「パラダイスとエンド」離婚することが受け入れ難い男のところに女子高生がやってきて誘拐してくれと頼まれてしまう。「正義の人たち」好意を寄せている同僚女性の腕の包帯を見て、その彼氏のDVが原因だと思った男は冷徹非情な姉と共に、カップルが同棲している家に乗り込む。「シガレット」同級生ジョウの葬式に集まった五人の帰り道。ジョウの彼女だったり、彼女に好意を寄せる親友だったり、それぞれの想いが交錯する。「からまる蛇」ある若い夫婦に二十万円の請求書が届く。それは旦那が落とした百万円を拾った人物からのお礼の請求書だった。旦那は無視を決め込むが・・・。
グルメ雑誌「月刊食べるん」編集部の創刊号完成打ち上げの席で、ホルモンは「牛」か「豚」か、論争が巻き起こり、険悪なムードに。新人記者、美濃遥海(みのうはるみ)は、編集長の一声で、その発祥を調べることになった。遥海は、大好きな豚ホルモンの記事を書ける、と意気込むも、季節はずれの落雷に見舞われた。気が付くと、そこは見慣れぬ町並みの随分とレトロなラーメン屋。お金もスマホも使えず、遥海は困惑していた。そこへ助けの手を差し伸べた親子があった。北海道から高崎へ流れてきた井野光男と妻の咲子、娘の華の3人だった。やがて、遥海はここが昭和30年代の高崎と知ることとなるー。
非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴール。イギリス植民地時代のインドを生きたこの大詩人は、詩だけでなく歌も作っており、その数は二千曲以上にものぼります。「タゴール・ソング」と総称されるその歌々はベンガルの自然、祈り、愛、喜び、悲しみなどを主題とし、ベンガル人の生活を彩りました。そしてタゴール・ソングは100年以上の時を超えた今もなお、ベンガルの人々に深く愛されています。なぜベンガル人はタゴールの歌にこれほど心を惹かれるのでしょうか。歌が生きるインド、バングラデシュの地を旅しながらその魅力を掘り起こすドキュメンタリー。
2020年3月。山梨県で代行運転の仕事が遂になくなってしまった。コロナ禍で働き口がない中で、注目されてきたの自転車配達員の仕事。いつでも気軽に始められる自転車配達員に飛びついた青柳監督は、家族が止めるのも聞かずに新型コロナウイルス感染者数が増えていた東京に向かう。緊急事態宣言下に入っていた東京で、青柳監督は自転車配達員として働きながら、自らと東京の今を撮影し始めた。働くということとは?“あたらしい日常”を生きることとは?あらわになった“焼け野原の東京”を自転車配達員の視点で疾走する路上労働ドキュメンタリーが爆誕!
2021年、自殺者の報道は小・中学生にまでおよび、仕事を失った後もセーフティーネットに辿り着けなかったり、世間体を気にして生活保護を拒否する人、餓死する人が見つかるなど、テレビや新聞では暗いニュースが溢れています。今や子どもまで世間や周りの人々に合わせすぎて生きづらくなっているそんな時代。世間から見ればただのホームレス。アルミ缶集めや清掃の仕事に行き、必要なものは自分で作り、余計なものは持たず2001年より河川敷に住む場所を作り、そして様々なな人が集まる、一貫したきれいな、こじらせない生き方を続けている。さどヤン。撮影期間3年、その中では台風による高潮で何もかも流されるなど予測のつかないアクシデント等が映し出される。しかし主人公のさどヤンは何事もなかったかのように小屋を作り始める・・・。混迷の時代に活きるヒントを与えてくれる普遍性があり、そして人生に正解を求める人にぜひ観て欲しい映画の誕生です。
父親が事故で死亡した翌年、シャロンが5歳の時に、母親とケンカをした15歳の姉レイヴンが家出。懸命に捜索するも、行方不明のまま27年の時が過ぎた。産科医となったシャロンは、建設中の母子センターの管理責任者として、寄付金集めを行いながら忙しく働き、プライベートでは恋人の市議会議員デヴと充実した日々を送っていた。しかし、シャロンは母親を病気で亡くしてから、レイヴンを頻繁に思い返すようになると同時に、家族を失ったトラウマから、家庭を持つことを恐れていた。それを気にかけたデヴが、レイヴン捜しを開始。すると運転免許の再申請履歴から、彼女らしき女性の住所が判明する。すぐさまシャロンとデヴはその家を訪ねてみるのだが…。
交通事故で恋人のジェイミーを亡くしてから、喪失感と後悔に苛まれる日々を送るカメラマンのニック。そんな彼のもとに、従兄弟レニーの女友達イングリッドがドラッグを求めて訪ねてくる。出会った瞬間に惹かれ合った2人は、衝動的に肌を重ねてしまう。翌日ニックのもとへ、再びイングリッドが訪ねてくる。レニーや友人たちに2人の関係がバレることを懸念するニックだったが、イングリッドに身体だけの関係を提案され、ニックは同意。そしてジェイミーとの過去を忘れようとするかのごとく、イングリッドとの淫らな関係に溺れていく。2人の関係はセックスとドラッグを繰り返す日々となり…。
