迫りくるゾンビ集団の脅威!“戦い”だけが生きていく術!―ゾンビ紀元12年ー。ゾンビウィルスに冒された世界は、ゾンビが増殖する世界だった。その対抗策として、大国は全ての核兵器庫を爆破させ、大災害を引き起こした。土地の大部分は放射能で汚染され、人類の98%は死滅。ゾンビの数は、もはや計測不能な程に膨れ上がっている。そんな荒廃した世界で、力尽き、ゾンビに襲わる寸前だったノックス(ジョニー・ジェル)は、モーゼス(フレッド・ウィリアムソン)と名乗る男が率いる集団に命を救われる。彼らは終末の世界を生き残るべく、小さなコミュニティを形成していた。初めこそ皆に疎まれたノックスだっが、徐々にその類いまれな戦闘力を発揮し、彼らの一員としてゾンビとの戦いに身を投じるようになっていく・・・。
フリーランスのライター、マーゴと、料理本を作る夫ルーは、結婚して5年目。二人の間に子供はいないが、いつまでも恋人同士のように仲睦まじく暮らしている。朝は一緒に目覚め、ベッドの中でひとしきり冗談を言い合い、キッチンで新しい料理を研究するルーにマーゴがちょっかいを出す。恋愛時代の情熱やときめきは薄れつつも、何ひとつ不満もなく穏やかな愛情を育む毎日。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエルという一人の青年と出会う。情熱的な眼差しをもつダニエルに、強烈に惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。ダニエルとの束の間の時間を楽しむが、彼が偶然にも自分の家の真向かいに住んでいることを知り、激しく動揺する。意図せずダニエルと過ごす時間が増え、夫とは正反対の彼に惹かれていくマーゴ。どうにもならない思いが募ったとき、マーゴが決めた道とは――。
バルセロナの雑誌社に勤めるカルラは、恋人のブルノからライという友人を紹介される。危険な魅力を放つストリートダンサーのライは、相手が女でも男でもOKなバイセクシャルだった。ある日カルラは、シャワールームで抱き合うブルノとライを目撃してしまう。彼女は激しいショックを受けるが、ブルノへの愛を捨てることは出来ない。こうして3人の奇妙な関係は始まった。そしてカルラは、嫌っていたはずのライと衝動的に身体を重ねてしまう。それぞれが身体で結ばれた、3人の男女。その許されない関係はやがて…。
1940年、ソ連・スターリンの恐怖支配に巻き込まれ無実の罪で囚われたポーランド人兵士ヤヌシュ(ジム・スタージェス)は、極寒のシベリアにある矯正労働収容所へ護送された。そこはすべての生命をのみこみ凍てつかせる不毛地帯・・・。20年の懲役という途方もない刑を言い渡されたヤヌシュは、ある猛吹雪の夜に6人の仲間と共に収容所を脱出する。雪と闇にまぎれなんとか追っ手はまいたものの、この先彼らが進まねばならない道のりは実に厳しいものだった。食糧も装備も殆どなく目指す方向も不確かな中、凍てつく森を抜け灼熱の大地をわたる6500kmの旅路。想像を絶する苦難に直面する彼らがした事はただひとつ。歩いて、歩いて、歩き続ける事だった・・・。
スウェーデン人のドキュメンタリー映像作家、イデルフォンソ。この物語は、彼が撮影し、彼と友人スクールが実際に体験した活動記録である。リサーチャーのスクールは数年前に、ヒトラーの周囲に居た人々のインタビュー番組を目にした時に、彼らが真実を語っていない、という確信を得た。そこから『第二次世界大戦終戦時に包囲されたベルリン市の総統地下壕内で自殺』という一般的概念は実は嘘で、ヒトラーがひそかにアメリカへ逃亡し生き延びていた、という仮説から逃れられなくなる。友人の映像作家・イデルフォンソに声をかけ、二人は真実を突き詰めるべく、ニューヨークへと向かう。アメリカでアドルフの足跡を追い、当時の関係者や専門家をたどってインタビューを重ねるごとにその仮説は真実味を帯びてくる。実はアドルフは、アメリカの文化と社会に大きな影響を与えていた人物「アドルフ・ミュンヘンハウザー」と同一人物だったのではないか?!エンタテインメント界、宇宙開発、大手ファーストフードチェーンの設立。ひいては、アメリカの国家的モニュメントとも言える歴代の大統領を掘ったラシュモア山の改装まで…。誰も知らなかった真実が次々に解き明かされていくなか、二人はアメリカの国家情報機関から追われる身となるのだった。そのとき、二人がとった行動とは?!そしてスクールを襲った悲劇とは…?!
恋人に失踪されたスペイン人指揮者と恋におちたファビアナは、彼が住む豪邸で新生活を始めてすぐ、無数の怪奇現象に襲われる。不自然に揺れ動く浴室の水、排水口からかすかに聞こえる異様な声、鏡を凝視する飼い犬……。やがてこの屋敷に隠された「秘密」と「真相」を知った彼女の身に、全てを呑み込む最も恐ろしい出来事がふりかかる──!!
