2016年、オバマ大統領(当時)が歴代アメリカ大統領として初めて被爆地広島を訪れた。多くの被爆者が追悼式典に参列する中に森重昭の姿があった。オバマ大統領は森の前で立ち止まり、優しく彼を抱き寄せた。その時の意味とは。アメリカが原爆投下地を決断した時、その地にアメリカ人がいないかも選ぶ基準となった。しかし、実は数日前に日本軍によって撃墜されたアメリカ軍機の捕虜が広島にいたのだ。その事実を40数年かけて調べ上げ、乗組員らの遺品をアメリカ人家族に返却したのが森である。彼をそこまで動かしたものは何なのか…。また広島には人のために尽くした人たちが多くいる。原爆手帳の取得や制度の見直し、暮らしへの寄り添い。立ちはだかる挫折を乗り越えた力とは。被爆しながらも救護活動を続けた外国人神父たち。自身も怪我を負いながら、広島市民の救護活動を行っていた。被爆直後は外国人であることで恐怖を感じながらも、市民に寄り添い続けた。なぜ彼ら、彼女らはそこまで人のために動くのだろうか。広島原爆を通し、当時の惨状から人々の生き様を浮き出し、「人のために生きた人たち」をフューチャーしたドキュメンタリー映画。
元財務省の父の影響をうけていた高橋アサミ(加藤小夏)は、高校3年生にして、政治に対し人一倍強いイデオロギーを持っていた。それゆえ、政治経済の授業でも、疑問に思ったことを先生に問いかけ、論破するほど。やがてアサミはクラスメイトの安倍(北川尚弥)や中谷(定本楓馬)らと共に、少しでも自分たちのできることで未来を明るくしようと、衰退しつつある商店街で開催されるお祭りを盛り上げるべく、地元の若手新聞記者の荒畑(高橋健介)に掛け合いに行く。そしてその帰り道、アサミは元戦隊ヒーローとして活躍していたタレント議員の武藤(蒼木陣)と遭遇する。その出会いをきっかけに、小さな波紋は、やがて大きな波紋へと広がっていく…。
シングルファザーのソクジンは、過去に音楽の夢を諦めてはいたが、生活苦からついに大切にしていたサックスを売ろうと決意する。一方、ソクジンの永遠の第一号ファンである息子ハヌルは「パパのサックスを吹く姿が一番かっこいい」とサックスを習い始める。息子の言葉に背中を押され、ソクジンは仲間とともに自分たちが”主人公”となる舞台を作り上げていく。
誰しも別人になりたいと夢をみるもの…しかし、美容師のクレアは強迫観念から悪夢の世界へと足を踏み入れてしまうのだった。ターゲットとなる客が美容院の椅子に座ったとき、クレアはその客を羨望のまなざしで観察するだけには留まらず、ある“記念品”を手に入れるのだった。ある日、常連客のオリビアに結婚式のヘアセットを依頼されたことで、彼女は混乱の渦へと落ちていく――。
ゴールデンディスクに輝くアーティストを発掘した音楽プロデューサーのミンスは、今では運に見放され、借金まみれとなっていた。そんなある日、ミンスは代行運転手に置き去りにされた駐車場の受付で、ギター片手に歌っている若者・チフンと出会う。その歌声に感動したミンスは、躊躇するチフンを半ば強引にスカウトし、無理やりライブ契約を行ってしまう。だがチフンは少年時代のトラウマから人前で歌えない体質でライブを怖がるばかり。そんなチフンのトラウマ克服の為に冷蔵庫用の大きなダンボール箱を用意したミンスは、その中でチフンに歌うよう指示するも、チフンは、それでも緊張し失神してしまうのだった。天才的な才能がありながら、歌声を披露できないミンスを、何とかデビューさせるべく、ミンスは全州でのライブツアーを敢行するのだが…。
中年の大学教授である神田は、年の離れた妻の郁子を性的に満足させられないことに悩んでいた。ある日、義妹の敏子に紹介した自身の教え子で大学院生の木村に対して郁子が色目を使う姿を目の当たりにし、かつてない性的興奮を覚える。そんな興奮を自身の精力剤代わりに活用しようとあの手この手で『妻』と『教え子』が接近する状況を仕掛けていく。そして興奮レベルを更新しないと満足できなくなった神田の行動はアブノーマルにエスカレートしていく。
失恋し落ち込んでいた京子はマッチングアプリで門野と出会い、お互い惹かれあって結婚する。美青年で優しい門野との生活に幸せを感じる京子だったが、ほどなくして、夫が自分以外の誰かを愛しているのではと疑惑の念に駆られ、探偵の野村を雇い、必死に真相を追っていく。しかし京子が門野の本当の姿を知ろうとすればする程、謎の中で彷徨っていく。そして真相に辿り着き、目の当たりにしたものは想像を超えた衝撃的な光景だった。
ダンスに夢中な紫藤結月は高校2年生。ある日、結月の通う学校のダンス部で1年生と3年生が対立。結月も巻き込まれ一大事に。一触即発の危機…悩む結月の前に現れたのは…ブルブルくん!?魔法のノートとブルブルくんの力を借りて、多くの人を幸せにしながら結月は自分の夢に近づいていく!
