ナレーションと音楽を排して食糧の生産現場を見せつけた「いのちの食べかた」や、夜に活動する人々を描いた「眠れぬ夜の仕事図鑑」などを手がけてきたドキュメンタリー作家のニコラス・ゲイハルター監督が、世界70カ所以上におよぶ廃墟の姿を捉えたドキュメンタリー。高度経済成長を支えたマンモス団地をはじめ、かつては人でにぎわったテーマパーク、劇場など、人間の手によって作り出され、利用され、やがて放置されて朽ちていく世界の廃墟の数々を、ナレーションや字幕などによる説明、音楽を排し、人間の姿も一切登場させず、美しい映像とともに切り取っていく。「軍艦島」の呼び名で知られる長崎の端島など、日本の廃墟も映し出される。
舞台はメキシコ・オアハカ州の小さな村。アニマス・トルハーノ(三船敏郎)は貧しい農夫。働き者の女房(C・ドミンゲス)に45人の子供の世話と畑を任せっきり、自分は酒と博打の日々を送る。年に一度の村祭りを取り仕切るマヨルドーモに選ばれるのがこの男の宿願だが、それには、財力はもちろん人望だって欠かせない。アニマスは金を得ようとするが、神頼みがモットーで、女房の残した銀貨を片手に小博打にうつつを抜かす酒びたりの怠け者には、とうてい運は廻ってこなかった。女房の哀願に耳を貸し、珍しく製酒工場で働くアニマスだったが、工場主の息子が自分の娘に手を付けたのを見て、たちまち鍬を持ち出して大立ち回り。町の留置場に送られる。そこでも出獄する受刑者が磁石を拝んでいたら運が向いてきたというのに騙され、磁石と自分の毛布を交換。今まで拝んでいたマリア像を引き吊り降ろして、磁石を拝むアニマスであった。一方、アニマス一家はけなげに働いて金を稼ぐ。しかしその金も、出所したアニマスが持っていってしまう。たまに金を掴むことがあっても、その金は博打か、娼婦カテリーナに巻き上げられるかであった。遂に悪魔に魂を売ったと宣言して、怪しげな黒魔術の儀式を始めるアニマスだったが、結果は飼っていた鶏を騙し取られただけであった。女房の苦労は絶えない。アニマスの娘がつくった赤子を引き取りにやってきた工場主が、慰謝料を受け取れと言ってきた。一生かかっても拝めない大金である。その金でマヨルドーモになろうとするアニマス。司祭は肩書によってアニマスが成長するかどうか変化を見たいと、彼をマヨルドーモに選ぶ。祭りの日、着飾ったアニマス一家が誇らしく町を歩く。しかし金持ちに孫を売りつけて、マヨルドーモになったと人々は彼を嘲笑するのだった。ショックを受けるアニマス。そしてアニマスの金目当てに再び近づいてきたカテリーナをアニマスの女房が刺してしまう。アニマスはようやく自分の愚かさに気づいて、女房の代わりに警察に自首するのだった。
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に“父の使い”を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。飛行機の中でマルコが出会ったのは自らを“友達(チング)”と呼ぶ謎の男“貴公子”。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…。なぜ、マルコの前に突然、父親は現れたのか…?謎の貴公子の目的とは…?すべてが明らかとなった時、マルコはさらなる危機に見舞われる。
結婚7年目を迎えた海洋学者のジェイソンと、その美しい妻アビー。不治の病を患っているアビーだったが、幸い症状は安定し、2人は互いを大切な存在として愛し合っていた。ある日、ジェイソンの仕事で遠方のポラ市に長期滞在することになった二人。魚類保護プロジェクトで、海洋調査を始めたジェイソンは、そこでダイバーのデニスと出会い意気投合する。デニスとのダイビングを繰り返すうち、ジェイソンには誰にも言えない欲望が溢れ出す。一方デニスは、知的なジェイソンに憧れを抱きつつ、恋人のターニャとの関係も続いていた。そんなある日、ターニャに予期せぬ妊娠が発覚し、混乱したデニスはジェイソンの元へと向かうのだが、、。
自動車修理工場で働く4人の男たちは、ペナン旅行を計画。いざ出発したツアーは予約とは大違い。オンボロなツアーバスに、食事はお粗末、ホテルも最低。そんなついていない4人組の前に金持ちの令嬢らしき美女2人が出現。早速彼らは、仲間のリューハを金持ちのボンボンに仕立て上げて接近するが、実は、2人の美女も貧しいエアロビクスの教師。お互いそんな事とは露知らず、アプローチを試みる。
若くして不治の病に冒されたラムは、ある日、街で何でも屋のチョンに出会い、死ぬ前にもう一度会いたいテッドという男性を探すことを依頼した。親身に仕事を続けてくれるチョンと過ごす楽しい日々であったが、病が悪化していることを知ったラムは、テッドのいるスコットランドへと渡る。そんなラムを追うチョン。彼女が最後に選んだ人は、“世界の涯て”まで追ってきたチョンたっだ。
会社員のマンキッと同僚のロッイーは恋人同士。普通のカップルに見える二人だが、ロッイーは社長令嬢であることを彼氏に告げられずにいた。そんなある日、マンキッの父の元に生き別れた子供だと名乗る男が現れる。親子は彼と一緒に暮らし始めるが、その男は実は、ロッイーとマンキッの仲を引き裂くように依頼を受けてやってきた詐欺師のグージンだった。
チョン・ハンス!その名の通り、不遇な境遇にある。彼のモットーは「毎日、元気で」。しかし、そんな彼に挑む一団がいた。生徒全員を圧倒するペク・ソンギ、あらゆる面で男を凌駕するハン・ミンジュ、そして単純で無知な担任教師ゴ・ミンシク。彼の思いのままに、この難局を乗り越え、調和のとれた人生を送ることができるのか?
