サンフランシスコで暮らすカメラマンのクララは、自分の写真を気に入ってくれた年輩の作家ガブリエルと恋に落ちる。クララは幼少期、中米のベリーズのジャングルで暮らしており、その写真に心を動かされたガブリエルの提案で、彼とともに帰郷することに。そして今もジャングルで暮らす祖父オーガストらと久々の再会を果たす。故郷で安らぎを得る一方、クララは洞窟で不安定な状態に陥ったり、謎の影に怯えたりするように。この土地には、太陽神や守護と変身の神、睡蓮のジャガーの化身ワヨブ、スキンウォーカーなどの伝説が残されていた。クララは両親の死を目撃したトラウマから記憶を閉ざしていたが、次第にその真相を思い出しかけていく。さらに石油会社によるジャングル買収計画が進む中、彼女の周囲には陰謀が渦巻き始める。
90年代のブルガリア。少年ダニー、クリス、トニーの3人は、映画館でハリウッドのアクションスター、ジョン・ケラー主演の「ターボコップ」に夢中になっていた。20数年後、映画の音声スタッフとなったダニーは、撮影現場で憧れのケラーと再会する。しかし彼はドラッグに溺れ、かつての輝きも誇りも失っていた。そんな中、ダニーとクリスは、ホテルのバレーサービス係として働くトニーから無理やり借りた高級車で事故を起こしてしまう。事故相手のマフィアに多額の賠償金を強要された3人は、ダニーの撮影現場に忍び込み、制作中の映画フィルムを盗み出す。そのフィルムと引き換えに、3人は映画製作会社に身代金を要求するが…。
マイアミで姉の店を手伝いながらアマチュアのジュエリー作家として活動していたメリッサ。ある日、姉が結婚式で身に着けるはずだった家族由来の”ウィンターローズ”のネックレスを、手違いで買い物客に渡してしまう。カード情報から、その客が有名ジュエリーブランド“ヴェイレア・ジュエリー”のCEOコーデリアだと知り、メリッサは驚く。その会社は、メリッサが憧れ10年前に履歴書を送ったこともある大手ブランドだった。出張前のコーデリアを捕まえ、交換を申し出るメリッサ。しかしネックレスを気に入ったコーデリアから、トップデザイナーのジェイクと新作ブライダルジュエリー開発に取り組むことを、返却の条件として持ちかけられ…。
警察官のウィル・ローレンはかつて悪名高いカルト教団の教祖、ジョン・マラムを射殺したのち、不可解な行動により命を落とした――事件から1年、ウィルの娘であるジェシカは父の不審な死を解明するため、自らも警察官となり、彼が最期に勤務していた旧警察署での深夜勤務を志願する。街はカルト教団の信者たちで溢れかえり、たった一人の夜警はやがて次々と恐ろしい超常現象に見舞われ、ついにジェシカは父の死とカルト教団の恐るべき真相へと近づいていく……。
2022年、戦火に包まれたウクライナ・キーウ近郊の街ブチャ。17歳の聴覚障害を持つ少女オルガは、父ロマン、継母マリーナ、弟サシュコと共に、ロシア軍の侵攻から逃れるため、西部への危険な旅に出ようとしていた。だが突然、彼らの家は敵兵に占拠される。侵入者たちから過酷な扱いを受ける中、オルガは両親の離婚の原因と思っている継母マリーナへの反発を強めていく。しかし、危険分子と見なされた父ロマンに対する侵略者たちの拷問はエスカレートしていき、生と死のはざまに立たされたオルガは全てのわだかまりを捨て、家族を救うために残された力を振り絞るのであった。
香港税関海洋本部の精鋭、チョウは、上司であり良き理解者でもあるチュンと共に、貨物船から大量の軍用武器を押収する。背後に見え隠れするのは、国際的な武器商人“ドクター・ロウ”の影。インターポールと連携し、真相を追って海外へと飛び出すチョウだったが、その裏では国家レベルの陰謀が渦巻いていた。一方、常に冷静な指導者としてチョウを支えてきたチュンは、組織の腐敗と自身の心の病に蝕まれ、深い絶望の淵に立たされていた。殉職、裏切り、そして師弟の絆を切り裂く衝撃の真実。チョウは武器商人の野望を打ち砕き、香港の海に正義を取り戻すことができるのか。戦いの火蓋は、いま切って落とされる。
