3年前から児童養護施設で暮らしている15歳の少女ノエミは、母親に引き取られるという望みが絶たれ、自由を求めて施設を飛び出す。友人のレアに連絡し彼女の家に行くが、そこで不良グループと知り合い、ノエミはザックと恋に落ちる。ザックはロマンチックな恋に憧れるノエミを言葉巧みに操り、3日間だけエスコートガールの仕事をするよう勧める。最初は頑なに拒むノエミだったが、やがてザックの為に「イエス」と答える。F1期間中のモントリオールに世界中からやってくる男たちと、ノエミはホテルの一室で次から次へとセックスをしていく・・・
シングルマザーのアルマに育てられるクレメンとピーターは親友のように仲の良い兄弟。無口なクレメンにとって、兄のピーターは世界の半分以上を占めるほどに大きな存在だ。しかし、クレメンを包んでいた優しい日常は、兄ピーターの初めての恋人、華麗なソニアの登場によって急激な変容を遂げてゆく。彼女にベタ惚れするピーターの眼中には、もはやクレメンの姿はない。生まれて初めていだく感情の渦に叩き落とされ、追い詰められたクレメンは、やがてある計画を実行に移そうとする…
パリのリセ(高校)の4人の同窓生のブリュノ、アラン、モモ、レオンが卒業後数年ぶりに産院で再会した。4人の親友だったトマジのガールフレンドソフィーが子供を出産しようとしているのに立ち会うためだ。待合室で4人が思い出すのは、トマジと自分たちのリセでの最後の1年のこと。75年のパリのリセ、モンテスキュー校。学園闘争がフランス全土に燃え上がっていた頃。彼らは何か行動したいと思いながら、実は女の子とのセックス願望で頭がいっぱいのそんな悪ガキたちだった。ある日バーバラという魅力的な女の子がロンドンから英語のアシスタントとしてやって来た時から、急に授業に熱心になった。デモへの呼びかけの討論で、レオンはなぜデモに行くかを話し合うべきだと主張するが、ほかの4人は女の子が行くなら俺も、というのが本音。ブリュノはトマジと夜の町へ。ドラッグを売人から買い、その友達で謎の男に連れられ、秘密のアパルトマンへ案内され、そこはドラッグ常習者たちのたまり場だった。デモの当日、広場を占拠して意気上がるが、機動隊の催眠ガスで蹴散らされる。ブリュノはトマジを援軍につけて、バーバラの家へ。彼女に誘われてキスを交わし、ベッドインするブリュノ。翌日、そのことを知ったアラン、モモ、レオンには、これまでの人生で最大のショックだ。内申書会議があり、トマジは決定的な問題児扱いで落第決定だったが、数学教師の力説のおかげで試験の結果次第ということに。バーバラの帰国の日。ブリュノは素直になれず見送りに行けなかったが、トマジに尻を叩かれて駅に着いた時には、列車は出発していた。受験直前の模擬試験の日。トマジはドラッグでラリって学校に現れて騒ぎを起こし、退校処分に。ひとりよろよろと去るトマジを、ほってはおけないとソフィーが追った……。再び産院での朝。無事に生まれた女の子を抱くソフィーを見守る4人。父親のトマジだけはそこにいない。「来週また来よう、だけど久しぶりに会ったのだから」と、彼らは近くのカフェに笑いながら去る。そんな彼らをトマジは空の上から見守っているようだった。
父を亡くしたソニア、エステル、レアの3姉妹は、遺産相続の為、田舎の生家で共同生活を送ることに。医学部を休学した長女ソニアは、妹達の親代わりとして生活を支えていた。そんなある晩、ソニアは、玄関先に重症の男が倒れているのを発見する。周囲に反乱者が逃亡しているという軍部からの情報もある中、男を見捨てることが出来ない3姉妹は、容態が安定するまで彼を自宅に匿うことに。フェリペと名乗るその男は、次第に回復し3姉妹の生活に溶け込んでゆく。刺激のない田舎暮らしに退屈していた次女のエステルは、悪戯にフェリペを誘惑、2人はソニアとレアに隠れて肉体関係になる。次第にフェリペを心から愛するようになるエステルだったが、そんな想いに反して、フェリペは姉妹の中で最も純粋で物静かな3女のレアに惹かれ始める。優しくて頼もしいフェリペの想いにレアも応え二人は恋人関係に。エステルは強い嫉妬と苛立ちから、フェリペを匿っていることを軍に密告するが、事態は思わぬ方向に転がってゆくー。
報道記者のスンジュは、姪の突然の死に疑問を抱く。というのも、姪と3人の友人たちは、旅行から戻った後、まったく同じ瞬間に心臓発作で死亡していたからだ。姪の検死を担当した病理医チェ・ヨルも、彼らの死に対するスンジュの不気味な感情を共有していた。子供の足取りを追っていたスンジュは、一行が泊まったマンションでラベルのないビデオテープを見つける・・・。
数百億ウォンに達する組織のダイアモンドを持って高飛びしたソクテは,交通事故のため美しくて平和なシシルリ(時失里)に不時着する。村の人々の歓待に心を奪われたソクテは,シシルリで一夜を明かすことにする。ところがダイアモンドを確認しようと入った化粧室で足を滑らせ頭を打って気を失ったソクテを見た住民たちは,ソクテが死んだと考え,殺人寃罪をこうむるのが恐ろしくて,ソクテを壁に塗り込めることを決議する。
