1930年、モスクワ。8名の有識者が西側諸国と結託しクーデターを企てた疑いで裁判にかけられる。この「産業党裁判」はスターリンによる見せしめ裁判で、撮影された法廷はソヴィエト最初期の発声映画『13日(「産業党」事件)』となった。だが、これはドキュメンタリーではなく架空の物語である―発掘されたアーカイヴ・フィルムには無実の罪を着せられた被告人たちと、彼らを裁く権力側の大胆不敵な共演が記録されていた。スターリンの台頭に熱狂する群衆の映像が加えられ再構成されたアーカイヴ映画は、権力がいかに人を欺き、群衆を扇動し、独裁政権を誕生させるか描き出す。
ベルリン郊外。真夏の陽光を背に吸い寄せられるように群衆が門を潜っていく。辺り構わずスマートフォンで記念撮影をする家族。誰かの消し忘れた携帯からはベートーヴェン交響曲第五番「運命」の着信音が鳴り響く。ここは第二次世界大戦中にホロコーストで多くのユダヤ人が虐殺された元強制収容所だ―――戦後75年、記憶を社会で共有し未来へ繋げる試みはツーリズムと化していた。私たちは自らの過去にどのように触れたらよいのだろうか。ドイツ人小説家・W.G.ゼーバルト著書「アウステルリッツ」より着想を得て製作した、ダーク・ツーリズムのオブザベーショナル映画。
1944年秋。ドイツとイタリアの同盟軍は、北イタリアの防衛線ゴシックラインを敷き、連合軍への抵抗を続けていた。一方、山岳地帯ではパルチザンが連合軍の到着を待ち構え、戦場周辺に住む村民は両陣営の狭間で分裂を余儀なくされていた。そんな中、最前線で戦う米ワッツ中尉の部隊へ弾薬と新型の無線機を補給するため、本来は戦闘に加わらないマローン軍曹率いる需品科が現地へ赴くことに。しかし途中で車両が故障し、徒歩で荷を運ばざるを得なくなってしまう。一同は近隣の村で1泊するが、村人の中にドイツ軍スパイが潜入しており、彼らの動きは筒抜けになっていた。
プロデューザーのベンジャミン・フリードマンが裁判にかけられている。それは、彼が制作したリアリティ番組「サバイブ 一本勝負」が原因だった。この番組は、太陽が照りつけるモハーヴェ砂漠の僻地まで、目隠しで連れて来られた6人の挑戦者が、与えられた4つの指示をもとにゴールを目指すというもので、優勝者には最大で10万ドルが贈られるという企画。まもなくしてパイロット版の撮影が始まる。だが、その初日からスタッフが仕掛けたのか偶然なのかも定かでない数々のトラブルに見舞われ、遂には唯一の同行スタッフでカメラマンの男性が謎の死を遂げてしまう。それでも彼らは極度の不安とストレスを抱えたままレースを続行。それは地獄のサバイバルを意味していた…。
保安官ロンの一家は、妻と小学生の娘と息子の4人家族。敬虔なキリスト教信者の彼らは毎日の祈りを欠かさなかったが、ロンだけは仕事柄、「祈っても、事件が減らないのはなぜだ?」と、一人祈りを拒み続けていた。そんなある日、子どもたちが通う学校に、元保安官のデビッドとその妻ドリスが自家製の爆弾装置を持ち込み、子どもたちや教師たち約100名を人質に取り立てこもる。彼らの要求は2億ドル。妄想と狂気に囚われた2人の登場によって学校は騒然となるが、その後、思いも寄らない奇跡が子どもたちの身に起こる。
大学を卒業したものの就職が決まらず焦るジェイミーは、旧友ザックに紹介されたナニーの仕事に就く。望まない仕事に不満を募らせるジェイミーだったが、派遣先の家庭が敬愛する実業家のウォルトン家であったことから、喜びで舞い上がっていた。子どもたちにもなつかれ、ウォルトンに仕事ぶりを認められれば就職の道が開けると、ナニーの仕事に力が入るジェイミー。しかし、前任のマーラの行方を尋ねる不審な男の登場や、夫婦喧嘩の直後、自分を口説いてくるウォルトンの行動に、次第と不信を抱き始める。そんな折、その一部始終をザックに相談していたジェイミー。そんな2人の様子を苦々しく見つめる男の姿があった…。
1941年、日本が真珠湾を攻撃した翌年、ハワイに住む日系人の約1400人が第100歩兵大隊として活動を開始。その後、ルーズベルト大統領が約12万人の日系人を10ヵ所の強制収容所へ送る大統領令に署名し、1943年にはハワイと強制収容所から1万人を超える日系人がアメリカ陸軍の第442連隊戦闘団に志願した。そんなある日、軍曹ジミーにもとに、友軍のテキサス大隊がドイツ軍に包囲されたと情報が入る。すぐさま救出命令が下るものの、ドイツ軍の戦力は倍以上で、救出は絶望的な状況だった…。
