ロレンツォのある行動がきっかけで少しずつ歯車が狂い始める――。
タイ・バンコク。リン (チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は小学1年生の頃から成績はずっとオールA、中学でも常に首席の頭脳明晰な天才女子高生だ。教師である父親との父子家庭で、決して裕福とはいえない生活を送っているリンだったが、優秀な成績が評価されたことで、晴れて国内有数の進学校に授業料の全額免除とランチの無償提供つきの特待奨学生として転入を果たす。転入初日にリンは、勉強はてんで出来ないけれど天真爛漫な明るい性格で女優を目指しているグレース(イッサヤー・ホースワン)と友達になり、勉強を教えることに。しかし中間テスト本番、グレースは教えたはずの問題も解けない始末。見かねたリンは試験の最中に、ある古典的な方法でグレースを助けた。リンのおかげで見事に成績が上がったグレースは大喜び。リンを、彼氏の御曹司パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)の家での祝賀会に誘う。グレースから試験での話を聞き、自らも良い成績を手軽に手に入れたいと考えていたパットは、リンにあるビジネスを持ち掛ける。それはテストの答えと引き換えに、一人一科目につき3千バーツの代金をリンに支払うというもの。渋っていたリンだったが、ピアノの鍵盤においた指の動きからインスピレーションを受け、画期的なカンニング方法を思いつくのだが…。
日本、現代――いじめらっれ子を守る心優しき女子高生・光。3年間の交際を経て、恋人と婚約した青年・陽。被災地にボランティアへ通う青年・健太とその姉・マナ。幸せな日々はいつまでも続くと思われたがある日、人生は一変する。無差別連続殺人事件、何者かによるレイプ、交通事故。予期せぬ悲劇が彼らを襲う。被害者になった者、加害者になった者。大切なものを失った彼らの運命は絡み合い、交差し始める……
トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。
サンフランシスコの小さな南町では保安官ポールが霧の中家に車を走らせている。その時彼は事故で一人の日本人男性の歩行者にぶつかってしまう。同時に日本人のミステリー小説家、アカホリ アヤ(藤谷文子)は彼女の新作、お金儲けのために書いた世界的に有名な「たかべ検査官」シリーズのプレスツアーから逃れるためにサンフランシスコに旅行に来ていた。孤独で精神的に弱っていた彼女はミステリアスなリノから日本人旅行者(北村一輝)と情事を始める。彼女の新しい彼氏はカリスマ性があり、魅力的で、、、しかし不意にスーツケースと謎を残しホテルから消えてしまう。
1981年、刺激のある人生を求め旅するバックパッカー、ヨッシー・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)。彼は2人の友人とガイドと共に、ボリビアのジャングル奥深くにある先住民が住むと言われる秘境の地を目指す。しかし、険しいジャングルを進むうちに、友人の怪我、意見の対立などからグループ内に争いが始まり、4人は2組に分かれて行動することになる。しかし、あるトラブルが起こり、ヨッシーはジャングルにたった1人取り残されてしまう・・・。ヨッシーは、ジャングルに潜む野生生物や自然の脅威に晒され、さらに孤独な闇夜を過ごすことで肉体・精神ともに追いつめられていく。そして、最後は自分との闘いに・・・。果たして、彼の運命は――。
会社経営者の夫ミケーレと豪邸で暮らすエルサは、1人娘のアリスが成人して手を離れ、長年の夢だったフレスコ画の学位取得を目標に研究に打ち込む日々を送っていた。ところがある日、夫が共同経営者に会社を乗っ取られてしまったことが判明。それをきっかけに、仲の良かった夫婦の関係に亀裂が生じはじめ……。
終身雇用を求めて公務員になった男がリストラの対象になってしまったことから巻き起こる騒動を描き、イタリアで大ヒットを記録したコメディドラマ。終身雇用の仕事に就いて安定した人生を送るという子どもの頃からの夢をかなえ、15年前に公務員になった独身男性ケッコ。しかし政府の方針で公務員が削減されることになり、ケッコもその対象になってしまう。それでも公務員の職にしがみつこうとするケッコをどうにか退職に追い込みたいリストラ担当者は、ケッコに僻地への異動を命じ続け、ついには北極圏へと左遷する。
1997年。スケートボードを楽しむ不良グループの1人、コーリー(トビー・ウォレス)は不良仲間と同級生のジョナ(ガリヴァー・マクグラス)をいじめていた。実は2人は幼い時いつも一緒に遊んでいた友人だったが、あることをきっかけに疎遠になっていた。ハロウィンの夜。コーリーの不良仲間たちは変わらずジョナをいじめていたが、そんな状況に飽き飽きしていたコーリーはたまらず仲間の輪からはずれ、ジョナを助ける。ジョナはコーリーを闇夜の中に連れて行くと、そこには、夢とも現実ともつかない世界がひろがっていた。コーリーは怯えながらも、ジョナについていくと、ついに2人が離れることになったある“秘密”が暴かれることになる・・・。
沖縄県立首里高等女学校在学中に女子学徒隊として徴兵された宮城巳知子。日本国陸軍第32軍62師団(石部隊)に従軍。全61名の内33名が戦死する弾雨の中を生き抜く。敗戦後、小学校教諭として永年教育に携わり、退職後第二次世界大戦沖縄戦の「語り部」として反戦平和教育に精力を注ぐ。その宮城巳知子があなたに沖縄戦の真実を語りかける。
ユヅキ、カミオ、リョータ、ショーヤの4人は、ナカニシ先輩とマキヨシ先輩から原付バイクを買ったことをきっかけに、不良の世界にどっぷりはまり込んでいく。拉致やリンチ、監禁、拷問が横行する言葉の通じない世界で、それぞれ生き残りを賭けて戦う彼らだったが……。
失業中だった元軍人のエディ(バンデラス)は、運よくショッピングモールの夜間警備の仕事を得る。その勤務初日、一人の少女が深夜のモールに逃げ込んでくる。すぐに少女の父親だと名乗る男がやってくるが、何かがおかしい。男を追い返したエディはやがてその男の恐ろしい正体を知ることになる。実は少女は父親と名乗る男が率いる犯罪組織に両親を殺され、目撃者として裁判で証言をする予定だったのだ。しかしその前日に、犯罪組織に襲われ命からがら逃げてきたのだ。数時間後、少女を追って重武装した男たちが次々とモールに侵入。外部との通信も遮断され、孤島と化したモールの中で、エディは今日会ったばかりの同僚たちと少女を守るため、犯罪組織と闘うことになる!