小説家のユンヒは、新しい物語を必死に探していた。そんなとき、ベトナムにいる友人ソヨンから、「ムイ」の肖像画にまつわる伝説について、とても魅力的な話を聞く。長年の恨みから、ユンヒはソヨンに会うためにベトナムに行くことをためらう。しかし、ソヨンがしきりに送ってくる肖像画の資料に魅せられたユンヒは、100年にわたる肖像画の伝説を解き明かすためにベトナムへ向かう・・・。
日本の国民食「ラーメン」の世界的な熱狂ぶりと、この複雑で繊細な和食麺料理の奥深い魅力とエッセンスを検証しながら、世界のラーメン人気を支えワールドワイドな活躍を見せる中村比呂人(AFURI 代表取締役)と中村栄利(ニューヨーク「NAKAMURA」オーナーシェフ)のカリスマ的な天才兄弟の情熱と熱い生き様に焦点をあてた、ドラマティックでエンターテインメントな、観る者の心と魂を激しく揺さぶる珠玉のドキュメンタリー映画。
フロリダ州南部の町オチョピーで21歳の女性が失踪する事件が発生。今回の失踪事件の取材を始めたドキュメンタリー映画のプロデューサー・サラとブランドン、カメラマンのティムら3人は取材を続けるなかで、スカンクエイプと呼ばれる未知の獣人の存在に突き当たる。スカンクエイプ・ハンターを自称するデイルという変わり者の男に取材協力を要請したサラたちは、デイルとともにスカンクエイプの出現場所という森の中でキャンプを張る。キャンプ中にホテルの部屋が荒らされたことで身の危険を感じたブランドンとティムから取材の打ち切りを提案されたサラだったが、逆に真相に迫っていると感じた彼女はもう一晩森でキャンプを行うことを決意する。
幼い頃に訪れたことのある思い出の別荘へ、家族4人で出かけようと妻リアの誘いを、多忙な仕事を理由に断った夫テランス。しかしその直後、家の廊下で運悪く転倒し頭を強打したリアは、帰らぬ人となってしまう。1年後のクリスマスの日、妻との約束を果たすため、娘シンシアと息子ジェイクを連れ別荘にやってきたテランス。しかし未だ精神的に参っていた彼は、酒と薬に頼る日々だった。子どもたちを励ますために元気なフリを続け、子どもたちもそんな父を気使って楽しいフリをしていた。しかし別荘で過ごすうち、テランスのみならず子どもたちの体調も悪化し始めてしまう。急いで病院へ向かおうとするが、豪雪で身動きが取れず電話も通じない。子たちたちを守りたいと焦るなか、異変が起き始める。
ボイジー出身のポールとラモーナのカップルは、共に音楽好き。以前訪れて気に入ったオレゴン州ポートランドに変化を求めて引っ越すことに。一緒にいれば音楽があり、いつも幸せな2人だった。だが、ラモーナは先にフードランナーとして仕事を見つけるも、ポールはなかなか職に就けず、次第に引きこもっていく。ようやくコーヒーショップ店員の仕事を得たポールだったが、互いに仕事に疲れ、気持ちがすれ違い始める。2人でいつか一緒に乗るはずだった2人乗りの自転車“タンデム”も結局ポールが1人で乗る始末。そしてついにある日、ラモーナがポールに対して感じていた不満や、将来に対する不安をぶちまけたことから、2人は取り返しのつかないケンカを始めてしまう。
1980年5月、1人の男がロサンゼルス刑事裁判所に移送されてきた。男の名はムンド・メンドーサ。メキシカン・マフィア“ラ・エメ”のメンバーとして、“機関銃ムンド”の異名を持つ男だった。彼はラ・エメのゴッドファーザーこと、ジョーの罪を証言するために裁判所に運ばれてきたのだ。遡ること1969年3月、地元ロサンゼルスのギャング組織“ヴァリオ・ヌエヴォ・エストラーダ”に入った際、彼は本名のラモンを捨て、尊敬する伯父の名ムンドと名乗り始めた。その後、敵対するギャング組織”ホワイト・フェンス”のメンバーを殺害したことで、ムンドは逮捕されてしまうのだが…。
アパレル企業のデザイナー、イザベラは自身の創造力を発揮できる仕事で昇進を目指していた。そんな中、著名なゴッドフリー家の100周年記念祝賀会で、子孫のアグネスが着る最高級ドレスのデザインを担当することに。イザベラはゴッドフリー家の愛の物語に心酔、大役すぎると渋る上司ミアの説得に成功した。早速、アシスタントのケイリーと共にゴッドフリー家の大邸宅に向かうと、特別番組を製作する監督兼司会のブレイクと、カメラマンのカールのガイド役も成り行きで引き受けることに。交換条件としてドレスの縫製作業をブレイクが手伝うことになる。最初は合わないと思っていた2人は意気投合とし急接近するのだが…。
1871年。カリフォルニア州の山奥で、キャスパーは父ロジャーと金の鉱脈を発掘していた。気の弱いキャスパーは父から、生き抜くことの厳しさを日々の生活から教え込まれていたが、山奥の生活は野生動物や原住民、山賊など様々な脅威が脅かす厳しいものだった。親子2人の孤独な生活の寂しさから、保安官アンディが訪ねてきた時などは、亡くなった母マリアの夢を見たりと、人の温もりを求め思いを馳せていた。ある日、虫歯を抜くため、父と川べりにやって来たキャスパーは、歯を抜かれた痛みに悶え川に落下。その拍子に川底に沈んでいた金の欠片を発見する。やっと手にした金に喜ぶ親子は、改めて採掘を始めるのだが、その頃から父の様子がおかしくなっていく。
