全盛を極めた唐王朝が衰退を始めた9世紀中頃の中国。世間では“飛刀門”なる反乱軍が民衆の支持を得て勢力を拡大していた。飛刀門一派の壊滅に乗り出した王朝側は、捕吏のリウとジンに飛刀門のリーダー拘束を命じる。リウは遊郭で評判を呼んでいる盲目の踊り子、シャオメイが飛刀門の一味とにらみ、遊郭の客になりすましたジンを送り込む。首尾良く娘を捕えるが、シャオメイの口が堅いと知ったリウは、今度はジンにシャオメイの脱獄を手助けさせ、彼を反乱戦士と信じ込ませて飛刀門のアジトへ案内させるよう仕向けるのだったが…。
高層ビルが林立する都心のビルディングの屋上で,暴力団界の生きる伝説ウンジン組は,守勢に追い込まれていた。まさにその時,爆音と共にヘリコプター1機が建物の上に現れる。そして,あっという間に相手の組織員3,4人をなぎ倒して風のように現れた女がいる。彼女は,はさみ一つで絶対男性地域を評定したチャ・ウンジン(シン・ウンギョン)。しかし,守勢に追い込まれたあげく,屋上から転落し,頭に大きな怪我をしたウンジンは,記憶をなくしたまま偶然に通りかかった中華料理店厨房長ジェチョル(パク・チュンギュ)に助けられる。そうしてウンジンは,フュージョン中華料理店シューシューでスクーターに乗る配達員となる。ウンジンは,麺が伸びない出前持ちを開発するなど,その体力を活かして一生懸命働き,店は日増しに繁盛するようになる。一方,やもめのジェチョルは,ウンジンとの新しい愛を夢見て虎視耽々機会をねらう。自分の過去を思い出せないまま暮らしてきたウンジンは,偶然に銀行強盗をとらえて勇敢な市民賞を受ける。そして,ウンジンに復讐する日を待っていた白鮫組は,ウンジンの行方を知ることになる。
皇帝の命令で設立された秘密刺客部隊「九門」。総兵の趙鐸は、謀反を企む兵部尚書を粛清に行くが、九門提督の息子・魏超が楊尚賢を刺殺してしまった。かねてより趙鐸を疎ましく思う魏超は仲間を買収し、魏超に妃殺しの濡れ衣を着せる。仲間に命を狙われた趙鐸は、山奥の僧侶とその弟子・天宝に助けられ、一命を取りとめた。天宝との交流で心の傷も癒やしていく趙鐸であったが、魏超たちの魔の手はすぐ近くまで迫っていた…。
ヒョンニム(兄さん)と呼ばれる生きた暗黒街の伝説ウンジン。武器のハサミ一つで男世界の暗黒街を評定した彼女だが、幼い時に孤児院で別れた姉とのつらい記憶がある。辛うじて捜し出した姉は、胃ガンの末期。死を前にした姉の最後の願いは、ウンジンが幸福な家庭を築いて平凡な女として暮らすこと。こうしてウンジンの深刻な結婚作戦が始まる。一方、愛らしい妻と暖かい家庭を夢見る平凡な男スイルは、洞事務所の末端職員。58回も見合いをしても断られるばかり。ウンジンは、笑えない何度かの見合いの後、充実な腹心マジンガー、パンツ、パダの助けを得ておとなしそうなスイルとの結婚を決心する。新婦が極道であることも知らずにひたすら新婚の夢を見るスイル。しかし、彼を待っていたのは、寝床を拒否して、ともすれば足蹴りで対応するウンジンの無差別暴力であった
ソウルの売春婦村が撤去され、ジナは、ポハン(浦項)のセジャン(鳥篭)旅人宿にやってくる。そこには、父、母、ジナと同い年の女子大生ヘミ、高校生ヒョンウの家族が暮らしている。夜ごとお客さんと部屋に入る女と、女子大生として幸福に生きている女の葛藤が始まる。からだを売るジナを軽蔑し、性に対して率直でないヘミがジナに対して感じる微妙な心理。ジナは、ヘミのボーイフレンドのジノと関係を持ち、また父とヒョンウもジナと関係を持つようになって青い門の中の葛藤は高まる。
