1980年5月、1人の男がロサンゼルス刑事裁判所に移送されてきた。男の名はムンド・メンドーサ。メキシカン・マフィア“ラ・エメ”のメンバーとして、“機関銃ムンド”の異名を持つ男だった。彼はラ・エメのゴッドファーザーこと、ジョーの罪を証言するために裁判所に運ばれてきたのだ。遡ること1969年3月、地元ロサンゼルスのギャング組織“ヴァリオ・ヌエヴォ・エストラーダ”に入った際、彼は本名のラモンを捨て、尊敬する伯父の名ムンドと名乗り始めた。その後、敵対するギャング組織”ホワイト・フェンス”のメンバーを殺害したことで、ムンドは逮捕されてしまうのだが…。
アフリカ各地の難民を乗せたボートが、水も燃料も底を尽き、いつ死んでもおかしくはなかった。だが、ある時、遠い水平線に一隻の豪華ヨットを発見し、助けを求める。難民のひとり、ワエルたちの予想に反し、ヨットに乗るヴラッドらは彼らを温かく迎え入れ、邸宅がある小島へと招待される。しかし、ヴラッドらセレブたちには、ある目的があった。歓迎の晩餐の後、ワエルたちが目を覚ました先には、銃を構え、彼らを獲物にしようとするヴラッドたちの姿が。武器を持たされたワエルたちは、どこから襲ってくるか分からぬハンターたちと血で血を洗うサバイバルをはじめる。24時間の狩りから生き残り、約束の地、欧州へと行くことができるのは誰なのか?
雑誌の募集広告で知り合った男と女。お互いの名すら告げない条件で、毎週木曜にいつものカフェで待ち合わせ、いつものホテルの一室で肉体関係を持つ。彼らはそれを『ポルノグラフィックな関係』と名付けた。しかし、それぞれの感情が肉体だけの快楽では満たされなくなったことから、ふたりの関係に変化が生まれて・・・
3年前から児童養護施設で暮らしている15歳の少女ノエミは、母親に引き取られるという望みが絶たれ、自由を求めて施設を飛び出す。友人のレアに連絡し彼女の家に行くが、そこで不良グループと知り合い、ノエミはザックと恋に落ちる。ザックはロマンチックな恋に憧れるノエミを言葉巧みに操り、3日間だけエスコートガールの仕事をするよう勧める。最初は頑なに拒むノエミだったが、やがてザックの為に「イエス」と答える。F1期間中のモントリオールに世界中からやってくる男たちと、ノエミはホテルの一室で次から次へとセックスをしていく・・・
アパレル企業のデザイナー、イザベラは自身の創造力を発揮できる仕事で昇進を目指していた。そんな中、著名なゴッドフリー家の100周年記念祝賀会で、子孫のアグネスが着る最高級ドレスのデザインを担当することに。イザベラはゴッドフリー家の愛の物語に心酔、大役すぎると渋る上司ミアの説得に成功した。早速、アシスタントのケイリーと共にゴッドフリー家の大邸宅に向かうと、特別番組を製作する監督兼司会のブレイクと、カメラマンのカールのガイド役も成り行きで引き受けることに。交換条件としてドレスの縫製作業をブレイクが手伝うことになる。最初は合わないと思っていた2人は意気投合とし急接近するのだが…。
1871年。カリフォルニア州の山奥で、キャスパーは父ロジャーと金の鉱脈を発掘していた。気の弱いキャスパーは父から、生き抜くことの厳しさを日々の生活から教え込まれていたが、山奥の生活は野生動物や原住民、山賊など様々な脅威が脅かす厳しいものだった。親子2人の孤独な生活の寂しさから、保安官アンディが訪ねてきた時などは、亡くなった母マリアの夢を見たりと、人の温もりを求め思いを馳せていた。ある日、虫歯を抜くため、父と川べりにやって来たキャスパーは、歯を抜かれた痛みに悶え川に落下。その拍子に川底に沈んでいた金の欠片を発見する。やっと手にした金に喜ぶ親子は、改めて採掘を始めるのだが、その頃から父の様子がおかしくなっていく。
かつてイケメンボクサーとして人気を博し”ワンラウンド・エディ”と呼ばれていたラスティ。しかし、ある試合で対戦相手を殺してしまってから殴ることに恐怖を覚え、ボクシングから逃げ出してしまっていた。そんな彼は今、しがないトラック乗りとして金払いの悪いバディに雇われ牧草を運び、家のローンを滞納する堕落した生活を送っていた。ある日、ラスティは隣人のキャンディスから夫のジムを殺した犯人ブルースの殺害と、ジムがキャンディスに贈った行方不明となっている絵画の捜索を依頼される。突然の殺人依頼に躊躇するラスティ。しかし給料の遅配によって生活が困窮していた彼は、報酬と引き換えにブルースの拉致と絵画の捜索を引き受けるのだが…。
新入生のドレアは親元を離れ、大学での寮生活をスタート。彼女には姉ガビがいたが、1年前に強盗に襲われ死去し、犯人は未だ捕まっていなかった。その無念を晴らしたいドレアは、姉と同じ大学に通うことで事件解決の手がかりを見つけ出そうとしていた。姉が生前所属していた女子学生クラブ“デルタ・パイ”に接触を図ったドレアは、ガビの妹ということで、優先的に入会を認められる。その後、懇親会に参加し、クラブのシスターから歓迎メッセージカードを受け取るも、その内容に顔を強張らせる。そこには“ガビを殺したのは強盗じゃない。誰も信じるな”と書かれていた。