ベルギー、アントワープの郊外に住む15歳の美しい少女デボラ。田舎の生活や、平凡な彼氏に退屈する日々――そんな中、デボラの興味を惹きつけたのは同じ高校の先輩ジェニファー。他の生徒とは明らかに違う雰囲気を持つジェニファーに取り入ったデボラは、酒やクラブなどのナイトライフを教えられる。さらにジェニファーがエスコートガールとして大金を稼いでいることを知り、ますます好奇心をそそられるデボラ。ジェニファーに仲介人のヴィンセントを紹介してもらい、18歳と年を偽り、“Bo”という名前で仕事を始めることに。最初は客とのキスですら嫌がっていたデボラだが、その感覚は次第に麻痺していき、売春で荒稼ぎをするようになっていく。やがてヴィンセントとも男女の関係になり、家族や学校をおざなりにするデボラ。ある日、そんな彼女の異変が売春にあることに気付いた母親とケンカになり、デボラは家を出ることを決意。デボラの刺激を求めた行動は、次第に彼女の手に負えないところまでエスカレートしていく――
廃止直前のラジオ番組「ワンダフルラジオ」のDJシン・ジナ。かつては国民の妖精として一時代を築いた彼女だが、今の唯一の活動はラジオ番組だけ。しかし自尊心は全盛期と変わらないジナは放送での卑劣な言葉、勝手にリクエスト曲を変えるなど無鉄砲な行動に明け暮れていた。ある日、番組の聴取率を上げようと、ジェヒョクが救援プロデューサーとして緊急投入されるのだが…。
そのナンバーが揃う時、ヤツは必ずやって来る・・・!謎の符号“11”に秘められた邪悪な秘密とは!?最愛の妻と息子を放火で失った人気作家のジョセフ。失意の底にある彼は、不気味な幻覚に苦しめられていた。壮絶な交通事故に巻き込まれるも奇跡的に無傷で生還した彼は、牧師である弟から父親の危篤を知らされ、故郷のバルセロナへ向かう。彼はそこで、自らに起こる不吉な出来事の全てに“11”という数字が関わっていることに気付く。その符号の謎を解明すべく調査をはじめる彼は、少しずつ“冥界の扉”に引き寄せられていくー。
私の名前はツイーター。ここは私の望む世界じゃない!―アメリカ全土はゾンビが支配する魔の世界と化していた。マイアミで隠遁生活をおくっていた救急救命士のエルビスは、若き女性生存者ツイーターと10歳の少年コーディを助ける。やがて彼らは、老人のアドバイスでにゾンビのいない「孤島の楽園」を目指す。苦難の末、やっと島にたどり着くが、そこは楽園どころかあのマイアミより劣悪な閉ざされた世界だった。迫り来るゾンビ、悪い奴ら、恐ろしい秘密、・・・か弱き女性ツイーターは、ついに武器を手に戦士となることを決意する。この「絶望」から脱出するために・・・。
テヘランで暮らす妻シミンは、11歳になる娘テルメーの将来のことを考えて、夫ナデルとともにイランを出る準備をしていた。しかしナデルは、アルツハイマー病を抱えることとなった父を置き去りにはできないと国を出ることに反対。夫婦の意見は平行線をたどり、シミンが裁判所に離婚申請をするが、協議は物別れに終わる。シミンはしばらく家を出ることとなり、ナデルは父の世話のためにラジエーという女性を雇うことにした。しかし、ある日、ナデルが帰宅すると、父は意識不明でベッドから落ち床に伏せていた。ナデルは怒りをあらわにして、ラジエーを問い詰め、彼女を手荒く追い出してしまう。その夜、ナデルは、ラジエーが入院したとの知らせを受ける。しかも、彼女は流産したというのだった……。
ホラー作家のジャックは、締め切りが迫っているにも関わらずアイデアが浮かばず、スランプ状態にいた。そこで自らを追い詰めるために古びた精肉工場の冷凍庫を借りて閉じこもることに。物語と同じ環境に入り、凍死の恐怖と戦いながらストーリーを練り上げていく。しかし、やがて冷えた頭は本の内容と現実と境界線がわからなくなり、彼自身の体と心にも影響を及ぼしていくが・・・。
ナミは夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナと思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた・・・。そんなチュナにとっての最後の願いは、青春を共に過ごしたかつての仲間たちと、もう一度会うことだった。
2008年末。故・リヴァー・フェニックスの実弟であり、『グラディエーター』『ウォーク・ザ・ライン』で二度もオスカー候補に選ばれた世界的スター、ホアキン・フェニックスが、突然の【俳優引退とラッパー転向】を宣言、突如として表舞台から姿を消した。そのニュースは瞬く間に世界中を駆け巡り、ファンたちは悲しみの涙にくれた。その後のホアキンは、見る影もなく激太りし、長い髭は生やし放題、明らかに挙動不審で、会話すらままならない。「彼は精神的に疲弊し、薬物に溺れてしまったのだ…」人々はそう噂し、心から彼を心配していた。だがそれから2年後、実は引退も苦悩も大ウソで、すべては彼の悪趣味なジョークだったことが発覚。実際に2年間の仕事をキャンセルし、巨額の自費を注ぎこんで作り上げた、この一世一代の大イタズラにアメリカ中はすっかりダマされ大激怒、ホアキンは一瞬にして全国民を敵に回してしまったのだった。監督は、ベン・アフレックの実弟であり、『ジェシー・ジェームズの暗殺』でアカデミー賞ノミネート経験をもつ人気俳優ケイシー・アフレック。義兄でもあるホアキンに密着し、衝撃的な監督デビューを果たした。また本作では、ブルース・ウィリスやジャック・ニコルソン、ベン・スティラーといったセレブ達が次々とダマされていく様子も克明に記録。さらに「ラッパーになりたい」という彼の熱意に応えてプロデュースを引き受けた超大物プロデューサー、ディディの哀れな姿も映し出されている。
