カンフーマスターのサモ・ハンが修業時代の自伝的エピソードを紡ぎ上げた「稽古」。『女人、四十。』のアン・ホイが教師と教え子たちの絆を人情味豊かに描いた「校長先生」。『欲望の翼』などの編集マンとしても知られるパトリック・タムによる刹那的な青春ロマンス「別れの夜」。『マトリックス』の革新的なアクション表現に貢献したユエン・ウーピンは、「回帰」で老人と孫娘の交流を温かく紡ぎ上げた。さらに、ジョニー・トーが投資での成功を夢見る市民を風刺した「ぼろ儲け」。1990年代にジョン・ウーに続いてハリウッド進出を果たしたリンゴ・ラムの遺作「道に迷う」は、香港の街並みの変遷をひとりの中年男の心象風景に重ね合わせた感動編。“香港のスピルバーグ”ことツイ・ハークの最終話「深い会話」は、精神科医と患者の対話が予測不能にねじれていく不条理コメディである。
宿敵ザラとの直接対決で瀕死の重傷を負ったリスベットは、病院に収容され、厳重監視の病室で外部との接触さえ困難な状態におかれる。そんな中、亡命スパイのザラを利用して犯罪に手を染めてきた秘密組織が、関係者の口封じに動いていた。ミカエルにも危険が迫るが、弁護士や警備会社社長らリスベットの数少ない理解者たちを総動員して“狂卓の騎士”を結成し、巨悪に立ち向かっていく。そしてついに法廷での全面対決の時を迎える。
明晰な頭脳と映像記憶能力を持つ天才ハッカー・リスベットは、宿敵ザラとの直接対決で瀕死の重傷を負う。ミカエルが現場に駆けつけ、二人は一命を取り留めたが、リスベットを拉致した金髪の巨人を取り逃がしてしまう。病院に収容されたリスベットは、厳重監視の病室で外部との接触さえ困難な状態におかれる。そんな中、ザラを利用して犯罪に手を染めてきた秘密組織が、国家的スキャンダルを闇に葬り去ろうと関係者の抹殺を企てる。
トリッシュと弟のダリーは、帰省のために車でいつもの道を走っていた。とある田舎道で、不気味なトラックが接近してきて警笛を鳴らしながら二人の車を執拗に煽ってきた。だが、トラックは猛スピードで追い越していった。落ち着きを取り戻した二人は、20年以上も前、この道をドライブ中にカップルが行方不明になり、今日に至るまで死体すらも発見されていないという事件を思い出す。
目が覚めると研究室と思しき部屋で、奇妙な装置に座る男の遺体の横で倒れていたクロノス。記憶を失い事態の把握に努めるクロノスは、ポケットに入っていたメモを頼りに、高齢者・障害者救済センターに向かう。そこにはクロノスを友人と呼ぶ白髪の老人タナトスがいた。しかし彼自身も医師から逆行性記憶喪失との診断を受け、記憶は完璧ではなかった。そんな中、タナトスをこの施設に連れ込んだのは他ならぬ、お前だと告げられたクロノス。身に覚えのない行動を指摘され動揺する彼は、手がかりを求めてかすかに残る記憶から酒を求め販売店へ。そこで知り合った男オグから密造酒を買い、クロノスの研究の手伝いとして、新鮮な遺体の運び屋をオグに依頼するのだが…。
エステティシャンとして働くベロニクは、夫のイーサンとマンション暮らし。イーサンは一見優しそうな夫だが、ベロニクの体調も無視して毎晩のように身体を求め、彼女の行動を監視している様子だった。そんな日々にストレスを感じつつも、自身への愛の深さゆえと、拒否もできずに過ごすベロニク。豪華な新居が完成し引越すが、幸せな日々は長く続かず、イーサンの独占欲や嫉妬心はさらにエスカレートしていく。自身の仕事はそっちのけで尾行をしては、監視の目を光らすイーサンに対し、我慢の限界が訪れたベロニクは、イーサンの友人で部下でもある隣人エリックとパスカル夫妻の家に避難する。だが、イーサンに連れ戻され、またもやなし崩し的に身体を奪われてしまう。
敏腕弁護士として熱心に働くローラだったが14年前、メイフェア波止場で娘が誘拐された過去を持ち、現在に至る今でも何度となく現場を訪れては、娘を探し続けてきた。当時、この悲劇が引き金となり夫とは離婚していたローラは、カウンセラーの勧めで同じ境遇の人たちが集まる支援グループに参加。その後ジェイコブという男性と知り合い、恋人関係になっていた。彼とつき合ううちに娘に対する想いに区切りをつけようと決意。事件以来そのままにしていた娘の部屋の整理を始め、衣類などを寄贈するためにシェルターに立ち寄ったローラだったが、そこでボランティアとして働くレベッカという少女を見かける。その時、ローラの中に眠っていた母なる直感と、チャームポイントだった首の後ろにあるハート型のアザを見た瞬間、彼女こそが娘のゾーイだと確信するのだが…。
南カリフォルニア大学に通うため上京したマーシャルは、友人のスコットとジョセフと共に新車のシボレーで夜の街をドライブしていた。しかしまだロスの街に慣れていないマーシャルは、いつしかスキッド・ロウと呼ばれるダウンタウンの犯罪多発地区に迷い込んでしまう。不穏な街の雰囲気に不安が増す3人。その不安が的中するかのように、道路に仕掛けられた罠によってシボレーのタイヤがパンク、ウィルコ率いる浮浪者の集団に囲まれ暴行を受けるハメに。ウィルコたちと口論の末、スコットとジョセフを殺され、自身も暴行の嵐に遭うマーシャルは、すんでのところで逃げることに成功。しかし、ここからが彼にとって長く辛い夜が始まるのだった。