2つのマフィアグループの抗争で、ゴンボンは相手グループのボスを刺した。元医師のセジュは妻と赤ん坊を救おうとするが、自分のミスでふたりを失い、刑務所に送られる。セジュは刑期を終えるが、罪の意識をどう背負って生きていけばいいのだろうか?両親に捨てられたジェリムは、神にも捨てられたようだ。早く肝臓移植を受けなければ命が危ない。唯一の慰めは買い物だ。明日はないと思ってクレジットカードを使いすぎた彼女は、債権者から逃げ回っている。3人は互いの境遇に共感する。ゴンボンはドクデパに会いに行き、ジェリムは肝臓移植を受けることを決意する・・・。
警察官のキムはソウルから「シンスンミョン」という名の辺境の町に赴任する。そこは汚職と暴力に満ちた場所で、観光客は暴行を受け、女性はレイプされ、ヤクザは好き勝手にうろつく。犯罪は横行しているが、警察は何もできない。誰も逮捕されない。刑務所に入る者もいない。ある夜遅く、ソヒという教師がキム巡査に友人の不可解な死について抱いている疑念を打ち明ける。KIMはソヒの助けを借りて、町を襲うエスカレートする暴力の輪から逃れる。キムはついに暴力と腐敗の源を突き止め、その過程でソヒと彼女の友人の死の背後にあるものを突き止める・・・。
物事がうまくいかず意気消沈した大学生ジウォンとソヒョンは、苦しい日常から脱出するため東海岸のカンヌン(江陵)へ旅行に出かけるが、借りた車の中に拳銃2挺を発見する。拳銃のため旅行計画が狂ってしまったジウォンとソヒョンは、ずっと奇妙なことに巻き込まれてヨンミとジナという新しい友達に出会う。外見コンプレックスを持った田舎喫茶店のヨンミと、かつて自分を翻弄した男に復讐を夢見ていたジンア。拳銃に魅せられた人たちが一つになって事件は手のほどこしようもなく大きくなるばかりだが・・・
離れの賃貸業だけをやって15年目、男子禁制のヘジュ家の離れにソウルからのお客さんが入居する。最後のロマンスを夢見たヘジュは、秀麗な容貌にマナーまでそろえたお客さんの出現がとても嬉しい。三食すべてにゆで卵を出したり、汚れ物の手洗いまで自ら申し出るほどの熱心さだが、お客さんがヘジュの離れに泊まった理由は、別にあったのだった。
かつて違法賭博場で試合中に相手を誤って殺害し、8年の刑を終えた元ボクシング選手のウチョル。釈放された彼を待ち受けていたのは、古き友人で犯罪組織の首領ドシクからの一緒に働かないかという誘いだった。「静かに生きたい」と提案を断るウチョルだが、偶然出会ったコールガールのボムを守るため汚職刑事のジョンゴンに拳を振るってしまう。ドシクとジョンゴンの取引により逮捕を免れたウチョルだったが…。
依頼された事件は100%解決するという興信所の社長チ・ヒョンス。犬を捜しに依頼人と向かったペンションで、謎の男に襲われ意識を失ってしまう。途切れた記憶、消えた依頼人。気がつくと誘拐事件の容疑者にされていた。なすすべもなく逮捕されたが、ひょんなことから検事と誤解されてしまうヒョンス。消えた依頼人を捜すため、検事になりすまして捜査を始める中、別名“監察部のイカれ女”ことキム・ファジン検事と出会い…。
作家セヴリンは、執筆のため滞在中の湖畔のホテルで絶世の美女ワンダと出会った。快楽にふけるワンダの姿を覗き見していたセヴリンは、自らの過去における甘美な思い出にひたる。異常な性癖を自覚するセヴリンは、ワンダを妻とし、目の前で別の男と交わることを強要する。初めは抵抗を感じていたワンダも次第に夫を虐げることに快感を覚えていくのだった…。