舞台は1937年の京城(ソウル)。朝鮮総督府1級書記官のヘミョン(パク・ヘイル)は、日本人高等検事である親友のシンスケ(キム・ナムギル)と訪れた秘密クラブで、魅力的なダンサーチョ・ナンシル(キム・ヘス)に一目惚れする。しかし彼女が作った弁当が総統府で爆破し、彼女も姿を消す。彼が知った事実は、ナンシルには名前も職業もいくつか存在する正体不明の女性で、テロリストと関わりがあるということ。迫る危機感の中でも彼女への思いをつのらせるヘミョン。敵対するシンスケとの友情に揺れながらも、愛と運命を賭けた一生一代の危険千万なナンシルの追跡が繰り広げられる―。
1944年、ソウル近郊のバラム橋で謎の爆破事件が起こる。この事件を捜査する社会部記者イ・バンウだったがある日、長年音沙汰が無かった地元の後輩ユンが現れ、この事件は操作されたものだと訴える。事件の真相を暴くために同僚記者たちと特別チームを組みバンウだったが、取材の邪魔が入り危険にさらされる。
20世紀初頭、パリ―――高級娼館“アポロ二ド”の女たちは、毎夜美しく着飾り、男たちの欲望を満たす。しかし、美しく華やかな表舞台とは裏腹に、娼館の日常は女たちの孤独、苦悩、不安、痛みで渦巻いている。やがて閉館を余儀なくされた彼女たちは・・・。
殺伐とした裏社会から抜け出し、母の故郷でもある釜山でレストランを開き、平穏な日々を過ごそうと決意したドゥホン。そんな夢を叶えるために料理教室に通うようになった彼は、そこでセビンという少女と出逢うことに。次第に心を通わせるようになる2人だったが、セビンの正体は闇組織の一員で、ドゥホンの動向を調べるために接近していたのだった。やがて、組織から彼女にドゥホン抹殺の指令が下され・・・。
80年~90年代に韓国で起きた“三大未解決事件“のひとつで、小学生5人がカエルを捕りに行ったまま失踪し、11年後に白骨死体で発見されるも、2006年に時効が成立した事件を題材にした作品。事件解決の糸口を突き止めるべく奔走する者たちが真相に近づくまでの過程がリアルに描き出され、韓国では興行収入2週連続1位を記録。
悪魔に魅入られた女。救う道は「死」のみか?―1972年、ボストン。年若い神父は悪魔祓いの儀式の最中、若い女性を殺めてしまった。それから40年・・・。天真爛漫な女子大生、アレックスは占い師の老婆に将来を占ってもらっていた。亡くなった母親の名前を言い当てたその老婆は、突如異変を感じ叫び出す。室内に不穏な風が吹いたその直後、アレックスは座っていた椅子ごと背面に引っ張られ、意識を失った。その日から奇妙な音が聞こえるようになり、誰かに見られている視線、就寝中全身を愛撫されているような感触を体験する。周囲に助けを求める中アレックスが辿り着いたのは、40年前の事件以来悪魔祓いを封印したあの神父〈エクソシスト〉だった!かくして、姿なき悪魔とエクソシストとの壮絶な闘いが始まった。
新婦ジャスティンと新郎マイケルは結婚パーティーへ向かっていたが、ふたりの乗るリムジンがくねった道で立ち往生し、予定の時刻を大幅に過ぎてしまう。皆から祝福されながらもどこかでむなしさを感じていたジャスティンは、無断で式場を離れたり、ケーキ入刀の時間になっても姿を現さないなど勝手な言動を繰り返し、情緒不安定なジャスティンに当惑を隠せないマイケルも、ついには彼女の元を離れていく...。7週間後、巨大惑星メランコリアが地球に異常接近し、世界滅亡の時が近づいていた…。
ウェンディは愛犬ルーシーを連れ、車を走らせている。失業の憂き目にあった彼女は、仕事を求め、アラスカへ向かっているのだ。その途次、車が故障し、立ち往生を食らう。愛犬ルーシーは腹を空かせるが、エサは既に尽きた。金も無い。ウェンディはドッグフードの万引きを試みるも、あえなく警察の御用となった。その間、ルーシーは行方不明となり……。
今日も私は殺される―女は見知らぬ男の部屋のベッドで目を覚ました。下着もつけていない。隣に全裸の男。昨晩バーで知り合った男だ。束の間の会話の後、突如男は女の首を抑えつけた。苦しみもがき息絶える。しかし、次の瞬間、時間が巻き戻る。女は、ふたたび男の隣で目を覚ました。殺された記憶を持ったまま!恐怖で全身が震えるも必死に平静を装う。なぜ再び生き返ったのか全くわからない。しかし、案の定男は自分を殺そうとしている!なんとかして逃げるしかない!女はこの悪夢のループから抜け出せるのか・・・?