盲目の剣士・チェン。この男の剣は、音と気配だけで敵を斬り伏せる。ある日、チェンは、無惨にも弟を殺され、復讐を誓う少女と出会った。チェンは、成り行きから少女と長安を目指すことになる。剣を教えることは、憎しみを継がせることなのか?迷いながらも旅を共にする二人の前に新たな強敵が立ちはだかる。因果が連なる世界で、見えぬ剣が選ぶ結末とは―。
修学旅行の前日。セミ(パク・ヘス)は、教室で不思議な夢を見た。胸騒ぎを覚えたセミは学校を抜け出し、想いを寄せるハウン(キム・シウン)の病室へと走る。自転車との衝突で脚をけがしたハウンは、修学旅行を諦めて入院中なのだ。ところが、ふいに見てしまったハウンの手帳の一言に、セミの視線が止まる。“フンババにキスしたい”。夢のせいで不吉な予感から逃れられないセミは、一緒に修学旅行に行こうとハウンを必死で説得し、ビデオカメラを片手に何とか旅費を工面しようとする。しかしどこか煮え切らないハウンの態度に、セミの抑えていた感情がついに溢れ出す。心に秘めてきた想いを、今日こそ伝えたい。焦るセミと、ある事情を抱えるハウン。お互い言葉にならない気持ちを抱えたまま、2人だけの夜が訪れた――。
1916年、戦火のパリ。才能に溢れながらも批評家に認められず作品も売れなかった、酒と混乱の日々を送る芸術家モディリアーニ。キャリアを捨て、この街を去ろうとしたその時、仲間とミューズの存在が彼を引き止める。人生を変える運命とも言うべき“狂気と情熱の3日間”が始まる。その先に待つのは、破滅か、それとも再生か――。画家や彫刻家としてフランス・パリで活動していたが、不摂生な生活による貧困、肺結核、薬物依存などにより若干35歳で亡くなったイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニの濃厚な人生の一部を濃厚に描いた本作。芸術と破滅、愛と再生が交錯する、魂のドラマがスクリーンに甦る。
イタリアの山間の農家で、厳格な信仰のもと暮らすサラ、エステル、ミリアムの三姉妹。ある日、事情を抱えた若い従兄プリモが滞在することになり、彼の存在が姉妹たちの感情を変化させていく。お互いの距離感、交わる一瞬の視線、声を聞いただけで生じる緊張を「罪」として処理しようとするが、感覚は消えない。やがて姉妹それぞれの内面に、抑圧されていた欲望が芽生えはじめる・・・
一緒に暮らしているカップル。部屋に置かれたマットレスからある日、カビが咲く。二人の部屋からラブホテル、病院…各地を転々と彷徨うカビの旅が始まる。カビは旅の途中出会う人々の心臓から近い第五番目の胸椎を奪い、マットレスの中で吸収した背骨と学んできた様々な気持ちで自ら人間のように形を作り上げる。その塊りは静かにカビの、マットレスの深いところに沈む。
子供を連れてフランスへキャンプ旅行へ向かう夫婦家族。楽しい旅行のはずが、道中で出会ったある夫婦との出会いで急展開に。彼らが企む計画とは。。。
窃盗が思わぬ展開になる。男を誘拐した2人の女性は警察に追われながら逃亡する。
あの恐怖の巨大メガロドンは、なぜ現代に蘇ったのか。そしてなぜ人類は、その海域に足を踏み入れてしまったのか。全ての元凶を探るため、クラウス博士を始めとする一行は過去の時代へとタイムスリップ!しかし太古の地球で待っていたのは、メガロドンだけでは無く…。時空を超えシリーズの謎を解き明かす、『ジュラシック・シャーク』シリーズ第4弾!
アミティヴィルで何者かに呪われ、殺人事件を起こしてしまったケリー。彼女が収監された刑務所では、夜な夜な地下女囚残虐ファイトが行われていた。呪いの力でチャンピオンに勝利した彼女は、人類の人工的進化を目論む研究者たちの被検体に選ばれ…
1985年、賞金をチラつかせて若者たちを誘い込むのは、町外れにある不気味な屋敷・ワグナー邸。「一晩過ごせば大金ゲット」 ―― 集まったのは、いつも冴えないビビりのチャーリー、彼が密かに想いを寄せるグウェン、映画オタクのレイミ―、ヤンチャなイギーとその彼女モナ。どこかズレたメンバーで一夜を過ごすだけのはずだったが実はこの屋敷には、元ナチスのイカれ科学者が作り出した、凶悪すぎる“殺戮モンスター”が潜んでいた!果たして彼らはこの悪夢の一夜を生き延びることができるのか…?
