14歳の時に誘拐され海外へ売り飛ばされる直前、裏組織のボス・ブラックドラゴンに救われたフェニックス。その後彼女は殺し屋としての訓練を受け成長、組織のために働いていた。彼女の娘を拉致したブラックドラゴンの交わした「7つのミッションを成功させれば、母娘ともに解放する」との約束を信じて罪を重ねていくフェニックス。彼女に最後のミッションが与えられる。それは、4人の暗殺者たちとチームを組み、PCを見つけ出すこと。そのPCには国家防衛のために打ち上げられた情報衛星をコントロールするコードが仕込まれているという。フランス犯罪の巨大闇グループもそのPCを追っていた。寡黙なタイガー、暴力的なスネイク、妖しげなオックスとドライバーのホーク。互いの素性も知らぬままに5人は手を組み、激しい争奪戦を繰り広げていく。
平和な学園に訪れた普段と変わらぬ日常。誰もが想像しえなかった。その日が悪夢の一日となることを…。学園カウンセラーであるジェシー(バートン)はその日、6日前に兄を交通事故で亡くした高校生イリーをカウンセリングするよう学園長のエディソン(ダンカン)から頼まれる。イリーは放課後に同級生たちから暴力を受けていたところをエディソンに発見されたのだ。同級生に関するおぞましいスケッチを描き、彼らに見せたのだという。暴力をふるった5人を音楽室に待機させ、カウンセリングを始めるジェシー。沈黙を通していたイリーだったが、次第に心を開き始める。彼は彼女に打ち明けた。学園の人気者だった自分の兄デヴォンを殺したのは実はあの5人であり、呪術師の手によって蘇った兄が彼らへの復讐を果たすために今ここに向かっているのだというー。兄を亡くした精神的ショックからパニックを起こしていると疑っていたジェシーだったが、その時婚約者である警官のトラヴィス(サワ)から電話がはいる。デヴォンの墓が掘り起こされ死体が消えていること、兄弟の母親が自宅で死んでいたこと、不審な老婆を見かけたこと―。ジェシーは胸騒ぎをおぼえる。イリーがロッカーに隠していた、スペイン語で書かれた黒魔術の本を開いてみるジェシー。そこに書かれていた不吉な予言。そして、次第に学園が不穏な空気に包まれていく・・・。全てはイリーの狂言なのか。それとも、彼の言うとおり、死者が復讐に訪れるのか。
1879年、良家の長男として生まれ育った荷風。父の意向に反し、早くから文学の道を志した荷風は、やがて玉ノ井の娼家でお雪と出会う。世の中の底辺に生きながらも清らかな心を持つお雪に、荷風は運命的なものを感じ、57歳にしてついに結婚の約束をするが・・・。
夏休みが明けた頃、東京から新潟の山あいの高校に転校してきた宮沢真理(石橋杏奈)。都会で育った真理は、昔のままの木造校舎や雄大な自然の風景がとても新鮮で、安らぎを感じていた。ある日、見馴れない制服を着た美しい少女、岡部梨絵(竹富聖花)と出会う。神秘的な目でじっと真理を見つめる梨絵は、「帰ってきたの?」と言い、不意に口づけをする。呆然と立ち尽くす真理。気がつくと梨絵はその場から消えていた。それから真理と梨絵は不思議な交流を重ねていく。 やがて真理は、豊かな自然や友人、町の人々に囲まれて、傷ついた心を癒していくが・・・。
