シチリアに住む老人マッテオには、イタリア全土に散らばって暮らしている5人の自慢の子供たちがいた。毎年夏には必ず子供たちはシチリアに帰ってくるが、今年の夏に限っては誰も姿を見せなかった。そこでマッテオは自分から子供たちを訪ねて驚かせてやろうと思い立つ。電車でイタリア全土の子供たちに会いに行く旅に出たマッテオはまずナポリの学校に勤めるアルヴァーロに会いに行くが、一向に連絡が取れない。ローマで議員秘書のカニオに会いに行くも、忙しそうで話が出来る状態ではなかった。その後、通行人の勘違いから警察の世話になったところ、モデルのトスカがやってくる。マッテオはトスカの広い自宅に泊まらせてもらい、ファッションショーを観賞しに行くが、彼女にも何か悩みがあるようだ。次に打楽器奏者のグリエルモに会いに行くと、次の公演があるのですぐに旅立つと話されるが、時折見せる作り笑いに公演の話が嘘だと気付く。旅の途中で団体旅行のシニアグループに会い、半日その団体と行動を共にして、食事やダンスパーティに参加して素敵なマダムとの心和むひとときも経験するマッテオだった。最後に幸せな家庭を築いたはずのノルマの家に行くが、孫の話を聞いて悪い予感が的中する。夜中に街を彷徨うマッテオの元に5人の子供たちが幼少時の姿で現れ、一人一人が隠していた真実を語っていく。ナポリ。ローマ、フィレンツェと旅する老人の目に映ったものは果たして何だったのだろうか・・・。旅を終えて、我が家に戻ったマッテオは、妻の墓前で旅の報告をして子供たちの近況を伝えるのだった。子供たちは、みんな元気だった、心配ないと。
急逝したガブリエルの死を悲しむ父ホルヘ。最愛の息子の死に納得できない彼は、ガブリエルのSNSを調べ、通話履歴からセバスチアンという男とのビデオ通話を試みる。息子との関係を尋ねるホルヘに、セバスチアンは元恋人だと告げる。息子がゲイだという衝撃の事実に動揺した彼は、ガブリエルの死を知り悲しむセバスチアンを激しく罵倒してしまう。2週間後、セバスチアンに言われた言葉が気になり眠れなくなったホルヘは、息子の本当の姿を知るべく、ボリビアを離れニューヨークのセバスチアンの家を訪れる。アポイントもなしにセバスチアンの家を訪れたホルヘは、再び激しい口調で詰問するが、興奮のあまりその場で昏倒してしまう。
『変わらない。変われない。それでも、』宏冶の浮気で家を飛び出した妻は、そのまま帰ってこなかった。宏冶は、宏冶だけの妻の記憶と一緒に生きていくと決意する。これは、ある夫婦の絆の軌跡。/『宇宙にたった2人』カメラマンを目指して東京に上京するユメのいわきで過ごす最後の日。10年前に亡くなった同級生・なっちゃんの父親に別れの挨拶をしに行ったユメと幼馴染のソノは、10年間行けなかった海に行く決意をする。/『この町の』東京に嫁いだものの、離婚して故郷に出戻ってきた夕佳里。ある日、町に新型コロナの陽性者が出る。平和だった町に生じていく不協和音。ぎすぎすとした町の空気に夕佳里の心も蝕まれていく。/『遅い花』久しぶりの地方営業に呼ばれた未だ売れていないお笑いコンビ・大安吉日。ツッコミの津路は相方・西崎の到着を楽屋裏で待つも、結局間に合わずイベントは終了してしまう。その後、マネージャーから相方が事故に遭い亡くなったと連絡があり・・・。/『リフレインの鼓動』シンガーになる夢に破れ、故郷に帰るフタバ。フタバは駅で出会った女性に不思議な感覚を覚える。気づくと知らない家族が目の前にいた。過去と未来、夢と現実、様々な空間を行き来するファンタジー。
レコード契約を夢見る若手シンガーソングライターのフィンは、高校卒業後にホスピタル・クラウンのアルバイトに採用され、赤鼻をつけてフライトキャップ姿で“パイロット・ピート”と名乗り、自身の歌とギター演奏で入院中の子どもたちを楽しませようと奮闘。やがて9歳の末期患者ソフィアの個別セラピーを担当し始めるが、リンパ性白血病で手術を控えた彼女は心を閉ざし、初日は背を向けられてしまう。だが、歌声を生かして次第に交流を深め、趣味の絵画も再開したソフィアに笑顔を取り戻させることに成功。だが、自身の音楽活動はというと、まったくもって軌道に乗らず、親には進学を勧められる始末だった。そんななか、突如としてフィンは、有名音楽プロデューサーのオーディションを受けるチャンスを得る。
