年老いた父ジェラードと農場を営む息子のドナン。年頃となった彼は性に興味を持つものの、厳しいしつけを強いる父親の目を盗んでは農場の片隅で、一人慰めることで欲求を発散するしかなかった。しかし、父親が急死したことでドナンの鬱屈した日々は終わりを告げる。葬儀が終わり一息ついたドナンは逸る心を抑えきれず、アダルトサイトからコートニーという娼婦にメッセージを送信。地元にコートニーを呼び出したドナンは、女性に慣れていないことを彼女に見抜かれ、流されるままに一夜を過ごす。新しい生活を始めたドナンだったが、コートニーとの情事が頭の中を支配していく。我慢できなくなったドナンはコートニーに電話をかけるが…。
17世紀のスイス、グリソン州独立の最大の英雄であるイェナチュは、宿敵ポンペウスを殺し、権力を手中に入れた。しかし、数年後には“謎の人物”によってイェナチュもまた殺された──。現代の記者、クリストフはイェナチュの墓の発掘を指揮した人類学者トブラーとのインタビューの仕事を引き受けた。トブラーは一風変わった人物で、イェナチュに取り憑かれている。やがて、ポンペウスの暗殺のあった城に、末裔の老嬢プランタを訪ねた帰路、クリストフは不思議なことにイェナチュに出会う。既視体験(ルビ:デ ジャ ヴュ)に悩まされるクリストフは謎を究明するべくもう一度城に向かうも、何とそこでポンペウス暗殺の現場を目撃。そして、ポンペウスの美しい娘ルクレツィアの姿を発見し…。
前社長・大島の下請け料の横領により、今まで支払われていなかったお金が全額支払われたことで、一ツ橋土木とヤマト建設は和解する。地熱発電所建設に向けて勢いづきながら工事を開始したが、町民が連日工事現場に押しかけ、工事に反対するように。しかし、温泉組合が地熱発電所建設に反対している理由の裏に、鷹司・三田が糸を引いていることが発覚。それを知った金太郎は、三田と喧嘩をするため、退職願いを出し、1人で三田の家に出向く。
中村会長から地熱発電所建設を頼まれた金太郎は、サラリーマンとして初めての大仕事に挑むことに。しかし、いざ現場に向かうと建設会社の一ツ橋土木が工事をしない上に、温泉組合が反対をし思うように建設が進まない。一向に建設を始めない一ツ橋土木の社長との喧嘩で、ボロボロになった金太郎はフユの営む旅館で目を覚ます。
次回作の筆が一向に進まない悩める脚本家の横田雄二(渡辺いっけい)の元に差出人不明のメールが届く。メールには「退行睡眠 失った記憶を取り戻し現代人のストレスをなくします!」の一文。横田は退行睡眠を使い30年前の自分に会い、助言し鼓舞することで、売れる脚本家へと導こうと試みる。一方、過去の横田(松田凌)は描いていた自分の理想像とかけ離れた自分に当惑するものの、未来から来たと言う自分の勧めに応じ、演劇仲間である峯井(樋口幸平)、中村(福松凜)と固く結んだ約束や、自分のファンである麻美(新谷ゆづみ)との出会いを契機として分岐する新たな世界線を辿ることになる。選ばなかった選択を過去の自分に選ばせることで、物語は追想の域を超えて展開し始め、クライマックスへと向かっていく。果たして横田は自身の手で未来を変えることができるか?