事件は、伊藤会館で開かれた井上財団の遺物展示会場で始まる。日本のJBI(Japan Bureau of Investigation)特別捜査隊 特殊捜査要員の坂本正行(チャン・ドンゴン)と西郷正次郎(仲村トオル)は、伊藤会館に乱入した不令鮮人一味を鎮圧するために投入される。朝鮮人である坂本は、事件現場で不令鮮人がねらったものが、「月霊」という高句麗時代の遺物だったことを発見する。「月霊」と「霊鼓台」にからまった秘密を暴く過程で、井上財団と対抗することになった坂本は、停職処分にあったあげく暗殺者の標的になる。坂本は、徐々に日本情報機関の意図を悟り、親しかった同僚西郷さえ敵にならざるをえない現実に目覚める。
チャットゲーム“フー・アー・ユー”の企画者・ヒョンテは、掲示板に“フー・アー・ユー”を誹謗する文を書き込んだ謎の女性の存在が気になり、正体を探っていくうちに彼女に惹かれていく。
フレッド・ジンネマン監督によるミュージカル映画。1943年の同名ミュージカルが原作。リン・リッグスによるブロードウェイ劇「ライラックが盛んに咲く」をベースに、オクラホマが州として承認される1906年にクレアモア駅近くの田舎でおこった出来事を描く。
ジェームズ・A・ミッチェナーの小説「南太平洋物語」のミュージカル化でブロードウェイで驚異的なロングランを続けた作品の映画で、ミュージカルの演出も手がけたJ・ローガンによる作品。出演は『旅情』のロッサノ・ブラッツィ、『魅惑の巴里』のミッチー・ゲイナー、『お茶と同情』のジョン・カー等。
名前は無名(ウーミン)。秦の小さな村の官吏。特技:十歩必殺―十歩の距離であればどんな相手でも一撃のもとに倒すことのできる剣術。中国全土で最強といわれる3人の刺客を倒し、秦の始皇帝に謁見を許された。そして彼が話し始めたのは、誰の想像をも超えた物語だった。
香港の闇社会で殺し屋として名を馳せたロンは、ある暗殺の失敗で刑務所送りとなっていた。7年後、刑期を終えて地元へ戻ったロンは、自分に息子がいることを知る。彼は裏社会から足を洗い堅気になることを決意し、息子のために良き父親になろうとするが…。
高名な詩人であり水彩画の世界でも才人であるバッフー。彼は美しい8人もの妻に囲まれた優雅な生活を送っていた。そんなある日、街で評判の美人、チャウヒョンを見かける。一目惚れしたバッフーは、彼女に近づくため、身分を隠してチャウヒョンが仕えるお屋敷を訪ね、下男として雇ってもらうことに成功する。しかしそのお屋敷にはバッフーに恨みを持つ婦人がいた…
数々の危険な潜入捜査をこなしてきたシンシンは、恋人のアマンともう二度と潜入捜査はしないと約束していた。しかし、大富豪の夫が殺害され未亡人に疑いがかかる事件が発生する。たまたまその大富豪に瓜二つだったシンシンは、夫になりすまし彼女の動向を探り、犯人を逮捕せよという指令を受ける。果たしてシンシンはアマンを裏切らずに、セクシーな未亡人に近づき捜査することはできるのか…
特殊部隊から交通課に移動となったシンシンはやる気を失うが、相棒のダッワーは女性署長に気に入られ、国際テロリストの捜査にあたっていた。テロ集団はインターナショナルスクールを狙い悪事を進めていた。シンシンは過去の捜査で親しくなった高校生達と単独で潜入捜査を開始するが、女署長の妨害にあい学校を去る。皮肉にもその直後テロリスト達は学校を占拠する。シンシンは人質を助け出すことができるのか?