薬物中毒で落ちぶれたサニー。妻のジェンとやり直したい彼は、結婚記念日にもう一度会いたいと、ペンダントを用意してその日を待ち焦がれていた。しかし妻の携帯番号へ電話するも、一向に繋がることはなく会えずじまいだった。そんな時、ふと目にしたデリバリーヘルスの広告の女が、妻と似ていたことから部屋へ呼んだサニー。しかし、現れたのは全くの別人女性でキャンセルを依頼。しかし料金を支払えと用心棒と押し問答になり、挙げ句の果てにペンダントを奪われてしまう。すぐさま男たちのあとを追うサニーだったが、とあるクラブを見つけると、そこには広告の女がいて…。
自分とは不釣り合いすぎる美しい妻キャロルと、可愛い2人の娘を持つサラリーマンのポール。人並みのストレスは抱えつつも、それなりに幸せな人生を送ってきたつもりだった。その夜、日課のジョギングに出るまでは…。人気のない道を走りながら、人間関係について思いを巡らすポールは、常に自分を下に見て、バカにした態度で接する同僚のマルコムと、夜の営みを拒み続ける妻の浮気を疑い始めていた。そしてふと我に返ると、見知らぬ車に追いかけられていたことに気づく。
患者の最期を看取るホスピスの仕事で、疲弊していた若き医学生のジョーンズが心臓移植部に異動。2年前、父親を亡くした悲しみから抜け出せない彼は、この異動により患者の命を救うことに尽力できると喜んでいた。だが、世話を任された元・駐シリア大使のクリスは、現地でのテロ事件に巻き込まれ娘を失い、妻をレイプされ、心身ともにひどい傷を負い、生きることを拒否。誰が話しかけても口を開くことは決してなかった。何としてでもクリスの命を救いたいジョーンズは、辛抱強く彼を介護。ある日、病室の床に置かれていた本の裏表紙に、クリスからの暗号ともとれる“危険”と書かれた文字を見つけたジョーンズは、クリスについて改めて調べることに。さらに、彼の妻にも接触を試みるのだが…。
日本返還直前の沖縄で、製糖工場に勤める男、ギルー(小林薫)は、西原親方(平良進)の養女マレー(青山知可子)を誘い出し関係を持つが、そのことが親方に知られてしまう。また、マレーが豚の化身であることを知ってしまったギルーは親方の怒りを買い、妹のチルー(戸川純)の助言で運玉森に身を隠す。ギルーは森の妖怪キジムナー(宮里榮弘)から特殊な手術を受け、超能力を授かり、義賊・ウンタマギルーとなって米軍倉庫や悪徳動物商会から武器や食料を盗んでは、独立派のゲリラや貧しい村人に分け与え、島中の人気者となる。そんなギルーを題材とした芝居に本人役で出演中、西原親方の槍が命中し、ギルーの超能力は失われてしまう。月日が流れ、製糖所ではギルーそっくりなサンラー(小林薫)が働いており、マレーも居る。そこに親方が現れて、沖縄の日本復帰を告げ、マレーを道連れにダイナマイトで自爆する。
1955年、ブラジルの小さな町コンゴーニャスで雑貨店を営んでいた無学のホセ・アリゴーはある日、夢を見る。そこに現れたドイツ人医師アドルフ・フリッツは、彼に人々を治療するように諭した。やがて、何かに憑かれたようにアリゴーは病に冒された人々に対し、あるときはメスを使い、あるときは素手で患部を鮮やかに取り除いた。身体の痛みや困難、白内障からガンまでを完治させ、次々と奇蹟を起こしていく。やがてアリゴーの“心霊手術”は国中で話題となり、多くの人々が彼のもとに詰め掛けるが、教会や医師会は彼を告発。逮捕されたアリゴーは裁判にかけられるが、彼を救ったのは彼に癒された民衆の力だった…。
南仏モンペリエを見渡すアパルトマン最上階、向かい合う互いの部屋を行き来して暮らす隣人同士のニナとマドレーヌは、実は長年密かに愛し合ってきた恋人同士。マドレーヌは不幸な結婚の末に夫が先立ち、子供たちもいまは独立、家族との思い出の品や美しいインテリアに囲まれながら心地よく静かな引退生活を送っている。2人の望みはアパルトマンを売ったお金で共にローマに移住すること。だが子供たちに真実を伝えられないまま、時間だけが過ぎていく。そして突如マドレーヌに訪れた悲劇により、2人はやがて家族や周囲を巻き込んで、究極の選択を迫られることになる…。