1年間の刑務所生活を終えて出所したムルセは、かつてスリをしていたジスクと一瞬すれ違う。彼は奪われた縄張りを取り戻した後、ジスクと再会し、彼女を自らの組織に引き入れながら徐々に愛を感じ始める。ムルセに同情を抱きながらも、彼の粗野さと卑しさを受け入れられず距離を置くジスク。彼女はホテルでジョンマンの財布を盗むが、過去を思い出して返却する。一方ジョンマンはジスクの生意気な明るさの中にある孤独を感じ、彼女に真心と確信を持って接する。その姿に危機感を覚えたムルセはジョンマンを暴行するが、それによってジスクとジョンマンの距離はさらに縮まる。
大島社長たちの画策により、金太郎は半グレ集団を相手に大立ち回りをし、半グレとは和解し仲間となるものの会社では大問題になる。そのことで黒川専務、大和会長は退陣に追い込まれてしまう。金太郎は、社員たちと半グレ集団の仲間たちと共に大和会長を守れるのか。
厚生労働省推薦映画 パーキンソン病のミュージシャン 樋口了一59歳 俳優初挑戦!パーキンソン病の当事者による主演劇映画は日本初。原案も当事者。「水曜どうでしょう」のテーマソング「1/6の夢旅人2002」や、「第51回 日本レコード大賞」優秀作品賞(2009年)を受賞した「手紙~親愛なる子供たちへ~」で知られるシンガーソングライターの樋口了一が、俳優初挑戦した映画『いまダンスをするのは誰だ?』
工作員の父親が汚名を着せられた上に殺害されたため、ミョンフンとヘインの兄妹は北朝鮮の収容所に監禁される。妹の命と引き換えに韓国での暗殺活動を命じられたミョンフンは、身を隠すために通い始めた高校でヘインという少女と出会い心に安らぎを得るのだったが…。
ホテル勤務に嫌気がさしたアナは現実から逃避するように、とある浜辺にたどり着いていた。そこでは潜水艦に住み着いたマーシャをはじめとした少女兵士たちが生活をしており、アナもまたそのグループの一員となってゆく。少女たちにはミッションがあり、それは無線を打診することで戦場の兵士たちを巧みにおびき寄せ、死に至らしめるというものだった――。
演劇の舞台監督ロングフェローは窮地に立たされていた。取り壊し予定だったロンドンの老舗ハイゲート劇場を買い取ったものの、上演したアントン・チェーホフの名作戯曲「桜の園」の客入りは悪く、劇場は破産の危機に陥ってしまう。この事態に劇場プロデューサーのクライブは、次回上演予定の「かもめ」にハリウッドのアクションスター、ブレイズ・レミントンの出演と配役の承認権を与える契約を結ぶ。クライブの決定に、映画を嫌い演劇にこだわっていたロングフェローは反発するが、銀行への支払いを理由に持ち出され渋々ながらも従うしかなかった。オーディションが開催される中、ロングフェローはブレイズの言動と行動に激しく振り回されてしまう。
1960年代、湘南の夏。12歳のなぎさは、4年前に漁師の父を亡くし、居酒屋を営む母と二人で暮らしている。なぎさにとって、その年の夏休みは生涯忘れられない夏休みとなった。ポータブル・レコード・プレイヤーを手に入れる為、伯母が経営する海の家でバイトを始めたなぎさ。従姉の不良娘・麗子の影響を受けてパーマをあてたり、アメ車を乗り回す麗子のイカした彼氏とダンパに出かけたり、東京から帰省してきたリッチな美少女・真美に意地悪をされたりと毎日様々なことが起きる。ある日、お気に入りの岩場で泳ぎの練習をしていると、見知らぬ男の子に出会う。東京からやってきた病弱な少年・洋は砂浜で漂着物を収集しているという。なぎさは泳げない洋に泳ぎを教えることになり、親しくなっていく。
1974年、フランコ政権末期のスペイン。バルセロナを追われた料理人フェルナンドとアルベルトの兄弟は、友人フランソワの伝手でサルバドール・ダリの住んでいる海辺の街カダケスに辿り着く。彼らを迎えたのは魅力的な海洋生物学者のロラ、そしてその父―ダリを崇拝する、レストラン「シュルレアル」のオーナーであるジュールズだった。「いつかダリに当店でディナーを」をスローガンに、ありとあらゆる無謀な試みに奔走しながら、情熱を謳い続けるジュールズ。やがてそのカオスはフェルナンドの料理に新たな風をもたらし、世界規模の革命的シェフの誕生を呼ぶことになる。
夢の多い大学時代、ハヨンのそばには暖かい感性を持った在民がいる。孤児のハ・ヨンは学費を稼ぐために家庭教師に入った家でいろいろな不和に耐えられず、家庭教師職を辞めたハ・ヨンはある日、軍で懐かしい寮の兄であるキフンを知り、二人は近づき始める。
