80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の墓をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく...。
独立記念日を目前に、アメリカ全土で凶悪テロが多発。その背後には合衆国の全機能停止を狙う陰謀が潜んでいた。ロサンゼルス市警特殊部隊“SWAT”を率いてベテランエージェント、ジェームズ・ナイト(ブルース・ウィリス)は真相を追い始める。しかし、その裏には衝撃の事実が隠されていた―。愛する者と国家存亡の間で揺れるナイトの決断が、合衆国の運命を左右する。街に轟く銃声が告げるのは希望か、それとも絶望か?最終決戦の火蓋が切って落とされた!
ねこのモーリスと仲間のネズミたちは魔法学校から出たゴミを食べたことで言葉を話せるようになり、笛吹き少年ケイスと一緒に人々からお金を騙し取っていた。次のターゲットであるバッドブリンツという町へ向かうと、そこにはネズミ王と呼ばれるモンスターがネズミや食べ物を奪い、悪さをしていた。町長の娘であるマリシアと出会ったモーリスたちは町の安全と仲間を取り戻すため、救出大作戦を計画する!
クリーニング店が火災になりお金を必要としていたドッキに、銀行のソン代理から融資商品を紹介したいとの電話がかかってくる。融資に必要だからとあれこれ手数料を請求され、ソン代理に送金したドッキ。しかし、この一連の流れが振り込め詐欺であったことを後から知り、ショックを受ける。全財産を失い子供たちと路頭に迷うドッキに、再びソン代理から電話がかかってくるのだが…。
クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、愛娘ギャビが忽然と姿を消した。その背後には、悪魔のようなカルト集団「左手の小径」の影が蠢(うごめ)いていた。絶望と怒りに苛まれたボブは、かつてカルトに誘拐され生還を果たした女性、ケース・ハーディンと出会う。深い傷を負った彼女は、ボブの苦悩と覚悟に心を動かされ、再びその悪夢の世界へ戻ることを決意する。
ひとりご飯、ひとり映画、ひとり旅……ひとりで生きる。ソロ活好きで気ままなシングルライフを楽しむ、カリスマ塾講師で人気インフルエンサーのヨンホ。出版社の有能な編集長だけれど、ひとりでいる事が苦手で恋愛に関しては妄想癖のあるヒョンジン。シングルライフと観光地がテーマのエッセイ「シングル・イン・ザ・シティ」シリーズの作家と編集者として出会ったふたりは、ライフスタイルも価値観も何もかもが違い、本をめぐって事あるごとに対立するが、企画が進むにつれ一緒に過ごす時間も悪くないと思い始める…。
天下一の称号を得るため、武術家の道を志す女傑アーシー。彼女を倒して名を上げようとあらゆる武術家や、利権を牛耳ろうと目論む西洋人までもが彼女を狙ってくる。亡き師匠の復讐を果たすため上海灘に戻って来た彼女の前に、龍堂派の金剛龍(ジンガンロン)と西洋人ビジネスマンのハンクスが立ちはだかる。しかも警察署長までもがハンクスと裏で手を握り……。果たして彼女は警察や政治家の腐敗を暴き、亡き師匠の仇を討つことができるのか!?
新人女優のシヨンは、映画撮影のために山奥にある廃墟へとやって来た。しかし、変わり者と評判の監督から演技指導はなく、奇怪なダンスを屋上で踊るだけというものだった。かつてない演出に不安に駆られるシヨンは、共演者のチェユンに愚痴をこぼす。さらに、ギリギリの予算で組まれた現場は殺伐としていた。トラブル続きの撮影が進む中、突如血まみれの女性スタッフが現れる。そして、呆然とするシヨンたちを一瞥すると、屋上から飛び降りてしまう。地面に叩きつけられた体はあらぬ方向に折り曲がり、即死したかに思えた。しかし、彼女は立ち上がり、駆け寄った別のスタッフに襲い掛かる。その様相は、まるで生ける屍のようだった―。
継母と義理姉による虐待に苦しんでいたシンデレラは庭で不思議な本を見つける。そして本を読んだ彼女の前に“フェアリーゴッドマザー”が出現し魔法の力によって憧れの王子とダンスする夢が叶う。しかし王子や継母たちはシンデレラのドレスを剥ぎ取り、全裸にして嘲笑。その瞬間「復讐したい」と願ったシンデレラはガラスの靴を凶器に変え、邪悪な人間どもを残虐な手段で次々と血祭りにあげていく――!!
