ルート106号線惨殺事件の生存者レックスは、警察で刑事の事情徴収を受けていた。田舎道で車が故障し、助けを待っていた彼はそこで記憶が途切れ、気がつくと見知らぬ廃墟で足を鎖で繋がれていた。そこでガスマスクをつけた人物と遭遇。その場から離れないことを要求するガスマスクに逆らったレックスは、意識をなくすまで幾度も殴られ続けた。もう1人の生存者アリスは、帰宅途中で車が故障したところをガスマスクに襲われ、狩りの獲物のような扱いを受けていた。ガスマスクはデスゲームを楽しむかのように、監禁した者たちをいたぶっていく。しかし刑事は、2人の証言に違和感を抱いていた。
時刻は17時39分。ポップスター、ソフィアのカウンセリングの途中にトイレに立った心理カウンセラーのルーク。部屋に戻った彼が見たものは、何者かに首を絞められ殺害されたソフィアの姿だった。犯人として逮捕されてしまうことを危惧したルークは、今日1日カウンセリングを施した患者たちとの言動を思い返し、自身の力で真犯人を見つけようと推理し始める。17時30分、予定より10分早く始まったソフィアのカウンセリング。スターになる夢を叶えた彼女は、忙しい日常を繰り返すことに辟易していた。彼女がパートナーのことを話さなかったことに気づいたルークは、ソフィアに恋愛関係の問題があったのではないかと考えるが…。
ニューヨークで働く上級資産鑑定士レイチェルは、顧客の一部資産を相続した孫から歴史ある図書館を鑑定してほしいという依頼を受け、カリフォルニアの山岳地帯の田舎町へ来ていた。だが、地元で愛される図書館を売却するのではと疑われたレイチェルは、地元民から嫌われてしまう。一方、ゴールドラッシュ時代の無法者ブラック・バートの取材・執筆のためにその町で暮らしていたノマド作家のジェイクは、義姉レイチェルからの依頼を受け、数週間、甥のノアと姪のヘイリーを預かることに。さらに取材のために通う図書館で、司書のアーチャーからレイチェルに図書館の重要性を教えるよう頼まれる。だが、仕事を早く終わらせたいレイチェルに冷たくあしらわれてしまう。
色を失い、目に見えるものすべてが灰色となってしまった近未来の世界。そこで力を得ているのは、飲めば一瞬ではあるが、世界の色を見ることができる薬“イリス”を手にしている者だった。しかし、そんな状況下で生きながらも、少女アナは薬を手にすることもなく、世の中の色を見ることができた。そんなアナの力を守るため、ゼタとホタという男たちはいつも彼女のそばに寄り添い、東の遠くの果て、灯台がある島を目指していた。しかし、世界を制覇しようとする者たちによって、3人は追われるハメになる。
今は廃墟となった食肉処理工場の跡地に、世間から離れて住み暮らすミラー。彼は10年前に殺された女性ゲイルへの想いを秘め生きていた。そんな彼の前に、母親であるゲイルの死の真実を突き止めようと、ルースと名乗る若い娘が現れる。当初、ゲイルなんて女性は知らないと突っぱねたミラーだったが、ルースが訪ねてきたことで彼の中にあったゲイルとの思い出が蘇ってくる。もともと放浪者だったミラーは10年前、ゲイルの夫ユライアが営んでいた農場に現れ、農夫として雇われた。ある日、ミラーはユライアに暴力を振るわれているゲイルを見かけて同情。急速に2人の仲は親密になり、ゲイルはミラーとの逃走計画を立てる。一方、ルースはユライアの姉から事件の驚くべき顛末を聞くのだが…。
ホテルの一室で目覚めたクリス。しかし隣のベッドで寝ているはずの元カノ・ブルックの姿が見当たらない。深刻な事態が起きたことを察したクリスは彼女を捜しに、カンクンの街を駆けずり回る。そもそも元カノである彼女と旅することになったのは2ヵ月前に遡る。仕事帰りのクリスが家に戻ると、懐かしい顔が飛び込んできた。それはもう二度と会えないと思っていた高校時代の恋人ブルックだった。別れてから2年も会っていなかった元カノの突然の訪問に驚くクリスだったが、彼女はさらに驚きの提案をクリスに告げる。高級リゾート地カンクンへの家族旅行に一緒に来てほしいと言う。ブルックの強引な誘いに、未練のあったクリスは同意するのだが…。
反陰謀論者で無神論者のピッパは、都市伝説やフェイクニュースの裏を暴き、事実と作り話の区別を使命とした動画サイト“アラームクロック”を運営するビデオブロガー。ロズウェル事件は墜落した気球を宇宙船と勘違いしたものだといった動画を公開していた。ある日、彼女はアンダーソンと名乗る人物と会うため公園を訪れる。その老人は皆がマジェスティック12と称する組織“マジック”に所属していると告げ、アンタレス星のレプティリアンと、レチクル座ゼータ星のグレイといった、敵と味方の宇宙人の存在や、冷戦はエイリアンの代理戦争だといったことを語り出す。証拠らしき写真とスペースペンを置いて彼は消えるが、その日を境にピッパは不思議な出来事に遭遇し始める。
田舎町に住む無職のフリオ。「警察官にでもなれ」との周囲の声に促されつつも、愛する恋人と離れ離れになることがイヤで消極的だったが、都会で裕福な暮らしをする叔父の姿を見て、警察官を目指すことに。しかし資格試験までは1年もあり、その間、叔父の仕事を手伝うことになった。しかしその仕事とは、警察官と裏で手を組んだ暗殺だった。知らぬがまま犯罪へと加担してしまったフリオは、罪を犯したことを激しく後悔するが、叔父の説得と大金を手にしたことで戻れぬ道を歩み始めていく。叔父から暗殺者としての矜持を叩き込まれたフリオは、一人前の暗殺者と成功していくが、その裏で罪悪感から悪夢にうなされる日々を過ごしていた。