30年余りつまらない人生を生きてきたコンピョン。ある日、幼い頃に通っていた故郷の<真薬師>を訪れ、館長が伝説のタイガーマスクだったことを知る。その後しばらくして、彼が逝去したというニュースを見る。再び<真薬師>を訪れたコンピョンは、館長の遺言を聞き、彼が残した手紙とタイガーマスクを手にする。<真薬師>を守って欲しいという遺言により、コンピョンは新たなタイガーマスクになることを決意する。
かつてビリヤードのプロを目指していたソンフンは、ビリヤード賭博で左手を負傷し、プロになる夢をあきらめコンビニでアルバイトをしながら暮らしていた。そんなある日、弟子であり友人でもあるインチョルが現れ、賭けビリヤードで金を稼ごうと提案をする。30分以上キューを握っていると左手が震えてしまうためビリヤードをやめたソンフンだが、インチョルの提案を受け入れビリヤード場に足を踏み入れる。毎日連勝をするソンフンとインチョルの二人は、ハウスの総支配人であるキム室長の目にとまり選手としてプレーをし始める。堂々とセクシーにビリヤードをするソンフンの魅力に惚れ込んだキム室長は彼を誘惑して自分のものにしようとするのだが、ソンフンの心の中には一緒にプロ選手を目指していたソギョンという女性でいっぱいだった。キム室長はソンフンが自分に興味が無いと感じ、ソンフンを破滅させることを決心する。
コロナ禍で初めての緊急事態宣言が発出された東京。誰もが先の見えない檻に覆われ、街からは人の姿が消えてしまった。人々の生活や関係も変わり、最も密な「濃厚接触」を描く仕事であるアダルトビデオ業界のスタッフやキャストたちもステイホームを余儀なくされた。そんな中、『劇場版 テレクラキャノンボール2013』で大きな注目を集めたAV監督、カンパニー松尾は思った。玄人、素人問わず、「濃厚接触」を生活のベースにしている人たちは今、何を思い、どう生きているのか…。そして、こんな状況だからこそ、描ける世界があるのではないか、と。そんな思いを形にするべく「完全非接触&フルリモート」の『おうちでキャノンボール』を発案。新たなメンバーとして知力と筋力に優れたAV男優兼監督の黒田悠斗を迎え、無尽蔵に広がるインターネットの荒野を舞台にしたレースを始める。本作は2022年に全国の劇場で限定公開され連日満員の大盛況となった本編を、配信開始に合わせてカンパニー松尾監督自らが再編集、新たなメッセージや、登場人物たちのバックグラウンドをさらに掘り下げるシーンを追加し、よりドラマティックに、より面白くなったディレクターズカット版である。
清廉潔白な小学校臨時教員・桐谷仁(稲葉友)。正規教員の道も開かれ順調な彼の人生は、帰宅中のある夜、覆面の暴漢に襲われて身も心も凌辱され、深い闇へと突き落とされる。3ヶ月後、激しいトラウマを抱えながらも、結婚生活と仕事のため必死で “変わらぬ日常” を送る仁の前に、謎の青年KAI(遠藤健慎)が現れる。「覚えてる?俺のこと」――仁の心の傷を容赦なくえぐり、それをラップで表現するよう挑発するKAI。仁もまた、川崎の工業地帯で暮らす人々と触れ合いながら自らの再生をかけて立ち上がる。社会の片隅で生きる者たちの葛藤と戦い、その先にある“真実の愛”とは……もがき、苦しみ、俺たちは生きていくー。
夜の街でキャンプに行こうと盛り上がる大学生の北村優希(水石亜飛夢)、村井孝則(松本卓也)、鈴木うらら(鈴木まゆ)、遠藤なごみ(秋乃ゆに)。翌朝、梶原健人(伊能昌幸)、工藤啓作(ウメモトジンギ)、谷村真琴(石塚汐花)、谷村睦夫(大坂健太)も加わりレンタカーに乗り込む8人の若者たち。BBQを楽しんでからキャンプ場へ向かう道中、携帯も繋がらない山の中で車がパンクしてしまう。助けを求め歩く内に、龍切村という見知らぬ村に辿り着く。焚火の前で音楽を聴きながら返事をしない村人や包丁が頭に刺さった案山子……。そこへ馬に乗った梅宮新次郎(陸野銀次郎)という老人が現れ、車を直してくれるという。誘われるがまま新次郎の家を訪れる8人。千代(小玉百夏)、奈穂美(上のしおり)、莉子(藤井愛稀)の3人の女性に出迎えられ、既に人数分が用意されていた夕食や布団を訝しがりつつも、新次郎の半ば強引な誘いを断れず、ひと晩泊まっていくことに。翌朝 物音で目覚める優希。窓から外を覗き見ると、不思議なお面を着け家の周りを練り歩く村人たちの姿が。気味が悪くなり、早くここを出ようと皆を起こすが、啓作の姿が見当たらない。とにかく逃げ出そうと開けた扉の前には奈穂美と莉子が立っており、朝食の準備ができたと告げられる。朝食の途中、突然うめき声をあげた孝則。その背中に千代が包丁を突き立てている。唖然とする彼らの前に、銃を持った村人と村長(海道力也)が現れる。
身寄りのない子供たちが暮らす家で育った18歳の花(小川未祐)は、そこで暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに8歳の少女・晴海(花田琉愛)が入所してくる。かつての自分を重ねた花は、晴海と過ごすうちに今までに無かった感情が芽生えてゆく。
舞台は大阪新世界。かつてヤクザの組を潰して廻っていた村上勝太郎(通称・勝吉=赤井英和)は、自身のボクシングジムを営んでいたが、練習生がジムで覚醒剤取引きをし逮捕されたことでジムを畳む。その後、元犯罪者の更生プロジェクトを運営している幼馴染み・沢村源蔵の経営する串カツ屋で働き出す。ある日、勝吉は慰問に誘われて訪れた刑務所で、かつて、共にヤクザを潰して廻った弟分・神木雄司(通称・コオロギ=上西雄大)と再会する。コオロギは悪い女に引っかかり、覚醒剤所持で服役していたが間もなく沢村の協力で出所し、勝吉と共に串カツ屋で働き出す。勝吉はある日、少年・徳永武が、逃げ出した宗教団体に捕まるところに居合わせ、武を助けるが、武は洗脳されており、また、母親が入信し、父親と別居させられたショックから、口がきけなくなっていた。失読症で文字が読めないコオロギは、筆談で会話をしようとする武が書く文字が読めず、悔しい想いをする。また、その宗教団体には、かつて勝吉にボクシングと“Never give up(ねばぎば)”という言葉を教えた恩師・須賀田元(西岡徳馬)の娘・琴音(有森也実)も入信していた。武と恩師の娘を助ける為、見返りを求めない人情の男・勝吉とコオロギは再びコンビで立ち上がる。
