戦争によって荒廃した世界。大地は汚染され、生存者たちが飲めるきれいな水は限られていた。街はずれの廃墟に集まった男女10人。彼らはわずかな飲料水を分け合い、いつ侵入者が現れてもいいように出入り口を砦のように固め、静かに暮らしていた。ある夜、外部の無法者に襲われた父親を旅人ムサに助けられたエイサは、彼を何日間か砦の中に泊めることに。しかし、ムサは突然エイサの父親を殺害すると、そのまま姿を消した。そして次の瞬間、外のタンクから引いていた水が止まってしまう。エイサはタンクを調べに行くが、そこには恐ろしい死のトラップが仕掛けられていて・・・。仲間を助けるため奔走するエイサ。しかし、至る所で死の罠が彼に襲いかかり、遂には他の仲間たちにも魔の手が迫りくるのだった・・・。
世界への挑戦、脱退、解散、HIDEとTAIJIの死、Toshlの洗脳、YOSHIKIの決意――そして復活。バンドを襲ったあまりにドラマチックな悲劇の連鎖。結成後30年以上に渡って生み出されてきた、想像を絶するX JAPANの<熱狂>と<狂乱>の歴史。そこには精神的にも肉体的にも彼らが抱えてきた悲嘆と痛みがある。栄光と挫折、生と死、解散と復活。日本の音楽シーンの頂点に君臨する彼らの挑戦の軌跡――。マディソンスクエアガーデンでの舞台裏を追いながら、クライマックスでは息をのむ圧巻のステージが待ち受ける。『WE ARE X』はこれまでにない近さで、心に深い傷を負いながらも走り続ける彼らの光と闇に迫る。
太陽が照り付けるロサンゼルスのクリスマス・イブ。街角のドーナツショップで一個のドーナツを分け合うトランスジェンダーの二人。28日間の服役を終え出所間もない娼婦シンディは、自分の留守中に恋人が正真正銘の金髪女と浮気したと聞きブチ切れ、彼女を捜し出してとっちめてやろうと街へ飛び出す。歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友シンディをなだめつつも、その夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手、ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日がけたたましく幕を開ける!
3人の少年たちが謎の失踪をとげた事件。手がかりも掴めず捜査が難航する中、見知らぬ男(カン・ドンウォン)が少女スリン(シン・ウンス)の前に突然姿を現す。男は行方不明になっている少年ソンミンであり、時間と空間が止まった世界に閉じ込められ、大人になって帰ってきたと主張する。唯一、彼を信じるスリン。周囲の大人たちはスリンが正体不明の謎の大人に振り回されていると心配し、警察が男の後を追う。果たして男は本当にソンミンなのか、それとも――。
英国海兵隊特殊部隊SBS隊員のストラットンは、中東の化学工場にある生物兵器の破壊ミッション中に敵の罠にはまり、相棒のマーティを失う。同時に破壊すべき生物兵器も盗まれ事態は新たな難局に直面する。その後、英国諜報部MI6の分析により敵のリーダーはバロフスキーという元ロシアのスパイであることが判明。ストラットンは新しい相棒となったアメリカ・ネイビーシールズのハンク、MI6エージェントのアギーとともにバロフスキーが潜伏していると思われるローマへ飛ぶ。そこに現れたバロフスキーはわずかな雑音から異変をかぎとると、カーチェイスをきりぬけ、行方をくらます。かくして英米特殊作戦ユニットと謎のテロ組織の、ヨーロッパをまたにかけた壮大な攻防が始まろうとしていた。
一連のシャークネード撃退の活躍により、フィンはNATOによるシャークネード戦略会議に召集され、妻エイプリルと息子ギルを連れてロンドンのMI6本部を訪れていた。一方、対シャークネードの秘密組織を結成したノヴァは、ストーンヘンジの洞窟でかつて人類がシャークネードとの戦いに使ったといわれる秘宝「デュークワカ(鮫の神)のハーネス」を発見する。しかし、ノヴァがハーネスを持ち出した途端に巨大なシャークネードが発生。ロンドンへと向かったシャークネードは人々を襲い、ギルも鮫の渦に呑み込まれてしまう。フィンとエイプリルは、ギルを救うためにシャークネードを追跡するが・・・。