南部の田舎町に住むウォルデン(エミール・ハーシュ)は、親子二代にわたり速記官として働いている。彼は仕事としてだけでなく、趣味としても裁判の議事録を収集している。その事例には偽証や不正が絡むことがあり、ウォルデンは不公正な判決に心を痛めていた。ある日ウォルデンは体調不良で病院を訪れ、そこで脳が未知の腫瘍に侵されていることを告げられる。絶望と使命感に包まれたウォルデンは、これまでの人生を振り返り、自らの手で真実の正義を実現しようと決意する。彼は、法廷で目撃した数々の不正を暴くために正義の殺人鬼へ…。
夜、ライラの誕生日を祝うため彼女の家に集まった若い男女、フィーニックス、レオ、ノーマ、アーサ、カリーナ。6人はパーティゲームの成り行きで隣家のプールに忍び込むことに。この家に住む男ミカは学者で、ちょうど夜間勤務中で留守だった。しかしプール遊びだけでは飽き足らず、屋敷の中に足を踏み入れた若者たち。家の地下には大きな謎の卵が一つ保管されていて、ちょうど孵化する瞬間を彼らは目の当たりにする。生まれたのは狂暴なエイリアンだった。この卵は、ミカとその学者仲間たちが無人探査機を飛ばし、ラセルタ星座の小惑星で発見し採取したもの。しかし、高い文明を誇るエイリアンを武器として悪用しようとする学者仲間たちの計画を危惧し、ミカは卵を奪い自宅に隠して育てていたのだった。ミカが帰宅し、急いで物陰に隠れる彼ら。だが彼らの目の前で、ミカは生まれたばかりのエイリアンに殺されてしまう。厳重なセキュリティシステムにより家が封鎖され、逃げ場を失い追い詰められた若者たち。無防備な彼らに、エイリアンが襲いかかる。
ニューイングランドの平和な町で現職のブレア・グラッドウェルと挑戦者ハロルド・フォークナーは目前に迫った町長選を巡り、激しく争っていた。ある夜、アリソンとメリッサが夜道を歩いているとマスクを被った謎の男に襲われる。これは不吉な連続殺人事件の始まりにすぎなかった……。誰が殺したのか、目的は何なのか。欲望渦巻く選挙が始まる――。
シャイバニから離れ大草原を渡りカザフ国を興したケレイとジャニベク。彼らの没後、その息子たちであるブルンダクとカシムが跡を継ぎ、慣習によりブルンダクが新たなハンとなり、カザフ軍の指揮はカシムが執っていた。彼らには長年の宿敵がいた。シャイバニの息子、シャフモハメドだ。戦いを無血で勝利し英雄と称され周囲からの人望も厚いカシムに対し、シャフモハメドはブルンダクとカシムを仲違いさせようと謀略をめぐらし、いつか自分を裏切るのではとブルンダクはカシムに疑念を抱くようになり、鉄壁と思われたブルンダクとカシムの関係も悪化。そして、ついにカシムはブルンダクの元を離れることになる。だが、ブルンダクとシャフモハメドの直接決戦でカシムがブルンダク陣営に加勢したことでカズフ国が勝利。これを機にカズフ国は大きな前進を遂げることになる。果たして、民を平和に導く真のハンの座は誰の手に!?
交通事故で妻を失い、現在休職して痛めた脚のリハビリに励むサミュエル。週末に幼い娘を弟に預け、生前妻と二人で始めようと準備していた民宿を整理しようと一人山へ旅立つ。妻の遺品を整理し片付けている際に民宿の地下室で物音が聞こえ、外へ出るとそこにイタリアアルプスを越えフランスへ亡命しようと試みる女性チェレーと出逢う。危険な山越えを助けようと心に決めるサミュエルは亡き妻の温もりを彼女に感じていた。亡命者たちを執拗に追い立てる自警団(地元民)たちから逃れ、雪山を徒歩で踏破しようとする二人。やがて二人は国境付近で自警団たちに銃で狙われ絶体絶命な状況に陥る。
明の時代。南の海に恐竜の住む島があるという噂が流れた。皇帝はそれを確かめるために、秘密警察を南の海に漂うその島に派遣した…。それから400年後。生物学者の周万里は、調査隊とともに「幽霊島」と呼ばれる恐竜が住むという伝説の島を発見し上陸するが、間もなく一行は連絡が途絶え行方不明に…。周万里の娘、周芳蕊は行方不明になった父を探すため、父の弟子である古代生物学者の陳良、サバイバル、医療、通信、セキュリティの各分野の専門家たちと捜索隊を結成。幽霊島に向けて出航した彼らだったが、まもなく原因不明の電磁波の影響で外部との通信が一切取れなくなってしまう。しかし、偶然にも彼らの前に突如、目的の幽霊島が。さっそく島に上陸した捜索隊は信じられない光景を目にする。色鮮やかな古代蝶の群れや、ゆっくりと歩き回る恐竜たちなど、既に絶滅したはずの古代の生物たちが次々と目の前に現れ、驚きを隠せない一行たち。さらに捜索を進めていく中で、瀕死の重傷を負った男を発見する。周万里の調査隊の一員だという男だったが、最後に「周万里は生きている・・・」と言い残して死んでしまうのだった。
1998年のサイゴン。都会の片隅に貧しくもつつましく生きる恋人たち。望まぬ性に生まれたサンはナイトクラブで歌い、ナムはボクサーとして懸命に暮らしていた。ある日、街のフィクサー、ミスター・ヴーンがナイトクラブに現れ、ステージで妖しくも華麗に歌うサンに目が釘づけになる。手術費用のため、ヴーンと逢瀬を重ねるサン。彼女を愛し、その思いを知るナムは、より稼ぎの良い闇の地下格闘技に手を染めてゆく...。容赦ない夜の世界に飲まれてゆく二人。愛ゆえにすれ違う二つの魂。嫉妬や裏切り、焦りや不安??運命の歯車が狂いはじめる...。激しくも、切なすぎる二人の愛はどこへ向かうのか??。