イスラエルの小さな村に住むタマルは、2人の娘を持つ美しいシングルマザー。孤立した生活から逃れるため、タマルは村中の男たちとセックスをして、他人との繋がりを確認していた。そんな中、死んだ母親の財産を整理するために、村に帰郷してきた獣医のシャイ。彼はタマルと出会い、一目で恋に落ちてしまう。タマルもシャイの誠実さに惹かれ、二人はすぐに恋人同士に。シャイは2人の娘とも仲良くなり、彼のためにも自らの行いを改めようと心に決めるタマル。そんな幸せな時間も束の間、タマルの妊娠が発覚。大喜びするシャイとは反対に、心中複雑なタマル。これをきっかけにタマルは逃げ出したい衝動から、自分をコントロール出来なくなり…。
香港の暗黒街でヤクザな暮らしを送るアンディのもとに、これまで会ったことのない従姉妹のマギーがランタオ島から訪れる。そこへアンディの弟分ジャッキーから電話が入る。借金の取り立てにてこずるジャッキーを助けるべく、アンディは夜の街へと走り出した。アンディとマギーは急接近するが、今度は借金取りに追われる側となってしまったジャッキーを助けに向かったアンディは、トラブルに巻き込まれてしまう。身も心もボロボロになったアンディは、ランタオ島に戻ったマギーと愛の日々を過ごすが――。
アメリカ人の作家トムは、別れた妻子の愛を取り戻し、人生をやり直すべく、縋る思いでパリを訪れる。しかし思惑は外れ、いつしか郊外の寂れたホテルに流れ着き、生きるために夜間警備員として働く日々が続く。そんなある日、美しい女性マーギットと出会ってから人生が好転し始める。2人の熱く激しい関係が、まるで見えない力に操られているかのように、次々と不可思議な出来事を引き起こすが・・・。
1970年代、九州の西に位置する東シナ海には石油や天然ガスなど豊富な資源の存在が確認され、日韓共同開発区域「第7鉱区」として開発計画が立てられた。しかし共同開発は進まず、産油国を夢見る韓国の石油ボーリング船エクリプス号が細々と採掘を試みていたが、毎度作業は失敗、ついに本部から撤収命令が下される。なんとか撤収は免れたものの、ある日、突然本部との通信が途絶え、隊員たちが次々と何者かに襲われていく。逃げ場のない閉ざされた空間で、一体何が起きているのか?そこに姿を現したのは謎の巨大な深海生物だった。やがて、その驚くべき正体が明らかになる・・・。
『赤壁の戦い』の数年前、劉備軍の武将であった関羽は敵である曹操に捕らわれていた。捕虜になりながらも関羽は、『白馬の戦い』で劣勢だった曹操軍の手助けをして勝利を呼び込んだ。曹操は様々な手を尽くし、“義侠心”を重んじる関羽に再三配下に入るよう説得するが、関羽は断固として劉備の元へ戻ることを願う。曹操は「義侠心」をもって敬意を払い、関羽が5つの関所を通行手形なしで通過できるよう部下に命じた。しかし、彼は関所で曹操の部下である6人の武将に命を狙われることとなる。いったい誰が関羽を殺す命令を出したのか?