3つの王国が君臨する世界。ある王国では、不妊に悩む女王が“母となること”を追い求め、国王の命と引き換えに美しい男の子を出産した。また、ある王国では、老婆が熱望する“若さと美貌”を不思議な力で取り戻し、妃の座に収まった。そして、もう一つの王国では、まだ見ぬ“大人の世界への憧れ”を抱く王女の結婚相手が決められようとしていた。しかし、3人の女たちの欲望の果てには、皮肉な運命の裏切りが待っていた・・・
その日、弁護士であるパトリシアの息子ビクトルが負傷した状態で警察に保護される。ビクトルは通学途中で何者かに拉致され、自力で逃げ出したという。証言を元に前科者のチャーリーが容疑者として逮捕される。しかし彼は事件当日のアリバイを主張。パトリシアはチャーリーを勾留するよう警察に強く求めるが、ほどなくして彼は証拠不十分で釈放される。その夜からパトリシアの身の回りでは不審な出来事が次々と起こりはじめる。
アナは服役中の夫を待ちながら町のバーで働いている。ある日店にミステリアスなその男=ホセが現れ、徐々に客たちや店で働くアナの家族とも打ち解けていく。アナもまたそんなホセに惹かれてゆき、2人はやがて男女の仲になる。しかし、ホセはアナの夫が関わった強盗事件で愛する者の命を奪われた「被害者の遺族」だった。果たしてホセの本当の目的とは?アナの夫が出所して来た時、物静かな男の凄絶な復讐が幕を開ける。
日本統治下の大韓帝国。初代皇帝・高宗(ペク・ユンシク)の娘に生まれた徳恵翁主(ソン・イェジン)は、政略に巻き込まれ、わずか13歳で日本へ留学させられる。祖国に帰れる日を待ちわびながら月日は流れ、大人となった彼女の前に、幼なじみのキム・ジャンハン(パク・ヘイル)が立派な青年となり姿を現す。日本軍に従事する一方、秘かに朝鮮独立運動に尽力していた彼は、王朝復興のため徳恵翁主と皇太子である兄王を上海へ亡命させようと計画。信念に突き動かされた者達は、激動の歴史の中で想像を絶する運命に身を投じていくが・・・。
アフガニスタンで展開するスペイン軍医療部隊の隊員たちが、米国・国連共同部隊の救出に向かった際に、搭乗したヘリが事故に遭ってしまう。負傷者もいる隊員たちの救出を遂行するのに与えられた猶予はたったの一晩。いつも通りの問題ない任務に思われたが、不時着・破損したヘリコプターの回収命令を受けた挙句、多数のタリバン武装勢力に囲まれ、現場は地獄と化す。
1912年。実業家ホフマイスターの屋敷に秘書として住み込むことになった美貌の青年フリドリックは、ホフマイスターの知的な若妻ロットと次第に惹かれあう。だが触れ合うことも、愛を口にすることも出来ず過ごしていたある日、フリドリックの転勤が突然決定。二人は「2年後の帰国まで、変わらぬ愛を誓おう」とキスを交わすことなく愛を伝えあった……。
繁殖を防ぐことの出来ないウイルスが人類そして自然界をも襲い、地球が滅亡への一途を辿っていた。残された希望はただひとつ。選ばれし男女3組は、滅亡を防ぐシステムがあるという人類未開の惑星“DEMO”へ送られる。大気も水も存在し、未開の地でありながら何故か文化の影を残すこの惑星で、ミッションを果たそうとする彼らに襲い掛かってきたのは、得体の知れない生命体だった。地球滅亡をかけた戦いが今、始まる――。
1997年。スケートボードを楽しむ不良グループの1人、コーリー(トビー・ウォレス)は不良仲間と同級生のジョナ(ガリヴァー・マクグラス)をいじめていた。実は2人は幼い時いつも一緒に遊んでいた友人だったが、あることをきっかけに疎遠になっていた。ハロウィンの夜。コーリーの不良仲間たちは変わらずジョナをいじめていたが、そんな状況に飽き飽きしていたコーリーはたまらず仲間の輪からはずれ、ジョナを助ける。ジョナはコーリーを闇夜の中に連れて行くと、そこには、夢とも現実ともつかない世界がひろがっていた。コーリーは怯えながらも、ジョナについていくと、ついに2人が離れることになったある“秘密”が暴かれることになる・・・。
ボクシング4階級制覇したパナマの英雄、ロベルト・デュラン。貧困と犯罪が蔓延する町に生まれ育ったデュランが、ボクシングトレーナーのレイ・アーセルと出会い、世界チャンピオンを目指していく。デュランは、シュガー・レイ・レナードを下し、チャンピオンとなった。しかし、その後のリターンマッチでは第8ラウンドに「ノー・マス(NO MORE)」という言葉を残し、試合放棄してしまう。ボクシングファンに今も語り継がれる “ノー・マス事件”の真実とはー!?
