「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じて祖国を脱出した、幼い子どもを連れたシリア人家族。しかし、亡命を求め国境の森までたどり着いた彼らを待ち受けていたのは、武装した国境警備隊だった…。
バブル期の到来を迎えた台湾。その出会いが、図らずも少年にある選択を迫ることになる……台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“老獪なキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは……!?
1924年8月、ニュージーランドに生まれたジャネット・フレイムは、感受性豊かでいつも本を離さない少女に成長し、いつしか詩人になることを夢見ていた。18歳になり教職に就いたジャネットだったが、幼少期のトラウマから教壇に立つことが出来ず退職して作家を目指す。だが、繊細な性格が誤解を招き、統合失調症と診断されて精神科病棟へ送られてしまう。8年間もの歳月を過ごし200回以上の電気ショック療法を受けるジャネットだったが、入院中に執筆した短編集「礁湖」が文学賞を受賞したことで退院することになる。奨学金を得たジャネットは初めてニュージーランドを離れてロンドンで暮らし、夏に出かけたスペインで初めての恋を経験する。
《100エーカーの森》で血濡れの惨劇を巻き起こしたプーとなかまたちは、森の奥深くに潜伏していたが、噂を聞きつけてやってくるハンターどもを返り討ちにし、森を捨てて人間どもに逆襲する決意をする。からくも生き延びたクリストファー・ロビン(スコット・チェンバース)は深いトラウマに苦しんでおり、故郷の町アッシュダウンの病院で働きながら催眠療法による治療を受けていた。野生化したぬいぐるみが人間を襲っているというクリストファー・ロビンの警告を信じる人は少なく、町の住民の多くは彼こそが事件の犯人ではないかと疑っていた。しかも事件はB級ホラーとして映画化され、世間はすっかりネタ扱い。優しく気づかってくれる家族と幼なじみのレクシー(タルラー・エヴァンス)の存在だけがわずかな救いとなっていた。ある日、病院に担ぎ込まれた男の無惨な姿を見たクリストファー・ロビンは、プーたちが再び人間を襲い始めたことを悟る。さらに蘇った古い記憶の断片をたどって、病院で雑用係を務める不審な男キャベンディッシュ(サイモン・キャロウ)に接近。少年時代に起きたある事件に、禍々しいぬいぐるみたちがこの世に産み落とされた秘密が隠されていることを知らされる。おりしもアッシュダウンではイケイケのレイブパーティーが開催され、普段は静かな町にパリピの若者たちが押し寄せる。流血の舞台は整った。続々と死体の山を築いていくプーたちの蛮行をクリストファー・ロビンは止められるか?そしてついに明かされるプーとクリストファー・ロビンの衝撃の因縁とは?
ハロウィンを迎えたロサンゼルス。マスクをかぶり現金輸送車を襲った武装強盗団を追い詰めるなか、ベテラン刑事ジェームズ・ナイト(ブルース・ウィリス)の相棒フィツジェラルド(ロックリン・マンロー)が銃弾を受けて瀕死の状態に陥ってしまう。ナイトは、武装強盗を追い、過去の因縁を持つニューヨークに向かうが…。
ハン、それはアジア騎馬民族たちを統べる王の称号!ジャニベクとケレイ、カザフスタンを興した二人の偉大なるハンの物語!!チンギス・ハンの末裔でカザフ族の二人のスルタンであるケレイとジャニベクは、主君の命令によりモンゴルのオイラト族と戦っていた。壊滅的な打撃を受けながらも何とか一旦は敵を退けた彼らは、当時の主君であり国を治めるハンであるシャイバンシャーが意図的に援軍を送らなかったことを知り、強い不信感を募らせる。シャイバンシャーは、民からの信頼も厚いケレイやジャニベクの力を恐れ、狩りに乗じて暗殺を画策するも失敗に終わる。オイラトとの間に屈辱的な和平協定が結ばれると、ただ圧政を強いるだけのハンを民は見限り、ケレイとジャニベクの下に結束する。そして、ケレイとジャニベクはシャイバンシャーの下を離れ、遊牧民たちを率いて希望の地を求め民族大移動を始めるのであった。過酷な旅路、敵対勢力との戦い、仲間の死、全ては1つのカザフ国となるために。果たして彼らは真の自由を手に入れることが出来るのか!?