生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠(小南希良梨)。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田(上西雄大)が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜(古川藍)の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教師は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護することができずにいた。金田は鞠を救うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜に力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近づいていく・・・。
長くに渡り疎遠だったピート、ダフィ、ガスの3兄弟は、父の遺灰をサザラック川に撒くため、伯父レイノルズの農場へと向かった。父と伯父は絶交していたため、彼らがこの地を訪れるのは30年ぶり。そんなダフィは息子と妻を、ガスは恋人を連れていたが、ピートは6歳の頃から精神科病棟に入れられていた。3兄弟は自然豊かなこの土地で過ごしていくうちに、不気味な絵をいくつか発見。不思議なことに、ピートはそのオカルト的な意味の知識を持ち合わせていた。そんな折、ダフィの息子が目を離した隙に行方不明となり、近隣の納屋などを必死で探す兄弟たち。そんな中、ピートは自身の中に封印していたはずの、6歳の時に誘拐された記憶が断片的に甦ってきて…。
少女ケイリーは、毎年のように家族に不幸な出来事が起きるクリスマスが大嫌い。そんな彼女のもとに、今年は一足早く不幸がやってきた。感謝祭の日、住んでいたアパートが火事になり、引越しを余儀なくされたのだ。引越し当日、クリスマス仕様に飾り付けされた隣家を見て顔をしかめるケイリー。さらに住人である老人オットーの悪い噂を聞き警戒するケイリーだったが、近所の悪ガキに庭を荒らされたオットーを助けたことから、親交を深めていく。ある日のこと、ケイリーは玄関に置かれていた“サンタ・ボックス”を見つける。「願いを書けば叶える」と書いてある手紙を一笑して箱を放置するケイリーだったが、母のためにと半信半疑で書いた願い事が、数日後に果たされる。
一人娘ケイトリンを持つシングルマザーのステファニーは、恋人ジェイムソンからサプライズのプロポーズを受ける。しかし、ジェイムソンの息子で思春期のシェーンが、この結婚に不満を持っていることが一番の気がかりだった。そんなある日、娘と親友ライラと買い物に出かけた先で、ステファニーは謎の男からの電話を受ける。その男は娘への危害を仄めかし、さらにジェイムソンとの結婚を中止するよう要求すると、一方的に電話を切ってしまう。不安を感じながらも迎えた結婚式当日、ステファニーの前に元夫ヘンリーが突然現れる。復縁を迫るヘンリーを拒絶したステファニーは、やっと手に入れた家族の幸せを噛みしめるのだったが…。
ティムと恋人のステイシーは仲間たちとチームを組み、ネット向けに心霊番組を配信。評判も上々で、テレビ局との契約交渉も進行中。本格的なテレビ進出を目指し、ティムらが撮影の候補地として選んだのは、過去300年で14件もの未解決殺人事件が起きている郊外の屋敷。当時の新聞を見ると、“カルトの犯行”とあり、被害者は十字にはりつけにされ、手首には数字の焼き印が遺されていた。早速、所有者に連絡を取り、取材の許諾を試みるも、最後に事件が起きた1992年に管理人だったエリントンは、既に1934年に死亡していた。エリントンでなければ情報提供者は一体誰なのか?すると、その人物とステイシーとのメールには、“私はノバムだ”と返信があり…。
父親の介護で通院する日々を送るローラは、人に触れられることに拒否反応をおこす精神的な障がいを抱えていた。ある日、ローラは病院で患者同士がカウンセリングする不思議な療養を目撃する。ローラは彼らを興味深く観察する中で、自分と同じような孤独感を持つトーマスに惹かれる。街でトーマスに導かれるように秘密のナイトクラブへ入ったローラは、そこで欲望のままに癒し合う群衆を目の当たりにするのだった。
ホームレスで食べる物にも困っていたあきおは、大富豪火浦家の令嬢マリアに拾われペットとしてマリアの性欲を満たす日々を送っていた。そして、マリアの父に命じられ、火浦家が経営する老朽化したラブホテル「バルドー」で働くことになる。経営が悪化するバルドーを立て直そうと必死に働く巨乳で美人の店長 美都子と出会ったあきおは、マリアと毎日セックスしながらも、美都子を好きになっていく。美都子もまた、献身的に働くあきおが気になり始めていた。あきおの変化に気付いたマリアは、変装して従業員としてバルドーに滑り込む。変装を見抜いたあきおは、マリアから本人も知らない美都子の重大な秘密を知らされる。