ホアンの夢は闘牛士になること。ある日、闘牛の訓練を積んでいると、ドンナ(シャロン・ストーン)という名家の令嬢と出会う。ドンナはホアンを自室に招き入れて挑発するが、彼女にとってはただのゲームにすぎず、ホアンの自尊心をいたぶった挙句に冷たく放り出してしまう。時は経ち、今や花形マタドールとなったホアン。名誉と栄光を手に入れたが、ドンナのことは忘れられない。そんな時、再び彼女からの誘惑がやってきた…。
赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ(ダニエーラ・マッラ)は、プロレタリア革命は成功すると強く信じ、愛する娘と離れ、運動に身を投じている。1977年に起きた大学の経済学部長襲撃事件にも実行犯として関与し、誘拐前のモーロを尾行するなど積極的に活動するも、モーロ誘拐の肝となる活動には参加させてもらえないことに不安も覚えていた。一方で赤い旅団は、誘拐に成功したことで入団を希望する人間が増え、活動は順調にいっているかのように見えた。しかし、メンバー間で、モーロの処遇をどうするかで意見が激しく紛糾していき、アドリアーナも追い込まれていく。モーロ誘拐の事件現場に急行した、妻エレオノーラ・モーロ(マルゲリータ・ブイ)を待っていたのは、銃弾が多数撃ち込まれた、見るも無残な夫の車と、血を流して倒れている護衛の姿、そしておびただしい数のマスコミだった。家を訪れる議員たちは、彼女にもっともらしく慰めの言葉を掛けていき、形ばかりの抱擁を求めてくる。子供たちと共に家に籠り続けていたある日、モーロからの手紙が届く。しかし、ザッカニーニをはじめ、政府は赤い旅団との交渉に応じず、エレオノーラは憤慨する。4月30日、赤い旅団から電話がかかり、すぐさま大統領に連絡をとるが、またも真剣に取り合ってもらえず、失望し涙するエレオノーラ。そして、あるシスターからモーロを見たという証言を聞き、藁にも縋る思いで現場に向かうのだが…。5月8日、目隠しをされた神父が、赤い旅団のアジトとなっている暗いビルの中へと入っていく。さらに隠し部屋に入っていくと、そこにはアルド・モーロの姿があった。約55日ぶりに赤い旅団以外の人間と会ったモーロは、「ここで初めて人の顔を見ます」と神父に語りかけ、強く手を握り、告解を始めるのだった。そして翌5月9日、モーロは目隠しをされ車のトランクに乗せられる。コッシーガのもとには、カエターニ通りで不審な車両が発見された、と緊急無線が入る。
1978年、イタリア。戦後長らく政権を握っているキリスト教民主党の党首アルド・モーロ(ファブリツィオ・ジフーニ)は、共産党との連立政権を実現させるべく奔走していた。これは冷戦下で西側と共産主義が手を取ることを意味していたために、国内外問わず、激しい反発を受ける。無論、党内のモーロと対立する右派系の派閥からの批判も非常に強く、モーロと旧知の仲であるバチカンの教皇パウロ6世(トニ・セルヴィッロ)にも苦言を呈される。それでもモーロは交渉を続け、連立政権の話はまとまった。そんな最中の3月16日、アンドレオッティ内閣(ファブリツィオ・コントリ)の信任投票のため、議事堂に車で向かうモーロは、道中で、極左テロ組織「赤い旅団」に襲撃され、そのまま誘拐されてしまうのだった。モーロ襲撃・誘拐が判明してすぐに、議会では緊急会議が開かれる。指揮を執るのは、内務大臣フランチェスコ・コッシーガ(ファウスト・ルッソ・アレジ)。彼はモーロを父と慕い、モーロ救出に全力を注ぐことを決意、辞表まで準備する。ほどなくして、赤い旅団からモーロの写真とともに犯行声明が届く。すぐさま、ローマに巨大な包囲網が張られ、徹底捜索が敢行。コッシーガの号令と共に、省内に大規模な通話傍受センターが開設され、日夜、イタリア中の通話が監視されることに。しかし大きな手掛かりは掴めず、コッシーガも精神的に参り、疲弊していく。そして誘拐から14日目の3月29日、旅団に囚われているモーロから手紙が届くのだった。それは事実上の裏取引を持ち掛ける内容で……。バチカンの教皇パウロ6世も、モーロ誘拐に衝撃を受け、救出の策を練っていた。信者に向かって、アルド・モーロのために祈ろうと強く呼びかけ、モーロ解放のために身代金として200億リラを用意する。「アルドは大事な友である」と、司祭を通してアンドレオッティ首相に掛け合うが、首相から話を聞いた将軍たちは「血が流れる」と口々に大反対。一方で各党の党首たちは、概ね、賛成を表明。政府内の足並みは揃わず、また肝心の身代金を渡そうとしていた相手が、どうやら詐欺師であることが判明する。パウロ6世のモーロ救出構想は振り出しに戻り、教皇は、赤い旅団のメンバーに直接語りかけることにする。
弁護士のモリー・シンガーは、大学時代はいつもパーティーの中心人物。しかし今でも彼女はパーティー好きな性格を変えられず、事務所をクビになりそうに。モリーの上司であるブレンダは、モリーに一つの救済策を提案。それは、母校に再入学し、社交的に欠けるブレンダの息子、エリオットと友達になり、彼をキャンパスのヒーローにすることだった。自身の未来のため、モリーは親友の助けを借りて、傲慢な風紀委員、酔っ払った寮の住人、そしてかつての宿敵との戦いに挑むことに。
悪ガキ3人組“不死身のワニ団”、アリス、ヘイゼル、ジョディは大の仲良し。ある日、ゲームで遊ぶ代わりとして、ママの大好きなブルーベリーパイを手に入れに行くが、必要な卵を謎の男に横取りされる。奪い返すために男を追いかけた3人は、魔女率いる謎の集団“魔法の剣一味”に遭遇し、怪しい企みに巻き込まれてしまう。森で出会った、魔女の娘ペタルを仲間に、悪い大人に立ち向かう4人…果たしてこどもたちの運命は?