遥か昔、ルシファー率いる天使たちは神に反旗を翻した。反乱を起こした天使は天国から追放され堕天使となって地上を彷徨い、神に愛された人間たちを殺そうと画策する。神は善良な天使を地上に派遣、堕天使の計画を阻止する戦いは今も続いている。一方、ロンドンにある有名音楽学校に合格したナオミは、家族と喜びをかみしめていた。しかしロンドンに向かう道中で交通事故に遭い、両親は帰らぬ人となってしまう。家族を失った悲しみから抜け出せず音楽学校へも登校できずにいたナオミだったが、彼女を心配する叔母エスタの説得で登校を始める。音楽に触れることで表面上は笑顔を取り戻していくナオミに、ラファエルという男子生徒が話しかけてくるのだが…。
ジュリアード音楽院への進学を目指すソフィア。学校ではピアノの練習に励み、授業が終わると建築家である母親の仕事の手伝いを行ったりと、忙しい日々を過ごしていた。ある日、ソフィアのクラスにミシェルという転校生が入ってくる。隣同士の席になったことで仲良くなったソフィアとミシェルは、友達として交流を重ねていく。奨学金の獲得がかかるピアノの大会が迫るなか、練習に力を入れるソフィアだったが、同じ教室内にソフィアの練習風景を見学するミシェルがいることが気になって練習に集中できないでいた。ミシェルのせいでソフィアの練習がうまくいっていないと考えた講師のハナから、ソフィアは練習中にミシェルを教室内に入れないよう命じられてしまうのだが…。
シングルマザーのアルマに育てられるクレメンとピーターは親友のように仲の良い兄弟。無口なクレメンにとって、兄のピーターは世界の半分以上を占めるほどに大きな存在だ。しかし、クレメンを包んでいた優しい日常は、兄ピーターの初めての恋人、華麗なソニアの登場によって急激な変容を遂げてゆく。彼女にベタ惚れするピーターの眼中には、もはやクレメンの姿はない。生まれて初めていだく感情の渦に叩き落とされ、追い詰められたクレメンは、やがてある計画を実行に移そうとする…
アフリカを訪れていた米国人医師アンドリューが、突如、米国に戻るよう現地の者に忠告される。米国人を人質として狙う過激派集団にアンドリューの存在が知られたためとのことだった。アンドリューは妻のスーと共に空港へ向かう。操縦士に高額の運賃を要求されながらも、それを承諾し、自家用機に乗り込むことができたアンドリューとスー。2人以外の乗客は、旅行で訪れていた3人の若者と現地出身のガイドだった。操縦士を含む7人が乗った自家用機は無事に離陸するが、しばらくすると機体が大きく揺れ、墜落してしまう。自家用機が落ちた場所はアフリカの荒野。アンドリューとスーは命こそ無事だったものの、墜落により旅行中だった女性が死亡する。やがて、アンドリューたちは、自身のいる場所が、ライオンやヒョウなどの凶暴な動物が生息する保護区だと知り、愕然とするのだった。
主人公は、4歳の時に誘拐され15年間拷問されていた女である。付き合って日が浅い恋人とキャンプに行くはずが、恋人の弟カップルと合流することになり、その後、一緒に恋人の実家に泊まることに。実家は人里離れた土地にあり、伝統を重んじる両親が狩りをして暮らしている。なぜか弟の恋人と一緒の部屋に泊まることになる主人公。そして、夕食時に出された飲み物で状況が一変する。気がつくと弟の恋人が血を採られている。自分も血を採られそうになるが、何とか切り抜け、弟の恋人とともに逃げ出す。恋人の家族は人間の血を売り、生計を立てていたのだった。そこへ、恋人の姉がやってきて取引相手にサンプルを飲ませ、取引することになる。兄の様子を見に来た弟は気を失っている兄を見つける。そして、逃げた主人公たちを追いかけるが殺されてしまう。再び主人公の女たちは逃げるが、捕まってしまう。血液検査をすると主人公の血はアドレナリン濃度が異常に高い極上の血であることが判明する。そして、恋人の姉は取引相手に「先に殺せばタダで極上の血を渡すが、そうでなければ白紙の小切手をもらう」という取引を持ちかける。そして、極上の血をめぐって命をかけた狩りが始まる。
パリのリセ(高校)の4人の同窓生のブリュノ、アラン、モモ、レオンが卒業後数年ぶりに産院で再会した。4人の親友だったトマジのガールフレンドソフィーが子供を出産しようとしているのに立ち会うためだ。待合室で4人が思い出すのは、トマジと自分たちのリセでの最後の1年のこと。75年のパリのリセ、モンテスキュー校。学園闘争がフランス全土に燃え上がっていた頃。彼らは何か行動したいと思いながら、実は女の子とのセックス願望で頭がいっぱいのそんな悪ガキたちだった。ある日バーバラという魅力的な女の子がロンドンから英語のアシスタントとしてやって来た時から、急に授業に熱心になった。デモへの呼びかけの討論で、レオンはなぜデモに行くかを話し合うべきだと主張するが、ほかの4人は女の子が行くなら俺も、というのが本音。ブリュノはトマジと夜の町へ。ドラッグを売人から買い、その友達で謎の男に連れられ、秘密のアパルトマンへ案内され、そこはドラッグ常習者たちのたまり場だった。デモの当日、広場を占拠して意気上がるが、機動隊の催眠ガスで蹴散らされる。