金持ち向けトーナメント開催を控えたゴルフ場で、薬剤の影響により突然変異したホリネズミ=デスネズミが大量発生。キャディを次々と血祭りに上げていく。強欲なオーナーは惨劇を隠蔽しようとするが、イカれたキャディたちは凶悪な害獣との全面戦争へ突入する。
とある高校で教師として働く阿川久兵衛。その高校の女子生徒、仁科奈々実。この2人、実は親子だった。久兵衛は七海が小さい頃に離婚。七海は高校進学と同時に母親の海外赴任が決まり、久しぶりに父親と暮らすことに。父親と一緒に暮らした記憶がほとんどない七海は、デリカシーのない父との二人暮らしに嫌気が差している。一方父久兵衛も、突然の娘との共同生活に戸惑っている。久兵衛が同じ高校の教師である和香に想いを寄せていることに気付いた奈々実は、ついに反発し家出を決意。友人数名と、奈々実の母の実家である祖母・都子の家を目指す。一方の久兵衛は和香の力を借りつつ、奈々実を追って都子の家を目指す。都子の家で合流した一同。個性的な都子とその友人と過ごす中で打ち解け合い、お互いを解り合う物語
死んだはずの連続殺人鬼ジャック・フロストがまさかの事故で殺人雪だるまとして蘇った!かつて自分を逮捕した保安官に復讐を誓う雪だるまと、雪だるまの暴走を止めようとする保安官の戦いが今、クリスマスに沸き立つ平和な田舎町で始まる!
第二次大戦後、実は生き延びていたヒトラーは亡命先のガーナから世界征服を企むが、現地の青年アデーがカンフーによってその計画を阻止。ヒトラーも死亡し、世界に再び平和が訪れた、、、はずだった。しかし数年後、ヒトラーはなぜか復活。ガーナの次期大統領選に出馬すると、宣伝大臣ゲッベルスや在ガーナ日本大使・雷電の後押しで瞬く間に国民の心をつかみ、最有力候補になってしまう。この事態に立ち上がったのは、今は亡きアデーの弟アドー。彼は兄譲りのカンフーでガーナを救おうと戦いに挑むが、ヒトラーは想像を絶する恐ろしい変貌を遂げていて…。
世界のムービースター=ジャッキー・チェン。今日もアクション映画の撮影の真っ最中。しかし、現実味のないストーリーに飽き飽きしていた。そんな中、ノア動物園で生まれた赤ちゃんパンダの里親になってほしいという依頼が舞い込む。快諾したジャッキーは、記念イベントに出席するため、マネージャーのデビッドとともに動物園を訪れ、赤ちゃんパンダ“ダーバオ(大宝)”の飼育員シャオジューと知り合う。しかしその頃、チャ・クンをボスとする傭兵軍団が、赤ちゃんパンダを強奪するため島に上陸していた。彼らは、ダーバオを手に入れようとする大富豪に1億ドルで雇われていたのだ。ダーバオを守るため、ジャッキー、デビッド、シャオジューは、傭兵軍団のリーダーであるジェームズたちと激しい攻防を繰り広げる――。
娼婦ばかりが狙われる猟奇殺人が、また今夜も…。見えない殺人鬼が彷徨うこの町は、異様な空気に包まれていた。激しい雨の夜、ある娼婦に奇妙な儀式を施す、熱血占い師マスターホイ。誰でもいいから人を殺したくてたまらないクズな衝動に今日も悩まされる、サイコパス青年シウ。過去に動物虐待容疑で、シウを刑務所にぶち込んだ、刑事ベテランは、疑いの目を常に彼に向けているのだった…。ある日、嫌な予感に導かれ、娼婦の住むアパートに駆け付けたホイ。そこには、配達員として訪れていたシウの姿が…。
シングルマザーの夜見は、体中に痛みを感じながら起きた。手や頭に違和感を感じながら部屋を出る。リビングでは知らない男が母と、息子と食事をしていた。家族だけが居ていいはずの空間に、見たこともない男が座っていた。なぜか母と息子はその男を知っているようだった。夜見を待ち受ける衝撃の結末とは。