大学生になったエマは、大学寮での新生活を始める。彼女はひとつ秘密を抱えていた。幻影と幻聴。統合失調症と診断され薬が手放せないのだ。賑やかなキャンパスライフに心躍るエマだったが、ここでも自分を呼ぶ声に悩まされる。日ごとにその声は形を帯びていき、恐怖感に苛まれ続ける彼女は次第に一部の同級生から好奇と嫌悪の目で見られるようになる。だが、優しい仲間も得て、彼女は自分の病気と向き合おうと決意するのだった。ある夜、キャンパス内で封鎖されている病院跡から彼女を呼ぶ声を聴いたエマが建物に近づくと、ひとりの警備員から「決して近づくな」と強く警告される。警備員が去った後、興味本位で友人らと施設内に侵入したエマは暗闇に一人迷い込んでしまう。その間、友人たちは施設内焼却所に陳列されていた壺を誤って割ってしまい、舞い散る灰を吸い込んでしまう。その夜以降、彼らはコントロールできない何かに支配されていく。また、エマを呼ぶ声も明確さを増していく。遂に殺人事件が発生。実は、友人たちが吸い込んだ灰は、その施設内で人体実験の対象とされて焼き殺された精神病患者の遺灰だった。ヤツの狂気に操られ、彼らは次第に恐ろしい事態を引き起こしていく・・・。
1975年大晦日。レンゾ・ウェズが経営するクラブでは、盛大なパーティーが行われていた。影からその様子を伺う女性刑事ウォマックと相棒のデュプレ刑事。レンゾの裏の顔は、この地域一帯を支配する凶暴マフィアの首領(ドン)であった。過去に最愛のパートナーだったウィリアム刑事をレンゾ一味に惨殺された過去を持つウォマックは、レンゾのしっぽを掴むために決定的な証拠を追い続けていた。が、レンゾ一味のやりかたは巧妙かつ狡猾で、法的に逮捕する事がなかなか出来ない。ジレンマと憎しみとで苛立つウォマックは刑事という立場から次第に逸脱した行動をとるようになる。法に忠実であろうとするデュプレ刑事は彼女を制しようとするが、自分の婚約者があろうことかレンゾの姉であることを知り、愕然とする。一方、不動の地位を得たはずのレンゾは、次第に仲間でさえも次々と手にかけていくようになる。耐え兼ねた部下たちの心は離れていく。はたして、レンゾが向かう先にあるものとは―。
可憐な独り暮らしを営む老女アン。ショッピングモールで泣いていた少女アリスに声をかけたことがきっかけで、アリスは度々アンのアパートを訪れるようになる。実はアリスは婦人の厚意を利用していたのだが、10代少女特有の魅力にひかれたアンは彼女に母のような愛情を持ち、彼女の自慢でもある美しい蝶の標本が並ぶ「蝶の部屋」を見せるのだった。だが、アリスが別の婦人とも同様の関係を築いていることを知ってショックを受けた時、アンの心に長年封じてきたある感情が再び芽生え始める。そしてアリスの身に不幸が襲いかかる。
ブラジルの亜熱帯地帯、マングローブに囲まれたエスピリトサント。まるで文明から切り離されたようなこの極貧の村に暮らす住民たちは、泥沼から貝類を捕獲してなんとか生計を立てていた。が、徐々に水質汚染の波が押し寄せ、漁業が壊滅状態に追い込まれてしまう。生活苦にあえぐ村人たち。感染は人体にも影響を及ぼし、村人の皮膚はただれ、膨れ上がっていく。悪夢はそれだけではなかった。悪臭漂う泥沼の中から突如、恐ろしい容貌のゾンビが襲いかかってきたのだ。次々と感染、増殖していくゾンビたち。一人、また一人と無残に殺されていく村人…。臆病だった男ルイスは恋人を守るため、小さな手斧とライフルを手に、ゾンビと対決する。はたして、カオスと化したこの湿地帯で、二人は無事生き延びることができるのだろうか…。
25歳の森谷千波(小橋めぐみ)はごく普通のOL。しかし千波はそんな日常の生活に少なからず不満を感じていた。それは、彼氏の佳介(高橋一生)の仕事が忙しく2人で会う時間が急に減ってきていたから。佳介も気にかけており、今の仕事が落ち着いたら千波に結婚の意志を伝えようと考えていた。そんな折、千波の部署に新しい課長の桑村(保阪尚希)が赴任してきた。妻子ある40歳の桑村はスポーツマンタイプで甘く端正な顔立ちから、課のOLたちの憧れの的となる。桑村から食事に誘われた千波は「食事だけなら」と軽い気持ちで付き合う。佳介がいる千波にとって、桑村の左薬指で輝く結婚指輪が「この人には妻子がいるから」という安心感を与えていた。しかし、その日から2人の心と心が急速に近づき始める。そしてついに、2人の肌と肌が重なり合うときが訪れる。