バカンスのため家族で別荘を訪れたマウラと幼い2人の娘たち。しかし、あとから来るはずの夫ダンカンから、仕事が長引き合流できないとの連絡が入る。ピアニストとして全米ツアーのオーディションを控えるマウラにとって、今回のバカンスは大事な練習期間となるはずだった。やがてオーディションに参加できなくなった不満と、娘の世話の狭間でストレスを溜め込んだマウラに、双極性障害の兆候が表れ始める。そして躁状態となったマウラが目を離した隙に、娘の1人ボニーが骨折する大ケガを負ったことで、今度はうつ状態に陥ってしまう。その状況を知り、急遽別荘に駆けつけたダンカンに、安全を確保するためとの名目でマウラは娘たちから引き離され、離婚を突きつけられてしまう。
母を亡くし農業を営む父ロジャーと暮らす少女チャーリーには、幼い頃からヒューゴという男の子の友達がいた。しかし彼の姿はチャーリーにしか見えない。なぜならヒューゴはチャーリーの空想が作り出した幻の存在だったからだ。心配する父は診療療法などを試すが効果はなく、やがて大人になったチャーリーは状況を察するようになり、人前ではヒューゴとの会話を避けるようになっていた。それでも2人の仲は変わらぬままだった。ある日、地方に住む独身農家のドキュメンタリー番組を撮りたいと、テレビ局ディレクターのガイがロジャーのもとを訪ねてきた。やがてチャーリーはガイに心惹かれるようになっていくが、ヒューゴに激しく嫉妬され…。
将来有望な競泳選手だったマットは、ある日突然、自殺を図る。誰もがショックを受け、遺された家族は悲劇の中からなんとか立ち上がろうとしていた。母親のサンディは大麻に手を出し、精神的な苦痛を和らげながらも次男ティムとのコミュニケーションを図ろうと尽力していた。しかし、自慢の息子マットの喪失から抜け出せない夫ベンは、誰も座らないマットの席のテーブルにも食事を用意することを主張、それに異を唱える家族に声を荒げる。さらにはサンディに内緒で仕事を休職、マットのことを想い公園で1日を過ごす有様だった。時が経ち家族の傷が癒えたかに思えた頃、サンディは18年間隠し続けていた家族の秘密をティムに告げる。
イソップ寓話のひとつと、ヨガの道徳的・精神的価値観にインスパイアされたこのエキサイティングなアクション満載の大冒険は、子どもたちをハラハラドキドキさせ、時には笑わせ、時には涙させる。誇りと謙虚さについての感動的な物語を軸に、キャッチーで心地よい歌に満ちたユニークな冒険が繰り広げられる。
ニューヨークの出版社で多忙な日々を送るグラフィックデザイナーのエンバーは、遠く離れたコロラド州にある亡き祖母のクリスマスツリー農園を相続。休暇を利用し、ようやく故郷に戻ってきた。農園に着くなり、祖母の依頼で管理を任されていたブランドンと最悪の出会いを果たしたエンバーは、彼に農園を売却するつもりであることを告げる。そんななか、毎年クリスマス・イブに開催されていた農園の恒例行事を楽しみにしていた住民らの説得により、最後となる農園祭の開催を決めたエンバー。しかしかつて祖母と一緒に作っていた未完成の絵本を見ているうちに、祖母や住民らの農園に対する思いを知り、売却に対して心が揺れ動く。
ある日、雪深い森の山小屋から狩りに出た猟師のダグとライアンは、森の中に隠していたらしいバッグを取り出す4人の男たちが、その中の1人を殺害する現場に遭遇してしまう。一方、ミッチは恋人のハンナを連れて父グラントが独りで暮らす実家に里帰りするが、親子はなぜかよそよそしい。ハンナが詳しく理由を聞き出すと、グラントは肺がんであることを知りながら、治療を拒み他人に尽くすことばかりを行っているという。また、町長を務める元炭鉱夫のジョーは、学校の課題で彼の行動を記録観察する孫娘のリアを連れ、各所を回っていた。ほぼボランティアで町長を務めるジョーは、自ら水質調査を行うなど環境保護に目を光らせていたのだが…。
児童養護施設で育ち、里親に恵まれずそのまま施設で生活中の35歳のウォルターが、調理中に火事を起こしてしまった!金欠な施設はキッチンの修理費用を捻出できず、州の職員に10日間で費用を工面できなければ、施設は閉鎖、子どもたちは全員里子へ出すことと、条件を突きつけられてしまう。一方で、借金返済のため格闘技の選手を探していたエディ。どん底人生から脱却するため、神に祈りを捧げようと教会を訪れていた。そこで偶然にも、2メートルを超す巨大な体格のウォルターを目にしたエディは、神の恵みだとばかりに目を輝かせてウォルターとシスター、施設職員のメアリーを説得。優勝賞金を折半することで合意し、ついに賞金10万ドルがかかったニューオーリンズの格闘選手権に出場するため、旅に出る!