ミュージシャンとしての成功を夢見るカイルには、元恋人ロリとの間に幼い娘ティーガンがいた。しかしロリの妊娠当時、まだ16歳だった二人は怒り心頭のロリの父ビルによって離れ離れの生活を強いられてしまう。月日は経ち、ロリが病気で亡くなったことで、遺されたティーガンの親権を巡りカイルはビルと争っていた。父親として実績のないカイルに対し、健康が不安視されているビルは互いにティーガンの親権を得る決め手がないまま泥沼の様相を呈していた。裁判で争う姿勢を見せるビルに戸惑うカイルは、ミュージシャン仲間の後押しや勤務先の音楽スタジオのオーナーからの勧めもあり、親権を諦めてロサンゼルス行きを決意するのだが…。
教会の懺悔室。育ての親であるアントニオ神父から指示を受けたカイルは、礼拝堂に置かれた資料を受け取り、仕事へと向かう。彼は神の仕事として、神父に暗殺を仕込まれたプロの殺し屋だった。カイルは悪事を働いたある人物を殺すため、店内に爆発装置を仕掛けるが、そこに見知らぬ母子が訪れ、爆発寸前、子どもだけを救出。身寄りがなく学校にも通っていなかった6歳のマシューを連れ帰ることに。一度はマシューを始末しようと試みるも殺すことはできず、自身も孤児だったカイルはぎこちないながらも、マシューとの交流を深めていく。そして隣人タラとも親しくなっていった。そんなカイルの変化に気づいた神父は、次なる暗殺の指示を出すのだが…。
手に汗をかく「多汗症」チュニは、ニンニクをむくアルバイトで手術費を集めている。 周りの人たちが自分をあまり好きじゃないと思い、一人でたくましく生きていたチュニ。恥ずかしさと寂しさが全てだった彼女に春のような新しい運命が訪れる。
ソウルを離れ、江原道華川(カンウォンド・ファチョン)に幼い娘ソルと一緒に旅立ったジヌは、心優しい農場主に出会い農場の仕事をしながら平和な日々を過ごしている。ある日ソルを出産するやいなや自分に押し付けて逃げた双子の妹ウニョンが訪ねてきて、ソルを連れて行こうとする。さらにジヌが同性愛者という噂が村に広がり、ジヌの平和な日常が崩れていく。
調理、洗濯、掃除、裁縫、編み物、刺繍、穴の繕い、アイロンがけ、消火器の使い方・・・生活全般にわたる家事技術を実践的に教え、1942年から現在まで続いている、北欧アイスランドの「主婦の学校(The School of Housewives)」。若い女性を良き主婦に育成するべく始まった学校は、1990年代には男子学生も受け入れて、男女共学となった。性別に関わりなく「自分のことは自分で面倒を見られる人間になりたい」という学生が「いまを生きる」ための知恵と技術を求めて集まり、〈自立した人生を楽しむ術〉を教える学校へとその役割を変化させている。〈主婦〉とはなにか?家事を「自分ごと」として〈生活を大切にする〉営みとは?ジェンダーギャップ指数ランキング12年連続1位のアイスランドから届いた、暮らしや家事のあり方を柔らかく問うドキュメンタリー。
陽光降り注ぐ田舎の村に暮らすシスター・ジョセフィーナに突然、父が亡くなったと訃報の知らせがくる。一緒に住んでいた甥のアレシャンドレに身寄りがなくなり、ジョセフィーナと暮らすことに。最初は心を閉ざしていたアレシャンドレだったが、叔母であるジョセフィーナの献身な世話で、ふたりは絆を深めていく。しかし、神に仕えるジョセフィーナの心中は複雑になっていく…
地中海にのぞむ中東の都市テルアビブ。ファッションやアートが盛んなこの街には、性に奔放な若者たちが集まりそれぞれが自堕落な日々を過ごしていた。ダニーは行きずりのセックスでマックスに妊娠させられてしまうが、その事を言えないでいる。そのマックスはダニーの気も知らず、SNSで知り合ったアビシャグの性的欲求を満たそうとセックスに耽る日々を送っていた。マックスとの交わりでも満たされないアビシャグはついに…。
“自分は腕利きのギタリスト”と豪語する、傲慢なミュージシャンのテイラー。ある夜、バーでの演奏を音楽評論家のケイトリンに酷評されたテイラーは、半年後にはほとんどの仕事を失ってしまう。だが彼女のその酷評の真意は、ドリューとかつてバンドを組んでいたロブによる逆恨みから高額で依頼されたものだった。そうとは知らないテイラーはある日、エージェントのロイからイメージ回復のために雇ったコンサルタントを紹介される。それがあのケイトリンだった。最初は彼女を徹底的に拒否していたテイラーだったが、やがて渋々ながらもケイトリンに従い始める。
死去した父を埋葬した日。17年前に生き別れた兄アレクシスが、弟ジョナサンの前に現れた。当時6歳だったジョナサンは、ある日を境に父とLAに移り住み、母と兄は自分と父を捨てたと聞かされていた。幼い頃から酒乱の父に虐待され、荒れた大人になったジョナサン。そんな彼の前に、父の死亡を知った兄が訪ねに来たのだった。わだかまりを解きたい兄が、重い口を開き語った当時の真相。それは、酒に酔った父が口論の末、はずみで母を殺し、兄がその一部始終を目撃していた悲劇の出来事だった。にわかにその言葉を信じられないジョナサンだったが、元恋人のもとにあった危ないカネを盗んだことで、兄の家に転がり込むことに。そうとは知らない兄は自分を頼ってきたジョナサンを歓迎するのだが…。