昆虫の飼育や標本などを趣味にしている義肢制作者のマルコスは、幼い頃に起こした事故により、大人になった今もそれがトラウマになっている。そんなある日、彼の研究室の家主でもある雇い主アギーレが急死。それはマルコスが飼っていた毒アリが飼育ケースから抜け出し、彼に?みついたからだった。マルコスは遺体を極秘に処理しようとするが、現状を知らず常に口うるさい悪友ペドロの対応に追われ四苦八苦。ちょうどその頃、彼は少年フリオの右腕義肢の制作にも従事していた。一方で、当時の事故で両足をなくして精神も壊れて久しい母に、心を痛め続けていた。さらには外では、ゾンビ映画の撮影が行われていた。そこでマルコスは髪を紫に染めた映画スタッフのアナと親しくなるのだが…。
家族で祝うクリスマスを一家の伝統にしているキャラとエイミー姉妹は、「来年のクリスマスまでに運命の人を見つけよう」と願い事を書いた紙をツリーにかけて約束する。1年後、エイミーの結婚が決まり、式のために実家のあるニューヨークに帰ろうとしていたキャラは、理想の男性チェイスと出会う。だが、不運にも彼の連絡先を紛失。意気消沈していたキャラは、行きつけのカフェで連絡先を失くす原因を作ったマイケルと隣の席に。新聞のライターでクリスマスについての記事を書く仕事を抱えていたマイケルは、ニューヨークのクリスマス・スポットのことなら誰よりも詳しいキャラから情報をもらう代わりに、チェイスを探すキャラの手伝いをすることになるが…。
ジョニーの父は“シャドウ”と呼ばれたボクシングの元チャンピオン。勝利をつかんだことで治安が悪く貧しく荒れた下町から抜け出し、妻と息子ジョニーと暮らしていた。だが借金を抱えてしまった上に妻が癌になり、大金が必要になったことから保険金を得ようと、自死してしまう。残された妻とジョニーは仕方なく父が生まれ育った町に戻り、祖母と暮らし始める。ジョニーは早速、地元の不良たちに目をつけられるが、ジコという男に助けられる。「ギャングになって町の一員になる」というジョニーに対し、ジコは「自分の人生を高めろ」とボクシングを猛トレーニング。父シャドウの血を受け継いだジョニーはメキメキと腕をあげ、タイトルマッチに挑む。
かつて天才子役として名を馳せたパトリックは、未成年との性的虐待疑惑で引退同然に追い込まれる。ほぼ引きこもりで酒に溺れ、抗不安薬が手放せない生活を送っていた彼は、自宅で演技の個人指導をしながら過去の名声で細々と食いつなぐも、家賃滞納で退去を迫られていた。そんな中、姉アニーに連れ出され、姪っ子が演じる「ロミオとジュリエット」を渋々観劇。しかし彼は姪っ子よりもロミオ役を演じていた17歳の少年ジェレマイアの才能に惹かれ、彼の個人指導を買って出ることに。母子家庭のジェレマイアに無償で演技指導を行い始めたパトリックは、彼の心の傷にも触れて通じ合い、師弟関係を深めていく。だが指導に熱中し、演技の流れでキスしたことから強く拒絶され…。
高額予算のハリウッド映画を撮るのが夢だったと語るブライアン監督は、何年も前に友人のマーク・ライデル監督と構想した台本なしの低予算映画「シニア・アントラージュ」の撮影を開始する。ハリウッドから老若男女多様な出演者を集めたものの、台詞や台本がない現場に、出演者たちは戸惑いながらも撮影は進行。撮影現場では俳優たちの素顔のリアクションや明け透けなトークが飛び交い、“作品を完成させる”という目的よりも、彼らの関係性や撮る側と撮られる側のズレ、年齢を重ねた俳優たちの自由奔放な振る舞いや人生観が映し出される。
スペイン人のカルロスは家族を代表して、母の親友イサベルの娘の結婚式に参列するよう強要まがいに頼まれる。そこで、地元サッカー・チームの監督を解任されたばかりで落ち込んでいる友人のゴンサロを伴いニューヨーク、正確にはNY対岸にあるニュージャージー州ニューアークのガリシア人が多く住むという“リトル・ガリシア”へ赴くことに。カルロスの魂胆は、ゴンサロを自分と偽らせて式に出席させ、自身はかつての恋人と、その間に生まれた未だ見ぬ娘に会うことにあった。ゴンサロはイサベルらにバレることなく合流を果たすが、何と直前になって式は先方の心変わりで中止の通告。一方、カルロスも知らされていた住所に元恋人は住んでおらず…。
