未曽有の大洪水により、地表の98%が海に覆われてしまった世界。僅かな生存者は、海面に村を形成し日々を生きながらえていた。しかし、暴君フィエン率いる一派が鮫を自在に操る装置を開発し、抗う者には獰猛な鮫を差し向け、その勢力を拡大していた。そんな中、ティモールとウィローが暮らす村にもフィエンの手先がやって来るが、貢ぐ資源も底を尽きており、代わりにウィローが捕らわれてしまう。ティモールはウィローを救うべく、共に戦う仲間を探しに旅に出る。一方、フィエンの要塞で捕虜となったウィローだったが、彼女には驚くべき力が宿されていた・・・。
格闘技師範ディエゴの息子ジョニーは格闘家を目指していたが、トレーナーの娘ジュリアと恋におち、夢よりも家族を選んだ。子供にも恵まれたものの生活は苦しく、彼は違法な仕事に手を染め逮捕されてしまう。収容された刑務所で、ジョニーは“グラディエーター・ウォー”を強要される。看守と素手で戦い勝利すれば僅かな報酬がもらえるというこの残忍な娯楽で勝利を重ねるジョニー。刑務所長ハービンは彼の強さに目を付け、ある取引を持ちかける。罪を取り消す代わりにレッドキャンバス社が主催する異種格闘技大会に出て優勝しろというものだった。釈放された彼は改めて失ったものの大きさに気付く。失望する彼だったが、再び家族の絆を取り戻すため、周囲の強力なサポートのもとトレーニングを積む。順調に予選を勝ち抜いたジョニーの前に立ちはだかった最強の相手はレッドキャンパス社が抱えるモンスターファイター、トーチ。実は二人の闘いの裏で、ある恐ろしい陰謀が蠢いていた。
1871年。カリフォルニア州の山奥で、キャスパーは父ロジャーと金の鉱脈を発掘していた。気の弱いキャスパーは父から、生き抜くことの厳しさを日々の生活から教え込まれていたが、山奥の生活は野生動物や原住民、山賊など様々な脅威が脅かす厳しいものだった。親子2人の孤独な生活の寂しさから、保安官アンディが訪ねてきた時などは、亡くなった母マリアの夢を見たりと、人の温もりを求め思いを馳せていた。ある日、虫歯を抜くため、父と川べりにやって来たキャスパーは、歯を抜かれた痛みに悶え川に落下。その拍子に川底に沈んでいた金の欠片を発見する。やっと手にした金に喜ぶ親子は、改めて採掘を始めるのだが、その頃から父の様子がおかしくなっていく。
デトロイト市では、日ごと若い女性が誘拐され死亡する事件が発生。治安の悪化に頭を悩ませるアルダマン市長だったが、実は誘拐事件の黒幕であるロシアマフィアのボス・ミハイルと繋がっていた。暴走するミハイルたちに業を煮やした市長は、遂にロシアマフィアと手を切り、新たに南米マフィアと手を組むことを決める。一方、誘拐事件の裏に麻薬の密売が絡んでいることを突き止めた刑事のサンドラが動き出した頃、ミハイルは市長への脅しとして、彼の一人娘マリーの誘拐を目論む。そんな矢先、偶然にも根城にしているクラブに、マリーが友人と現れる。その後、客同士のトラブルに便乗し、マリーを誘拐するのだが…。
ある朝、断片的な記憶と不気味な暗い場所での悪夢で飛び起きた青年スティーブン。両親が再婚したオコーナー家は母と、スティーブンの双子の妹ミシェル、父とそ連れ子の5人で暮らしていた。家族は仲睦まじい様子だが、スティーブンだけは奇抜な身なりと反抗的な態度で神学校でも浮いていた。ある日、祖父母の金婚式パーティーに親族が集まり、叙階もしている祖父の祝いにデュマル神父とシスター・クレアも駆けつけた。何かを感じて納屋を見つめるスティーブンに気づいた祖母のローズマリー。彼女の言動により、楽しいはずのパーティーが一転、衝撃的な事件に変わってしまう。
久しぶりに故郷へと戻ってきたサマンサ。子供の頃に暮らしたこの街の思い出は、優しかった母の笑顔と涙。彼女がこの街に戻ってきた理由は、14年前に死んだ母ジェニファーの死の真相を探るためだった。まずサマンサが向かったのは、母と親しかったルーカスが営む葬儀会社。彼女は首尾よく彼の会社で仕事を得ることに成功する。そして家族と暮らしていた家に向かうが、その家には父ジャックが今も独りで暮らしていた。再会を喜ぶジャックだったが、サマンサの記憶の中では父は酒に溺れ、母を殴り泣かせる姿しか思い出せなかった。失った家族の時間を取り戻そうと、一緒に暮らすことを提案する父に同意するサマンサだったが…。
金儲けのためなら人を平気で騙してきた男ストゥ。世界を変えるかもしれないデイビスの発明品を手に入れ、ライバル会社を買収しようと企んでいた。だが、その発明品を何者かに奪われ、デイビスはショックのあまり自殺してしまう。8カ月後、デイビスの姉ダニエラは弟の仇を取ろうとストゥの行きつけのバーを訪れる。妖艶なダニエラと話すストゥの姿を見て妻は逆上、家を出て行くと騒ぎ出す。慌てたストゥは後を追うが、彼女は猛スピードで走ってきた車に轢かれてしまう。妻を失って以来、バーでも溺れるように酒を飲むストゥだったが、常連客たちの慰めから次第に元気を取り戻していくのだが…。