函館向陽高校3年生の村上直樹(田中圭)は、学年でトップクラスの成績を誇り、東大合格を目指して勉強中の身だが、ある日、好意を抱いていた同じ高校の水野遥(三津谷葉子)に告白したことで人生が変わってしまう。
弁護士マルクは、浮気現場を妻ジャンヌに見つけられ、離婚を言い渡されてしまった。ジャンヌは新しい恋人アントワーヌとさっそく同棲を始める。マルクも高級コールガールのサマンタに出会い、体を重ねて愛し合うようになるが、彼女はジャンヌと意気投合。やがて四人は奇妙な共同生活を始めたが……。後に、『美しき諍い女』の体を張った挑発的な演技で大人の女優として評価されるベアールの初主演作。監督はエドゥアール・モリナロ。
大ヒット曲「Jupiter」の作詞家としても有名な、吉元由美の「いつもなら泣かないのに」という短編集の映画化作。30歳前後の女性が抱える仕事と私生活での等身大の悩みを受け入れながら、前向きに生きていく主人公を、映画初主演となる人気モデルの田波涼子が演じる。
19世紀の半ば、スコットランドからニュージーランドへ写真結婚で嫁ぐエイダ。旅のお供は娘のフロラと一台のピアノ。エイダは6歳の時から口がきけなく、ピアノが彼女の言葉だった。そのピアノを夫のスチュアートは重すぎると浜辺に置き去りにし、原住民に同化している男ベインズの土地と交換してしまうが、ベインズはエイダに“ピアノ・レッスン”をしてくれればピアノを返すという。レッスン一回ごとに黒鍵をひとつずつ。エイダが奏でる甘い調べは、いつしか激しい愛とエロティシズムの炎を燃えあがらせてゆく・・・。
大正7年、盲目の女旅芸人おりんは山間の阿弥陀堂で大男・平太郎と出会い、地蔵堂などを泊まり歩く奇妙な二人旅が始まった。ある日平太郎がいない間に、おりんは香具師仲間の別所彦三郎に帯をとかれてしまう。全てを見た平太郎は、ノミを片手に走り去る。2人は別れて旅を続けるが、後に再会し結ばれる。しかし、平太郎は別所殺しの殺人犯・脱走兵として追われていた。平太郎は逮捕され、おりんが初めてつかんだ愛もつかの間に終わる。
蒼木門は石で漫画を描く自称「漫画芸術家」。当然食えない。門はバイト先のOL証恋乃とふとしたきっかけから、一夜を過ごす。しかし、翌朝目覚めて見ると、全身ヘンな格好をさせられていた。恋乃は帰宅後は同人誌漫画家へ変身するコスプレイヤーだったのだ。最悪の出会いだったが、二人は下心から惹かれあっていく。しかし漫画バーを経営する元売れっ子漫画家の中年・毬藻田が二人の恋路に立ちふさがり、3人の恋と未来を賭けたマンガバトルが始まった!