ブリュノはトマジを援軍につけて、バーバラの家へ。彼女に誘われてキスを交わし、ベッドインするブリュノ。翌日、そのことを知ったアラン、モモ、レオンには、これまでの人生で最大のショックだ。内申書会議があり、トマジは決定的な問題児扱いで落第決定だったが、数学教師の力説のおかげで試験の結果次第ということに。バーバラの帰国の日。ブリュノは素直になれず見送りに行けなかったが、トマジに尻を叩かれて駅に着いた時には、列車は出発していた。受験直前の模擬試験の日。トマジはドラッグでラリって学校に現れて騒ぎを起こし、退校処分に。ひとりよろよろと去るトマジを、ほってはおけないとソフィーが追った……。再び産院での朝。無事に生まれた女の子を抱くソフィーを見守る4人。父親のトマジだけはそこにいない。「来週また来よう、だけど久しぶりに会ったのだから」と、彼らは近くのカフェに笑いながら去る。そんな彼らをトマジは空の上から見守っているようだった。
主人公の女性クロエは夏のヴァカンスに行くあいだ愛猫グリグリを誰に預けたらいいのか悩んでいる。ルームメイトのゲイの青年ミシェルは彼氏と別れたばかりでそれどころじゃないし、管理人はもう何匹も預かっているから無理だと言うし。そこで人づてに紹介されたのが、近所のお人好しの猫好きのおばあさんマダム・ルネ。ところが休暇から帰ってくると、グリグリは行方不明に。ルネはご近所の老婦人ネットワークにこの情報を流し、みんなおせっかい半分で熱心に協力してくれるが、手がかりはない。またルネは夜に猫を探すための護衛役にと、アラブ系の青年ジャメルを紹介してくれる。ちょっと頭は鈍いが善良なジャメルは、クロエに恋して一生懸命猫を探す。クロエのもう一つの悩みは恋人のいないこと。ミシェルの見立てでちょっと女らしいドレスで夜のバーに出かけると、今度は変な男たちに言い寄られて逃げ帰る始末。ミシェルの新しい恋人クロードが二人の所に転がり込んできたので、彼女はますます居心地が悪い。一方クロエは以前から街ですれ違って密かに好意を抱いていた青年とついに話をする。実はドラムを叩いて近所迷惑になっている張本人なのだが、恋をすればそれもカッコよく見えてくる。だが彼と寝た直後、恋人らしい女性から電話があって、がっかりして冷めてしまう。マダム・ルネが風邪で寝込んだのでお見舞いに行くと台所のオーブンの後ろで猫の声が!なんとグリグリだった。やっと猫が帰ってきて嬉しいクロエ。クロエの隣人で男ヤモメの画家、ベルカントが引っ越しをすることに。荷物運びを手伝いながら、クロエは彼がずっと自分に好意を抱き、自分の絵まで描いていたことを知る。近所のカフェでのささやかな送別会のあと、クロエとベルカントは再会の約束をしてお別れのキスをした。
不動産販売業者のリサは幼い頃に両親を亡くし、ジョージア州スプリングデールの祖母の邸宅“セブンオークス”で、妹のホイットニーと3人で暮らしてきた。その邸宅は130年前に高名な建築家が設計した歴史的建造物だが、ホイットニーの結婚式使用後に売却しようと祖母が決意、家族で大事に住んでくれる買い手を探していた。そんななか、ウォレス・ファミリーを名乗る男性から内覧見学希望があるが、現れたのはマシューという名の男性1人。ウォレス・ファミリーとは彼の兄アンドリューが経営する開発業者名だった。ホテルに再開発したいと購入希望を受けるがリサは拒否。しかし祖母は、邸宅の固定資産税や維持費などを1年以上前から払えなくなり、町に差し押さえられる期限が迫っていた。
バーのオーナーを市長にまで押し上げた、敏腕イメージコンサルタントのサバンナ。今後は自身が求める仕事である、動画配信を主な仕事として考えていた。しかし資金のことも考えて、当面はコンサルの仕事も副業として継続していた。そんな時、人気ラジオ番組司会者パトリックのリブランディングを依頼されるサバンナ。面接のため娘のエリーとラジオ局を訪れた2人は、待機中に収録ブースでラジオ番組の真似事を始めるが、知らないうちにオンエアのスイッチを押してしまっていた。放送中の異変に気づいたパトリックにより、番組は無事に終了するが面接は失敗、あり得ない失態に落ち込むことに。しかし番組の視聴者からの反響は大きく、番組のテコ入れを模索していたラジオ局の上層部によって、パトリックとの共同司会者候補に推される。
ファーミカル製薬の顧問弁護士を務めるアンソニーは、医薬品業界で最大規模となるトラクシル製薬との合併に伴う買収交渉の会議に出席しなければならなかった。会議当日の朝、妻ソフィアからの“一緒に過ごす時間がない”という愚痴をかわしながら、メールを確認するアンソニー。ところがファーミカル製薬の研究員ゼファート博士のメールを開けたところで、パソコンが動作不良に陥ってしまう。確認を諦め出社したトニーは今日が結婚記念日だったことを思い出し、ソフィアの怒りを鎮めるためサプライズの計画を立てる。秘書のジャネットの協力で会議から抜け出すことに成功したアンソニーだったが、帰宅した家には妻の姿がなく、留守番電話に妻の身代金を要求する誘拐犯からのメッセージが残されていて…。