特殊部隊の指揮官であるシンシンは、銃の盗難事件を解決するため、男子校に転校生として潜入した。転入早々、落ちこぼれになるシンシンだが、皆に兄貴と慕われるようになる。そんなとき相棒のダッワーが、密売組織に誤って人質にされてしまう。シンシンは単身で組織に乗り込みダッワーを救出、休日の学校に逃げ込んだが、そこには学園祭の準備をしているホーや生徒たちがいた。果たしてシンシンは皆を守れるのか?
香港警察の特殊部隊「鷹」の隊長アンディは、ギリシャで友人からクリスタルを預かる。実はこのクリスタルは意思を持ち、不思議な力を持っていて、KGBとインターポールが追うほど重要なものだった。ある日、クリスタルと仲良くなったアンディの甥はKGBにさらわれてしまう。アンディは仲間、インターポールと協力しながら、KGBの隠れ家があるギリシャへと再び足を運ぶ。
天下統一をもくろむ武道家、雄覇は、占い師から風と雲なる弟子を手に入れれば、天下の事が成る。という予言を受け、宿敵の息子と鍛冶師一門の長の息子をその父のもとから奪い、風と雲と名付けて弟子に従えた。やがて2人は雄覇のもとで成長し、雄覇もまた彼らの力を得て勢力を伸ばしていた。だが、天下統一までもう一歩と迫った時、彼らに不吉な予言が提示される。
黄色の髪の2人の女、ユナとサンヒは、失職した男キム・ヨンギュとロックカフェで会う。ユナは、酒に酔ったヨンギュをサンヒと一緒に暮らすソウル郊外のビニールハウスに連れていく。ユナは、ヨンギュとセックスをして、ユナがいない間にヨンギュはサンヒとセックスをする。ヨンギュとサンヒがセックスする姿を見てもユナは何ともない。むしろ三人は、一緒にする方向を選ぶ。だが、ヨンギュには、証券会社サラリーマンとして職場の同僚ハン・ウンミを愛した過去がある。ユナが妊娠して産婦人科に行った間に、ヨンギュがウンミと会うようになると、ユナとサンヒは狂気を爆発させる。
太古から神が宿る神山(シンサン)の麓に暮らしていたメ族とファサン族だったが、天下支配というメ族の野望は遂にファサン族との戦争へと発展。この戦争はシンサンの怒りを買い、メ族は呪いをかけられ荒野へと追いやられる。以来、メ族は全てを失いシンサンの呪いに縛られたまま部族再生の日を待ち望むのだった…。それから数百年。メ族の女族長スはファサン族のハンとの間に娘ピを授かる。しかし、これはメ族再興への謀略で、スはファサン族の血を引く娘ピを生贄に捧げることでシンサンの呪いを断ち切ろうとしていたのだった…。
かつて香港一の射撃選手だったリックは再び射撃大会に出場し、香港警察ナンバーワンの名手ミウ刑事と決勝で対戦することになる。だがその直前、ミウの同僚刑事が現れ銃を乱射したためリックが射殺してしまう。3年後、ホテルの一室で刑事たちの射殺事件が発生し、射撃のプロという線から容疑者としてリックの名が浮上する。すでに人を殺す快楽に取り憑かれ警察にゲームを仕掛けるリック。ミウ刑事はリックとの対決に挑む。
朝鮮戦争に参戦し捕虜となったひとりの男を描いた戦争アクション。北朝鮮収容所で繰り返される残酷な強制労働と拷問の真実がここに…。主演は韓国人気俳優のイ・ジョンジェとチャ・インピョ。ギョンミンとピョンサンは友人であり、恋敵でもある。やがて2人は日本の植民地支配から開放された後の混乱期の右翼と左翼の対立に巻き込まれる。朝鮮戦争が始まり、ギョンミンは韓国軍将校、ピョンサンは朝鮮人民軍として参戦。捕虜となったギョンミンは韓国に返還されず、政治犯収容所に収容され…。
大手銀行の頭取の娘メイシーは親への反抗心から日本人ビジネスマンと結婚することに。しかし、結婚式目前に男は姿を消してしまう。メイシーはひょんなことから同行することになった青年ユンと共に男を追って東京へ。そこで2人はある事情で同じ男を捜す探偵リンと出会う。こうしての1人男をめぐり3人は東京の街を奔走する……