韓国人気俳優イ・ジョンジェ主演のロマンティック・ラブストーリー。記憶の一部を失った青年が愛する女性の記憶を取り戻すため、大学時代の同級生と様々な思い出を語り合ううちに恋に落ちる姿を描く。『雨に唄えば』のミュージカル・シーンを思わせるダンスを披露した、イ・ジョンジェの熱演も見ものだ。ある雨の夜、天気予報士のジンス(イ・ジョンジェ)は交通事故に遭い記憶の一部を失う。誰かを激しく愛したという感覚はあるが、相手が誰なのか思い出せない。彼は大学時代の女友達ヨニ(チャン・ジニョン)に協力を頼み、失われた記憶を取り戻そうとする。
全盛を極めた唐王朝が衰退を始めた9世紀中頃の中国。世間では“飛刀門”なる反乱軍が民衆の支持を得て勢力を拡大していた。飛刀門一派の壊滅に乗り出した王朝側は、捕吏のリウとジンに飛刀門のリーダー拘束を命じる。リウは遊郭で評判を呼んでいる盲目の踊り子、シャオメイが飛刀門の一味とにらみ、遊郭の客になりすましたジンを送り込む。首尾良く娘を捕えるが、シャオメイの口が堅いと知ったリウは、今度はジンにシャオメイの脱獄を手助けさせ、彼を反乱戦士と信じ込ませて飛刀門のアジトへ案内させるよう仕向けるのだったが…。
教員資格を取得するため、ソルボンヌ大学で猛勉強の日々を過ごしているバランティーヌ。彼女は息抜きのためスキー場を訪れ、そこで若手音楽家のエドゥアールと知り合う。次第に彼に惹かれていくバランティーヌだったが、ある日エドゥアールが浮気がちなプレイボーイだと知ってしまう…。人気フランス人女優ソフィー・マルソーが恋に翻弄される女子大学生を演じたラブストーリー。共演はヴァンサン・ランドン。
1997年7月7日。下関と釜山の間で行われた親善陸上大会に出場した郁子は、一人の韓国人の男の子と出会い、淡い恋をする。「来年の夏、この大会で再会しよう」携帯もメールも無い時代、日本と韓国が今ほど親しくなかった時代。郁子の初恋を何とか実らせたいと奔走する真理、巴、玲子の3人の胸にも、いつの間にか郁子の切ない想いが住み着き、そして奔流のようにあふれ出す---。
16世紀半ばのヴェネツィア。外国人のジュールズは、街で若く美しい貴婦人・ヴァレリアと黒衣の未亡人アンジェラと出会い、心ひかれる。アンジェラもまたジュールズを忘れられず、彼と濃密な一夜を過ごす。一方ヴァレリアもジュールズを捜し出し、彼と情熱的な夜を楽しむのであった…。
チャットゲーム“フー・アー・ユー”の企画者・ヒョンテは、掲示板に“フー・アー・ユー”を誹謗する文を書き込んだ謎の女性の存在が気になり、正体を探っていくうちに彼女に惹かれていく。
特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かったエマニュエルが、飛行機内で再会した初老のマリオに語る愛と官能の物語…。アムステルダムで休暇を楽しんでいたエマニュエルは、交通事故に遭い記憶喪失になってしまう。精神分析医シモンの治療により、かつて彼女が愛した男たちの記憶が次々と蘇る。そして浮かび上がる、彼女が探し求めていた理想の男性とは…?
特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かったエマニュエルが、飛行機内で再会した初老のマリオに語る愛と官能の物語…。舞台はベニス。そこでエマニュエルの友人アナイスは富豪のジョンと結婚するが、彼は事故で帰らぬ人となってしまう。エマニュエルは未亡人となった彼女の家を訪ねるが、同居人の気難しい義母に面会を拒まれてしまい…。
特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かったエマニュエルが、飛行機内で再会した初老のマリオに語る愛と官能の物語…。マリオの甥であるスティーブンは、航空会社の重役でやり手のビジネスマン。彼は南アフリカで出会ったシャラメという女性に夢中になり、自社のCMへの出演を依頼する。しかし彼女は忽然と姿を消してしまい…。