祖父オーブリーの容体悪化の知らせを聞き、人里離れた屋敷に駆けつけたブレイクとその母マーゴット。オーブリーの介護をしていた看護師が失踪し管理人のマリアンに応対された2人は、祖父の部屋に案内されるや、愛情を受けずに育った母は、意識もなくただベットに眠る実父を前にしきりに愚痴をこぼし、見かねたマリアンはそそくさと帰ってしまう。その夜、悪夢にうなされて目覚めたブレイクは、祖父の部屋から誰かが会話している声に気づき、様子を伺いに部屋に入った。しかしそこには、寝たきりの祖父がいるだけ。昨夜の出来事を不審に思い屋敷の中を調べ始めたブレイクは、本棚からテープレコーダーを発見。そこから流れる音声には、祖父の声でこの屋敷にいたとされる、少年の様子が録音されていた。
1944年9月。大統領令により、スマトラ島の近くで撃ち落とされた戦闘機C-47パイロットの救出任務を受けた米潜水艦シーヴァイパーの艦長カルペッパー。上陸部隊により難なくパイロットの救出に成功するが、彼らが撃ち落とされる直前、空から衝撃的な光景を目にしていた。それは、日本軍の支配地域であるこの海域に、いるはずのないドイツ軍らしき潜水艦を発見したことだった。不穏に感じた艦長カルペッパーは、仲間を艦に戻し、自ら島を偵察することに。一方、艦に戻ったキーナンは、艦長不在の中、ライバルであるカッターと意見の食い違いから指揮権でもめる事態に。日本軍の駆逐艦が巡回する危険海域で、2人の激突がクルー全員の危機へとつながっていってしまう。
ワシントンDC周辺に奇怪な気象現象が発生!ホワイトハウスを竜巻が襲い、半壊の被害を受ける。警察官のデヴィッドと弟ジェイコブは、父親であり有能な科学者の博士グランジが、過去の遺恨を晴らすために、気象をコントロールしているのではないかと疑っていた。博士の下で働くサマンサも同じ疑いを抱き、ジェイコブにその危険性を伝えていた。その後、博士が気象兵器を操っていることが明るみになり、放送局をハッキングして気象テロを起こすと宣言する。その後、博士が操る超ド級のメガ竜巻がゆっくりとワシントンDCに接近していく。
ベーカリー店“カップケーキ・パレス”を営むトリシュ。2号店出店の資金を工面するため、カップケーキ大会での優勝を目指して試作品作りに奮闘する日々。そんな時、放置状態の恋愛を心配する姉クロエの勧めで、弁護士アダムとブラインド・デートをすることに。しかし当日、寝坊でレストランに少し遅刻したトリシュは、クロエから教えられた“緑の服を着てくる”との情報をもとに、その男性がいるテーブルへ。謝罪しつつもマイペースに食事の注文を始めた。しかし実は今日からサマータイムがスタート、実際は1時間以上もの遅刻で、アダム本人はすでに帰っていた。一方、緑の服を着た救急救命士のパーカーは、トリシュとの会話が弾み人違いだとは言い出せないまま、1日のデートを楽しんだ。互いに好印象を感じつつも翌日、人違いに気づいたトリシュは、改めて挨拶しようと店を訪れたパーカーを冷たく追い返してしまう。
ベトナム戦争中期、アメリカ軍第60連隊のアレンは、数日前に戦死した仲間を偲んでいた。しかし酒で酔いが回ってきたアレンは、黒人兵士が先兵の役目を負わされ、ハエのように死んでいくことへ不満をぶちまける。後日、第60連隊はベンチェで行われる索敵撃滅作戦に参加。その時、地図にない村と一人のベトナム人女性を発見する。部隊を率いるサッター少尉は、新兵を使い無抵抗な女性を凌辱しようとするが、アレンの諫言を受け渋々ながら引き下がる。その後、突然の襲撃に遭った部隊は二分され、全滅を恐れたサッター少尉は撤退を指示するが、アレンたち4人は取り残され孤立してしまう。
離婚を決意したハンクとアレックス夫妻。しかし未だにお互いが下した結論に未練を残していた。そんなある日、父が住む街へ向かう道中、バイクが故障してしまったハンクは、修理が完了するまで近くの街で待機することに。すると偶然、バイクが回収されていく様子を目撃したアレックスがハンクを心配して駆けつけてくる。バーでお酒を飲みながら、アレックスが提案した“真実か挑戦ゲーム”への誘いに乗ったハンク。毎日 挑戦することを互いに1つずつ選び実行する。そんなゲームの挑戦を受けて立とうとした時、父が自動車事故に遭いケガをしてしまったとの連絡が入り、ハンクはアレックスと共に父の家へ向かうことになる。