家族に会うために、メキシコからアメリカへの不法入国を試みるモイセス。車で国境を越えようとしていたが、急なエンジントラブルによりモイセスを含む15人の移民たちは荒れ果てた砂漠を徒歩で越えることになってしまう。有刺鉄線がひかれた国境をくぐってアメリカ国内に侵入する不法移民たち。見つかることを警戒しながらも、順調に都市部へと向かっていた。しかし、歩みの差からふたつのグループに分かれてしまう。遅れをとった移民たちが待ってくれるように必死で叫んだその時、突然、銃弾が襲いかかる。襲撃者は見えず、正体は不明。見つかる前にと辛くも逃げ出したモイセスたちだが、そこは身を隠す場所もない摂氏50度の砂漠。水なし。武器なし。通信手段も逃げ場もなし。幸せな生活を手に入れるため、「必ず会いに行く」と約束した息子のため、モイセスたちはある”命懸けの行動”に出る。”自由の国”アメリカで無事逃げ切ることはできるのか――。
診療時間をとっくに過ぎた午後8時に鳴ったドアベルに若き女医ジェニーは応じなかった。その翌日、診療所近くで身元不明の少女の遺体が見つかる。それは昨晩、ドアベルを鳴らした少女だった。彼女は誰なのか?なぜ死んだのか?亡くなる直前の少女の足取りを探るうちにジェニーは危険に巻き込まれていく。彼女の名を知ろうと必死で少女のかけらを集めるジェニーが見つけ出す意外な死の真相とは。
美女を狙った猟奇的殺人。そこに隠された驚愕の真実――マニラで、美しく若い女性五人を狙った殺人事件が発生。いずれも身体中を切り裂き、顔をはぎとるという猟奇的なものだった。二年前に発生した同様の事件で犯人を撃ち殺した特別捜査官トニーは、模倣犯による犯行とみて捜査するも何の手がかりも出てこない。そんななか、トニーの恋人ティンが次の被害者となってしまう。悲しみに暮れ、犯人逮捕に執着するトニー。そんななか、過去同じような事件が日本で起きていたことが判明。そこには千年以上の時を超え伝わる“石の書”が絡んでいるという。ある男に呪われた殺人の真のターゲットを知らされたトニーは、その日本女性・ミユキのもとへと向かう。
長年の友人である3組の夫婦と1人の友人、7人が集った夕食会。ひとりの女性が提案する。「私達本当に友達かしら?お互いが信用できるなら携帯電話を見せ合わない?」スマホの着信や履歴を一番身近な人間に見せ合うという、前代未聞の危険なゲームが始まった。家庭のトラブルや愛情の飢え、仕事の悩み、変えられない自分の性格など、小さなスマホから次々と現れる裏の顔、“おとなの事情”が露呈されていく。
裏社会で「成功率100%のパーフェクトな殺し屋」として知られる伝説の男・ヒョンウクはその日、仕事を片付けた帰りに偶然立ち寄った銭湯で、石鹸を踏み転倒。床に頭を強打し、記憶喪失になってしまう。更に偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者のジェソンが、ヒョンウクのロッカーの鍵と自分の鍵をすり替えてしまったことで、ヒョンウクは記憶喪失の売れない役者ジェソンとして生きることになってしまう。
1940年、ナチス・ドイツによる他国への侵攻は激しさを増していた。そんな中、退位しオランダに亡命したものの、未だ国内に根強い支持者を持つドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の動向を監視するため、元皇帝の屋敷へと送られてきたドイツ軍将校ブラント大尉。そこで彼は、メイドとして働くミステリアスな美女ミーカと出会い、ひと目で心を奪われる。しかし、ミーカの正体は英国政府の密命を受け屋敷に潜入したスパイだった。
寄宿学校では学期末の数日を、女生徒達がもどかしく過ごしていた。その中にビリティス(パティ・ダーバンヴィル)という美しき少女もいる。そして、夏休み。彼女は、父の女友達の娘メリサ(モナ・クリステンセン)とその夫ピエール(ジル・コーレル)の住む南フランスはプロバンス地方で、その夏を過ごすことになった。サントロペ近くの高台にあるメリサの家は、牧場のある12世紀風の豪邸。そしてピエールは馬の調教師。だがビリティスは生理的に彼を好きになれない。それにくらべメリサの高貴なエレガントな美しさ。ビリティスはうっとりとした。だが、反面、メリサとピエールの夜は、サド的な夫と妻いう異常な関係。ある日、メリサとビリティスは海へ行く。そして、そこでビリティスは好意を寄せていた写真家ルカに再会。彼はアルバイトに海辺で写真店を開いていた。ルカの事も気になるビリティスだが、大人の女性であるメリサの美しさに惹かれていく・・・。