父を亡くしたソニア、エステル、レアの3姉妹は、遺産相続の為、田舎の生家で共同生活を送ることに。医学部を休学した長女ソニアは、妹達の親代わりとして生活を支えていた。そんなある晩、ソニアは、玄関先に重症の男が倒れているのを発見する。周囲に反乱者が逃亡しているという軍部からの情報もある中、男を見捨てることが出来ない3姉妹は、容態が安定するまで彼を自宅に匿うことに。フェリペと名乗るその男は、次第に回復し3姉妹の生活に溶け込んでゆく。刺激のない田舎暮らしに退屈していた次女のエステルは、悪戯にフェリペを誘惑、2人はソニアとレアに隠れて肉体関係になる。次第にフェリペを心から愛するようになるエステルだったが、そんな想いに反して、フェリペは姉妹の中で最も純粋で物静かな3女のレアに惹かれ始める。優しくて頼もしいフェリペの想いにレアも応え二人は恋人関係に。エステルは強い嫉妬と苛立ちから、フェリペを匿っていることを軍に密告するが、事態は思わぬ方向に転がってゆくー。
コウ・チャンは、ギャングのボスのケントに育てられ、幼い頃から賭博の教育をほどこされてきた。やがて、博徒としての才能を開花させたチャンは、ギャンブラーの大会である前世界賭神位決定戦に出場することになる。ところがチャンのもとに、ボスから大会で負けるようにという指令が突然入る。
天才勝負師のコウは、あらゆる賭け事で不敗神話を打ち立て、“賭神”(ゴッド・ギャンブラー)と恐れられた。だが、ある晩、ふとしたことで崖から落ちて記憶を失ってしまい、10歳児の思考になってしまう。彼を助けた借金まみれのカップルは、少年のようなコウにギャンブルの才能があることに驚き、大儲けをたくらもうとするが…。
北京で貴重な恐竜の化石が謎の男に盗まれた。この事態に人民警察司令官は、包丁使いだけは達者な、元スパイのチャイを呼び出す。実は司令官こそが黒幕でこのプランの目的はスパイ活動の撹乱にあった。チャイは彼の抹殺任務を受けた女スパイ、カムとスパイ活動をはじめたが、カムは彼の抹殺に失敗したばかりか、彼に恋してしまう。しびれをきらせた司令官は彼を殺そうとするが、チャイが神技の包丁使いで応戦する!
急逝したガブリエルの死を悲しむ父ホルヘ。最愛の息子の死に納得できない彼は、ガブリエルのSNSを調べ、通話履歴からセバスチアンという男とのビデオ通話を試みる。息子との関係を尋ねるホルヘに、セバスチアンは元恋人だと告げる。息子がゲイだという衝撃の事実に動揺した彼は、ガブリエルの死を知り悲しむセバスチアンを激しく罵倒してしまう。2週間後、セバスチアンに言われた言葉が気になり眠れなくなったホルヘは、息子の本当の姿を知るべく、ボリビアを離れニューヨークのセバスチアンの家を訪れる。アポイントもなしにセバスチアンの家を訪れたホルヘは、再び激しい口調で詰問するが、興奮のあまりその場で昏倒してしまう。
シングルマザーのオードリーは、娘シャイアンを育てるため必死に働いていたが、困窮に陥り家からの立ち退きを求められていた。そんな時、オードリーに亡くなった祖父からの遺産を相続する権利が与えられる。貧困から抜け出せることを期待し安堵するも、実は彼女の知らないところで、祖父が保有していたという水利権を奪う企みが進行していた。遺言書の開示まで1週間と聞いたオードリーは、シャイアンと共に祖父が住んでいた家を訪れる。しかし庭の片隅に積まれた木材の影に潜む男の姿に気づくのだった。急いで逃げようとするオードリー親子に銃を突きつけた男たちは、水利権を移譲する書類にサインをするよう脅す。
アメリカの田舎町。川沿いにある家族経営のレストラン“ワニ小屋”は、地元住民や観光客で大繁盛。そんなある朝、迷惑常連客の変死体がレストランの川縁から発見された。保安官は、レストランが管理していたワニが逃げ出し男は襲われたと見て、ボウチャード一家の兄ジェイソンを殺人容疑にかけることに。しかし店を切り盛りする妹のレイチェルは、前夜に目撃した巨大なサメの背びれを思い出し、男はサメに喰い殺されたと確信。兄の疑惑を晴らすべくサメの行方を追うレイチェルだったが、男子大学生の誘いに乗った妹のクリスタルが、ワニ祭りの近くの川へ行ったことを知り、危機感を覚える。
ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。マフィアも恐れる“怪物刑事”マ・ソクト(マ・ドンソク)は、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していた。捜査を進めるうち事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴む。一方、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキ(青木崇高)が、一条親分(國村隼)の指示のもと密かにソウルへ送りこまれていた。さらに消えた麻薬の奪取を目論む“汚職刑事”チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)も加わり、事件は三つ巴の激戦に突入、2人の最強の敵を前にマ・ソクト最大のピンチが訪れる―!