幼い頃に両親を亡くしたフェリシタスは、孤児院でナターシャと出会う。時を経て大人になったフェリシタスは、1人でベルリンからタイ旅行へ。現地女性のガイにバンコクを案内してもらうも、その夜、謎の男たちに襲われガイは殺される。逃げ出したフェリシタスは、なんとか帰国。自宅に戻ると、なぜか別人が住んでいた。恋人のタイタスに連絡すると、自身は休暇直前に彼の部屋へ引越したという。覚えのないフェリシタスは混乱するが、実は過去の記憶も曖昧だった。翌朝フェリシタスは、ナターシャと一緒に撮った写真を探すよう、生前のガイが語る動画がスマホに入っていることに気づく。フェリシタスはナターシャが入院する精神病棟を訪れ写真について聞こうとするが、暴れ出した彼女は瞬間的に突然姿を消してしまう。
ドナルド・トランプは父フレッドの下で不動産業を学んできたが、家賃を集金するだけの仕事に辟易していた。そこで彼はニューヨーク・マンハッタンにある未開発地域の土地に目をつけるが、父親からは不況を理由に開発計画を反対される。しかし、自らの野望に燃えるドナルドは、土地を所有しているアイクラーやニューヨーク市長を味方につけ、大型コンペンションセンターの建設にこぎつける。しかしその後、建設計画が暗礁に乗り上げるも、ドナルドはさらなる野望に突き進む。グランドセントラル駅前に建つコモドールホテルの購入を手始めに、マンハッタンに自分の名を冠したトランプタワーの建設を目論む。
北極にあるサンタクロースのもとで働いている妖精のエルフェット。クリスマスまであと5日、彼女はサンタが配るプレゼントの包装紙デザイナーだったがヒマを持て余し、仲間たちの手伝いをしようとするもドジばかり。仕方なくエルフェットはひと足早く、仲間のスパークルとフロリダにバカンスに向かった。一方、クリスマスを前に鉛筆と携帯電話が合体した“Pフォン”が大人気となり、サンタにお願いする子どもたちのクリスマスプレゼントになったが、販売会社ジョイテックの株は急落。このままだと会社は倒産の危機に陥ることから、女社長に命令されたマフィアがサンタクロースを誘拐、拉致する。ひょんなことからエルフェットがサンタを救うために奔走することになるが…。
ロサンジェルスの街を車で流しながら視聴者からのコメントをもじった即興のラップを配信するミュージシャンのアニー。ロックダウンの息苦しさにうんざりし、かつてのバンド仲間でイギリスに住むストレッチをアポなし訪問する。今や配達員として生計を立てる彼を茶化し、気まぐれで車を拝借したアニーは、大金につられて奇妙なオーダーを受ける。それは想像を絶する恐怖の幕開けであった。
ソフィアは、教養と美貌を備えた高級エスコート嬢。テレビの取材でも、学費のためにオトコたちと寝るが、楽しみながら恩恵を得ている、と屈託なく話す。だが放送されたインタビューでは意図せず「哀れなスペイン経済危機の犠牲者」に仕立てられ憤るが、同じく放送された「経済危機の救世主・スペインIT界の寵児ハノ」に見覚えがあった。彼はソフィアに夢中な客のひとり・ウゴと名乗る男だった。ソフィアは、ハノを破滅に導く重大な秘密を握っていた…。
恋人さゆりを事故で亡くして悲しみに暮れる健悟は、風変わりな女子高生の海花と出会う。彼女の父である祈祷師の哲史によって健悟はさゆりの霊が見えるようになり、再びさゆりとの同棲生活が始まる。さゆりは可愛い。幽霊なのにちっとも怖くない。それどころか料理の作れない健悟に熱心にレシピを伝授し、すっかりさゆりと同じ味を再現できるまでになる。音楽の夢も、恋人の霊も、こんなにはっきり見えるのに、まるで掴み取ることができない。そんな歯痒い日々が、それでも彼は幸せだった。しかしある日、祈祷師の娘 海花が健悟のことを好きだと言う、いわゆる三角関係事案が発生。海花は悪霊だろうが心優しき霊だろうが何でも除霊してしまう悪趣味の持ち主だった。
カナダでのスパイ任務に失敗し警察に逮捕された初老のビル。運よく組織の手回しで釈放されるも、ビルを引き取りに来た元パートナーのマーガレットから年齢と失敗続きを理由に組織からの引退を勧告される。スパイ生活の幕引きを突きつけられ意気消沈するビル。その夜、ビルがスーパーマーケットで買い物をしていると、強盗に遭遇。その強盗を撃退しようと動き出したビルの目の前で、若者アーロンが果敢に強盗を取り押さえ、瞬く間に退治した。アーロンの能力の高さを気に入ったビルは、彼を新しいパートナーに据えるべく厳しく指導を開始。アーロンの修行が一段落する頃、ビルはカナダの資産家リチャード・ナイトが黒幕だと思われる麻薬組織に目をつけていた。