ケイン・マディソンはロサンゼルスで建築家としての日常を送る一方で、心に潜むもう一人の自分は、浪人として悪の武将が支配するサムライの世界を彷徨っていた。様々な現実世界でおこる不運に絶望したケインは、心の拠り所を探す旅に出る。現実世界、そして心の世界、それぞれの戦いの先には一体、何があるのか。
米軍の海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)は、妻ナタリー(ケイト・マーラ)と息子ジョナサン(チャーリー・ショットウェル)を故郷に残し、アフガニスタンへと向かう。戦場での任務は想像以上に過酷なものであったが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルを奮い立たせた。そしてついに、アフガニスタンからアメリカへと帰還する。しかし、辿り着いた故郷の街は、建物や橋が崩壊し住人たちの姿も消えていた。まるで異世界に迷い込んだかのように、懐かしき面影は失われていた。この街に一体何が起こったのか?ガブリエルは、共に帰還したデビン(ジェイ・コートニー)と、荒廃した街でナタリーとジョナサンの行方を探すが―。
フィンランドのヘルシンキ、子供たちの国際学校で出会ったサンミンとギホンは、遠く離れた北のキャンプ場に2人で向かうことになる。大雪で通行止めとなり、誰もいない真っ白な森の小屋で2人は体を重ね合わせ、互いの名前も知らないまま別れる。8か月後のソウル。フィンランドでのひとときを雪原が見せた夢だと思い、日常に戻ったサンミンの前に、突然ギホンが現れ、2人はどうしようもないほど熱く惹かれ恋に落ちる。
時は古代中国、殷の時代末期。殷朝第三十代の王、チュウオウ(レオン・カーファイ)は慢心により女神を怒らせ九尾の狐が化けた美女、ダッキ(ファン・ビンビン)に魅了される。チュウオウは操られるままに暴政を行い周辺地域への侵略を開始。人間界では魑魅魍魎たちが跋扈しまさに乱世が始まろうとしていた。事態を重く見た仙界最強の道士にして周の軍師、キョウシガ(ジェット・リー)はそれを阻止しようとヨウセン(ホアン・シャオミン)、ナタ(ウェン・ジャン)、ライ(ジャッキー・ヒョン)らを遣わすのだった。一方、妲己もすでに謀略を張り巡らしていて……。
黒い陰謀で消された記憶。一体自分は、何者なのかー叔父と二人で暮らす高校生のディヴィット。過去を思い出せず精神的な問題を抱える彼は、時折見える幻想に悩まされていた。ある日の授業中、武装した軍隊が教室に押し入る。銃口を突き付けられ恐怖にさらされた彼は突如超人的な能力を発し、部隊を一網打尽する。自分の能力に困惑するディヴィットだったが、身を追われるうちに徐々に記憶が蘇りはじめる。それとともに、彼の大切な存在が次々に命を落としていくことに。果たして、彼の隠された過去とは――。
越南版シンデレラ・ストーリー。その語られなかった真実とはー清い心を持つ美しい娘タムは、継母と義妹カムにいじめられ辛い日々を過ごしていた。ある時、王子の結婚相手を探すパーティーに国中の女性が招待されるも、タムは母娘から邪魔をされてしまう。その時魔法使いが現れ、タムを助けて美しい衣装を用意する。パーティーに参加したタムは王子に見初められ、めでたく二人は結婚。王女となったタムだったが、嫉妬したカムと継母から殺されてしまう。実は裏で黒い陰謀が渦巻いて、国は大きな混乱を迎えることとなる・・・。