なぜ、私は辛い恋愛ばかり繰り返してしまうんだろう―。うつ病の母親に振り回され家庭の温もりを知らずに育ったキキは、やがて心の隙間を埋めるためセックスとアルコールに溺れるようになる。フラフラの頭で現実から逃れ、心の隙間を埋めるように人肌を求める。男でも女でも関係ない。身体を這う指先が優しければ、それでよかった。愛とは足を開くこと、そう信じていたから。30歳を目前に控え、キキは自身と向き合うため自伝的小説を書き始める。しかし、筆は思うように進まない。不倫相手の姿が頭をよぎる。大学教授のチェッキーとは原稿のアドバイスをもらううちに肉体関係を持つようになった。20歳も年上の既婚者。決して、自分のものにならない男。でも、どうしても諦められない―。報われない恋への執着から、感情を抑えられなくなったキキはチェッキーの自宅を訪れ、大胆にも彼を誘惑する。しかし、肉欲のまま自分を突き上げている彼に離婚を迫った途端、チェッキーは真顔になり、キキを部屋から追い出すのだった。待ち合わせをすっぽかされ、落ち込むキキ。そんな彼女の目の前に、パティシエのミカエルが現れる。ミカエルは、安定した信頼関係を求めながら他人と繋がりを持つことを怖れるキキの複雑な心を理解し、彼女を深い愛情で包み込んだ。チェッキーへの腹いせでミカエルを唆したキキは、今まで味わったことのない絶頂感に戸惑ってしまう。本当の愛に気付きはじめたキキ。キキは、家に来てキキの原稿を出版社に取り付けたと言うチェッキーとの別れを感じていた。
絶賛スランプ中の若手脚本家・加藤(成田凌)。映画の企画を持ち込んでもまったく手ごたえがなく、悶々と悩む日々を過ごしている。恋人の愛犬・ケルベロスのペットフード「犬人間」を買いに出かけたはずが、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込む。妖しげな人妻・惠子(前田敦子)と出会い、創作意欲が湧き始めるのだが……。
2020年4月、新型コロナウイルス感染拡大を受けての緊急事態宣言が発令。人が消えた首都圏の街並みを映像作家・モリカツヒコは毎晩撮り続けた。この2度と見られない景色、時代の記録を収めたショートフィルムが「silence in TOKYO」。H ZETT Mはこの作品の音楽と演奏パフォーマンスで参加し、アントニン・ドヴォルザークの楽曲「遠き山に日は落ちて」のフレーズを引用したオリジナル曲「Silence in Tokyo」で映像を彩っている。また本作には、街の風景を窓から見つめる女性も登場。この女性を本田翼が演じている。本作は短編映画祭「Short Shorts Film Festival & Asia 2022」にてCinematic Tokyo部門に入選した。
廃病院で都市伝説のエレベーター・ゲームをした親友ジーナが失踪を遂げて以来、女子大生のチャンは閉所恐怖症でエレベーターに乗れず、悪夢にうなされる日々を送っていた。事件から1年、ジーナと密かに関係を持っていたチャンの義父は、ジーナを助け出すためにひとり廃病院を訪れていた。危険な状況にある義父を助けるためにチャンは廃病院のエレベーターへと駆けつけるが、そのエレベーターは恐ろしい闇の世界への扉だった――。
ベトナムのジュース屋台には必ずといっていいほど貼られているサトウキビ・ジュースを持つ女のポスター。その裏にはある不運な女優の存在があった。サトウキビ・ジュースの女、悪魔と取引したマジシャン、死んだ少女の遺骨を探す霊能者――。この世に浮遊する迷える霊魂たちの恐ろしい都市伝説が今、交錯する3つのストーリーで明らかになる――。
1960年代の激動の韓国。大統領官邸“青瓦台”のある孝子洞で理髪店を営む平凡な男ソン・ハンモ。美しい妻とかわいい息子に囲まれて幸せな日々を送るソンだったが、ふとした事件をきっかけに大統領の専属理髪師に選ばれる。これによって思いがけずも、ソンは権力をめぐる政争の渦に巻き込まれてしまうのだった…。
滞在していたシンガボールで、診療ミスにより我が子を失ったアシュリー。医師から今後、子供を授かることができないと告げられ、ショックのあまり鬱状態になってしまう。悲しみに囚われ続けるアシュリーを心配した夫ビルは、彼女の心が癒えるよう故郷アメリカのミネソタ州に戻ることを決意。帰国したものの家に引き籠るアシュリーは、インドネシア人家政婦のシティにある相談を持ちかける。近所に住む親友ナオミの誘いによって徐々に元気を取り戻したかに見えるアシュリーだったが、その裏でシティとある計画を実行していた。立ち直りを見せる妻に安堵したビルだったが、その頃から家の中で異変を感じるようになる。
5歳の愛娘を何者かに殺されたライアン。捜査に当たる警察はなかなか犯人を挙げることもできず、彼の苛立ちは募るばかり。ある日、犬を連れて近所を散歩していたライアンは、近所の一軒の家で犬が激しく吠え立てたのを見て、この家に住む男こそが娘の命を奪ったのではと直感し、通報する。担当刑事は家宅捜査を行うが、証拠は全く出ず、ライアンは逆にたしなめられてしまう。だが、男が犯人と確信したライアンは、その日から彼を監視する毎日。あまりの執着ぶりに妻のジェシーは家を出てしまう。ライアンはそれでも一人監視を続け、ついに自らの手で制裁しようと企てる。その頃、近隣で新たに5歳の少女が失踪する事件が発生する。