一方的に吹き込まれ続ける留守番メッセージ。それは、見知らぬ人の死に際の叫びだった・・・シナリオライターの講師、ジョエル。講義を終え帰宅し、いつものように留守電を再生させた彼は、驚愕する。そこには、恐怖に怯えながらジョエルに電話をとるよう懇願する見知らぬ男の叫び声が録音されていたのだ。いたずらと思いメッセージを削除したジョエルだが、その後向かったカフェの前で、頭上から手足を縛られた男が目の前に落下し、即死した。その男は、まさにジョエルの留守電にメッセージを吹き込んだ人物!その後もジョエルの留守電にはメッセージが次々と吹き込まれ、そして、彼の目の前で息絶えていく。警察はジョエルを第一容疑者として取り調べるが、何一つ新たな手がかりが掴めないまま、ついにはジョエルの恋人までもが危険にさらされてしまう。そして、またジョエルの電話が鳴った・・・。
オハイオ。入院中の父親の治療費などで経済的に困った青年ヴィンスは大金が入るという仕事を偶然知り、先方の指示通りにニューヨーク郊外の屋敷へ。そこではロシアン・ルーレットで生き残る者が誰かに大金を賭けるという賭博が行なわれ、当初はちゅうちょしたヴィンスだが自分も出場しようと決心。ヴィンスを含む男17人は輪になり、互いに銃を別の参加者の後頭部に向け、一斉に引き金を絞る。やがて数人ずつが落伍していき……。
もうすぐ17歳になるプリュダンスは母を亡くしたばかり。父は海外出張、姉は母がいない自宅を離れてしまう。広いアパルトマンに一人悶々と過ごすも、刺激を求めて万引きをしたり不良少女のマリリンを通じて違法バイク・レースの世界に入り込む。同じ年頃のフランクと恋心なく彼と一夜を過ごすも心は決して満たされない。プリュダンスの身勝手な態度に激怒したフランクは別の少女と街の中をバイクで走り出す。だが、その直後にフランクは事故を起こしてしまう・・・。
スロベニアの首都リュブリャナの大学に通う、23歳の女子大生サーシャ。田舎にある実家で優しい父親と二人暮らしのサーシャだが、心の中では都会のセレブな生活に憧れていた。その夢を叶えるため、彼女は‘SlovenianGirl’というコードネームでコールガールを始める――。毎夜あらゆる男たちと寝ては、金を稼ぐサーシャ――調子に乗った彼女は一等地のマンションの一室を購入する。夢の生活を手に入れたサーシャは、部屋のローンを払うため、夜の仕事をさらに増やしていく。しかし、妻帯者の元恋人に追い回されたり、サーシャを利用して一儲けしようとする男たちに脅されたりとトラブル続きに。サーシャは、本業の学業にも手がつかず、ついにはローンの支払いも滞ってしまう。そしてある夜、客の男が情事の後に心臓発作を起こす――身元がバレるのを恐れ、救急車を呼び、その場から去るサーシャ。そのまま死んでしまった男は、なんと欧州議会の有力者だった。警察は“Slovenian Girl”の行方を捜索、その名は国中に知れ渡ってしまい・・・。
アメリカ大統領の暗殺未遂事件が起こり、米国政府はベネズエラ政府の陰謀だと判断して報復を開始する。記者のレイチェルは、ベネズエラの陰謀を否定する報告文書が存在したのに、政府がそれを握りつぶしたという情報を入手し、記事にする。彼女の記事は大きな反響を集めるが、政府から情報開示請求を拒否したという理由で収監されてしまう。彼女は政府と戦うことを決め情報提供者の名前を決して明かすことなく最高裁で争うことに。
イタリア北部の都市ボローニャにほど近いモンテ・ソーレの山村に住む8歳の少女マルティーナは、その地方の多くの人々と同じく、生活に困窮する農民家族の一人っ子だ。彼女は何年も前に、生まれたばかりの弟を亡くし、それ以来口がきけなくなったが、母レーナが再び妊娠し、一家は新しい家族の誕生を心待ちにするようになる。だが、ナチス・ドイツによる占領軍と地元パルチザンとの衝突もまた、日を追うごとに激しさを増していく。1944年9月、レーナが赤子を出産すると、ほどなく、ナチス親衛隊はその地域における未曾有の掃討戦を開始する。「マルツァボットの虐殺」として歴史に名を残す惨劇がついに始まった…
職業訓練所で大工仕事を教えているオリヴィエ。ある日、フランシスという少年が入所してくる。オリヴィエは動揺し、秘かに彼の動向を観察するようになる。フランシスは目指すべき大人を知らず、自分を受け入れてくれる人を求めていた。やがてオリヴィエは自分のクラスに入ってきたフランシスに仕事を教えるようになり、フランシスはオリヴィエを父親のように慕うようになる。しかし、オリヴィエの心にはある事件の影が重くのしかかっていた。フランシスは、5年前に自分の息子を殺害した犯人だったのだ…。
キャンプ場のトレーラーハウスで酒浸りの母親と暮らす少女ロゼッタ。ある日、理由もなく工場での仕事を奪われてしまう。必死に抵抗するが、仕事を取り戻すことができない。怒りと絶望をはっきりと表情に刻みながらも、ロゼッタは涙を見せない。大きく息をつくと、怒ったように早足で歩き始める。ただ新しい仕事をみつけるために。ロゼッタは仕事を探し出せるだろうか?頑なな心が開かれる時は訪れるのだろうか?