かつてイケメンボクサーとして人気を博し”ワンラウンド・エディ”と呼ばれていたラスティ。しかし、ある試合で対戦相手を殺してしまってから殴ることに恐怖を覚え、ボクシングから逃げ出してしまっていた。そんな彼は今、しがないトラック乗りとして金払いの悪いバディに雇われ牧草を運び、家のローンを滞納する堕落した生活を送っていた。ある日、ラスティは隣人のキャンディスから夫のジムを殺した犯人ブルースの殺害と、ジムがキャンディスに贈った行方不明となっている絵画の捜索を依頼される。突然の殺人依頼に躊躇するラスティ。しかし給料の遅配によって生活が困窮していた彼は、報酬と引き換えにブルースの拉致と絵画の捜索を引き受けるのだが…。
新入生のドレアは親元を離れ、大学での寮生活をスタート。彼女には姉ガビがいたが、1年前に強盗に襲われ死去し、犯人は未だ捕まっていなかった。その無念を晴らしたいドレアは、姉と同じ大学に通うことで事件解決の手がかりを見つけ出そうとしていた。姉が生前所属していた女子学生クラブ“デルタ・パイ”に接触を図ったドレアは、ガビの妹ということで、優先的に入会を認められる。その後、懇親会に参加し、クラブのシスターから歓迎メッセージカードを受け取るも、その内容に顔を強張らせる。そこには“ガビを殺したのは強盗じゃない。誰も信じるな”と書かれていた。
遥か昔、ルシファー率いる天使たちは神に反旗を翻した。反乱を起こした天使は天国から追放され堕天使となって地上を彷徨い、神に愛された人間たちを殺そうと画策する。神は善良な天使を地上に派遣、堕天使の計画を阻止する戦いは今も続いている。一方、ロンドンにある有名音楽学校に合格したナオミは、家族と喜びをかみしめていた。しかしロンドンに向かう道中で交通事故に遭い、両親は帰らぬ人となってしまう。家族を失った悲しみから抜け出せず音楽学校へも登校できずにいたナオミだったが、彼女を心配する叔母エスタの説得で登校を始める。音楽に触れることで表面上は笑顔を取り戻していくナオミに、ラファエルという男子生徒が話しかけてくるのだが…。
ジュリアード音楽院への進学を目指すソフィア。学校ではピアノの練習に励み、授業が終わると建築家である母親の仕事の手伝いを行ったりと、忙しい日々を過ごしていた。ある日、ソフィアのクラスにミシェルという転校生が入ってくる。隣同士の席になったことで仲良くなったソフィアとミシェルは、友達として交流を重ねていく。奨学金の獲得がかかるピアノの大会が迫るなか、練習に力を入れるソフィアだったが、同じ教室内にソフィアの練習風景を見学するミシェルがいることが気になって練習に集中できないでいた。ミシェルのせいでソフィアの練習がうまくいっていないと考えた講師のハナから、ソフィアは練習中にミシェルを教室内に入れないよう命じられてしまうのだが…。
不動産販売業者のリサは幼い頃に両親を亡くし、ジョージア州スプリングデールの祖母の邸宅“セブンオークス”で、妹のホイットニーと3人で暮らしてきた。その邸宅は130年前に高名な建築家が設計した歴史的建造物だが、ホイットニーの結婚式使用後に売却しようと祖母が決意、家族で大事に住んでくれる買い手を探していた。そんななか、ウォレス・ファミリーを名乗る男性から内覧見学希望があるが、現れたのはマシューという名の男性1人。ウォレス・ファミリーとは彼の兄アンドリューが経営する開発業者名だった。ホテルに再開発したいと購入希望を受けるがリサは拒否。しかし祖母は、邸宅の固定資産税や維持費などを1年以上前から払えなくなり、町に差し押さえられる期限が迫っていた。
恋に幻想を抱く女子高生の赤い糸追走劇!!とある田舎町。放課後、神社に先輩を呼び出しラブレターを渡そうとする女の子。手紙を取り出そうとしたら突如、左手に赤い糸が出現。先輩そっちのけで赤い糸を追うことに。道中、色々なことが起こるが、意外な結末が女の子を襲う。
「捧げる」ことで人生が転落していく人間模様 29歳漫画家志望のナツオはアシスタントをしながらデビューを目指している。しかし、筆が進まず悶々とした日々を送る。唯一の趣味は近所のコンビニに通い、店員ハルに接客をしてもらうことだった。ひょんなことからハルと知り合えたナツオはハルの応援を得てデビューに向けて頑張るようになる。ナツオの作品が入選し、自信を付けたナツオはハルに告白することを決意する。しかし、ハルはナツオの前から姿を消してしまった。ハルはギャンブル狂の父親のためアルバイトで家計を支えている。しかし、父親の借金が原因でハルは風俗に身をやつす。偶然ハルと再会したナツオは事情を知り、何とかしてやりたいと考える。ちょうどその頃、売れない漫才師東田と南はコンビニ強盗を計画している。ハルの借金返済の為、職も家も失ったナツオはその計画を耳にし、先に実行してしまう。罪を犯したナツオはハルに一緒に遠くへ逃げようと持ちかける。