“ブロディ嵐研究所”を運営するビル・ブロディと妻のクインの間には男の子がいた。彼の名前はウィリアム。ウィリアムは、嵐の研究に没頭する両親に育てられ、いつしか自身も嵐に強い興味を抱くようになる。ビルが嵐を追っている最中に事故死し、クインは研究所を畳むことに。それまで大学の教授だったクインは、以後、清掃人として働き、母親一人で幼いウィリアムを育てていく。16歳になったウィリアムの元に、ある日、郵便物が届く。差出人はビルの同僚だったロイ。ロイは、ビルが生前に嵐の研究についてまとめたメモ書きを、ビルの息子であるウィリアムに託したのだった。そのメモ書きの内容に感銘を受けたウィリアムは、母親のクインから研究にまつわる話を聞き出そうとする。
人里離れた山奥で主にアライグマや鹿の毛皮猟師として生計を立てて暮らす家族ジョゼフ・メルソー(デヴォン・サワ)、妻のアン(カミーユ・サリバン)、娘のレネー(サマー・H・ハウエル)は貧しく家計のやりくりに苦労していた。そこでジョセフは家族を残してオオカミの追跡を開始する。アンとレネーはジョセフの長期不在で不安を募らせ、ジョセフなしで生きていこうと奮闘する。小屋の外で奇妙な音を聞いたアンは、それがジョセフではないかと願うが、重傷を負い倒れていたルー(ニック・スタール)を発見する。ルーが傷を癒すため動けず長く滞在し、ジョセフが戻らない日々が長引くほど森の中に謎の捕食者がいるという考えがアンの頭を過ぎる。やがてアンとレネーに脅威が迫る。
パリの店舗やルイ・ヴィトンなどの高級ブランドとのコラボレーションが話題の人気パティシエ、ヤジッド・イシュムラエンの自伝書を元に映画化された感動のサクセス・ストーリー。登場する全てのスイーツの監修もヤジッド本人が務めた。またオーディションで映画初主演を射止めたのはTikTokで660万人のフォロワーを持つ映像クリエイターとしても活躍する俳優リアド・ベライシュ。
最後のごみ収集員がいなくなってしまった町、スメリーヴィル。ゴミ山の臭いで観光客数は史上最低になり、町の通りはガラガラに。そんな中、ゴミの臭いを嗅ぎつけたオルヒーがドラゴンに乗って町へやってくる。ゴミ山の臭いを解決しようとしているマックスとロッタ、フォームワージー教授は、ゴミを食べるオルヒーとの出会いで町を救う方法を見つけ出す!しかし、悪徳なハンマー建設によってゴミ山の場所にリゾートスパを建てる計画が…。オルヒーを町から追い出そうとする大人たちとそれに反対する子供達。スメリーヴィルの運命はどうなるのかー。
空軍のパイロットであるレイ・ユー(ワン・イーボー)は、操縦に長けているが訓練中にトラブルを起こし能力を活かしきれずにいた。ある時、戦闘機のテストパイロットチーム隊長のチャン・ティン(フー・ジュン)が彼の才能に気付き、チームへと誘う。レイは厳正な選考を経て、ドン・ファン(ユー・シー)を始めとする優秀な6人と共に、テストパイロットに選ばれる。彼らは、新世代ステルス戦闘機のテスト飛行任務に就くが、高度1万メートル以上の世界で、何度も繰り返される厳しいテストは、想像を絶する程に過酷だった。死と隣り合わせの極限状態のなか、思うように成果を出せず苛立つレイは、ライバルのドンと衝突。果たして彼らは難関なミッションを乗り越え、最高レベルの技術が結集して開発された戦闘機の飛行に成功するのか―?