2036年の荒廃したカリフォルニア。人里離れた山奥で孤独に暮らすアレクサンダーは、謎の男からの手紙を受け取る。そこには「弟よ、帰ってこい」と書かれていた。しかし兄のエドウィンはやむなく人を殺し、村の掟で10年前に処刑されたはずだった。まさかと思いながらも、その言葉に何か真実を感じたアレクサンダーは、雪深い荒野を越える過酷な旅に出る。そして遂に故郷へたどり着くと、そこにはかつてのように賑わう村があり、兄が妻のケイトや村人たちと幸せに暮らしていた。戸惑いつつも再会を喜び合うが、兄は処刑直前にアレクサンダーの手引きで逃げ延びていたと言い、自身の記憶との違いに混乱する。
無名のミュージシャン、アンドリュー・コール。子どもの頃にいじめを受けた過去を抱える彼はその苦しみを「曲」で表現して、いじめ防止キャンペーンとして広めようと決意する。世界中にキャンペーンを広めようとしても無名の自分では世間に見向きもされないと思った彼は、「We are the World」を参考に、憧れていた著名ミュージシャンや俳優たちを協力者として仲間に引き入れようと何ヵ月もロサンゼルス中を奔走する。多くの拒絶と挫折を経験するアンドリューだったが、俳優ジェフ・ゴールドブラムとの出会いをきっかけに、彼の活動に共感した“スター”たちが彼とのコラボレーションに応じ始める。
殺し屋ブーンは、人生の分岐点に立っていた。長年、ギャングのボス・ジェドの依頼を受け、裏社会の仕事を淡々とこなしてきた彼だったが、突然の交通事故で兄弟とその家族を失う。残されたのは、病に伏す父と認知症を患う母。両親を養うために人を殺し続けるという矛盾に、ブーンの心は激しく揺れていた。兄弟家族の葬儀の日、ブーンはジェドから新たな命令を受ける。それは、ジェド自身の殺害現場を目撃し、“赤い石”を持って逃走した少年モトリーを始末せよ、というものだった。冷静に追跡を進め、モトリーを追い詰めていくブーン。しかし同行していたジェドの部下ハッチが、モトリーを保護していたFBI捜査官を殺害し、事態は一気に混迷を深める。錯綜する状況の中、ついにモトリーを確保したブーンは、避けられない決断の瞬間を迎えることになる。
近未来のアメリカ。極右体制の支配下で、白人・シスジェンダー・キリスト教徒以外の人々は体にバーコードを刻まれ、監視と迫害を受ける社会となっていた。イスラム教徒のザビと恋人のデビット、サラと恋人のジャレットは、国境近くの農場に身を潜め、カナダへの脱出を計画していた。そのため、農場の持ち主で民兵組織“ボランティア団”の一員でもあるゲイブを監禁し、機会をうかがっていた。ある日、サラは検問所付近で2人のボランティア団員に暴行を受けていた青年アールジェイを救い、農場へ連れ帰る。しかし、彼女が殺害した団員の遺体が発見されたことで、彼らに目をつけられ、農場には緊張が走る。やがてアールジェイの処遇や逃亡計画をめぐって仲間の意見が対立する中、ボランティア団の包囲が農場へと迫っていく。
アラフィフで大企業のCEOチャールズは、別会社の社長で美しい妻エミリーと娘ケイティと幸福な生活を送っていた。妻とは夜の生活も順調だが、結婚生活も17年目となり変化を求めた彼は、秘書のジョハナとの浮気も楽しんでいた。しかし、チャールズに本気になったジョハナが結婚を求めてきたことから、離婚はできないと明言。ジョハナがセクハラ訴訟をチラつかせ、チャールズは会長や取締役会に報告せざるを得なくなる。ジョハナ側の弁護士から莫大な和解金を求められたうえ、役職解任の危機にも陥ったチャールズは、とうとう妻にも打ち明ける決意を固める。しかしエミリーは夫の浮気をとうの昔に気づいており、その仕返しに部下のオリバーとの浮気を楽しんでいた。
成績ゼロの新人・斎藤は、敏腕課長・彩也香と一週間の営業同行を命じられる。圧倒的な営業力に圧倒されながらも初契約を掴んだ夜、酔った彩也香を自宅へ送り届けたことをきっかけに二人の関係は一線を越える。秘密を共有した二人は、同行や残業を口実に密会を重ねていく。仕事と欲望が交錯する中、主従が逆転する危うい関係の行方は…!?