第二次世界大戦の最中、結婚式をあげたばかりのアントニオは極寒のロシア戦線に送り込まれる。次々と仲間たちが倒れてゆく中、彼を救ったのは地元の娘マーシャだった。時は流れ、帰らぬ夫を待ち続けるアントニオの妻、ジョバンナはモスクワへと旅立つ。遠い異国の地で愛する夫を捜すジョバンナがたどり着いたのは、マーシャと結ばれ家庭まで持っていたアントニオの家だった…。全編に流れる哀愁を帯びたテーマ曲も人気の作品。
19世紀初頭、フランス社交界でドン・ファンとしての名も高いシャルル伯爵は、世間を避け叔母の別荘に身を寄せていた。そこにいたマチルドの美しさに惹かれたシャルルは、彼女に接近する。マチルドの夫はイギリスに行っていたが、次第にシャルルに惹かれていく自分に気づく。そんなある日、シャルルの愛人だったフローラが別荘を訪れる。彼がマチルドを愛し始めていると気付いたフローラは、嫉妬心から二人の仲を裂く行動に出る。
宋代の中国。丐幇(かいほう)の幇主・喬峯(きょうほう)は誰からも慕われる英雄的な存在だった。だがある日、何者かに副幇の馬が殺害され、その犯人に仕立て上げられてしまう。しかも自分が漢民族ではなく契丹人であるという出自まで明かされ丐幇を追放される。自らを陥れた人間を探し出し、さらに自身の出生の真実をつきとめるため喬峯は旅にでる。しかし、彼の行く手には更なる罠が仕掛けられていた!武林最強の技「降龍十八掌」を使い、襲い来る刺客たちをなぎ倒す喬峯。果たして彼は黒幕を突き止め復讐を果たすことが出来るのか!?
1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らす9歳の少女コットは、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを遠い親戚夫婦のキンセラ家のもとで過ごすことに。寡黙なコットを優しく迎え入れるアイリンに髪を梳かしてもらったり、口下手で不器用ながら妻・アイリンを気遣うショーンと子牛の世話を手伝ったり、2人の温かな愛情をたっぷりと受け、一つひとつの生活を丁寧に過ごしていくうち、はじめは戸惑っていたコットの心境にも変化が訪れる。緑豊かな農場での暮らしに、今まで経験したことのなかった生きる喜びに包まれ、自分の居場所を見出すコット。いつしか本当の家族のようにかけがえのない時間を3人で重ねていく―。
ぼくはNYで透明人間になった…幸せを掴むために祖国ペルーを捨て、ニューヨークの片隅で不法に暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら二人の息子を女手一つで育て、息子のポールとティトも語学学校に通う傍ら、配達員をしながら家計を支えていた。不法滞在者である彼らにとって現実はあまりにも厳しく、お金の問題に加えて見つかれば国外追放されてしまうという恐怖が常に付きまとっている。市民権もなく何の力もない自分たちを「透明人間」と呼び、息をひそめて生きていた。二人はある日学校で、神秘的な魅力を放つ美女・クリスティンと出会い、恋に落ちる。しかしクリスティンはコールガールという一面を隠し持っていた。一方、母ラファエラは、ウェイトレスの生活に疲れ果てた時、客の白人男性に声をかけられる。恋なんて葬り去っていたラファエラだが、安定を約束するという口車にはまってしまい、自分たちのアパートを提供して男と一緒にチキンフード店を開業する。それぞれが恋に落ち、辟易していた毎日に<希望>を見出したかのように思えたのだが…。NYという大都会で出会う人々の欲望と心の闇が次々と露になり、母子3人は最も恐れていた事態に直面し、引き裂かれてしまう。仕事を抱えながら息子たちを必死に探すラファエラ。果たして、母子3人は再会することができるのか?
ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれる。選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。主役は問題児ばかり。波乱に満ちた映画撮影がはじまるー。
兵役を終えて汽車で故郷に向かっていたマクトンは、赤いスカーフを巻いた女性が、チンピラに絡まれているのを助ける。しかし彼らと喧嘩になり、助けた女性と言葉を交わすことなく手元に彼女の赤いスカーフだけが残る。暫くして、ミエと名乗る女性から連絡が来る。彼女は赤いスカーフの女性で、ナイトクラブのステージに立ち、新興の裏組織のボス、テゴンの情婦でもあった。ミエの口利きと持ち前の負けず嫌いの性格で組織の一員になったマクトンは、テゴンに気に入られ頭角を表す。ミエへの恋心を抱きながらも、テゴンへの忠誠を誓うマクトン。その頃、対立組織のボスが刑期を終えて出所し、マクトンらに圧力をかけてくる。
シネは事故で亡くなった夫の故郷で再出発するため、息子とソウルからミリャン(密陽)に引っ越して来る。車が途中で故障し、レッカー車を呼ぶと、自動車修理工場を営むジョンチャンが現れた。彼の好意でシネはピアノ教室を開き、順調に新生活を送っていたが、ある日息子が誘拐され…。
イ・チャンドン監督作品の本質と真実に迫る、タイムトラベルのような本作は、『ペパーミント・キャンディー』にインスパイアされ、現在から過去へ、作家として過ごした日々、そして幼少期と、イ・チャンドンの芸術的原点へと遡っていく。また、彼の作品に出演した俳優や、共同脚本家のオ・ジョンミとの制作についても描かれる。さらに、各作品のロケ地の現在の姿も映し出される。
アイススケートの韓国代表選手だったジュヨンは、高校のカーリング部コーチとして働いていた。そんな中、かつての同僚だったユラが自殺したという報せが入る。ジュヨンには、ユラが自ら命を絶った理由がわかっていた。ジュヨンは、選手の時に協会のコーチだったヒョクスに性的暴行を受けていたが、ユラも同じ目に遭っていたのだ。当時ジュヨンはヒョクスを訴えたが、世間から好奇の目で見られることに耐え切れず、自殺未遂を図り、記憶を封じ込めることでなんとか生きながらえた。ユラの死をきっかけにかつての記憶が蘇る中、コーチに復帰したヒョクスは、ジュヨンの教え子のスジを引き抜こうとするが―。
ノアは警察の尋問を受けていた。容疑はゴルフ界のスター選手ギリスの殺人。なぜ平凡な大学生の自分がこんな状況に陥っているのか自問するノア。それは数日前に届いたエミュレーション社からの招待状から始まる。その社に出向いたノアは、そこでカイガーと名乗る男から今回の体験プログラムについての説明を受けた。映画を体験ができるというカイガーの説明を訝しく思いながらも了承したノアは、”映画体験”の筋書き通りの行動を始める。ノアは一軒家に忍び込み、そこで裏切り者のCIA諜報員ギリスを始末するという設定のはずだった。しかし、すでにギリスは殺されていた。慌てたノアはエミュレーション社に連絡するのだが…。
刑務所から仮釈放されたパトリックはLAで働き始めるが、前科があるためまともな職に就けない。勤務先では上司にどやされ、恋仲になった同僚女性も前科を知ると去っていき、皿洗いや清掃に明け暮れていた。そんな日々を送るなか、出所した刑務所仲間のドルフから、ある計画を持ちかけられる。それはパトリックが裕福な妻を誘惑し、密会中にドルフが妻を誘拐。その夫にパトリックが連絡し、「誘拐されたのでカネを払って助け出してほしい」と交渉する詐欺だった。その手口で数件のカネを奪うことに成功するも、刑務所に戻りたくないパトリックは辞めたいと告げる。それを許さないドルフは、次を最後にすると約束してカネ持ち妻を探すが、同じ頃、警察もすでに誘拐詐欺事件の捜査に乗り出しており…。
大手製薬会社オービック社との訴訟を担当する弁護士ソフィーは窮地に追い込まれていた。召喚した証人は証言を翻し、証拠を持っていると断言していたアレンは面談時間に現れず、連絡がつかない状態だったからだ。証人たちの心変わりにオービック社の裏工作を感じながらも、打つ手なしの状況に追い込まれてしまったソフィー。思わず弱音を吐く彼女に、亡き父の親友で共同経営者のブルースは飲みながらの作戦会議を提案する。だが、ブルースから奇妙な電話がかかったきり、彼は約束の場所に現れなかった。心配になったソフィーは警察へ。手掛かりもなく警察署を出たタイミングで、ブルースから再び電話がかかる。それは彼女を振り回す悪夢のような1日の始まりだった。