星歴4044年。銀河は激しい戦闘の混乱に陥っていた。地球人のカリ王女によって結成された宇宙反乱同盟軍と、爬虫類人の秘密結社・アルコン軍との戦いである。両軍とも多くの死者を出したこの戦いは、同盟軍がアルコン軍のリーダー・ラスチャイルドを葬ったことで終戦。両軍は争いを避け、互いに離れて暮らしていていくことで平和を取り戻していた。しかしそこに突然、メガドロンが出現した。西暦1945年、ナチスの機密実験により人類とサメのDNAを融合し誕生した生物であり、凶暴な戦闘マシンであるメガドロンは、次々と同盟軍の宇宙船に攻撃を始める。事態を重く見たカリ王女は、同盟軍のエースパイロット・ビッグフットにメガドロン討伐の命令を下す。
家族と離れて暮らしていたロペス家の長女ジャスミンが、実家に戻ることになった日、弟カルロスの恋人グレースも、顔合わせとして家に招かれていた。家族が揃い、和やかにレストランで会食が進む中、カルロスは1週間後に結婚式を挙げたいと報告。しかし過保護のジャスミンは、たった4ヵ月の交際ということから意を唱えるものの、その意見は流されてしまう。納得のいかないジャスミンがトイレに向かうと、見知らぬ女性とグレースの会話が聞こえてきた。知人のように話しかける女性を冷たくあしらうグレースの行動に違和感を覚えたジャスミンは、彼女の過去を調べ始める。
400万人のリスナーを持つ、大人気ポッドキャスト番組「殺人鬼と出会うには」のホストを務めるマック。義母が亡くなったのを機に、彼女は夫ヘンリーの実家に越してきた。早速、この地に馴染もうとするマックだったが、家の向かいに住む夫の高校時代の同級生オリバー以外の住民からは、遠巻きにされてしまう。それは、ヘンリーにまつわる過去の事件が関係していた。15年前のプロムの夜、ヘンリーの当時の恋人リリーが、プールで死亡していた事件である。最終的には事故として片づけられたが、現在の今に至るまで、ヘンリーが殺したのではとの疑惑が渦巻いていた。時を同じくマックは番組のため、地元に伝わる“青いリボン殺人鬼”について調べ始めるのだが、この事件に関してもヘンリーが関与しているのではないかと疑念を抱き始める。
ホリデームード溢れるクリスマスシーズン。ニューヨーク・マンハッタンにある高級ホテルには、多くのゲストが訪れる。ボブとアイリーンは結婚50周年を迎えた老夫婦。ディエゴとガブリエラはパーティーに出席するためにやって来た若いカップル。ジャスミンとキャサリンは同性同士のパートナー。スーザンは家に娘と不仲な夫を残し、恋仲のベンと別部屋で宿泊中。スイートルームでかつての恋人を待つ女性コートニーや、幼い息子を残し、ライブにやってきたミュージシャンのジャックなど、クリスマスを大切な人と楽しむために集まった様々な男女が、それぞれ悩みやトラブルを抱えながらも幸せな時間を過ごそうとしていた。
1960年代、アメリカの片田舎。セルマと息子のジーンは、温かい隣人たちに囲まれ、つつましくも幸せな日々を送っていた。そんなセルマには悲しい秘密があった。遺伝性の病のため、彼女は視力を失いつつあり、息子ジーンも手術を受けない限り同じ運命を辿ることになるのだった。ある時、セルマは、無理な労働による疲労と視力の悪化により仕事場でのミスが増え、遂に工場を解雇されてしまう。さらに家に帰ると、ジーンの手術代として貯めていたお金がなくなっており…。
1945年、第二次世界大戦後のドイツ。ドイツ系アメリカ人のレオ・ケスラーは、父の祖国であるドイツの戦後復興の一端の担い手になりたいと、単身でドイツにやって来た。叔父の助力でドイツの大鉄道会社ツェントローパに就職し、寝台列車の見習い車掌として汽車に乗り込むことになる。いつものように汽車に乗り込んだレオは、走る列車の中で、同乗していたフランクフルト市長夫妻の暗殺事件に遭遇する。犯人はレオが乗せたふたりの少年で、ナチス残党が組織する地下組織<人狼>の刺客だった…。
コペンハーゲンの巨大病院(キングダム)。夢遊病者のカレンは、助けを呼ぶ謎の声に導かれキングダムへと辿り着く。数々の不可解な事件を解決するため、カレンは病院の用務係のブルザー、心臓外科医のユディットと手を組むが、悪魔の力に反撃されてしまう。一方、キングダムに赴任してきて間もないスウェーデン人医師のヘルマー・ジュニアは、亡くなった父スティーグ・ヘルマーの秘密を探り始めるが・・・。
退院したドルッセ夫人は直後に事故に遭い再びキングダムに舞い戻る。ユディットから生まれた赤ん坊のリトルブラザーは、新生児とは思えぬ異常な体格を持ち、生まれてすぐに喋りはじめる高い知能を持っていた。一方、ハイチから帰国したヘルマーは、自らが犯した少女モナに対する医療ミスの証拠を掴んだクロウスホイを黙らせるため、ハイチで手に入れた秘薬で毒殺を試みる。そしてついに、リトルブラザーの父親であるクルーガーが現れ、リトルブラザーの秘密を明かす…。