高校一年生の安田(福徳)は、ある日登山部の顧問(後藤)に呼び出される。三年の先輩たちが引退してたった一人の部活動となってしまった登山部を廃部にするため、退部届を出してくれという相談だった。顧問との山登りが学校生活で唯一の楽しみだった安田は失意の底に。その様子を、入学してから一人も友達ができずにいた生徒(後藤)が見ていた───。一方、公園では駆け出しの漫才師(後藤、福徳)が、芸への向き合い方を巡って解散の危機に瀕していた。また同じころ別の場所では、若手俳優(福徳)が、自分の名字を変えるために女性にアプローチを繰り返していた。オリジナルのカット技法を極めた美容師(福徳)、先輩に屈託なくいたずらをしかけようとする後輩(後藤)、家主に鉢合わせてしまう泥棒(後藤)、マジシャンの卵(後藤)、公演に人生をかける劇団の座長(後藤)……それぞれの場所でそれぞれ必死に生きる奴ら。ときに苦く、ときにおかしく、人生は進んでいく。山を愛する以外になにもなかった少年たちの人生は、果たしてどんな方向に転がりはじめるのか。
時は第二紀。激化する神々の戦いにより世界は荒廃し、わずかに生き残った種族が散在していく中、人間はエルフとドワーフと騎士団を結成。オークとダークエルフを荒地に追いやり、戦いは終結したはずだった。しかし古代の悪魔が蘇ってしまう。シャドウと呼ばれる陰謀団の勢力が噂されるようになり、荒廃した辺境の地では、シャドウの手下が暗躍していた。その頃、オークとの争いで家族や仲間を失ったエルフのネミットは、たった一人で生き延びていた。そんな時、ネミットは多額の懸賞金がかけられたオークのファントーとの戦いに勝利したものの、死に逝くファントーにオークの呪いである刻印を手首に刻まれてしまう。
9歳になるイジーは、ロック好きの元気な女の子。クリスマス休暇前の最後の登校日、学校帰りに両親と楽器店に行く約束をしていたが、仕事で多忙な両親は約束をすっぽかし、イジーのお迎えさえも忘れてしまう。そんなイジーは同級生が帰宅するなか、誰もいなくなった学校で待ちぼうけを食らっていた。その後、天候が荒れ始め吹雪になったため、車で学校へ急ぐ両親は、道で立ち往生。慌てた2人は用務員のレイに連絡し、学校に向かってもらうよう頼む。一方その頃、前夜、街で強盗を働き、アイスクリーム・トラックで逃亡中の男女3人組も大雪で足止めを食らい、困った彼らは目に留まったイジーの学校に侵入。そこへちょうどやって来たレイは彼らに捕まってしまい、イジーはたった1人で泥棒一味と戦うことになる。
亡くなった父の故郷へ母ダイアンと越してきた16歳のアマラ。母は競売にかけられていた店を購入、父の絵を売るアートギャラリーとしてオープンする準備を進めていた。そこでガレージセールの手伝いをしていたアマラは、ナイフを買いに来た青年シェーンに好意を抱く。だが、ちょうどその時、店内に戻った母が危険な状態でいることに気を取られ、彼とはそれきりに。その後、転入した高校でダンス・イベントを企画する委員会に勧誘されたアマラは、同級生に強引にデートアプリを登録されてしまう。母から「18歳まではダメ」とと反対されながらも、アプリに没頭するアマラ。するとその中で偶然にもシェーンを発見し大興奮。実際に彼と会いデートをすることになるのだが…。
旧友フラーの訃報の手紙を受け取った老人ドン。これで「自分の隊のメンバーは全員死んでしまった」と妻に嘆く彼は、戦場へ赴いた若かれし頃の忘れがたい思い出にふけっていた―。第二次世界大戦中の1943年。まもなく19歳になるドンは、恋するドリーヌに自分も思いを告げられぬまま、徴兵されヨーロッパの戦場へとやって来た。現地で合流したのは、農夫のフラー、問題児のベネデト、妊娠中の妻を抱えるスタークス伍長だった。しかしある日、ドイツ軍の奇襲を受けたスタークス伍長が命を落としてしまう。悲劇を目の当たりしたドンだったが、そんな彼に新たなる命令が下る。それは、自分が部隊を率いて国境付近の第376連隊を援護し、共に国境を破りドイツへ入ることだった。
シェフのイヴはパートナーのジェームズと、ハイセンスなレストラン“タンガタ”を開業。イヴの娘グレースによるSNSでのアピール効果もあり、順調に客足を伸ばしていた。同店には、グレースと交際中のマックスもウェイターとして勤務中。しかし、グレースがSNSにのめり込みすぎて、2人の関係はギクシャクしていた。そんな中、グレースの努力が実り、WEB上で特集記事が組まれることに。ニュースサイトからはグルメブロガーのトッド・パーカーが取材に訪れる。トッドとグレースが店内で盛り上がる姿を見たマックスは、苛立ちを隠せず客に無礼な態度を取ったことで、ジェームズにクビを言い渡されてしまう。そんなある夜、帰宅しようとしていたグレースが、何者に襲われる事件が発生する。
1944年6月。ノルマンディ上陸作戦の前夜、とある極秘任務が決行されようとしていた。それは、508連隊のウィーバー中尉から発表された作戦だった。何千名もの連合軍の空挺部隊を誘導するため、ドイツ軍第91歩兵師団が支配する領土に、パラシュート降下を178回も経験するリビングストンや、ボクサーのヘンリーなど、命知らずの若者らを投下させ、電波装置を設置するというものだった。失敗すれば翌日のノルマンディ上陸も失敗し、連合軍の大敗に繋がる恐れもある。それほど無謀な作戦であることは一目瞭然だった。そして遂に、決行の時が訪れる。
ヴィンテージ・ショップを経営するエロディと、アートスクールに通うレティシアはフラットに同棲する恋人同士。深い愛で結ばれている彼女たちの切なる願いは人工授精により、ふたりの子供を持つこと。収入の少ないふたりは、ルームメイトを募集し、その家賃で生活費を補うことに決める。様々な希望者が現れる中、異彩を放つ男・シモンが現れる。マジシャンであり、作家である謎多き男・シモンにどうしようもなく魅かれ、自らの性的嗜好にも迷いが生じるレティシア。そんなレティシアの変化に気付き、不安を覚えるエロディ。そして、エロディが不在の夜、酒に酔ったレティシアとシモンは、遂に一線を超え、体を重ねてしまう…。
青森県の下北半島、東京都の下北沢――ふたつの“下北”を舞台に、サブカルに傾倒する田舎女子高生の悩みと葛藤、そしてひょんなことから取り憑かれてしまった“かちゃましい”(うっとうしい)狐の霊との間で徐々に育まれる友情の“狐”軍奮闘ドタバタコメディ!……狐に隠された真実とは?そして、彼女は悩みや葛藤から抜け出すことができるのだろうか?