夫婦である西村さやか(30)と西村亮介(30)は、間もなく結婚して3年を迎えようとしていた。さやかは東京で会社員として働いていたが、亮介は1年前より家業である茶農家を継ぐために京都の南山城村に戻っており、二人が別居するようになって1年の時が過ぎていた。これから先の生活についてどうすべきか悩んでいたところ、さやかに大きなプロジェクトを任せたいという話が出る。引き受ければ大きなキャリアアップにつながる話であったが、それは同時に別居生活がこの先も長期に渡り続くことを意味していた。引き受けるべきかどうか悩むさやか。意を決して、休暇を取りしばらく村に滞在してみることを決める。
とある離島にやってきた、売れない映画俳優のチュー。彼は妻の行方を捜すため、妻と出会ったこの島を訪れた。荒波が押し寄せる島の堤防。カブトガニの面を装着した漁師の集団が怪しげな儀式をしている。漁師たちの守護仏であった町の仏像の頭が消えてしまい、町民たちが捜しているのだ。頭が消えたことで海に出た者は戻ってこなくなってしまい、以来、漁師たちは漁に出ていない。夕暮れ時。宿屋の女主人がチューに声をかける。部屋に落ち着いたチューは、旅の疲れを休めるように目を瞑る。女主人は身の上話を始める。かつて宿を切り盛りしていたのは双子の妹だったが、彼女は8月5日に出て行ってしまったきり戻ってこない。島のダンスホール。妖艶なネオンが輝き、町民たちで店内は賑わっている。タバコをふかす店の女将を遠くから見つめるチュー。停電で客が帰って行き、二人きりになるマネージャーとチュー。女将は5年前、漁に出たきり戻ってこない夫の帰りを待ち続けていた。去の記憶。無機質な部屋に、チューと妻がいる。チューは妻の浮気を疑っている。妻は本業の俳優業に向き合わず写真にのめり込むチューに苛立ちを隠せない。「大人になって現実を見てよ」しかしチューは自分を裏切った妻の言うことに聞く耳を持たない。やがて妻は別れを切り出す…夢と現、過去と現在を彷徨する迷宮に迷い込んだチューの辿り着く先はどこなのか…
大学生の越坂高次は奇妙な夢に悩まされていた。女物の服に着替えたり、スイーツを見てはしゃいだり…それはボヤッとしたものではなく、自分が女子になって体験しているかのように生々しい夢だった。ある日高次の脳裏に、大学受験のイメージがフラッシュバックする。受験生としてキャンパスに向かうが道に迷ってしまい、通りがかった男に訊くのだが…その顔がはっきりしないまま我に返る。数日後大学に行った高次は、受験で関係者以外は校内に入れないことを知り、とぼとぼ引き返す。その時女子高生の枝野凛香が現れ、道を訊ねられる。先日見たのと全く同じシチュエーション。ただし高次が見たのは凛香の側からの光景だった…。
2020年4月に東京芸術劇場、5月に近鉄アート館で予定していた“STRAYDOG”Produce公演『路地裏の優しい猫』。4度の延期を経て、2021年4月にCBGKシブゲキ!!でやっと幕を下ろせる!と思った矢先に、3度目の緊急事態宣言が発表され、座組の希望はあっさり潰えた……。そんな中、一人だけ諦めなかった男がいる。演出・森岡利行だ。瞬く間に舵を切り替え、郊外の美術倉庫で、たった一度きりの無観客公演を行うことになった『路地猫』。図面を引きなおす間も無く建てられた舞台セット、仕込まれていく照明や音響。今までずっと肩を並べて来たスタッフ達の献身によって現れた、主人公が生きた昭和の街に、多くの関係者が涙し、胸を打たれた。無観客の客席へ向けた、カーテンコール。「今だからこそ、笑っていなきゃって思うんです」1年半もの間、ヒロイン・ハルコを生き続けた女優・市川美織の笑顔と涙は眩しく、闘い続けた日々を慈しむようでもあった──本映画は、コロナ禍に翻弄された小さな座組の最後の9日間を『路地裏の優しい猫』演出・森岡利行の目線で切り取った、芸術の尊厳を静かに問いかけるドキュメンタリー・ドラマ映画です。
スーパースターのウジンは、恋人を亡くしてから、小さなことでもすべて記憶し続けてしまうようになった。恋人との鮮明な記憶が毎日蘇り、自責の念に苦しんでいたウジンだったがヘスに出会い心に安らぎを感じ始める。一方ヘスは数年前の事故以来、記憶が毎月リセットされて過去のことは忘れてしまうという苦しみの中にいた。やがて衝撃的な過去が明らかになり、ふたりはそれぞれに決意を固める。
愛するセックスドール、アンナとの別れから立ち直れずにいるイット。そんな彼を励まそうと新たなドール、マリアがイットの元へと送りこまれる。そんな中、イットは受診先の病院で医師となった同級生のオーと再会する。アンナとの愛を忘れられないイットに対してきつくあたるオーにはある想いがあった。一方、ご主人様であるイットの満足が得られないマリアは暴走し、ある計画を企てるのだった。
バーのオーナーを市長にまで押し上げた、敏腕イメージコンサルタントのサバンナ。今後は自身が求める仕事である、動画配信を主な仕事として考えていた。しかし資金のことも考えて、当面はコンサルの仕事も副業として継続していた。そんな時、人気ラジオ番組司会者パトリックのリブランディングを依頼されるサバンナ。面接のため娘のエリーとラジオ局を訪れた2人は、待機中に収録ブースでラジオ番組の真似事を始めるが、知らないうちにオンエアのスイッチを押してしまっていた。放送中の異変に気づいたパトリックにより、番組は無事に終了するが面接は失敗、あり得ない失態に落ち込むことに。しかし番組の視聴者からの反響は大きく、番組のテコ入れを模索していたラジオ局の上層部によって、パトリックとの共同司会者候補に推される。