ジェシカは弁護士の夫ラーズと、息子ダニーの親権を巡り離婚係争中。そんな中、ジェシカは仕事で赴いた先で魅力的なハリーと出会い、甘い一夜を過ごす。しかし翌朝、ハリーはいきなり7万ドルを要求。彼はラーズに雇われた男で、昨夜の秘め事を隠し撮りしていたのだ。情事の際に薬も飲まされていたジェシカは万事休すで、絶縁していた双子の姉アリーから金を工面する。アリーはハリーと寝たのが自分であると偽り、逆に彼を脅迫。その代償として、彼女はジェシカにメキシコである荷物を自分になりきり受け取るよう要請する。やむなく実行に移したジェシカだったが、まもなくして警察が彼女のもとを訪れ、父親が何者かに殺害されたことを告げられる。
霊能者のニナは、障碍を持つ息子ヒューゴと認知症の母を抱えるシングルマザー。ある日、近辺の再開発を手掛けるサラリーマンのダニエルと出会い、彼の霊視をすることに。大きな成功を手にする一方で、霊が憑いているとダニエルに告げると、彼は亡くなった妻マギーの霊と話がしたいと言い出す。高額な料金にもかかわらず依頼する顧客の出現に、始めはよかれと思っていたニナ。ヒューゴを通わせる私立学校の学費を稼ぐ必要があった彼女は、ダニエルの要求に応じていく。だが交信中、急に意識を失ったニナ。ダニエルによる人工呼吸で再び息を吹き返すも、その表情やしぐさはまぎれもなくマギーで、感情が高ぶったダニエルとそのままベッドへなだれ込み、ニナは顧客と一線を超えてしまう。
勉強よりも映画制作に夢中の女子大生チェルシー。今朝も脚本作りに没頭し、講義の時間に遅れてしまった。さらには忙しさのあまり、会う時間を作らなかった恋人エリックから別れを告げられる始末。落ち込んだ彼女は、親友のサラとバーへ。そこで高校時代のクラスメイト、ミラと再会する。当時、問題を起こし退学になったミラだったが、現在は大金を稼げるライブ配信チャンネルを主宰。豪邸に住み、贅沢な暮らしをしていた。そこでチェルシーは、クスリの入ったお酒を飲んだことで高揚感もあり、ゲスト出演に誘われたライブ配信であられもない姿を晒してしまう。そんなチェルシーを熱く見つめる男がいた。
アメリカ・ニュージャージー州の私立探偵ジミーのもとに、4日前から行方不明になった22歳の息子カリドを探してほしいと、両親からの依頼が入る。カリドはアフガニスタン難民で、12歳の時にターナー夫妻の養子になっていた。成績は優秀で、大学では薬学を専攻。寮生活を送っていたが、無口で友人はほとんどいなかった。かつて刑事だったジミーも、幼い我が子が行方不明になり、それが原因で停職処分になった過去があり、困惑しながらも依頼を受けることに。そんな彼に、かつての同僚アルベス刑事から情報が入る。アフガニスタン人の男が殺され、ほぼ同時刻にカリドも消えていたことが判明。その夜、またもや別のアフガニスタン人が殺害される事件が発生。そのどちらにも同じ筋弛緩剤ベクロニウム臭化物が使用されていて…。
コロナ禍もようやく一応の終焉を迎え、町行く人々の口元にもマスクが目立たなくなってきた。さら(33)は夫、康介(31)の家で康介の両親と一緒に暮らしている。さら夫婦にはまだ子供はいない。ある日、義理の母が「そろそろ子供は?作らないの?」と遠慮がちに聞いてきた。遠慮がちに聞かれたのはもうこれで何度目であろう。しかし、パンデミックの間、さらと康介は、今までよりもはるかに長くこの家に居たのに、すっかりセックスレスになっていた。なおかつ、さらは最近、康介に女がいることに気がついていた。さらは、夜中にコンドームを捨てた。一方、義理の母、晶子は、コロナによって年老いた母を亡くしたこともあり、命について深く考える毎日。どうしても孫の顔を見たいという欲求で精神的に不安定になっていた。
海路を除いてその距離18,000km、訪問国19か国、期間にして11か月!三大陸を駆け抜ける自転車ロードムービー!ドローンと4Kカメラを積み込み、オーストリアからオーストラリアまで自転車で走破する旅に乗り出したアンドレアスとドミニク。赤の広場やステップ砂漠などの絶景を通り抜け、ロシア、カザフスタン、中国、パキスタン、インドなどユーラシア大陸を横断し目的地へ。初日から豪雨と暴風に襲われ、灼熱、水・食料の枯渇、日射病、虫、友情の危機…未経験の困難が二人を待ち受ける。好奇心と情熱に突き動かされたふたりは、果たして最終目的地へ到達できるのか―!?