20年の刑期を終え刑務所から出所したジョニー。今やバスの乗り方も変わり、戸惑いを隠せぬまま街へと向かった。すると、若者が運転する車がジョニーを乗せたバスを強引に停車させた。その若者はジョニーの息子ホワンだと名乗り、ジョニーを同乗させ、プール付きの豪邸へと連れて帰った。豪邸の家主はホワンの友人女性バーバラ。彼女が許可したことで、3人での共同生活が始まった。ある日、入院中の母親の見舞いに行ったジョニーは、ホワンからの連絡を受け急いで家に戻った。そこには襲われていたバーバラを助けようとしたホワンがもみ合いの末殺してしまった男の死体が横たわっていて…。
妹のエラと仲良しの姉リディア。彼女はエラの婚約者トーランが、傲慢で支配的な様子が垣間見えていることから、2人の結婚には反対だった。しかしトーランを信じるエラには、リディアの忠告は響かなかった。そんななか、姉妹は結婚式の直前に開かれたパーティーで、占い師にエラの運勢を占ってもらうことに。だがその結果は、彼女の死を示唆するものだった。心配事がさらに増えたリディアの気持ちはよそに、その後、エラとトーランの結婚式が執り行われ、2人はカリブ海へ新婚旅行へと旅立った。しかし直後、エラからの連絡が途絶え、身を案じるリディア。するとトーランから、エラが行方不明になったとの連絡が入る。
セラピストのキャラは、夫ブライアンがカリフォルニアの高級住宅地シークリフのホテルで支配人を務めることになり、社宅として用意された豪邸に越してくる。シークリフはキャラが幼い頃に住んでいた地区。そこに幼い頃にはすでに疎遠だった父フランクが訪ねてくるが、浮気で自身と母を捨てた父を許せないキャラは冷たく追い返す。ある日、父が脳卒中で倒れたと連絡が入る。大事には至らず、在宅ケアを勧められたキャラは、親子関係の修復を望む夫にも促され、父を渋々ひきとることに。看護は派遣看護師のリネットが住み込みでしてくれるという。自宅でセラピーの仕事と著書の執筆を行うキャラは、気が利くリネットに気を許すようになるが、父の足には複数の謎のアザができていた。
とある日。母親と出かけるため実家を訪れた弁護士のサットンが見たものは、血だらけで倒れている母親とナイフを握ったまま茫然とする妹エイプリルだった。母親殺しの容疑者として逮捕されてから1年後。エイプリルは事件当時の記憶を失っていたため、遅れていた裁判が遂に始まろうとしていた。姉として、そして弁護士としてエイプリルの無実を信じるサットンは、彼女を自宅に連れて帰り保護。しかしエイプリルを犯人として報道するマスコミが家の前に群がり、姉妹を追い詰めていく。サットンは、妹の無実を晴らすためには“失われた記憶”を取り戻すしかないと考えるも、エイプリルはPTSDを発症し、精神科医のカウンセリングを拒絶するのだった。
一人娘のステファニーと、亡き妻の思い出の味のケーキを作ろうと馴染みの食料品店を訪れたトミー。すると偶然にもそこに、偽札作りの犯罪組織を裏切り逃走中だった店主の娘ミッキーが、2人の男に襲われ逃げ込んでくる。何とか男たちを撃退したトミーだったが、争いの中でミッキーは殺害され、その後、ミッキーが持ち出した証拠の奪還を目論む犯罪組織に関与を疑われたトミーは、自宅を突き止められ襲撃を受ける。ステファニーを教会に預け、知り合いの警官ジャックに相談するも、彼は裏で犯罪組織とつながる悪徳警官だったことが判明し、命を狙われ揉み合いに。銃が暴発しジャックを殺害してしまったトミーは逃走を図り、犯罪組織だけでなく、警察から追われる身となってしまう。
姉のカレンに会うため、リバティを訪れたトミー・リー。しかし、そこは白人至上主義者のブライアンが主導する凶悪な一団ホワイト・パワーが、我が物顔で町の人々を虐げていた。町の入り口でトラックと接触し、車が走行不能になってしまったトミーは、義兄のジャックに連絡をするため近くのレストランに赴く。電話を終えたトミーが帰ろうとすると、ホワイト・パワーのハンセン率いる集団がトミーに挑発。怒りを押し殺しその場をあとにしたトミーだったが、その時、黒人のフェルプス牧師が行方不明になっていることを知る。その後、ジャックと合流したトミーは、カレンの家で保護されていた牧師の息子ルーサーと対面。この町を覆う闇に一抹の不安を感じていた。
ラスベガスの高級カジノの地下で、連夜開催される非合法なギャンブル。それは、コロシアムと呼ばれる闇の異種格闘技戦であった。空手、カンフー、ボクシングなど、世界各国から集められた格闘家たちが、賞金を賭けて命懸けで争う究極のこの戦い、審判はおらずブザーが鳴ったあとのルールはただ1つ、“試合にルールはなし”。全米空手チームで共に戦ってきたトミー、アレックス、トラヴィスは、格闘仲間としてその後も交流を深めていた。ある日、破天荒なトラヴィスは、2人に黙ってコロシアムに出場。着実に順位を上げ、暗黒街のチャンピオンと呼ばれる格闘王のブラカスと対戦。しかし、驚異的な破壊力で首の骨を折られ殺されてしまう。
史上最強のチャンピオンチームである、韓国との国際試合に挑むため、アメリカ空手連盟は全米から空手の達人たちを集結。壮絶な戦いの末に、5人の若者が選抜された。だが彼らには、3ヵ月に及ぶ更なる過酷な特訓の日々が待ち受けていた。空手にすべてを捧げるアレックスは、過去の古傷がありながらも、幼い息子を母に預け合宿に参加。一方その後、韓国チームの対戦相手がダエ・ハンに決定したトミーは、過去の試合で、兄を死に追いやった男との対戦となったことで、喪失感に苛まれ合宿所をあとにしてしまう。様々な思いの中で5人のファイターたちは、勝利を信じ最後の試合に挑むことができるのか?