福祉事務所に勤めるケースワーカーのカールとジェナ。ハロウィーンの金曜日、週末を楽しむべくカールは早々に帰ろうとしていた。しかし、生真面目なジェナが更生して精神科病院から出てきた元殺人犯のデヴィッド・ピアースの様子を調べると言い出したことから、つき合うハメに。人里離れた場所で偶然出会ったパトロール中の女性警官に教えられ、行き着いたデヴィッドの家は、廃墟と化した屋敷だった。中にいたデヴィッドは挙動不審で落ち着かず、全く話にならない。やがて帰ろうとする2人に向かって、デヴィッドは「奴らが家に入ってくるから、扉は開けさせない」と言い放ち、ショットガンを構える。その夜、フードを被った怪しい者たちが家の周りを取り囲み始める。
1944年秋。第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線フランス・アルデンヌに近い森の中、ノルマンディー上陸を果たした連合軍は、ドイツ軍の頑強な抵抗の中、前進を続けていた。ある日、第82空挺師団パルンボ軍曹が率いる小隊に特別指令が下る。“最前線の奥地に潜入し、敵情を偵察せよ”というものだ。遭遇した敵部隊との猛烈な射撃戦の中、無能な大尉の指揮により、次々と命を落としていく兵士たち。その後、たった4人になったパルンボ軍曹らはある村にたどり着くのだが…。
地球の核が震えるような、不穏な【音】が頭の中で轟く―。とある明け方、その【音】に襲われて以来、ジェシカは不眠症を患うようになる。妹を見舞った病院で知り合った考古学者アグネスを訪ね、人骨の発掘現場を訪れたジェシカは、やがて小さな村に行きつく。川沿いで魚の鱗取りをしているエルナンという男に出会い、彼と記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われる。
大学生のグレースは友人のPCで不気味なハロウィンのミームを見つける。このミームは、「あなたが一番怖いものは?」という質問を投げかけてくるもので、コンピューター・ウイルスとして大学中に瞬く間に広がる。そして、自分が“怖いもの“を入力してしまった人は、その“怖いもの“に襲われて死ぬという現象が起こり始め大学内はパニックに。ミームの正体を突き止めるためグレースはPCオタクのスぺンサーに助けを求めるのだった。
ソヴィエトのとある秘密研究所では、年老いた天才科学者レフ・ランダウのもとで、科学者たちによる「超人」を作る奇妙な実験が行われている。だがキューバ危機の後、フルシチョフ時代を経て、スターリンが築き上げた強固な全体主義社会の理想は崩れはじめ、かつては徹底的に管理されていた人々の風紀は乱れ、腐敗していた。しかし、そんな堕落を上層部が許すはずもなく腐敗を正すために、KGBのウラジーミル・アジッポが派遣される。彼は所長に「昔なら黙って銃を渡したが幸い時代が違う。いますぐ辞表を書くがいい」と迫り、彼自身が新所長に就任する。こうして研究所を監視下に置いたアジッポは、次第に特別実験グループと呼ばれる被験者の若者たちと親しくなっていく……。
1919年朝鮮、非暴力的な三・一運動が日帝の暴力的鎮圧で水の泡となった後、1920年代には武力闘争と自強と啓蒙を通じて国を探すという独立運動が全国的に活発に行われる。武力闘争は主に中国とロシアを中心とした海外で起こり、植民地収奪がさらに強化された朝鮮の中心京城(キョンソン)では、拳で全国を統一するという朝鮮の拳たちの動きが活発になる。無数の派閥と新しい強者たちの登場で頂上を占めようとする勢力争いが一時も止まらず、今まで誰も朝鮮学生の拳を制した者はいなかった。不可能だという学生拳の全国制覇を夢見て、平壌の崇実学校のデモ事件で7年間服役し、京城に来た物怖じしない転校生のチェ・ガンイルが現れる。
ギャレットは、子どもの頃の記憶を失っている。当時の知人を名乗る人物からの連絡をきっかけに、失われた記憶を取り戻すため、ガールフレンドのクレアと共に家族で訪れていた湖畔の別荘に滞在する。その夜、ギャレットは家に侵入した謎の女・ジェニファーと出会う。ギャレットが連絡を取っていた相手であり、ギャレットの10歳の誕生日パーティーの招待客だという。ジェニファーの訪問をきっかけに、ギャレットの血塗られた過去も徐々に表面化し始める。妖艶なジェニファーに魅了されたギャレットは、クレアのことを疎ましく思い始め、同時に過去の記憶を思い出してはいけないのではないかと、気づき始める。
刑期を終え出所したダニーは、兄アーサーと姪リサとの生活をスタート。ポーカーの天才として名を馳せたダニーだったが、兄からはポーカーの禁止を言い渡されてしまう。しかし、リサから逮捕理由を尋ねられたダニーは、アーサーの不在をいいことに言葉巧みにリサの興味を誘いポーカーを教え込む。そんな折、この街を支配するクイーン、アレックスから呼び出しを受けたダニーは借金の返済を求められ、72時間以内に返済しない場合は、アーサーとリサに危害を加えると脅しを受ける。ポーカーの師匠マーチャントや高利貸しのジャズボスらに相談したダニーは、彼らが勧める高額賞金のポーカー大会への参加を決め、再びギャンブルの世界へ足を踏み入れる。