師匠から奥義を伝授された日に、両親がアメリカ人によって惨殺された華英雄。両親の仇を討つも殺人者として追われる身になってしまった彼は、恋人のジェイドを残し、単身アメリカに渡る。しかし、そこでは過酷な労働と差別が待ち受けていた。中国系移民と彼らに敵意を抱く白人至上主義の団体は対立し、さらに英雄の奥義を狙う忍者や侍集団が加勢。実は自分との子を身ごもっていたジェイドも戦いに巻き込まれて命を落としてしまう。落胆する英雄だったが、この戦いに終止符を打つべく立ち上がるのだった。
知的中流階級で理想主義的なシュレーゲル家と、実業家で現実的なウィルコックス家。正反対な両家は旅行中に親しくなり、シュレーゲル家の次女ヘレンは、田舎にあるウィルコックス家の別荘、“ハワーズ・エンド”に招かれる。美しい田園風景と人々の歓待に囲まれ、ヘレンは次男・ポールに一目惚れ、ふたりは恋におちる。ヘレンは姉に宛てて「婚約しました」と綴る。この手紙の行き違いによる大騒ぎで物語は幕を開ける。運悪く、ロンドンのシュレーゲル家の向かいにウィルコックス家が越してきた。失恋の痛みは癒えたもののヘレンは彼らに会おうともしない。しかし、穏やかな姉、マーガレットは、老夫人ルースと親しくなった。現実を合理的に割り切るウィルコックス家の中で、ただひとり魂や自然の声に耳を傾けるルースとマーガレットは、血のつながりを越えて深くわかりあった。死を前にして「ハワーズ・エンドはマーガレットに」という遺言を残して逝ったルース夫人。しかし遺言はもみ消された。その後、マーガレットは残された夫、ヘンリーと結婚しウィルコックス家へ、ヘレンは、ヘンリーの失策から失業したパスト氏と、同情のあまり一夜をともにしてしまい、シュレーゲル家は崩壊してしまう。階級や立場を超えて、人は愛しあうことができるのだろうか。
ナンと仲間たちは、遊びや純愛を謳歌する普通の高校生だった。だが、ある日チンピラに絡まれたことで何かが変わっていく。学校を追い出され、報復に来たチンピラたちと乱闘になりナンたちは留置所に入れられてしまう。そんな彼らを救ったのは、ひとりのヤクザだった。行き場を失った少年たちは、ヤクザとして生きる決意を固めていく…。
若くして不治の病に冒されたラムは、ある日、街で何でも屋のチョンに出会い、死ぬ前にもう一度会いたいテッドという男性を探すことを依頼した。親身に仕事を続けてくれるチョンと過ごす楽しい日々であったが、病が悪化していることを知ったラムは、テッドのいるスコットランドへと渡る。そんなラムを追うチョン。彼女が最後に選んだ人は、“世界の涯て”まで追ってきたチョンたっだ。
古い名画座「中野光座」。オールナイト上映のある晩、フラリと立ち寄ったしがないサラリーマン・多和は、ヤクザのイサオと彼を探すチンピラたちとのいざこざに巻き込まれてしまう。彼は館主の娘・芽以と常連のヘルス嬢・恵梨香に助けを求められ彼らに立ち向かおうとするが、あっさり暴力に屈しプライドを傷つけられる。一方、館内ではイサオの妹で看護婦の幸子が、スケベな医師・酒巻にセクハラを受けていた。そんな妹を助け出すイサオ。末期の胃ガンに体を蝕まれ余命幾ばくもない彼は、妹と母親の為に無謀にも組織からブツを盗み出し、それを現金に換えようとしていたのだ。彼の姿に感動し自らの「夢」を取り戻した多和は、芽以と恵梨香、そして自身の為にチンピラたちに闘いを挑む。果たして、彼は大怪我を負って病院に運ばれるが、後悔はなかった。やがて、イサオとチンピラの兄貴分・黒沢木が決着をつける時がきた。黒沢木がイサオの恋人・ケイを殺害した犯人だと知り、最後の力を振り絞って闘うイサオ。彼は黒沢木を倒すことに成功するも、翌朝、力尽きてこの世を去ってしまう。それから数日後、映画館で恵梨香に再会した多和は、大学時代の夢であった脚本家を目指し、シナリオを書き上げる約束を彼女にするのであった。