マットが運転する車に乗り、キャンプに出かけた若者男女6人。ダンカンとカースティはカップルで、軽薄なシットコムはセクシーなドーンを口説こうと必死だが、ドーンは元彼でイケメンのマットに未練があるようだ。しかしマットはシンディに気があり、実はシンディもマットの視線を気にかけていた。郊外の森の奥にあるキャンプ場を訪れた一行は、駐車場から3キロ離れた広場にテントを張る。夜になり焚火を囲むと、シットコムはこのキャンプ場は“怖い夢”とも呼ばれている都市伝説を語り出すのだった。この場所に因縁のあるかつて森林警備員だったスパローという男が、夜な夜なキャンパーを見つけては山刀で切り刻んでいるという話だ。当初はそんな話を誰も信じるわけもなかったのだが…。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロから1年、ニューヨークに住む人々は徐々に日常を取り戻していた。しかし、街の喧騒とは裏腹に人々の心には未だ“あの日”の出来事が影を落としていた。会社員のサンディは同僚に暴力を振るったことでセラピストにカウンセリグを受け、デビッドとアリソン夫妻は息子チャーリーが起こす騒動の対処に追われ、2人のインド人ボディガードは高官の警備の合間に街の人々を観察している。エミーはライバルのサファラからペストリー・クイーンの座を奪おうと奮闘、主婦のジュディは年老いた夫との変わらない毎日を過ごしていた。何も変わっていないようで何かが変わっていく。そして新たな9月11日、ニューヨークは1年前と同じように美しい朝を迎える。
男女3組のグループが冒険を求め旅へ。その夜は森でキャンプすることになり、マルタは祖母から聞いた森に伝わる伝説を話し出す。大昔、森に住んでいた娘ジャスミンは村の青年に恋をしたが、青年はジャスミンを弄び、仲間たちと凌辱した末に森に置き去りにする。その後、彼女は魔女になったと伝えられ、男子禁制の地になっていた。そんな森に入り込んだ男女6人。アレックスは何者かに襲われ、リディアは行方不明に。さらにマルタも消え、クリスチャンが探しに行くが、そのまま行方がわからなくなる。危険を感じたクララとアランは逃げ出そうとするも、突如現れた魔女にクララが捕らえられ、アランは魔女から、「彼女を取り戻したければ愛している証拠を見せろ」と迫られる。
シアトルでレトロ玩具会社を経営するメーガンは、高校時代のディベート大会で他校のライバルだった幼馴染みのオールデンと、デンバーの営業先で再会。同じくシアトルで競合会社を経営する彼は、同クライアントへ売り込みに来ていたのだった。妹ブレアの結婚式を間近に控えたメーガンは、花嫁と一番親しい女性側の代表のメイド・オブ・オナーとしてパーティーを主催しており、地元のウィチタに向かうはずが、飛行機はストライキで欠航。レンタカーで7時間以上をかけ向かうことにするが、父親の退職祝いのため同じ飛行機で地元に戻るはずだったオールデンも渋々同乗させる。しかし、途中で車を盗まれ、代わりにオールデンが購入した中古車も事故に遭うなど、次々とトラブルに見舞われてしまう。
マリアンは長男エイデンと次男ジェイコブの2人の息子を持つ母親。最近はエスカレートする兄弟仲の悪さに悩んでいた。ある日、日頃から何かと競い合っては反発していた2人を心配するマリアンの嫌な予感は、最悪の形で的中。兄弟で岩登り競争を始めた結果、エイデンが崖から落下し死んでしまったのだ。エイデンの葬儀の日、息子を失った悲しみに堪えながら気丈に振る舞うマリアンだったが、参列者の中で囁かれる弟による兄殺しの疑惑に強く憤慨する。その疑惑は収まることなく街中に広まり、息子の身を案じたマリアンは、ジェイコブを遠方の学校に転校させる。それから2年、不正を理由に退学になったジェイコブがマリアンのもと帰ってきて…。
両親を亡くしたフェニックスは、アメリカから伯母サラが住む南アフリカに身を寄せる。遠い異国の地で感じる孤独と、両親を失った寂しさで涙をこぼすフェニックス。そんな彼をサラの夫ジャックがサファリへと誘う。動物好きのフェニックスは初めてのサバンナに大興奮。休憩中に見かけたミーアキャットを追いかけ、ジャックたちから離れてしまう。そして戻った時には、大人たちを乗せた車はすでに出発したあとだった。途方に暮れるフェニックスが草原を彷徨うなか、罠にかかった一頭のゾウと遭遇。罠を外して助けたことで絆が芽生え、“インドラブ”と名づけたゾウと行動を共することに。しかしサバンナでは、象牙の密猟者たちが標的を探していた。
売れない女優のキアはいくつものオーディションを受けるも、役をもらえない日々が続いていた。さらに年齢を理由にエージェント契約を切られてしまった彼女は、酒をあおり、恋人リースに愚痴をこぼす。そんなキアに突然のチャンスが訪れた。応募動画を送った映画「ファイナル・スクリーム」の主人公メリッサ役の最終選考に残ったと、監督ティムから直接連絡が届いたのだ。喜びに震えるキアは指定された合宿場所へと向かう。人里離れた一軒家に到着したキアは、早速ティムから厳しい演技指導を受ける。完璧を目指すティムの撮影手法に戸惑いながらも迫真の演技を披露するキムだったが、精神的に追い詰められた彼女は選考から降りることを訴えるのだが…。