母を病気で失ったケラーとブロック姉弟。父はケラーが5歳の時に出て行ったと聞かされており、身寄りもなく姉弟が離れ離れに暮らすことを拒んだケラーは、福祉職員に黙ってかすかに記憶がある、音信不通だった父の妹がいるユタ州の牧場へと向かった。突然の訪問にも関わらず、叔母たちは快く出迎えてくれるが、家のすぐ近くの森に、古代と現代が同時に存在する不思議な空間が存在し、そこで父の名前が刻まれたライフル銃を発見したことで、父が何らかの理由で古代の世界に捕らわれているのだとケリーは気づくのだが…。
軍人の兄の代わりに、母の看病に尽くしたことでエンジニアの夢を諦めたチャーリー。今は小さな町の整備士として暮らしている。母の死後も、自分が選んだ決断に後悔はせず、納得した人生を送っているつもりだった。ある日、長く続くハイウェイで故障した車を引き取りに行ったチャーリーは、車の持ち主で歌手を目指すナンシーと出会う。彼女と整備工場へと向かったチャーリーは、修理の合間に町のお祭りに誘い、ナンシーをライブ会場のステージに上がるよう導く。突然のサプライズに躊躇するナンシーだったが、チャーリーの言葉に押され歌い始める。互いの人生や夢を語り合った2人はやがて惹かれ合っていくのだが…。
世界が闇に包まれ、人々が邪悪なドラゴンの襲撃に怯える時代。幼き頃、両親をドラゴンに殺された二人の兄弟がいた。強靭な戦士の兄ダリウスと、心優しき弟ケンドリック。そんな彼らが住む村に再びドラゴンが襲来し、二人は家を捨て旅立つことに。彼らは、伝説の騎士“ドラゴンハンター”になるための手がかりを求めオカード城を目指す。しかしその道のりは、ドラゴンと邪悪な種族オークスが支配する広大な領土だった。旅の途中、エルフや巨人、魔術師など様々な種族や人間で構成された集団と出会い、仲間となる。そして遂に、兄弟を待ち受ける衝撃の運命がやってくる!
僕が君を守る―少年とロボットの運命の出会い ロボット研究を牽引する大企業キネテック社で、捜索と救助を目的として作られた救援ロボの試作品「ロボサピエンス」の生みの親であるアラン博士は、人々の生活を豊かにする夢を描いて発明したが、キネテック社のCEOであるポーターは彼の意志など尊重せず、金儲けのためにロボットを軍事目的で売ろうと企てていた。そのことに気づいた博士は、相棒のロボサピエンスとともに逃げ出すが、その最中にロボットは銃で撃たれて、ビルの屋上から落ちたはずみでバラバラに。一方、12才の天才少年ヘンリーは、いじめっ子から逃げる最中に損傷したロボットを拾う。自宅に持ち帰り、持ち前の知識を活かして修理するが、ロボットは記憶喪失状態。ヘンリーは彼を「コーディ」と名付け、母親や姉とともに家族の一員として暮らすことに。しかし、キネテック社やアラン博士はコーディを血まなこになって探していた…。
懸賞金さえもらえれば、僕たちはずっと一緒だ!隣同士の家に住む少年ペルツァとキルーは大の仲良し。ある日ペルツァは、両親が経済的な理由で引っ越しを考えていることを知る。ちょうどその頃、地元で銀行強盗が起き、その犯人に懸賞金がかけられた。このお金が手に入れば、引っ越しを食い止められる。そう考えたペルツァは、強盗犯の手がかりを追った。車を運転し、飛行機を自作して空を飛び、さらには潜水艦を作って海底に沈む船をめざす。そうしてついに、強盗犯を追い詰めることに成功……したかに見えたが、物語は思わぬ結末を迎える。あらゆる冒険要素が詰まっており、少年たちによる大人顔負けの発想&行動はまさに痛快!少年世代はもちろん、かつて冒険を夢見たすべての大人たちに見てほしい作品。
高校でバスケットボールチームのコーチを務めるポールは、メンバーの生徒カートから、父親との関係に悩んでいると相談を受ける。話を聞いたポールは祈ることを勧め、カートと一緒に祈りを捧げた。しかし、無神論者のカートの父親は、ポールの行為を“強引に宗教を強要した憲法違反”だと校長に訴え、結果、ポールはひと言の弁解も許されずに解雇されてしまう。突然、職と自身の居場所を失い、激しく落ち込むポールを心配したチームのメンバーらは、ポールの家を訪れ、学校と戦うべきだと彼の闘志を焚きつける。メンバーの言葉に奮起したポールは、バスケの勝敗予想が縁で知り合ったブラウン弁護士のもとへと向かう。