本当は女だけど男性アイドルとして活躍するウィンに惹かれる音楽プロデューサーのサム。男に惹かれてしまう自分はゲイなのではと思い悩むサムだったが、晴れて両想いのカップルとなったふたりは同棲を始める。ところが同棲一日目からトラブルが続き。そんななか、階下に越してきた大スター、フォンとサムは関係をもってしまう。ところが今度は、同じ歌手としてウィンとフォンが急接近し……。
自動車修理工場で働く4人の男たちは、ペナン旅行を計画。いざ出発したツアーは予約とは大違い。オンボロなツアーバスに、食事はお粗末、ホテルも最低。そんなついていない4人組の前に金持ちの令嬢らしき美女2人が出現。早速彼らは、仲間のリューハを金持ちのボンボンに仕立て上げて接近するが、実は、2人の美女も貧しいエアロビクスの教師。お互いそんな事とは露知らず、アプローチを試みる。
北京で貴重な恐竜の化石が謎の男に盗まれた。この事態に人民警察司令官は、包丁使いだけは達者な、元スパイのチャイを呼び出す。実は司令官こそが黒幕でこのプランの目的はスパイ活動の撹乱にあった。チャイは彼の抹殺任務を受けた女スパイ、カムとスパイ活動をはじめたが、カムは彼の抹殺に失敗したばかりか、彼に恋してしまう。しびれをきらせた司令官は彼を殺そうとするが、チャイが神技の包丁使いで応戦する!
天才勝負師のコウは、あらゆる賭け事で不敗神話を打ち立て、“賭神”(ゴッド・ギャンブラー)と恐れられた。だが、ある晩、ふとしたことで崖から落ちて記憶を失ってしまい、10歳児の思考になってしまう。彼を助けた借金まみれのカップルは、少年のようなコウにギャンブルの才能があることに驚き、大儲けをたくらもうとするが…。
妻を失い、世捨て人となったジキル博士。絶望しきった彼は、未承認の薬「サメニナール」に手を出してしまう。だがそれは、彼の肉体を血に飢えたサメ人間へと変貌させるものだった。狂気的な愛に突き動かされる博士は街を徘徊し、亡き妻との絆を脅かす者すべてを狩り尽くしていく。
記録的な大嵐による大洪水で、ロサンゼルスの治安最悪なスラム街が完全に水没。強盗を働き逃亡中の不良グループ、盗みをはたらく非行少女、そして私怨で動く悪徳警官たちが入り乱れる無法地帯に、なぜか獰猛な人喰いザメがカチ込んできた! 果たして生き残るは人か、サメか、あるいは……
ゼファー(ハッシー・ハリソン)は過去の傷を癒すため、オーストラリア・ゴールドコーストに逃れてきた孤独なサーファー。落ち着きを取り戻しつつあるゼファーの生活は地元の不動産業者でサーファー仲間のモーゼズ(ジョシュ・ヒューストン)との出会いによって一変する。彼とのロマンティックな一夜のあと、夜もあけぬうちにサーフィンへと海に向かった彼女は、サメ体験ツアーの船長タッカー(ジェイ・コートニー)に連れ去られてしまう。
イスタンブールに駐留し、家族と離れて暮らす軍人ジャック。休暇で日本を訪れた妻ハンナと二人の息子を、思わぬ事故が襲う。湖で次男カイルが何者かに水中へ引きずり込まれ、溺れかけたのだ。一命は取り留めたものの、帰国後のカイルは水を異様に求め、奇妙な言動を繰り返す。やがて一家の周囲では、説明のつかない現象まで起こり始める。オンライン通話や監視カメラ越しに異変を目撃したジャックは、調査の末、人を水底へ引き込み魂を奪う妖怪「河童」の伝説にたどり着く。息子の内に潜む邪悪な存在が家族をのみ込む前に、遠く離れたジャックは世界を隔てる距離を超え、未知なる恐怖へ立ち向かう決意を固める。