コペンハーゲンの古い洗濯池の跡地に建つ巨大病院、キングダム。デンマーク人嫌いのスウェーデン人医師ヘルマーは、神経外科の主任医師としてキングダムに赴任してくる。医師長の息子モッゲは仕事そっちのけでセクシー看護婦にのぼせあがり、父の医師長メースゴーは“朝の空気運動”に力を入れ、患者のことなどそっちのけである。ドルッセ夫人は仮病を使って入院し降霊術の会を開くことを趣味としていたが、あるとき病院内のエレベーターで少女の泣き声を聞き、その世にも悲しげな声の正体を求め探しはじめる。
引退した最強の暗殺者ウィガン(チャン・ヒョク)は財テクで成功を収め、派手な生活を送っていた。そんな中、友人と旅行に行く妻から友人の娘である女子高生ユンジ(イ・ソヨン)の面倒を見てほしいと頼まれる。短期間、保護者の役割だけすればいいと軽く考えていたウィガンだったが、人身売買を企む組織にユンジが拉致されてしまう。ユンジを取り戻すべく、ウィガンの暗殺者としての本能が再び覚醒していく――。
大学生の涼子と茜は、ハイキングの帰りに山道で迷ってしまう。やっとバス停に辿り着いたものの、バスが来る気配は全く無かった。さらに、涼子は足を怪我しており、茜の彼氏も飲み会で迎えに来られないらしい。ふたりは、意を決してヒッチハイクをすることに。こんな山奥で無謀にも思えたが、運良く一台のキャンピングカーが停まる。運転席から降りて来たのは、時代錯誤のカウボーイの格好をしたジョージと名乗る男。ジョージは快くふたりを受け入れ、車内へと誘う。そこには、ジョージの家族も同乗していたが、どこか異様な雰囲気が漂っていた―。一方、過保護な親にウンザリしている健は、悪友の和也を誘い同じ山でヒッチハイクの旅をしていた―。
ロースクールに通うダニーは、祖母とトレーラーハウス暮らし。生活は貧しいのに、祖母が衛星チャンネルの訪問販売員に押し切られてしまい、学費用のお金をすべて使ってしまう。おかげで「2週間以内に学費を支払わないと退学だ」と、学部長に宣告される。そんな彼に、バイト先の先輩ジェリーから、学校内の階段でわざと滑って転び、ケガをしたと訴えれば、治療費が取れると言われ、仕方なく手を染めることに。だが、ジェリーに連れて行かれたのは怪しい医師にうさん臭い弁護士。根が正直なダニーは止めようと考えるが、欲深な学部長にジェリー、さらにはお金のことにしか興味のないロシア人の恋人ヘンリカに迫られた挙句、和解どころかついに裁判沙汰になってしまう。
30年ほど前より、外界から孤立し廃墟と化している町レイブンロック。郷土史家によると、炭鉱事故で多くの若者たちが亡くなって以来、この地域では行方不明者が異常に多いのだという。最近では昨年10月に、町の近郊に住むベン・ウェーバー氏の愛娘エバが行方不明になって久しい。かくしてジャーナリスト・グループのミレニアム学会は、ウェーバー氏から資金援助を受けて町の真実を解明し報道すべく、パイパーをリーダーとする探索&撮影チームを町へ送り込むのだった。幼い頃、町に住んでいたガイドのマイアは危険を察知して、今まで口を閉ざしてきた町のおぞましき過去をようやっとグループの面々にに語り出すのだが、間もなくして仲間が次々と行方不明になっていく。
究極のホラー映画制作のために集められたルースら6人の男女。彼女たちが呼び出されたのは、過去にホラー映画の撮影にも使われたという古い倉庫ビルだった。内部に漂う空気と雰囲気に重苦しさを感じる一同だったが、斬新なシナリオを作った最優秀者には賞金200万ポンドが贈られると聞いた6人は企画を出し合い始める。進行役を務めるワイズ教授のもと会議が進む中、ルースは“切り裂きジャック”を題材にしたシナリオを提案。他の5人がホラーの定番だとして難色を示すと、ルースは、切り裂きジャックが使ったというナイフが収められた箱を取り出す。”恐怖の遺物”が提出されたことでシナリオの方向性が決まった夜、ルースは悪夢にうなされる。
時刻は17時39分。ポップスター、ソフィアのカウンセリングの途中にトイレに立った心理カウンセラーのルーク。部屋に戻った彼が見たものは、何者かに首を絞められ殺害されたソフィアの姿だった。犯人として逮捕されてしまうことを危惧したルークは、今日1日カウンセリングを施した患者たちとの言動を思い返し、自身の力で真犯人を見つけようと推理し始める。17時30分、予定より10分早く始まったソフィアのカウンセリング。スターになる夢を叶えた彼女は、忙しい日常を繰り返すことに辟易していた。彼女がパートナーのことを話さなかったことに気づいたルークは、ソフィアに恋愛関係の問題があったのではないかと考えるが…。
高校生のタケシとF1は、原付を盗んでは不良軍団に売ってお金を稼ぐバイトをしていた。ある日、タケシたちが通う学校に転校してきたアヤカ(黒崎レイナ)も仲間に加わり、3人で原付窃盗をすることに。寂れたアパートに停めてある原付をいつものように盗もうとしたとき、なんと持ち主と思われるマスク姿の女に見つかってしまう。慌ててバイクで逃げるタケシたちだったが、人間とは思えない身体能力で走ってくる女にすぐに追いつかれてしまう。そう、このマスク姿の女こそ、頬まで口が裂け、100mを6秒で走る伝説の口裂け女だったのだ!果たして彼らの運命は!?そして口裂け女の正体とは!?
