生花店で働くソフィは、初めて出版した小説がベストセラーとなり大喜び。だが、今後は大物とのインタビューや出版ツアーが控えていることから、エージェントは人前で話す訓練のためにスピーチコーチのダニエルを雇う。勝気なソフィは「必要ない」と突っぱねるが、記者会見でうまく話せず大失敗。仕方なくレッスンを受け始めることに。当初は彼を信用していなかったものの、優しく誠実に向き合うダニエルに次第に心を開き、やがて好意を抱くように。だがダニエルは、自身の番組の脚本サンプルとして、ソフィに内緒で彼女とのレッスンを題材に書いていた。その事実が発覚し、ソフィは激怒してしまう。
亡き母を偲ぶため、クリスと息子のジョンは山へ向かっていた。しかしジョンは、父とは別に一人で頂上を目指すことを決める。川に花束を手向けた後、山道を歩いていたクリスは、危うく車とぶつかりそうになる。運転していた中年女性のジュリーが動揺している様子を見て、クリスは彼女を安心させようとお茶に誘い、次第に親しくなっていく。定年退職後、鬱々とした日々を送っていたジュリーは、クリスとジョンの言葉に背中を押され、山歩きを始めるようになる。一方、食堂で働くウェイトレスのケイトはあと1週間で街を離れることに。忙しさから山歩きができなかったことを悔やみ、仕事を休んで急きょ山に登り始める。そんな彼女に親友のアシュリーが付き添う。5人はそれぞれの思いを抱いて山登りを始めるが…。
売れない役者でゲイのレオナルドは、仕事も恋も思うようにいかず、人生の波動を整えようと悪戦苦闘中。誕生日を明日に控えた彼は、しばらく音信不通だった元カレのクリストから突然のメッセージが届き、期待と不安が入り混じる中、何とか自分を変えようと奮闘する。クリストから復縁を求められたらきっぱり断るつもりでいたが、実際にできるか怖くなり心を落ち着かせるため10分間の瞑想をしようとしていた。しかし、姉オルラがクリスマスツリーを持ってやってきて、なかなかそれも果たせない。そこでヨガ・トレーナーのサヴァンナの家に赴き、ようやく目的達成。さらには重要な役のオファーも舞い込んできた。その勢いに乗せ、いよいよクリストに会おうとするが…。
女流作家のシャーロットはローリーと幼馴染みで大の親友。2人は30歳までお互い独り身だったら結婚しようと約束していた。だが29歳のとき、ローリーは南米を旅行したいと旅に出る。1年後。シャーロットは仕事で出会った霊能者に、「長く知っていて、絆がある相手との結婚が現実になるだろう」と言われ大慌て。偶然にもそのあとすぐ、30歳の誕生日を地元のマイアミで迎えるため帰郷したローリーから連絡が入る。さらに彼から「運命の人と落ち着きたい」と言われ、シャーロットはてっきり自分のことだと思うが、相手は旅先で出会ったレイチェルという女性だった。挙式まで3週間。そんな中、シャーロットはローリーに結婚式の準備を手伝って欲しいと頼まれるが…。
家族経営のオルベリアニ・サーカスのナティアは、妹デディカとコンビで看板スターとして一座を支えていた。しかし母の死後、サーカスは存続の危機に陥り、ナティアが一座の未来を一身に背負うハメになる。日に日に廃れていくサーカス一座。そんな時、ナティアの前に、犬のバディムを連れた男ヴォロシンが現れる。ヴォロシンとバディムの新たな演目は観客やメディアの関心を呼び、一座は息を吹き返すが、ナティアは謎の多いヴォロシンのことを信用することができなかった。ある日、デディカに対して不審な行動を取ったヴァロシンに危険を感じたナティアは、ヴァロシンを銃で撃ってしまう。すると主を撃たれたバディムがナティアに襲いかかるが…。
好ましくない意味を持つ名前、性的な意味を持つ名前、面白い意味を持つ名前、有名人や悪名高い人物と同じ名前など、珍しい名前を持つ人々は、自己紹介や点呼のたびに注目を浴び、恥ずかしい思いをする。そのため身構え、不愉快な反応に備えているという。あるロシア由来の名字を持つ女性は、高校生になって男子から妙に注目を集めたことから、自身の名前が英語で性的な意味を持つことを知りショックを受けたことを明かす。他にも、 “ポール・マッカトーニー”と“リンダ・マッカトーニー”の名前を持つ夫婦が空港で間違われて受けた待遇など、珍しい名前を持つ人々に取材。名前によってどんな経験をしてきたのか、多種多様な実体験が明かされる。
ゲームに夢中のポロロと仲間たち。エディの発明で作られた不思議なゲームをしている途中、突然の事故でゲームの中のコンピュータ王国に吸い込まれてしまう。そこで出会った王子チチから、クモの王にさらわれた姫と危機に陥った王国の話を聞くポロロたち。果たしてポロロたちはコンピュータ王国を救い、無事に元の世界へ戻ることができるのか?