人々を導くため、クジラに乗り現れた勇者伝説を信じるマオリ族が住むニュージーランドの小さな浜辺の村。そこでは、ホエールライダーと呼ばれるクジラ乗りの後継者は代々、族長家系の男とされてきた。しかし族長コロの長男ポロランギが、双子の男女を授かったにも関わらず、出産時の不幸から、妻と後継ぎになるはずの男児を失い、女児のみが残された。勇者と同じ名がつけられたパイケアを育てながらも、頑なにしきたりを重んじるコロは、村の12歳となる少年たちの中から後継者を探そうとするが、一方のパイケアは自分がなんとかして跡継ぎとして認められ、一族の役に立ちたいと願うようになる。
2014年、鹿児島の桜島のふもとで日本で1番小さなフェス「WALK INN FES!」が産声を上げた。若者たちのカリスマ横山健(Hi-STANDARD)にして「血の通ったフェス」と言わせたWALK INN FES!は、地元の鹿児島バンドとメジャーのゲストバンドが同じステージに立つ。「僕らの街は、僕らで創る。」のテーマ通り、スポンサーも募らず、プロのイベンターを使わず、出演するバンドマンたちがステージを設営し、2014年から年々出演バンド数や動員を増やしていった。規則の明文化や禁止行為を極力無くし、お客が自ら考えるフェスとして参加者もさまざまなジャンルに広がり、それは「ロック、音楽を利用したローカル自立のアーキタイプ」でもあり、まさに小さな「街」のような存在になった。しかし、2020年、コロナウィルスの猛威が世界を覆いつくし音楽フェスティバルは世の中から消えた。人の居なくなった「街」はこのまま終わってしまうのか? Ken Yokoyama、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、the band apartなど若者のカリスマアーティストたちが「仲間」と呼ぶ主催者 野間太一。野間は何を考えこの街を創ったのか?この小さなフェスがなぜ人々を魅了するのか?ステージMC、インタビュー、鹿児島、東北、数々の映像の断片が圧倒的な熱量を持ってその魅力を紐解いていく。映画は全編を通して、WALK INN FES!と共に10年を生きてきた1人の少女の語りべとなり物語は進んでいく。初めてのフェスで喜怒哀楽の感情に目覚めた少女、急速に成長していく自我、やがて「街の記録」は、「少女の記憶」と融合して、その意識のコアにたどり着く。
カリブ海の島で祖父ジョナと暮らす14歳のアナベル。彼女は10年前に事故で亡くなった海洋動物学者の両親が作ったドルフィン・アイランド調査保護センターを守り、イルカのミッツィを遊び相手に、おんぼろ船でジョナと生活していた。そんな2人の前に新しいソーシャルワーカーのロールが暮らしぶりを調査しにやって来た。身なりに気を遣わず気ままに暮らすジョナを見て、アナベルを虐待していると決めつけたロールは、ジョナに対してケンカ腰。そんな折、アナベルの母方の祖父母が島へやってきた。資産家である彼らはアナベルの将来を考え、ニューヨークに連れて行こうとするが、頑として話を聞き入れないジョナと対立。遂には親権争いに打って出る。
詩人・小説家の耕治人が妻ヨシさんとの晩年の日々を綴った<命終三部作>(『天井から降る哀しい音』『どんなご縁で』『そうかもしれない』)を映画化したヒューマン・ドラマ。長く連れ添ってきた妻がある日突然認知症となり、穏やかな日常が一変してしまう中で、それでもすべてを受け入れ妻を優しく見守り続ける夫の姿を描く。主演は雪村いづみと上方落語界の重鎮、三代目桂春團治。
アンナ(メラニー・ティエリー)と夫のドリス(リエ・サレム)が里子のシモン(ガブリエル・パヴィ)を受け入れて、4年半が経った。長男のアドリと次男のジュールは、18ヶ月でやってきたシモンと兄弟のように成長し、いつだって一緒に遊びまわっている。にぎやかで楽しい日々が続くと思っていた5人に、ある日、激震が走る。月に1度の面会交流を続けてきたシモンの実父エディ(フェリックス・モアティ)から、息子との暮らしを再開したいとの申し出があったのだ。突然訪れた“家族”でいられるタイムリミットに、彼らが選んだ未来とは――。
ロンドンのとある街。ヤクの売人スペンサーは、地元のゴロツキたちとの些細な争いで、友人デニスを殺される。その犯人が捕まることもない街で夢も希望もなく、怠惰な日々を過ごしていた。そんな彼は、幼い頃からスヌーカーだけは得意で、地元の有力者レイが営むパブで、いつものように球を突いていた。ある日、見慣れない中国人ヴィンセントが、ゲームをしようと持ちかけてきた。服役中の父親テリーの友人でもあったヴィンセントは、ビリヤードのプール競技の元チャンピオンだった。テリーの依頼もあり、“スヌーカーのプロ選手になる”という幼い頃の息子の夢を叶えるため、力になってほしいと、テリーに頼まれていたのだが…。