ニューヨークで働く上級資産鑑定士レイチェルは、顧客の一部資産を相続した孫から歴史ある図書館を鑑定してほしいという依頼を受け、カリフォルニアの山岳地帯の田舎町へ来ていた。だが、地元で愛される図書館を売却するのではと疑われたレイチェルは、地元民から嫌われてしまう。一方、ゴールドラッシュ時代の無法者ブラック・バートの取材・執筆のためにその町で暮らしていたノマド作家のジェイクは、義姉レイチェルからの依頼を受け、数週間、甥のノアと姪のヘイリーを預かることに。さらに取材のために通う図書館で、司書のアーチャーからレイチェルに図書館の重要性を教えるよう頼まれる。だが、仕事を早く終わらせたいレイチェルに冷たくあしらわれてしまう。
色を失い、目に見えるものすべてが灰色となってしまった近未来の世界。そこで力を得ているのは、飲めば一瞬ではあるが、世界の色を見ることができる薬“イリス”を手にしている者だった。しかし、そんな状況下で生きながらも、少女アナは薬を手にすることもなく、世の中の色を見ることができた。そんなアナの力を守るため、ゼタとホタという男たちはいつも彼女のそばに寄り添い、東の遠くの果て、灯台がある島を目指していた。しかし、世界を制覇しようとする者たちによって、3人は追われるハメになる。
今は廃墟となった食肉処理工場の跡地に、世間から離れて住み暮らすミラー。彼は10年前に殺された女性ゲイルへの想いを秘め生きていた。そんな彼の前に、母親であるゲイルの死の真実を突き止めようと、ルースと名乗る若い娘が現れる。当初、ゲイルなんて女性は知らないと突っぱねたミラーだったが、ルースが訪ねてきたことで彼の中にあったゲイルとの思い出が蘇ってくる。もともと放浪者だったミラーは10年前、ゲイルの夫ユライアが営んでいた農場に現れ、農夫として雇われた。ある日、ミラーはユライアに暴力を振るわれているゲイルを見かけて同情。急速に2人の仲は親密になり、ゲイルはミラーとの逃走計画を立てる。一方、ルースはユライアの姉から事件の驚くべき顛末を聞くのだが…。
ホテルの一室で目覚めたクリス。しかし隣のベッドで寝ているはずの元カノ・ブルックの姿が見当たらない。深刻な事態が起きたことを察したクリスは彼女を捜しに、カンクンの街を駆けずり回る。そもそも元カノである彼女と旅することになったのは2ヵ月前に遡る。仕事帰りのクリスが家に戻ると、懐かしい顔が飛び込んできた。それはもう二度と会えないと思っていた高校時代の恋人ブルックだった。別れてから2年も会っていなかった元カノの突然の訪問に驚くクリスだったが、彼女はさらに驚きの提案をクリスに告げる。高級リゾート地カンクンへの家族旅行に一緒に来てほしいと言う。ブルックの強引な誘いに、未練のあったクリスは同意するのだが…。
反陰謀論者で無神論者のピッパは、都市伝説やフェイクニュースの裏を暴き、事実と作り話の区別を使命とした動画サイト“アラームクロック”を運営するビデオブロガー。ロズウェル事件は墜落した気球を宇宙船と勘違いしたものだといった動画を公開していた。ある日、彼女はアンダーソンと名乗る人物と会うため公園を訪れる。その老人は皆がマジェスティック12と称する組織“マジック”に所属していると告げ、アンタレス星のレプティリアンと、レチクル座ゼータ星のグレイといった、敵と味方の宇宙人の存在や、冷戦はエイリアンの代理戦争だといったことを語り出す。証拠らしき写真とスペースペンを置いて彼は消えるが、その日を境にピッパは不思議な出来事に遭遇し始める。
田舎町に住む無職のフリオ。「警察官にでもなれ」との周囲の声に促されつつも、愛する恋人と離れ離れになることがイヤで消極的だったが、都会で裕福な暮らしをする叔父の姿を見て、警察官を目指すことに。しかし資格試験までは1年もあり、その間、叔父の仕事を手伝うことになった。しかしその仕事とは、警察官と裏で手を組んだ暗殺だった。知らぬがまま犯罪へと加担してしまったフリオは、罪を犯したことを激しく後悔するが、叔父の説得と大金を手にしたことで戻れぬ道を歩み始めていく。叔父から暗殺者としての矜持を叩き込まれたフリオは、一人前の暗殺者と成功していくが、その裏で罪悪感から悪夢にうなされる日々を過ごしていた。
20年の刑期を終え刑務所から出所したジョニー。今やバスの乗り方も変わり、戸惑いを隠せぬまま街へと向かった。すると、若者が運転する車がジョニーを乗せたバスを強引に停車させた。その若者はジョニーの息子ホワンだと名乗り、ジョニーを同乗させ、プール付きの豪邸へと連れて帰った。豪邸の家主はホワンの友人女性バーバラ。彼女が許可したことで、3人での共同生活が始まった。ある日、入院中の母親の見舞いに行ったジョニーは、ホワンからの連絡を受け急いで家に戻った。そこには襲われていたバーバラを助けようとしたホワンがもみ合いの末殺してしまった男の死体が横たわっていて…。
食を通じ、人間の秘められた欲望を暴露していく連作短編映画。【栗田】という謎の男の登場により、登場人物たちの内なる<性(セクシャル)衝動(ドライブ)>が暴かれていく新感覚ブラックコメディ。
