「苗木野そら」は『カレイドステージ』のオーディションを受けるため、日本からアメリカへやって来た。が、そらはオーディションに遅刻してしまう。しかしその才能の片鱗を感じたオーナーのカロスは、ケガをしたトランポリンダンサーのかわりに、そらをステ-ジに上げる。その舞台度胸としなやかな演技に目を見張るカレイドステージの面々。そらは特例として『カレイドステージ』に入団することが出来た。しかし、そらの部屋には、ステージの精だという不思議なクラウンの人形・フールがいた。そらはここでちゃんとやっていけるのか不安になる・・・。
養成学校の授業が始まった。特例で入団したそらは、他の生徒たちから冷たい目で見られ授業もうまくこなせない。だが、フールはそらのことを「おまえはステージに選ばれた人間だ」という。そんな状況の中、そらはトップスターのレイラに、ゴールデンフェニックスが出来ないと出て行ってもらうと言われてしまう。ゴールデンフェニックスはレイラの看板としている技。無理な課題を突き付けられるが、そらは猛特訓をする。そして、最後に失敗こそしたが、そらはゴールデンフェニックスを完成させるのだった。
課題をクリアし、少しづつみんなに認められるようになったそら。カロスはある新しいショウの構想をみんなに発表する。キャストは養成学校の生徒の中からも選ぶ……と。やる気になる生徒たち。が、そらにだけは役がない。そんなに役がほしいなら……とカロスから、ショウの合間に子供たちのおもちゃを配るクラウンの役を与える。ガッカリするそら。だが、それも大切な役だと気づき、そらは自分なりに工夫してクラウンの役をこなすのだった。
新しいショウ『シンデレラ』の魔法使い役にミアが抜擢された。だが、なかなかうまく役がこなせない。ミアは魔法使い役を3人でやるというアイディアを思いつきそらとアンナと共に、トリプルイリュ-ジョンという技を考え出す。大道具係の娘・マリオンに皮肉を言われつつも、練習を続けるそらたち。途中、ミアはレイラにそらたちを裏切り、他のキャストとトリプルイリュ-ジョンをやりなさい……と言われるが、一途に練習するそらを見て、やっぱり仲間を大切にしようと思い直す。そら、ミア、アンナの技はレイラに認められ、3人は魔法使い役を獲得した。
初舞台。そらたち魔法使いの役は新聞で厳しい批評を浴びてしまう。そこへ、そらの父親がやってきた。実はそらの両親は幼いころに亡くなり、そらの今の両親は育ての親だった。つらい思いをしているそらを見て、父はそらを日本に連れて帰ろうとする。帰りたくはないが、父に遠慮のあるそらは、自分の気持ちが言えない。そんなとき父が倒れ、そらはステージをすっぽかし、父のもとに駆けつける。倒れた父を見てそらは日本へ帰ることを決意する。カロスにカレイドステージをやめると言い、空港へ向かうそら。が、どうしてもステージに立ちたいという思いを捨て切れず、そらはやっぱり残りたい……と本当の気持ちを打ち明ける。そんなそらの気持ちを理解し、父はひとりで帰って行く・・・。
『シンデレラ』の魔法使い役も好評を得て、嬉しいそら。そんな時そらは、流れついたオットセイの子供を拾う。そらになついたオットセイは海に戻そうとしても帰らない。ジョナサンと名づけたオットセイをなんとか劇団内で飼えるようにしようと、そらたちはバイトに励む。けれども練習との両立はキビしい。ところがジョナサンが飛び入りした特設ステージでのショウが好評。多くの喝采を浴びたジョナサンはカレイドステージで無事、飼われることになった・・・。
ショウのゲストとして天才少女ロゼッタがやって来た。その世話係りをそらが押しつけられる。しかし機械的にすごい技をこなす少女には、表情がない。幼いころから芸をすることだけしかなかった少女。そらはマリオンと、少女に子供らしい時間を過ごさせてやる。表情のない少女はそらと過ごす時間の中でショウとは何かを知っていく・・・。
レイラの父親は有名ホテルチェーン店のオーナー。父親はショウビズ界のパーティーにレイラ達を呼び、そこでカレイドステージよりも映画界のスターを目指すよう促す。さらに彼女の誕生パーティーすらお金で済ませようとする。ステージをろくに見た事もなく自分の事をビジネスの道具としか見てくれない父親に淋しい気持ちのレイラ。それでもいつかは父親にカレイドステージの素晴らしさを分かってもらおうとするレイラの姿に、そらはステージ上でレイラの誕生パーティーをしようと言い出す・・・。
『シンデレラ』公演を終え待ちに待ったオフ。ところが新たな演目『人魚姫』のオーディションがあるという。以前、レイラをヒロインに大成功を収めたショーの再演。ただスポンサーのケネスは今回はレイラではなく新しいスターの誕生を求めていた。その場のなり行きで挑戦する事になってしまったそら。しかし、滝をくぐり抜けて空中ブランコをするという新しい試みの仕掛けに、そらは落下、失敗してしまう。怪我は大した事はなかったが、失敗が頭から離れず舞台に立つ事に怯えてしまう・・・。
見事、主役を射止めたそら。かつてレイラが演じた大役をマスターしようと必死にビデオを繰り返しみながら勉強する。素晴らしい演技で観客を満足させるそら。しかしスポンサーは失格の烙印を押しレイラに交代を命じる。「レイラさんみたいに」完璧にこなそうとするあまり自分らしさを見失っていたそら。「そら」らしい人魚姫をめざして奮闘する。
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