母親との確執で学業に身が入らないマギー。今は恋人のジェイと一緒のバンド活動が心の支えになっていた。ある日、マギー宛にサムという人物から手紙が届く。差出人に心当たりがない手紙を訝しみながらも読んでみると、中にはマギーを褒め称える言葉が綴られていた。手紙に感動したマギーは差出人を探すことを始め、それが老人ホームに住む年老いた男性スタンリーであることを突き止める。知らない人に手紙を書くことが得意だと話す彼に誘われ、マギーは見知らぬ街の人たちに祝福のメッセージカードを渡す行為につき添う。スタンリーと過ごすことで次第と心に平穏を取り戻したマギーだったが、それまでの不実な行いの反動が降りかかってきてしまう。
保安官ロンの一家は、妻と小学生の娘と息子の4人家族。敬虔なキリスト教信者の彼らは毎日の祈りを欠かさなかったが、ロンだけは仕事柄、「祈っても、事件が減らないのはなぜだ?」と、一人祈りを拒み続けていた。そんなある日、子どもたちが通う学校に、元保安官のデビッドとその妻ドリスが自家製の爆弾装置を持ち込み、子どもたちや教師たち約100名を人質に取り立てこもる。彼らの要求は2億ドル。妄想と狂気に囚われた2人の登場によって学校は騒然となるが、その後、思いも寄らない奇跡が子どもたちの身に起こる。
天才的な技能を駆使し、古い家電からロボットまで修理を請け負う工房で働く16歳の倫太郎。ある日、ひとり暮らしの老婦人からAIBOの修正依頼が舞い込む。時を同じくして、倫太郎は発声障害のある14歳の少女すずめと出会う。すぐに仲良くなったふたりは、依頼品のAIBOと共に20年ぶりに復活した榛名湖のダイダラ祭りへと向かう。湖には「甦りの伝説」があり、願いが叶うと亡くなった人が甦るという。その帰り道、AIBOがとある録画映像を映し出したことで、倫太郎も知らなかった過去が明らかとなっていく―――。
4年前に母親を亡くして以来、その悲しみから立ち直れず、自暴自棄になっている少女アリー。微罪で逮捕された彼女は、18歳になっていることから成人として裁かれるも、判事の温情で刑務所ではなく、150時間の社会奉仕を命じられる。そして、老人ホームでの仕事に就くことになるも全く反省の色を見せず、その態度は褒められたものではなかった。そんな最中、アリーは入居者で世話をする予定だったフォスター夫人を怒らせてしまう。その後も渋々ながら仕事をこなす彼女だったが、ホームのお楽しみ会の司会を任された際、フォスター夫人が急に倒れてしまったことから、少しずつ夫人に寄り添っていくのだが…。
ハンセン家はジェイソンとヘザー夫妻、娘の長女ケネディと次女アンナ、末っ子の長男ボーの5人家族。チアリーディングと車の運転に憧れを持つケネディは、幼少期に車を動かしたこともあるいたずらっ子だったが、他人への思いやりが強く、感受性豊かにすくすくと育っていた。ある日、ケネディの目に原因不明の大きな外傷ができる。何軒もの専門医を回った結果、治療法がない難病・バッテン病だと判明。高校に進学したケネディは、視力の低下やけいれん発作などで落ち込む日々もあったが、家族の愛を受けながら天真爛漫な性格は健在だった。そして家族とアメフト部の試合観戦に訪れたケネディは、ほぼ視力がない中でも元気に応援する姿がコーチの目に留まり、夢だったチアリーディング部に勧誘される。
2年前に母親を亡くし、里親先の養母に虐待を受けたことで行き場を失った9歳のタルサ。福祉士のジェイリーンが彼女の預け先に困っていると、タルサは聖書の間に挟んでいた写真の男を父親だと言い張った。突然、父親と言われたトミーは強引なタルサに押し切られ、DNA検査の結果が判明するまで彼女を預かることに。修理工場を営むトミーの家は乱雑で生活も荒れていたが、タルサはトミーが寝ている隙にタバコと酒を処分、福祉局の面談に間に合うようにとせっせと掃除をしていく。自分の生活にどんどん入り込むタルサに振り回されながらも、トミーは利発で母親のような彼女との暮らしがまんざらでもなくなっていた。だが、トミーの心には、誰にも言えぬ深い傷があって…。
公園で、妊婦や赤ちゃんを連れた親たちが一緒に運動をする“ベイビー・ブートキャンプ”のインストラクター、ジュリア。独身で彼氏もお金もない彼女は、30歳の誕生日を迎え今年こそは結婚したいと願っていた。だが、なかなか出会いには恵まれず、そんなある日のレッスン中、1人親のスコットが赤ちゃんのマティを連れて参加を希望。彼氏と副業の両方をゲットできるチャンスだと、妊娠中の姉にけしかけられたジュリアは、小さな冒険旅行会社を経営し多忙なスコットの家で、経験者だと偽りベビーシッターをすることに。しかし、彼の家には7歳の長女シャーロットもいて…。