武装現金輸送会社で働くジェームズは、息子ケイシーとともに現金輸送の任務に向かう。しかし道中、橋の上で突如、正体不明の武装集団に襲撃され、車両は完全に包囲されてしまう。通信も遮断され、援護も望めない中、ふたりは装甲車内に閉じ込められる。敵を率いるのは冷酷な男ルーク。彼らの狙いは莫大な現金か、それとも別の思惑か。刻一刻と状況が悪化する中、ジェームズは息子を守る決意を固め反撃に転じる。極限下で、ふたりの絆と覚悟が試されていく。
生存率0%、逃げ場のない洞窟で、敵対する者たちが“共通の絶望”に直面する。 第二次世界大戦中、タイ・ミャンマー国境。日本軍大尉アキラは、部下タムラらと鉄道建設に従事していた。そこには捕虜レンジャや、父を探す現地女性サナーの姿もあった。ある日、彼らは森の奥の洞窟で、伝説の怪物「Omukade(大百足)」に遭遇する。巨大な姿のみならず、人間に憑依し変幻自在に姿を変える怪物は、侵入者を無慈悲に狩り始める。本来は憎しみ合う敵同士の日本兵と捕虜だが、極限の暗闇で生き残るため、国境や立場を超えて手を組むことを決意する。任務と良心、復讐と生存。それぞれの想いが交錯する中、絶望の淵での決死のサバイバルが幕を開ける。
ロサンゼルスで核爆弾が炸裂し、前代未聞の混乱に陥る。元グリーンベレー隊員ジェフ・エリクソンとその家族は、山奥の“備え済み”コンパウンド「ホームステッド」に避難する。そこは極端に物資が備蓄された共同生活拠点であった。だが、外界からの暴力的な脅威だけでなく、限られた資源と追い詰められた人間関係という内的な危機もまた、彼らを蝕んでいく。断片化した社会の中で、家族・コミュニティ・愛とは何かを問われながら、人々は“本当のサバイバル”を生き延びなければならない。
女手一つで娘を育てるチエは、保険会社に勤めながら二人の生活と娘の夢を支えていた。ある日、チエに脳腫瘍が見つかったことで仕事が続けられなくなり、さらにそのタイミングで娘の妊娠が発覚する。残りわずかの自分の命と、娘たちの未来を天秤にかけ、チエは悪の組織がVIP客向けに開催している賭け試合にファイターとして出場することを決意する。勝てば大金が手に入るが、最悪の場合、命を落とすこともある危険なファイター稼業。果たして、チエの勝負の行方は―
群馬県高崎市でラーメン店を営む真人は、突然亡くなってしまった父の遺品から1冊の古いノートを見つける。そのノートには真人が10歳の時に亡くなったシンガポール人の母が書いた料理のレシピや写真などとともに、さまざまな思い出が込められていた。真人は忘れかけていた過去を埋めるためシンガポールへと旅立つ。
不妊治療専門医ハンは、ヒトにネコを懐胎させるという臨床試験を行おうとしていた。この前代未聞の実験に、ハン医師はネコ専門テレビ局のFTVから資金援助を受け、患者の妊娠状況、家庭生活などドキュメンタリー撮影の許可を与えた。臨床試験はシルヴィア、ジョーン、マリア、ローズと、それぞれに事情を抱えた4人の女性被験者が選ばれ遂に実験が開始。しかし、スタッフとして協力していた獣医師テレサの元夫で接近禁止令中のダリルが、ハン医師とテレサの仲を疑い、病院に押しかけてくるようになってしまう。やがて、ダリルの手によって極秘の臨床試験は世に暴露され、SNSやメディア、動物愛護団体の非難と嘲笑と擁護が渦巻く中で、ハン医師たちは自らの研究の意味と倫理を問われていく。