西山庵の沙彌僧チメ(沈海)は、高齢の老師祖室ボビョンの身の回りの世話をしているが、隣山の尼僧ミョフン(妙渾)の姿に揺れる。ある日の明け方、訴願堂の月明台で対面した彼らは、お互いに対する懐かしさを大事に保管する。
高校2年生で苦痛な思春期を送っているヘリンは、ある日、救いのように現れたミョンジュンが国語先生に赴任すると、番号付きの詩を送り、こっそり愛を燃やす。少しずつ愛を完成していきながら愛を告白しようとするヘリンに明ジュンは過去大学時代の友人の死とソンヒという女性との愛情から抜け出せない自分を話して行方を隠す。破壊的生活を乗り越えて大学に入ったヘリンは、同じ学校への喜びの愛を無視したまま、まだ明準への愛を忘れずに執拗に追跡しようとする。ある日、セミナー会で再会するヘリンとミョンジュン。しかし、ミョンジュンはソンヒという女性の妄想から別れないことを直視し、愛を昔の恋人のために譲ろうとする。結局、ヘリンは記憶喪失症にかかって自分も調べられない明準を見て最後まで絶対的な愛を送ることになる。
ペク・ホビンはアメリカという巨大な国で富と機会を夢見る野望の男だ。彼は永住権を得るためにジェーンと契約結婚をする。ジェーンは切膜して利己化された米国という文明社会で孤独に疎外された女性だ。ペク・ホビンと同居人で結婚生活をしている間、ジェーンはホビンに彼女の人生の中で最後に訪れた光と同じ愛を感じる。移民国職員の厳しいインタビュー危機を乗り越え、ホビンは米国市民の資格を得る。結婚契約が終わる頃、ホビンの欲望とジェーンの愛がぶつかって対立する。ジェーンは契約に違反してホビンに愛を訴えるが、ホビンは本国の婦人と子供に対する一念だけだ。結局ホビンの隠された秘密が明らかになり、狂的な乱暴性が爆発ジェーンの人間性を襲ってしまう。ついに二人は離婚旅行の道に上がり、死のような砂漠の上に許した人間の欲望と死の結末が見られる。
暴走族集団・八州連合の元ヘッド矢島金太郎は、亡き妻・明美の故郷で息子の竜太とともに漁師をしていた。ある日、事故で漂流中のヤマト建設会長・大和守之助を救ったことがきっかけで、金太郎はヤマト建設に社員として入社することに。社会人としての「当たり前」を無視した行動で、金太郎は周囲からは一目置かれる存在に。
チスは、地方の有力者の家の養子になり、新しい妹チヘとの生活は、彼を反抗的で鋭敏な青年にする。そして、チスは、改新教長老の養父の思い通り神学大学に入学する。冬休みに家に戻ったチスは、チヘとの微妙な関係のために友人と争うようになり、養父母から叱られ寄宿舎に追われるように戻る。地方の美術大学に入学したチヘと離れている間に、チスのチヘに対する愛はより一層切実になるが、ギョンエの登場で波乱が生じる。
2001年10月、アメリカ同時多発テロのひと月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民のクルナス一家の母ラビエのもとに、19歳の長男ムラートからパキスタンのカラチに行くという電話が入る。トルコから妻を呼び寄せる前にイスラム教の信仰を確かにしたいから、と。その後5日間も連絡を寄こさないムラートを心配したラビエは警察へ。しかし、警察はムラートの行動を怪しんでいるようで協力してくれそうにない。3か月後、ラビエが帰宅すると家の前に報道陣が待ち構えていた。ムラートが刑務所にいると記者から聞かされ、動揺するラビエ。追い討ちをかけるように、“ブレーメンのタリバン”という見出しでムラートのことが新聞の一面で報じられる。そして翌月の2002年2月、ラビエは、検察官のシュトッカーにある事実を言い渡される。「息子さんはキューバのグアンタナモ湾にあるアメリカ軍の収容所に移されました」「何それ?なぜそんな地の果てに?」コーラン講座のためにパキスタンを訪れたこと、持ち物、そしてムスリムの男性であることを理由に、ムラートはタリバンだと疑われているというのだ。5月、ムラートから初めて手紙が届き喜ぶラビエ。その手紙を携え、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケの事務所を訪れる。急な訪問に困惑するベルンハルトだったが、手紙の送り元を見て表情が一変する。無事に協力を得られることになったが、そう簡単に事は進まない。ドイツの外務大臣はムラートがトルコ国籍であることを理由に難色を示し、トルコの法務大臣は直談判したにもかかわらず音沙汰無し。そんな中、ベルンハルトはラビエにあることを提案する。「アメリカ合衆国最高裁判所で政府を訴える集団訴訟に加わろう」ホワイトハウスに請願書を渡すため、ラビエはついにワシントン D.C.へ向かう――!