カリーナはウェブサイト“スパークライフ”で人気の恋愛コラムニスト。私生活では弁護士のトムと恋愛中で、サイトでは彼との恋愛についても連載中。そんなある日、彼女の前に新任ライター、リアムが現れる。編集長いわく、男性目線もほしいということだったが、自分の職分を侵されると、カリーナは戦々恐々とする。しかも思いもよらぬトムからの別れの言葉に、落ち込んでいた。そんな状況を見かねたリアムから、「トムを取り戻す作戦を手伝う」と言われたカリーナは、彼のアドバイスに従うことに。離れていたはずのトムが振り返ったことから、リアムを徐々に信用し始める。それだけでなく、リアムの思いがけない才能を知り、次第に気になる存在になっていくのだが…。
マーニーはLAのブティックホテル勤め、同棲中の恋人ニールはミュージシャンだが、酒で身を持ち崩し、弾き語りをしても聴く客はいない。ある日、マーニーはパソコンショップで自分のSNSサイトを開き、書き込みをしていた際、ログアウトをせずに外に出てしまう。そんな彼女のプロフィールを1人の男が盗み見る。ちょうどマーニーがホテルのコンシェルジュに昇進した日、その男がホテルに出現。フロントのイスに座りマーニーの気を引くと、彼女の愛読書フィッツジェラルドの小説「楽園のこちら側」をさり気なく見せ、読み出したばかりだと話す。そして男は、翌日もマーニーのいるホテルに現れる。荒みきったニールとの関係にうんざりしていたマーニーは、自然と彼に惹かれていくのだが…。
8年前、とある公園のベンチで、ジョンという名の男が発見された。過去の記憶が全くない状態だったが、37ヵ国語を流暢に話せる才能を持っていたことから、言語学の教師となった。彼を発見した探偵カールとは親友になり、彼の妹レイチェルと結婚したジョンは娘にも恵まれ、幸せな暮らしを送っていた。しかし、めまいや鼻血などの異変が頻発していた時、突如現れたルーカスと名乗る男が、「自分も記憶がなく公園で発見されたが、天才的な数学の能力が備わった」と伝えにきた。「何者かの陰謀だ」との言葉が脳裏に焼きついて離れないジョンは、後日ルーカスのもとを訪ねるが、「お前も俺と同じ運命をたどる」と言い放たれ、自殺されてしまう。以来、自分が何者なのか、ジョンはカールの助けを借り、調査を始める。
刑事の職を辞して1年後、初の小説『不確かな正義』を発表して人気作家の仲間入りを果たしたサラ・ウィンタース。だが、サイン会に突如乱入してきた謎の男に「サンダースの死因をなぜ知ってる?」と脅される。同じ頃、世間では彼女の小説の内容が、デレク・サンダース殺害事件に酷似しているとマスコミによって流布されていた。サラは完全なるフィクションと否定するが、その事件は彼女が現役最後に担当したものだった。一方、市長選挙を目前にして現市長のパトリシアは、サラの恋人で元相棒の刑事バリーによってとある情報を入手。その後、サラを汚職刑事として告発し、自身のPRを図っていた。次第に追い詰められていくサラに、またもやあの謎の男が接近してくる。
デイヴとアイリーン夫妻は友人たちを招いてディナーパーティーを開催。シェフであるデイヴは腕によりをかけて極上の料理を用意していた。パーティーにはマークとベスのカップルや、アニーと、その友人という電気技師のポール、フランス人のチャーリーが駆けつける。男女7名がワインを飲みながら会話を楽しむなか、ポールが参加者の目を盗み不審な行動を取り始める。やがて夜が更け、空腹となったパーティーの参加者が自らの本音を語り始めるが、デイヴが用意しているという極上の料理は一向に出てこない。その時、家の外で大きな音が響き、驚いた一同が表に出ると、転倒したバイクと1人の男が横たわっていた。
シアトルシティー新聞社で編集長の助手を5年務めるケイトは、朝の会議用に編集部員分のコーヒーを買って常連店を出るが、イケメン男性とぶつかり彼のスーツを汚してしまう。感じのよいその男性は、クリーニング代も受け取らず、着替えを買うための洋服店の場所だけ聞いて去っていった。ケイトが会議に出席すると、編集長は新メンバーとして元旅行ライターで社長息子のドリューを紹介。それは先ほどの男性で、編集長はケイトの出した企画記事を彼に任せると告げる。その企画はケイトの故郷の自然豊かなサンフラワー・バレーに居たオリビアという女性にまつわる愛の物語だった。ケイトは編集長に懇願し、ドリューの取材出張に案内役として同行することに…。