ファーミカル製薬の顧問弁護士を務めるアンソニーは、医薬品業界で最大規模となるトラクシル製薬との合併に伴う買収交渉の会議に出席しなければならなかった。会議当日の朝、妻ソフィアからの“一緒に過ごす時間がない”という愚痴をかわしながら、メールを確認するアンソニー。ところがファーミカル製薬の研究員ゼファート博士のメールを開けたところで、パソコンが動作不良に陥ってしまう。確認を諦め出社したトニーは今日が結婚記念日だったことを思い出し、ソフィアの怒りを鎮めるためサプライズの計画を立てる。秘書のジャネットの協力で会議から抜け出すことに成功したアンソニーだったが、帰宅した家には妻の姿がなく、留守番電話に妻の身代金を要求する誘拐犯からのメッセージが残されていて…。
急逝したガブリエルの死を悲しむ父ホルヘ。最愛の息子の死に納得できない彼は、ガブリエルのSNSを調べ、通話履歴からセバスチアンという男とのビデオ通話を試みる。息子との関係を尋ねるホルヘに、セバスチアンは元恋人だと告げる。息子がゲイだという衝撃の事実に動揺した彼は、ガブリエルの死を知り悲しむセバスチアンを激しく罵倒してしまう。2週間後、セバスチアンに言われた言葉が気になり眠れなくなったホルヘは、息子の本当の姿を知るべく、ボリビアを離れニューヨークのセバスチアンの家を訪れる。アポイントもなしにセバスチアンの家を訪れたホルヘは、再び激しい口調で詰問するが、興奮のあまりその場で昏倒してしまう。
シングルマザーのオードリーは、娘シャイアンを育てるため必死に働いていたが、困窮に陥り家からの立ち退きを求められていた。そんな時、オードリーに亡くなった祖父からの遺産を相続する権利が与えられる。貧困から抜け出せることを期待し安堵するも、実は彼女の知らないところで、祖父が保有していたという水利権を奪う企みが進行していた。遺言書の開示まで1週間と聞いたオードリーは、シャイアンと共に祖父が住んでいた家を訪れる。しかし庭の片隅に積まれた木材の影に潜む男の姿に気づくのだった。急いで逃げようとするオードリー親子に銃を突きつけた男たちは、水利権を移譲する書類にサインをするよう脅す。
アメリカの田舎町。川沿いにある家族経営のレストラン“ワニ小屋”は、地元住民や観光客で大繁盛。そんなある朝、迷惑常連客の変死体がレストランの川縁から発見された。保安官は、レストランが管理していたワニが逃げ出し男は襲われたと見て、ボウチャード一家の兄ジェイソンを殺人容疑にかけることに。しかし店を切り盛りする妹のレイチェルは、前夜に目撃した巨大なサメの背びれを思い出し、男はサメに喰い殺されたと確信。兄の疑惑を晴らすべくサメの行方を追うレイチェルだったが、男子大学生の誘いに乗った妹のクリスタルが、ワニ祭りの近くの川へ行ったことを知り、危機感を覚える。
ホラー映画「笑うチャーリー」の原作者としてカルト人気を得ているサマンサ。当の本人はそれが不満で、続編を望む周りの声を無視して新作のラブストーリーを書き続けていた。しかし、夫の浮気で離婚調停となったことを機に、今まで避けてきた「笑うチャーリー」の続編映画を承諾、原稿執筆のためミシガン州ウォレンの一軒家へと引っ越してきた。ある日、スーパーマーケットで買い物を済ませたサマンサに、松葉づえを突いたディーンという男から、家まで乗せてほしいと乞われる。しかし、見知らぬ人物を車に乗せたくないサマンサは無下に断ってしまう。帰宅したものの買い忘れがあったサマンサが再び車へ向かうと、なぜかその傍らにディーンの遺体が横たわっていて…。
気絶していた博士のジェニファーは、同僚のクーパーに起こされ、自分たちが研究所内の安全室に閉じ込められていることに気づく。緊急警報が鳴り響く部屋には2人の他に、同僚のシモンズ、軍人のカーターが閉じ込められていた。70分以内にこの部屋から出なければ、自爆システムにより部屋が爆破されることを知っていたジェニファーは、部屋からの脱出を試みる。重い扉を開けるパスワードを唯一知っているのはシモンズだけ。しかし彼は未だ意識不明の状態だった。機転を利かせたジェニファーは、シモンズがあらかじめ設置していた仮想専用線で、外部との接触に成功する。しかし国土安全保障省のラングと名乗る男から、この状況はテロリストの襲撃によるものであったことを知らされる。
リドリーは、多くのクライアントたちから絶大な信頼を得ている超一流のボディガード。しかしある時、大統領候補の政府要人と同僚を、国際的暗殺者マックスウェルに殺されるという大失態を犯し、引退を決意。その数年後、元上司に呼び出されたリドリーは、謎の人物から高額報酬の護衛の依頼があると聞かされ、仕事を受ける。しかしその護衛対象者は、自身を引退に追い込んだ張本人マックスウェルだった。顔を見るなり激高し殴りかかるリドリーだったが、スペインのアメリカ大使館に自首してきたマクスウェルが、依頼主や仕事内容を証言するということで、共に護衛していたFBIたちに制止されてしまう。冷静さを取り戻したリドリーは、マクスウェルが帰国し出廷する3日後まで護衛することになるのだが、そんな彼の命を新たな暗殺者が狙っていて…。