中国最強の技を引き継ぐ男が、たった独りで数千の敵に立ち向かう!代々受け継がれてきた武道「鉄足拳」継承者のウー・リン。師匠が亡くなり都会に出てきた彼は弟弟子ジャン・リーと再会する。ジャンは巨大闇組織の幹部となっていた。ほどなく、ウーは街の有力者の娘フェイフェイのボディガードにスカウトされ、彼女と恋に落ちる。ある日フェイフェイが何者かに誘拐されてしまい、その犯人がジャンの手下だと判明し困惑するウー。かつての兄弟が対峙した時、悲劇が起こる。その裏には恐ろしい陰謀がうごめいていた・・・。
ドイツのフランクフルト空港。パイロットを夢みて密入国を試み捕まったロシア人青年アレクセイは、空港でエンジニアとして働くダックの手引きで不法入国者の収容所から脱出し、彼の下で空港の地下迷宮で暮らしながら働くことに。そこにはほかにもワケありの多種多様な不法入国者たちがいた。仕事はきついが、ベルトコンベアーで移動したり豪華な機内食の余りで食事をしたり。アレクセイは仲間たちと愉快な時間を過ごしていた。ある日、彼は空港で清掃係として働くインド人女性ニーシャと出会い恋に落ちる。フライトアテンダントを夢みる彼女だったが、祖国に残している三歳の息子のことを気にかけていた。そこでアレクセイは、インドからニーシャの息子を密入国させるために手を尽くすのだったが・・・。
皇帝を殺した罪を着せられ処刑されたグエン一族。唯一生き残った幼きヴーは山奥の寺院にかくまわれることとなり、師に武術指導を受け育った。12年後、自分の身の上を知ったヴーは真相を知るために山をおりる。ある夜宮廷に忍び込んだ彼は、皇帝殺しに皇太后が関係していること、彼女があらゆる手を使って探し出そうとしている“血で書かれた手紙”にすべての真実が書かれていることを知る。そんななか、ヴーは皇太后によって家族を処刑された女性スアンと出逢う。彼女もまた、皇太后への復讐を誓っていた。
1985年、社会主義政権下の東ドイツ。18歳のフランクはある晩、西側のTV番組で紹介された“ブレイクダンス”に心を奪われ、一気にブレイクダンスの虜となったフランクは暇さえあれば路上でダンスを踊るようになる。多くの若者がブレイクダンスに熱狂する中、政府の娯楽芸術委員会はアメリカ生まれの非社会主義的なダンスを禁止しようと動き出す。フランクをはじめとする多くのダンサーが人民警察に逮捕されるのだが、それでもなお若者たちの勢いは止まらなかった。そこで政府が掲げた政策は、ブレイクダンスを“社会主義化”し若者向けのプロパガンダとして利用することだった!フランク率いるダンスチーム「ブレイク・ビーターズ」は国家認定の芸術集団として人気を博していくのだが、その代償として自分たちの求める自由なダンスが踊れなくなるというジレンマを抱えるのだった・・・。
【第一章】1991年夏。民族対立の最中、恋人同士のセルビア人の娘イェレナとクロアチア人青年イヴァンは戦火を逃れ、明日にもザグレブへと引っ越す予定だ。2人が会っている間に村の境界線は封鎖され、帰宅したイェレナは兄に激しく叱責され、家から出ないよう命じられ・・・ 【第二章】2001年夏。紛争終結後、母ゾルカは家を改修するため、クロアチア人・アンテを雇う。娘ナタシャは兄を殺したクロアチア人である彼を受け入れられない。だが一方で、敵であるはずの男に激しく惹かれている自分に気付いていた。 【第三章】2011年夏。現代的に変化した街並み。大学生ルカは友人と故郷に向け車を走らせていた。かつてルカはセルビア人の恋人マリヤを妊娠させ、母親に仲を引き裂かれ、逃げるように故郷を後にしていた。ルカは今も隣村で暮らす彼女に会いに行く決心をする。
失業中だった元軍人のエディ(バンデラス)は、運よくショッピングモールの夜間警備の仕事を得る。その勤務初日、一人の少女が深夜のモールに逃げ込んでくる。すぐに少女の父親だと名乗る男がやってくるが、何かがおかしい。男を追い返したエディはやがてその男の恐ろしい正体を知ることになる。実は少女は父親と名乗る男が率いる犯罪組織に両親を殺され、目撃者として裁判で証言をする予定だったのだ。しかしその前日に、犯罪組織に襲われ命からがら逃げてきたのだ。数時間後、少女を追って重武装した男たちが次々とモールに侵入。外部との通信も遮断され、孤島と化したモールの中で、エディは今日会ったばかりの同僚たちと少女を守るため、犯罪組織と闘うことになる!