人生の崖っぷちに立たされ、生きるために自分の名前まで売ることになったイ・マンジェ。「名義貸し」の雇われ社長としてその界隈で名を馳せていた彼は、ある日突然1,000億ウォン横領の濡れ衣を着せられ、中国の私設刑務所に閉じ込められてしまう。「死亡した男=DEADMAN」となった彼の前に、政治コンサルタントであるシム女史が現れ、彼を救い出すのだが…。
パリ郊外の団地で暮らす、エキゾチックアニマル愛好家のカレブ(テオ・クリスティーヌ)はある日、珍しい毒グモを手に入れる。日々、スニーカーの転売で稼ぐカレブは、同じアパートに住むトゥマニから注文を受けたスニーカーを渡す。その直後、原因不明の死を遂げるトゥマニ。警察は謎のウィルスが発生していると判断し、建物は封鎖され住民たちは閉じ込められてしまう。その裏で、カレブの購入した毒グモが脱走し、猛スピードで繁殖し始めていて……。
記録的猛暑のスペイン、マドリード。気温は上昇を続けている。ある日、ナイアの祖父・マヌエルの目の前で祖母のロサはバルコニーから飛び降りた。その日を境にマヌエルの様子はおかしくなる。事故のショックだと悟った息子のマリオは妻の反対を押し切ってマヌエルとの同居を試みるが容体は日々悪化し、ついには家族に殺意を向けるのであった。一方その頃、ついに最高気温を記録した街は奇行を繰り返す老人たちで溢れかえっており……
インドの山奥。小さな村に暮らす青年ハヌマントゥは、気の強い姉アンジャンマにどやされながら、定職に就かず日々を過ごしていた。ある日、幼馴染のミーナークシを助けようとして海に転落し、海底で不思議な力を持つ宝石を見つける。その石は、ある条件下で彼を無敵のスーパーヒーローに変えることが分かり、ハヌマントゥは一躍、村の救世主となるが、謎の男が石を狙いに彼のもとへやってくる…!
かつて女優として一世を風靡したスヨンだったが、飲酒運転で事故を起こし活動休止に追い込まれた。その後、再起を図るために地道に活動を始めるが、世間の反応は冷ややかだった。事務所が用意した住居では、後輩女優のガヨンと同居させられ、断ったはずの酒をあおる日々が続いていた。その夜も酒に酔い目を覚ますと、包丁が突き刺さったガヨンの死体が横たわっていた。言い争いの末に殺してしまったのか、それとも事故なのか、記憶が全くない。どちらにしろ、事件が明るみになれば再起の道は完全に断たれてしまう。スヨンは、事件を隠ぺいしようと決心するが、その時、何者かが玄関のチャイムを鳴らした―。
海兵隊員のクリス・モンタノはFBI捜査官を名乗る2人組から妻の裏の顔を知らされる。サンフランシスコに出張しているはずの妻のサラが実はメキシコのカルテルのメンバーで人身売買に手を染めているというのだ。驚くクリスにさらに別の連絡が入る。ジェームズ・モンゴメリという実業家は裏で人身売買を手がけ、サラを拉致したと言う。解放する条件は6時間で6人殺すこと。標的はいずれも組織と関わりのある悪党だった。やむなく引き受けたクリスは娘のマヤを自身の母親に預けるが、FBIをかたっていた男たちに母親は殺されマヤは拉致される。FBIを名乗った2人はジェームズと手を組み、サラの拉致をでっち上げていたのだが、マヤを拉致されたクリスは従うしかない。そんなクリスに協力したのはメキシコ人の兄弟ウーゴとロマン。2人はジェームズにさらわれた妹を捜すためにジェームズのもとで働いていたのだ。その結果、標的を倒す中でウーゴたちは妹との再会を果たす。
逃亡先はCIAの隠れ家、そこは世界で一番安全で危険な場所!メキシコで兄と二人暮らしをしている平凡な医学生カルラ。ある日、兄が国境警備隊と組みカルテルの情報を売っていることが発覚。犯罪組織に追われ兄は射殺され、カルラはかろうじて偶然見つけた地下トンネルへと逃げ込む。長いトンネルを抜け出し、たどり着いた先は国境も越えアメリカの辺境の地に佇む一軒家。そして、そこは偶然にもCIAが重要人物を匿うために使用していた隠れ家であった。負傷したCIA要員の応急処置をしたことでCIAに保護されたカルラ。本来であれば最も安全な場所であるはずだったが、カルテルの犯罪情報をアメリカに証言する女性が連れてこられたことにより、裏切り行為、その女性を狙うカルテル組織が入り乱れる戦場と化す。果たして、カルラは無事生き残ることが出来るのか!?