浅草レビューのスター水木蘭子の舞台を見物に行った三文小説化小林紋三はその帰り道、奇妙な光景に遭遇します。子供の身体に大人の頭、“一寸法師”が切り落とされた女の生腕を運んでいたのです。そんな時、紋三は美しい人妻百合枝から、義理の娘が姿を消したので、明智小五郎を紹介して欲しいと頼まれます。ところが、明智の話では水木蘭子もまた失踪したというのです!こつ然と姿を消す美女たち。やがて次々と起こる猟奇事件。でも、それはまだ事件の発端にすぎませんでした・・・。
ポランスキーがその目で見て、肌で感じたものは類いまれな才能を持つレーサーの真実だった。生死を賭けて世界一の栄光を目指す。そしてその裏では最愛の人、友を失った悲しみも・・・。それでもステアリングを握り挑み続ける。1970年代、モーターレーシングが最も輝きに満ち溢れていた時代。我々の前に「グローリアス・モナコ」が鮮やかに現れる。40年後、ポランスキーとスチュワートは再会を果たす。彼らは話し合う。それはまさに作品の後書きとなった。
少女は夢に生き、青年は夢を捨てて生きてきた――オペラ歌手を夢見、名門女子高の合唱部でソロを歌う岩田真理子(安藤サクラ)は、ふとしたきっかけで一人の青年(佐々木崇雄)に出会う。大事な楽譜をなくされた真理子は、その償いとして青年に学校帰りのボディガードになってほしいと頼む。次第に親密になっていく二人だったが、青年はいつまでたっても自分の名前を明らかにしない。在日朝鮮人三世、趙聖文(チョ・ソンムン)が彼の名だった。そんななか、真理子は合唱部のソロを降ろされ自暴自棄に。一方、聖文は悪事に手を染めるようになる。互いに惹かれ合いながらも溝が深くなっていく二人・・・・・・。
吉原遊郭「玉菊屋」に売られて来た8歳の少女、きよ葉。女だけの世界で自分も遊女になっていくのが怖いと逃亡を試みるが即座に捕まってしまう。店番の清次は咲かないと言われた吉原の桜が「もし咲いたら」ここを出してやるという。トップ花魁・粧ひの挑発に乗せられ吉原一の花魁になる決意を固めたきよ葉は花魁街道まっしぐらに人気遊女への道を駆け上がっていく。ところがある日、きよ葉は客の惣次郎と激しい恋に落ちる。偽りの愛を売る世界に身をおきながら、唯一、真実の愛を感じられる瞬間に酔いしれるきよ葉。しかし、きよ葉をねたむ花魁・高尾の策略によって惣次郎との仲を引き裂かれてしまう。18歳になったきよ葉は、凄まじい人気を呼んで、誰もが憧れる花魁の座を勝ち得る。やがて身請けを申し出た大名・倉之助の登場で、吉原を出ることに。その当日、咲かないと言われた“吉原の桜”に奇跡が!それを目にしたきよ葉と清次は・・・。
ロスに住む親友のペントハウスを訪ねていたカップル、ジャロッドとエレインは、早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ました。そして、その光を見た友人の一人が、一瞬にして光の中に吸い込まれて姿を消すのを目撃。更に、窓の外に広がる光景に、彼らは呆然と立ちつくす。目前に迫る、これまで見たことのない巨大飛行物体。しかも、それは1機だけでなく、空を埋めるほどの数の飛行物体が、地上から人間を吸い上げていたのだ!しかし、それは絶望的な3日間の始まりにすぎなかった・・・。
母親が凶悪な殺人に手を染めていることに気付き、逃亡を図る少女アリス。偶然に出逢った殺し屋のヒューゴの助けられ、別れた父親のところに向かうが・・・。リュック・ベッソンが発掘したCM出身の映像作家メガトンがスタイリッシュに描くバイオレンスな愛の物語。
ロンドンの夜。モーゼス(ジョン・ボヤーガ)率いるティーンのギャング・グループが、街で女性から金を奪おうとしていたその時、空から小型の隕石らしきものが落ちてきてそばにあった車を直撃した。車の中を覗き込もうとした仲間の1人が、隕石の中から飛び出してきた怪物に襲われたため、彼らはエイリアンの後を追って退治、死骸を持って低所得者用団地へと逃げ込んだ。そこでマリファナ栽培と取引を仕切っているロン(ニック・フロスト)という男にエイリアンの事を告げると、最初は半信半疑であったが、降り注ぐ隕石にただならないものを感じてエイリアン狩りへ乗り出そうとする。さらに、彼らの一団にもう1人、先ほどの路上強盗の被害者であったはずのサム(ジョディ・ウィテカー)も、エイリアンとの戦いに参加すると言い出した。こうして、宇宙から来た怪物から自分らの縄張りを守るべく、街のならず者達による戦いの火蓋が切って落とされるのだった。