第5の宮・獅子宮にたどり着いた星矢。彼を待っていたのは、沙織を認めて忠誠を誓ったアイオリアだった。しかしアイオリアは、人が変わったような態度で、星矢に容赦のない攻撃をしかけてくる。一方、星矢たちがサンクチュアリに向かったことを聞いた魔鈴は、急遽十二宮を目指す。
魔鈴の小宇宙を受け取った星矢は、アイオリアの光速拳を見切り、ようやく一撃を入れることに成功。だが、立ち上がってきたアイオリアは、まるで悪鬼のような表情で、情け容赦なく星矢をなぶり始める。日本からサンクチュアリに戻った後、アイオリアの身に何が起きたというのか…?
伝説の魔拳・幻朧魔皇拳によって、アイオリアはアーレスに、頭脳を支配されていた。正気を取り戻すためには、目の前で人がひとり死ななければならないことを、星矢は知るよしもない。その頃、獅子宮にたどり着いた紫龍と瞬の前には、かつて星矢とペガサスの聖衣の持ち主の座を争ったカシオスが現れ…。
カシオスの尊い犠牲によって、アイオリアは自らの意志を取り戻すことに成功。先を急ごうとする星矢たちに、次なる処女宮の守護者・乙女座バルゴのシャカこそ、「もっとも神に近い男」と言われるほどの実力者だと教える。一方、カノン島で翼を休めていた一輝の命を狙って、サンクチュアリから刺客が送り込まれる。
一輝に襲いかかったのは、シャカの高弟・孔雀座パーヴォのシヴァと、蓮座ロータスのアゴラ。苦戦する一輝は本来の力ではなく、何者かによって動きを封じられている。「もっとも神に近い男」とうたわれる、シャカの実力は想像を超えていた。沙織の小宇宙さえ遮断するほどの力を持っていたのだ!
処女宮に突入した星矢と紫龍と瞬は、アイオリアの忠告に従い、シャカの目が開く前に戦いを終わらせようと積極的に攻撃をしかける。だが、計り知れない力を持つシャカの前に、三人はあっけなく敗北を喫してしまう。止めを刺そうとするシャカ。その時、完全復活を果たして戦線に復帰した一輝が現れた。
シャカの六道輪廻によって、意識を失ったかに見えた一輝だったが、起死回生の幻魔拳を放つことに成功する。だが、それすらもシャカには通用せず、自分自身が幻の世界におちて幼い日の己の姿を見てしまう。圧倒的な実力差の前になすすべもない一輝をあざ笑うかのように、シャカは不死身の鳳凰座の聖衣を粉砕してしまう!
ついにシャカが目を開き、秘めたる本領を発揮し始めた。驚異的な力の前に、一輝は五感をすべて失ってしまう。身動きできなくなった一輝にシャカは止めを刺そうとするが、そこへ意識を取り戻した瞬が戦いを挑んできた。だが、その瞬を制止する声が響いてくる。それは五感を失ってもなお、戦うことをあきらめない一輝の心の声だった!
一輝の尊い犠牲によって、星矢たちはシャカの守護する処女宮を通り抜けた。次なる宮は天秤宮。他ならぬ老師が守護する宮だけに、すぐに通り抜けられるはず…ところが、そこには氷づけにされた氷河が待っていた。愕然とする星矢たちだが、氷河の命の灯は微かに燃え続け、まだ消えてはいなかった。
氷河は仲間たちによって氷の棺から救出されたが、カミュの冷気によって著しく体力が減少していた。星矢と紫龍は、氷河が体力を回復するまでの間の保護を、瞬に任せて次なる宮へ向かう。天蠍宮に到着した二人は、嫌な予感に襲われて天秤宮に戻ろうとするが、黄金聖闘士・蠍座スコーピオンのミロが行く手を阻まれる。
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