ルシアは、マドリッドの中心街のレストランで働く若いウェイトレス。6年間同棲した作家の恋人が失踪したことを知り、地中海の静かで明るい島に、逃げるように出かける。そこでルシアは、陽光輝く環境の中で、彼の小説の禁じられた一節を遠隔操作されて読むように、彼の過去の暗部を覗き始める。公開当初、多数の映画祭で賞を獲得しながらも、過激な性描写でアメリカでは広告掲載を拒否されるなど世界中を騒然とさせた話題作。
大学でデザインの勉強をしている優実(木竜麻生)には、演劇サークルに所属する直哉(藤原季節)という恋人がいるが、ある日、自分が妊娠していることに気付く。悩みながらも優実は直哉に妊娠と、ある事実を告白する。直哉は将来自分の劇団を持ちたいと願っていた。現実を受け入れようとすればするほどふたりの想いや考えはすれ違っていく…。まるで隣の男女の生活を覗き見しているような不思議な映画体験で私達をスクリーンに釘付けにし、その切迫感と「圧倒的にリアリティのある日常」を突きつける本作。同じ時を過ごして、お互いを求めたあの時、そして今、お互いが分からなくなって…。
日本で発見された謎の古代生物ノットジラの卵が空輸中に落下し、アメリカの核物理学者ブロウハート博士の手に渡る。生まれたばかりのノットジラは身体も小さく大人しい生物だったが、アルコールを摂取すると巨大化。街を破壊し始めたノットジラに対し博士は核メガブラスターの使用を決意する一方、日本から卵を追ってやってきた古生物学者のホンダ・イチヒロはノットジラの命を救うために奔走する。
陸戦海兵隊員だった父を何者かに暗殺された女軍人のジョイ。悲しみに暮れる彼女の前に父の同僚が極秘作戦部隊の暗殺者を育成する“ブッサバー・プロジェクト”に志願するよう持ちかけた。プロジェクトに志願したジョイは、過酷な訓練に耐え抜き、見事テストに合格。冷酷非道な殺人兵器・コードネーム<029>として生まれ変わった。しかし、ある任務がきっかで彼女はこのプロジェクトの裏に隠された真相を知るのだった。
韓国で暮らすシングルマザーのユンヒが受け取った、一通の手紙。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人であるジュンに会わせる決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす小樽へ旅立つユンヒ。それは20年前の自分と向き合う、心の旅でもあった…。
文化大革命まっただなかの中国。強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻と離婚し、最愛の娘とも疎遠になってしまう。数年後、ニュース映画に娘の姿が1秒間映っているという話を聞いた男は、娘を一目見たいがために強制労働所を脱出。砂漠の中を映画が上映される予定の村を目指して進んでいく。しかし、村へ向かう途中、大事なフィルムを盗み出す孤児のリウ(リウ・ハオツン)の姿を目撃。すぐにリウを見つけ出し、盗んだフィルムを映写技師のファン(ファン・ウェイ)に返すのだが、その時、村では大騒動が勃発していた。運搬係の不手際で膨大な量のフィルムがむき出しで地面にばらまかれ、ドロドロに汚れたフィルムは上映不可能な状態に…。果たして男は、愛しい娘の姿を見られるだろうか?そして、追われ続ける彼の運命は―?
1960年代の保守的な家庭で、5人兄弟の4男として育ったザック。「特別な子」と呼ばれた彼は、軍で働き音楽を愛する父親と過保護気味の母親、それぞれ文武に秀でた兄2人、問題だらけの次男を観察しながら幼少期を過ごす。やがて思春期に足を踏み入れる1970年代。ザックは自らのアイデンティティと、父親の価値観の間でもがくようになる。
孤独な作家志望の女性:エイブリーは、彼女のヒーローである隠遁ホラー作家:ケイレブの創作活動の助手に選ばれ、ケイレブの雪深い人里離れた自宅に赴く。そこで彼女は一つの任務を与えられる。その任務とは、『恐怖の中で制御された心理学的実験』に参加することだった。ケイレブはそれをゲームと称したが、エイブリーにとっては想像を越える恐怖体験であり、彼女の意識は次第に崩壊してゆく・・・。果たして、そこで行われた実験は、真実なのか?それとも虚構<フィクション>なのか?