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの内気な青年フリアンは、同僚の誕生日パーティで美術史を学ぶ女性ディアナと出会い、聡明でミステリアスな彼女にひかれていく。その一方で、フリアンは隣人の少年を火事から救ったことをきっかけに、謎のパニック発作に悩まされるように。やがてフリアンが抱えるある秘密が、思わぬ怪物を生み出してしまう。
1999年、全羅北道参礼のウリスーパーマーケットで強盗殺人事件が発生した。捜査は難航を極めたが、じきに警察は近所に住む3人の少年を容疑者として逮捕。事件は終結したかのようにみえた。翌年、“狂犬”の異名を持つ敏腕刑事のファン・ジュンチョル(ソル・ギョング)のもとに、ウリスーパー事件の真犯人に関する通報が入る。再捜査を続けていくうちに、当時の捜査内容や記録に不可解な点が多いことに気付いていき…。
出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンスとスジン。ある夜、隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰か入ってきた」と呟いた。その呟きに呼応するように家を覆い尽くす不穏な気配…。翌朝、下の階に越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談をされるも全く身に覚えがなかった。違和感を抱きながらも夜を迎えたその日から、眠りにつく度にヒョンスは奇行を繰り返すようになり…。
最愛の妻に先立たれ、喪失感に沈む元特殊部隊員のライアン。幼い息子のビリーを男手一つで育てるために退役せざるを得なかった彼は、誇り高き軍人としてのアイデンティティを失い、退廃的な生活を送っていた。一方のビリーは、そんな父親からの愛を感じることが出来ず、内気でトラブルを起こしやすい性格に育ってしまうのであった。ある日、ライアンはかつての同僚 ジョニーと再会し、裏稼業へ誘われるのだが…。
スヒョンは新居に引っ越しフリマサービスで中古の洗濯機を買ったが、後日壊れた洗濯機が届き、詐欺にあったことに気づく。警察に相談するが、捜査までは時間がかかると告げられたスヒョンは自ら犯人に連絡することを思いつく。売り手のアカウントを再び見つけ出し、スヒョンは返金を要求するが、相手にされず、感情的になったスヒョンは相手に怒りに満ちたメッセージを送る。しかしそれ以来、スヒョンの身に恐ろしいことが起こり始める。スヒョンは再び警察に相談し、捜査が始まり販売者の家を訪れるがそこには、思いもよらない事態が待ち受けていた………。
イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い、同世代の子どもを持つ者同士で意気投合する。“お元気ですか?少し間があいてしまいましたが、我が家に遊びにきませんか?”後日、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪れる。オランダの田舎町。豊かな自然に囲まれたパトリックの家に到着し、再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な誤解や違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。パトリックとカリンからの”おもてなし”に居心地の悪さと恐怖を覚えながらも、その好意をむげにできないビャアンとルイーセ。善良な一家は、週末が終わるまでの辛抱だと自分たちに言い聞かせるがー。
時代に翻弄されたふたりの、心震える愛の物語。1970年代後期、ソ連占領下のエストニア。モスクワで役者になることを夢見る若き二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、間もなく兵役を終える日を迎えようとしていた。そんなある日、パイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が、セルゲイと同じ基地に配属されてくる。セルゲイは、ロマンの毅然としていて謎めいた雰囲気に一瞬で心奪われる。ロマンも、セルゲイと目が合ったその瞬間から、体に閃光が走るのを感じていた。写真という共通の趣味を持つ二人の友情が、愛へと変わるのに多くの時間を必要としなかった。しかし当時のソビエトでは同性愛はタブーで、発覚すれば厳罰に処された。一方、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もまた、ロマンに思いを寄せていた。そんな折、セルゲイとロマンの関係を怪しむクズネツォフ大佐は、二人の身辺調査を始めるのだった。
イスラエルの諜報機関モサドが、ハマス幹部を暗殺する事件がドバイで発生。暗殺を実行した諜報員の男はモサドのやり方に反発し組織を辞める。12年後―男は女ボス・ヴィクトリアの命令で1200万€相当のダイヤモンドを運ぶミッションを請け負うことに。アメリカ人のパスポートを盗み、デイヴィッドと名乗りはじめる。車でバルセロナへ向かう道中を共にするのは、美女ドライバーマリア。マリアには素性を知られずにミッションを遂行するデイヴィッドだったが、美しく聡明で博識なマリアに恋をしてしまう。しかし、ヴィクトリアはマリアの信用性を疑い、バルセロナについたらマリアを殺すように言い渡す。苦悩を抱えたまま、一夜を共にしたデイヴィッドとマリア。しかし次の瞬間、マリアが突如デイヴィッドを殺そうと襲い掛かる。この美女は一体何者なのか?そしてデイヴィッドに近づいた目的はー!?