アイルランド、労働者階級の街・ダブリン。この街に生まれたら、成功する道は3つしかない。プロサッカー選手、プロボクサー、ミュージシャン―。そんなダブリンで、本物のソウルミュージック・バンドを作ろうと広告を出したジミーの元に集まった若者たち。彼らのバンド“ザ・コミットメンツ”は実力も性格もてんでバラバラ。練習場所にも事欠くが、やがて困難や挫折を乗り越えて、次第に彼らの魂(ソウル)の音楽を作り上げていく。
裕福な夫婦が、若い売春婦暴力を振るわれている現場を目撃し救い出すことを決意する。田舎の家に彼女を泊めるが、予期せぬ出来事が家庭の平和を乱す。
仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うように。ある時、部隊内のトラブルの原因を作ったサンタンに、遠方から一人で歩いて帰隊するように命じたガルーだったが、サンタンが途中で行方不明となる。ガルーはその責任を負わされ、本国へ送還されたうえで軍法会議にかけられてしまう…。
人付き合いが苦手で不器用なフランは、会社と自宅を往復するだけの静かで平凡な日々を送っている。友達も恋人もおらず、唯一の楽しみといえば空想にふけること。それもちょっと変わった幻想的な“死”の空想。そんな彼女の生活は、フレンドリーな新しい同僚ロバートとのささやかな交流をきっかけに、ゆっくりときらめき始める。順調にデートを重ねる二人だが、フランの心の足かせは外れないままで――。
1945年4月、デンマークの市民大学。学長ヤコブが、現地のドイツ軍司令官から思いがけない命令を下される。ドイツから押し寄せてくる大勢の難民を学校に受け入れろというのだ。想定をはるかに超えた500人以上の難民を体育館に収容したヤコブは、すぐさま重大な問題に直面する。それは多くの子供を含む難民が飢えに苦しみ、感染症の蔓延によって次々と命を落としていくという、あまりにも残酷な現実。難民の苦境を見かねたヤコブと妻のリスは救いの手を差しのべるが、それは同胞たちから裏切り者の烙印を押されかねない振る舞いだった。そして12歳の息子もドイツ難民の女の子と交流を持ちつつあったが彼女は感染症にかかってしまう。友達を救うべきか、祖国に従うべきか、家族は決断を迫られる。
凪(ナギ)は大阪で契約社員として働いている。はじめての有給休暇前日に1年間付き合ってきた彼氏に振られる。怪談したり、ライブ行ったり、ゲートボールしたり、昔好きだった人に再会したり、大喧嘩したり。凪のメランコリックな有給休暇は過ぎていく
捕虜となったコメディアンの一団は残酷な試練に直面します。もし皆を笑わせることができなければ、彼らは処刑されるでしょう。
マンソクは山奥で、娘のコッシルと2人で暮らしていた。そんなある日、コッシルは昔から密かに恋心を寄せていた男と街へ逃げてしまう。1人残されたマンソクは戦時中に、妻にも逃げられた過去を思い出し、気が付けば娘と妻を探して街を彷徨っていた…。その中で自身が今まで犯してきた罪に気づき、後悔するが、その因果は世代を超えて巡ってゆく…。
高校の同級生の秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)は別々の大学に進学するも、静かな住宅街にある一軒家でルームシェアをしていた。大学4年生になり、就職活動に勤しむ二人。写真家の道に進むことを決めたハルは写真スタジオに、アキはインテリア雑貨の会社に内定が決まる。米山と麦田、あずさ、雪乃を招いた就職祝いの「たこ焼きパイ」パーティで盛り上がったその夜、アキに一通のメールが届く。それは、勤務地が大阪に決まったという知らせだった。一緒に暮らせるのも卒業まで残りわずか。寂しい気持ちとモヤモヤを抱える二人の間には、どこかよそよそしい空気が流れていた。そんなある日、ハルの姉・立夏が結婚報告をしに会いに来る。結婚の決め手になった話を聞いたアキは、ハルに友情以上の感情を持っていることに気付く。しかしアキは、ハルにはこの感情を打ち明けないことを心に決める。一方、大阪への勤務が決まったと聞いた時から、ハルは心ここにあらずだった。このまま4年間暮らした一軒家を引き払い、穏やかで幸せだった同居生活は終わってしまうのか…。そして、社会人を迎えるアキとハルの行く末は…?