地元で電気工として暮らしていたジャックは、怒りのコントロールに悩む問題を抱えていた。今も精神科のペズロウ医師の治療を受けるも“怒りのトリガー”は静まらず、至るところでトラブルを起こし警察から目を付けられていた。半年後、酒場でトラブルを起こしたジャックは、ペズロウ医師から今までよりも実験的なトレーニングの治療を受けることになる。新たな治療法に懐疑的なジャックだったが、母子共に世話になったペズロウ医師を信用して治療を受け入れることに。ところがその直後、ジャックは強盗の疑いで警察に連行され、さらに別の殺人事件の疑いまでかけられてしまう。身に覚えのない罪を訴えるジャックは、自らの手で潔白を証明しようと動きだすが…。
出版社を営むマイケルと、ギャラリーのオーナーで裕福な財産を持つ妻オリビア。周囲からは理想的な夫婦に見えていたが、内情は決して穏やかではなかった。子どもを望むオリビアは嫉妬深く、経営が思うようにいかないマイケルを経済的に支えてきたことで、どこか彼を見下していた。そんな折、マイケルの出版社に一本の小説原稿が届く。差出人は“ダコタ”と名乗るが、その正体は不明。疑念を抱きながらも、マイケルはその原稿にただならぬ才能を感じ取る。一方でオリビアは、「仕事が忙しい」と帰宅が遅くなる夫を疑い、嫉妬心を募らせていく。もともと作家志望だったマイケルは、その作品がベストセラーになると直感。そしてついに、ダコタの正体が、かつて自分が教師だった頃の教え子ダニエルであることを知るのだが…。
前科者で破天荒なボビーは、仕事を探していた弟ライアンを誘い、盗んだ車でニューハンプシャー州の田舎にある森のキャンプ場へ向かった。辿り着いた無人の古い小屋に入り込んだ兄弟は、買い出しに立ち寄った売店で、値段をごまかす主人と揉め事を起こす。その際、キャンプ場へ向かう若い夫婦ショーンとロザンナと出会い、車が立ち往生しているのを助けるふりをして接近する。やがて小屋に現れた本来の持ち主たちを、ボビーは問答無用で射殺してしまう。激昂するライアンをなだめたボビーは、弟とともに夫婦の小屋を訪れ、泥酔して勝手に風呂に入るなど、傍若無人な振る舞いを見せる。悪態をついて夫婦を怒らせた末にその場を後にするが、翌朝、死体を遺棄した森で、妻を捜すショーンと遭遇してしまい…。
マイケルは、気がつくと赤い服を着たスカーレットと名乗る女性の前に座っていた。とめどなくしゃべるマイケルに彼女は、「どうやって死んだか覚えてる?」と問いかけ、彼は徐々に自分に起きた出来事を思い出していく。空港で彼女にフラれ、高速道路を走らせていた最中、車内に落ちていた25セント硬貨を見つけ…。その時、マイケルはトラックに追突されて死んでいた。その瞬間を思い出して狼狽えるマイケルに、スカーレットはソウルメイトを見つけなければあの世には行けないと告げる。生きている時でさえ、ろくな恋愛も結婚できなかったマイケルに、死んでから相手見つけろという難題に反発するも、成仏するために魂活を始めるマイケルだったが、相手を見つけられないまま時間だけが過ぎていき…。
ジョージアに暮らす元教師のリアは、行方不明になったトランスジェンダーの姪、テクラを探すため、テクラを知るという青年アチとともに、トルコ・イスタンブールへと旅立つ。しかし行方をくらませたテクラを見つけ出すのは想像以上に困難だった。やがてリアは、トランスジェンダーの権利のために闘う弁護士、エヴリムと出会い、彼女の助けを借りることに。なぜテクラはジョージアを離れたのか。東西の文化が溶け合い異国情緒あふれるイスタンブールを舞台に、テクラを探す旅を通して、リア、アチ、エヴリム、3人の心の距離が、少しずつ近づいていく――。