隠れた名店を紹介・改装して繁盛店に変えることがコンセプトの人気テレビ番組“アビーのレストラン大改装”。次に手がけるお店はテレビ局の意向で、ミネソタ州ミネアポリス郊外にある”ロッコー食堂”に決まる。都会の高級店を扱っていた番組の突然の方針変更にパーソナリティを務めるアビーは戸惑うが、番組存続のため不満を持ちながらも現場へと車を走らせる。道中、羊の群れに行く手を阻まれるアクシデントがあったものの、無事に現場に辿り着いたアビーだったが、ロッコー食堂のオーナーであるトムは、番組撮影が来ることを知らされていなかった。伯母で接客係のマージと彼の娘クレアたちが、くすぶっているトムを見かねて内緒で番組に申し込みをしていたのだった。
何世代にも渡り宿敵同士だった吸血鬼と魔女。だがある時、吸血鬼の息子トードルと、魔女の娘バランティーナが恋し、2人の間に吸血鬼と魔女のハイブリッドの子ども誕生した。だが、トードルたちは子どもたちを城の外に出そうとしなかった。ティーンに成長した息子ブラースは、外の世界に憧れて、フロリダの大学に行きたいと夢見ていた。それは、映画学科の紹介動画に出ていた女子生徒マリアに一目惚れしたからだった。ブラースは妹のベラナを連れフロリダへ。大学に入ったブラースは、彼女の映画制作を手伝うように。ベラナもパブでバイトを始め、外の世界を満喫していた。そんな2人を捜すため、トードルとバランティーナは、険悪な仲の両親たちの力を借りようとするのだが…。
バーチャリー・ユー社のCEOニールは、将来起こり得ることを科学的に示唆することのできる最新技術のプレゼンに躍起になっている。しかし、そんな彼の懐には拳銃が…。時は1年前に遡る。彼には2人の娘がいた。長女モニカは明るく社交的だが、大学生の次女マヤは繊細で内向的。そんなマヤが自殺したのだ。悲しみに打ちひしがれながら、ニールは妻のルーパやモニカに自殺の理由を問い詰めるが、全く見当がつかないでいた。しかし家政婦のディディによって、前年のクリスマスにマヤが帰省した際、とても悲しそうにしていたことを知る。思い立ったニールはマヤの大学へ赴き、ルームメイトらに聞き込みを開始するのだが…。
黒人警官のテリーによる、ヒスパニック系男性の射殺事件がマスコミによってスクープされた。保釈されたテリーは正当防衛を主張するが、事件をスクープした記者スーザンの追求が収まることはない。元々、弁護士を目指していたテリーだったが、地元警官のシルバ巡査に触発され警官への道に進むことに。差別と偏見に苦しみ続けた両親を救った警官の話にも励まされつつ、テリーは己の正義に揺るぎない誇りを持つ男でもあった。間もなくして裁判が始まった。しかし形勢は圧倒的に不利で、有罪判決が言い渡される。その瞬間、テリーは思い余って保安官の拳銃を奪い、判事や陪審員などを人質にして裁判のやり直しを要求。さらに傍聴席にいたスーザンに、真実を突き止めるよう依頼するのだが…。
世界は崩壊した。その中で数少ない生存者の1人となったダニエルは、在りし日の妻と幼い娘のことを思い返しつつ、決死のサバイバルを繰り広げていた。あの時、水道水から井戸水、地下水、雨水などがことごとく汚染され、飲料水以外を飲むことができなくなり、人間たちは次々と滅びていった。孤独な彷徨を続けるダニエルは、森の中で動物捕獲用の罠にかかり負傷したところを、天涯孤独の少女サムに助けられる。2人はそのまま共に暮らすようになり、数ヵ月が経過した。初潮を迎えたサムは、森の中でジェシーという若者と出会うが、ダニエルは彼に不信感を抱いていた。間もなくして、ジェシーは世界崩壊に伴い流行したカルト宗教の信者であることがわかるのだが…。
マジェド教授の受賞パーティーに出席したアンブラー社のCEOジョナス。だが、華やかなパーティー会場はフェニックスと名乗るテロリスト一味の襲撃によって惨劇の場に変貌してしまう。逃げ惑う参加者たちに容赦なく銃弾が浴びせられマジェド教授は死亡、ジョナスも愛する妻ジョアンナを失う。相手が中東を拠点にする国際的なテロリストで警察の手に負えないことを知ったジョナスは、過去の因縁によって自分と同じくらいフェニックスを恨むホークと呼ばれる傭兵に彼の殺害を依頼する。しかし、ジョナスが出したある条件を聞いたホークはこの依頼を拒否、どうしてもフェニックスに報復したいジョナスは強引な手法でホークとの取引を画策する。
ポートランドに住むPRエグゼクティブのミケイラは、仕事こそうまくこなしているものの、恋愛に関してはなかなか良縁に辿り着けない。そんなある日、彼女は行きつけのコーヒーショップのオーナー、オースティンには人を見る目があることに気づく。今後友人から男性を紹介してもらったら、彼のアドバイスを受けつつ、その見返りとしてパティシエ志望の彼が作るデザートの試作品を批評するという取引を交わすことに。その後、彼女はダニエルという男性とマッチングに成功。仕事面では一時不運に見舞われるも結果的に功を奏し、オースティンの店をビストロ化する企画を会社に提案、認可を取りつけることに成功する。一方のオースティンは、交際中の彼女からの提案であるボストンへの引っ越しを蹴り、ミケイラの案に賭けてみるのだが…。