「お伊勢さん」「大神宮さま」の愛称で古来より日本人に親しまれている伊勢神宮は“日本人のこころのふるさと”とも呼べる場所であり、神道精神の基本となる聖地として多くの人々に御神徳を与えてきた。平成25年10月には、20年に一度行われる重要なお祭りである第62回式年遷宮の遷御の儀が行われ、現在も、国家の隆昌・五穀豊穣・国民の幸福など、さまざま祀りが行われ続けている。本作ではその精神を、神宮司廳(しちょう)の協力のもと伊勢神宮禰宜(ねぎ)であり、神宮司廳文化部長の河合真如氏に『永遠の聖地・神宮』編、『神宮の叡智』編の2部にわたり、一般にも分かりやすい言葉でお話いただく。ハイビジョンカメラで撮影された神宮の美しい自然や日々のお祀りも収録。
第1幕【新しい夫婦生活】(二宮ひかり)(【オープン・マリッジ 新しい夫婦生活】より)安奈(二宮ひかり)は社内結婚で専業主婦になったばかりの若妻。夫の慎吾は万年課長で冴えない中年男。ある日、慎吾は若い安奈を性的に満足させてあげられないのではないかと部下の武司に相談してしまった。他の男に愛する安奈を抱かせるなんて絶対に無理だと渋る慎吾に、武司はある熟女を紹介する・・・。第2幕【ある夫婦のカタチ】(市川まさみ)【オープン・マリッジ ある夫婦のカタチ】より)綾香(市川まさみ)は専業主婦。夫の慎吾は出版社勤務で忙しく、セックスレスな夫婦生活を送っていた。ある時、女性誌で新しい結婚のスタイルである”オープン・マリッジ”を特集することになった。自由に他の異性と関係が持てるというものだった。体験レポートを要求された慎吾と綾香は、パートナーを見つけた。嫉妬から生まれた興奮で、セックスレスを解消してお互いの身体を激しく求めあうようになっていくが・・・。第3幕【ある夫婦の体験記】(架乃ゆら)(【オープン・マリッジ ある夫婦の体験記】より)ACCR-2032 2021年11月 柚季(架乃ゆら)は初恋の男性、幸太郎と新婚生活を始めていた。初めての男性経験が夫だった経験から、夜の生活がシンプルなものになっていた。ある日、同窓会の誘いを受け、好意をもっていた旧友と再会する。夫の幸太郎は上司に夜の性活の悩みを話すと、夫婦で相談に乗ってもらう事に。2人が導き出した、新しい愛し合う解決方法とは!?(3話オムニバス総集編)
孤児院育ちの今西大輝は違法ドラッグ所持で現行犯逮捕され、少年院に収容される。同室になった巻龍一、小日向健、そして問題を起こし懲罰房から戻ってきた坂口海斗と時に衝突しながらも次第に深い絆が生まれていく。ワルだが正義感の強い大輝達は、院内でのいじめを止めたことがきっかけで、少年院のボス格である堀口亮太、そして半グレで人を殺したという噂のある鮫島アツシと対立を深めていく。
少年院生活を終え地元茨城に帰ってきた今西大輝が、少年院で同部屋だった小日向健の危機を聞き、同じく少年院で出会った仲間の坂口海斗、巻龍一と共に健を救うために行く先々でトラブルを引き起こしながら、奪った車で東京へと向かう。金がない、学もない、女もいない。何も持たない若者たちの旅路の行方は!?
人口増加に伴う病気が流行し、世界が一変した近未来。戦争を経て新政権が誕生したこの国では、分離政策が執行され、選ばれし富裕層だけが隔離施設“アルカディア”に居住。そこでは徹底治療が受けられ、130歳まで生きられるが、治療を受けられない非居住者の平均寿命は39歳となっていた。病に侵された妻のアビゲイルと娘のグレースを救いたいチャーリーは、政府の“ガーディアンプログラム”に応募。エージェントとして任務をこなし、ポイントを稼げば、家族の居住権を得られるという。それから6年。妻を亡くし、娘だけでも救いたいチャーリーは、目標ポイントの達成が迫る中、担当管理者からある人物を保護するよう指示されるのだが…。
母親との確執で学業に身が入らないマギー。今は恋人のジェイと一緒のバンド活動が心の支えになっていた。ある日、マギー宛にサムという人物から手紙が届く。差出人に心当たりがない手紙を訝しみながらも読んでみると、中にはマギーを褒め称える言葉が綴られていた。手紙に感動したマギーは差出人を探すことを始め、それが老人ホームに住む年老いた男性スタンリーであることを突き止める。知らない人に手紙を書くことが得意だと話す彼に誘われ、マギーは見知らぬ街の人たちに祝福のメッセージカードを渡す行為につき添う。スタンリーと過ごすことで次第と心に平穏を取り戻したマギーだったが、それまでの不実な行いの反動が降りかかってきてしまう。
リゾート地のクリスタルコーブで、カラフルで香り高い入浴剤などを手作りで販売しているスカイ。母と親友ゾーイの3人で営んでいる“ラザー&ラクジュアリー”は今年で10年を迎え、彼女たちは顧客を招いた感謝パーティーを開いていた。ところが、スカイは経理を担う母から、財務状況の悪化を知らされる。そんな折、店の業績を上げるため、ニューヨークから投資会社ロジャーズのギャビンがやって来る。彼とスカイは10代の頃、恋人関係で15年ぶりの再会だった。急にギャビンから別れを告げられた経験から、新たな恋に臆病になっていたスカイは、当初ギャビンの申し出を断るのものの、店の状況を知りやむなく受け入れ、2人で立て直しを図ることにする。