特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かったエマニュエルが、飛行機内で再会した初老のマリオに語る愛と官能の物語…。カンヌ映画祭を訪れたエマニュエルは、プロデューサーのアランに大賞候補のサムを映画祭に連れ出してほしいと頼まれる。エマニュエルはその頼みを引き受け、マスコミ嫌いのサムが引きこもっているバリ島へと向かう…。
特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かったエマニュエルが、飛行機内で再会した初老のマリオに語る愛と官能の物語…。舞台はギリシャ。エマニュエルと友人ココは、彫刻家ミハイリスとその妻アンドレアを訪ねる。そこで彼らの夫婦生活が上手くいってないと聞かされたエマニュエルは、2人の仲を元通りにするため媚薬を使い…。
特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かったエマニュエルが、飛行機内で再会した初老のマリオに語る愛と官能の物語…。舞台は香港。そこでエマニュエルは友人ニキと落ち合うが、彼女は会社の上司ニノに恋をして悩んでいた。それを聞いたエマニュエルは媚薬を使い、ニキになりすましてニノを誘惑する…。
飛行機内で若く美しい女性が初老の男性マリオの隣に座り、彼女は名乗る―「私はエマニュエル」。20年前、彼女に性の調教を施した張本人であるマリオは信じないが、彼女は特殊な媚薬で永遠の若さと不思議な能力を授かっていたのだった。本来の姿に戻って見せたエマニュエルは、彼女が世界各国を巡って繰り広げた愛と官能の旅路について語り始める…。
フレッド・ジンネマン監督によるミュージカル映画。1943年の同名ミュージカルが原作。リン・リッグスによるブロードウェイ劇「ライラックが盛んに咲く」をベースに、オクラホマが州として承認される1906年にクレアモア駅近くの田舎でおこった出来事を描く。
ジェームズ・A・ミッチェナーの小説「南太平洋物語」のミュージカル化でブロードウェイで驚異的なロングランを続けた作品の映画で、ミュージカルの演出も手がけたJ・ローガンによる作品。出演は『旅情』のロッサノ・ブラッツィ、『魅惑の巴里』のミッチー・ゲイナー、『お茶と同情』のジョン・カー等。
ルシアは、マドリッドの中心街のレストランで働く若いウェイトレス。6年間同棲した作家の恋人が失踪したことを知り、地中海の静かで明るい島に、逃げるように出かける。そこでルシアは、陽光輝く環境の中で、彼の小説の禁じられた一節を遠隔操作されて読むように、彼の過去の暗部を覗き始める。公開当初、多数の映画祭で賞を獲得しながらも、過激な性描写でアメリカでは広告掲載を拒否されるなど世界中を騒然とさせた話題作。
海とオレンジ畑に囲まれた港町のカフェの娘マルティナは、新任の高校教師ウリセスと恋に落ちて結婚。だが些細なスレ違いを機に妻と新生児の息子を残して家を出たウリセスは、嵐の海で消息を絶ってしまう。数年後、富豪と再婚したマルティナの元に思わぬ人物から電話があり…。『おっぱいとお月さま』の名匠ビガス・ルナが、男女の抑えきれない激情の愛を壮絶に描いた恋愛映画で、ワトリングが体当たり演技で魅せた官能作。
イヴァンは人気女優のシャルロットを妻に持つスポーツ記者。いつもファンにちやほやされる彼女と映画のラブシーンにやきもきさせられているが、二人の間には固い固い絆がある。ある日撮影でロンドンに出かけたシャルロットを訪ねてイヴァンも撮影現場を訪れるが、そこは彼の想像とはかけ離れた世界だった。シャルロットと共演男優の仲に疑心暗鬼になった彼は、妻の行動を理解しようと演劇グループにも参加してみるが。。。
結婚式の企画・演出をするウェディング・プランナーのメアリーは仕事に打ち込むあまり、父の勧める見合いにも気乗りがしない。彼女は食品会社の社長令嬢フランの結婚式を控えて、慌しい毎日をおくっていたが、ある日偶然に医師のスティーヴと出会い、デートをして恋に落ちてしまう。しかし、スティーヴはフランの結婚相手であることが判明。動揺したメアリーはスティーヴのことを責め、彼とフランの結婚を支えようとするが…。