血に飢えたカルト教団がボウリング場の営業最終日の夜に侵入し、客らを次々と襲い血祭りにあげていく。運悪く居合わせた高校生のケネディとテスは、殺人鬼たちから何とか逃げおおせるが、彼らの魔の手は近づきつつあった。たったひとつの希望は、ボウリング場のスタッフで疎遠となった父ブルースだけ。彼女はボウリング場を知り尽くしたスタッフのブルースと嫌いやながらも手を組んで、テスを救出し脱出を図ろうとするが…。
自殺した父ジョンの葬儀でエマは異母姉妹のジョスリンと出会う。二人でバーへ行くがジョンがジョスリンへの愛情を感じエマは怒ってバーを飛び出してしまう。その後、二人の前にはジェスターという道化師(ピエロ)の扮装をした謎の人物が出没。ジェスターには現実とも妄想とも区別の付かない不思議な能力を発揮することを知る。そしてジェスターに狙われた人物には逃げても徹底的に追跡され最後に謎の死が待っている。
主人公は、イギリスの謎の犯罪組織「ユニバーシティ」で働く男と女である。組織は厳しい規則で統制されていて、規則を破った者には厳罰が下されるのが常だった。組織内恋愛が禁止されていたため、自分たちの交際を公にしていなかった2人。任務は通常1人で行うことが定められていたにも関わらず、あるとき2人はプエルトリコ行きを命じられる。任務という名のもとに、ひとときのバカンスを楽しむ2人。しかしそこで謎の中年夫婦に出会い、その後の彼らの人生が大きく変わることになる。彼らの交際は、その後ユニバーシティにより特例的に認められ、結婚式当日を迎える。しかし、結婚式を途中で抜け出し、車で逃走する花嫁。花婿に「何もかも終わりにしたい」と電話で言い残し、別荘へと逃げ込んだ。プエルトリコでの出来事がきっかけで、ユニバーシティを脱退したい気持ちに嘘がつけなくなったのだった。花嫁を追って別荘に駆けつけた7人の花婿付添人たち。ユニバーシティからの処罰を恐れる花嫁。花嫁を捕まえるため、熾烈な戦いが繰り広げられる。
「ディンドンチャレンジ」女子高生のボラ、ヨンビ、へユルはダンスユニットを組む配信者でもある。チャンネル登録者数が伸びず、それぞれも悩みを抱えていた。そんな中、ある奇怪なダンスを踊ったら願いが叶うという噂を知り―。/「四足獣」ドッペルゲンガーが教えてくれた、成績アップの秘訣とは―。女子高生のユギョンは、成績優秀な姉と教育熱心な母親からのプレッシャーに耐え兼ねていた。ある日、漢江の橋の下で遭遇した何者かに、「4本足のものを殺せば願いが叶う」と言われるが―。「ジャックポット」人生のどん底だったジノは、カジノでジャックポットを引き当てて大金を手に入れる。その帰り道に嵐に遭い、バッグを抱えモーテルに泊まることになるが、その様子を監視カメラで窺う者がいた―。/「入居者専用ジム」高級マンションに併設されている入居者専用のスポーツジム。利用時間は夜10時まで。以前は24時間利用可能だったのだが、どうやら“ある事故”がきっかけで自治会により変更されたらしい―。「リハビリ」救急活動中にウイルスに感染した消防士のジヨン。意識を取り戻すと、無機質なリハビリ施設の一室にいた。脳死を避けるために、ずっと動き続けなければならないというリハビリを課されるが―。/「モッパン」チャンネル登録者数154万人を誇る、大食い系ライブ配信者のもぐもぐ。同じ大食い系の新星ユラをゲストに呼んでコラボ動画を配信するが、もぐもぐはユラを蹴落とすために罠を仕掛けていた―。
韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件もの連絡が入る。これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることはとてつもない危険と困難を伴う。キム牧師の指揮の下、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――。
惑星クリプトXの研究施設では、宇宙ザメと宇宙植物が秘密裏に育てられていた。しかし宇宙船が隕石にぶつかり地球に落下。その際にサメ型クリーチャーも地球へと送り込まれてしまう。宇宙船が落下した荒野では、麻薬中毒のセラピーを受けていた若者たちが、地球の環境に適応し狂暴になったサメ人間<シャークベイダー>に次々と襲撃され殺されていく!残った彼らは、宇宙船唯一の生き残り・ノーラと合流し、荒野からの脱出を試みるが…果たして、宇宙ザメと宇宙植物の恐怖から逃げ延びることはできるのか!