スーパーを営むカタブツな両親の長男として育った高校3年生のクリスは、思春期ならではのやりたい盛り。ついつい良からぬ妄想に耽ることもしばしだが、現実には負け組ライフをまっしぐら。お仲間もどこかピントがずれた面々ばかりで、ハドソンらイケメン勝ち組との差は広がるばかりの日々を過ごしている。そんな折、彼のもとを弁護士が訪れ、両親の死を告げる。何とクリスの本当の両親は、ポルノ雑誌ヘブンの創設者、世界最大級のポルノ帝国を築き上げたピーター&ハニー・マック夫妻だった。瞬く間に億万長者として時の人となったクリスは、セクシー美女たちにモテまくり、大いに舞い上がっていく。しかし、その先には思わぬ落とし穴があり…。
ある日、雪深い森の山小屋から狩りに出た猟師のダグとライアンは、森の中に隠していたらしいバッグを取り出す4人の男たちが、その中の1人を殺害する現場に遭遇してしまう。一方、ミッチは恋人のハンナを連れて父グラントが独りで暮らす実家に里帰りするが、親子はなぜかよそよそしい。ハンナが詳しく理由を聞き出すと、グラントは肺がんであることを知りながら、治療を拒み他人に尽くすことばかりを行っているという。また、町長を務める元炭鉱夫のジョーは、学校の課題で彼の行動を記録観察する孫娘のリアを連れ、各所を回っていた。ほぼボランティアで町長を務めるジョーは、自ら水質調査を行うなど環境保護に目を光らせていたのだが…。
高名な画家フランク・トラスラーの娘サムは、父の遺作展の開催でLAに久しぶりに戻る。父の死の悲しみからなかなか立ち上がれなかったが、映像作家の彼女はカフェで偶然、若いホームレスのPKに出会ったことで創作意欲を掻き立てられる。親からの虐待、薬物依存などさまざまな事情から路上生活に甘んじるしかないストリートキッズたちを撮影、その事情をインタビューし始めるサム。男友達のジョシュは素性の知れないPKたちとつながりを持つサムに注意をするが、彼女は気にも留めなかった。やがて情熱的なPKとの日々に夢中になっていくサムだったが、もともと精神的に不安定だったPKとの仲は危ういものになる。
高校生のイヴリンは、クラスメイトのブリアナと大親友。そんなある日、ブリアナの母ミンディが何者かに殺される事件が発生。身寄りのないブリアナを心配したイヴリンの母ルーシーは、里親や孤児院を拒む彼女を見て、一時的な保護者として我が家で預かることを決意。娘たちも笑顔を取り戻し安堵するルーシーだったが、その後、ブリアナの数少ない親戚サラを探す最中に、何者かに襲われ大ケガを追ってしまう。一方、ブリアナは前の学校で暴力事件を起こし、退学させられていたことが発覚。さらにはイヴリンが書いた作文をブリアナが自分のものとして学校に提出していたことも明らかになる。そんな折、ミンディの元カレで容疑者のグレッグが、ルーシーの前に現れ、自分の無実を主張するとともに、ブリアナが怪しいと訴える。そしてようやくサラの居所が判明するのだが…。
夫ライオネルからのDVに苦しめられていたピーチズ。今日も些細な理由で暴力を振るわれ、「逆らったら生きたまま埋めてやる」と脅されていた。何とか家から抜け出し、友人のキャンディの家へと向かう途中、ピーチズはライオネルのボス・ジャックの部下サリーたちに遭遇。彼らは組織のカネを盗んだであろうライオネルを詰問、1週間後にカネを持ってこなければ命の保証はないと告げに来たのだった。一方、かつて路地裏の売春婦だった自分を救い出してくれたライオネルに恩義を感じるものの、たび重なる暴力で我慢の限界を超えたピーチズは、ライオネルの殺害を決意。キャンディの友人ビリーから紹介された”問題を解決する”人物のもとへキャンディと共に向かう。
市の公有地で庭園づくりをしているオリビア。彼女が仲間たちと丹精込めて植物や野菜を育てている庭にある日、低所得者向けの住宅が建つことになった。プロジェクトの担当者ブライアンと会ったオリビアは突然の知らせに激怒、ブライアンと相容れることはなかった。その週末、親友ジェニーの結婚式に出席するため長距離バスに乗ったオリビアは、偶然にもブライアンと隣の席に。現地に着くと、ブライアンはジェニーの結婚相手リッチの親友で付添人だったことがわかる。気まずい雰囲気の2人だったが、花嫁のジェニーが式を控えてナーバスになり、結婚を辞めると言い出し大慌て!親友を無事結婚させて幸せにするため、2人は一時休戦し、仲を取り持つために手を結ぶ。
数ヵ月前に保険会社の地域マネージャーを任され、業績も好調なサラは、ティーンエイジャーの娘クリスティと暮らすシングルマザー。ある日、クリスティが森の中をランニング中、偶然にも殺人事件を目撃してしまい、その証言によって犯罪組織の一味と疑われるカールが警察に拘束された。その後、クリスティは裁判の証言台に立つことを求められ、担当刑事のリーガンとボイスは全力で保護すると言うが、サラは娘の身を案じ、気が気でなかった。そんなサラの嫌な予感は的中し、有能な弁護士をつけたカールは、高額な保釈金も簡単に支払い釈放されていた。その夜、サラの自宅に、“証言したら殺す”との脅迫文が投げ込まれてしまう。