南イタリア、ナポリの沖合いに浮かぶ小さな緑の島。貧しい漁師の父親と二人で暮らすマリオ(マッシモ・トロイージ)は、チリから亡命してきた高名な詩人パブロ・ネルーダ(フィリップ・ノワレ)に、世界中から送られてくる大量の手紙を届ける郵便配達人の仕事を得る。丘の上に佇むネルーダの住まいまで自転車で通うのは大変だったが、マリオは女性からのファンレターが大半の“愛の詩人”に興味を抱いていた。温かみがありながらどこか厳しく、圧倒的な存在感を放ちながらも愛妻と甘い声で「アモール」と呼び合うネルーダに、マリオはたちまち惹きつけられる。ネルーダの詩集を取り寄せたマリオは、ネルーダの詩集を熱心に読みこむようになる。そして、ネルーダに感想を伝え、詩の内容について質問する。ネルーダは隠喩についてマリオに教えながらも、意味を理解することより感じることが大切だと説く。やがてマリオは自分も詩を書きたいと願い、自らの生き方や社会について考えるようになり、ネルーダと対話を重ねていく。ネルーダは、マリオの何ものにも染まらない、まっさらな感性に度々驚かされるのだった。そんな中、港のバーで働くベアトリーチェ(マリア・グラツィア・クチノッタ)に一目で恋したマリオは、ネルーダに助けを頼む。ネルーダはマリオの強引な態度に呆れながらもどこか憎めず、一肌脱ぐことになった。マリオの書いた詩の隠喩のお蔭でベアトリーチェはマリオに興味を持つ。二人の恋は燃え上がり、ネルーダの後押しもあって結婚が決まる。村中の人々がお祝いに集まった結婚式の日、ネルーダのもとにチリでの逮捕命令が取り消されたという報せが届く。ネルーダはチリへと帰国し、失業したマリオはベアトリーチェの店を手伝いながら、ネルーダからの手紙を待ち続けていた。だが、ようやく届いたのは、ネルーダの秘書からの荷物を送ってほしいという事務的な手紙だった。失望を胸にネルーダの家を訪れたマリオは、ネルーダが録音したテープを聴き直すうちに、どんなに多くの素敵なことをネルーダが残していってくれたかに気づく。5年後、島を再訪したネルーダとマチルデ。再会の喜びに胸を躍らせてベアトリーチェの店に立ち寄るが・・・。
新任教師として田舎の村に赴任してきたアメリアは、レストランを経営するカルロと出会い、結婚する。ところが夫はアメリアを性具としか見ておらず、彼女は愛に飢えた日々を送っていた。ある時、カルロの店に年の離れた従妹のマリレーナが住み込みで手伝いにやってきた。若く魅力的な彼女を誘うカルロ。マリレーナはカルロの心を弄びながら、仕事で村にやってきたロランドを誘おうとする。しかし、彼はアメリアに心惹かれる。
友人マーカスに会うためニューヨークを訪れたエマニエル。マーカスは仕事に追われて恋人エリザベスにも冷められ、さらに取引先の金が横領されるという窮地に立たされていた。そんな彼を不憫に思ったエマニエルは、他人の感覚を自由に操れるアクセサリーを使ってエリザベスを欲情させ、彼らの仲を取り持つのだが…。
太古から神が宿る神山(シンサン)の麓に暮らしていたメ族とファサン族だったが、天下支配というメ族の野望は遂にファサン族との戦争へと発展。この戦争はシンサンの怒りを買い、メ族は呪いをかけられ荒野へと追いやられる。以来、メ族は全てを失いシンサンの呪いに縛られたまま部族再生の日を待ち望むのだった…。それから数百年。メ族の女族長スはファサン族のハンとの間に娘ピを授かる。しかし、これはメ族再興への謀略で、スはファサン族の血を引く娘ピを生贄に捧げることでシンサンの呪いを断ち切ろうとしていたのだった…。
新たなる快楽を求めて世界中を旅するエマニエルが訪れたのはサンフランシスコ。とあるギャラリーで客を装ったカップルが絵画の盗難を企てていることを知ったエマニエルは2人を止めようとするが、隙を突かれて絵はすり替えられてしまう。エマニエルは絵を取り戻すべく、アクセサリーを使って2人の情事に忍び込む…。