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々が作る木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。
1924年8月、ニュージーランドに生まれたジャネット・フレイムは、感受性豊かでいつも本を離さない少女に成長し、いつしか詩人になることを夢見ていた。18歳になり教職に就いたジャネットだったが、幼少期のトラウマから教壇に立つことが出来ず退職して作家を目指す。だが、繊細な性格が誤解を招き、統合失調症と診断されて精神科病棟へ送られてしまう。8年間もの歳月を過ごし200回以上の電気ショック療法を受けるジャネットだったが、入院中に執筆した短編集「礁湖」が文学賞を受賞したことで退院することになる。奨学金を得たジャネットは初めてニュージーランドを離れてロンドンで暮らし、夏に出かけたスペインで初めての恋を経験する。
12歳のダルバは父親と2人暮らしで、子供なのに化粧をして大人の女性のような服装で生活をしている。ある晩、突然警察が家に押しかけ、ダルバは父親から連れ去られ児童保護施設に保護される。ダルバは新しいルームメイトのサミアやソーシャルワーカーのジェイデンと親しくなるにつれ、父親と分かち合っていた愛情と信じていたものは、自分が思っていたようなものではなかったことを次第に理解していく。ジェイデンやサミアの助けを借りながら、ダルバの新しい人生が始まる。
公務員試験に落ち続けていた31歳のチャヨン。ついに受験を諦めることにした彼女だったが、そのせいで恋人は去り、母親も怒り心頭。そんなある日の夜、チャヨンは帰宅途中で女性ランナーのヒョンジュと出会う。颯爽と風を切って走る彼女の姿に目を奪われ、チャヨンもランニングを始める。ヒョンジュと一緒に走るようになったチャヨンは、ランニングによって自身の体と心に変化を実感し、ヒョンジュとも親密になっていくが……。
パリの店舗やルイ・ヴィトンなどの高級ブランドとのコラボレーションが話題の人気パティシエ、ヤジッド・イシュムラエンの自伝書を元に映画化された感動のサクセス・ストーリー。登場する全てのスイーツの監修もヤジッド本人が務めた。またオーディションで映画初主演を射止めたのはTikTokで660万人のフォロワーを持つ映像クリエイターとしても活躍する俳優リアド・ベライシュ。
鬼州組に単身で乗り込む決意をした静也。時を同じくして鳴戸や猪首ら残りの組員も静也と同じく命を賭す覚悟を固めており共に鬼州組へと乗り込むことに。翌日、乗り込もうとした静也たちの前に現れたのは組を抜けたはずの生倉と肘方、それに鬼州組の胡麻田であった。胡麻田は偶然出会った生倉と肘方と意気投合し、鬼州組を裏切り新鮮組の仲間になったのだった。こうして新鮮組は再び勢力を増し始まった全面戦争。新鮮組は猪首や鳴戸らを筆頭に鬼州組を倒していく。そして静也はいよいよ海腐と対峙する。激闘の末、静也は海腐に勝利。その後、静也は警察に出頭するが彩子が全て真実を話したことにより静也の指名手配は取り下げられていた。静也は今までの日常を取り戻すも、日本統一への思いは一段と増していた。
フェミニストでポリアモリー(複数性愛)の写真家志望の若い女性イサ。セックス相手の写真や身近なものを写真に撮り、職場の広告代理店でコピーを考えたり、自分の感性のままに素直に生きている。しかし、彼氏がイサが他の相手とセックスするのを止めて自分とだけの関係を求めたことで別れて実家に戻ることに。父と離婚し、母一人で暮らす家でも、これまで通りの思いのままの生活を送るイサだったが、職場でライバルとなるカメラマンの出現で自分の意見が通らなくなり、セックス相手との関係も上手くいかず、母ともぶつかり、孤立してしまう・・・。
新鮮組と鬼州組の抗争が激化し、離脱する新鮮組組員も現れる。鳴戸と猪首は静也の無実を証明し、静也の発見を誓う。そして生倉と肘方に総長代理指揮を任せる。鳴戸と猪首は静也の家を尋ねて来た秋野に彩子から話を聞くことを依頼。その頃静也は会社の上司の家で匿ってもらっていた。その頃、秋野は彩子に真実を聞きに入院中の病院を訪れるも彩子は口を割ろうとはしない。その帰り、病院にヤクザがいることを見つけ、そのことを聞いた鳴戸と猪首は病院へと向かう。鬼州組の組員と揉み合うがこの襲撃も新鮮組が行ったということになり幹部を含む逮捕者を出してしまった。さらに抗争の激化により多くの死者も出てしまった。静也はこの現状と、静也のことを信じる組員たちのことを思い鬼州組に乗り込む覚悟を決めるのであった。