クルド系音楽家のもとに生まれたジワ・ハジャビは、亡命先のパリで音楽教育を受けた後にドイツのボンに移り住むが、両親の離婚により貧しい生活を余儀なくされる。ある日、街の不良たちに叩きのめされた彼は復讐のためにボクシングを覚え、「カター(危険なヤツ)」となってドラッグの売人や用心棒をするように。さらに金塊強盗にまで手を染めて指名手配された彼は、逃亡先のシリアで拘束されてドイツに送還され、刑務所内でレコーディングした曲でデビューを果たす。
ハンガリーの荒涼とした田舎町。天文学が趣味の郵便配達員ヤーノシュは、音楽家の老人エステルの身の周りを世話している。エステルは18世紀の音楽家ベルクマイスターを批判しているようだ。ある日、町の広場に移動サーカスと見世物である巨大クジラがこつ然と姿を現す。住民たちは「プリンス」と名乗る扇動者の声にあおられるように広場に集まり、やがて町中に破壊と暴力が充満していく。※デジタルレストア版となります。
その夜、一人の若者が地下鉄のホームから線路に転落する。運転士のレオは、なんとか電車を急停車させ最悪の事態を回避したかに見えた。しかし、若者は銃で撃たれ重症を負っており間もなく息を引き取る。驚くべきことに、彼は疎遠になっていたレオの息子・ユーゴだった。警察は、ユーゴが凶悪な強盗事件に関与していたとして捜査を始めるが、父親であるレオの経歴は謎に包まれていた。
2555年――地球は終末の危機に瀕していた。人類を救うため、一人のタイムトラベラーが立ち上がる。彼に課せられた使命は2022年に戻り、世界を変えた“ある事件”を阻止し、歴史を変えること。しかし、歴史の改変を阻止すべく、時空警察の追手が迫っていた…。果たして、男は未来を変えることは出来るのか。
成績が優秀で優等生の高校生ユリ。そして、誰よりもユリを愛する母親ヘヨン。二人は誰が見ても完璧で理想の母娘と周囲では羨ましがられている。しかし、実はユリは母へヨンの度を過ぎた教育と執着に長年悩まされていた。ある模擬試験の当日、学校には登校せず姿を消したユリは、キャンプ場で遺体となって発見される。捜査に乗り出したオ刑事は、自殺の可能性が高いとみていたが、ヘヨンは頑なに認めようとしない。逆に担当教員ギボムが、ユリを呼び出していたことを知ったヘヨンは、その教員を疑い裁判を起こす。事件を探れば探るほど徐々にヘヨンの歪んだ母性愛が浮かび上がり、やがて衝撃の真実があらわになる。
新世紀を迎えたばかりの2001年の台北。恋人のハオと一緒に暮らしているヴィッキーは、仕事もせずに毎夜、酒とゲーム、クラブ通いと荒れた生活を続けるハオにうんざりしていた。仕方なく始めたホステスのバイトで出会ったガオのもとへ逃げこんだヴィッキーだったが、ガオがもめ事に巻き込まれ、日本へ旅立ってしまう…。
かつて香港映画界伝説のスタントマンと言われたが第一線を退き、借金に追われながら生活する男・ルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)。愛馬・チートゥと公私をともにし、借金返済のため、エキストラなどの地味な仕事をこなしながら生活していたが、債務トラブルをきっかけにチートゥを手放すことになる。法学部に通う一人娘のシャオバオ(リウ・ハオツン)とは疎遠になっていたが、苦肉の策で助けを求め、不器用ながらもなんとかチートゥを守ろうとあがいていく…。
1858年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、7歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くす。世論と国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ夫妻の闘いは急速に政治的な局面を迎える。しかし、教会とローマ教皇は、ますます揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に応じようとしなかった…。
カロリーナは寡黙で美しい少女。ある日、オンラインチャットで出会ったレオナルドという少年とやりとりし、郊外の人気の少ない公園で会う約束をする。しかし、そこに現れたのは幼い少女との出会いを求める、小児性愛者の中年男性であった。ダマされ言葉巧みに誘い出されたカロリーナは、叫んでも助けが来ない絶体絶命の状況に陥ってしまう。ショックと恐怖で怯えるカロリーナだが、レオナルドの優しい言葉で少しずつ警戒心をとき、手なずけられ、男の言いなりどおり穴ぐらの中に迷い込んでしまう・・・。みずからの思惑通りに事が運んだことで満足感にひたるレオナルドだったが・・・。
騎士に憧れている役者ルスランと王女であるミラ。二人はお互いの素性を知らぬまま出会い、やがて恋に落ちる。しかし、悪の魔法使いであるチェルノモールがルスランの目の前でミラを連れ去り、ミラの愛の力を自分の魔力に変えてしまう。ルスランは、愛するミラを助けるためにあらゆる障害を乗り越え、本当の愛は魔法よりも強いということを証明するべく旅へと出るが、そこには様々な困難が待ち受けていて…。
動物園を経営するノーマンとマカリスターは、カリブ海にハネムーンで訪れた。ボートで海へ出たが沖へ流され、台風で船は沈没してしまい二人はある島へ打ち上げられた。そこでガチョウの卵のようなモノを見つけた。運よく救助された二人は卵を持ち帰るが、その卵から見たことのない“怪物”が生まれた。手に負えなくなった夫婦は経営する動物園に「パンダザウルス」として展示することに。しかし檻を破っていなくなってしまう。パンダザウルスの存在は次第に知れ渡り、大騒ぎに!精神科医は“怪物”の存在を否定しているが…果たして「パンダザウルス」とはいったい何なのか!?