ジョシュはヒッチハイクを繰り返しながら、離れて暮らす姉クリスタルを訪ねる。突然の来訪に驚きながらも、快くもてなすクリスタルと娘のパール。しかし夫のハービーだけは、薄汚れた格好で訪ねてきたジョシュに顔をしかめてしまう。弟が何か問題を抱えているのではないかと心配するクリスタルは、再三ジョシュを問いただすものの、その話題に触れるとはぐらかす弟に困惑していた。一方、起業したもののうまく経営を回せていない状況や、自らのテリトリーに現れた“乱入者=ジョシュ”を受け入れることができないハービーは、定期的に参加しているコミュニティーミーティングで、家族には言えない心情を吐露することで平静を保とうとしていた。
生後4カ月の娘ライリーを残し、に先立たれた建設作業員のオーデン。借金があるため仕事は長く休めない。かといって、現場に娘を連れて行くのも難しい。義姉夫婦は一緒に暮らそうと提案するが、オーデンは育った家を離れる気も、娘を手放す気もなかった。新たな仕事探しは困難を極めたが、何とか大学教授ペトラの自宅をリフォームする仕事が決まり、彼は娘との生活を維持することが可能となった。以降、オーデンの子育て奮闘が始まり、ペトラもオーデンに好意を持ち始める。しかし、義姉はライリーにはやはり母親が必要で、死んだ妹も引き取ることを望んでいたと、法的な手続きの準備があると通達してきて…。
凄腕スナイパーとして名を馳せるハリーは、妻に先立たれたことから、娘ラクエルを幼い頃から現場に連れ、仕事をこなしてきた。やがて成人したラクエルは父のサポート役に、相棒としても二人は強い絆で結ばれていた。ところがあるターゲットの狙撃を、あろうことかハリーは失敗。その原因は眩暈だったが、依頼人は寝返ったと思い込み、ハリーの命を奪うべく狙撃手を送り込んできた。だが百戦錬磨のハリーにかなうはずもなく、ましてやスパイパーとしてのレジェンド会いたさにこの依頼を受けたビリーはハリーと手を組み、ボディガードを請け負うことに。だが、ハリーの身体は病魔に蝕まれ、深刻な状況に陥っていた…。
13歳のニコルは、国語の課題をスタンリーと組み発表することに。彼は人一倍、背が高く、赤毛で耳が大きな容姿をみんなからからかわれていた。そんなスタンリーと組むのは嫌だったが、尊敬するサイモン先生に諭されて渋々納得したニコル。校内でいじめられている子たちは、校庭の片隅にある“変人の庭”に集まっていた。ある日、いつもそこにいるカレンが、ジェイソンからひどいいじめを受け、サイモン先生が激怒した。そのことを逆恨みしたジェイソンは、両親に先生が同性愛者だと言いつける。その後、そのことが問題となりサイモン先生の立場が悪くなってしまう…。
銀行強盗の罪で7年間服役したレイ・レイ。出所を機に大切な人と新しい人生をやり直す決意をし、名前もレイに変更。だが、会いに行った元妻と娘からは拒絶され、取りつくしまもない。時間をかけ関係を修復しようとするが、仕事はなかなか見つからず、泊まっていたモーテルは火事になり全財産を失ってしまう。そんな折、昔からの悪友から銀行強盗の誘いを受ける。当然、関係を断とうとするが、背に腹は代えられず、逃走する車のドライバーの仕事を受けることに。だが彼らを待っている間、娘の修学旅行のバスが近くに止まっているのを目にし、突然仕事を放棄。子どもたちの引率者として同行することになり…。
NYでインテリアデザイナーとして働くオリビア。だが、デザインに個性がないと突然解雇されてしまう。そんな折、故郷のロサンゼルスでは父が亡母と始めた引っ越し会社の創立25周年パーティーを開催、彼女はクビになったことを隠して帰省する。そこで、大手企業から買収話を持ち掛けられていることを聞きつけ、父の旅行中、会社を立て直そうと画策。だが、現場を知らない彼女はスコットら社員の気分を害してしまい…。
2001年、アフリカの最貧国マラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは飢饉による貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で一冊の本と出会い、独学で風力発電のできる風車を作り、乾いた畑に水を引くことを思いつく。いまだに祈りで雨を降らせようとする村で、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いが、徐々に周りを動かし始める。
必ず戻って来ると約束して娘を残し戦地に赴いた父。戦争が終わり、娘の元へと帰って来た父親であったが、戻ってきたのは彼の魂だけだった。娘と二度と会えぬ現実に気が付く父親の前に蝶が羽ばたいた時、会えるはずのない親子に奇跡が訪れる。
幼くして母を亡くし、二人で暮らす父と娘。母のいない少女に父親が贈ったギフトは母親代わりとも言えるロボットだった。少女はやがて父をも亡くし、生きる希望を失っていた。そんな彼女に蝶が舞い降りた。「彼女に笑顔を取り戻させたい」。人間の感情を宿したロボットが選んだ行動とは?