イタリア最南端の島、ランペドゥーサ島。12歳の少年サムエレ、海へ出る漁師、刺繍に励む老女。この島の人々はどこにでもある毎日を生きている。しかし、この島には、アフリカや中東から命がけで地中海を渡る難民・移民の玄関口というもう一つの顔があった。
夫・ピエールの才能を信じ、自分の夢を捨て二人三脚でドキュメンタリー映画を制作する献身的な妻マノン。映画制作に行き詰まりを感じていたある日、ピエールは若い研修生のエリザベットと偶然出会い恋に落ちる。あるときエリザベットは、予期せずピエールの妻マノンが浮気相手と会っているところを目撃し、彼に告げる。思い描いていた未来とは少し違う現在に、満たされない想いと孤独を抱える男と女たち。愛されたいと彷徨う3人が行きつく先とは。
ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭 監督賞を受賞した映画監督ニコラス・ウィンディング・レフン。そんな彼が次回作の撮影場所に選んだのは、祖国から遠く離れたタイだった。これは、全世界で賛否両論を巻き起こした世紀の問題作『オンリー・ゴッド』撮影の裏側、そしてR・ゴズリング、A・ホドロフスキーら映画人との交流に監督の妻が密着し、孤高の天才の真実の姿に迫ったドキュメンタリーである。
平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男についての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く・・・
アンナム市の刑事ドギョン(チョン・ウソン)は、街の利権を牛耳る市長ソンベ(ファン・ジョンミン)のために裏の仕事を引き受けていた。しかし、市長の逮捕に燃える検事チャイン(クァク・ドウォン)がドギョンを脅し、市長の不正の証拠を掴もうと画策。事態はドギョンを慕う刑事ソンモ(チュ・ジフン)をも巻き込み、生き残りを賭けた欲と憎悪が剥き出しの闘争へとなだれ込んでいく。
1950年代後半のフランクフルト。ナチス戦犯の告発に執念を燃やす検事長フリッツ・バウアーのもとに逃亡中のナチス親衛隊中佐・アイヒマン潜伏に関する手紙が届く。アイヒマンの罪を法廷で裁くため、国家反逆罪に問われかねない危険も顧みず、その極秘情報をモサド(イスラエル諜報特務庁)に提供する。しかしドイツ国内に巣食うナチス残党による妨害や圧力にさらされたバウアーは、孤立無援の苦闘を強いられていくのだった・・・
小型犬のオジーはマーティン一家のペットで、特に一人娘のポーラとは大の仲良し。逃げ足が速く臆病な性格だが、愛情をたっぷり注がれて幸せな生活を送っていた。そんなある日、一家が日本へ旅行することになり、オジーは豪華なドッグホテル、ブルークリークに預けられる。寂しいけど少しの辛抱、とポーラたちを見送ったオジーだったが、ブルークリークは実は一度入ったら二度と出られない犬用の刑務所だった!