アメリカ・カリフォルニア州ベーカーズフィールドで、ヌード姿の女性が目撃される。マスコミの報道が過熱するなか、州知事に呼び出されたエレミヤは、事態収拾のために72時間以内にヌード女性を捕獲することを命じられる。女性を捕まえるために、なぜかミュージシャンとメキシコ人が必要と考えたエレミヤは、ベーカーズフィールドに住むメキシコ人のエドガーたちに接触を図る。女の裸を見たことがないというエドガーたちのために裸の女性を用意したエレミヤだったが、逆にエドガーたちから恨みを買ってしまう。次にエレミヤは女性ミュージシャンのリロイに協力を持ちかけるが、彼女は依頼人がエレミヤだと知ると協力を拒み逃亡するのだった。
1865年、南北戦争真っ只中のアメリカ。南軍の捕虜となっていた北軍のハーディング大尉ら5人の兵士は、気球に乗って敵地から脱走を試みる。しかし気球は天空に開いた奇妙な穴に飲み込まれ、気がつくと見知らぬ孤島に漂着していた。得体の知れない危険な怪物に仲間のトムが犠牲になりながらも、島を探索していたハーディング大尉は、墜落した飛行機から2人の姉妹ジュールズとアビーを救出。話を聞くと、2人は2012年の未来からこの島に迷い込んだという。そしてこの島は、時空の狭間に迷い込んだ者たちの墓場だということが判明する。
ランドリーショップで働くメルディには誰にも言えない秘密があった。それは、客の洗濯物を使った妄想遊び、医者、高校生、バレリーナ、、変身したメルディは、妄想の中で日々性的な欲求を満たしていた。そんなある日、警察官のジェイコブが店にやってくる。セクシーで優しいジェイコブに惹かれるメルディだったが、彼にはセリーヌという美しいモデルの彼女がいた。セリーヌもまた、ランドリーショップの顧客であり、メルディの憧れの女性だった。しかし、彼女が仕事の為にエージェントと肉体関係があることを知ったメルディは、ある計画を思いつく。そんな時、ジェイコブが担当している連続殺人事件の新たな被害者が発見され、、。
彼氏の浮気を発見した女。お風呂に入って泣いていると、バスタブのフタを閉められ、バスタブの中に監禁される。やがてフタにはドリルで穴が開けられて・・・。
アラとエドゥは、女優と脚本家として駆け出しだった頃から10年来の関係。明確な関係性を持たず、ふたりはいつも一緒にいる時間を見つけては身体を重ね合っていた。それぞれ別々のパートナーがいるが、セックスをする度にふたりはお互いにとってなくてはならない存在になっていた。ふたりは映画のプレミアで久しぶりに再会し、いつものようにホテルで身体を重ねるが、アラはパートナーからプロポーズされたとエドゥに伝え・・・
混沌、矛盾、葛藤を抱えた「東出昌大」という一人の人間を静かに映し出していく。息苦しくなり、純粋に山を求めた東出。逃げたと言われるかもしれない。でも、そこには呼吸している時間があった。東出と共に、サバイバル登山家・服部文祥や、写真家・石川竜一など山と生命と向き合う男たちの言葉たちが紡がれていく中、MOROHAの音楽が響き、「生命を頂くとは」何か、今、この社会に問いかけてくる。
大人への失望。親への憎悪。誰ともつながれない寂しさと疎外感。それぞれに闇を抱えながら、音楽を通じてつながりあう3人の中学生。夏休み、都会の片隅にある廃ビルの屋上に集っては、足りない何かを埋めるように、届かない何かを求めるように、彼らは静かに手を取り合う。友情でも恋愛でもなく、ただ互いの孤独を共有しあう少年少女たちの青春劇。
結婚7年目を迎えた海洋学者のジェイソンと、その美しい妻アビー。不治の病を患っているアビーだったが、幸い症状は安定し、2人は互いを大切な存在として愛し合っていた。ある日、ジェイソンの仕事で遠方のポラ市に長期滞在することになった二人。魚類保護プロジェクトで、海洋調査を始めたジェイソンは、そこでダイバーのデニスと出会い意気投合する。デニスとのダイビングを繰り返すうち、ジェイソンには誰にも言えない欲望が溢れ出す。一方デニスは、知的なジェイソンに憧れを抱きつつ、恋人のターニャとの関係も続いていた。そんなある日、ターニャに予期せぬ妊娠が発覚し、混乱したデニスはジェイソンの元へと向かうのだが、、。
2つのマフィアグループの抗争で、ゴンボンは相手グループのボスを刺した。元医師のセジュは妻と赤ん坊を救おうとするが、自分のミスでふたりを失い、刑務所に送られる。セジュは刑期を終えるが、罪の意識をどう背負って生きていけばいいのだろうか?両親に捨てられたジェリムは、神にも捨てられたようだ。早く肝臓移植を受けなければ命が危ない。唯一の慰めは買い物だ。明日はないと思ってクレジットカードを使いすぎた彼女は、債権者から逃げ回っている。3人は互いの境遇に共感する。ゴンボンはドクデパに会いに行き、ジェリムは肝臓移植を受けることを決意する・・・。