ホラー映画「笑うチャーリー」の原作者としてカルト人気を得ているサマンサ。当の本人はそれが不満で、続編を望む周りの声を無視して新作のラブストーリーを書き続けていた。しかし、夫の浮気で離婚調停となったことを機に、今まで避けてきた「笑うチャーリー」の続編映画を承諾、原稿執筆のためミシガン州ウォレンの一軒家へと引っ越してきた。ある日、スーパーマーケットで買い物を済ませたサマンサに、松葉づえを突いたディーンという男から、家まで乗せてほしいと乞われる。しかし、見知らぬ人物を車に乗せたくないサマンサは無下に断ってしまう。帰宅したものの買い忘れがあったサマンサが再び車へ向かうと、なぜかその傍らにディーンの遺体が横たわっていて…。
気絶していた博士のジェニファーは、同僚のクーパーに起こされ、自分たちが研究所内の安全室に閉じ込められていることに気づく。緊急警報が鳴り響く部屋には2人の他に、同僚のシモンズ、軍人のカーターが閉じ込められていた。70分以内にこの部屋から出なければ、自爆システムにより部屋が爆破されることを知っていたジェニファーは、部屋からの脱出を試みる。重い扉を開けるパスワードを唯一知っているのはシモンズだけ。しかし彼は未だ意識不明の状態だった。機転を利かせたジェニファーは、シモンズがあらかじめ設置していた仮想専用線で、外部との接触に成功する。しかし国土安全保障省のラングと名乗る男から、この状況はテロリストの襲撃によるものであったことを知らされる。
リドリーは、多くのクライアントたちから絶大な信頼を得ている超一流のボディガード。しかしある時、大統領候補の政府要人と同僚を、国際的暗殺者マックスウェルに殺されるという大失態を犯し、引退を決意。その数年後、元上司に呼び出されたリドリーは、謎の人物から高額報酬の護衛の依頼があると聞かされ、仕事を受ける。しかしその護衛対象者は、自身を引退に追い込んだ張本人マックスウェルだった。顔を見るなり激高し殴りかかるリドリーだったが、スペインのアメリカ大使館に自首してきたマクスウェルが、依頼主や仕事内容を証言するということで、共に護衛していたFBIたちに制止されてしまう。冷静さを取り戻したリドリーは、マクスウェルが帰国し出廷する3日後まで護衛することになるのだが、そんな彼の命を新たな暗殺者が狙っていて…。
報道記者のスンジュは、姪の突然の死に疑問を抱く。というのも、姪と3人の友人たちは、旅行から戻った後、まったく同じ瞬間に心臓発作で死亡していたからだ。姪の検死を担当した病理医チェ・ヨルも、彼らの死に対するスンジュの不気味な感情を共有していた。子供の足取りを追っていたスンジュは、一行が泊まったマンションでラベルのないビデオテープを見つける・・・。
5人の女性を殺害した後、遺体に絵を描くなど猟奇的な行為をした犯人チョ・ミョングが6回目の犯行現場で警察に検挙される。派手なヘアカラーと予想できない突出行動で有名な熱血女検事オ・ヒョンジュはミョングの有罪を確信し、事件を担当すると志願する。果たしてミョングが精神病を認められ無罪判決を受けるか有罪判決を受けるか、犯人に対する世論の熱い関心と死刑を要求する声が高い中、ヒョンジュの大学同窓でありかつての恋人だった尹炳斗(ユン・ビョンドゥ)が国選弁護を志願することになる・・・。
生まれてこのかた一度も父親に会ったことがないヒョンス。母親は有名な整形外科医でもあり、ヒョンスの周りには母親から美容整形を受けたいと願う少女たちがあふれる。しかし、母親から顔の整形手術を受けた友人たちが、顔を切り取って謎の自殺を始めると、彼女の幸せは終わりを告げる。また、母親と二人きりで暮らす家に、誰かがいるような気がし始める。ある日、彼女は隠された地下室を発見し、そこで過去の秘密を知ることになる。
数百億ウォンに達する組織のダイアモンドを持って高飛びしたソクテは,交通事故のため美しくて平和なシシルリ(時失里)に不時着する。村の人々の歓待に心を奪われたソクテは,シシルリで一夜を明かすことにする。ところがダイアモンドを確認しようと入った化粧室で足を滑らせ頭を打って気を失ったソクテを見た住民たちは,ソクテが死んだと考え,殺人寃罪をこうむるのが恐ろしくて,ソクテを壁に塗り込めることを決議する。
小説家のユンヒは、新しい物語を必死に探していた。そんなとき、ベトナムにいる友人ソヨンから、「ムイ」の肖像画にまつわる伝説について、とても魅力的な話を聞く。長年の恨みから、ユンヒはソヨンに会うためにベトナムに行くことをためらう。しかし、ソヨンがしきりに送ってくる肖像画の資料に魅せられたユンヒは、100年にわたる肖像画の伝説を解き明かすためにベトナムへ向かう・・・。
ベテラン刑事のソヨンと新米相棒のヒョンギは、ある殺人事件に遭遇する。ヒョンギがふざけてソヨンの気を引いている間に、ソヨンはこの事件に何か問題があることを察知する。そして、今回の事件が10年前の少女の不可解な死と関係していることを知る。この頃からソヨンは、少女が現れる悪夢に悩まされるようになる・・・。
様々な人種が住むフランスの団地。アシタンはある朝目覚めると、窓の外が“闇”で覆われていることに気が付く。その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてなくなってしまう。原因不明の“闇”のせいで、建物の中に足止めされる団地の住民たち。徐々に正気を失っていく彼らの間に争いごとが起こり始める中、彼らが選んだ“生きるため”の方法とは!?
ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが…。
腕ききのネオン職人だった夫ビルが亡くなった。古き佳き時代のガラス管のネオンを愛した夫。妻メイヒョンは後悔していた。かつてSARSが香港を襲ったとき、夫にネオンの仕事を廃業させたことを。ある日メイヒョンは、「ビルのネオン工房」と書かれた鍵を見つける。もう10年前に廃業したはずなのに。昔の工房へ行ってみると、そこには見知らぬ青年がいた。名前はレオ、夫の弟子だという。ビルの死を伝え、工房を閉めると告げるメイヒョン。レオは、師匠にはやり残したネオンがある、それを完成させるまでやろうと説得する。メイヒョンは、夫がやり残したネオンを探しだし、完成させることを決意する。ネオン作りの修行を始めるメイヒョン。一方、ひとり娘からは、香港を離れて海外へ移住すると打ち明けられる。はたして夫の最後のネオンの行方は?
近未来、かつてラテンアメリカと呼ばれた地域。戦争とパンデミックの後、超越的な存在“眼(ジ・アイ)”が世界を支配した。狂信的な女性指導者による全体主義国家が誕生し、高い城壁に囲われた街は抑圧と監視下にあった。若いアルバは壁の外側から薬や水、食料を密輸し、病院や困窮する人々に届ける地下組織のメンバーだが、当局の管理は厳しくなる一方。叔母ルクレはアルバを不法出国させようとするが、仲間を見捨てられないとアルバは拒否。ルクレは仕方なく嘘をつき、アルバを国境越えへ出発させるが、その頃アルバの彼氏アブデルが“眼(ジ・アイ)”の正体を暴き、圧政を転覆させる情報を盗み出すが、当局の取り締まりが更に激化し・・・
フランス人夫婦アントワーヌとオルガはスローライフに夢を抱き、緑豊かな山岳地帯スペイン・ガリシア地方の小さな村に移住する。しかし、ある出来事をきっかけに地元の村人たちと敵対関係が激化していき……。
製薬会社フィンザーでSNSマーケティングを担当するアリスは、不倫相手の同僚との密会後、夫の元へと深夜に家路を急いでいた。道中人里離れたガソリンスタンドに立ち寄ったが店内に従業員の姿はない。仕方なく店を出ようとしたその時、突然どこからか銃弾が飛んできて腕を負傷、スマートフォンも撃ち壊されてしまう。彼女が戻らないのを心配し、店内に入ってきた不倫相手も背後からの狙撃の餌食となり死亡。唯一の外との通信手段となるトランシーバーで、応答した男に助けを求めだが、その男こそが自分の命を弄ぶスナイパーだと分かり、窮地に追い込まれパニックに陥るアリス。なぜ彼女は狙われるのか……?助けを呼ぶ手段もない、逃げ場もない絶体絶命の状況の中、目的の分からない残虐無比なスナイパーとの悪夢のような一夜が幕を開ける…。
アメリカ・カリフォルニア州ベーカーズフィールドで、ヌード姿の女性が目撃される。マスコミの報道が過熱するなか、州知事に呼び出されたエレミヤは、事態収拾のために72時間以内にヌード女性を捕獲することを命じられる。女性を捕まえるために、なぜかミュージシャンとメキシコ人が必要と考えたエレミヤは、ベーカーズフィールドに住むメキシコ人のエドガーたちに接触を図る。女の裸を見たことがないというエドガーたちのために裸の女性を用意したエレミヤだったが、逆にエドガーたちから恨みを買ってしまう。次にエレミヤは女性ミュージシャンのリロイに協力を持ちかけるが、彼女は依頼人がエレミヤだと知ると協力を拒み逃亡するのだった。
1865年、南北戦争真っ只中のアメリカ。南軍の捕虜となっていた北軍のハーディング大尉ら5人の兵士は、気球に乗って敵地から脱走を試みる。しかし気球は天空に開いた奇妙な穴に飲み込まれ、気がつくと見知らぬ孤島に漂着していた。得体の知れない危険な怪物に仲間のトムが犠牲になりながらも、島を探索していたハーディング大尉は、墜落した飛行機から2人の姉妹ジュールズとアビーを救出。話を聞くと、2人は2012年の未来からこの島に迷い込んだという。そしてこの島は、時空の狭間に迷い込んだ者たちの墓場だということが判明する。
大好きだった親友は、“秘密”を残して姿を消した――公募展で大賞に選ばれた「作者・ハウン」という記載だけで応募された絵画。そこに描かれていたのは、高校生のミソだ。ギャラリーの担当者から、ハウンとコンタクトを取りたいと連絡を受けたミソだが、ハウンとは幼い頃に遊んだだけの仲だと語る。ハウンのブログにはミソとの深い関係が綴られているにも関わらず…。ミソとハウンは小学生からの大親友。性格も価値観も育ってきた環境も正反対だが、唯一の共通点は絵を描くのが好きなことだった。ずっと一緒に生きていくと約束する2人だったが、17歳の夏、ハウンに恋人ジヌができたことで少しずつ気持ちがすれ違っていく。そんな中、ミソは済州島を離れてソウルで暮らすことを決意。しかし、ソウルでの暮らしは精神的にも肉体的にも過酷だった。生きていくだけで必死な日々を過ごしていたミソだが、ハウンには絵の勉強をしながら旅をしていると嘘の手紙を送っていた。それから5年が経ち、再会を果たした2人は、釜山旅行に出掛ける。久しぶりに2人で過ごす時間に気持ちが昂るも、価値観の違いによって大喧嘩に。それを機に、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンは忽然と姿を消した。2人だけの“秘密”を残して…。