カップルのモナとロビーが破格の値段で手に入れた夢の新居。だが、そこは北欧神話の夢魔“メア”の棲みつく呪われたアパートだった。モナは入居以来、不眠に悩まされ、やがて得体の知れない魔物に襲われる悪夢に苛まれ、夢と現実の境界がわからなくなっていく。そして睡眠障害が重症化する中、モナの妊娠が発覚する。彼女は自分のお腹にいる赤ん坊が悪魔の子ではないかと疑い始めるのだった…。
沙良(松岡すず)は真面目で映画好きの専業主婦。ある日、親友の雪に誘われ久しぶりに夜の街に出かけた。食事後寄ったBARで最近観た映画の話をしていると若い男(大輝)が声をかけて来た。大輝は紗良おすすめのマニアックな映画が大好きだと言い、映画話で意気投合した2人は連絡先を交換することになった。大輝と沙良はSNSでお互いの趣味の映画の話題で頻繁にやり取りするようになる。なんでも大輝は小劇場で活動している役者で、いつか一流の映画俳優になるのが夢だという・・・。
製薬会社フィンザーでSNSマーケティングを担当するアリスは、不倫相手の同僚との密会後、夫の元へと深夜に家路を急いでいた。道中人里離れたガソリンスタンドに立ち寄ったが店内に従業員の姿はない。仕方なく店を出ようとしたその時、突然どこからか銃弾が飛んできて腕を負傷、スマートフォンも撃ち壊されてしまう。彼女が戻らないのを心配し、店内に入ってきた不倫相手も背後からの狙撃の餌食となり死亡。唯一の外との通信手段となるトランシーバーで、応答した男に助けを求めだが、その男こそが自分の命を弄ぶスナイパーだと分かり、窮地に追い込まれパニックに陥るアリス。なぜ彼女は狙われるのか……?助けを呼ぶ手段もない、逃げ場もない絶体絶命の状況の中、目的の分からない残虐無比なスナイパーとの悪夢のような一夜が幕を開ける…。
亡くなって3年目になる日、ポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、ルール案内を担当する新人ガイドと共に地上に降りてくる。アメリカの名門大学の教授である誇らしい娘に会えることを楽しみにしていたのもつかの間、かつて自分が住んでいた故郷の家に戻り定食屋を営むチンジュの姿を見て戸惑ってしまう。
1991年、負傷した女性が森の近くで保護される。女性の証言から、10年以上殺人を続けていた連続殺人犯の手口に酷似していることが明らかになり、既に1988年に捕まっていた犯人は誤認逮捕だったことが判明する。新たな容疑者であるアンドレイ・ワリタを追い詰めた捜査責任者のイッサは、尋問をする中でワリタがそれまでの連続殺人を犯した真犯人だと確信していくが、彼の口から驚愕の真実を聞かされることになる…
米国の諜報活動への抗議デモが広がるヨーロッパ。ギリシャのテッサロニキで反米を唱える女性記者が遺体で発見される。何者かが米政府に批判的なジャーナリストの死をCIAの仕業にみせかけ、世界を敵に回させようとしていた。捜査を進めていくうちに、容疑者は1年半前に死亡したはずのCIA諜報員だと判明する。事態を収拾すべく、米政府は元凄腕CIAエージェントのスティーヴ・ヴェイルに協力を要請するが…。
そう遠くない未来に起こりえる太陽系消滅に備え、地球連合政府による1万基に及ぶロケットエンジンを使って、地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクト「移山計画」が始動!人類存亡の危機を目前に、各国の思惑や、内紛、争いが相次ぐ中、自らの危険を顧みず立ち向かった人々がいた。亡き妻への想いを胸に、宇宙へと旅立つ飛行士・リウ(ウー・ジン)。禁断のデジタル技術によって、事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者・トゥー(アンディ・ラウ)。そして、大きな決断を迫られる連合政府の中国代表・ジョウ(リー・シュエチェン)。多くの犠牲を払いながら、地球と人類の存亡、そして希望を懸けた最終作戦が始まった!