違法外国人労働者の売人である父親に従属し、罪の意識もなく生きる15歳の少年イゴール。ある日、瀕死の外国人労働者と交わしたひとつの約束が、彼の心の葛藤を生む。約束を守ることは、父親を裏切ることになる。イゴールは、苦しみながら真実と向き合い、自分に目覚めていく。
北京の片隅で、窓清掃員の夫アン・クンと貧しくも幸せに暮らすマッサージ師のピングォ。ある夜、泥酔したピングォは店のオーナー、リン・ドンに関係を迫られ、その現場を窓の外から夫に目撃されてしまう。この事件をきっかけにピングォは解雇されるが、ほどなくして彼女の妊娠が発覚。事態はリン・ドンの妻をも巻き込み、金と欲が絡み合う思わぬ騒動へと発展していく。
ある日、胸にタロットカードがはさまった屍体が発見される。被害者は、強姦殺害容疑で手配されたが、証拠不充分で無罪判決を得た財力家の息子。まもなく殺害場面は、殺人犯が開設したインターネットのホームページ上に公開される。現実の法で制裁が不可能な社会のゴミを自分の法で処断するという、この連鎖殺人犯は、自分の正当性をホームページを使って知らせ、殺人は続くはずだという警告文を残す。問題のホームページは爆発的なアクセス数を記録する奇現象を見せて、対応無策の警察は、ボン刑事が所属する強力班と、ピョ刑事の特捜部を中心に特別捜査班を編成して、キャップに老練な刑事キム班長を任命する。
少女失踪事件を調査するミカエルのパソコンをハッキングしていたリスベットは、ある電話番号に辿り着く。そこから衝撃の事実を導き出したリスベットは、謎を解くヒントをミカエルに伝えた。これを機にふたりはコンビで調査にあたることに。リスベットはこれまで、精神不安定という烙印を押され殻に閉じこもって生きてきた。後見人の性的虐待には想像を絶する復讐を果たしていた。そんな彼女もミカエルとは次第に心を通わせていく。
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、名誉毀損の裁判で敗訴し、職を離れることになった。そんな彼はある日、ヴァンゲルグループの元会長ヘンリックから、40年前に姿を消した姪ハリエットの事件の調査を依頼される。一方、ミカエルの身辺を調査する謎の女がいた。黒の革ジャンに鋲打ちのベルト、鼻ピアスというルックスで、名前はリスベット・サランデル。天才的なハッカー技術を駆使しあらゆる個人情報を収集していた。
人体の解剖図を学ぶ学生エレナは身体に痛みを覚え、病院にやってきた。担当医師のベノワはレントゲンをとり、特に問題ないと判断。それがふたりの出会いだった。後にエレナの通う学校に講師としてやってきたべノワは、エレナと偶然の再会に驚きつつも互いを少しずつ知るようになる。同じ医療の現場に身を置くふたりが恋に落ちるまで時間はかからなかった・・・。恋人同士の濃密で幸せな時間―。恋人の身体の細部まで観察し、その曲線、筋肉の付き方、ほくろの位置、腕に浮かぶ血管のあとを記憶しデッサンすエレナ。一方で、エレナをCTスキャンにかけ恋人の身体の構造や内臓に見とれるベノワ。二人の遊戯は次第にエスカレートしていき・・・
韓国ソウル郊外。ある日、スミとスヨンの姉妹は長い入院生活を終え、静かに佇む一軒家に帰って来た。2人を笑顔で迎える継母のウンジュ。だが、そこには同時に冷たい表情も浮かんでいた。新しい母親に対し、姉妹は嫌悪と警戒心を抱く。その夜、部屋で何者かの気配を感じて怯えるスヨン。スミも悪夢にうなされる。以来家の中では怪奇現象が頻発する…
2092年、世の中は、化学の力で細胞が永久再生される不死の世界となっていた。永久再生化をほどこしていない唯一の死ぬことのできる人間であるニモは、118歳の誕生日を目前にしていた。メディカル・ステーションのニモの姿は生中継されていて、全世界が人間の死にゆく様子に注目していた。そんなとき、1人の新聞記者がやってきてニモに質問をする。「人間が“不死”となる前の世界は?」ニモは、少しずつ過去をさかのぼっていく――。9歳のニモの前には、3人の少女がいた。赤い服を着たアンナ、青い服を着たエリース、黄色い服を着たジーン。それぞれとの結婚を思い浮かべるニモ。ある日、学校帰りに自分の母親がアンナの父ハリーと密会しているのを目撃してしまい、ショックを受ける。そんな母の浮気を知ってか、両親は喧嘩ばかりするようになっていた。そしてある日、ニモは電車のプラットフォームで、母と電車に乗るか父と残るか、という選択の岐路に立たされることになるのだった。