妹のエラと仲良しの姉リディア。彼女はエラの婚約者トーランが、傲慢で支配的な様子が垣間見えていることから、2人の結婚には反対だった。しかしトーランを信じるエラには、リディアの忠告は響かなかった。そんななか、姉妹は結婚式の直前に開かれたパーティーで、占い師にエラの運勢を占ってもらうことに。だがその結果は、彼女の死を示唆するものだった。心配事がさらに増えたリディアの気持ちはよそに、その後、エラとトーランの結婚式が執り行われ、2人はカリブ海へ新婚旅行へと旅立った。しかし直後、エラからの連絡が途絶え、身を案じるリディア。するとトーランから、エラが行方不明になったとの連絡が入る。
セラピストのキャラは、夫ブライアンがカリフォルニアの高級住宅地シークリフのホテルで支配人を務めることになり、社宅として用意された豪邸に越してくる。シークリフはキャラが幼い頃に住んでいた地区。そこに幼い頃にはすでに疎遠だった父フランクが訪ねてくるが、浮気で自身と母を捨てた父を許せないキャラは冷たく追い返す。ある日、父が脳卒中で倒れたと連絡が入る。大事には至らず、在宅ケアを勧められたキャラは、親子関係の修復を望む夫にも促され、父を渋々ひきとることに。看護は派遣看護師のリネットが住み込みでしてくれるという。自宅でセラピーの仕事と著書の執筆を行うキャラは、気が利くリネットに気を許すようになるが、父の足には複数の謎のアザができていた。
とある日。母親と出かけるため実家を訪れた弁護士のサットンが見たものは、血だらけで倒れている母親とナイフを握ったまま茫然とする妹エイプリルだった。母親殺しの容疑者として逮捕されてから1年後。エイプリルは事件当時の記憶を失っていたため、遅れていた裁判が遂に始まろうとしていた。姉として、そして弁護士としてエイプリルの無実を信じるサットンは、彼女を自宅に連れて帰り保護。しかしエイプリルを犯人として報道するマスコミが家の前に群がり、姉妹を追い詰めていく。サットンは、妹の無実を晴らすためには“失われた記憶”を取り戻すしかないと考えるも、エイプリルはPTSDを発症し、精神科医のカウンセリングを拒絶するのだった。
一人娘のステファニーと、亡き妻の思い出の味のケーキを作ろうと馴染みの食料品店を訪れたトミー。すると偶然にもそこに、偽札作りの犯罪組織を裏切り逃走中だった店主の娘ミッキーが、2人の男に襲われ逃げ込んでくる。何とか男たちを撃退したトミーだったが、争いの中でミッキーは殺害され、その後、ミッキーが持ち出した証拠の奪還を目論む犯罪組織に関与を疑われたトミーは、自宅を突き止められ襲撃を受ける。ステファニーを教会に預け、知り合いの警官ジャックに相談するも、彼は裏で犯罪組織とつながる悪徳警官だったことが判明し、命を狙われ揉み合いに。銃が暴発しジャックを殺害してしまったトミーは逃走を図り、犯罪組織だけでなく、警察から追われる身となってしまう。
姉のカレンに会うため、リバティを訪れたトミー・リー。しかし、そこは白人至上主義者のブライアンが主導する凶悪な一団ホワイト・パワーが、我が物顔で町の人々を虐げていた。町の入り口でトラックと接触し、車が走行不能になってしまったトミーは、義兄のジャックに連絡をするため近くのレストランに赴く。電話を終えたトミーが帰ろうとすると、ホワイト・パワーのハンセン率いる集団がトミーに挑発。怒りを押し殺しその場をあとにしたトミーだったが、その時、黒人のフェルプス牧師が行方不明になっていることを知る。その後、ジャックと合流したトミーは、カレンの家で保護されていた牧師の息子ルーサーと対面。この町を覆う闇に一抹の不安を感じていた。
ラスベガスの高級カジノの地下で、連夜開催される非合法なギャンブル。それは、コロシアムと呼ばれる闇の異種格闘技戦であった。空手、カンフー、ボクシングなど、世界各国から集められた格闘家たちが、賞金を賭けて命懸けで争う究極のこの戦い、審判はおらずブザーが鳴ったあとのルールはただ1つ、“試合にルールはなし”。全米空手チームで共に戦ってきたトミー、アレックス、トラヴィスは、格闘仲間としてその後も交流を深めていた。ある日、破天荒なトラヴィスは、2人に黙ってコロシアムに出場。着実に順位を上げ、暗黒街のチャンピオンと呼ばれる格闘王のブラカスと対戦。しかし、驚異的な破壊力で首の骨を折られ殺されてしまう。
史上最強のチャンピオンチームである、韓国との国際試合に挑むため、アメリカ空手連盟は全米から空手の達人たちを集結。壮絶な戦いの末に、5人の若者が選抜された。だが彼らには、3ヵ月に及ぶ更なる過酷な特訓の日々が待ち受けていた。空手にすべてを捧げるアレックスは、過去の古傷がありながらも、幼い息子を母に預け合宿に参加。一方その後、韓国チームの対戦相手がダエ・ハンに決定したトミーは、過去の試合で、兄を死に追いやった男との対戦となったことで、喪失感に苛まれ合宿所をあとにしてしまう。様々な思いの中で5人のファイターたちは、勝利を信じ最後の試合に挑むことができるのか?