出産を目前に命を落としかけた妊婦の前に死神が現れる。死神が命を奪う直前にタカヤの曲が流れ、奇跡の蝶が出現する。与えられた時間はわずか30分と30秒。彼女は無事に赤ちゃんを産むことが出来るのか……。
病気で飼い犬を失ったことを理解できない幼い少女。愛犬を探し続ける少女に父親は雲の上で楽しく過ごしていると伝える。飼い犬への思いを絵手紙に描いて凧に結んで空に飛ばした。いつまでたっても返信がなく悲しみに暮れる少女の前に蝶が羽ばたく……。
幼き頃からずっと一緒だった夫婦に訪れた突然の別れ。愛する妻を失い生きる希望を失った鉄道の運転士である夫を元気づけようと長年連れ添ってきた飼い犬が奮闘するのだが……。
チェリストのアイカとピアニストのタカヤ。音楽家で恋人同士の二人は、「いつか二人の音楽で、世界中の人々を感動させたい……」と、夢を追いかけていた。アルバイトをしながら曲作りに没頭するタカヤと、彼を見守るアイカ。しかし、「エンジェルサイン」というチェロとピアノの二重奏曲を作り上げた直後、タカヤは帰らぬ人となってしまう。アイカが、チェロのみで演奏する「エンジェルサイン」。やがて、その曲は世界に広まっていき……。
水島は、葬儀社のベテラン営業部長。彼の会社に茶髪でピアスの若者・高梨が面接にやって来た。水島は周囲の反対を押し切って採用を決める。一見、軽薄に見える高梨だが、実は、御遺族にしっかり向き合い、自然体で心に寄り添う豊かな感受性の持ち主であった。妻を自殺で亡くした水島は、数多くの人の「死」を悲しむ心を押し殺してきたが、高梨との出会いによって熱い心と妻への思いを取り戻していく。そんなある日、高梨がいじめを苦に自殺した故人に想いを寄せるあまり、参列者を罵倒するという騒ぎを起こしてしまう……。
若者を中心に絶大な人気を誇る歌手・RIN(白洲 迅)。RINは恋人・マミ(岡野 真也)にプロポーズしようとするが、ひょんなことから言い争いになり家を飛び出し、倒れてしまう。RINは偶然通りかかった売れないインディーズバンド EVENのヴォーカル・武人(桜田 通)と共に交通事故に巻き込まれてしまう。病院で目をさましたRINが見たのは重傷を負い意識不明で倒れる自分の姿……事故をきっかけにRINは武人に憑依しまったのだ!最愛のマミに自分がRINであること、そして心の底から愛していると伝える為に彼がとった手段は「歌」だった。
イタリア・トスカーナ州の緑豊かな丘の上にある診療施設、ヴィラ・ビオンディ。ここでは心にさまざまな問題を抱えた女性たちが社会に復帰するための治療を受けている。大声を張り上げて意気揚々と闊歩する“自称・伯爵夫人”のベアトリーチェは、この施設の女王様のような存在だ。ある日、彼女の目に留まったのは、やせ細った体のあちこちにタトゥーが刻まれた、若く美しい新参者のドナテッラ。ルームメイトになったふたりは施設をひょっこりと抜け出し、行き当たりばったりの逃避行のなかで徐々に絆を深めていく。やがて心に傷を負ったドナテッラの脳裏にある痛切な記憶が甦り、ベアトリーチェは病院に引き戻された彼女を救い出そうとするのだが・・・。
結婚間近の婚約者と妊娠中の妻を同じ事故で失ったシンミンとユーウェイ妻のシャオウェンと間もなく生まれる子どもを楽しみにしているユーウェイ。だが、交通事故が運命を大きく変えてしまう。シンミンは婚約をユーウェイは妻と未だ見ぬ我が子を失ってしまったのだ。人生の羅針盤を失ったかのように立ち尽くす二人。合同葬儀の場で初めてその存在を知った二人は、出口のない悲しみの迷路から抜け出せずにいた。苦しみの中、ユーウェイはピアノ教師だった妻の生徒たちの家を尋ね歩く・・・。シンミンは新婚旅行をかねて、新メニューを探しに行くはずだった沖縄へと旅立つ・・・。それぞれの旅の先に、待ち受けていたものとは・・・
寡黙で不器用な、懐かしい父親。とある山間にある村・花谷村。美しいその村が、ダムに沈もうとしている。避けられない運命に対し、村役場は、村のすべての家族を写真におさめることで、花谷村の美しさを永遠に残すことを考える。依頼を受けたのは、村の写真屋、高橋研一と東京で写真家を目指す息子の孝。なぜ父は決して親密ではない息子を、助手に指名したのか。一軒一軒、険しい山道を歩き、写真を撮り続ける2人。頑ななまでの父の背中に、しだいに息子は何かを感じ始める・・・。