北海道で暮らす幼馴染の、愛と宗介。2人の母親はそれぞれにふたりの世界を守ろうとしていたが、宗介の母はうまく愛情を表現できず、愛の母は少しおせっかいとも言えるところがあった。しかし、そんな世界がある日突然崩壊してしまうー。愛の母が、喧嘩をした宗介を探している途中に亡くなってしまうのだった。残された子ども達は、その喪失とどう向き合い、どうやって生きていけばいいのだろうか?愛は父親に連れられて東京に引っ越しを余儀なくされ、宗介は北海道に残されることになった。人間の力では太刀打ちできない北海道の大自然の中と、正反対の都会で、孤独な少年少女は何を見つけるのか。
怪しげな仕事を回してくるワン社長のもとで、ブランド品のコピー商品や盗んだスクーターを売って日銭を稼ぐだけの生活を続けている青年ジョンナム。ある日、商売のトラブルでチンピラにボコボコにされ、ゴミ置き場に打ち捨てられてしまう。そんなジャンナムを見つけて助け、家まで連れ帰って介抱する見知らぬ女ジニ。孤独な二人は惹かれあい、自然と共同生活を送るようになる。少しずつ根無し草のようなその日暮らしから抜け出しジニと二人で新たな人生を歩もうと考えたジョンナムは、ワン社長から任されたあるブツを奪って逃げようと考えるが…。
パパラッチ専門のカメラマン、イ・ジェフンは過去のある事件をきっかけに今は失職し、不倫の現場を盗撮するような仕事で糊口をしのいでいた。ある日、そんなジェフンのもとに謎めいた美女が仕事の依頼にやって来た。双子の妹の様子がおかしいので、誰と会って何をしているのか調べてほしい、というのだ。危険な匂いを感じながらも魅力的な彼女の依頼を断り切れず、ジェフンは早速妹が女医として勤務する性相談クリニックを患者を装い訪れる。問診を受ける中で、彼女はあるカメラマンにまつわる奇妙な話を始めるのだった・・・。
大学に行かず出版されるあてのない小説を書きながら、やもめの父と二人で呑気に暮らすギチャン。ある日、父が家に美しい女性を連れてくる。すると父は「この人と再婚することにしたから、これから3人で暮らす」と言うのだ。あまりの急な展開に戸惑うギチャンだったが、父が幸せならと自分を納得させ、その日から三人での生活が始まる。父が仕事に出かけた後は、家で二人きりになる時間が多く、好きな本が同じだったこともあり急速に距離を縮める継母とギチャン。やがて彼の感情は複雑なものとなっていき、書いていた小説の内容にも変化が現れてくる。
Jが静也の自宅へと乗り込み再度襲撃される。翌日も静也は警備体制が整っている生倉の自宅に隠れるも襲撃に遭う。そこで静也は一つ疑問をもつ。それは、Jは何度も静也を殺す機会があったにも関わらず、静也を殺さずにいたことである。和平交渉当日。調印を進めているとそこにはJの姿が。そして一発の発砲音。撃たれたのはJを雇ったはずの鬼州組・大村であった。これに海腐は激怒し抗争を仕掛ける。しかし全ては海腐が新鮮組を悪者に仕立て上げる海腐の計画であった。一連の事件は大きく報道され彩子に静也がヤクザということがバレてしまう。そんな中、刑事・川路の協力によりJが襲撃犯という証拠を掴んだ静也だったが彩子がJに襲われてしまう。静也は彩子を守り闘うも追い詰められる。その時、彩子が落ちた銃でJを射殺し危機を逃れる。動揺する彩子を守る為、静也は自ら容疑を被り、逃亡生活を送ることになったのだった。
青年ラキブの父は刑務所に、兄は海外に出稼ぎに出ている。彼は、インドネシアの田舎町で何世紀にもわたり一族で仕えてきた、退役した将軍フルナが所有する空き屋敷で、たった一人の使用人として働くことになる。フルナはラキプに対して立場を超えたように親身に接し、父親代わりの存在となりつつあった。ラキブ自身もフルナのアシスタントとして、仕事と生活の中で天職を見出す。そして、地元の首長選挙に立候補した将軍の選挙キャンペーンが始まり、二人の運命も大きく動き出す。