役者を志していたものの、気がつくと“死体役”ばかりを演じるようになっていた吉田広志(奥野瑛太)。開いたスケジュール帳はさまざまな方法での“死ぬ予定”でいっぱいだ。演じることへの強いこだわりを持つ彼だが、効率を重視するだけの撮影現場では、あくまでも物言わぬ“死体”であることを求められる。劇団を主宰していた頃の後輩俳優は要領よくテレビで活躍を果たしているが、彼にはそれができない。ある日、母(烏丸せつこ)が入院するという報せが父(きたろう)から入る。気丈に振る舞う母だが、どうにも病状は良くないらしい。さらにそこに、新たな問題が発生。自宅に招いたデリヘル嬢・加奈(唐田えりか)が忘れていった妊娠検査薬を何気なく自分で試してみたところ、何と陽性反応が出たのだ。これはいったいどういうことなのだろうか……?
怒涛のマシンガントーク&予測不能なスリル・笑い・アクション!激ヤバキャラが続々登場し、ハイスピードで展開する騙し合い・裏切り・逆転の連続!!ハラハラドキドキは常に最高潮!!!人生の一発逆転を賭け、銀行強盗を成功させた3人の男──キャバクラ“ハニーバニー”店長・シュウ(藤原竜也)、ボーイのコジ(田中聖)、常連客の健さん(ブラックマヨネーズ小杉竜一)。手に入れた大金1億6,000万円は3分の1ずつ分け合う…はずだったが、金の配分をめぐり仲間割れが勃発!?さらに大金を裏で狙う大物たち──“ハニーバニー”No.1キャバ嬢・まりあ(中島美嘉)、凶暴すぎる“ハニーバニー”オーナー・破魔翔(窪塚洋介)、そして「川崎の魔女」と呼ばれる伝説的金貸し・渋柿多見子(池畑慎之介☆)──も登場。果たして本当の黒幕はどこにいるのか!?大金のゆくえは?最後に笑うのは……誰だ!
マットが運転する車に乗り、キャンプに出かけた若者男女6人。ダンカンとカースティはカップルで、軽薄なシットコムはセクシーなドーンを口説こうと必死だが、ドーンは元彼でイケメンのマットに未練があるようだ。しかしマットはシンディに気があり、実はシンディもマットの視線を気にかけていた。郊外の森の奥にあるキャンプ場を訪れた一行は、駐車場から3キロ離れた広場にテントを張る。夜になり焚火を囲むと、シットコムはこのキャンプ場は“怖い夢”とも呼ばれている都市伝説を語り出すのだった。この場所に因縁のあるかつて森林警備員だったスパローという男が、夜な夜なキャンパーを見つけては山刀で切り刻んでいるという話だ。当初はそんな話を誰も信じるわけもなかったのだが…。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロから1年、ニューヨークに住む人々は徐々に日常を取り戻していた。しかし、街の喧騒とは裏腹に人々の心には未だ“あの日”の出来事が影を落としていた。会社員のサンディは同僚に暴力を振るったことでセラピストにカウンセリグを受け、デビッドとアリソン夫妻は息子チャーリーが起こす騒動の対処に追われ、2人のインド人ボディガードは高官の警備の合間に街の人々を観察している。エミーはライバルのサファラからペストリー・クイーンの座を奪おうと奮闘、主婦のジュディは年老いた夫との変わらない毎日を過ごしていた。何も変わっていないようで何かが変わっていく。そして新たな9月11日、ニューヨークは1年前と同じように美しい朝を迎える。
男女3組のグループが冒険を求め旅へ。その夜は森でキャンプすることになり、マルタは祖母から聞いた森に伝わる伝説を話し出す。大昔、森に住んでいた娘ジャスミンは村の青年に恋をしたが、青年はジャスミンを弄び、仲間たちと凌辱した末に森に置き去りにする。その後、彼女は魔女になったと伝えられ、男子禁制の地になっていた。そんな森に入り込んだ男女6人。アレックスは何者かに襲われ、リディアは行方不明に。さらにマルタも消え、クリスチャンが探しに行くが、そのまま行方がわからなくなる。危険を感じたクララとアランは逃げ出そうとするも、突如現れた魔女にクララが捕らえられ、アランは魔女から、「彼女を取り戻したければ愛している証拠を見せろ」と迫られる。