1942年、ジャワの日本軍俘虜収容所。まだ夜が明けきらない薄闇の中、日本軍軍曹ハラは英国軍中佐ロレンスを叩き起こす。朝鮮人軍属が白人俘虜を犯すという破廉恥な事件が起きたため、ハラが独断で処分する立会い人として、日本語を自由に操るロレンスが必要だったのだ。そこに収容所長のヨノイ大尉の気合が響く。隙を突いて朝鮮人軍属は銃剣を自らの腹に突き立てる。ジャカルタの軍事裁判で英国軍少佐セリアズが裁かれている。彼に熱い視線を送るヨノイ。茶番の処刑劇を経て、セリアズは収容所に移送される。そして、それがすべての厄災の始まりだった……。
背中に悔いを背負った男、安田松太郎。彼は傷ついた天使に出会い、旅に出る。しかし、社会はそれを誘拐と呼んだ。――主人公の安田松太郎は、高校の校長を定年退職した厳格な教育者。しかし、幸せな家庭を築けず、アルコール依存症だった妻を亡くし、一人娘から憎しみをかっている。人生に悔恨を背負ったそんな初老の男が、一人の天使に出会う。松太郎が引越したアパートの隣室に母親と二人で暮らしている5歳の少女。ボール紙で作った擦り切れた羽根をいつも背中につけた地上の天使は、母親に虐待され、誰にも心を開けなくなっていた。不幸な少女の名は、幸。松太郎はある日、幸を救い出し、一緒に旅に出る。行く先は、松太郎の遠い記憶のなかにある心のユートピア。青い空に白い雲がぽっかりと浮かび、大きな鳥が悠然と空を舞う、ある山の頂だった。しかし、幸の母親は娘が誘拐されたと、警察に届け出る。捜査の網の目は次第に彼らを追い詰めていく・・・。
映画の主人公「藪崎千華」は、母親の強い希望で幼い頃から音楽の道を歩むが、音楽社会の競争は厳しく次第に自信を失くしてゆく。やがて自分自身をも見失い登校拒否となり、大学中退を余儀なくされる。大学中退後、アルバイト生活に入るが、職場での人間関係がうまく作れず、仕事を転々とする生活を繰り返し続ける。そしてとうとう、一日中家に閉じこもるようになり、日毎の両親とのいざこざも絶えなくなってしまう。そんな自分を思いつめた千華は、千葉県の水田へ、「誰か私を助けてください。」と書いた紙切れをペットボトルに詰め、「心のSOS」として置いてくる。暫くして、この水田の持ち主でありペットボトルを拾った広瀬晋平から手紙が届く。その手紙の内容は真剣に千華のSOSに応えようとしていた。千華は、自分はどのような人間か、どうして他人と会うのが怖いのか、長い長い手紙を晋平に送った。こうして始まった千華と晋平の交流は、千華のひきこもり生活を徐々に変化させていくのだが・・・!
信治と洋子は若くして結婚。最初にできた子どもの大(だい)ちゃんは、重度の障害を持って生まれた。二人目は元気な女の子・舞(まい)。三人目は妹の咲(さき)。母親の洋子は、大ちゃんと妹二人を抱え、厳しい現実の中、どんなことにも負けずに生き抜いて行こうと誓う。大ちゃんは、くりくりした目に、両方つながって一本になった眉で、孫悟空そっくり。耳はほとんど聞こえず、左手はくっついて三本しかない。いつもにこにこして、抱っこをせがむ大ちゃんは、まいの弟みたいだ。まいが小学校四年生になった頃、まいの小学校と大ちゃんの通う養護学校の交流がはじまり、クラスのダンプやタケたちが大ちゃんをからかう。
太平洋戦争末期、東京下町に住む少女・敏子は敗戦色が濃く物資が欠乏した厳しい世の中で、家族とともに一生懸命生きていました。しかし、昭和20年3月10日の東京大空襲で、敏子は母と二人の妹を失ってしまいます。焼け跡から、空襲の猛火で形の変わったガラスのうさぎを堀り出した敏子は、戦争の恐ろしさを目の当たりにします。更に疎開の途中、駅で米軍機の機銃掃射を受け、父までも亡くなってしまいました。たったひとりになった敏子は、絶望の果てに死を見つめ深夜の海辺をさまよいますが、「私が死んだら、お父さん、お母さん、妹たちのお墓参りは誰がするの。私は生きなければ……」と孤独と悲しみの中で、心を奮い立たせるのでした……。