寝る場所を求め街を徘徊するアルマンのもとへ、疎遠になっていた異母兄ギヨームが父の死を告げに現れる。彼らの父はボウリング場<サターン・ボウリング>の経営者であり、狩猟を趣味とするハンターでもあった。警察官として働くギヨームは、遺産として継いだボウリング場を職も家も持たないアルマンに委ねる。だが婚外子の自分を捨てた父への怒りを抱えたアルマンは、傍若無人な経営で揉め事を起こしてばかり。そんなある日、兄弟の周囲で若い女性を狙った連続殺人事件が発生。ギヨームは事件を追うなかで、底知れぬ暴力の螺旋へと足を踏み入れていく。
チャップリンが制作した名作、本邦初公開となるプライベートフィルムなどの貴重な映像とともに、“放浪紳士”のルーツを探るべく、息子マイケルが世界各地に赴き関係者やゆかりある場所を訪ね歩く。生前、共産主義者など様々なレッテルを貼られてきたチャップリンだが、自身が「ロマ(ジプシー)」の血を引いていることを誇りに思っていた。笑いや悲しみ、優しさや怒りを併せ持った“放浪紳士チャーリー”のキャラクターはどこから生まれたのか。『独裁者』『キッド』『サーカス』『街の灯』『ライムライト』などの引用に加え、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァらチャップリンを敬愛する各界の著名人のインタビューも交えて、チャップリン作品に垣間見えるロマのアイデンティティを掘り下げていく。
かつて“ロデオ界の伝説”と呼ばれたジョー・ウェインライトは、怪我と孤独を抱えながら娘サリーと孫コディと静かに暮らしていた。だが、コディの命を救うには高額な手術が必要だった。ジョーは限界を超えて再びブルライディングの世界へ戻る決意を固める。老いた体、恐怖、過去の痛みを抱えながら挑む最後の大会〈ラスト・ロデオ〉。仲間や宿敵との再会を経て、ジョーは真の「勝利」が何かを見つめ直していく。それは家族のために立ち上がる勇気そのものだった。激しい闘牛の中、彼が掴むのは栄光か、それとも約束のフィールドでの永遠の安らぎか――
母親の死によって心を閉ざした少女アンバーは失った悲しみをぶつけるように絵を描くことに没頭している。ある日アンバーが暴力的なモンスターの絵を描いていると学校で問題視されてしまうが、カウンセラーは絵を描くことで心が癒されるとアンバーにスケッチブックをプレゼントする。そんな中、森の池に落としたアンバーのスケッチブックが、不思議な力によって“現実”を変えてしまう。ノートの中に描かれていたモンスターたちが次々と姿を現し、静かな町は恐怖に包まれる。現実と幻想の境界が崩れゆく中、兄妹と家族は、描いたものがもたらした“闇”と向き合うことになる。恐怖の正体は、絵の中の怪物なのか、それとも心の奥に潜む感情なのか――。想像の力が暴走するとき、家族の絆と勇気が試されていく。
テキサスの小さな町で暮らす青年トーマスは、度重なる竜巻で家族を失い、深い傷を抱えていた。そんな彼の前に突然“未来の破局”を示す幻視が現れる。それは、巨大トルネードが町を直撃し、多くの命が危険にさらされる光景だった。その意味を探ろうと、トーマスは友人や住民たちと真相に迫っていく。しかし町では幻視を巡る対立が激化し、空には不気味な兆候が現れ始める。やがて“予兆”は現実味を帯び、迫りくる災害の影が町を覆っていく。なぜトーマスだけが未来を見たのか…その答えが、恐怖の核心に触れていく。