宇宙飛行士のウィリアムは、人類史上初の有人火星飛行のパイロットに任命される。彼に与えられた任務は、資源が枯渇しつつある地球を救うため、火星を地球化する前線基地を設置すること。しかしそれは燃料などの問題で単独で遂行しなければいけない危険極まりないものだった。そうして全世界の注目を集めながら宇宙へと旅立つが・・・
借金返済でギリギリまで追い込まれたジョンは、友達のベン、ティム、そして何も知らな真面目なマイケルまでまきこんでマフィアたちの100万ポンドと指輪を奪う・・・。
大都市ローマを取り巻く大動脈「環状線GRA」。その周囲に暮らす植物学者、没落貴族、老紳士とその娘、救助隊員、ウナギ漁師、車上生活者。スポットライトを浴びることもなく懸命に生きる人々に目を留めると、その風景の中に喜び、怒り、哀しみ、そして夢が見えてくる―。
ザ・ローリング・ストーンズ、ニルヴァーナ、U2、ジョイ・ディヴィジョン、ビョーク、メタリカ…世界最高のアーティストに愛される男――ザ・ローリング・ストーンズ、U2、ジョイ・ディヴィジョン、ニルヴァーナなど世界最高のアーティストたちを撮り続けてきた最強のロック・フォトグラファー、アントン・コービン。カルチャー・シーンに大きな影響を与え続ける彼を4年に渡り完全密着したドキュメンタリー。U2、メタリカ、ルー・リード、ジョージ・クルーニーといった一流アーティストたちとの作品創りの様子など見所が満載。30年以上のキャリアで撮りためたポートレートも劇中にちりばめられ、その偉大さにあらためて圧倒される衝撃作。
トルコ/イラク国境にある山頂地帯の警備に就くトルコ人兵士一団が、トルコ軍と少数民族クルド人の武装組織「クルド労働者党」(PKK)の間の紛争が激しさを増す中で、死も覚悟しなければならない状況に陥る。
激しさを増すチェチェン紛争。泥沼化する攻防戦の中、ロシア軍の護衛隊が山で遭難する。2人のロシア兵に下されたミッションは捉えた若いチェチェン兵をガイドに、安全地帯を探しに行くというものだった。最初は敵対同士緊迫した状況の中で時を過ごす3人だったが、厳しい山岳での生活を共に過ごす中で、敵味方という枠を超えた、人間としての絆が次第に芽生え始める。しかし状況は一変、チェチェン軍に周りを包囲されてしまった3人。彼らを待っていたのは想像を絶する悲しい結末だった…。
スイスの人気創作レストラン”W”でソムリエとして働くドイツ人のハンナは、仕事も順調で充実した日々を送っていた。たった一つのことを除いては・・・。ハンナは上司であるオーナーシェフ、トーマスと不倫の恋をしていたのだった。そんなある日、シェフとしてスペイン出身のダニエルがやってくる。レストランでの慌しい一日を終えたハンナは、同僚のシェフ・ヒューゴと共にダニエルを食事に誘う。ダニエルと二人きりになった帰り道、会話が途切れた瞬間、ふいに彼女は酔った勢いでダニエルにキスをしてしまう!キス―。されどキス!たった一度のキスでも、ダニエルにとっては恋に落ちるのに十分だった!
セシリアは、ショコラティエを目指す、ちょっぴり勝気な女の子。念願かなって、憧れのショコラティエからレッスンを受けることになり胸を膨らませる。でも許せないのは、クラスメートのマッティアのこと!遅刻するわ、勉強しないわ・・・。そんなある日、セシリアは問題児マッティアの家庭教師に任命される・・・。甘さたっぷりの柔らかショコラづくりを通して、彼女の仕事と恋は、ゆっくり固まってゆく。
アラブ系と非アラブ系の民族が紛争を続けてきた、スーダンのダルフール地方。1956年に独立し、スーダン政府のアラブ化が強まってからは、二つのグループの内戦がさらに激化する。アラブ系の攻撃は、非アラブ系の民間人にまでおよび、ジャンジャウィードと呼ばれる民兵組織が民間人を大量虐殺していく。そんな中、ダルフールの小さな村に、残虐な戦いの実情を調査するため、6人のアメリカ人ジャーナリストがやって来る。取材を終え、帰路に着く道中、彼らは武装したジャンジャウィードが村の方へ向かっていくのを目にし、戦いを食い止めようと村に戻る。しかし、ジャンジャウィードは彼らの訴えに耳を貸すことはなく、逃げ惑う村人を片っ端から銃で撃ちまくり、女性をレイプし、子供や赤ん坊までをも無残に殺害していく・・・!
失業中のウィルは妻のドーンと仕事探しに自宅から遠く離れた街へ来ていたが、職を得られないまま帰途につく途中、ヒッチハイクするリーとシェリルを見つける。2人を車に乗せた後、低体温症の老人コーマックも乗せるが、間もなく息をひきとってしまう。そのコーマックの財布に、数字の書かれた紙片を見つけた4人。コーマックが20年前に銀行強盗をし、400万ドル相当の金貨が見つかっていないことを知る。金貨を探すため、雪山へ足を踏みいれる。そして金貨を巡る争奪戦が始まりーー!?