昼は堅気としてデザイン会社で働く近藤静也。実は、夜になると新鮮組総長という二つの顔を持っている。ヤクザにもかかわらず争いが嫌いな静也は堅気として働き続けることを望む一方で、総長としても静也らしい斬新なアイデアで新鮮組を盛り上げていた。鬼州組との抗争が終了して数か月…。新たに鬼州組総長に就いた海腐に警戒する新鮮組。海腐は刑務所に入る前、武闘派として有名であり、新鮮組にいつ攻め込んできても不思議ではなかったのだ。そのため静也は、社会を味方につけ、鬼州組に手を出されないよう画策していた。その鬼州組では、静也たちの予想とは反対に、海腐が抗争ではなく手打ちにすると発表。海腐自ら静也の元へ出向き、和平交渉を提案するのであった。この海腐の行動に鬼州組組員・大村は納得していなかった。そして伝説の殺し屋・Jを雇い静也の暗殺を計画する。命が狙われているとも知らない静也は、偶然不良に絡まれているところを助けた女子高生・彩子にパフェをねだられ、仕方なく奢ることになる。そこで彩子から自分はヤクザの娘であり、ヤクザが大嫌いと告白され、静也は動揺する。その帰り道、静也はJに襲われるが猪首の助けもあり何とか逃げることに成功する。和平交渉まで残り3日。それまでに静也はJから逃れることができるのか。
新世紀を迎えたばかりの2001年の台北。恋人のハオと一緒に暮らしているヴィッキーは、仕事もせずに毎夜、酒とゲーム、クラブ通いと荒れた生活を続けるハオにうんざりしていた。仕方なく始めたホステスのバイトで出会ったガオのもとへ逃げこんだヴィッキーだったが、ガオがもめ事に巻き込まれ、日本へ旅立ってしまう…。
ジンヒはスリが上手で、通り過ぎる女性からブラジャーを盗むことができる。チャン・ヨンは彼を追いかける刑事だ。終わりのない追撃戦では、いつもお互いに勝つために競争し、この競争は泥棒の息子であるウジンと刑事の娘ユナの次の世代まで続く・・・。
黄色の髪の2人の女、ユナとサンヒは、失職した男キム・ヨンギュとロックカフェで会う。ユナは、酒に酔ったヨンギュをサンヒと一緒に暮らすソウル郊外のビニールハウスに連れていく。ユナは、ヨンギュとセックスをして、ユナがいない間にヨンギュはサンヒとセックスをする。ヨンギュとサンヒがセックスする姿を見てもユナは何ともない。むしろ三人は、一緒にする方向を選ぶ。だが、ヨンギュには、証券会社サラリーマンとして職場の同僚ハン・ウンミを愛した過去がある。ユナが妊娠して産婦人科に行った間に、ヨンギュがウンミと会うようになると、ユナとサンヒは狂気を爆発させる。
1970年代の終わり。ロシア系ユダヤ人のディーマは、妻ミーラと息子ダニークを連れて、モスクワからアメリカへ渡った移民家族。しかし、車の設計士だった彼に見合う職はなく、焦りが募るばかり。そもそも移住を彼に勧めていたミーラとも衝突してばかりで、やがて倉庫の仕事を辞めて酒浸りの日々を送るようになり、ついには家を出て行ってしまう。ミーラは生活のために同じロシア系のトリクと付き合い、家に招き入れるようになるが、ダニークはかつて父を侮辱し、母にも自分にも暴力をふるうトリクのことを忌み嫌う。一方で、徐々に友達ができ学校生活を楽しむようにもなっていくダニークだったが、学内でも家の中でも大人たちの非道は続き…。
雑誌の募集広告で知り合った男と女。お互いの名すら告げない条件で、毎週木曜にいつものカフェで待ち合わせ、いつものホテルの一室で肉体関係を持つ。彼らはそれを『ポルノグラフィックな関係』と名付けた。しかし、それぞれの感情が肉体だけの快楽では満たされなくなったことから、ふたりの関係に変化が生まれて・・・
3年前から児童養護施設で暮らしている15歳の少女ノエミは、母親に引き取られるという望みが絶たれ、自由を求めて施設を飛び出す。友人のレアに連絡し彼女の家に行くが、そこで不良グループと知り合い、ノエミはザックと恋に落ちる。ザックはロマンチックな恋に憧れるノエミを言葉巧みに操り、3日間だけエスコートガールの仕事をするよう勧める。最初は頑なに拒むノエミだったが、やがてザックの為に「イエス」と答える。F1期間中のモントリオールに世界中からやってくる男たちと、ノエミはホテルの一室で次から次へとセックスをしていく・・・
「捧げる」ことで人生が転落していく人間模様 29歳漫画家志望のナツオはアシスタントをしながらデビューを目指している。しかし、筆が進まず悶々とした日々を送る。唯一の趣味は近所のコンビニに通い、店員ハルに接客をしてもらうことだった。ひょんなことからハルと知り合えたナツオはハルの応援を得てデビューに向けて頑張るようになる。ナツオの作品が入選し、自信を付けたナツオはハルに告白することを決意する。しかし、ハルはナツオの前から姿を消してしまった。ハルはギャンブル狂の父親のためアルバイトで家計を支えている。しかし、父親の借金が原因でハルは風俗に身をやつす。偶然ハルと再会したナツオは事情を知り、何とかしてやりたいと考える。ちょうどその頃、売れない漫才師東田と南はコンビニ強盗を計画している。ハルの借金返済の為、職も家も失ったナツオはその計画を耳にし、先に実行してしまう。罪を犯したナツオはハルに一緒に遠くへ逃げようと持ちかける。