ハッカーと泥棒という異色の女性カップルがダークウェブ界で暗躍する企業を相手に脳チップの強盗を計画する。世界を一変させうる可能性を秘めたチップを盗んで大金と交換し、人生をやり直すはずだった。命からがらチップを奪い、人里離れた森の隠れ家へ逃げ込む。だが安全なはずの場所に謎めいた男が現れる。その正体も目的も分からず、不穏な空気が漂う。生死を賭けた予期せぬゲームの始まり。ふたりは森からの脱出を試みるが、方々にワナが仕掛けられており、徐々に追い込まれていく。
屋台を引いて生計を立てるバスは、体の弱い少女・ブアを育てながら、幼少期に父親から受けた虐待のトラウマと、ギャンブル依存の夫が作った借金返済に苦しんでいた。ある日、大規模な反政府デモに巻き込まれたバスは、学生運動家のアタボンに命を救われるが、その恐怖から外出することができなくなってしまう。そこで、バスは母親譲りの秘伝レシピを活かして自宅にラーメン屋を開業すると、瞬く間に繁盛する。再会したアタボンが手伝うようになり、次第に2人は惹かれ合うが、アタボンはやがてバスのラーメンに隠された“ある秘密”に気づいてしまう…。
1980年代、サッチャー政権下のイギリス。暴力シーンや性描写を売りにした過激な映画<ビデオ・ナスティ>の事前検閲を行うイーニッドは、その容赦ない冷徹な審査ゆえに“リトル・ミス・パーフェクト”と呼ばれていた。イーニッドがいつも通り作品をチェックしていると、とあるホラー映画の出演者が、幼い頃に行方不明になった妹のニーナに似ていることに気付き、次第に虚構と現実の狭間へと引きずり込まれていく――。妹の不可解な失踪と未だ向き合えていないイーニッドは、真相につながるかもしれない不気味なホラー映画と、謎めいた映画監督の背後にある真実を解き明かすことを決意する。その記憶は創られたものなのか…?狂気に苛まれ自制を失うイーニッドに待ち受ける現実とは……。
1974年、フランコ政権末期のスペイン。バルセロナを追われた料理人フェルナンドとアルベルトの兄弟は、友人フランソワの伝手でサルバドール・ダリの住んでいる海辺の街カダケスに辿り着く。彼らを迎えたのは魅力的な海洋生物学者のロラ、そしてその父―ダリを崇拝する、レストラン「シュルレアル」のオーナーであるジュールズだった。「いつかダリに当店でディナーを」をスローガンに、ありとあらゆる無謀な試みに奔走しながら、情熱を謳い続けるジュールズ。やがてそのカオスはフェルナンドの料理に新たな風をもたらし、世界規模の革命的シェフの誕生を呼ぶことになる。
人里離れた村で暮らす姉のシャロータと妹のタマラは母親の虐待から逃げ出すことを決意したが逃げ込んだ森の中で恐ろしい事故に遭ってしまう。事故から20年、消息を絶っていたシャロータがある出来事をきっかけに村に戻るも受け入れる者はいなかった――。村が夏至祭に近づく中、彼女が過去のトラウマと対峙するほどに人々は疑念を募らせてゆくが……。
カリフォルニア州とメキシコの国境付近。麻薬の取引現場で、麻薬取締局の捜査官が殺害される事件が発生した。事件のカギを握るのは事件の目撃者とされる女性のロサ。アメリカの連邦保安局は彼女を確保するため、驚異の戦闘能力を有する巡査部長 ジョハンセンを麻薬カルテルが巣くうメキシコに単身送り込むことにする。しかし、ロサの身柄を引き受けた彼を待っていたのはなんと武装したメキシコ警察官の襲撃だった。
霊が全く視えないインチキ祈祷師のチョン博士(カン・ドンウォン)は助手のインベ(イ・ドンフィ)と共に言葉巧みに依頼人を騙し、除霊と称した儀式でお金を儲けていた。ある日、ユギョン(イ・ソム)という若い女性から悪霊に取り憑いた妹(パク・ソイ)を助けて欲しいという依頼を受ける。いつものように偽の除霊を行おうとすると、妹の人間離れした動きと気配からチョン博士の持っていた鈴と七星剣が反応する。実はチョンは伝統ある祈祷師の末裔で、過去に起きた忌まわしい出来事により素性を隠して生きていた。チョンとユギョンはさらわれた妹を取り返す為に悪霊と対峙するが、霊の正体は古くからいる悪鬼で人間を器(うつわ)に次々と憑依して襲い来る。いつどこで誰に憑依するか分からない恐怖のなか、やがてチョン自身にまつわる重大な秘密も明らかとなり…
クリスマスに沸き立つニューヨーク。“大いなる解放”という大義を掲げた元USMC(アメリカ海兵隊)の軍人コンラン(ポール・ヨハンセン)率いる最凶脱獄囚たちによる爆破事件が相次ぐ。勾留中のベテラン刑事ナイト(ブルース・ウィリス)は復職と引き換えに事件を追うが、連続テロの背景にはニューヨーク市長による汚職事件の関与が判明。人質にとられた市長を解放するため、ナイトはコンランの待つアジトへ単独で乗り込むが…
ハンナとリブは親友同士。バックパッカーとして訪れたオーストラリアでお金に困り、荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在してワーキング・ホリデーをすることになった。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちに待ち受けていた洗礼は、炭鉱で働く荒々しい男たちが店に来て起こすハラスメントや女性差別の連続だった……。楽観的なリブは店に溶け込んでいくが、潔癖なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく。嫌な上司や泥酔する男たちなど身の毛のよだつような悪夢を描くという、女性側の視線に立って作られた新しいタイプのフェミニスト・スリラー。
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガー(イヴァン・グスタフィク)は渓谷に住む、遠い親戚クランツシュトッカー(アンドレアス・ルスト)の農場にやってきた。しかし、農場主にとって、孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられた彼にとっての心の支えは老婆のアーンル(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)だけだった。彼女が亡くなると、成長したエッガー(シュテファン・ゴルスキー)を引き留めるものは何もなく、農場を出て、日雇い労働者として生計を立てる。その後、渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェイの建設作業員になると、最愛の人マリー(ユリア・フランツ・リヒター)と出会い、山奥の木造小屋で充実した結婚生活を送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった・・・。第二次世界大戦が勃発し、エッガーも戦地に召集されたもののソ連軍の捕虜となり、何年も経ってから、ようやく谷に戻ることができた。そして、時代は過ぎ、観光客で溢れた渓谷で、人生の終焉を迎えたエッガー(アウグスト・ツィルナー)は過去の出来事がフラッシュバックし、アルプスを目の前に立ち尽くす―。
レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、現地に降り立つや否や大金を狙った武装組織に襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われる。金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させることにしたミンジュン。奇妙な協力関係で結ばれた二人は、時にぶつかり、互いを認め合いながら戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが…。果たして二人は捕らわれた外交官を無事に救うことができるのか?