日本料理店でスシ職人を目指して働く青年ナビは、新しく引っ越してきたマンションの隣に住む旅行雑誌記者の女性イジョンと出会う。気さくながらも魅力溢れるイジョンだったが、更に目を引くのは彼女が飼っていた猫ヤンマだった。実はナビには猫の中に入り込んだ人間の魂と対話することができる不思議な能力があり、ヤンマには中年女性の魂が特別な理由により宿っていたのだった。
アメリカ麻薬取締局のエージェント ジャックはゲリラ組織出身の女兵士ノーマらとチームを結成し、メキシコの麻薬王キャピタンを追っていた。そんな中、組織の金がメキシコ最悪の巨大刑務所・ハウラ連邦刑務所で保管されていることを突きとめたジャックは、現地警察にわざと自らを逮捕させて刑務所に単身潜入する。一方DEAの不穏な動きを察知したキャピタンは、ジャックを抹殺するため殺し屋集団を刑務所に送り込んでいた・・・
インドのカシミール地方で年老いた叔父と暮らす青年グルザール。貧しい田舎で生きることに嫌気がさした彼は、親友アフザルと一緒に故郷を捨てて大都会へ旅立つことを決心する。ところが出発した矢先、インド分離独立を訴えるイスラム教徒のデモが過激派し、インド政府は外出禁止令を発令。一時解除されるラマダンまで一週間足止めを食らった二人は、ダル湖の汚染調査にアメリカから来た女性研究者アシファを手伝い始める。グルザールは彼女に好意を抱くようになり、彼の心にある変化が生まれてくる。
幼少期に誤った地図が原因で父親を遭難死で亡くしたジョンホは、朝鮮の正確な地図を創り上げることを人生の目的として、今日も半島を徒歩で旅している。地図の完成を間近に控えたある日、4年ぶりに娘の待つ家にジョンホが帰ってきた。誰もが間違いなく複製できるよう、道中で描き溜めた地図を版画にするためだ。しかし、その地図の精度の高さを聞きつけた王の父・興宣大院君と宮廷の重臣・備辺司長のキム一族は、お互いの権力争いにジョンホを利用しようとし、地図の独占を画策する。しかし、ジョンホは庶民のために作った地図だとして横暴な権力者たちの度重なる圧力にも頑なにその申し出を断り続けるが・・・
アフリカ、マリ共和国のニジェール川沿いのティンブクトゥからほど近いある街で、少女トヤは、父キダン、母のサティマ、牛飼いの孤児イサンと、ささやかながらも互いに慈しみ合う幸せな生活を送っていた。そこにはいつも父の奏でる音楽があった。しかし、街はイスラム過激派のジハーディスト(聖戦戦士)に占拠され、様相を変えてしまう。過激派は厳格なシャリア(イスラム)法と恐怖政治により住民たちを支配してゆく。彼らは、音楽、笑い声、たばこ、そしてサッカーや不要な外出など次々に禁止し、毎日のように悲劇と不条理な懲罰を繰り返していく。それでも人々は隠れて音楽を楽しみ、少年たちはボールを使わずにサッカーの試合をし、静かに抵抗するのだった。そして極彩色のドレスを着た気のふれたひとりの女は、身体を張って不条理な暴力に対抗する。自由という、彼女の中で燃え上がる炎でもって。しかし過激派たちの、住民への圧政はより色濃くなっていく・・・。
貧しい家庭に生まれながらもジェシー・オーエンスは、中学時代から陸上選手として類い稀な才能を発揮していた。家族の期待を一身に背負ってオハイオ州立大学に進学。そこでコーチのラリー・スナイダーと出会い、オリンピックで金メダルを獲得するべく日々練習に励んでいたが・・・
第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリカ。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリアを絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩みだすのだった……。
ブルゴーニュを離れパリで著名なワイン評論家となったチャーリー。ある日順風満帆な人生を変える出来事が起きる。実家のワイナリーが倒産の危機だというのだ。久しぶりに実家に戻るが、父親はワイナリーを捨てて出ていった息子を許すことができず、チャーリーは頭の固い父親を疎ましく思っていたおり、2人の間の溝はなかなか埋まらない。しかしチャーリーは家族を守るため、ワイナリー再建を自身の手で行うことを決心する。
フランスの田舎町。ベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえないが、オープンで明るく仲のいい家族だ。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが・・・