ホリーは母親と姉のエリザベスと、フロリダ郊外の一軒家に住んでいた。しかし母親は家族の生活費を稼ぐため、ほとんど家に帰ってくることがなかった。ある日、ホリーが1人で留守番中に粘土遊びをしていると、目の前にポタポタと血のような赤い水滴が落ちてくる。思わず水滴を指で触れたホリーだったが、一瞬目を離した隙に水滴は消えてなくなっていた。その夜、エリザベスと友人たちが家でパーティを開きバカ騒ぎを始める。そんな騒ぎをよそに1人で寝ていたホリーだったが、やがて悪夢にうなされ誰かからの“起きて”という声で目を覚ます。誰もいないことを確認して再び眠りについたホリーだったが、目の前に少女の霊が現れるのだった。
天才エンジニアのカーソンには、6年前まで愛し合っていた彼女シャーロットがいた。しかし日常的に盗みを働くシャーロットに耐えきれなくなり、破局を迎えていた。そんなある日、カーソンはあらゆるコンピューターに侵入できる新ソフトウエアの入ったUSBメモリをシャーロットに盗まれ、売却されてしまう。そのソフトは政府の研究を行う“IRIS”が、電信送金偽造の違法取引を調べるために開発したものだった。カーソンは、売却相手が出席するパーティーにシャーロットと同行。彼女にUSBを盗むよう指示するが、その行動を不審に思われたシャーロットが危機に陥ってしまう。騒ぎに乗じて相手のスマホを盗み出して手がかりを得るも、USBメモリはすでに危険な組織の手に渡っていて…。
シングルマザーのシエナは2人の子どもを抱え、生活に困窮していた。ある日、新しいゲーム番組“ダイナソーホテル”の参加者として選出され、“優勝賞金10万ポンド”という謳い文句に大喜び。しかしゲーム当日、頼りにしていた子守りに仕事を放棄され、シエナはこっそり我が子をゲーム会場の屋敷に同行させた。そこでシエナを含む5人の女性参加者が集結。その後、ゲームマスターに誘導されるがまま屋敷の庭に出た一行。すると突然けたたましく鳴り響くサイレンとともに、巨大な恐竜が出現!予想外の状況に激しく動揺するシエナたちにゲームマスターが“チャレンジ”の説明をするのだった。それは“今から24時間、恐竜を倒し最後まで生き残れた1人が優勝”だということ。そして遂に優勝賞金10万ポンドと生死を賭けたゲームの幕が上がった!
学校でレポートの再提出を命じられ憂鬱なドニファン。母親にはA評価だったとウソをつき、ホープとジャッキー家の裏庭に遊びに出かける。そこで秘密基地作りを楽しむドニファンたちは巨大な穴を発見。人骨と鍵付きチェーンを手にする。殺人事件の被害者かもしれないと、母親に告げようとしたドニファンだったが、レポートのウソがバレたことで、一切話を聞いてもらえず意気消沈。そんな時、祖父からレポートに役立つ資料だと、ジェームズ家に伝わる本を手渡される。南北戦争時代に暗躍したギャング、ジェシー・ジェームズが隠したお宝の場所が記されているというその本には、ドニファンたちが見つけた鍵の絵が描かれていた。
通常の光でもまぶしく感じ、目を開けているのが困難な羞明の症状がある男スティーブン。彼は音信不通の娘マリーの手がかりを求めて、娘が働いていた会社に乗り込んだ。そこは多くの女性が淫靡な姿をカメラの前に曝け出し、男を誘惑するオンライン・アダルト・チャット会社だった。しかし娘の行方は掴めず落胆していたところ、スタジオデザイナーのジェフリーからDVDを渡された。そこには淫らな姿でカメラの向こうの男を誘う、娘マリーの姿が映し出され、その姿にスティーブンは悲しみに暮れた。少しでもマリーの情報を掴もうとしたスティーブンは自らオンライン・アダルト・チャットにアクセスし、その中からマリーと一緒に写真に写る”独りぼっちのアニー”と呼ばれる女性に接触を図るのだが…。
以前は植物学者だったが、亡き祖母の生花店“ロマンス・イン・ブルーム”を継いだバイオレット。彼女はウエディングプランナーの親友シンディから、地元のテレビ番組にも出演する有名なカップル“ボリビア”こと、ボリスとオリビアを紹介される。2人の結婚式を担当できれば店の宣伝や自身の知名度アップにもなると依頼されたバイオレットは、結婚式用の花をデザインすることに。しかしボリビアは個性や主張が強く、日々振り回されることに。そんななか、生花の仕入れ先で、祖父ノーマンの手伝いをする幼馴染ジャックと再会。彼は自然写真家として世界中を旅していたが、交際相手アンジェリカの勧めもあり、弁護士の仕事に戻るため地元に帰ってきていた。