人気バンドのボーカル・マイロ。彼女はツアーの合間、愛犬レスターに兄弟を迎えるため、ミズーリ州の動物施設へ仲間と出向いた。犬たちの里親活動に勤しんでいる夫婦とその娘が住む邸宅で、多くの犬とレスターとの相性を確認しようとしたところ、レスターがお漏らしをしてしまい、一度外で散歩を始めるマイロ。しかし、離れにある大きな犬小屋の中で、不当に犬を売買している一味を目撃してしまったことから、男らに捕らえられてしまう。仲間のジアとトリニティも、気がつくと檻の中に入れられ、一同は脱出を試みるのだが、尋常ならぬ狂気を帯びた連中がそれを許すはずもなく…。
北極海に浮かぶ島々スヴァールバルに、20年間も通い続ける野生動物カメラマンのアスゲイル。彼は数年前、ホッキョクグマの母グマと、2匹の小さな子グマに出会った。ただでさえ厳しい環境にあるスヴァールバルは、気候変動の影響をもろに受け、氷河は恐ろしいスピードで減少。生態系に劇的な変化をもたらし、現在この地に生息するホッキョクグマは1000頭未満。そんな変化を危惧しながら、動物たちをカメラに記録していくアスゲイルは、“フロスト”と名づけた母グマのことが忘れられず、再び親子を探しに出かける。そして3週間後、親子と運命的な再会を果たすことに。遊び好きな親子の戯れる姿に心を奪われた彼は、子グマたちを「希望」を表す“ライト”と“ラッキー”と名づけ、今まで見たことのない彼らの生活を目の当たりにする。
1944年8月。ノルマンディー上陸作戦から2カ月後、連合軍は南フランス奪還のため、ドラグーン作戦を決行。アメリカ軍第517空挺師団がドイツ占領地域に落下傘降下した。だがドイツ軍の攻撃により、ロッシ、カーティス伍長、ジョーンズ軍曹の3人の兵士が本隊からはぐれてしまう。彼らは合流地点のレ・ザルクを目指す道中、抜群の銃さばきを見せる現地レジスタンスのエミリーに出会う。本隊の場所を知る彼女は、道案内をする交換条件として、ドイツ軍に捕まった同士の解放を手伝ってほしいと持ちかける。事態の危険性を察知しつつも、その条件を受けることにした3人は、彼女とともに任務遂行に向かうのだが…。
最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(ティモシー・スポ―ル)はローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。目指すは愛する妻と出会い、二人の人生が始まった場所―。行く先々で様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻と交わしたある“約束”を胸に時間・年齢・運命に抗い旅を続けるトムは、まさに勇敢なヒーローだ。愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、旅を通して見つけたものとは・・・?
火星の軌道に突如出現した正体不明の巨大な黒い球体。地球外生命体の存在を探るため、天体物理学者のカーラ(クラウディア・ブラック)をはじめとする6名の調査チームが編成され、この人類史上最大の謎の解明にあたることに。宇宙船アキリーズ号に乗り込み8か月後、ようやく目的地まで到達した彼らのもとに、球体から発信されたひとつのメッセージが届く。解析によると、それは「DEUS」という文字列だと判明。自らを「DEUS=神」と名乗り、球体上に存在しているであろう未知の生命体は人類の脅威となるのか?そして地球が侵略される可能性はあるのか?それを確かめるため、彼らは球体へと降り立つ。
狙われた女優志望の少女。それを守るのは…だれこのおじさん?!50歳を過ぎて入社してきた、新人の芸能マネージャー・九條和真(高岩成二)。やる気と情熱は人一倍だが、担当する強気で勝気な売れないアイドル・綿貫玲実(渡邉美穂)には煙たがられ、邪険にされている。ある日、いつものように「アイドルではなく女優の仕事がしたい」と九條に八つ当たりする玲実の元に、なぜかヒット作連発の大物、田崎山監督の手掛ける大型配信ドラマ主演オーディションの話が舞い込む。かねてからの夢を叶えるチャンスに奮起する玲実だったが、そんな中、ファンの度を越えて彼女を執拗に追いかけるストーカーが起こしたとみられる爆破事件が起き……。最近スタミナの低下に悩む中年マネージャー・九條は、彼女を狙う謎の集団<グリムリーパーズ>とのヤバすぎる戦いを乗り切り、無事に玲実を守ることができるのか?玲実のオーディションの行方は?そして明かされる九條の正体とは、この仕事を選んだ理由とは……。「ナメてたおっさん」が魅せる超アクションで、アドレナリン全開の戦いが始まる!!