結婚1周年を迎えた幸せな夫婦、スウォンとミユは、山へ車中泊(チャバク)旅行に出かける。道中、道に迷い地元の男に話しかけるが、危険だから山へは近づくな、と不気味な態度を取られてしまう。先日このあたりで、女性の行方不明事件が起っていたのだ。ふたりはそんな事件を気にも留めず山道を走らせて、見晴らしの良いキャンプ場へと到着する。周囲には他に車はなく、ふたりだけの車中泊になるはずだったが、深夜、スウォンが車を離れたとき、突如現れた覆面の男に襲われ、ミユは殺されそうになり、悲鳴を聞き駆けつけた夫は男に刺され怪我をする。叫び声も闇夜に溶ける山中で殺人鬼に追われる恐怖の一夜がはじまる・・・
冒頭、船内で何かを追跡する二人が突然何かに襲われる。得体の知れない相手なのは確かだが詳細は不明。その後、このチームの捜索と救助をすべく、ララという女性とブライスという男性が招集される。ララとブライスはお互いに好意を持っている様子。二人は船の位置を特定する助っ人として呼ばれ、今回のチームにはリーダーらしきユアンに加え、トラヴィスとナタリアがいた。指示を受けて万全の態勢で臨むべく、ブライスはエイヴァという女性を呼ぼうとララに提案。ララはエイヴァのほか、潜水要員としてウィローとドレイクを呼び集める。実際に水中に潜るのはウィローだが、状況のおかしさを察知してララたちは止める。しかしトラヴィスがポッドに乗り込み、ウィローはケージに入るという条件で潜水は決行される。ララたちとユアンたちの間には緊張感が漂う。救助任務と思って参加したララたちだが、実はこの任務の目的は謎の生き物の追跡だった。人間をはるかに超える大きさの恐竜と見間違うほどの怪物は水中に潜み、船の存在に気づき、攻撃を始める。次々に仲間が襲われ、ウィローは水中で命を落とし、ドレイクも怪物に食べられる。さらに、怪物から粘液のようなものをかけられたユアンが嘔吐などに苦しみ命を落とすが、その直後、遺体からクモのような謎の生き物が飛び出てくる。ユアンの手当てをしていたエイヴァは逃げてブライスに警告。その頃、ララはちょうどその小さな生き物と遭遇し、襲われそうになる。必死に逃げる中、ブライスたちと合流し対策を練る三人。ララが目撃した小さな生き物はすさまじい勢いで成長しており、恐らくユアンの体内に寄生し繁殖したものと思われた。ララはトラヴィスと通信できていたことから、トラヴィスから魚雷の存在を聞いていた。魚雷を使うには船の近くでは船も打撃を受けるため、怪物を遠ざけなければならなかったが怪物は中々離れようとはしない。そんな中、電気の復旧や通信など手分けして対策を練っている中、エイヴァは小さな生物に襲われて命を落としてしまう。その後トラヴィスは目的を明かさずに巻き込んだお詫びとして自らもろとも魚雷攻撃をするとララに伝える。大きな衝撃音に、ブライスとララは怪物の死を確信して安堵したものの、直後に怪物が目の前に現れるのだった。
夏のバカンスでフランスからスペインにやってきたある家族。8歳のアイトールは自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さの中で悩み、周囲に心を閉ざしていた。母アネはアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っており、子育てを巡って母親と時々対立していた。叔母が営んでいる養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチやバスク地方の豊かな自然に触れることで心をほどいていく。ある日、自分の信仰を貫いた聖ルチアのことを知り、アイトールもそのように生きたいと願うようになるのだったが……。
中央アメリカ、パナマの密林。のんびり木の葉をつまんでいたナマケモノに、突然ワニが襲いかかる。ひきずりこまれた河からからくも生還するが、密猟者に麻酔銃を打たれ、捕獲されてしまう。密林から連れ去られるナマケモノ。その後には、3本の爪で仕留められたワニの死体が残されていた……。大学の女子社交クラブ(ソロリティ)「シグマ・ラムダ・シータ」に所属するエミリーは、大学4年の最後の年になっても地味でハネない学生生活に焦りを感じていた。母親も同じソロリティに属して寮の会長まで務めたというのに、現会長で女王さま気取りのブリアナの華やかなSNSを指を加えて眺めている毎日。親友のマディソンは「そのままでいい」と元気づけてくれるが、「フォロワーも友だちも欲しい!」という思いは強まるばかりだ。エミリーはショッピングモールでペット業者の男オリバーと知り合う。男はエキゾチックな珍しい動物を扱っており、エミリーの心を見透かしたように、人気者になりたいならナマケモノを飼わないかと持ちかける。一旦は断ったエミリーだが、寮母のミス・メイに背中を押され、会長選挙の人気取りのためにナマケモノを買いに行く。しかしオリバーの家はもぬけの殻だった。実は前夜のうちにオリバーはナマケモノに殺されていたのだ。家の中でナマケモノを見つけたエミリーは思わず寮に連れ帰ってしまう。寮生たちはたちまちキュートなナマケモノに夢中になり、エミリーは寮のマスコットにしようと提案。ブリアナの反対を押し切って投票が行われ、「アルファ」と名付けられたナマケモノは晴れて寮で飼われることになった。勢いづいたエミリーは会長選挙への立候補を表明。前人未到の三年連続当選を狙うブリアナは、子分のサラに命じてアルファを寮から追い出そうとする。しかし捨てられたはずのアルファは自力で寮に舞い戻り、サラを血祭りに上げる。行方不明になったサラのことは脇において、選挙キャンペーンで盛り上がるシグマ・ラムダ・シータの女子大生たち。アルファ人気が追い風となり、エミリーはブリアナに迫る有力候補へと躍進するが、アルファもまた、“寮の女王”の座を狙うようになっていた……。