ポーラは児童相談所のソーシャルワーカーとして、貧困や虐待の境遇に晒されている児童の保護を担っている。ある時、彼女は支援を求めて来所した子連れの女性スゼットとリーズを担当。彼女たちはリーダーのロックと小さなコミュニティを形成し、総勢29人で共同生活を送る集団だった。しかしそのコミュニティが”機関”に指定されたため、彼女たちに公的な支援を行うことは許されなかった。後日、同僚とコミュニティを訪れたポーラだったが、突然の来訪にも関わらずロックや女性たちに笑顔で歓待される。しかし部屋の隅に固まり、無表情でこちらの様子を眺める一部の子供たちや、児童相談所に来た際のリーズ暗い表情と、目の前で見る満面な笑みの対比に不穏なものを感じ調査を始める。
33歳の地質学者デイモンは今、人生のどん底にいた。勤め先の社長ブラッドからは無能を理由に解雇を告げられ、20年来の恋人ベアトリスには1年前にプロポーズを断られてからというもの、共同名義の家に彼女の新恋人マークを引き入れられ一緒に住む始末。挙句の果てには、家の権利をすべて買い取りたいと言われてしまう。それなのに未だ、彼女に未練タラタラな自分自身にもうんざりしていた。そんな中、海岸でのお宝探し中に出会った宇宙服を着た不思議な女性フィービーから、火星探索のクルーを募集するレッドローバー社の広告を渡される。何もかも嫌になっていたデイモンは、レッドローバー社のホームページにアクセスし、火星探索クルーの応募のボタンをクリックする。
卒業まであと4ヵ月を迎えた高校3年生のソフィーは、妊娠したというデマが学内に広まって心痛めている親友のエマを慰め、励ましていた。噂を流した張本人はキャロリンで、彼氏のジャックが自分を振ってエマとつき合い始めたことに対する嫌がらせであった。そんな中、ソフィーが25万ドルの奨学金をもらえるウィルソン賞を受賞したことに対して激しい憤りを感じた次点のキャロリンは、イジメのターゲットをソフィーに変更。その煽りを喰らってエマが重傷のケガを負う。それでもイジメは収まることなく、あらぬ噂が次々と裏サイトなどを通して拡散。やがては周囲からも白い目で見られるようになっていき、ソフィーは精神的に追い詰められていく。
母親の転職で親しかった友達と別れ、シカゴの高校に転入することになったハナ。イラストレーターを目指す彼女が通うことになったのは、芸術課程のある学校だった。だが、なかなか友達ができず、以前の学校の友達とスマホで連絡を取り合う毎日。隣の席のロブと共同で課題作品を手掛けることになり言葉を交わすようになるが、彼には薬物依存症でリハビリ中の姉がいて、少々つき合いづらかった。そんなある日、避難訓練でディランと知り合い、気さくな彼を通してローズやブレイクらとも親しくなっていく。やがてローズに薬を勧められたことをきっかけに、次第に薬漬けになった彼女は、ロブとの課題作品の提出に遅れるなど生活が荒れていく。
17世紀のフランス。ある男によって、銃士だった父と母を目の前で殺された少年ダルタニアン。両親の仇を討つため、父の親友プランシェに育てられながら銃士になる訓練を受け続けた。そして14年後、立派な青年へと成長したダルタニアンはパリへ向かっていた。両親を殺した男を捜すため、国王の護衛を務める銃士隊に加わろうとしていた。しかしそこで目にしたのは、隊長が陰謀に巻き込まれ、暗殺の容疑で投獄、銃士隊全員が任務を解かれたことで、堕落し覇気を失った男たちの姿であった。その陰謀を企てた真犯人こそ、ダルタニアンが報復を誓った男、ルイ13世の側近リシュリュー枢機卿と、彼の強力な軍隊を指揮するフェブルだった。
NYで陶芸店を営み、親友のクリッシーと同居し人生を謳歌する34歳のアレクシア。彼女には誰にも明かしていない秘密があった。それは、ヨーロッパの小国セントビアの王女だということ。誕生日を目前に控え、両親がNY訪ねてきたかと思えば、一人娘として王位を継承するかどうかを、この2週間で決めるよう迫られることに。アレクシアは自由を手放したくないと抵抗するが、母親は有無をも言わせず、将来の相手を見つけるために様々な国の王子や伯爵とのお見合いをセッティング。娘の身を案ずるあまり、ボディガードをつける始末。お見合いにもついてくるホディガードのノア。あまりの鬱陶しさに腹を立てるアレクシアだったが、ひょんなことから彼の優しさを知ることになり…。
“ブロディ嵐研究所”を運営するビル・ブロディと妻のクインの間には男の子がいた。彼の名前はウィリアム。ウィリアムは、嵐の研究に没頭する両親に育てられ、いつしか自身も嵐に強い興味を抱くようになる。ビルが嵐を追っている最中に事故死し、クインは研究所を畳むことに。それまで大学の教授だったクインは、以後、清掃人として働き、母親一人で幼いウィリアムを育てていく。16歳になったウィリアムの元に、ある日、郵便物が届く。差出人はビルの同僚だったロイ。ロイは、ビルが生前に嵐の研究についてまとめたメモ書きを、ビルの息子であるウィリアムに託したのだった。そのメモ書きの内容に感銘を受けたウィリアムは、母親のクインから研究にまつわる話を聞き出そうとする。
