新人声優シア・シャオニンは、録音スタジオ内での自分の成功した姿を妄想していた。現実は、台本が変更されたことで一言もセリフがなくなり、スタジオから追い出されてしまう。こんな時でも、覆面声優モー・ブーユーのファンイベントで2時間後に彼に会えることを心の支えにして、めげずにいた。会場に向かう途中、シャオニンの靴のひもがほどけ、結ぶためにカバンを車の上に置くと、車が走り去ってしまう。シャオニンはその車を追いかけながら、ナンバーを撮影し続けた。その車の運転手はグー・チェンユー。盗撮されているものと思い、車を急停車させた。
グー・チェンユーは、偶然に自分の秘書に採用されたシア・シャオニンに別の目的があると考え、彼女をクビにしようとする。だが、シア・シャオニンは一歩も引かず、結果的に3か月の試用期間をもらえることになった。グー社長の秘書として訪れたアフレコスタジオで有名声優のジャン・レイに会い、シア・シャオニンは興奮してサインを求める。グー・チェンユーはそれを遮り、彼女を叱った。
グー・チェンユーが帰宅すると、自宅にいたのは共同経営者のシエ・フェイ。思い当たるパスワードで開錠できたという。シエ・フェイは作品「忘川」制作の件で、シア・シャオニンにだまされたと言う。シエ・フェイはグー・チェンユーの「弱み」を探ろうとするが、グーは何も答えず、シエ・フェイが彼女にデタラメを吹き込まれていると主張する。グー・チェンユーはみかんを食べ、スタジオでのシア・シャオニンとのキスの感触を思い出すのであった。
ジン・ヤオはシエ・フェイの夢を見て、体に電流が走るのを感じた。早朝、玄関を開けるとキメ顔のシエ・フェイがいた。ジン・ヤオは「夢が現実になった」と急いで気合いの入った服に着替え、再度シエ・フェイの前に立つ。シエ・フェイはシア・シャオニンとジン・ヤオのために“サボテン少女”という名のマカロンを作っていた。ジン・ヤオは「自分にぴったりだ」とそれを受け取り、シエ・フェイからのシャオニンたちへのピクニックの誘いも喜んで受けた。グー・チェンユーも加わり、4人はピクニックに出かける。
グー・チェンユーは、ハオ・イェンランとの前夜の約束を破ったことを謝罪し、シエ・フェイにスタジオのことを任せ、睡眠をとるため帰宅した。イェンランは、シア・シャオニンが「実家の用事で休暇を取っているだけでなく、グー・チェンユーの車で送らせ、一晩帰って来なかった」と、シエ・フェイに嘆く。シエ・フェイは危機感を持ち、シア・シャオニンを自分のものにする方策を考えた。シア・シャオニンの母親は、「娘の会社の社長が病院に送って来た」と聞き、その社長がボーイフレンドではないかと憶測する。
グー・チェンユー(=モー・ブーユー)はカフェの中でコソコソするシエ・フェイに気づき、シア・シャオニンとの「忘川」の出演交渉のアポをキャンセルする。シエ・フェイはモー・ブーユーが来ないと分かると、シャオニンの前でモー・ブーユーへ居丈高な警告のメッセージを送り、メッセージを受け取ったグー・チェンユーをあきれさせる。シエ・フェイはシア・シャオニンを食事に誘うが、グー・チェンユーが仕事を理由にシア・シャオニンを車に乗せて行ってしまった。グー・チェンユーはシア・シャオニンをプライベートの録音スタジオに連れていく。モー・ブーユーには専用のスタジオが必要だとして、シア・シャオニンと機材の扱い方を確認した。
モー・ブーユーに呼び出されて録音スタジオに行ったシア・シャオニンだったが、彼の姿はなく、サイン済みの出演契約書だけが置かれていた。シャオニンは偶然を装ってスタジオに来たグー・チェンユーに食事に誘われる。グーはモー・ブーユーには誠意がないと悪く言うが、シャオニンはまったく気にする様子がないどころか、彼の実力を褒めたたえる。「忘川」のキャストオーディションを受ける直前に書類を届けるようルオリーに命じられたシャオニンは、出かけた先の倉庫に閉じ込められてしまった。どうにか脱出できた時にはすでにオーディションの時間を過ぎていたうえに、雨にぬれて熱を出し倒れてしまう。
熱を出して倒れた翌朝、シア・シャオニンが病院で目覚めると、看護師から「ボーイフレンドが一晩看病し、電話で呼び出されて帰ったものの、朝食を準備してくれた」と聞く。シア・シャオニンは、ベッドの上でその朝食を温かい気持ちで眺めるのであった。グー・チェンユーは、ハオ・イェンランとルオリーを呼び出し、前日のトラブルの真実を問いただすが、ルオリーは知らないふりをし、叱責されるルオリーを上司のハオ・イェンランは擁護する。結局、グー・チェンユーの弟のグー・シーユエンが訪ねて来たため、ハオ・イェンランはルオリーを社長室から離れさせることができた。
グー・チェンユーはシア・シャオニンに自分の正体を明かし、状況を説明しようとするが、シア・シャオニンは「自分の気持ちをもてあそんだ」と叫んで立ち去ってしまう。グー・チェンユーはあっけにとられ、その場を動けなかった。店を出たシア・シャオニンは泣き笑いしながらこれまでのことを思い返すが、頭が混乱する一方だった。グー・チェンユーはシア・シャオニンがなぜ怒ったのかと頭を悩ませつつ、彼女が好きなのがモー・ブーユーでなくグー・チェンユーだったことに喜ぶ。仕事でもそっけない態度を取るシャオニンに、今までのことを謝ろうと、グー・チェンユーは彼女を公園に呼び出す。
ついに思いが通じ合ったグー・チェンユーとシア・シャオニンは、サブヒロインのオーディションの日に一緒に出勤するが、シャオニンは他の社員に見られるとマズいからと先に車を降りる。シャオニンのオーディションの順番が近づくが、立ち会うはずのチェンユーはスタジオに現れない。その頃、チェンユーは見知らぬ男から脅迫電話を受けていた。チェンユーがモー・ブーユーであることを知っているというその男は、チェンユーがあっさりカネを出すと言ったことで気をよくし、情報を流したのは社内の人間だとチェンユーに教える。
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