「戦争中のサラエボにU2を呼びたい」一人のクレイジーなアイデアが不可能を現実に。「過去を忘れて、未来にキスを、サラエボ万歳!」。U2が1997年9月23日、4万5千人を前にサラエボで行ったライブは、今も語り継がれている。かつてサラエボの人々は民族・宗教に関係なく共存していたが、紛争は人々を引き裂いていた。このライブは、そんな人々を音楽の力で再び一つにするものだった。本作は、U2がボスニア紛争終結後にサラエボでライブをする約束を果たすまでを追ったベン・アフレックとマット・デイモンがプロデュースしたドキュメンタリーだ。
1971年、カリフォルニア州バークレーにアメリカで初めて、地域の農家と食べ手を直接つなぐフランス料理店「シェ・パニース」が開店した。旬を生かした料理と気取らないあたたかさで客をもてなし、予約の取れない人気店となった「シェ・パニース」。その在り方はのちに「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」というコンセプトに発展し、世界中で知られるようになる。そんな「シェ・パニース」のオーナーシェフの名前は、アリス・ウォータース。半世紀をかけて、世界中の料理人と教育者に影響を与え、「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるようになった。2023年、アリスの集大成となる書籍『スローフード宣言 ― 食べることは生きること ―』(海士の風)の出版1周年を記念して、著者来日ツアーが開催された。アリスが日本各地を訪れ、学校給食を味わい、大地の守り手である生産者、料理人と触れ合っていく。そこで語られる力強い言葉と、彼女のまなざしが日本の「美しさ」を浮き彫りにする。日本、そして彼女の拠点であるカリフォルニア・バークレーでの取材を通じて、「おいしい革命」の探求へと向かう。未来につなぐための映画は、きっとあらゆる人の食卓を変えていく。
カリフォルニアのビーチで女子バレーボールの大会が行われることになった。大会に備え海岸近くのジャッキーの家に泊まることになった彼女とチームメートたち。厳しい練習を終えパーティーを楽しんでいたが、その裏ではサメによる被害者が続出していた。やがて思い出される3年前に発生した突然変異によって巨大化したサメの襲撃事件。しかし被害者の口から語られたのは「飛んできたサメに襲われた」という衝撃の言葉だった―。
新宿コリアンタウン。在日韓国人のミンジョンは親友の美奈に誘われ、小遣い稼ぎのつもりでシンバン=巫女を始める。やがて、彼女に救いを求める人の数はどんどん増え、それは彼女を教祖とする宗教団体“真教・神の水”となっていく。喪失感と閉塞感、混乱と混沌、不信と不安……。“今”を生きる多様な人々が織りなす人間模様と、自然から放射される生命力が同じ目線で描かれ、善と悪、陰と陽、聖と俗が絶妙なバランスでスクリーンに息づき、神秘的で力強い映像が観る者の心に浸透していく。
京都HipHopのスケッチ風映画、気まま過ぎる沖縄でのドキュメント、蒼井そら・村上淳主演の異次元ラブストーリーの東京。切り口も内容も全く違う3つの世界。ほんのり過激でスペシャル気ままな、自由奔放映画。
英語力ゼロだが度胸は花マルのスーパーギャル、ニューヨーク上陸。気のいいリムジンドライバー“マリーク”オールアメリカンスタッフと共に創り上げた、ハイパーボーダレスムービー。現役ギャルの仲裕賀子,ウルトラベーシストTMスティーブンス、JUK FOODの鬼丸の絶妙のアンサンブルで、観た後に元気が涌き上がるエンターテイメント。
黒社会に生きる孤独な男チェンはボス殺しの犯人の息子を人質として捕らえるため、彼が通うとされる小学校に用務員として潜入する。そこで心を閉ざし言葉を発さない少年ラムに、校内を詮索しているところを見られてしまい、自分は警察官で内密に捜査をしているので秘密にしてほしいとお願いする。ある日、クラス旅行ではぐれてしまったラムをチェンが助けたことから、二人の距離は縮まり、身寄りがない者同士が心を通わせるも…。
インターポールがタイの黄金の三角地帯の麻薬基地を一掃することに成功。組織は大打撃により資金源を失い、報復としてインターポールに宣戦布告をする。その攻撃によりインターポールの局員13名が殺され、窮地に陥った香港警察は超法規のプロフェッショナル・チーム”エンジェル“に組織壊滅を依頼する。ボスのジョは凄腕の三人、西城、エレイ、ムを招集し、エンジェルは熾烈な戦いへ突入していく―。
冒険を終え、引退した胡八一(フー・バーイー)は、旧友・明叔(ミンシュウ)の依頼で南海へ真珠の引き上げに向かう。だが航海中に嵐に巻き込まれ、仲間たちとともに海へと沈む。彼らが辿り着いたのは、海底に沈む千年の古代王国の遺跡だった。そこには無数の罠と謎、そして巨大な深海の怪物が待ち受けていた。胡八一たちは力を合わせ、命を懸けた脱出を試みる。知恵と勇気、仲間との絆が試される、海底サバイバル・アドベンチャーが幕を開ける!