愛慾と情痴、獵奇と狂氣、享樂と叫喚、そこは地獄と極楽がお互いに愛撫しあう場所。―屋根裏から覗き見たことは、誰にも話してはいけない――編集者の富岡奈緒子(嘉門洋子)は、おどろおどろしい作風でカルト的に人気を得ている今は亡き画家、郷田三郎の特集記事の取材で、彼が生前に身を寄せていた東栄館を訪れる。館はあたり一面の草原と雑木林に囲まれ、人の目を避けるようにひっそりと佇んでいる。郷田のファンである奈緒子は、館内に飾られている作品に興奮を覚え、次々とカメラのシャッターを切っていく。この館に住む住人は、主人の山根、病気療養中の青年・桜井、借金から逃げてきた阿久津夫妻と娘のマドカ、そして家政婦のカオリの6人で、奈緒子は彼らに生前の郷田のことを聞きだそうとする。だが、主人の山根以外の住人たちは、生前の郷田の話をしようとしない。翌日、桜井と散策中に郷田のことを問いただすと「絵のうまいただの精神病患者」と言い放ち、「あまり首を突っ込まない方がいい」とクギを刺し、その場から立ち去ってしまう。そんな時、マドカから郷田は屋根裏が大好きだったことを聞かされる。その夜、屋根裏に上がり“散歩者”となった奈緒子はこの館の秘密を知ることとなる・・・。
弁護士の夫を持ち、社会的にも経済的にも恵まれた生活を送る女、園子。何不自由ない毎日を過ごす彼女の前に現れた妖艶な女、光子。美術学校で出会ったふたりは、光子の提案によって奇妙な関係を結ぶ。それは光子の婚約を破談にするため、ふたりが同性愛であるかの如くふるまうこと。当初は戸惑った園子ではあったが、光子の神々しいまでの美しさに魅了され、園子の夫も巻き込んで次第に悦楽の迷路に彷徨いこんでゆく・・・。
年上の男との包み込むような穏やかな愛の生活―年下の男との激しい愛欲―どちらも私を満たし、そして心を乱す・・・だって、愛してるの。 妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週にきっちり半々、行ったり来たりしている。妻と別れて欲しいと考えたこともなく、知子はこの平穏な生活に、自分が満足していると思っていた。しかしある日、木下涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。涼太は昔、知子が結婚していた頃、どうしようなく恋に落ち、夫と子供を捨て駆け落ちをした男だった。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。そして涼太の知子を求める情熱はやがて、知子が心の底に仕舞い込み、自分自身も気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく。
鳴かず飛ばずのカナダのインディーズバンド「ウィナーズ」。マンネリ化したいつものライブ後、ベース担当のジェニファーはとうとうバンドに愛想を尽かし、薄気味悪い男と一緒に消えてしまった。翌日、姿を現した彼女はまるで別人!?のように様子が変わっていた。目の色や外見だけでなく、メンバーも驚くほどの演奏力や魔力的なカリスマ性を備えて。なんとジェニファーは一晩でヴァンパイアになっていた!!メンバーは困惑するものの、ジェニファーが放つ妖艶な魅力でバンドは人気急上昇。カナダを越えてアメリカツアーも大成功。もっともっとBIGになるためには俺たちもヴァンパイアになるしかない!とメンバーは次々とヴァンパイアに。しかし、ヴァンパイア・ハンターのエディ・ヴァン・ヘルシングが彼らを追いかけていた・・・。