他人の心と感覚を自由に操れるアクセサリーを使い、悦楽の旅を続けるエマニエル。ある日、エージェントのアマンダの依頼で、囚人のオニッツから重要なディスクの隠し場所を聞き出す任務に協力することに。しかし、オニッツは超能力によりアマンダの頭脳にエロティックな妄想を送り込み、官能の世界に陥れようとする…。
8月の地中海。実業家夫人のラファエラは、召使いのジェナリーノをこき使っていた。ある日、彼女はジェナリーノにモーターボートで洞窟に向かうように命じる。しかし、途中でボートが故障、2人は無人島に辿りつく。何もない無人島でブルジョア育ちのラファエラは役に立たず、ジェナリーノは日頃の恨みを爆発させる。そうして主従関係が逆転する中、ラファエラは、ジェナリーノの野生的な姿に強く惹きつけられていくのだった。
南の島でバケーションを楽しんでいたエマニエルはある日、天才科学者マギーが発明した、他人の体に自由自在に入り込みその人物の感覚や快楽を味わうことができるアクセサリー型の装置を譲り受けることに。マギーからアクセサリーを使って性の情報を集める指令を受けたエマニエルは、調査のためにラスベガスへ飛ぶ…。
16歳の高校生スティーヴンが、ある日恋をした。相手はなんと男の子で学校一の人気者ジョン。もちろんガールフレンドもちゃんといる。最初は単なる片思いだったが、次第にジョンもスティーヴンの素直さに惹かれていく……。
フェリックスは遊園地を経営する孤独なオーナー。出会いのない生活の中に突然、謎めいた女ローラが現れる。過去を隠し、どこか影を宿した彼女に彼は惹かれてゆく。二人は順調に愛を育んでいるように思われたが、ある日ローラが突然失踪する。フェリックスが彼女を見つけ出すと、ローラは自分が男に追われており彼を殺してほしいと頼むのだが。。。。
エマニエルの宝石コレクションの中でも最も価値が高いダイヤモンド。そのダイヤを持って出かけたエマニエルは、列車の中で出会った男ジェイクと本能のままに激しく求め合い快楽の渦に溺れるが、ふと気づくとジェイクはダイヤが入ったバッグもろとも姿を消していた。エマニエルはバッグを取り戻すため、例のアクセサリーを使い…。
18歳の夏休みを父の別荘で過ごすため列車に乗り込んだ少年パトリック。彼は、列車の洗面所で美しい女性が情事にふけっている姿を目撃する。目的地に到着した彼は、父から列車にいた女性を恋人だと紹介される。だが、それ以上に彼の関心をさらったのは、隣の別荘を訪れていた幼なじみの少女ジュリアだった。女性らしく成長したジュリアに心を奪われるパトリックだが、あるとき彼女が父と関係を持ったと知る…。
天才科学者マギーが発明したアクセサリー型の装置を使って、人々が繰り広げる快楽のデータを集めるために世界中を旅するエマニエル。友人の国王を訪ねて来たエキゾチックな楽園で、実業家のマットとその妻アシュレイに出会う。国王からハーレムに招待されて困惑している2人に、エマニエルはアクセサリーを使って助け舟を出すことに…。
知的中流階級で理想主義的なシュレーゲル家と、実業家で現実的なウィルコックス家。正反対な両家は旅行中に親しくなり、シュレーゲル家の次女ヘレンは、田舎にあるウィルコックス家の別荘、“ハワーズ・エンド”に招かれる。美しい田園風景と人々の歓待に囲まれ、ヘレンは次男・ポールに一目惚れ、ふたりは恋におちる。ヘレンは姉に宛てて「婚約しました」と綴る。この手紙の行き違いによる大騒ぎで物語は幕を開ける。運悪く、ロンドンのシュレーゲル家の向かいにウィルコックス家が越してきた。失恋の痛みは癒えたもののヘレンは彼らに会おうともしない。しかし、穏やかな姉、マーガレットは、老夫人ルースと親しくなった。現実を合理的に割り切るウィルコックス家の中で、ただひとり魂や自然の声に耳を傾けるルースとマーガレットは、血のつながりを越えて深くわかりあった。死を前にして「ハワーズ・エンドはマーガレットに」という遺言を残して逝ったルース夫人。しかし遺言はもみ消された。その後、マーガレットは残された夫、ヘンリーと結婚しウィルコックス家へ、ヘレンは、ヘンリーの失策から失業したパスト氏と、同情のあまり一夜をともにしてしまい、シュレーゲル家は崩壊してしまう。階級や立場を超えて、人は愛しあうことができるのだろうか。