【ツバル】南太平洋に浮かぶ美しい小さな島国ツバルは、世界で最初に沈む国と言われている。子供たちの笑顔が輝き、老若男女が歌や踊りを楽しむ。13歳のシレタと10歳のアマタの姉妹も、大家族に囲まれ、目を輝かせて将来の夢を語る。学校では気候変動について子供たちに教えていて、子供たちは将来自分の島が無くなる可能性が高いことを知っている。【ベネチア】海上都市ベネチアは世界遺産の街。13世紀の城を改築し、ワーグナーやバルザックも宿泊した「ホテル ダニエリ」は、今も世界中の観光客を魅了している。ところが近年、毎年街のいたるところで膝の高さまで浸水する高潮が起こっており、このまま気候変動が進むと海に沈んでしまうかもしれないと言われている。ゴンドラ乗りの父を持つ13歳のクラウディオと9歳のダリオは、ゴンドラに揺られながら、伝統ある街の歴史を教えてくれる父を誇りに思う。【シシマレフ】アラスカ最西端に位置するシシマレフ島は、先住民族を中心に600人が暮らしてきた。今でも、アザラシやトナカイの狩猟が生活の柱だ。幼い子供たちを育てるレイモンドとメラニーの家でも、猟銃の手入れは日常の大切な仕事。シェラトンとクララの夫妻は、猟をしていた息子が割れた氷に落ちて亡くなったことを語る。
理系大学院生・前田アイコ(松井玲奈)の顔の左側にはアザがある。幼い頃、そのアザをからかわれたことで恋や遊びには消極的になっていた。しかし、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにしたルポ本の取材を受けてから状況は一変。本の映画化の話が進み、監督の飛坂逢太(中島歩)と出会う。初めは映画化を断っていたアイコだったが、次第に彼の人柄に惹かれ、不器用に距離を縮めていく。しかし、飛坂の元恋人の存在、そして飛坂は映画化の実現のために自分に近づいたという懐疑心が、アイコの「恋」と「人生」を大きく変えていくことになる・・・。
脚本家のシドニーと映画監督のダレルは、低予算の独立系映画製作の現場で出会う。様々なプレッシャーの中で製作を余儀なくされた2人は親しくなり、お互いを尊敬し合うようになるが、映画製作が終わると離れ離れに。2年の歳月を経て、映画の公開を目前に控えたある日、2人は再び出会う。その夜、関係を持った2人は翌朝、ベッドの上でお互いに裸で向き合うが・・・
2073年の未来。この10年、太陽系は木星などの外惑星と、地球を含む内惑星とで分裂。敵対関係が激化する中、地球側の同盟は“アレス艦隊”を結成し、中立領域を監視しながら敵の侵入を阻止する任務を遂行していた。そんなある時、小惑星ベスタから未確認の放射物が発射され、オットー、テッサ、ハンター、ノバが乗る宇宙船に命中。その影響で船内の酸素タンクが損傷し、あと60時間で酸素不足に陥ることが判明する。救助船の到着までは91時間。しかし30時間以内に2名がいなくなれば、残り2名の命は助かるという。戸惑いと恐れで充満する船内で、やがて生贄を選ぶ決断を迫ることになる。
事故で夫と息子を亡くしたショックから施設に入院していたメーガンは、精神状態が安定してきたこともあり4年の歳月を経て退院を決意。両親亡き後、遺された財産を管理していた弟ゲイリーとの再会に心を躍らせる彼女だったが、電話をしても留守電になるばかりで連絡が取れないでいた。さらに、保安官や家の管理をしていたというアンダーソン夫妻に弟の行方を尋ねるも、誰もその存在を知らなかった。途方に暮れるメーガンは、辿り着いたバーで店主のデュークにも同じことを聞くと、弟のことは知らなかったものの、彼だけは親身になってメーガンの話に寄り添ってくれた。そんな時、彼女の車に毒ヘビが置かれ命を狙われていると察知したメーガン。再び保安官に会うも、施設を退院したばかりのメーガンの話など、まともに聞こうとはしてくれず…。
犯罪歴がある孤児院出身の不良少女ジェイミーとトルーディは、銀行員の中年男性ブルーノを誘拐。拘束した彼に向かって2人は、ブルーノの腹違いの兄ティルニーの行方を厳しく問い詰めていた。孤児院時代、ティルニーに性的虐待を受けていたトルーディの報復の火蓋が、遂に切って落とされた。それに付き添うジェイミーは、時折ブルーノに優しさを見せるも、陰でタリアと名乗る女性と連絡を取り合っていた。一方その頃、ブルーノの捜索願いが出され、路上に放置された盗難車からジェイミーとトルーディの指紋が見つかる。刑事のダンカーとバロウズは、孤児院の元院長グレイを訪ね、彼女たちの行方を追う。
有名コメディアン・ボブのアトスタントを務め、カフェでスタンダップ・コメディを主宰するバイオレット。ボブが取り仕切るライブ“トゥー・レイト”は高い人気を誇り、出場する機会を狙うコメディアンをいなすのも彼女の仕事だった。新月が近づくとかかってくるボブからの電話。それは誰にも知られてはならない彼女のもう1つの仕事だった。いつもボブに縛られているバイオレットを見かねたルームメイトのベリンダの忠告もあり、ある日バイオレットはボブの電話を無視し、友人たちとのパーティーへ。そこで知り合ったジミーと意気投合した彼女は、主宰するライブへの出演をジミーに依頼する。そしてライブ当日、会場が盛り上がる中、避けていたボブが姿を現す。
結成9年目を迎える、東京発のエクスペリメンタル・ソウルバンドWONK。2022年春、彼らが山中湖で行った6日間のアルバム制作合宿に密着した。音楽家としての葛藤や飾らない姿、詞とサウンドの関係性の模索を捉えながら、アルバム『artless』ができるまでのプロセスをたどる。
フランス最古のモンテッソーリ学校に通う、2歳半~6歳の28人のクラスを2年3ヶ月にわたって観察。ここでは子どもの自主性を尊重する先生の指導のもと、子どもたちがユニークな教具を思い思いに選んで自由に学ぶ。水差しの中身を測ったり、お料理やアイロンかけなどの作業をしたり、マットと格闘したり……これらが子どもたちの大好きな学校でのお仕事!自身の子育てに疑問を持った監督がその答えを“子どもの家”に求めて、教室に小型カメラを設置。静かに注意深く子どもたちを観察し、彼らの自然な表情やのびのびとした姿、成長の過程で訪れる魔法のような瞬間の数々を捉えることに成功している。本作には著作から引用されたモンテッソーリ自身の言葉が散りばめられ、ガイド役を果たしている。日本語吹替版として、マリア・モンテッソーリの声を本上まなみ、アレクサンドル・ムロ監督の声を向井理が務めた。私たちに教育の大切さや育児のヒントをもたらす本作は、前述に加えて、子どもたちが決して単なる「ちいさな大人」でなく、自由な意思を持つ社会の一員であること、そして平和で寛容な世界のつくり手であることを開眼させてくれる、珠玉のドキュメンタリーだ。
なぜここに人喰いワニが…そんなことより逃げろ!新婦のリサと新郎のチャーリーは、結婚式を挙げるため人里離れた田舎町の屋敷を借り、前日から親族や友人たちと過ごしていた。よく晴れた当日、ガーデンウェディングの真っ只中に突如として現れたのは、なんと巨大な人喰いワニ。参列者たちが次々と襲われるなか、新郎新婦と数名はなんとかしてワニを振り切り、屋敷に籠城することに成功。ただし、電話もインターネットもつながらず、ワニに対抗できるような武器もない。さらにここに来て新郎の浮気が発覚し、仲間内に大きな亀裂が。この状況で本当にワニの恐怖から逃れられるのか…。冒頭からラストまで、人喰いワニの恐怖をとことん味わい尽くせる、新時代のモンスターパニックムービー!