盲目の天才鍼師ギョンスは、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、王の子の死を“目撃”し、恐ろしくも悍ましい真実に直面する。見えない男は、常闇に何を見たのか?追われる身となったギョンスは、制御不能な狂気が迫る中、昼夜に隠された謎を暴くために闇夜を駆ける―絶望までのタイムリミットは、朝日が昇るまで。
とある離島にやってきた、売れない映画俳優のチュー。彼は妻の行方を捜すため、妻と出会ったこの島を訪れた。荒波が押し寄せる島の堤防。カブトガニの面を装着した漁師の集団が怪しげな儀式をしている。漁師たちの守護仏であった町の仏像の頭が消えてしまい、町民たちが捜しているのだ。頭が消えたことで海に出た者は戻ってこなくなってしまい、以来、漁師たちは漁に出ていない。夕暮れ時。宿屋の女主人がチューに声をかける。部屋に落ち着いたチューは、旅の疲れを休めるように目を瞑る。女主人は身の上話を始める。かつて宿を切り盛りしていたのは双子の妹だったが、彼女は8月5日に出て行ってしまったきり戻ってこない。島のダンスホール。妖艶なネオンが輝き、町民たちで店内は賑わっている。タバコをふかす店の女将を遠くから見つめるチュー。停電で客が帰って行き、二人きりになるマネージャーとチュー。女将は5年前、漁に出たきり戻ってこない夫の帰りを待ち続けていた。去の記憶。無機質な部屋に、チューと妻がいる。チューは妻の浮気を疑っている。妻は本業の俳優業に向き合わず写真にのめり込むチューに苛立ちを隠せない。「大人になって現実を見てよ」しかしチューは自分を裏切った妻の言うことに聞く耳を持たない。やがて妻は別れを切り出す…夢と現、過去と現在を彷徨する迷宮に迷い込んだチューの辿り着く先はどこなのか…
スーパースターのウジンは、恋人を亡くしてから、小さなことでもすべて記憶し続けてしまうようになった。恋人との鮮明な記憶が毎日蘇り、自責の念に苦しんでいたウジンだったがヘスに出会い心に安らぎを感じ始める。一方ヘスは数年前の事故以来、記憶が毎月リセットされて過去のことは忘れてしまうという苦しみの中にいた。やがて衝撃的な過去が明らかになり、ふたりはそれぞれに決意を固める。
愛するセックスドール、アンナとの別れから立ち直れずにいるイット。そんな彼を励まそうと新たなドール、マリアがイットの元へと送りこまれる。そんな中、イットは受診先の病院で医師となった同級生のオーと再会する。アンナとの愛を忘れられないイットに対してきつくあたるオーにはある想いがあった。一方、ご主人様であるイットの満足が得られないマリアは暴走し、ある計画を企てるのだった。
作家セヴリンは、執筆のため滞在中の湖畔のホテルで絶世の美女ワンダと出会った。快楽にふけるワンダの姿を覗き見していたセヴリンは、自らの過去における甘美な思い出にひたる。異常な性癖を自覚するセヴリンは、ワンダを妻とし、目の前で別の男と交わることを強要する。初めは抵抗を感じていたワンダも次第に夫を虐げることに快感を覚えていくのだった…。
ランドリーショップで働くメルディには誰にも言えない秘密があった。それは、客の洗濯物を使った妄想遊び、医者、高校生、バレリーナ、、変身したメルディは、妄想の中で日々性的な欲求を満たしていた。そんなある日、警察官のジェイコブが店にやってくる。セクシーで優しいジェイコブに惹かれるメルディだったが、彼にはセリーヌという美しいモデルの彼女がいた。セリーヌもまた、ランドリーショップの顧客であり、メルディの憧れの女性だった。しかし、彼女が仕事の為にエージェントと肉体関係があることを知ったメルディは、ある計画を思いつく。そんな時、ジェイコブが担当している連続殺人事件の新たな被害者が発見され、、。
ナレーションと音楽を排して食糧の生産現場を見せつけた「いのちの食べかた」や、夜に活動する人々を描いた「眠れぬ夜の仕事図鑑」などを手がけてきたドキュメンタリー作家のニコラス・ゲイハルター監督が、世界70カ所以上におよぶ廃墟の姿を捉えたドキュメンタリー。高度経済成長を支えたマンモス団地をはじめ、かつては人でにぎわったテーマパーク、劇場など、人間の手によって作り出され、利用され、やがて放置されて朽ちていく世界の廃墟の数々を、ナレーションや字幕などによる説明、音楽を排し、人間の姿も一切登場させず、美しい映像とともに切り取っていく。「軍艦島」の呼び名で知られる長崎の端島など、日本の廃墟も映し出される。
ノアは警察の尋問を受けていた。容疑はゴルフ界のスター選手ギリスの殺人。なぜ平凡な大学生の自分がこんな状況に陥っているのか自問するノア。それは数日前に届いたエミュレーション社からの招待状から始まる。その社に出向いたノアは、そこでカイガーと名乗る男から今回の体験プログラムについての説明を受けた。映画を体験ができるというカイガーの説明を訝しく思いながらも了承したノアは、”映画体験”の筋書き通りの行動を始める。ノアは一軒家に忍び込み、そこで裏切り者のCIA諜報員ギリスを始末するという設定のはずだった。しかし、すでにギリスは殺されていた。慌てたノアはエミュレーション社に連絡するのだが…。