警察官のキムはソウルから「シンスンミョン」という名の辺境の町に赴任する。そこは汚職と暴力に満ちた場所で、観光客は暴行を受け、女性はレイプされ、ヤクザは好き勝手にうろつく。犯罪は横行しているが、警察は何もできない。誰も逮捕されない。刑務所に入る者もいない。ある夜遅く、ソヒという教師がキム巡査に友人の不可解な死について抱いている疑念を打ち明ける。KIMはソヒの助けを借りて、町を襲うエスカレートする暴力の輪から逃れる。キムはついに暴力と腐敗の源を突き止め、その過程でソヒと彼女の友人の死の背後にあるものを突き止める・・・。
物事がうまくいかず意気消沈した大学生ジウォンとソヒョンは、苦しい日常から脱出するため東海岸のカンヌン(江陵)へ旅行に出かけるが、借りた車の中に拳銃2挺を発見する。拳銃のため旅行計画が狂ってしまったジウォンとソヒョンは、ずっと奇妙なことに巻き込まれてヨンミとジナという新しい友達に出会う。外見コンプレックスを持った田舎喫茶店のヨンミと、かつて自分を翻弄した男に復讐を夢見ていたジンア。拳銃に魅せられた人たちが一つになって事件は手のほどこしようもなく大きくなるばかりだが・・・
離れの賃貸業だけをやって15年目、男子禁制のヘジュ家の離れにソウルからのお客さんが入居する。最後のロマンスを夢見たヘジュは、秀麗な容貌にマナーまでそろえたお客さんの出現がとても嬉しい。三食すべてにゆで卵を出したり、汚れ物の手洗いまで自ら申し出るほどの熱心さだが、お客さんがヘジュの離れに泊まった理由は、別にあったのだった。
1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを遠い親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと子牛の世話を手伝ったり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごしていくうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場での暮らしに、今まで経験したことのなかった生きる喜びに包まれ、自分の居場所を見出すコット。いつしか本当の家族のようにかけがえのない時間を3人で重ねていく―。
ノアは警察の尋問を受けていた。容疑はゴルフ界のスター選手ギリスの殺人。なぜ平凡な大学生の自分がこんな状況に陥っているのか自問するノア。それは数日前に届いたエミュレーション社からの招待状から始まる。その社に出向いたノアは、そこでカイガーと名乗る男から今回の体験プログラムについての説明を受けた。映画を体験ができるというカイガーの説明を訝しく思いながらも了承したノアは、”映画体験”の筋書き通りの行動を始める。ノアは一軒家に忍び込み、そこで裏切り者のCIA諜報員ギリスを始末するという設定のはずだった。しかし、すでにギリスは殺されていた。慌てたノアはエミュレーション社に連絡するのだが…。
刑務所から仮釈放されたパトリックはLAで働き始めるが、前科があるためまともな職に就けない。勤務先では上司にどやされ、恋仲になった同僚女性も前科を知ると去っていき、皿洗いや清掃に明け暮れていた。そんな日々を送るなか、出所した刑務所仲間のドルフから、ある計画を持ちかけられる。それはパトリックが裕福な妻を誘惑し、密会中にドルフが妻を誘拐。その夫にパトリックが連絡し、「誘拐されたのでカネを払って助け出してほしい」と交渉する詐欺だった。その手口で数件のカネを奪うことに成功するも、刑務所に戻りたくないパトリックは辞めたいと告げる。それを許さないドルフは、次を最後にすると約束してカネ持ち妻を探すが、同じ頃、警察もすでに誘拐詐欺事件の捜査に乗り出しており…。
大手製薬会社オービック社との訴訟を担当する弁護士ソフィーは窮地に追い込まれていた。召喚した証人は証言を翻し、証拠を持っていると断言していたアレンは面談時間に現れず、連絡がつかない状態だったからだ。証人たちの心変わりにオービック社の裏工作を感じながらも、打つ手なしの状況に追い込まれてしまったソフィー。思わず弱音を吐く彼女に、亡き父の親友で共同経営者のブルースは飲みながらの作戦会議を提案する。だが、ブルースから奇妙な電話がかかったきり、彼は約束の場所に現れなかった。心配になったソフィーは警察へ。手掛かりもなく警察署を出たタイミングで、ブルースから再び電話がかかる。それは彼女を振り回す悪夢のような1日の始まりだった。
隠れた名店を紹介・改装して繁盛店に変えることがコンセプトの人気テレビ番組“アビーのレストラン大改装”。次に手がけるお店はテレビ局の意向で、ミネソタ州ミネアポリス郊外にある”ロッコー食堂”に決まる。都会の高級店を扱っていた番組の突然の方針変更にパーソナリティを務めるアビーは戸惑うが、番組存続のため不満を持ちながらも現場へと車を走らせる。道中、羊の群れに行く手を阻まれるアクシデントがあったものの、無事に現場に辿り着いたアビーだったが、ロッコー食堂のオーナーであるトムは、番組撮影が来ることを知らされていなかった。伯母で接客係のマージと彼の娘クレアたちが、くすぶっているトムを見かねて内緒で番組に申し込みをしていたのだった。
