グラス・ハートに実の父親であることを名乗らない決意をした李大人。リョウは自分が父親代わりになり、彼女を引き取ることにする。グラス・ハートは名前がないことに苦しんでいたが、香瑩(シャンイン)という名前だったということを知る。
李大人の影武者として生きてきた双子の弟・謙徳の葬儀がひっそりと行われた。リョウにわけも分からず葬儀に連れてこられた香瑩は、リョウに促されるまま謙徳の遺灰を海にまく。その姿を見て、李は謙徳が喜んでくれているに違いないと感じ、涙をこぼす。
リョウと香瑩は“親子”として一緒に暮らし始めた。香の心臓を移植された香瑩は自分の命が長くないと感じ、リョウを悲しませるのではないかと不安を募らせていた。
リョウと香瑩の新しい生活が始まり、リョウはシティーハンターの仕事を再開する。その依頼第1号は遊び人風の若い女・凪砂。彼女は、ナンパした男に睡眠薬を飲ませて金を抜き取る常習犯だった。リョウにはやる気になれない仕事だったが、ある考えがあってこの仕事を引き受けることにする。
シティーハンターの仕事に興味を持ち始めた香瑩は、リョウが見落とした依頼を見つけ、一人で依頼人に会いに行く。だが依頼人に会ってみると小さな女の子で、依頼は父親を探して欲しいという。特徴を聞き出すと、それはまさにリョウにピッタリだった。リョウも「心当たりがありすぎて」と否定せず、香瑩は憤慨する。
ターニャの父親・倉橋が姿を消したのは、彼が秘書をしていた国会議員・岸本に利用され、横領の濡れ衣を着せられた為だった。香瑩は岸本を消せばいいと考え、一人で狙撃の準備を開始する。倉橋から全ての真相を聞いたリョウは、香瑩とは違う方法で事件を解決しようと考える。
香瑩は、リョウと香が初めて出会った時の夢を見るようになっていた。新宿の街で若き日のリョウが何者かに撃たれ、それを助けたのがドクの診療所で働いていた看護学生の香だった。だがリョウの免許証もパスポートも偽造だとわかり、香の兄で刑事の槇村はその身柄を引き渡すよう求めるが…。
香瑩は夢の中で、リョウと香の出会いを見守り続けていた。意識を取り戻したリョウは、意識の戻らないフリをして、凶器を隠し持って身構えていた。だが香は眠り続けるリョウを胸に抱き寄せ涙をこぼす。リョウはこれまでに感じたことのない安心感に包まれる。そんな二人の心情を、幼い香瑩がそばで手に取るように感じていた……。
幼い頃から殺人マシンになるべく育てられた香瑩と信宏は、楽しく食事をするとか、心に余裕を持って生活を楽しむという人間らしい喜びを知らずに生きてきた。それを憂えるリョウは、正道会の陳侍従長が開店した中華料理店で、2人を働かせることにする。そこへ根堀組長と若頭の餅山が店に因縁をつけにやってくる。
茅野夢という少女から、父親を殺した犯人を捜して欲しいという依頼が入る。彼女はかつて香瑩が暗殺した男の娘だった。夢は父親が本当は何者だったのか、それも調べて欲しいという。リョウは香瑩にこの依頼を断ってもいいと言うが、香瑩は傷つくのを覚悟でこの依頼を受け、夢と向かい合う決意をする。
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