大河・長江の景勝の地、三峡。舞台はそのほとり、二千年の歴史を持ちながら、ダム建設によって伝統や文化も、記憶や時間も水没していく運命にある古都。16年前に別れた妻子に再会するため、山西省からやってきた炭鉱夫サンミンと、2年間音信不通の夫を探すシェン・ホンの2人を軸に描かれる、時代のうねりに翻弄されながらも日々を精一杯に生きる市井の人々の「生」の物語。
第二次世界大戦後、富裕層の家庭で生まれたある若い女性が戦争で傷を追った兵士と恋に落ちる。偏見から逃げ、ゼロから2人の生活をスタートさせる。
パラグアイの市場で荷物の運び屋を生業とする青年ビクトルは、知り合いからの依頼を受け精肉店へ。店員の男から、報酬100ドルと引き換えに“7つの箱をある場所へ運べ”と言われたビクトルは、“箱の中身は絶対に見るな”との忠告に戸惑いながらも、大金目当てに仕事を引き受ける。手押し車に箱を乗せ、市場を抜け、指定された場所に運ぶだけの簡単な仕事だと思ったのも束の間、すぐに地元のギャングや商売敵、スリ、そして警察までもが箱を横取りしようと追いかけてくる。友人らの助けを借りながら、ビクトルは無事に荷物を運び届けることはできるのか?そしてこの箱の中身とは一体何なのか?
致死率100%の新型インフルエンザが発生。世界中の死者は30億人を超え、WHOは人類滅亡の危機だと警告。アメリカでは、サバイバル・テクノロジーズ社が開発した地下バンカーが建設され、当選者50万人を避難させた。入居者は個別に隔離され、情報と交流のための7人組プラットフォーム“ドメイン”で、他者とのコミュニケーションを図る。そんな仮想共同体生活から5年の月日が過ぎた頃、フェニックスたちのバンカーで、自らを“人殺し”と称して悪びれるオーランドが多数決で追放された。その8ヵ月後、システム端末に不具合が生じ、フェニックスは回復のためにオーランドと再接続することを提案するが、既に部屋から彼の姿は消えていて…。
ワルシャワ在住のマリアは、演劇界のスター。主演舞台を控えプレッシャーに押し潰されそうな中、すべてを拒絶していた。壊れそうな彼女の心を気遣う父親の言葉すら受け止めることができず、孤独の中でもがき続けていた。同棲中のジュリアとパトリックは、互いに気を遣いながらも、常に愛を確かめ合う2人。幸せな生活が続くと思っていた矢先、彼らの日常は変化を迫られる。新たな道に進む2人は、マリアの舞台を見に出かける。そして作家やバリスタとして充実した日々を送るアーサー。彼は自由を求めて家族との縁を切っていた。交錯していく運命の中で、4人の若者たちはそれぞれが“優しさ”を示さなければならない状況に直面していく。
1992年、ロサンゼルス。国家のために働くコンピューター技師の父ジョンと二人で暮らす幼いローラだったが、国家反逆罪で父が突然の逮捕。以後、ローラは児童相談所に預けられ、一人で生きてきた。20年後、ローラは国家安全保障局NSAに協力するハッカー、通称ポパイとして仕事に就いていた。ある日ローラは偶然、架空の通信インターフェースのダークウェブ上で、監視社会に強く反対するボイル議員の暗殺計画を入手。その黒幕が元陸軍少佐でNSAの副長官となったものの、3年前にボイル議員に解雇されたボーデンだったことを突き止める。それと同時に、ローラはボーデンが父を連行した男だったことに気づく。
レイチェルの新居に学生時代の仲間たちが集まった夜、映像業界で働くハンクが退屈しのぎに幽霊狩りに出かけようと言い出す。場所は廃墟となっているホルムズバーグ刑務所。ハンクは仲間たちを2人1組にしてカメラを持たせ、刑務所内を探索をさせることで、面白い映像をかき集めようと目論んでいた。そうとも知らないレイチェルたちは、薄気味の悪い通路を肝試し感覚で奥へと進んで行く。だが突如、扉が締まり、それぞれが独居房に閉じ込められてしまう。さらに中央の通路には、血まみれで横たわるハンクの姿があった。一体彼に何が起きたのか?彼を襲ったのは一体誰なのか?皆がパニックに陥る中、一人また一人と姿を消していく。