バレーボールひと筋で女子力皆無の大学1年生、結城空鈴(間島和奏)は、幼馴染の相馬櫂(春本ヒロ)に「そんな女捨ててっと、一生彼氏できないぞ」とからかわれたことに大激怒。素敵な男性と出会うため、自分を盛りまくった“ウソまみれ”の完璧なプロフィールを引っ提げてマッチングアプリの世界へ飛び込む。ついにアプリで理想のオトナな大学院生・萩野蓮(下田正太郎)を見つけ、恋に落ちる空鈴。しかし、お互いの恋愛を邪魔しようとする空鈴と櫂の“偽りの仮面”を剥がし合うバトルが勃発!さらに周囲の意外な人間関係も発覚し、事態は怒涛の展開へ。現役大学生にしか描けない、理想と現実のギャップに翻弄される現代のリアルな新感覚ラブコメディ!
心理治療を受けている3組のカップルは、カウンセラーの招待で同じ場所に集まることになる。 カウンセラーは集まりに参加しなかったが、3組のカップルが何をすべきかを指示するメッセージを残しておく。 3組のカップルはカウンセラーが残したメッセージに従ってお金と嫉妬、セックスなどについて話し合うことになるが..
1995年、日本が震撼した地下鉄サリン事件。その首謀者とされた男の娘で当時11歳の松本麗華(りか)には以来どこにいても父の名、事件の記憶、そして「償い」を問う声がつきまとう。父か死刑に処された後もなお続く差別と排除の中、真摯に自身の人生を模索する6年の記録。それは、この世界で苦しみ生きる人々への希望のメッセージとなるか。
これまで多くの映画やドラマでさまざまな役どころを演じてきた俳優の津田寛治が、主役として初めて自分自身を演じた新感覚ミステリー。映画ファンであれば誰もが知る俳優・津田寛治。撮影や稽古、打ち合わせ、イベントなど多忙な日々を送る彼に「撮休」という概念はない。ある日を境に、津田の周囲で不可解な出来事が起こるようになり、彼は自分が何者かに付きまとわれているという疑いを持ちはじめる。津田は次第に精神をすり減らし、自分自身を見失い、ついには奇妙な幻覚まで見るようになってしまう。そんな彼に、驚きの事実が待ち受けていた。
17歳のヨンジェは家を出て、教会の保護施設でほとんどの時間を過ごしてきた。年齢制限が近づき退所を迫られる中、無責任な父のもとへ戻ることだけは避けたいヨンジェは、信仰心がないにもかかわらず「神父になりたい」と嘘をつき、居場所を守ろうとする。しかしその嘘が、唯一の友人ボムテとの関係を悪化させていく。さらに突然現れた父が、弟ミンジェまで施設に預けようとしたことで、ヨンジェの心は強い怒りと絶望に満たされていく。逃げ場のない現実の中で、彼は自分の人生を選び取るため、過去と向き合う決断を迫られる――。
連続して発生する銀行強盗事件への対策として、新しく赴任した警察署長イ・スンウは、官民一体で銀行強盗の模擬訓練を実施することに。その主犯役に任命されたのは、交通課の巡査チョン・ドマン。「異常」がつくほど融通の利かない生真面目なドマンは、緻密な準備のもと偽の銀行強盗を遂行する。しかし、手を抜かない真面目一徹ぶりが思わぬ方向へ転がり、周囲の人々は次第に何が嘘で何が本当なのか分からなくなっていく――。
冴えない三流暴力団のナンバー2のビョンドゥは、何とかして成り上がりたいと機会を狙っていた。そんなある日、組織のファン会長から、ある検事を暗殺すれば将来を約束すると提案される。約束を果たした彼は、初恋の女性ヒョンジュとの愛を育み、映画監督になった幼なじみのミノとも再会でき、満ち足りた毎日を送りはじめる。しかし、ある秘密をミノに告白したことから、運命は思わぬ方向へと転がっていく…。