クラブの用心棒マルコ(マルコ・ザロール)は、強盗に襲われ両親を惨殺された過去をもつ男。唯一の家族、弟のチトはそのショックで心を閉ざし、現在入院療養中。愛する弟の治療費と生活費を稼ぐため、クラブのオーナーからの嫌がらせに耐えながら、毎日一人黙々とトレーニングを続けるマルコだったが、ある日、日課のジョギング中に偶然強盗団が押し入る現場に遭遇する。とっさに強盗のマスクを奪って顔を覆い強盗団を撃退、襲われていた住人女性を救う。そのまま顔を見せずにその場を立ち去ったマルコ。次の日、ワイドショーでは「覆面ヒーロー、強盗を退治!」のニュースで大騒ぎとなる。マルコが助けた女性は人気美人TVレポーター、マリアだったのだ。チトもニュースを見て大喜び。覆面ヒーローのマネをして少しずつ心を開いていく。その様子を見たマルコは、弟のために一大決断をする。お手製の覆面をかぶり、「ミラージュマン」と名乗って街に巣食う悪者たちと戦うことを決意する。決して素性を明かさない「ミラージュマン」。彼のマネをしてヒーローを名乗る者まで出てくるなど、一躍時の人となるマルコ。ミラージュマンとして、マリアともいい雰囲気になっていくのだが・・・。
台北でミュージシャンとして成功するという夢に破れ、台湾最南端に位置する故郷・恒春に戻った青年・阿嘉(アガ)。無為に日々を過ごすうち、郵便配達の仕事があてがわれた彼は、宛先不明で未配達の郵便物の中に、今では存在しない住所“海角7号”宛ての小包を見つける。その中には、60年前、敗戦によって台湾から引き揚げる日本人教師が、愛しながらも別れなければならなかった台湾人女性を想って船上で綴った7通のラブレターが。しかし日本統治時代の住所を知る者は、今や誰もいなかった。そんななか、阿嘉は日本人歌手・中孝介を招いて催される町興しライブの前座バンドに無理矢理駆り出される。成り行きで監督役を任された売れない日本人モデルの友子とは衝突ばかり。小学生の女の子や80歳の老人という寄せ集めのメンバーでは練習もままならず、余計にやる気を失っていく阿嘉をよそに、刻々とライブの日は近付いていた・・・。
未来の理容師、美容師を育てるために夢を持って専門学校の教壇に立っている久沙江。学生たちも未来の自分に思いを馳せて夢を抱いている・・・、はず!?ハサミを使ったカットの技術に自信が持てなくて不登校ぎみの学生、複雑な家庭環境に思い悩み授業に身が入らない学生。奮闘努力の甲斐あって久沙江はそんな彼ら、彼女らを立派に巣立たせることができるのだろうか?教壇に立ちながらも悩む久沙江、そんな時人と人との「絆」が悩む久沙江に教育とは何か、という事を教えてくれる。
『サビ男サビ女』の”サビ”とは何か?金属の”錆び”ではなく、「わびさび」の”さび”でもない。それは、歌の”サビ”。つまり、AメロBメロをすっ飛ばして、いきなり”サビ”から入るような、そんな超個性的なキャラクターを「サビ男サビ女」と命名しました。普通の人たちから見るとかなり突飛に見える彼らの行動ですが、よく見てみると、実は自分の衝動に正直に従って一生懸命生きているだけ・・・。他人から笑われたり、責められたりしても、行くしかない!そんな彼らは、本当はとても愛すべきキャラクターなのです。4人の「サビ男サビ女」が巻き起こす、ちょっと奇想天外なワンダームービーの誕生です。4人の豪華キャストと4人の精鋭監督、注目の才能たちが結集したショートムービー「サビ・ワールド」は、まさに才能のワンダーランドから生まれた愛すべきエンタテインメント作品です。
「非女子」だっていいじゃん!!自分らしく生きようとしすぎるあまり、女はこうあるべきという世間の枠から飛び出した「非女子」たちを主人公に、現代の女性にとって本当のハッピーとは何かを問いかけるオムニバスコメディ。全7話を収録。