韓国・ソウルに暮らす三姉妹。長女ヒスク(キム・ソニョン)は別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営んでいる。一人娘のボミは冴えないパンクバンドに入れあげ、反抗期真っ盛り。元夫からお金をせびられ、娘に疎まれても、“大丈夫なフリ”をして日々をやり過ごす。そんな彼女の体には異変が起きていた…。次女ミヨン(ムン・ソリ)は熱心に教会に通い、聖歌隊の指揮者も務める模範的な信徒。大学教授である夫(チョ・ハンチョル)と一男一女に恵まれ、高級マンションにも最近引っ越したばかり。新居祝いのパーティーを開き、“完璧なフリ”をして生活しているが、夫の裏切りによってそんな日常もほころびを見せ始める。三女ミオク(チャン・ユンジュ)は劇作家として絶賛スランプ中。食品卸業の夫(ヒョン・ボンシク)の後妻となり、夫の連れ子である中学生の息子と3人で暮らしているが、自暴自棄となって昼夜問わず酒浸り。たまにミヨンにも泥酔状態で電話をかけている。人の良い夫は必死に彼女をサポートしようとするが、ミオクは“酔っていないフリ”をして息子の保護者面談に乗り込んでしまう。普段はそれぞれの生活で精一杯で、ほとんど顔を合わせない三姉妹だが、ミオクがミヨンの教会を突然訪ねてきた。ミヨンは、スナック菓子を片手に牧師様に話しかけるミオクに一瞥もくれず足早に教会の外に出ていく。そんな姉を追いかけるミオクは、「会いたくて来たのに、私が恥ずかしい?」と話しかける。二人が話すのは、長姉ヒスクや実家に残してきた末弟ジンソプのこと。ある時は、三姉妹の母親からミヨンに電話があり、どうやらヒスクがお金を無心してきたという。居ても立っても居られなくなったミヨンはヒスクの花屋を初めて訪れ、久しぶりに二人で食事を共にすることに。ミヨンはヒスクに「わたしたちは他人?姉妹は支え合うものよ」と諭すのであった。そんな折、父親の誕生日を祝うために三姉妹は久しぶりに帰省し一堂に会することに。牧師様も同席し、誕生日会の祈りが捧げられる時、思いもよらぬ出来事が起きる。三人はそれまで蓋をしていた幼少期の心の傷と向き合うことになる―。
警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けているセドリック。実は心が折れかけていたその時、新作映画「バッドマン」の主役に抜擢される。そう、「バットマン」ではなく「バッドマン」だ。“バッドモービル”に乗り、宿敵“ピエロ”と戦うヒーロー映画。このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、妹から父親が倒れたという知らせが入る。焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、その途中で事故に遭い気絶してしまう。そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた―。
アクション俳優の立石(ディーン・フジオカ)は社交性がなく、日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。ある日彼は女子高生のアユミ(蒔田彩珠)と出会い、土地の利権をめぐるトラブルがもとで執拗(しつよう)な嫌がらせを受けていた彼女を偶然助ける。そのことをきっかけに、過去のトラウマから封印していた立石の中の暴力的な部分が覚醒する。
西成に根ざしたゴロー(上西雄大)は日雇い労働と四億円をつくるための闇仕事に勤しむ日々を過ごしていた。記憶が少しずつ回復するなか、その原因を作ったのはゴルゴダ(加藤雅也)だったことを思い出す。とある教会を根城に表向きは信仰団体を装いつつ闇社会に生きる、秘密結社テンキングス。ゴルゴダは、そのアサシンヘッド。最高位幹部の百鬼万里生(木下ほうか)の元、邪魔な人間を始末していた。ゴローと縁が出来た闇金姉妹の松子(徳竹未夏)と梅子(古川藍)は暴力団たちと西成の利権争いをしていたが、姉妹のバックにいる韓国眞劉会会長のウーソンクー(石橋蓮司)により守られていた。そんな松子は、ゴローに少しずつシンパシーを感じ、用心棒にならないかと声かける。ある時、世の中に新型ウイルスが蔓延する。西成の仲間たちもウイルスに感染し、倒れていった。ゴローが心を許していたカネやんこと金本康治(笹野高史)もウイルスに侵されてしまう。カネやんは、近々、息子と暮らすためだと目と腎臓を売って金を手にしたばかりだった。このウイルスを故意に国外から持ち込んだのがゴローだとニュースが流れる。それはゴルゴダたちと手を組んだ、昔の同僚だったヒューミントの日向誠人(津田寛治)が影で糸を引き流したデマ報道だった。テンキングスの魔の手が元妻の真理子と娘に伸びていることを知ったゴロー。それを救ったのは、ゴローに強い復讐心を抱いていたフィクサー・莫炉脩吉(奥田瑛二)だった…。
大阪の西成に住む生活保護受給者の日雇い労働者・土師晤郎(上西雄大)。西成では「人殺しのゴロー」と異名を持っている男。だがゴローには、なぜそう呼ばれているのか、自分がなぜ西成で日雇い住まいなのかが分からない。ゴローは、記憶喪失者だった。あるイザコザからハングレ達に襲われたゴローは頭に大怪我をし、その手術から一部記憶が戻る。連絡を受けて病院を訪れた元妻・片桐真理子(山崎真実)と再会するが、娘が難病で心臓移植以外に助かる方法が無いこと、その費用は海外渡航費も含め四億円が必要だということを知る。しかも、父親が殺人犯だということが治療費の援助を受ける障害となっていた。妻は大学教授の仕事を絶たれ、SMの風俗嬢をしながら娘の延命費を稼いでいたのだ。ゴローは、その現実に悶え苦しむ。そして、その四億円を稼ぐことを固く決意する。どんなことをしてでも・・・。ゴローは元日本政府諜報機関ヒューミントの工作員だった。チームの任務失敗により負傷し、その傷により記憶を失ったのだった。その事を利用されチームの責任を負わされて殺人罪で服役、家族も失い刑務所で5年を過ごす。その後、特赦により出所し、気が付けば現在の西成の暮らしをしていた。 断片的だがその記憶を取り戻したゴローのもとに、昔の同僚だったヒューミントの日向誠人(津田寛治)が現れる。日向は大金を稼ぎたがっているゴローにヒューミントの下請けを持ちかける。ゴローは娘のために仕事を引き受け、再び闇の道を歩き出す。その先には、とてつもない力をもつフィクサー・莫炉脩吉(奥田瑛二)との闘いが待ち受けていた。四億円を稼ぐゴローの日常が、いま、始まる。