第一次世界大戦中の1916年。オーストラリアで父親の農場経営を手伝う青年ジムは、父親の反対を押し切る形で、友人のドンとレッグスと共にANZAC(オーストラリア・ニュージーランド軍)へ入隊。3人はフランスの西部前線に送られ、同年代の兵士たちと共に、塹壕で敵のドイツ兵と戦う。だがある任務中、ジムが敵兵を見逃したことがきっかけで、上官や、同郷のドンとレッグス、友人ニッケルズの弟ハリーが殺されてしまう。ジムは罪悪感を抱きながらも、日々の任務や戦闘に挑むが、塹壕戦の膠着状態や、手を差し伸べても仲間を救えない無力さから、徐々に疲弊していく・・・。
タームは出家した兄のティーに会うために旅に出て、ドンシンタム島の寺院にたどり着いた。タームは、ティーが前の僧院長を殺して逃亡したという噂を聞くが、ティーが人を殺すことができるとは思えない。この村でタームは身寄りが無く、寺に住んでいる純粋な青年、テと知り合った。この村では“ポープー”という人の形をした像が信仰されていた。またこの島では人が死ぬと遺骨の一部を入れ、土の像(フンパヨン)を作って拝む習慣がある。ジェットはフンパヨンの作り手だ。タームは村人たちの信仰に疑問を抱き、村を守る霊的な存在というよりも、盲目的な迷信だと考える。ある夜、タームは怒りに任せて“ポープー”への供え物を壊してしまった。その後、恐ろしい出来事が次々と起こり、村は恐怖に包まれる。女性が行方不明になり、死人が続出し村人たちは怒りに燃える。闇夜に人の形をした“フンパヨン”像が森の中を彷徨う。人形師のジェットは呪文を唱えて、皆の身を守ろうとするのだった。
1936年、ベルリンオリンピック。マラソン競技に日本代表として出場した孫基禎は、世界新記録を樹立し金メダルに輝く。だが、表彰式で日本国歌が流れる間、月桂樹の鉢植えで胸元の国旗を隠したことが問題視され引退を強いられる。1946年、ソウル。祖国が日本から解放された後、荒れた生活を送っていたソン・ギジョン(孫基禎)の前に、ベルリンで共に走り銅メダルを獲得したナム・スンニョンが現れ、“第2のソン・ギジョン”と期待されるソ・ユンボクを、ボストンマラソンに出場させようと持ち掛ける。高額の保証金を始め数々の問題を乗り越えた3人は、1947年、ついに消された祖国の記録を取り戻すべく、ボストンに旅立つ。しかし、さらなる難題が彼らを待ち受けていた──。
仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うように。ある時、部隊内のトラブルの原因を作ったサンタンに、遠方から一人で歩いて帰隊するように命じたガルーだったが、サンタンが途中で行方不明となる。ガルーはその責任を負わされ、本国へ送還されたうえで軍法会議にかけられてしまう…。
慶長3年、日本が朝鮮半島に出兵して7年。太閤・秀吉が没し、政権運営を引き継いだ五大老は全軍の撤退を通達する。要衝・順天を守る小西行長は、明軍に賄賂を贈って退路を確保しようとするが、朝鮮水軍を率いるイ・スンシンはこの機に乗じて日本軍を殲滅する決意を固めていた。包囲された小西軍の窮地に島津義弘率いる薩摩軍が救援に向かい、朝鮮・明の連合軍と日本水軍との最終決戦の火蓋が切って落とされる。
頭の回転が速い泥棒と相棒のヴィックは、犯罪組織の女王ヌシから数百万ドルの大金を強奪するが手下に見つかってしまい、銃撃戦の末ヴィックは捕らえられ、泥棒だけ金を持って逃げることに成功する。ヴィックの救出計画を練る泥棒だったが、ヌシが雇ったカウボーイと呼ばれる凄腕の殺し屋に狙われ、大金を巡る事件を嗅ぎつけた悪徳警官たちにまで追われることに。逃走のため奪ったアイスクリーム・トラックの運転手で孤児のトムまでも人質に取られ、追い込まれた泥棒は一発逆転を狙い廃墟の町に様々なトラップを仕掛け、ヤツらをおびき寄せる。パトカー、トレーラー、飛行機、ヘリコプターが猛追するラスト・チェイスが始まる!!
