恋愛にも好奇心旺盛な大学生・藍之助は、ある日、痴漢被害をきっかけに年上のイケオジ・奥海と出会う。軽薄そうで距離感の近い奥海に戸惑いながらも、どこか放っておけず、気づけば特別な時間を過ごしていた藍之助。だが翌朝、奥海の正体は――藍之助の内定先の社長だった。
奥海が社長だと知り、距離を置いた藍之助。しかし何度も届く心配のメッセージに揺れ、気持ちを再確認する。再会した奥海は「好きだから」と真っ直ぐ想いを伝えてくる。戸惑いながらも受け入れた藍之助のもとに、奥海の会社からついに採用結果の封筒が届いて――。
入社が決まり、恋人として奥海と歩み始めた藍之助。だが亡き妻の存在を知り「俺は代わりなのでは」と不安を抱く。問い詰めると奥海は家のために結婚したこと、妻を亡くしたこと、「もう誰も好きにならないと思っていた」と静かに打ち明ける。互いの孤独を知った夜、二人は少しずつ近づいていく。
新入社員として働き始めた藍之助は、慣れない仕事に失敗続き。社長でもある奥海には弱音も吐けず、「会社に必要ないのでは」と落ち込む。心配した奥海が仕事終わりに部屋を訪ねてきて、不器用に包み込む。温かさに救われながらも、藍之助は「自分は奥海にとって何なのか」と改めて考え始める。
甘やかされるほど「守られるだけじゃいたくない」と感じる藍之助。自分も奥海を支えたいと願い、少しずつ成長していく。一方の奥海も、藍之助の真っ直ぐな愛情に過去の傷を癒やされていた。そんな中、奥海の前に「英明くん」と親しげに話しかける謎の青年・九条大翔が突然現れる――。
インターン生・大翔のシゴデキぶりにコンプレックスを感じる藍之助。さらに大翔が奥海の甥と判明し驚く。奥海が「俺と藍ちゃんでは時間の意味が違う」と将来への不安を漏らすなか、藍之助は「俺の愛、受け取りやがれ」と不器用に想いをぶつける。幸せな時間を、大翔が偶然目撃してしまい――。
繁忙期で奥海と会えない藍之助は、大翔から好意を匂わされ戸惑う。奥海に似た雰囲気を感じながらも、惹かれているわけじゃない――のに、気づいたら涙が溢れていた。一方の奥海は、再検査の通知を受けながら藍之助を心配させまいと黙っていた。泣く藍之助に大翔が「俺なら泣かせない」と寄り添って――。
大翔の告白をきっぱり断った直後、奥海が過労で倒れていたと知る。検査結果まで隠していた奥海に藍之助は爆発する――「俺はアンタの何なんだよ!」。涙ながらに想いをぶつけた藍之助は、奥海の家で暮らし始める決意をする。恋人から家族へ近づく二人の前に、謎の女性が現れて――。
奥海の姉・奈緒子と突然顔を合わせることになった藍之助。迷いなく「恋人」と紹介する奥海に対し、自分は家族へ同じように伝えられるのか、不安が募っていく。一方の奥海もまた、年齢差や自分の将来に密かな迷いを抱えていた。“ずっと一緒にいたい”――その気持ちだけでは越えられない壁に、二人は向き合い始める。
奥海との同居を決意し、ついに両親に「恋人」として紹介した藍之助。母・瑞穂は年齢差への覚悟を厳しく問うが、奥海は「離れたくないからこそ一緒にいる努力を続けたい」と本心を語る。両親の前で手を握り「俺の恋人です」と言い切った夜、二人が選んだ“ずっと一緒にいる方法”とは――。
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