映画オタクのサムが制作した“ぐうたらゾンビ親父”が映画祭で入選を果たした。母親はもちろんのこと、パムら友人たちも大喜び。ハリウッド進出だ!と、受賞パーティーを開いて大騒ぎを始める。そんな一同の騒ぎをよそに、なぜかサムは浮かない顔。なぜなら彼が受け取った手紙は、受賞の知らせではなく落選通知だったのだ。今さら落選とは言い出せないサムだったが、その手紙を拾った友人ホレイショがパーティー会場でみんなに落選を暴露する。町の英雄から一転、笑われ者となったサムは浴びるほどの酒を飲み、酔いつぶれてしまう。翌朝、友人のティボらとペンキ塗りの仕事に向かったサムは、町の住民がゾンビに変貌している姿に驚愕する。
2年前に父親を亡くした大学生のヴィクトリアは、母リリアンが再婚したウェイドとその息子との暮らしに馴染めず、満月の夜にウェイドの車で家を抜け出した。友人ケリーを乗せパーティーに向かう途中、ガソリンスタンドに立ち寄ると、そこには怪しい人影が。気づくと車の脇にはケリーの生首が転がり、ヴィクトリアは手足に水かきのようなものがついた怪物に襲われる。間一髪のところでスタンドの店員で、医学生のマンソンに救われるが、瀕死のヴィクトリアはスタンド内の倉庫に連れ去られてしまう。1ヵ月後、再び満月の夜が近づく中、行方不明となっていたヴィクトリアは、ウェイドが雇った私立探偵に野宿していたところを発見される。実は彼女は何かに感染し逃げていたのだった…。
麻薬常習者の父親から逃げ、アメリカで不法移民者として暮らすメキシコ人のリコ。最愛の母親がガンで入院し高額な治療費が必要になったリコは、親友のパコと共にジュリアスという男が仕切るコカインの運び屋を行うことに。それは国境の川で釣り糸を投げ、浮き輪に乗せて川に流したバッグを受け取り倉庫に運ぶというものだった。最初の仕事が成功し、ジュリアスの妹アリアナとも親しくなるが、二度目の仕事で国境警備隊に捕まりかけたリコとパコは、大量のコカインを置き去りにしてしまう。仕事に失敗したことでパコを殺されたリコは、ジュリアスを返り討ちにする。追い詰められたリコは倉庫にあるコカインを盗んで売りさばこうとするが、それは麻薬密売人エイブの所有物だった。
今から60年前。ロザ・リーという7歳の少女が陰険な教師の怒りを買い、階段の踊り場から突き落とされ死亡。その場を目撃していた用務員も、教師ともみ合いになり、互いに足を滑らせ死亡するという悲劇が起きたルース・リー小学校。以来、生徒数は減り、いつしか廃校になっていた。そんな学校にまつわる都市伝説を調べようとする者たちがいたが、そのたびに不可解な事件が発生。3年前にも男女3人組が侵入したが、遺体で発見され、犯人は未だ見つかっていなかった。そんなある日、超常現象を調べて名を上げようと、アンドリューとプランディ夫婦と、ジョーとエリックの4人がやって来た。ブランディの調べによると、殺されたロザ・リーはアンドリューの親族にあたり、自分らが調べるべきだと、調査に繰り出すのだが…。
第二次世界大戦下の1944年。ナチス占領下のルーマニアの村に住む少年アレックスが1人で野原にいたところ、顔見知りのドイツ兵がやってきた。彼はサイドカーのバイクを貸してくれ、夢中で遊んでいたその数分後、声をかけようと振り返ると、そこには喉を切られ死んでいるドイツ兵の姿があった。それを受け、ナチスの将校は犯人を見つけ出すことを要求、翌朝までに見つけられなかった場合は村の有力者10人を処刑すると宣告。ヨハネス神父は村を守る為、頭に銃弾を受け、知能障害がある教会の使用人イプに、盛大な葬儀を約束する代わりに犯人になってほしいと懇願するのだが、彼の親友でもあったアレックスは、大人たちの残酷な行いに疑問を感じ始める。
マイアミで起業を目指すグラフィクデザイナーのローレライのもとに、叔父トーマスの訃報が届く。と同時に、彼がカリブ海の島に停泊させ30年間住んでいたヨットのローレライリー号を相続することに。競売にはかけず大事にしてくれる人に譲ろうと、島へ赴いたローレライ。折しも会社の共同経営者の話が舞い込み、急いでマイアミに戻る必要もあったことからカフェのオーナー、セレステの紹介で船長兼整備士のロブを雇う。だが、彼をはじめ島の人々はかなりのんびりで、修理も出航もなかなかままならない。おまけにセレステから壁画の絵画まで頼まれる始末。それはそれで嫌ではない彼女だったが、早く仕事に戻らないと共同経営者が別の人に替えられると焦っていた。
ラムは妻のジェニーと、養子のサミーの3人で幸せに暮らしていた。深夜、眠っているサミーの部屋に怪しい影を見かけたラムは、夢か現実かわからぬまま、そのあとを追っていく。翌朝目覚めると、生々しく恐ろしい悪夢を見た記憶しかなく、また別の日にも、怪しい影を追うも見失ってしまった。そんな日が続いたある時、インドで暮らす父が死んだとの知らせが入り現地へと向かう。そして父親と親交のあった聖者から、「父親から聖紐のことを聞いているな」と言われたラム。聖紐とはバラモン階級の子が授かる神聖な紐だが、それが不幸を招くと信じていたラムは一切身につけなかった。だが、その聖紐と悪夢が思いがけず繋がっていたことが判明する。