1957年、冬のウィーン。マックスはホテルの夜番のフロント係として、身元を隠して働いている。彼は戦時中、ゲットーの責任者として権力を振るうナチスの新鋭隊員だった。ある日、若手指揮者アザートンの妻ルチアがホテルを訪れる。実はルチアは、かつてマックスがゲットーで弄んだ少女だった。ルチアは思いがけない再会に驚きウィーンを去ろうとするが、アザートンはルチアを残して単身フランクフルトヘ飛び立ってしまう。
第二次世界大戦の最中、結婚式をあげたばかりのアントニオは極寒のロシア戦線に送り込まれる。次々と仲間たちが倒れてゆく中、彼を救ったのは地元の娘マーシャだった。時は流れ、帰らぬ夫を待ち続けるアントニオの妻、ジョバンナはモスクワへと旅立つ。遠い異国の地で愛する夫を捜すジョバンナがたどり着いたのは、マーシャと結ばれ家庭まで持っていたアントニオの家だった…。全編に流れる哀愁を帯びたテーマ曲も人気の作品。
いま、世の中は弱肉強食。ワーキングプアやネットカフェ難民、非モテに婚活など、”負け組”を呼称するあらゆるキーワードが生み出された、壮絶な格差社会。年金問題や景気対策のどんづまりなどで政治不信も極まり、まったく先行きが見えないこの現代ニッポンをサバイバルするのは、もはや並大抵のことではない。そんな中、この映画が映し出すのは、日本最大のアーバン・ジャングル=東京に生息する6人の人間模様だ。渋谷のスクランブル交差点を行き交うのは、いずれも底辺にうごめくダメ人間ばかり。野心家のAVスカウトマン、AV女優に堕ちていくお嬢様、対人恐怖症のフリーライター、スーパーヒーローを夢想するカラオケBOX店員など、負け犬たちの“サバイバル”群像劇!まさに選りすぐりの負け犬たちだが、彼らも大都会をしたたかに生き抜いている。ぶざまでも必死に自分の人生にしがみつくその姿は、単なる共感や感動を超えて、明日に向かう活力と勇気をもらえるだろう。
FMラジオ局のディレクターであるたまき(広末涼子)は、深夜の担当番組の打ち切りが決定し落ち込んでいた。そんなとき、彼女は自分にラジオの楽しさを教えてくれた少年太郎(神木隆之介)のことを思い出す。1977年、函館の病院に交通事故で入院した13歳のたまき(福田麻由子)は、1つ年下の太郎と出会い意気投合するが……。
シカゴのおもちゃメーカー、ティンセル・トイズの本部長エマは、看板商品“Kポップパンダ”のヒットにより年末のボーナスと休暇を得て南国リゾートへ。1年中クリスマス商戦を考えている生活から離れたはずが、部下の手配ミスで飛行機が着いたのは、カリブ海のセントジョン島ではなく、雪深いアラスカのセントジョンだった。猛吹雪で飛行機が飛ばず、町で唯一の宿に滞在した彼女は、宿の経営者の弟で市長のコナーと出会う。場違いな南国ファッションをからかい意地悪そうに見えたが、町を案内してくれる優しいコナーと急接近。美しいオーロラの下で忘れかけていたクリスマスの楽しさを思い出すが、コナーにはエマに言い出せない秘密の過去があり…。
オーガニックのヘアケア商品で成功したいと考えながら、独立できずにいたミリー。一方、恋人にプロポーズをしたものの、「貧乏はイヤ」とフラれたジュエリー・デザイナーのレオ。互いに人生最悪な日に出会い、ひょんなことからミリーがレオに、プロポーズをこうすればよかったと目の前でやってみせる。それをたまたま地元のテレビ局が撮影、ネットに幸せなカップルとアップされて大バズり。おかげでミリーのヘアケア商品はネットで完売、レオのジュエリー店も大繁盛。チャンスをつかんだ2人はカップルのフリをそろそろやめようと話し合うのだが、その矢先に大富豪のエドウィンが2人の前に現れる。そして「ビジネスパートナーとして話し合いたい」と、2人はエドウィンの別荘へ招待される。