仁川で暮らす荒っぽい闇金業者ドゥソクとジョンベは、踏み倒された借金の回収に向かった家で、9歳の少女スンイを“担保”として預かることになる。母親の事情から養子縁組まで引き受けることになった二人は、スンイが危険な環境に置かれていると知り、彼女を連れ戻し面倒を見るようになる。やがて三人は血のつながりを超えた絆を育み、スンイは二人にとって欠かせない存在へと成長していく。時が流れ、大人になったスンイは長年探し続けてきた人物の消息を知り、過去と向き合うため再び歩き出す。
平社員の主人公は、キレ気味の上司から逃げるべく、トイレの個室、いや『ブリッター』に逃げ込む。そこは匿名で現実には言えない鬱憤をぶちまけるSNSだった。自分の愚痴混じりの文章を投稿し、その賛同の声で悦に浸っていく主人公だが、あるアカウントの発言に目を止め・・
路上シンガーのルキフェル、そして彼女を密かに応援する男・川崎らが新宿駅前で織りなす悲喜劇。夢こがれる者、それを冷笑する者、それぞれの思惑や暗さを抱えた者たちが路上で交錯し、嘘と現実が入り混じる人間模様。
引きこもりの青年が作り上げた“理想の恋人”のドールが、ある日ゲームセンターの景品に。彼女を取り戻すため、青年は初めて家を出て働き始める。だが、慣れない現実と人々との出会いが、彼の心を少しずつ変えていく。理想だけを愛してきた彼は、本当の恋を知ることができるのか。
笑顔の遺影を撮ってほしい――妻を亡くして以来、笑顔ひとつ見せなくなった祖父からの、思いがけない頼みだった。大人は強くなければいけない。正解を生きなければいけない。でも、泣きたい夜も、迷い続けた朝も、あなたにもきっとあったはずだ。こうある『べき』をそっとほどく物語。
舞台は1980年代のポーランド。市民民兵隊の少尉、アンジェイ・バランは、これまでのキャリアで最も困難な事件を担当することになる。誰も彼にこの謎を解いてほしくないようだ。
ベルリンのおしゃれな地区にある、唯一未改修の建物が空き家になりつつある。以前の住人たちは引っ越していくが、ディートマーは頑として動こうとしない。息子のトビアスは、父親に公営住宅への入居を説得しようとする。しかし、父親は頑として聞き入れず、偶然そこに居合わせた不動産業者とトビアスの間で事態はエスカレートし、収拾がつかなくなってしまう。
荒涼としたイタリア・アルプスのどこかに、超富裕層の家庭に育った問題児のための孤立した寄宿学校がある。17歳のジュリオは母親に送り込まれ、すぐに同級生や教師たちと対立するようになるが、風変わりなエドゥオルドがやって来ると状況は一変する。二人は共に逃げ出したいという共通の願望で心を通わせ、やがて森の奥深くにあるナイトクラブへと逃亡する。
遠くない未来、遂にホホジロザメは絶滅。事態を受けマッドサイエンティストが、”再生”の名の下に遺伝子操作を行い、新たなサメを誕生させてしまう。舞台はとある小さな町。キャットとマーカスは、ときに些細な喧嘩をしながらも日常を送る恋人同士だった。その日はキャットの誕生日。だが、記念日は“異変”によって引き裂かれる。マーカスの友人ダニーが、移動中に何者かに襲われ腕を噛まれてしまったのだ。彼を自宅へ連れ帰り手当を試みるが、ダニーの体調は悪化していく。やがて家の中に”いるはずのないもの”の気配が忍び込む。サメは家の中に現れ、人間たちをあざ笑うかの如く奇声をあげながら、増殖を始めていたのだ―。
連続変死事件に揺れる町ウォルバーグ。どうやら犯人はウサギ軍団を操り人間に化ける伝説の怪物ジャカロープらしい・・・そんなウワサも囁かれる中、町はイースターのお祭り〈イースター・パルーザ〉に突入する。果たしてクセモノだらけの住民の誰がジャカロープなのだろうか? そして、イースターをジャカロープのもこもこした魔の手から守ることはできるのだろうか? ウサギ、ニンジャ、陰謀論者、アル中の中年女性などなどの入り乱れる戦いが今、幕を開けた!