おしどり夫婦で知られるハリウッドスターのサムとナオミ。彼らが離婚の危機を迎える中、ある日の夜、ナオミが何者かによって殺害された。それから6ヵ月が経つも、未だに犯人は捕まっていない。そんな折、夫婦の息子ジャックの担任ケイシーは、謎の女がジャックを連れ去ろうとする現場に遭遇。女は車で逃走するも間一髪、ジャックを救い出すことができた。その女リネットは、サムを執拗につけ狙うストーカーで、ナオミ殺害の容疑者にも認定されていた。一方、ケイシーには昏睡状態の母がいて、治療費の工面に難渋していた。そんな彼女に高い報酬を提示し、ジャックの家庭教師を懇願するサム。ケイシーもその要求を受け入れる。そんなケイシーをサムの新たな恋人とみなしたリネットは、激しい嫉妬と殺意の念に駆られていく。
主婦のベラは、夫レイと息子サムと郊外の家で平穏に暮らしていた。しかし今、家族は重大な危機に瀕していた。なぜか家中の扉や窓がまったく開かず、外へ出ることができなくなっていたのだ。サムにそのことを隠し続けながらも事態の収拾を図ろうとしていたベラだったが、頻発する怪奇現象によるストレスからレイを責め立て、状況が好転しない日々と平行するように夫婦の溝は深まっていった。ある日、ベラは固く閉ざされていたはずの扉が開け放たれていたことに気づく。だが、恐る恐る扉に近づき、外に出ようとした瞬間、再び扉は固く閉ざされてしまう。
胎児性水俣病患者・坂本しのぶさんの人恋しさと叶わぬ切なさを伝えるセンチメンタル・ジャーニー、患者運動の最前線に立ちながらも生活者としての保身に揺れる生駒さん、長年の闘いの末に最高裁勝利を勝ち取った溝口さんの信じる庶民の力、そして水俣にとって許すとは?翻る旗に刻まれた怨の行方は?水俣の魂の再生を希求する石牟礼道子さんの“悶え神”とは?
小児性水俣病患者・生駒さん夫婦の差別を乗り越えて歩んできた道程、胎児性水俣病患者さんとその家族の長年にわたる葛藤、90歳になってもなお権力との新たな裁判闘争に賭ける川上さんの、最後の闘いの顛末。
川上裁判によって初めて、国が患者認定制度の基準としてきた「末梢神経説」が否定され、「脳の中枢神経説」が新たに採用された。しかし、それを実証した熊大医学部浴野教授は孤立無援の立場に追いやられ、国も県も判決を無視、依然として患者切り捨ての方針は変わらなかった。
岐阜の10人切りで有名になり、名古屋の待田組にいられなくなった車田清(原田龍二)は、所払いで今度は北九州へと向かう。代々地元の船や漁師たちを護ってきた名門、富岡一家の親分(石倉三郎)の下で世話になることに。一見平和な港町であったが、実は裏で南豊不動産開発社長の青木(宮川一朗太)が、地元の代議士秘書の木佐貫(東根作寿英)を利用し、富岡一家が守ってきた漁港を埋め立てて空港を建設するという計画を企てていた。それを知った清に怒りの炎が燃えるのだった…!
組同士の抗争により親分(清水昭博)を殺された柴山一家本部長の車田清(原田龍二)は、仇を討ちにいくが、失敗し逆に追われる身となる。二代目組長となった笠寺(川野太郎)は清の身を案じ、名古屋で運送屋を営む待田組の元へ行きおとなしくしているように命じた。しかし待田組には岐阜からきた備後組との諍いがあり、度々嫌がらせをされていることを知る。初めはおとなしく耐えていた清だったが、堅気の運送屋の仲間にも手を出されると、遂に堪忍袋の緒が切れるのだった…!