“僕のすべてが奪われた。運命の女性も未来も消え、尊厳も踏みにじられた”。物語はある青年の回想から始まる。2016年12月2日、フィリップは朝一で荷物を受け取り、夜のフライトでハワイに旅立つはずだった。現地では愛するブリタニーと自身の兄ベンとの結婚式が行われる予定だったが、幼い頃から密かに愛していたブリタニーを奪いに、プロポーズしようという計画で、指輪の到着を待っていたのだ。しかし、何度見ても郵便ポストに荷物は見当たらない。配送会社ブロンコ社に確認するも、なぜか荷物は配達完了とされていた。フィリップはブロンコ社のオペレーター・ケビンに対応を懇願するが、会社の規則を理由に要求を断られてしまう。怒り心頭でパニックを起こしたフィリップは、SNSに上げられていたケビンの個人情報を探し当て、とんでもない要求を突きつける。
年老いた母と暮らす青年ロニーは、陸軍への入隊希望を出すも保護観察歴があるため許可が下りず、定職に就いたこともない。極右思想の危険な愛国心を持ち、性的欲求もたまる一方で、常に苛立ち悶々とした日々を過ごしていた。小売店での仕事は暴言を吐いてクビになり、SNSで知り合った女性にもすぐにフラれるロニーだったが、過激な自論を投稿したビデオブログが一部に支持され始めていた。そんな矢先、ポルノサイトで紹介されていたキャンディと言う熟女が、近くに住んでいる美魔女だということに気づいたロニーは、彼女とその夫と接近を図り、親しくなることに成功する。そして彼らに言われるがままポルノ動画の撮影に参加し、高額報酬を得ていた。しかし、その動画が自身のビデオブログの支持者らに知られることとなる。
強大な力で領土を拡大し続けるローマ帝国。皇帝に仕えていた将軍クラシアスは、奴隷スパルタクスの反乱を抑え、その名をとどろかせた。しかし、その人気が皇帝の反感を買うこととなり、辺境の地へ左遷させられることに。圧制を敷きながらも苛立ちを隠せないクラシアスは、その牙を村で暮らす少女セリーナに向け、母親を虐殺、姉を連行してしまう。一方、奴隷となっていたセリーナは、踊り子として男に買われ、10年の月日が経過。娼婦としての接待についていた時、あることがきっかけで屋敷を抜け出すことができ、その後、アマゾネスの戦士として成長していく。
バターヒル高校野球部のスター投手ケリーと、牧師の娘リサは恋人同士。だが、厳格なリサの父親が強硬に反対することを恐れ、周りに内緒でつき合っていた。それもあと8ヵ月と少し。2人はリサの18歳の誕生日に交際を公表し、堂々とデートすることを誓い合っていた。ところがそんなある日、リサの妊娠が発覚。親にバレたら大変なことになると危惧したケリーは、研究者の叔父セウスの力を借り、リサの体に宿る胎児を自分の体内で育てる実験に志願する。めでたく妊婦となったケリーだったが、お腹が大きくなるにつれ、今まで順調だった学園生活にさまざまなトラブルが発生。その結果、リサは離れていき、成績は落ち、バイトも友達も、学園のスターの地位さえも失ってしまう。
ニューヨーク・ブルックリンの売れっ子スタイリスト・ローズは、祖母のビンテージドレス店を相続したため久しぶりに帰省。今更小さな商売を続ける気はなかったローズだったが、実際に店を訪れてからというもの、祖母の想いが詰まった店の売却に躊躇し始めていた。そんな彼女が店内の片づけをしていたところ、高校時代に憧れていた同級生コールがふらりと来店。卒業以来会っていなかった2人は、昔を懐かしむように会話を交わしていく。そんな折、事業の拡大を狙っていたローズは、祖母が遺したキャンピングカーのレストアをコールに依頼。ローズも一緒に作業を手伝いながら、次第と2人の距離は近くなっていくのだが…。
クリスティーナはC・J・オズボーンの名で活躍し、シビアに評論することで知られる料理評論家。そんな彼女がNYの北部、ハドソンで行われる冬のワイン祭りに出かけるが、手違いからワイナリーへ。そこはシングルファーザーのマイケルが幼い娘と祖父と丁寧なワイン造りをしていることで知られていたが、クリスティーナが酷評したことで経営危機に陥っていた。マイケルから名前を聞かされたクリスィーナは、とっさにミドルネームの“ジョイ”と名乗り、ワイナリーを急いで出ようとする。だがその直後、転んだ拍子に頭をぶつけて記憶喪失に。その後、身元がわかるまで、クリスティーナはマイケルと娘のもとに身を寄せるのだが…。
アプリ開発を行う4人のチームが、プロジェクトマネジャーのフランクの家で一堂に会することに。訪れたのはコピーライターのロージー、SNSの専門家デイジー、マーケティング担当のエディ。4人は1階の居間で会議を行い、ゲームのアイデアをまとめるが、階下から謎の異音と振動が起き、全員が次々と気を失ってしまう。気がつくと4人は地下室におり、小さなテーブルを囲む形で手足を固定されイスに座らされていた。するとゲームで考えていた設定のように、テーブル上の空き瓶が回り始める。瓶がデイジーの前で止まると、彼女は何かに乗り移られていた。その後、我に返ると再び空き瓶が回り始め、次は止まった先のフランクが身体を乗っ取られてしまう。