何世代にも渡り宿敵同士だった吸血鬼と魔女。だがある時、吸血鬼の息子トードルと、魔女の娘バランティーナが恋し、2人の間に吸血鬼と魔女のハイブリッドの子ども誕生した。だが、トードルたちは子どもたちを城の外に出そうとしなかった。ティーンに成長した息子ブラースは、外の世界に憧れて、フロリダの大学に行きたいと夢見ていた。それは、映画学科の紹介動画に出ていた女子生徒マリアに一目惚れしたからだった。ブラースは妹のベラナを連れフロリダへ。大学に入ったブラースは、彼女の映画制作を手伝うように。ベラナもパブでバイトを始め、外の世界を満喫していた。そんな2人を捜すため、トードルとバランティーナは、険悪な仲の両親たちの力を借りようとするのだが…。
バーチャリー・ユー社のCEOニールは、将来起こり得ることを科学的に示唆することのできる最新技術のプレゼンに躍起になっている。しかし、そんな彼の懐には拳銃が…。時は1年前に遡る。彼には2人の娘がいた。長女モニカは明るく社交的だが、大学生の次女マヤは繊細で内向的。そんなマヤが自殺したのだ。悲しみに打ちひしがれながら、ニールは妻のルーパやモニカに自殺の理由を問い詰めるが、全く見当がつかないでいた。しかし家政婦のディディによって、前年のクリスマスにマヤが帰省した際、とても悲しそうにしていたことを知る。思い立ったニールはマヤの大学へ赴き、ルームメイトらに聞き込みを開始するのだが…。
黒人警官のテリーによる、ヒスパニック系男性の射殺事件がマスコミによってスクープされた。保釈されたテリーは正当防衛を主張するが、事件をスクープした記者スーザンの追求が収まることはない。元々、弁護士を目指していたテリーだったが、地元警官のシルバ巡査に触発され警官への道に進むことに。差別と偏見に苦しみ続けた両親を救った警官の話にも励まされつつ、テリーは己の正義に揺るぎない誇りを持つ男でもあった。間もなくして裁判が始まった。しかし形勢は圧倒的に不利で、有罪判決が言い渡される。その瞬間、テリーは思い余って保安官の拳銃を奪い、判事や陪審員などを人質にして裁判のやり直しを要求。さらに傍聴席にいたスーザンに、真実を突き止めるよう依頼するのだが…。
世界は崩壊した。その中で数少ない生存者の1人となったダニエルは、在りし日の妻と幼い娘のことを思い返しつつ、決死のサバイバルを繰り広げていた。あの時、水道水から井戸水、地下水、雨水などがことごとく汚染され、飲料水以外を飲むことができなくなり、人間たちは次々と滅びていった。孤独な彷徨を続けるダニエルは、森の中で動物捕獲用の罠にかかり負傷したところを、天涯孤独の少女サムに助けられる。2人はそのまま共に暮らすようになり、数ヵ月が経過した。初潮を迎えたサムは、森の中でジェシーという若者と出会うが、ダニエルは彼に不信感を抱いていた。間もなくして、ジェシーは世界崩壊に伴い流行したカルト宗教の信者であることがわかるのだが…。
マジェド教授の受賞パーティーに出席したアンブラー社のCEOジョナス。だが、華やかなパーティー会場はフェニックスと名乗るテロリスト一味の襲撃によって惨劇の場に変貌してしまう。逃げ惑う参加者たちに容赦なく銃弾が浴びせられマジェド教授は死亡、ジョナスも愛する妻ジョアンナを失う。相手が中東を拠点にする国際的なテロリストで警察の手に負えないことを知ったジョナスは、過去の因縁によって自分と同じくらいフェニックスを恨むホークと呼ばれる傭兵に彼の殺害を依頼する。しかし、ジョナスが出したある条件を聞いたホークはこの依頼を拒否、どうしてもフェニックスに報復したいジョナスは強引な手法でホークとの取引を画策する。
ポートランドに住むPRエグゼクティブのミケイラは、仕事こそうまくこなしているものの、恋愛に関してはなかなか良縁に辿り着けない。そんなある日、彼女は行きつけのコーヒーショップのオーナー、オースティンには人を見る目があることに気づく。今後友人から男性を紹介してもらったら、彼のアドバイスを受けつつ、その見返りとしてパティシエ志望の彼が作るデザートの試作品を批評するという取引を交わすことに。その後、彼女はダニエルという男性とマッチングに成功。仕事面では一時不運に見舞われるも結果的に功を奏し、オースティンの店をビストロ化する企画を会社に提案、認可を取りつけることに成功する。一方のオースティンは、交際中の彼女からの提案であるボストンへの引っ越しを蹴り、ミケイラの案に賭けてみるのだが…。
ホリーは母親と姉のエリザベスと、フロリダ郊外の一軒家に住んでいた。しかし母親は家族の生活費を稼ぐため、ほとんど家に帰ってくることがなかった。ある日、ホリーが1人で留守番中に粘土遊びをしていると、目の前にポタポタと血のような赤い水滴が落ちてくる。思わず水滴を指で触れたホリーだったが、一瞬目を離した隙に水滴は消えてなくなっていた。その夜、エリザベスと友人たちが家でパーティを開きバカ騒ぎを始める。そんな騒ぎをよそに1人で寝ていたホリーだったが、やがて悪夢にうなされ誰かからの“起きて”という声で目を覚ます。誰もいないことを確認して再び眠りについたホリーだったが、目の前に少女の霊が現れるのだった。