夫婦である西村さやか(30)と西村亮介(30)は、間もなく結婚して3年を迎えようとしていた。さやかは東京で会社員として働いていたが、亮介は1年前より家業である茶農家を継ぐために京都の南山城村に戻っており、二人が別居するようになって1年の時が過ぎていた。これから先の生活についてどうすべきか悩んでいたところ、さやかに大きなプロジェクトを任せたいという話が出る。引き受ければ大きなキャリアアップにつながる話であったが、それは同時に別居生活がこの先も長期に渡り続くことを意味していた。引き受けるべきかどうか悩むさやか。意を決して、休暇を取りしばらく村に滞在してみることを決める。
大学生の越坂高次は奇妙な夢に悩まされていた。女物の服に着替えたり、スイーツを見てはしゃいだり…それはボヤッとしたものではなく、自分が女子になって体験しているかのように生々しい夢だった。ある日高次の脳裏に、大学受験のイメージがフラッシュバックする。受験生としてキャンパスに向かうが道に迷ってしまい、通りがかった男に訊くのだが…その顔がはっきりしないまま我に返る。数日後大学に行った高次は、受験で関係者以外は校内に入れないことを知り、とぼとぼ引き返す。その時女子高生の枝野凛香が現れ、道を訊ねられる。先日見たのと全く同じシチュエーション。ただし高次が見たのは凛香の側からの光景だった…。
若くして不治の病に冒されたラムは、ある日、街で何でも屋のチョンに出会い、死ぬ前にもう一度会いたいテッドという男性を探すことを依頼した。親身に仕事を続けてくれるチョンと過ごす楽しい日々であったが、病が悪化していることを知ったラムは、テッドのいるスコットランドへと渡る。そんなラムを追うチョン。彼女が最後に選んだ人は、“世界の涯て”まで追ってきたチョンたっだ。
一見普通の女子高生だが、病を患った母との苦しい生活を余儀なくされている果歩。同級生の輝之たちの心配をよそに、やがて果歩は禁断の「JK散歩」の世界に足を踏み入れていってしまう……そんな彼らが暮らす街の空をサーチライトが照らす。それは先行きの見えない世界に生きる若者たちの道筋を示す光なのか、それとも…。
同じ美容室で働くむっちゃんとグリコが音楽の趣味をきっかけに意気投合した頃、復縁を迫っているらしいグリコの元彼・モーが美容室に挙動不審さMAXで現れる。後日、グリコはミュージシャン・ナカヤマシューコのライブで窮地のベンジーと再会するが、同行していたむっちゃんがベンジーに一目惚れしてしまい……。
第二次世界大戦の最中、結婚式をあげたばかりのアントニオは極寒のロシア戦線に送り込まれる。次々と仲間たちが倒れてゆく中、彼を救ったのは地元の娘マーシャだった。時は流れ、帰らぬ夫を待ち続けるアントニオの妻、ジョバンナはモスクワへと旅立つ。遠い異国の地で愛する夫を捜すジョバンナがたどり着いたのは、マーシャと結ばれ家庭まで持っていたアントニオの家だった…。全編に流れる哀愁を帯びたテーマ曲も人気の作品。
ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれる。選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。主役は問題児ばかり。波乱に満ちた映画撮影がはじまるー。
兵役を終えて汽車で故郷に向かっていたマクトンは、赤いスカーフを巻いた女性が、チンピラに絡まれているのを助ける。しかし彼らと喧嘩になり、助けた女性と言葉を交わすことなく手元に彼女の赤いスカーフだけが残る。暫くして、ミエと名乗る女性から連絡が来る。彼女は赤いスカーフの女性で、ナイトクラブのステージに立ち、新興の裏組織のボス、テゴンの情婦でもあった。ミエの口利きと持ち前の負けず嫌いの性格で組織の一員になったマクトンは、テゴンに気に入られ頭角を表す。ミエへの恋心を抱きながらも、テゴンへの忠誠を誓うマクトン。その頃、対立組織のボスが刑期を終えて出所し、マクトンらに圧力をかけてくる。
シネは事故で亡くなった夫の故郷で再出発するため、息子とソウルからミリャン(密陽)に引っ越して来る。車が途中で故障し、レッカー車を呼ぶと、自動車修理工場を営むジョンチャンが現れた。彼の好意でシネはピアノ教室を開き、順調に新生活を送っていたが、ある日息子が誘拐され…。