32歳の女性ドゥ・ローインは無職で実家に引きこもる日々を過ごしていたが、実家に戻ってきた妹と大ゲンカしたことをきっかけに、家を出ることになってしまう。そんな折、偶然出会ったボクサーのハオ・クンに一目ぼれしたローインは自らもボクシングを始めるが、試合に負けたクンはジムを辞め、彼女の前から姿を消してしまう。すべてを失ったローインは「一度は勝ってみたい」という思いから、ボクシング大会への出場を決意する。
キーファーは初期の作品で、ナチスの第三帝国に異論を唱え、近い過去に起こったことに対する沈黙を破る方法として、戦後ドイツのアイデンティティーと向き合った。ナチス式の敬礼を揶揄したり、国民社会主義時代の建築物やゲルマン民族に対して英雄伝説を視覚的に引用また脱構築したりすることで、自らのアイデンティティーと文化を探求した。1971年からドイツのオーデンヴァルトで活動。1992年までは、リード線、藁、植物、生地、木版画など、この時期を通じて彼が作品に導入した素材や技法や、ワーグナーのニーベルングの指輪、パウル・ツェランやインゲボルク・バッハマンの詩、聖書への言及やユダヤの神秘主義などといったテーマが、彼の作品を象徴している。その後フランス・バルジャックのアトリエに移り現在に至るまで絶え間なく創作活動を続けている。熱心な読書家であるキーファーの作品には、文学や詩の引用が何層にもわたって表現されている。これらは必ずしも固定された関連付けでも文字通りの関連付けでもなく、むしろ重なり合い、織物のように織り込まれて意味を形成する。彼が文章と物体として本に関心を抱いていることは、彼の作品に顕著に表れている。創作活動の当初から彼は、数多くのアーティストブックを手掛けた。アンゼルム・キーファーは、絵画、彫刻、本、写真以外にも、さまざまな場所に手を加えてきた。ドイツのホプフィンゲンにある元レンガ工場をアトリエに変身させた後、インスタレーションや彫刻を創作してそれがその場所の一部となった。フランスのバルジャックに拠点を移した後は、アトリエの周囲の地面を掘り起こし、地下トンネルと地下室を網のように張り巡らして数々のインスタレーションを繋いだ。
未解決事件や超常現象を扱うラジオ番組「カルラの迷宮事件簿」。パーソナリティーのカルラの冠番組だが、ネタ不足で聴取率が下がり続け、打ち切り寸前だった。起死回生のため話題性のある事件を探す中、「ワープウッズの森」で行方不明者が続出しているという情報を手に入れる。カルラは、取材をするべくスタッフを連れてワープウッズへと向かうが、深い森の中で道に迷ってしまう。途方に暮れていたところ、一軒家を見つけ助けを乞おうとするが、そこにメリーという女性が現れる。この家で息子と二人で暮らしているというメリーは、カルラたちを温かく迎え入れるが―。
ヴィンセントはある日、職場で突然暴行を受ける。ケガが癒える間もなく、今度は別の同僚にも襲われたが、加害者たちは襲撃時の記憶がないと言う。「事件の原因は被害者の方にあるのでは」と疑われるヴィンセント。しかし彼に対して殺意を抱く者は後を絶たなくなり、見ず知らずの他人ですら命を狙ってくるように。「自分と目線が合った瞬間に、人々は襲いかかってくる」....終わらない襲撃の法則をかろうじて発見したヴィンセントは、生き残りをかけた<自衛>を開始する。
妊娠中の妻と貧しいながら幸せに暮らしていた郵便屋のリンゴ―は、配達中に車同士の衝突事故に出くわす。事故を起こした車を運転していたのは、息をのむほど美しい女性。事故相手から絡まれた彼女を、リンゴーは思わず助けるのだが、二人は一瞬見つめ合うだけで、言葉も交わさず、それきりになる。その後、リンゴ―が偶然に彼女の家に郵便物を配達したことで二人は再会、リンゴ―はサマラと名乗るその女性が、有力な新興団体の若き教祖の愛人であることを知る。ギャンブル好きの母親を助けるため、愛人になったというサマラの寂し気な様子に次第に惹かれてゆくリンゴ―。一方、権力という鎖で繋がれ、長い間教祖の愛人として囲われていたサマラも、ピュアで親切なリンゴ―に惹かれてゆく。そんな中、サマラの家に出入りするリンゴ―の存在に気が付いた教祖は、浮気を疑い怒りのあまりにサマラを滅多打ちにする。心も体も傷ついたサマラを優しく介抱するリンゴ―、、やがて二人は激しく求め合い、結ばれるのだが、、。決して許されない愛で結ばれた二人の元に、教団の魔の手が忍び寄り、、物語は思わぬ結末へ疾走する。立場を超えた<禁断の愛と官能>を描いたサスペンスドラマ。
アフリカを訪れていた米国人医師アンドリューが、突如、米国に戻るよう現地の者に忠告される。米国人を人質として狙う過激派集団にアンドリューの存在が知られたためとのことだった。アンドリューは妻のスーと共に空港へ向かう。操縦士に高額の運賃を要求されながらも、それを承諾し、自家用機に乗り込むことができたアンドリューとスー。2人以外の乗客は、旅行で訪れていた3人の若者と現地出身のガイドだった。操縦士を含む7人が乗った自家用機は無事に離陸するが、しばらくすると機体が大きく揺れ、墜落してしまう。自家用機が落ちた場所はアフリカの荒野。アンドリューとスーは命こそ無事だったものの、墜落により旅行中だった女性が死亡する。やがて、アンドリューたちは、自身のいる場所が、ライオンやヒョウなどの凶暴な動物が生息する保護区だと知り、愕然とするのだった。