妹のもも子は知的な遅れと体の障害があり、いつも酸素ボンベで呼吸しながら、養護学校に通っていました。「お兄ちゃんだけ小学校へ行って、ずるい!もも子も行きたい!」と毎日駄々をこねて力を困らせるもも子ですが、大好きな「かえるの合唱」を歌うと笑顔になった。力の授業参観日に小学校へ見学に行ったもも子は、ドッジボールをする力を大声で応援する。おかげで力のチームは勝利!しかし、試合に負けたクラスメートの竜二は、「あいつをもう来させるな。バカがうつる」と言葉を投げつけ、怒った力は竜二を殴ってしまう。教頭先生や両親に叱られますが、力はもも子を馬鹿にされた事を言うことができず、一人でじっと我慢した・・。
母の静江は、兄の直人に希望を託して可愛がり、あすかには冷たくあたっていた。12歳の誕生日、あすかは期待に胸ふくらませていましたが、母は夜遅く帰宅したうえ、「あすかなんか生まなきゃよかった」といった。その一言で、あすかの心は深く傷つき声を出せなくなってしまう。それが原因で不登校に陥ったあすかは、直人のすすめで福島の母の実家で過ごすことになった。やがてあすかは、農村の自然と祖父母の深い愛情に癒され、声をとり戻す。生きる力を回復したあすかは、学校へ戻ると今までは見て見ぬふりをしていたクラスのいじめにも立ち向かうようになる。そしてクラスメートや先生とともにいじめをなくす運動が始まりまる。
1995年1月17日未明、大震災が神戸を襲った。6年生で、一流中学をめざしている剛(つよし)の住む家屋も崩壊した。 クラスメートで、家族でたった一人の父親を失った和幸(かず)くん、保育園のときから仲良しだった美帆(みほ)ちゃんは、家族もろとも死んでしまった。避難所で、不登校のかずくんの心の痛みを知るつよし、お年寄りをはじめとする避難所の人々の心づかいや、ボランティアの励ましのなかで、人とひととの繋がりの大切さを知っていくつよし―。
1度見たらその個性的なキャラクターゆえに誰も忘れることのできない、戦後の日本映画界になくてはならない貴重なバイプレイヤーとして活躍した殿山泰司。自らを“三文役者”と称し、女と酒とミステリ小説を愛しつづけた彼のことを、みなは親しみを込めて“タイちゃん”と呼んだ。“タイちゃん”の半生は・・・。
一徳は事業に失敗し、生きることに絶望して東京をさまよっていた。古びた零戦模型を見つめていた下町のおもちゃ屋で不思議な少女と出会い、一徳の運命が動き始める。一徳は詐欺まがいのリフォームの仕事を得て福島にたどり着く。健人は原発事故で避難を余儀なくされた高校生。不思議な少女・凛は両親が離婚し、父のふるさとである福島へやって来た。福島で再会を果たした一徳に凛はこう告げる。「一徳は前世私たちの息子だった、そして健人は父、私は母だった。今、私たちを呼んでいる人がいる・・・そのために生まれ変わってここに集まった」彼らをずっと待っていたのは、戦争以来ひとりぼっちで生きてきた妹・百合子だった。
台北でミュージシャンとして成功するという夢に破れ、台湾最南端に位置する故郷・恒春に戻った青年・阿嘉(アガ)。無為に日々を過ごすうち、郵便配達の仕事があてがわれた彼は、宛先不明で未配達の郵便物の中に、今では存在しない住所“海角7号”宛ての小包を見つける。その中には、60年前、敗戦によって台湾から引き揚げる日本人教師が、愛しながらも別れなければならなかった台湾人女性を想って船上で綴った7通のラブレターが。しかし日本統治時代の住所を知る者は、今や誰もいなかった。そんななか、阿嘉は日本人歌手・中孝介を招いて催される町興しライブの前座バンドに無理矢理駆り出される。成り行きで監督役を任された売れない日本人モデルの友子とは衝突ばかり。小学生の女の子や80歳の老人という寄せ集めのメンバーでは練習もままならず、余計にやる気を失っていく阿嘉をよそに、刻々とライブの日は近付いていた・・・。
昭和40年、エネルギー革命により閉鎖が迫る炭鉱のまち。そこでは北国をハワイに変えようという起死回生のプロジェクトが持ち上がっていた。目玉となるのはフラダンスショー。誰もが見たことがなかったフラダンスを炭鉱娘に教えるため、東京からダンサー平山まどかが教師としてやってきた。旬を過ぎ、しがらみを抱えるが故に、最初は嫌々ながら教えるまどかだったが、生きるためにひたむきに踊る少女たちの姿に、いつしか忘れてかけていた情熱を思い出してゆく。しかし肌を露に腰蓑をつけるなど恥とされた時代、世間の風当たりは冷たく、教える相手は全てのド素人。果たして常夏の楽園は誕生するのか?オープンの日は迎えられるのか?2006年制作。