刑務所から仮釈放されたパトリックはLAで働き始めるが、前科があるためまともな職に就けない。勤務先では上司にどやされ、恋仲になった同僚女性も前科を知ると去っていき、皿洗いや清掃に明け暮れていた。そんな日々を送るなか、出所した刑務所仲間のドルフから、ある計画を持ちかけられる。それはパトリックが裕福な妻を誘惑し、密会中にドルフが妻を誘拐。その夫にパトリックが連絡し、「誘拐されたのでカネを払って助け出してほしい」と交渉する詐欺だった。その手口で数件のカネを奪うことに成功するも、刑務所に戻りたくないパトリックは辞めたいと告げる。それを許さないドルフは、次を最後にすると約束してカネ持ち妻を探すが、同じ頃、警察もすでに誘拐詐欺事件の捜査に乗り出しており…。
ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった――。
アラとエドゥは、女優と脚本家として駆け出しだった頃から10年来の関係。明確な関係性を持たず、ふたりはいつも一緒にいる時間を見つけては身体を重ね合っていた。それぞれ別々のパートナーがいるが、セックスをする度にふたりはお互いにとってなくてはならない存在になっていた。ふたりは映画のプレミアで久しぶりに再会し、いつものようにホテルで身体を重ねるが、アラはパートナーからプロポーズされたとエドゥに伝え・・・
大手製薬会社オービック社との訴訟を担当する弁護士ソフィーは窮地に追い込まれていた。召喚した証人は証言を翻し、証拠を持っていると断言していたアレンは面談時間に現れず、連絡がつかない状態だったからだ。証人たちの心変わりにオービック社の裏工作を感じながらも、打つ手なしの状況に追い込まれてしまったソフィー。思わず弱音を吐く彼女に、亡き父の親友で共同経営者のブルースは飲みながらの作戦会議を提案する。だが、ブルースから奇妙な電話がかかったきり、彼は約束の場所に現れなかった。心配になったソフィーは警察へ。手掛かりもなく警察署を出たタイミングで、ブルースから再び電話がかかる。それは彼女を振り回す悪夢のような1日の始まりだった。
隠れた名店を紹介・改装して繁盛店に変えることがコンセプトの人気テレビ番組“アビーのレストラン大改装”。次に手がけるお店はテレビ局の意向で、ミネソタ州ミネアポリス郊外にある”ロッコー食堂”に決まる。都会の高級店を扱っていた番組の突然の方針変更にパーソナリティを務めるアビーは戸惑うが、番組存続のため不満を持ちながらも現場へと車を走らせる。道中、羊の群れに行く手を阻まれるアクシデントがあったものの、無事に現場に辿り着いたアビーだったが、ロッコー食堂のオーナーであるトムは、番組撮影が来ることを知らされていなかった。伯母で接客係のマージと彼の娘クレアたちが、くすぶっているトムを見かねて内緒で番組に申し込みをしていたのだった。
舞台はメキシコ・オアハカ州の小さな村。アニマス・トルハーノ(三船敏郎)は貧しい農夫。働き者の女房(C・ドミンゲス)に45人の子供の世話と畑を任せっきり、自分は酒と博打の日々を送る。年に一度の村祭りを取り仕切るマヨルドーモに選ばれるのがこの男の宿願だが、それには、財力はもちろん人望だって欠かせない。アニマスは金を得ようとするが、神頼みがモットーで、女房の残した銀貨を片手に小博打にうつつを抜かす酒びたりの怠け者には、とうてい運は廻ってこなかった。女房の哀願に耳を貸し、珍しく製酒工場で働くアニマスだったが、工場主の息子が自分の娘に手を付けたのを見て、たちまち鍬を持ち出して大立ち回り。町の留置場に送られる。そこでも出獄する受刑者が磁石を拝んでいたら運が向いてきたというのに騙され、磁石と自分の毛布を交換。今まで拝んでいたマリア像を引き吊り降ろして、磁石を拝むアニマスであった。一方、アニマス一家はけなげに働いて金を稼ぐ。しかしその金も、出所したアニマスが持っていってしまう。たまに金を掴むことがあっても、その金は博打か、娼婦カテリーナに巻き上げられるかであった。遂に悪魔に魂を売ったと宣言して、怪しげな黒魔術の儀式を始めるアニマスだったが、結果は飼っていた鶏を騙し取られただけであった。女房の苦労は絶えない。アニマスの娘がつくった赤子を引き取りにやってきた工場主が、慰謝料を受け取れと言ってきた。一生かかっても拝めない大金である。その金でマヨルドーモになろうとするアニマス。司祭は肩書によってアニマスが成長するかどうか変化を見たいと、彼をマヨルドーモに選ぶ。祭りの日、着飾ったアニマス一家が誇らしく町を歩く。しかし金持ちに孫を売りつけて、マヨルドーモになったと人々は彼を嘲笑するのだった。ショックを受けるアニマス。そしてアニマスの金目当てに再び近づいてきたカテリーナをアニマスの女房が刺してしまう。アニマスはようやく自分の愚かさに気づいて、女房の代わりに警察に自首するのだった。