旅行作家の鍾明は、島でのイベント取材のため、漁師・陳越の船で海へ出た。だが到着したその島では、深海から現れた巨大な海蛇が出現し、人々を次々と襲い始める。助けも来ず、連絡手段も絶たれた中、島はパニックに陥る。鍾明と陳越(チェン・ユエ)は力を合わせ、生存者を守りながら脱出を試みるが、怪物の脅威は容赦なく迫る。裏切り、混乱、そして希望――最後に信じられるのは自分の決断だけ。命を懸けた脱出劇が、いま始まる。
引退を悩むストリッパーのミサキと、街のはずれの小さな喫茶店でミサキのファンによって結成された官能小説の朗読会チーム。ある日、恋に悩む内気な女子高生・葉子が喫茶店にやって来て…。不思議な出会いで、忘れていた気持ちを思い出す、静かな街のある1日。
この作品は、「化学物質過敏症」をテーマにした、事実を基にしたフィクションドラマである。日本の郊外の団地に住む、家族「A」。Aたちは、2016年2月から、階下に住む家族「B」の家から来るタバコの煙害に苦しめられていた。「化学物質過敏症 / Multiple Chemical Sensitivity (MCS)」を発症したとして医師から診断書を貰い、Bに対し4500万円の賠償を請求する裁判が始まった。社会から取り残された3人の原告家族「A」と主張の違う3人の被告家族「B」。それぞれの主観を通して「化学物質過敏症」が引き起こす様々な問題や分断を描く。
昭和と平成を震撼させた逃走劇が、令和の時代に新たに問いを投げかける。福田和子の人生を通じて浮かび上がる社会の闇と光、人間の弱さと強さ。
18歳の小山内は、大学合格の通知を受け取った日に、特殊詐欺の被害に遭い多額の借金を背負った父親が自殺。進学を諦め、金策に走る彼が始めたのは、父親を追い詰めた“闇バイト”だった…。 ある日、最も高額な報酬が見込める拉致工作に参加した小山内だったが、そのバイトにはいつの間にかターゲットである若林桜子の殺害&遺棄までもが追加されていた――。 森の中まで運び、いよいよ殺害しようとしたその時…!! 前代未聞、モンパニアドベンチャーバトル開幕!
深夜のニューヨーク、スタテン島フェリーに乗り合わせた乗客たち。だが船内には、異様な存在が潜んでいた――無邪気な姿はやがて狂気に変貌し、閉ざされた船上で惨劇が始まる。逃げ場を失った人々は、恐怖と血に染まる悪夢の航海へと巻き込まれていく…
欲望渦巻く眠らない街・ソウルの繁華街で、ミソン(ハン・ソヒ)とドギョン(チョン・ジョンソ)は日々生き延びるために必死に金を工面していた。「昼は働き夜は眠る」――そんな普通の生活を夢見る二人は、その第一歩として、ミソンが勤めるフラワーショップの事業を継ぐという目標を達成する日も目前に迫っていた。しかし、夢が叶おうとしたまさにその時、ある人物から騙されていたことがわかり、すべてが粉々に砕け散る。追い詰められていく二人は、クラブを経営するト社長(キム・ソンチョル)がソウル近郊のどこかに大金を隠しているという情報をつかむ。一攫千金の大チャンスを目の前にした二人は、人生を懸けた危険極まりない大勝負に乗り出した――!