ブリュッセルで鍵屋として働く青年マディは、ある晩、クレールと名乗る若い女性から部屋の鍵を開けてほしいと依頼され、共にアパートへ向かう。ドアを開錠し、部屋で支払いを待つマディに現金を下ろしに行ったクレールから「部屋を出て」と電話が掛かる。そこへ現れた男に突然襲われるマディ。その部屋の住人も持ち去ったバッグもマフィアのヤニックのものだったのだ。マディは逃走をはかるが捕まり、自身の無実を証明するために取引をする羽目になる。与えられた朝までの数時間、それまでにクレールとバッグを見つけなければならない。捜索するブリュッセルの夜の街ではちょうど、“ブラック・ライヴズ・マター”(BLM)のデモが激化しており、警察と市民の衝突がいたるところで起きていた。混乱の中、街は静かに、だが確実に、彼を“犯罪者”に仕立てていく。彼にとって最も危険だったのは、銃でも暴力でもなく、人を信じることだった…
ウィットフィールド家の長男ザンダーは、20年前に母を亡くした後、父ライオネルがほどなくしてマリーナと再婚し、娘ニコールをもうけたことに強い反発を覚え、家族と距離を置くようになっていた。その結果、ザンダーは妻オードリーを家族に紹介しないまま結婚してしまう。そんな折、父から「大事な話がある」と実家に戻るよう連絡を受け、気は進まないものの、これを機に妻を紹介しようと帰省を決意する。夕食の席で家族が久々に一堂に会する中、父から“自らが経営してきた会社を売却する”と突然発表され、動揺するザンダーたち。しかしその夜、父が階段から転落し急死したことで、状況は一気に暗転していく。
クリスマス休暇直前に彼氏と別れたエミリー。そんな最中、成功すれば重役昇進間違いなしの大仕事をゲットできるチャンスが舞い込む。休暇を満喫しながらプレゼン資料を作ろうと、彼女はバリ行きの飛行機に搭乗。しかし辿り着いたのはクリスマスムード一色の雪国。しかも仕事用のパソコンを入れたスーツケースはニューヨークにあるという。戻る便はしばらくないし、スマホの電波も悪い。妙なサンタにもからかわれイラついていると、足に電飾が絡まり転倒。イケメンに起こされ気がつくとエミリーは冬服に着替えていた。ピンチになるとイケメンが駆けつけてくれるなど、既視感のあるドラマチックな光景ばかりに遭遇したエミリーは、“典型的なクリスマス映画の世界”に迷い込んでしまったことに気づく。
アメリカ西部開拓の時代が終わろうとしていた1891年。国境沿いに建てられた聖マルティン修道院が全焼した。翌日、アメリカ連邦保安官ウィリアムと騎馬警察官リチャードは、火災の中から生還した修道女リズをリーバーロウまで送り届けて傷の手当てを受けさせた上で、前夜の出来事を詳しく聞こうと馬を走らせていた。23人の修道女と7人の司祭が犠牲となったこの惨事、犯人は無法者集団“壊れものギャング”の仕業だった。実はメンバーの1人が、院内の腐敗の犠牲となっていたリズを救うために火を放ったのだった。やがて無法者たちはウィリアムとリチャードに銃弾を浴びせ、リズを奪還するが…。
クリスマスイブの夜、嵐が吹き荒れる町の第84警察署に1人の女が現れる。雨でずぶ濡れになり、手と頭から血を流す異様な風体をしている女は、警察署の留守番をしていたウィルソンに保安官を呼ぶよう懇願する。その後、署に戻った保安官は、女から話を聞きだそうとするが、署内に貼られた行方不明者のポスターを見始めた女は、被害者たちの奇妙な物語を語り始める。アイスクリーム販売車の甘い誘惑に魅入られた少年、自宅でテレフォンセックスをしていた若い女性、友人が忽然と消えた町の真実を知る女性、そして口約束を果たせず破滅的な結末を招いた男。一見無関係に思えるそれぞれの話から、この町の隠された秘密が炙り出される。