フランス人デザイナーのリアは、パリで恋に落ちた男性を追って渡米するが、恋はうまくいかず、今はスープ缶のラベルデザインでなんとか生計を立てている。2週間後に帰国する予定の彼女は、ルームメイトの友人カールが勤める出版社での面接に望みをかける。その出版社は、リアが大ファンの謎の新人作家“ローズ”の恋愛小説をの版元だった。しかし面接は失敗に終わり、落ち込むリアは偶然、社長と作家マイケルの密談を耳にしてしまう。なんと“ローズ”とは、恋愛小説を批判していたマイケルが「自分でも書ける」と賭けをして生み出したペンネームだったのだ。その秘密を知ったリアのもとに、思いがけない提案が舞い込む。ローズとマイケルの両方の小説が書店大賞の最終候補に残ったため、社長は口止め料と引き換えに、リアに“ローズ”を演じてほしいというのだった。
マーケティングデザイナーとして独立を考えているデイジーは、親友ジュリアの経営するカフェで働きながら、犬の預かりボランティアのサポートにも携わっていた。ある日、ロサンゼルスで成功したデザイナーのジェイスが故郷に戻り、デイジーの働くカフェに現れる。彼は、かつて恋人と一緒にテレビ番組で人気を集めた有名人でもあった。高校時代の先輩として彼をある程度は尊敬していたデイジーだったが、派手な活動をしている彼に対しては複雑な感情を抱いていた。そんなジェイスが突然、犬の預かりボランティアに名乗りを上げる。デイジーは、どうせ自身のビジネスをアピールするためだろうと警戒心を抱き、彼の行動を注意深く見守る。しかし、一緒に犬と接する中で、ジェイスが本当に犬を大切に思っていることが伝わり、彼の意外な一面に触れたデイジーの心は、少しずつ変化していく。
1938年、トリノでお針子として洋裁店で働く16歳の少女ジーニアは、画家のモデルとして生計を立てる3つ年上の美しく自由なアメーリアと出会う。アメーリアによって芸術家たちが集う新しい世界への扉を開かれ、ジーニアは大人の階段を上り始める。思春期真っただ中のジーニアと、既に自立した女性としてたくましく生きるアメーリアの2人が、互いの姿に自分の未来/過去を映しながら、徐々に惹かれ合っていく―
喫茶店で彼氏と喧嘩をしていた美桜。親友・絵名の誘いがきっかけで、バイトを始める。新しい出会いを求めて始めたバイトだが、そこにはちょっぴりドジな先輩・陽斗がいた。個性豊かな客や仲間たちと共に成長していく美桜の姿と、それぞれの恋の物語。珈琲のように苦い恋が、今始まる。
彼氏の湊月と幸せな生活を送っていた花音。ある日、思いもよらないことを言われてしまう。一方、バイト先の先輩・琉生に片思いをしている陽葵。それぞれの恋の行方はどうなるのか?恋愛、親子愛、兄妹愛、友情…様々な愛の形を描いた物語。そして、待ち受けている衝撃の事実。“愛のある嘘”は存在するのか…
ロサンゼルスで恋人のロイスと不動産会社に勤めるメグは亡き父親の遺産相続のため、故郷レイクウッドへ帰ることに。父が所有していた広大な土地と瀟洒な屋敷などが遺されたが、その遺産を相続するためには父が生涯をかけて探していたレイクウッドの失われた宝を見つける必要があった。メグは父との間に確執があり、都会での暮らしに慣れている彼女は故郷に愛着もなく、ロイスと共に遺された土地も屋敷もリゾート会社に売るつもりだった。宝のありかを示す地図を手にしたメグは、宝が眠っているとされる土地を所有するトマト農家トムと組み宝探しを開始。メグは何かとトムとぶつかるが、彼や地元の人から父の話を聞くうちに父へのわだかまりが次第に消え、トムとも親密になっていく。
小さなパブを経営しているドンチョルは最近、同窓会を開く事に夢中になっている。ある日、これまで同窓会に一度も姿を現さなかったユジンが現れる。彼女の幼さが残る顔立ちと弾けるような肢体は、人妻である他の女性達とは比べ物にならない輝きを放っていた…。男達は皆、彼女の虜になり、ドンチョルもまた彼女の魅力に堕ちていく―。
才色兼備のキュレーターのユンヒは、ある展示会の準備をしていた時、最近脚光を浴びている写真作家のヒョンソクに出会う。 ヒョンソクに魅かれたユンヒは、彼に〈100日間のセックスゲーム〉を提案する。 果たしてこの淫靡なゲームの勝者は誰になるのか…?