人里離れた山奥で主にアライグマや鹿の毛皮猟師として生計を立てて暮らす家族ジョゼフ・メルソー(デヴォン・サワ)、妻のアン(カミーユ・サリバン)、娘のレネー(サマー・H・ハウエル)は貧しく家計のやりくりに苦労していた。そこでジョセフは家族を残してオオカミの追跡を開始する。アンとレネーはジョセフの長期不在で不安を募らせ、ジョセフなしで生きていこうと奮闘する。小屋の外で奇妙な音を聞いたアンは、それがジョセフではないかと願うが、重傷を負い倒れていたルー(ニック・スタール)を発見する。ルーが傷を癒すため動けず長く滞在し、ジョセフが戻らない日々が長引くほど森の中に謎の捕食者がいるという考えがアンの頭を過ぎる。やがてアンとレネーに脅威が迫る。
谷に風が吹き、鳥たちはさえずる。荘厳なコーカサスの山々で アダミアニが生きている。チェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と汚名を着せられた東ジョージアの山岳地帯、パンキシ渓谷で暮らす、キスト(チェチェン系ジョージア人)と呼ばれるイスラム教徒の人々を3年間に渡り記録。
感動すると生命の危機に陥るという病を患うボヨン。カーリングの天才でありながらも病のせいでその夢もあきらめていた。ある日、田舎の青年チョルギと出会い彼に恋をした彼女は、恋と夢を成就すべく奮闘していくのだった。
変わり者の転校生ヒョンジュンは、3人の新たな友人に出会い四銃士を結成する。持っているものは“根性”だけの若者たちが青春を突き進む――。
世界中をゾンビウイルスが覆い、限られた人のみ各地の”安全地区”で暮らすことができる近未来。安全区域外でゾンビ同士を戦わせる賭けデスマッチに、主人公の地下格闘家はゾンビを装い出場。賞金を荒稼ぎしていたが胴元に正体がバレて娘の命を守るために本物のゾンビになって試合に出場する――。
大雨や雹など各地で異常気象現象が起こるオーストラリア・シドニー。弁護士のデヴィッド・バートン(リチャード・チェンバレン)は先住民アボリジニによる殺人事件を担当することになる。ところがデヴィッドの周囲には次々と奇怪な出来事が起こり続け、ある悪夢の中で見たアボリジニ、クリス・リー(ガルピリル)が事件の容疑者として浮かび上がる。そしてデヴィッドは幻覚に悩まされながらも事件の謎に迫っていく…。
結婚三年目を迎えた作家のジェイクと、その妻マイリーンは、倦怠期真っ只中だ。心機一転、高層マンションに引っ越すことにした二人。引っ越し当日、快適な新居に機嫌良くジェイクを誘うマイリーンだったが、その気になれないジェイクは彼女を突き飛ばしてしまう。気まずい空気に家を飛び出した彼は、偶然にも廊下で人気作家アルマンに出会い、彼が隣人であることを知る。早速アルマンに食事に招待されたジェイクは、アルマン邸で彼の妖艶で美しい娘ベルと出会う。一目で惹かれ合った二人は、秘密裏に肉体関係を重ね、心身共に深い不倫関係に陥ってゆく。そんなある日、ジェイクはベルから彼女の衝撃の秘密を打ち明けられるのだが、、、現実か?虚構か?予測不能な展開で疾走する官能サスペンスの傑作。「覗かれた人妻 恍惚のエロス」のクリスティーン・バーマス主演、「アルファ 殺しの権利」のバロン・ゲイスラー共演。
ある夜、港で3人の人物が生きたまま焼かれるという事件が発生。被害者は20年前に起きた未解決殺人事件の容疑者となった男たちで、彼らが迎えた悲惨な最期も、当の事件を真似たもの。そして地面には「神探」の文字が、これ見よがしに残されていた。神探=神の捜査官――そう呼ばれた刑事がいた。天才的な閃きと推理力を持ちながら、17年前に問題を起こして警察をクビになったレイは、今やホームレス同然の暮らしをしているのだった。やがて、香港では過去の未解決事件を模した猟奇犯罪が立て続けに発生し…。
かつては時代の波に乗りメディアにもてはやされ活気のあったUFO雑誌[宇宙探索]。今や編集部員も減り廃刊寸前。数少ないファンの支えはあるものの、電気代さえ払えないほどの存続の危機を迎えていた。そんな時、[宇宙探索]編集長のタンは、中国西部の村に宇宙人が現れたという情報を掴み、仲間たちを引き連れて西へと向かう。そこで彼らを待ち受けていたのは、予想と人智をはるかに超えた出来事だった・・・・・・人に何を言われようと、バカにされようと、夢を信じて進む宇宙探索編集部。果たしてタンたちは宇宙人に出会えるのか?そして、タンの心の奥にある想いとは?