どこにでもいるような平凡な女性、ソ・ジウ。30代に入り、舞台監督として責任のある仕事をまかせられ、バリバリと働いているキャリアウーマンだ。時々、女優から嫌みを言われながらも、充実した毎日を送っている。しかし、素適な恋人にプロポーズされながらも、ジウはそれを断ってしまう。その理由は、初恋の人、キム・ジョンウクを忘れられずにいるから!?そこで彼女は「初恋探し株式会社」の所長、ハン・ギジュンと共に、キム・ジョンウクを探すことになるのだが・・・
アラブ系と非アラブ系の民族が紛争を続けてきた、スーダンのダルフール地方。1956年に独立し、スーダン政府のアラブ化が強まってからは、二つのグループの内戦がさらに激化する。アラブ系の攻撃は、非アラブ系の民間人にまでおよび、ジャンジャウィードと呼ばれる民兵組織が民間人を大量虐殺していく。そんな中、ダルフールの小さな村に、残虐な戦いの実情を調査するため、6人のアメリカ人ジャーナリストがやって来る。取材を終え、帰路に着く道中、彼らは武装したジャンジャウィードが村の方へ向かっていくのを目にし、戦いを食い止めようと村に戻る。しかし、ジャンジャウィードは彼らの訴えに耳を貸すことはなく、逃げ惑う村人を片っ端から銃で撃ちまくり、女性をレイプし、子供や赤ん坊までをも無残に殺害していく・・・!
自ら知的障がい者のふりをして、人々の偽善を暴こうとする活動グループ、“イディオッツ”。彼らは、人々の偽善的な反応を、挑発的なやり方で暴こうとしていた。ある日、彼らに遭遇したカレンは、最初は怒りを抱くも、次第に彼らに惹かれ、引き寄せられるようにグループと行動を共にするようになっていく。彼らは一軒家で共同生活をおくりながら、“白痴”のふりをすることで闘いを挑み、また、それを楽しんでさえいた。カレンもまた、“白痴”の演技をし始めるのだったが…。
ある夫婦が愛を交わしているさなか、幼い息子ニックがマンションの窓から転落してしまう。愛する息子を失くし悲しみに暮れる夫婦。特に妻は神経が弱ったままで一向に回復の兆しが見えない。セラピストである夫は自宅療養を試みるが、妻は悲しみを夫とのセックスで埋めようとする。夫は更なるセラピーを妻に施すため、妻の恐れている場所を聞き出し、彼らが“エデン”と呼ぶ森の中の山小屋へと二人で向かう。夫は心理療法によって恐怖を取り除こうと努力するが、妻の精神状態は更に悪化していき...。
ベテラン刑事のソヨンと新米相棒のヒョンギは、ある殺人事件に遭遇する。ヒョンギがふざけてソヨンの気を引いている間に、ソヨンはこの事件に何か問題があることを察知する。そして、今回の事件が10年前の少女の不可解な死と関係していることを知る。この頃からソヨンは、少女が現れる悪夢に悩まされるようになる・・・。
60歳を目前にした作家のパブロ。書斎用のアパートにこもり、妻のいる家には食事をしに帰るだけ――そんな生活に疲れきっていた。ある日、取材を受けに行ったところでカメラマンを務めていたラウラに出会う。なんとラウラは、パブロが10年以上前に教師をしていた頃の教え子だった。偶然の再会に驚くパブロ。当時からパブロに、密かな想いを寄せていたというラウラ。その後、彼女は突然パブロのアパートを訪れる。そしてパブロは、ラウラに誘われるがままに体を重ねてしまう――。ラウラの若く豊満な肉体に身を預け、自分までもが若返ったような気持ちになるパブロ。2人は幾度も逢瀬を重ね、パブロは生気を取り戻したかのように仕事もこなすようになるが…ある日突然、ラウラはパブロの前から姿を消してしまう――
アメリカ人のデニスを含む4人の若者たちは、ベルリンの地下にあると言われている旧ドイツ軍のバンカー(地下壕)を探し出すために集まった。現地のガイドとともに地下へと足を踏み入れた一行だったが、事故でガイドを失ってしまう。助けを求めて二手に分かれるも、お互いを見失い窮地に陥る。そんな中、デニスの前に現れたのは旧東ドイツの軍人だったと言う男。男に導かれて地下を進むと、そこで驚くべきものを目にするのだった。
ウサギを追いかけて机の引き出しの中に飛び込んだアリス。彼女が迷い込んだのは奇想天外で摩訶不思議な世界だった……。