真面目だけが取り柄の学生ランスは、儚げな美しさを纏う同級生マユミに密かな憧れを抱いていた。物理の課題をきっかけに急接近した二人は、ある夜、ランスの部屋で初めて身体を重ねる。マユミとの情事に溺れ、有頂天になるランス。彼は彼女の孤独な生い立ちや複雑な家庭環境を知るにつれ、自分が彼女を守り、支えるのだと心に誓う。マユミもまた、ランスの献身的な愛に、閉ざしていた心を少しずつ開き始めていた。しかし、愛されることに臆病な彼女の綻びを、ランスの友人ブライアンは見逃さなかった。ある晩、ランスは偶然にも、マユミとブライアンが激しく求め合う姿を目撃してしまう。信じていた絆が音を立てて崩れ、ランスは深い絶望と嫉妬に引き裂かれるのだが―。
巨大地震で街は一瞬にして崩壊し、瓦礫と混乱が広がる中、二人の姉妹は離れ離れになった両親を捜すため危険地帯へ向かう。だが、救助が届かない無法地帯では凶悪な強盗団が暗躍し、生存者を容赦なく襲っていた。絶え間なく続く余震が続き、崩れ落ちる建物が行く手を阻む中、姉妹は災害と犯罪という二重の脅威に追い詰められていく。家族を取り戻すため、極限状況で次々と選択を迫られ、ついに後戻りできない決断を下す――。
山のキャンプ場を営む典子の元に突然の来訪者がやって来る。それは、1年前に少年院を出所した甥っ子のユウキ。ユウキは、典子の姉である母親を探していると、このキャンプ場にやってきたが、典子が義理の兄に電話すると、ユウキと義理の兄はうまくいっていないとのこと。ユウキにキャンプ場でバイトをさせてあげ、「私にできることは、あなたの話を聞くことだけ」と寄り添う典子は、近所に住む明夫によると、人の表情を読み取るのが苦手で、言葉が大事。「世界の見方は皆同じじゃない」と言う典子に、次第に心を許していくユウキ。そんなある日、典子の息子でユウキの同い年の従兄弟である健二が、大学の友達とキャンプにやってくる。森の植物や星など、ユウキと由香理が共通の話題で盛り上がるのを見て嫉妬した健二は…
「フランスのテレビ番組のためにドキュメント・フィルムを撮らせてほしい」1983年、デヴィッド・シルヴィアンのレコーディングに立ち会うため、ベルリンに滞在していた坂本龍一のもとを訪れた監督、エリザベス・レナードはこう告げた。それから1984年5月。坂本が4枚目のソロアルバム『音楽図鑑』を制作し始めた頃、東京でわずか1週間という短期間で撮影が行われた。レナード監督を含めた6名の小さなチームは、日本という国を、東京という街を、そして坂本龍一という音楽家を記録した。完成後の1985年には、ロッテルダム、ロカルノ、サンパウロなどの国際映画祭で上映、日本では同年6月9日に第1回東京国際映画祭で上映された。1986年、フランスでテレビ放映されたのち、発売されたVHSとDVDも長らく入手困難な状況が続いていたが、近年になり倉庫に眠っていた16mmフィルムが発見され、修復を経てデジタル化が実現した。この60分余りの映像には、坂本の貴重なインタビューやスタジオでのレコーディング風景に加え、彼が出演したCM、YMOの散開コンサート、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』(83)の印象的な一場面などが収められている。渋谷スクランブル交差点、新宿アルタ、原宿の竹の子族……80年代の息づくような東京の景色とともに映し出されるのは、幼少期の記憶、変わりゆく文化と社会、創作のプロセス、そして自らが追い求める音楽について語る、当時32歳の坂本の姿だ。育った街に耳を澄まし、時代の流れを感じながら、彼はどのような未来を見つめていたのか――今もなお人々の心に生き続ける世界的音楽家・坂本龍一、若き日のポートレートを通して《東京の音》を体感できる幻のドキュメンタリーが、約40年の時を経てついに4Kレストア版で蘇る。※本作品は4K対応作品ではございません。