4年前に母親を亡くして以来、その悲しみから立ち直れず、自暴自棄になっている少女アリー。微罪で逮捕された彼女は、18歳になっていることから成人として裁かれるも、判事の温情で刑務所ではなく、150時間の社会奉仕を命じられる。そして、老人ホームでの仕事に就くことになるも全く反省の色を見せず、その態度は褒められたものではなかった。そんな最中、アリーは入居者で世話をする予定だったフォスター夫人を怒らせてしまう。その後も渋々ながら仕事をこなす彼女だったが、ホームのお楽しみ会の司会を任された際、フォスター夫人が急に倒れてしまったことから、少しずつ夫人に寄り添っていくのだが…。
西部の町レジェンド。ならず者ウィル・タニーに牧師の父親を殺された少年ジェームズ。復讐を誓い故郷を去り、アラバマの親戚のもとへと赴いた。時が経ち15年後、成長して名うての賞金稼ぎとなったジェームズは、ジェイムソン郡でタニーに賞金がかけられていることを知り、故郷レジェンドへ戻る。タニーは今や町長として町を暴力の恐怖で仕切り、ジェームズの幼馴染みでもあったメリーと無理やり結婚しようとしていた。ジェームズはタニーを捕らえて保安官に差し出した後、メリーと結婚式を挙げ、人生で最高の時をかみしめていた。しかしジェイムソン郡への護送中、タニーの部下スパイダーが彼を救出。メリーを奪われ怒りに駆られるタニーによって、ジェームズは命を狙われる危険に直面する。
全世界のファンが待ち望む大ヒット本「セイレーン」続編の全世界同時発売の日。一人の男サイモン・ヘイズは沈痛な面持ちで、その日を迎えていた。それは、サイモンこそ幻の小説家で「セイレーン」の原作者サリー・カーマイケル当人だからだ。あがり症で不安障害のサイモンは、想像を超える人気に困惑。出版社のエージェントは、契約と訴訟を盾に映画化の話を進め、主演候補のスター俳優ペリー・クインに会うことを強制する。しぶしぶペリーとの面会場所に指定された本屋を訪れたサイモンだったが、そこで出会った女性オーナーのテスと意気投合。彼女が発行する地域新聞に、「セイレーン」の記事を頼まれる。やむなく辛辣に書いた記事だったが、多くのメディアに取り上げられ、大反響を生み出してしまう。
昏睡状態から目覚めたレイ・ブルックス。しかし、そこに家族の姿はない。3ヵ月前、妻とドライブ中、道に迷い工業団地に入り込んでしまった彼は、偶然にもギャングの処刑現場を目撃。とっさにその場を離れたものの、警察への通報を恐れたギャングたちに自宅を突き止められ、愛する家族を目の前で殺害されてしまう。自ら銃撃されるも奇跡的に生き残ったレイは、ブルックス一家が襲われたこの事件を捜査するシェルビー警部補から事情聴取を受ける。捜査協力を求められるが、家族の断末魔の姿が瞼に焼きつき離れないレイは、ギャングたちの住処を探し当て、一人また一人と処刑していく。やがて警察だけでなく、仲間を失ったギャングたちも、レイの行動に気づき始めるが…。
心優しい少年エリックは、異父兄のマックスにいつもイジメられていたが、母親ブリアナは酒浸りで気にしない。そんな様子を見かねた近所の婦人ノーランが注意する。しかしブリアナは聞く耳を持たなかった。そんな折、プールで遊んでいたマックスが頭を打ち急逝。マックスを溺愛していたブリアナは、ますます酒浸りになり、エリックのことを一向に構わなくなっていった。そんなある日、エリックは公園で娘とキャッチボールをしていた教師のマイケルと知り合いになる。エリックの不運な身の上に同情したマイケルは、彼のことを気にかけるように。一方、ある夜、エリックのことが気になったノーランは食事を持ってやって来るが、ブリアナと口論になり、殴り殺されてしまう。
ベルリンの売春宿「クイーンズ」で長年働いているサシャ。セックスをしては休憩室で待ち、また次の男にあてがわれる日々を繰り返していた。しかしその鬱屈した毎日は、破天荒だが不思議な魅力を持つ新人のジェシーがやってきたことで一変する。互いに強く惹かれ合い、自然と体を重ね、激しく求め合うようになる2人。これまでにない愛を感じて夢のような日々を過ごす2人だったが徐々にすれ違い…。
ホワイトドラゴンとの戦いで、唯一生き残ったドラゴンハンター、エハブの伝説を追い旅を続ける若者イシュマエルと友人クイークェグ。ある日、辿り着いた場末の酒場でドラゴン狩りに参加する契約を結ぶ。その夜明け、もり撃ちとしてエハブの船に乗り込んだ2人は、その養女レイチェルや、腹心の部下スタッブスを始め、命知らずの荒くれ者たちと共に壮絶なドラゴンとの戦いの日々を送り、一生金持ちでいられるほどの竜油を手にするのだが…。
公立高校に通うハンナは、成績トップで学級委員長とチア部の主将も務める優等生。奨学金による有名大学進学生の最終候補にも残っていた。一方、同い年で私立高校に通う裕福ないとこのマディソンは不良学生。共に片親で、ハンナは母親、マディソンは父親と暮らしていた。高校を早退し、飲酒運転で大事故を起こしかけたマディソンは、大学に進学しないと一切の援助を打ち切ると、父親から叱責される。父親の金をあてにしていたマディソンは、ハンナに替え玉受験を頼み込む。それを断ったハンナは、マディソンに催眠鎮静剤を飲まされ、眠っている間にみだらな写真を撮られてしまう。その写真で脅されたハンナは、次々とマディソンに無理難題を強いられてしまう。