主人公は、4歳の時に誘拐され15年間拷問されていた女である。付き合って日が浅い恋人とキャンプに行くはずが、恋人の弟カップルと合流することになり、その後、一緒に恋人の実家に泊まることに。実家は人里離れた土地にあり、伝統を重んじる両親が狩りをして暮らしている。なぜか弟の恋人と一緒の部屋に泊まることになる主人公。そして、夕食時に出された飲み物で状況が一変する。気がつくと弟の恋人が血を採られている。自分も血を採られそうになるが、何とか切り抜け、弟の恋人とともに逃げ出す。恋人の家族は人間の血を売り、生計を立てていたのだった。そこへ、恋人の姉がやってきて取引相手にサンプルを飲ませ、取引することになる。兄の様子を見に来た弟は気を失っている兄を見つける。そして、逃げた主人公たちを追いかけるが殺されてしまう。再び主人公の女たちは逃げるが、捕まってしまう。血液検査をすると主人公の血はアドレナリン濃度が異常に高い極上の血であることが判明する。そして、恋人の姉は取引相手に「先に殺せばタダで極上の血を渡すが、そうでなければ白紙の小切手をもらう」という取引を持ちかける。そして、極上の血をめぐって命をかけた狩りが始まる。
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
1945年4月、デンマークの市民大学。学長ヤコブが、現地のドイツ軍司令官から思いがけない命令を下される。ドイツから押し寄せてくる大勢の難民を学校に受け入れろというのだ。想定をはるかに超えた500人以上の難民を体育館に収容したヤコブは、すぐさま重大な問題に直面する。それは多くの子供を含む難民が飢えに苦しみ、感染症の蔓延によって次々と命を落としていくという、あまりにも残酷な現実。難民の苦境を見かねたヤコブと妻のリスは救いの手を差しのべるが、それは同胞たちから裏切り者の烙印を押されかねない振る舞いだった。そして12歳の息子もドイツ難民の女の子と交流を持ちつつあったが彼女は感染症にかかってしまう。友達を救うべきか、祖国に従うべきか、家族は決断を迫られる。
初七日の夜、死者の魂は家に戻って来る―。優しかった祖父を最後に見送るため、疎遠にしていた実家に戻ったチュンファとその娘チンシェン。年月が経っても冷たく無礼な父、嫌味の絶えない姉、おどおどとした義兄、どこかよそよそしい母…。失望しきりのチュンファだが、叔父の助けもあり、気丈に初七日まで過ごそうと決意する。しかし、彼女の意思に反して、不気味な悪夢が彼女を襲うようになる。奇妙な物音にはじまる、家にはびこる怪異に慄くチュンファだが、チンシェンにも同じ症状が現れたことを知る。疲弊した彼女たちは、想像を絶するさらなる恐怖に巻き込まれていく…。
KLの主任記者である32歳のミーラは残忍なレイプ事件を取材しており、物語が展開するにつれ、ウッタル・プラデーシュ州に蔓延する暴力、そしてダリト女性であることの難しさが浮き彫りになる。貧しいダリトの家庭に生まれ、14歳で結婚したミーラは、保守的な文化に逆らい教育を受け、KLの記者になった。当時創刊15年目を迎えた同紙は、デジタルニュースに移行することで読者層を広げる方針を決める。ミーラはこの取り組みを任され、同社を地域の有力なデジタルニュース社に変革するため、読み書きがあまり得意ではない人も含め、専門的な研修を受けた28人の記者からなるチームを率いる。彼女のチームが初めてデジタルデモクラシーを経験する中、汚職、女性に対する暴力、壊れた道路や不十分な公衆衛生などの問題を報じた彼女たちの映像は人気を集め始め、男性が経営する他の大手メディアをざわつかせる。映画では脅迫、危険、希望、そして犠牲に満ちたこのストーリーを、私たちは主人公のミーラと彼女の活発な弟子スニータの視点から見ることになる。
今年43歳を迎えたドクは14歳の双子の兄妹フジとサクラを子に持つ父。ドクは慢性的な健康不調を抱えながらも、片脚で乗る特別仕様の三輪バイクに乗り毎日を忙しく生きる一家の大黒柱だ。子供たちに愛を惜しみなく注ぎ、彼らの将来の成功を願う教育熱心な父でもある。35年前に話題になった双子の兄ベトとの分離手術は日本から最大の支援を受け、ベトナムで行われた。それから時を経て今、ドクは「教科書の人」、「過去の人」になりつつある。しかし、彼は今も枯葉剤の傷跡を背負いながら毎日を生きている。これまで多くのメディアから取材を受けてきたドク自身も、本映画の撮影では初めて自分の全てをさらけ出すと覚悟して挑んだ。ドクの過去と生い立ちを、今のドクとともに振り返るこの映画が未来に語るものとは。