死ぬまで一人の男じゃ飽きる? もし夫を交換出来たなら…。夫との性生活の不一致に悩んでいるジウン。 オープンマインドな隣人ソヒョンに相談すると、彼女から想像を絶する独特の「セックス・セラピー」を提案される。 それは〈一週間だけお互いの夫をチェンジする〉という方法だった―。
ある夏の日。九十九里の砂浜に佇む主人公の和彦。置き忘れた想いを還しに…「夏になるとたまんないよ。そこら中に思い出がいっぱいでやんなっちゃうぜ」遠いあの日に想いを馳せる。若き日の和彦がビートルにサーフィンボードを乗せて海岸線を走る。「ひとつっきりしかないような大切なモノってさ、ぜったいに見逃したりしないんだ」助手席には恋人の智子。ふざけ合う二人。カセットデッキから流れるビーチボーイズの《サーファーガール》それは眩しい日々。別れの日に智子から云われた言葉…十数年後、その意味をようやく噛みしめる和彦。「自分自身に嘘ついてるんじないかって、俺ってこんな風に生きるつもりだったっけ」これは、ノスタルジーを纏った真夏の寓話。
海辺の別荘に佇む老人・有重。時は20年遡る…“「少女A」それは、街角で聖地を探す少女の物語だ。”と、新聞の文化欄に書いた新進気鋭のノンフィクション作家・有重。それをきっかけに、アイドル中森明菜が歌い、ヒットした楽曲「少女A」の作詞家・売野雅勇と海辺の別荘で会うことになった。待ち合わせに現れたのは、18歳の女の子。そして、「売野雅勇です」と名乗った。有重は、その少女にインタビューを試み、“街角で聖地を探す少女の物語だ”と評した「少女A」を紐解きながら、自分自身の感情の機微とも向かい合い、答え合わせをする…やがて、過去に想いを馳せていた有重が現実に引き戻されると、時は西暦2000年を迎えようとしていた。
どうしようもない女と、どうしようもない男の、どうしようもない愛。深作健太監督が、常識とモラルを撃つ!参加した受講生達の笑顔と心意気に打たれた。いま邦画ブームを支えるのはTV局主導の作品ばかり。本当の映画人が消えかけている今、日本映画に新しいムーヴメントを作るのは、自ら現場に飛び込み、表現する、体験参加型の映画なんじゃないだろうか。シネマインパクトに「希望」が見えるのは、そこに集まる受講生の真摯な明るさにある。これからも傑作と、素敵な笑顔が生まれ続ける事を切に求めてやまない。
ビリーはレイブで環境活動家のニロに出会い、二人は瞬く間に激しく燃え上がるような恋に落ちるが、ニロが「ポリアモリー」であることを告白したことで、ビリーが期待していた「二人だけの関係」ではなくなってしまう。それでもニロへの愛が深いビリーは、この関係を理解する為に自分自身も複数の相手と交際してみるが・・・