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に“父の使い”を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。飛行機の中でマルコが出会ったのは自らを“友達(チング)”と呼ぶ謎の男“貴公子”。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…。なぜ、マルコの前に突然、父親は現れたのか…?謎の貴公子の目的とは…?すべてが明らかとなった時、マルコはさらなる危機に見舞われる。
ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった――。
アイルランド、労働者階級の街・ダブリン。この街に生まれたら、成功する道は3つしかない。プロサッカー選手、プロボクサー、ミュージシャン―。そんなダブリンで、本物のソウルミュージック・バンドを作ろうと広告を出したジミーの元に集まった若者たち。彼らのバンド“ザ・コミットメンツ”は実力も性格もてんでバラバラ。練習場所にも事欠くが、やがて困難や挫折を乗り越えて、次第に彼らの魂(ソウル)の音楽を作り上げていく。
ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。マフィアも恐れる“怪物刑事”マ・ソクト(マ・ドンソク)は、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していた。捜査を進めるうち事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴む。一方、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキ(青木崇高)が、一条親分(國村隼)の指示のもと密かにソウルへ送りこまれていた。さらに消えた麻薬の奪取を目論む“汚職刑事”チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)も加わり、事件は三つ巴の激戦に突入、2人の最強の敵を前にマ・ソクト最大のピンチが訪れる―!
様々な人種が住むフランスの団地。アシタンはある朝目覚めると、窓の外が“闇”で覆われていることに気が付く。その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてなくなってしまう。原因不明の“闇”のせいで、建物の中に足止めされる団地の住民たち。徐々に正気を失っていく彼らの間に争いごとが起こり始める中、彼らが選んだ“生きるため”の方法とは!?
ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが…。
腕ききのネオン職人だった夫ビルが亡くなった。古き佳き時代のガラス管のネオンを愛した夫。妻メイヒョンは後悔していた。かつてSARSが香港を襲ったとき、夫にネオンの仕事を廃業させたことを。ある日メイヒョンは、「ビルのネオン工房」と書かれた鍵を見つける。もう10年前に廃業したはずなのに。昔の工房へ行ってみると、そこには見知らぬ青年がいた。名前はレオ、夫の弟子だという。ビルの死を伝え、工房を閉めると告げるメイヒョン。レオは、師匠にはやり残したネオンがある、それを完成させるまでやろうと説得する。メイヒョンは、夫がやり残したネオンを探しだし、完成させることを決意する。ネオン作りの修行を始めるメイヒョン。一方、ひとり娘からは、香港を離れて海外へ移住すると打ち明けられる。はたして夫の最後のネオンの行方は?
近未来、かつてラテンアメリカと呼ばれた地域。戦争とパンデミックの後、超越的な存在“眼(ジ・アイ)”が世界を支配した。狂信的な女性指導者による全体主義国家が誕生し、高い城壁に囲われた街は抑圧と監視下にあった。若いアルバは壁の外側から薬や水、食料を密輸し、病院や困窮する人々に届ける地下組織のメンバーだが、当局の管理は厳しくなる一方。叔母ルクレはアルバを不法出国させようとするが、仲間を見捨てられないとアルバは拒否。ルクレは仕方なく嘘をつき、アルバを国境越えへ出発させるが、その頃アルバの彼氏アブデルが“眼(ジ・アイ)”の正体を暴き、圧政を転覆させる情報を盗み出すが、当局の取り締まりが更に激化し・・・