一足先にワルハラ宮殿へと到着した瞬を待っていたのは、日本でも戦ったことのある神闘士のシドだった。シドとの激闘が始まったところに、星矢と氷河が駆けつけるが、瞬はこの場は自分に任せて先に進むように言う。一方、倒れていた魔鈴を介抱したシャイナは、シドの身に恐るべき影が存在することを聞いていた!
シドの凍気によって、アンドロメダの鎖は力を失ってしまった。余裕のシドは、必殺の一撃を瞬に放つ。意識を失ってゆく瞬に、遠く離れている一輝が語りかける。その言葉が、失われかけていた瞬の闘志に火を点けた。瞬は聖衣を脱ぎ捨てると、2度と使わないと決めていた生身の拳でシドに挑む!
苦戦の末、ようやくシドを倒した瞬を新たな危機が襲った。シドの影である神闘士・ゼータ星アルコルのバドだ。シャイナによってバドの放った不意の一撃から救われるが、シドとの死闘で受けたダメージは大きく、瞬は力尽きてしまう。その時、一輝がまたしても不死鳥のごとくよみがえり、駆けつけてきた。
バドは弟のシドに代わって正式な神闘士になるという野望を燃やし、そのために必要なオーディーン・サファイアを欲していた。執念の攻撃の前に、苦戦を強いられる一輝。だが、真実の兄弟の絆を信じる一輝の放った幻魔拳が、ついにバドに炸裂する。そして、自分自身でさえ気付かずにいた想いを知ったバドは…。
兄弟のきずなを取り戻し、バドは静かに戦いの場から消えていった。これで残る神闘士は、アルファ星ドゥベのジークフリートを残すのみ。だが、北欧神話最強の勇者と言われるジークフリートの実力はケタ違いで、圧倒的な力をもって星矢と一輝を倒してしまう。ヒルダの身代わりとなっていた沙織にも、限界が近付いていて…。
最強の神闘士ジークフリートの前に、次々に倒れてゆく青銅聖闘士たち。危機を知った紫龍が残された小宇宙を燃やして駆けつけるが、彼の拳もことごとくジークフリートに弾き返されてしまう。伝えられる神話と同じ不死身の肉体を持つジークフリートに屈するかに見えたその時、紫龍の耳に老師の声が聞こえてくる。
紫龍の捨て身の行動によって、星矢はジークフリートの弱点を知ることができた。最後の希望である星矢に、残る小宇宙のすべて託す青銅聖闘士と沙織。彼らの姿を見て、自分たちの正義に迷いを覚えたジークフリートは、ヒルダの命令を無視して、あえて星矢との真っ向勝負に応じる。その勝負を冷ややかに見つめる男もいて…。
争いの元凶は、海皇ポセイドンだった。真実を知ったジークフリートは、自らのオーディーン・サファイアを星矢に託し、海将軍セイレーンのソレントを道連れに散る。こうして星矢は苦難の末、7つのオーディーン・サファイアを手に入れたが、巨大なオーディーン像には何も変化はなく、ただ静かに立ちつくすのみだった…。
星矢は伝説のオーディーンローブを装着。かつて神話の時代に、オーディーン自らがまとったと言われるものだ。邪悪を断ち切ることができるというバルムングの剣で、ヒルダの心をニーベルンゲン・リングの魔力から解放した星矢。だが、時はすでに切迫しており、力尽きた沙織をあざ笑うかの如く崩壊は始まっていた。
大津波に呑まれて行方知れずになった沙織。星矢たちが必死に探している頃、彼女は海底深くにある、ポセイドン神殿の一室で目を覚ましていた。目の前に現れた海皇ポセイドンを見て、沙織は驚愕する。海皇の正体は、かつて自分に求婚してきた男、地中海の海商王であるジュリアン・ソロだったのだ!
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