ケネディたち男女8人の高校生は学校生活最大のイベント、プロムへ向かうため、豪華リムジンに乗り込んだ。車内ではケネディが隠し持ってきたアルコールを飲酒し、気を許せる友人たちとのバカ騒ぎが始まる。しかし、会場までの道中でリムジンは停車、何が起きたのかと窓から外を見ようとしたケネディたちの目の前に、血まみれになった運転手の姿と鏡の覆面をした男が現れる。突然の事態にパニックに陥るケネディたち。しかしリムジンは彼らを乗せ、再び動き始める。
交通事故の通報を受け、現場へ急行する救急隊員のカレン。すると負傷者の1人が、夫のアンドリューであることに愕然とする。命に別状はなく骨折で済んだものの、アンドリューが仕事に出られない状況に悩むカレンに対し、親友のオーブリーは、空き部屋を民泊として使う副業を勧める。当初は知らない人を家に招くことに抵抗があったものの、副収入が魅力で早速登録を開始する。同じ頃、カレンの民泊をネットで見つけた女性ミランダがいた。「やっと見つけた」と、うそぶく彼女は、カレンの民泊に予約を入れる。何も知らないカレンは入院中のアンドリューに、予約が入ったと報告。新しくオープンするホテルの研修のため8泊するミランダを上客と思ったカレンは、何も疑わず彼女を迎え入れるのだが…。
父ポールが運転する車に同乗中、突然の事故により重傷を負った17歳のジェーン。遅れていた学業の取り戻しと、脚のリハビリのことを考えると憂鬱な気分だった。退院が決まり久しぶりの帰宅を喜ぶジェーンだったが、家に父はおらず、母サマンサの傍らには、新しい恋人ブライアンの姿が。家族がバラバラになりショックを受けるジェーンは、両親の仲を取り戻そうと奔走するが、激高したポールがブライアンを殴り、家族への接近禁止命令を受けてしまう。家でも親密な関係を隠さずにふるまうようになった母とブライアンの姿を見て心を痛めるジェーンは、大量にケガの痛み止めを飲むようになっていた。そんな折、家族が寝静まった深夜にジェーンの部屋を窺うブライアンの姿があった。
この曲の誕生には、曲の作者であり、MercyMeのボーカルである“バート・ミラード”の半生が大きく関わっている。暴力的な父アーサーのもとで幼少期を過ごすも、決して優しさを忘れなかったバート。高校時代に歌の才能を見だされると、遂に乱暴な父のもとを飛び出し、音楽の道へと進んでいく。父アーサーは、本心ではバートと分かり合いたいと願っているが、その気持ちを素直に現すことができず、バートが去っていくのを止めることができなかった。ミュージシャンとして順調にキャリアを積むバートだったが、ある日、音楽業界の手痛い洗礼を受けた事で自信を無くし、全てを捨てて故郷に戻ってきた。そこではアーサーが、過去の自分を悔い、なんとかバートと解り合おうとする。しかし、バートはそれを信じることができず、いらだちを覚えていた。ただ、アーサーの身に起こっている事を知るまでは。
記憶のない重症の男女を、どう“生かそう”か…。廃病院のベッドで目覚めた重症の男女。ともに記憶をなくしており、自分の名前すら思い出せない。「2人を救助した」と話す医師風の男が看病をするのだが、不気味なものを食べさせたり拘束したりと、その言動は男が猟奇犯であることを感じさせる。2人は命の危険を悟り、結託して脱走を試みるも、失敗。お仕置きと称して痛々しい拷問が行われるが、男の一瞬の隙を突いて反撃し、深手を負いながらも2人はなんとか脱出に成功する。再び2人が目覚めたのは“本物の”病院のベッドだった。そこで2人を調査した刑事たちに告げられたのは、誰もが想像しなかった、あまりにも受け入れがたい事実だった……。2人の正体と男の犯行目的が一挙に解明されるラストシーンは必見!
悲しき過去を背負った男は、組織や法を越え巨悪に挑む――。両親と恋人を殺された過去を持ち、強盗殺人の罪をなすりつけられ起訴されたイゴールは護送途中に仲間の手助けにより逃亡。その足でイゴールが向かったのは街を仕切る麻薬ディーラーでもあるヴラドの元。ヴラドの仕事を手伝い犯罪に手を染めながら高級車を乗り回し、派手な逃亡生活を送っているかのように見えたイゴールだが、実はクリスタルと呼ばれる新種のドラッグの出所を突き詰めるために潜入捜査をしていた特別捜査官であった。警察、連邦保安庁、巨大な犯罪グループ、そして、イゴールの仲間達と様々な思惑が交錯しながら、クリスタルの利権争奪戦が動き出す。そして、最後に勝つのは――!?