1992年、警察のマルクス・バッハとパトリック・ステインが統一されたばかりのドイツの東ドイツ地域、人里離れた村で10代姉妹失踪事件を調査する。 姉妹は他の若者たちのように西ドイツのベルリンに向かったと推定される中で、村人たちは行方不明者探しには関心がなく、皆何かを隠している。 村人たちの嘘と陰謀をかき分けて犯人を探すことはますます難しくなる。
はじまりは小さな贈り物だった…。極秘リークされたイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフとその側近たちの警察尋問映像には、ニュースの裏側にある彼らの隠された私生活が描き出されていた。その疑惑が公になったとき、ネタニヤフの権力への欲望は肥大化し、やがて恐るべき悲劇がもたらされる。
喫茶店を営む夫の実家で穏やかな日々を送るもこ。頼まれて始めた高齢男性宅の家事代行だったが、優しさゆえに相手の求めを断れず、次第に危うい関係へと足を踏み入れてしまう。一方、夫の松也は妻を信じながらも不安を募らせ、密かにその行動を見守り続ける。誰にも知られてはいけない秘密を抱えた妻と、真実を知らない夫。すれ違う想いが静かに交錯する官能サスペンス!
かつて“歌舞伎町の顔役”として名を馳せた舘川竜士は、古の暗殺集団「時幻一族」の末裔・時幻葵との死闘を経て、『五代目龍帝』の名を継いだ。だが、それは終わりではなかった。闘いの果てに姿を消した葵――彼女の影を追う舘川の胸に、静かな炎が灯る。向かう先は、一族の本拠地。待ち構えるは、葵の実妹・蘭、そして「時幻死天王」と呼ばれる最強の刺客たち。すべての因縁が交差するその地で、舘川竜士は『龍帝』としての覚悟を試される。
とある小さな田舎町の父子家庭で育った女子高生の優子。彼女は、何か決断をする事が大の苦手。派手な出来事が起こる事も大の苦手。何も起こらない時間、つまり「普通」が彼女にとって一番心地良いのだった。父親は男手ひとつで、一般家庭と同じように優子の事を大事に育ててきた。しかし、父親は「普通」の親とは違う顔があった。それは、ヤクザを生業にしているという事。そして父親の取り巻きの組員たち。娘を溺愛していたり、いい歳して大学受験に挑んだり、親の介護に苦しんでいたりと、どこか憎めないヤクザばかり。彼らも優子に対して常に優しかった。やがてヤクザ稼業は、時代と需要が遠のいてしまった事で、シノギが大幅に減少してしまい、組は存続の危機に陥っていた。クラスメイトや世間に対して、若干後ろめたい気持ちがありつつも、それなりに楽しく毎日を過ごしていた優子だったが、ほんの些細な出来事の連鎖によって、少しずつ彼女の「普通」が崩れはじめる。