キスをしながら、銃で仕留める。誰も私を殺せない。―1980年代、コロンビア。膨大なコカイン・マネーを得た密輸組織メデジンカルテル。麻薬撲滅を目指す政府に反発し、マフィアによるテロが激化、いわゆる「麻薬戦争」が勃発していた。日常的に殺しは行われ、爆発音が鳴り響く。この恐怖の街で生き抜くため、雇われの女暗殺者となった絶世の美女、ロサリオ。抹殺指令の出た男に接近、女を使って誘惑し、キスの最中に至近距離で銃を放ち仕留める。次々と要人を抹殺していく彼女だが、命の危険は確実に迫っていた・・・。
ヴァンパイアが蔓延る世界。アメリカ合衆国の秩序は崩壊し、大都市はすべて壊滅。大統領も職務を放棄して逃亡し、生存者が生活できる場所は、ごくわずかだった。そんなある日、家族と暮らしていた少年マーティンの家もヴァンパイアに襲われ、かろうじてマーティンだけが、ミスターと呼ばれるヴァンパイア・ハンターに助けられた。絶望に包まれた、行き場のない世界。マーティンはミスターと共に、北部に残されているという安全な聖域を目指し、旅に出ることになるが・・・。
激しさを増すチェチェン紛争。泥沼化する攻防戦の中、ロシア軍の護衛隊が山で遭難する。2人のロシア兵に下されたミッションは捉えた若いチェチェン兵をガイドに、安全地帯を探しに行くというものだった。最初は敵対同士緊迫した状況の中で時を過ごす3人だったが、厳しい山岳での生活を共に過ごす中で、敵味方という枠を超えた、人間としての絆が次第に芽生え始める。しかし状況は一変、チェチェン軍に周りを包囲されてしまった3人。彼らを待っていたのは想像を絶する悲しい結末だった…。
国家情報院の凄腕エージェント、スジは、自らの正体を明かせないせいで恋人のジェジュンにあらぬ誤解を与えてしまい、一方的に別れを告げられる。3年後、スジは海外留学して国際会計士になり帰国したジェジュンと偶然の再会を果たす。恋心が再燃する2人。ところが、実はジェジュンも国家情報院の新米エージェントとして奮闘中だった。互いに相手が同僚であることに気づかず、それぞれの任務に励むスジとジェジュンだったが…。
18カ月間だけ、刑務所の中で子供と暮らすことが許されている母親ジョンへ。家族に見捨てられた死刑囚ムノク。哀しい事件によって未来を閉ざされた娘ユミ。誰もが心の傷を抱える女子刑務所で、在監者たちによる合唱団が結成された。歌を通じて明日への希望を見出した彼女たちは猛特訓によって合唱を成功させるが、その時ジョンへには最愛の子供との別れが待っていた…。会いたい人に会えない哀しみと音楽を通して生まれた友情はやがて美しいハーモニーとなり、クリスマスの舞台で思いもかけない奇跡を呼び起こす--。
都市生活とは無縁の緑豊かな村に、ユ・ヘグク青年がやって来る。父が亡くなったという知らせで駆けつけたのだが、父と親しかったらしい村長も村人たちも、彼の出現に困惑を隠さない。幼い頃に別れた父とはいえ、死因すら不明では納得できず、ヘグクは村にしばらく滞在することに。小さな商店を開いている妙齢の女性ヨンジの家に下宿したヘグクは、村長たちばかりか、このヨンジも、この家も、いや、村全体が、秘密の闇を抱えていると察知する。だが、ヘグクがその正体を探り始めると、村人がひとりまたひとりと死んでいくことに!彼らが隠し通そうとしている秘密、その始まりは、30年前にさかのぼるのだった・・・・・・。
高名な画家を父に持つニコラとブラコ。裕福なビジネスエリートの兄ニコラは人生を謳歌する成功者。だが、子供に恵まれず、歯科医である妻アナマリヤは体外受精を望んでいる。ところがニコラには愛人がいて、息子までいた。出張と称しては愛人宅に通う二重生活を5年も続けている。一方、負け犬人生の弟ブラコは、女癖の悪さで大学を首になり、妻マルタに家を追い出され、娘からも嫌われている。兄の浮気は見て見ぬふりをしつつ、彼に対しては屈折した思いがある。父の葬儀の晩、ニコラの家のバスルームにあった容器に、ブラコは出来心で自分の精子を仕込んだ。そしてアナマリヤは妊娠し…。
1988年。アフガニスタンに侵攻したソ連軍は、果てしない泥沼の戦闘を続けていた。リュタエフ等若き志願兵たちは、キャンプでの過酷な訓練を経て、第9中隊所属の新兵として地獄の戦場に踏み込んでゆく。圧倒的な物量と近代兵器を装備したソ連軍だが、死を恐れないイスラム武装勢力との戦闘に彼らの常識は通用しない。自らの理解を超えた〈敵〉との戦いは、兵士たちの神経を侵し、狂わせてゆく。第9中隊は最前線に位置する3234高地の守備を命じられるが、敵はこの拠点に兵力を集中、総攻撃を開始した。絶望的な状況の中、リュタエフたちは決死の闘いを続けるが・・・・・。