シアトルでレトロ玩具会社を経営するメーガンは、高校時代のディベート大会で他校のライバルだった幼馴染みのオールデンと、デンバーの営業先で再会。同じくシアトルで競合会社を経営する彼は、同クライアントへ売り込みに来ていたのだった。妹ブレアの結婚式を間近に控えたメーガンは、花嫁と一番親しい女性側の代表のメイド・オブ・オナーとしてパーティーを主催しており、地元のウィチタに向かうはずが、飛行機はストライキで欠航。レンタカーで7時間以上をかけ向かうことにするが、父親の退職祝いのため同じ飛行機で地元に戻るはずだったオールデンも渋々同乗させる。しかし、途中で車を盗まれ、代わりにオールデンが購入した中古車も事故に遭うなど、次々とトラブルに見舞われてしまう。
マリアンは長男エイデンと次男ジェイコブの2人の息子を持つ母親。最近はエスカレートする兄弟仲の悪さに悩んでいた。ある日、日頃から何かと競い合っては反発していた2人を心配するマリアンの嫌な予感は、最悪の形で的中。兄弟で岩登り競争を始めた結果、エイデンが崖から落下し死んでしまったのだ。エイデンの葬儀の日、息子を失った悲しみに堪えながら気丈に振る舞うマリアンだったが、参列者の中で囁かれる弟による兄殺しの疑惑に強く憤慨する。その疑惑は収まることなく街中に広まり、息子の身を案じたマリアンは、ジェイコブを遠方の学校に転校させる。それから2年、不正を理由に退学になったジェイコブがマリアンのもと帰ってきて…。
両親を亡くしたフェニックスは、アメリカから伯母サラが住む南アフリカに身を寄せる。遠い異国の地で感じる孤独と、両親を失った寂しさで涙をこぼすフェニックス。そんな彼をサラの夫ジャックがサファリへと誘う。動物好きのフェニックスは初めてのサバンナに大興奮。休憩中に見かけたミーアキャットを追いかけ、ジャックたちから離れてしまう。そして戻った時には、大人たちを乗せた車はすでに出発したあとだった。途方に暮れるフェニックスが草原を彷徨うなか、罠にかかった一頭のゾウと遭遇。罠を外して助けたことで絆が芽生え、“インドラブ”と名づけたゾウと行動を共することに。しかしサバンナでは、象牙の密猟者たちが標的を探していた。
仕事を失ったN.Y.に住むサラは、ある日医療会社の治験の広告に目を留める。それはAI搭載のチップを背中に埋め込み、健康を管理するもので、その報酬として2万ドルもらえるというものだった。簡単な手続きを済ませ、早速チップが埋め込まれた・・・。その日からサラはLEXXと名乗るAIに常に監視され、脳内に指示を出されるのだった。しかしAIに不具合が生した時に、LEXXは暴走を始め、サラは否応なしにその暴走に巻き込まれてゆく!!
マーニーはLAのブティックホテル勤め、同棲中の恋人ニールはミュージシャンだが、酒で身を持ち崩し、弾き語りをしても聴く客はいない。ある日、マーニーはパソコンショップで自分のSNSサイトを開き、書き込みをしていた際、ログアウトをせずに外に出てしまう。そんな彼女のプロフィールを1人の男が盗み見る。ちょうどマーニーがホテルのコンシェルジュに昇進した日、その男がホテルに出現。フロントのイスに座りマーニーの気を引くと、彼女の愛読書フィッツジェラルドの小説「楽園のこちら側」をさり気なく見せ、読み出したばかりだと話す。そして男は、翌日もマーニーのいるホテルに現れる。荒みきったニールとの関係にうんざりしていたマーニーは、自然と彼に惹かれていくのだが…。
8年前、とある公園のベンチで、ジョンという名の男が発見された。過去の記憶が全くない状態だったが、37ヵ国語を流暢に話せる才能を持っていたことから、言語学の教師となった。彼を発見した探偵カールとは親友になり、彼の妹レイチェルと結婚したジョンは娘にも恵まれ、幸せな暮らしを送っていた。しかし、めまいや鼻血などの異変が頻発していた時、突如現れたルーカスと名乗る男が、「自分も記憶がなく公園で発見されたが、天才的な数学の能力が備わった」と伝えにきた。「何者かの陰謀だ」との言葉が脳裏に焼きついて離れないジョンは、後日ルーカスのもとを訪ねるが、「お前も俺と同じ運命をたどる」と言い放たれ、自殺されてしまう。以来、自分が何者なのか、ジョンはカールの助けを借り、調査を始める。