水中施設での訓練で高い評価を得て、次に月へ行く日本人に選ばれた六太は、CES-62のバックアップクルーとして、砂漠での訓練を始めようとしていた。月面に近い環境と、新たな訓練内容にワクワクする六太だったが、同じバックアップクルーの4人は、一癖も二癖もある連中。この先ずっと同じチームなのに!
NASAの会議室では、天文チームによるプレゼンテーションが進められていた。その内容は、『シャロンの新しい月面望遠鏡』。今度は実現できるのか―?そしてバトラーは、とある人物に『CES-62バックアップクルーのリーダーになって欲しい』と直談判しにきていた。絶対的な信頼をよせる、その人物とは―?
月への訓練のため、ラバフロー試験場でキャンプ生活をすることになった、六太たちCES-62のバックアップクルー。相変わらずまとまりがないメンバーは、朝のジョギングもバラバラ。六太も不安を隠せずにいた。だがそこに、ついに『リーダー』が到着する。誰もが尊敬するベテラン宇宙飛行士、その手腕やいかに--?
ようやくまとまり始めたCES?62バックアップクルー。キャンプ地で、たき火を囲むエディ、ベティ、フィリップ、カルロ、アンディ、六太達。これはこのチームの親睦を深めようとしているエディの考えだった。六太が日々人の事を話すと、次はベティが話す番となった。今まで心を開かなかった彼女の宇宙にかける想いとは?
ケンジには家族が一人増えようとしていた。妻・ユキに、第二児の出産が近づいていたのだ。しかし宇宙飛行士としてケンジは、いま何を目指しているのかも曖昧なまま、ひたすら言われた訓練を続けている状態だった。ゴールの見えない不安な生活。しかしクリスマスの日、ケンジはバトラーから呼びだされる。
ヒューストンで初めて揃って正月を迎えた南波一家。しかし日々人は、まだ次のミッションが決まらず、不安な毎日をすごしていた。日々人の復帰に反対している人物がまだ多く、未だに訓練が少ないらしいのだ。バトラーも最善をつくしてはくれているようだが・・・・・・。そして年明け、ついに日々人の行く末が提示される。
前線から外されてしまった日々人。一度パニック障害となった宇宙飛行士は、復帰できないことが判明する。その事実を聞いた日々人は姿を消してしまった――。日々人の失踪の理由を知らない六太は、心配で訓練に身が入らずにいた。ようやくバトラーからその理由を聞いた六太は、『何かしたい』と行動に出るが――・・・・・・?
『兄とは常に、弟の先へ行ってなければならない』兄・六太はずっとそう思っていた。だが何かにつけて先へ行っていた、弟・日々人。その日々人が姿を消した今、六太は自分が先に行っているのか、後ろにいるのか、なにもわからない状態でいた。果たして南波兄弟は、これからも宇宙を目指す道を、歩むことができるのか――…?
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