心臓移植から2ヵ月、画家のハリーとジェームス夫妻の幼い娘エバは消えかけていた命を繋ぎとめることができた。ハリーは愛しい我が子が生きている喜びを感じるものの、いつかこの幸せがなくなってしまうのではないかという不安に苛まれ不眠に陥っていた。そんな妻を心配するジェームスによって義母リンによる育児サポートが始まるが、リンの私生活を嫌悪していたハリーの不安はますます募っていく。そんなある日、エバとの散歩中に財布を忘れ困っていたハリーは、アートの広報をしているメーガンという女性に助けられる。彼女と意気投合したハリーは、自分の絵を取り扱いたいというメーガンの申し出を快く引き受けるが、そんな自分の姿を見つめる不審な男の存在に気づく。
男性優位なこの世界。しかし女性なしでは成り立ちません。歴史を通して、女性は自由と平等を求めて、権力や法律と闘ってきました。選挙権がなかったり賃金格差があったりと、女性が虐げられてきたことは事実です。2017年、ニューヨーク・タイムズ紙がスクープしたハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行事件をきっかけに、ヒッチコックやポランスキー、ウディ・アレンやケヴィン・スペイシーに至るまで、彼らのような権力者から過去に受けた理不尽な仕打ちに対して声を上げた“#MeToo運動”が世界中で拡散。本作は、長年黙殺されてきた権力者による性暴力の問題を白日の下にさらし、それに抗うシンボルとして変革への原動力となった#MeToo運動の真相に迫ります。
ローンの滞納で住み慣れた家の退去を迫られたローリーと母。悲観する母を慰めるローリーは、自身が研究する悪魔に関する本の出版で、その印税をローンに当てようと模索していた。そのため、叔母が所有する“古い家”の調査計画を母に明かすローリーだったが、断固として反対されてしまう。しかし母の助言を無視したローリーは、恋人のニックと友人カップルを連れその家を訪れることに。いとこのサマンサの出迎えで家の中に入る一行。そこにはあちこちに魔女の儀式で使われていたモノが置かれ、異様な雰囲気を醸し出していた。ローリーとサマンサの祖先は魔女だったことから、ローリーが一行をこの家に連れて来た本当の狙いは、ここで魔術の実験を行うことだった。
エリック、コートニーら男女5人は、旅をしながら廃墟を探索する都市探検を楽しんでいた。不慣れな道に迷いながらも目標だった廃校に辿りついた一行。夜の校内に忍び込んだ彼らは思い思いに探索を開始する。恋人のコートニーにセクシーなポーズを取らせ撮影を楽しんでいたエリックだったが、自分たち以外にも敷地内に侵入してきた集団が騒ぎ始め、緊張が走る。やがて彼らは去っていくが、その直後助けを求める女性の声が周囲に響く。窓の外を見ると、1人の女性に対し4人の男たちが乱暴を働こうとしていた。女性を助けるため駆け出しそうなコートニーを抑え、屋外へと走り出すエリックだったが、男の1人に射殺され、一部始終を目撃していたコートニーはパニックに陥ってしまう。
サイバー犯罪対策ユニットの捜査官ゾーイは、夫で刑事のバリーと同じ警察署で働きながら、小学1年生になる息子ティミーを育てていた。ゾーイは、女性を狙う連続強姦犯を追うせわしない日々で、交代でバリーにもティミーの面倒を見てもらっていた。だが、いつしか夫婦の間はギクシャクし、ある夜、彼を尾行したゾーイは若い女性とキスしているバリーの姿を見てしまう。「潜入捜査だった」と言うバリーと一時的に関係は修復したものの、夫の裏切りを許せないゾーイは裁判所から接近禁止命令を出し、家からも締め出すことに。そんなある夜、就寝中に火災が発生し、息子ティミーが犠牲になってしまう。悲しみに打ちひしがれるゾーイだったが、現場の証拠から火事の原因はゾーイとされ逮捕されてしまう。
1942年、第二次大戦中の中立国スイスの首都ベルン。フランス大使館主催の豪華絢爛なパーティーで、ひとり遠くを見つめる外交官ジュリアン・ロシェル。シャンパンの泡沫に誘われて、ある女のことを思い出す。かつて、狂ったように愛した女のことを──。ダニエル・シュミット監督作の日本での初劇場公開作として脚光を浴び、その後の『ラ・パロマ』(74)公開等に連なる熱狂的なシュミット・ブームの口火を切ったのが、この『ヘカテ』です。ひとたびその優美な肌触りに触れたら、独占したくなるシュミットの世界。その秘密の扉を開いた名作が完全修復され、流麗な姿でスクリーンに伻ります。外交官であり、亡命先のスイスでココ・シャネルの伝記も執筆した、戦間期の文壇の寵児ポール・モランの小説「ヘカテの犬たち」を下敷きに、ギリシャ神話の異形の女神ヘカテの物語を翻案、「恋」という人類最大の病にして謎(ミステリー)の極限を軽やかに描き切り、永遠のきらめきを放つ至高のメロドラマに仕立てあげました。