◎実在した地下コミュニティへの潜入記「モグラびと ニューヨーク地下生活者たち」に着想を得て、NYの地下で暮らす母子の愛を描き数々の国際映画祭で絶賛された感動作!N.Y.の地下鉄のさらに下に広がる暗い迷宮のような空間で、ギリギリの生活を送っているコミュニティがあった。ある日、不法住居者を排除しようと市の職員たちがやってくる。隠れてやり過ごすことができないと判断したニッキーは、5歳の娘リトルを連れて地上へと逃げ出すことを決意する。初めて外の世界を体験するリトルは、眩いばかりの喧騒の中で、夜空にまだ見ぬ星を探し続ける。N.Y.の街で追い詰められていく母娘に、希望の光は降り注ぐのだろうか―。地上へと懸命に手を伸ばしながら、彷徨うふたりの姿から一瞬たりとも目が離せない。◎カンヌ国際映画祭で短編作品が注目を浴び、本作で鮮烈な長編デビュー。来年公開のM・ナイト・シャマラン プロデュース作品に抜擢された注目のクリエイター!本作の監督・脚本を務めたセリーヌ・ヘルドとローガン・ジョージは、短編作品『Caloline』がカンヌ国際映画祭やSXSW映画祭などで注目を浴び、本作で長編デビュー。その後「モダン・ラブ」や「サーヴァントターナー家の子守」など話題のテレビシリーズに参加。来年にはM・ナイト・シャマランプロデュースのスリラー映画『The Vanishing at Caddo Lake』の公開が控えている、アメリカで今もっとも注目されるクリエイターとなった。◎新人監督の才能に惚れ込んだヒットメーカーたちがプロデュース!人物に寄り添う優しさとエスカレートするサスペンスを巧みに織り交ぜる作風が高く評価され、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のK Period Media、『フォックスキャッチャー』『シング・ストリート未来へのうた』のLikely Story、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のRed Crownといった複数の独立系映画制作会社が本作を共同でプロデュース。見逃せない一作が完成した。
それは愛する人のために犯した罪だった…。袋小路の男を描く骨太な人間ドラマ。母と妹を暴力から守る為、父を殺めてしまった石川一馬。社会復帰を目指し、更生保護施設で生活を始めるが、社会は彼を「人殺し」と非難する。彼は次第に生きる希望を失っていく。ある日、一馬は職場のスクラップ工場で外国人労働者へのいじめに巻き込まれる。皆がいじめから目を背ける中、なりふり構わず止めに入った中国人労働者の劉の姿に目を覚まされる一馬。劉との交流を通じ、自分の望む幸せを掴もうと立ち上がるが‥。
アンナ(メラニー・ティエリー)と夫のドリス(リエ・サレム)が里子のシモン(ガブリエル・パヴィ)を受け入れて、4年半が経った。長男のアドリと次男のジュールは、18ヶ月でやってきたシモンと兄弟のように成長し、いつだって一緒に遊びまわっている。にぎやかで楽しい日々が続くと思っていた5人に、ある日、激震が走る。月に1度の面会交流を続けてきたシモンの実父エディ(フェリックス・モアティ)から、息子との暮らしを再開したいとの申し出があったのだ。突然訪れた“家族”でいられるタイムリミットに、彼らが選んだ未来とは――。
緑豊かな郊外に建つモダニズム風一軒家の下見に訪れた中年夫婦のアランとマリー。購入すべきか迷う夫婦に怪しげな不動産業者がとっておきのセールスポイントを伝える。地下室にぽっかり空いた“穴”に入ると「12時間進んで、3日若返る」というのだ。夫婦は半信半疑でその新居に引っ越すが、やがてこの穴はふたりの生活を一変させていく……。はたして、この不思議な穴がもたらすのは幸せか、それとも破滅か。人生が激変してしまった夫婦がたどる後戻り不可能な運命とは…。
あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに登下校してくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。誕生日にもらった電池切れのトランシーバーに話しかけるあみ子。「応答せよ、応答せよ。こちらあみ子」――。
突如現れた謎の物体、それは人類にとって敵か、それとも味方か!?未知の存在と対峙する人類を描いたSFアドベンチャー作品!突如、世界中に出現した謎の物体。突然のロックダウンで学校に閉じ込められた学生たち。脱出を試みようとする彼らの前に忽然と現れた黒い壁。この謎の物体の出現と共に多くの人々の死亡や行方不明が確認され、世界を不安に陥れる。やがて、その壁は「ドア」と名付けられ、果敢にも政府に認められ「ドア」に接触を図る者を「ノッカーズ」と呼んだ。しかし、彼らとはまた別に、独自に「ドア」とコンタクトを試みる者、取り憑かれてしまう者などが現れる。果たして、この謎の存在の正体と目的は?そして、人類が突きつけられる選択とは!?未知の存在と対峙する人類を描いたSFアドベンチャー作品!
ドキュメンタリー監督として約20年以上のキャリアを持ち、作家として映画に関する著書を複数発表、さらにイギリスの映画解説番組「Scene by Scene」でMCを務め、海外の映画祭でプログラマーも担当した北アイルランド出身のマーク・カズンズ。本作では監督/ナレーションを務め、映画をマルチな視点で捉える彼だからこそ成しえる映画表現で、過去10年の間に製作された111作品を紐解いていく。登場作品には、『アナと雪の女王』、『ジョーカー』等のメジャー大作から、アピチャッポン・ウィーラセクタン監督作『光の墓』、アリ・アスター監督作『ミッドサマー』等のインディペンデント作品まで、古今東西・ジャンル問わず、世界中の映画が集結!興行成績、賞レース、スターのゴシップに囚われない、映画制作における注目点や表現手段、光度、ショット、カットの美しさから新たな発見を探求します。さぁ出かけましょう、“あの映画”たちのまだ知らないストーリーへ!
人里離れた深い森で、野生のゾウの群れを見守りながら一人暮らす男スミトラナンダン(ラーナー・ダッグバーティ)。森を愛し、動物たちと家族のように暮らすこの男のことを、人々は敬意を表して“森の神”と呼んだ。ある日、役人の後ろ盾を得た巨大企業が、彼の住む森を占拠し、リゾート施設の開発を始めてしまう。森とゾウを守るため、開発を阻止しようとする森の神だったが、逆に罠に嵌められ、投獄されてしまう事態に。同じ森に住む仲間たちが当局に対しゲリラ的な戦いを挑む一方、釈放された森の神はあくまで平和的な解決方法を模索し続けるが、その努力も虚しく、森は高い塀で囲まれ、ゾウが暮らしていた場所は奪われてしまう。森の神は身を賭して最後の抗議を決意するのだが…。