トランスジェンダーのヴァレンティナは、出生届にある名前ラウルではなく、通称のヴァレンティナで新しい学校に通う手続きのために、蒸発した父親の行方を捜している。トランスジェンダーであることを隠しながらも、新しい友人や生活に慣れ始めたころ、ヴァレンティナはパーティで見知らぬ男性に体を触られる。この事件をきっかけに、彼女はSNSでのいじめや脅迫、暴力事件に巻き込まれていく。
男勝りな生活を続けるスポーツエージェントのトリ。暇さえあれば野球やバスケットの観戦に明け暮れる彼女に、女性アスリートが立ち上げた化粧品ブランドの担当を命じられる。化粧やおしゃれとは無縁だったトリは、一度は担当を辞退するも、自身をモニターにしてプレゼンを進める方法を思いつき、同僚クリスタのアドバイスも受けながら華麗に変身することに成功。そんなトリのプレゼンはクライアントの興味を引き、大成功に終わる。更にはトリが秘かに憧れていた、イケメン同僚ブライアンからデートに誘われる。仕事も恋も順調に進むトリの生活は一気に変わっていくのだが…。
エバはこれまで、人生のすべてを自分の思い通りにしようとしてきた女性。高校時代の恋人ブレッドと復縁した彼女は、1000日記念日に彼からプロポーズされるはずと、ゴージャスなレストランを予約、プロポーズされる瞬間を録画するためにカメラマンまで仕込んでいた。見事、計画通りにプロポーズされたエバは、挙式もハネムーンも自分の思い通りに計画中。しかし突然、ブレッドから婚約破棄を言い渡されてしまう。ショックで引きこもるエバを、姉のボニーがキャンセル不可だったハネムーンに連れ出すことに。カップルばかりのリゾートホテルでの滞在を当初は嫌がっていたエバだったが、3年前に夫を亡くしているボニーはエバに人生を楽しむべきだと、新たな出会いを勧める。
2052年、世界は終末を迎えていた。そんな中、白衣の女性が廃墟の教会へ入っていくが、何者かにつかまってしまう。祈りのためにやって来たという彼女は、混乱が起きた数十年前のことを語り始める―。2018年、ジュネーブ会議でバリ博士によって、人類の一部の者に、暴力の根源とされる遺伝子があると発表された。国連総長ダネルはテロと暴力の完全な根絶のために、全人類の血液をデータベース化し、遺伝子が善なら腕に刻印を押すべきと人々に説き始める。女子大生のレキシーは、親友エマと検査を受けている時、携帯電話にかかってきた「逃げろ」という謎の声に従い逃亡。声の主によれば、レキシーは人類を救うにも滅ぼすにもなりえる遺伝子を受け継ぐ者であり、行われていた検査は、次元の抜け穴=ループホールから現れたこの世界を支配しようとする者が、レキシーを捜し出すために仕組まれたものだったと知る。
現代のニューヨークらしい大都会に住むアビゲイル・ハームは、視覚障害者に物語を読む訪問ソーシャルワーカーの仕事をしている孤独な女性だった。ある日、世話をした相手の老人から、ある廃墟に行くと入浴している男性がいるから、彼の着物を隠してしまいなさい・・・彼はあなたのものになる・・・と言われて、廃墟に出掛けてみる。そこでアビゲイル・ハームが見たものは不思議なアジア人男性だった・・・。
出稼ぎで働いていた女性の遺体。彼女に一体何が起きたのか…眠らない街、ニューヨークシティ。とある古いレストランで女性の遺体が発見された。エルサルバドルからひとり出稼ぎにやって来たシングルマザーのルーデス。一体彼女に何が起きたのか…。彼女は、重病となってしまった息子の手術費を稼ぐために毎日必死に働いていたが、レストランのオーナーは彼女に厳しくあたり、同僚も彼女が移民であることを理由に冷たい。優しく近づいてくる客も、彼女を売春婦のように扱いチップとともに性行為を強要する。ニューヨークの人々は彼女を都合のいいようにしか扱わず給料もやりがいも“搾取”される日々を過ごしていた。それでもお金を稼いで愛する息子の元へ帰るため、彼女は懸命に我慢していた。辛いときは実家に電話を掛けて、「大丈夫。もうすぐだから待っていてね」と息子との会話が彼女の癒しだった。そんなある日、職場で奇妙な幻覚を見るようになる。働きすぎでストレスのせいだと思っていたが、やがてその幻覚は彼女を襲い始め…。
ラスベガスまでのドライブ中、チェリーの車が故障してしまう。ホテルもないこの町で、車の修理が終わるまで滞在することになった精肉店を営むフロイドは、変化を求めてチェリーに店番を頼むことにする。ある日、無口なフロイドの弟のネディーは、商品に文句ばかり言う客に腹を立てて殺してしまう。こんなことが知られれば、店の立て直しどころではなくなると感じたフロイドは、死体を隠すため、死体を挽肉にして店で売ることにする。この肉が大評判になり客が取り合う人気商品となる。一家は、客の<需要>を満たすため、彼らは町のはずれで<仕入れ>を始める。
悪魔トイレとの死闘から数年。ベトナム帰還兵のブレットは戦場で培った運転技術を活かしF1レーサーに転身、世界中を駆け巡っていた。今や成功者となりつつあるブレットだったが、ある悩みがあった。一人になると必ず幻聴―謎の放屁音―に襲われるのだ。そんな彼を悪魔便器祓い師であるマーカス神父が訪れ、ブレットに悪魔トイレとの戦いに戻るよう説得を試みる。トイレ・エクソシズムの果てに首に大きな傷を負い、今もそこから流れ出る悪魔汁に苦しめられているブレットは神父の頼みを断ろうとするが…。人類VS便器という永遠のテーマを描いた『デストイレ』の続編が待望の日本上陸!