仙術と武力だけで妖怪を倒す孫悟空と、説法で悪者を改心させる三蔵法師。二人はどちらがより優れているのか勝負するため、お互いの“能力”を七日間だけ入れ替えることに。強靭な肉体に猿王パワーを宿した三蔵法師は、お伴の猪八戒や沙悟浄の心配をよそに、邪悪な百眼魔君を退治しに向かう。仙力も武力も持たない普通の青年に変身した悟空は、7人姉妹の妖怪を改心させようと、ある村に流れ着く。そこで美しく舞い踊る女性サンニャンと出会い誘惑されるが、その正体こそ悟空一行の命を狙う“蜘蛛女だった”...!!
冥界の使者たちは自身の転生をかけ、苛酷な運命に直面する。カンニムは、誤射により命を落とした兵士スホンを地獄裁判に導くが、スホンは怨霊と化していた。一方、ヘウォンメクとドクチュンは閻魔大王の命令で下界に降り立つが、謎に包まれた前世と、残酷な因縁に襲われてしまう!!
火災現場で殉死した消防士ジャホンは、冥界の使者カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンに導かれ、49日間で7つの地獄裁判を受けることになった。無罪になれば現世に生まれ変われるが、意外な過去が発覚し、冥界と下界を巻き込む壮絶バトルへと突入する──!
両親には「出来損ない」だと言われ、学校ではイジメられ、マリアは孤独だった。本当は誰もが羨む美少女なのに、彼女は自分が大嫌いで笑うことさえできなかった。不安定な心は、マリアを性的な衝動へと導き、彼女は夜ごと自慰行為にふける。その夜、いつものようにバスルームで自分を慰めていると、突然彼女に話しかけてくる声が聞こえる。驚き、また恐れおののく彼女に「私たちはきれいよ」と声は優しく告げる。それは紛れもなく自分自身の声、そして鏡の中では、あろうことか自分自身が美しい微笑みをうかげていた。「あなたの望みを叶えたいの」鏡の中の自分にそう言われた瞬間から、マリアの中の何かが変わり始める。まるでもう一人の自分に操られてゆくかのように、彼女の凄惨な復讐劇が幕を開ける。
常人離れした性欲を持つムイ(クロエ・マーヤン)。停泊する船の中で客を取りながら、老いた男、そして漁師の夫と生活をしている。彼女に夢中になった青年(チャン・チャームマン)は船に通いつめ多額の持参金で漁師を説得し、ムイと結婚し新婚生活を始める。はじめは順調だった陸での生活だが、彼一人では彼女を満足させることが出来ず、ムイと共に船に戻ることを決意する。そして、ムイと男3人との奇妙な生活が幕を開ける…。
南アフリカ・ケープタウンで暮らすシズウェのもとにある日、「刑務所にすぐ来てくれ」と一本の電話がかかる。その刑務所には長年、政治犯として収容されている父の姿が…。病床に伏した父から、100年に渡り受け継がれるブラック・ダイヤモンドの隠し場所を聞いたシズウェは、かつて武術の修行で留学していたLAでそのダイヤモンドを換金し、父の保釈金にあてようと渡米した。友人ニコラスの紹介で、裏社会に顔がきく日系米国人タナカとの商談を成立させ、55万ドルを手に入れたシズウェだったが、暴漢に襲われすべてを奪われてしまう。ギャングの手中にハマったことに気づいたシズウェは、現金を取り戻すべく立ち上がるのだが…。
クルスはサンフランシスコで朗読会や講師などで生計を立てて暮らす、サンタフェ出身の詩人。彼の言葉は文学的で、生徒や同僚からも一目置かれていた。美しい画家の恋人と過ごすプライベートも充実し、豊かではないが満足のいく生活を送っていた。ところがある日、弟の妻から電話がかかり、実父が随分前からすい臓がんを患っていたことを聞く。動揺したクルスは仕事を整理し、残された時間を父と過ごすべく、3ぶりに故郷へと戻った。しかし、故郷を捨てたように出て行ったクルスを歓迎するわけでもない父、批判的な弟、寄ってくる酒と麻薬と暴力に身を置く昔の知人たちと、クルスはすぐに帰郷を後悔するのだが、父の体調は悪化の一途を辿り…。
妻を亡くしたデビッドは娘のキャサリンと、人里離れた古い一軒家に越してきた。バーベキューもできる庭付きの家での新しい生活。意気揚々と荷解きをしていた二人は、キャサリンの部屋で前の住人が忘れたと思われるレトロなピエロの人形を見つける。キャサリンは気味が悪いとクローゼットにしまうが、なぜか人形は机の上に戻っていた…。しかもその翌日から、ただならぬ奇妙な現象が次々と起こり始める。心配し様子を見にきた隣人に聞くと、この家は1900年代初頭、残虐な富豪ネクロスが所有していたもので、彼に虐待されていた奴隷たちがこの一家を皆殺しにしたと言う。デビッドは街で見かけた超常現象の調査官ヴォルツに助けを求めるが…。
19歳でコンピューター科学と機械工学の学位を取得したデイヴィッド・クレッセンは、MIT卒業後、個人の天才科学者に対して投資を行うキャッスルの誘いを受け、世間から隔離された“ワークスペース18”で独自の研究を行ってきた。彼が10年に渡り作り上げたのは、人間とほとんど見分けがつかない人型人工知能のアダム。その成果を世間に公表すべく、キャッスルは女性記者ジョイに、1週間に渡る独占取材を依頼。彼女はアダムを開発したデイヴィッドの才能に驚きつつも、その傲慢な態度に嫌悪感を示す。だが、次第に彼の素朴さに好意を抱き始める一方で、アダムは次第に不可解な行動をとり始める…。
雷が激しく鳴る夜。墓場から蘇った死者たちがゾンビと化し、母子3人が住む一軒家を襲った。立ち向かう母と怯える妹を死に追いやったのは、なんと亡き父のゾンビだった!増え続けるゾンビに絶体絶命の息子が思わず叫んだ。「父さん、助けて。僕だよ、テイラーだ!」。その瞬間、父ゾンビは我に返り、自分の身に何が起きているのか、死んだハズじゃなかったのか、自問自答するほかなかった。その後、息子テイラーは保護され宿舎学校へ。父ゾンビは、我に芽生えた疑問を解決するため、“悪の巣窟”の案内人・アステロトの導きで、アンダーダークへと向かうのだが、息子を心配するあまり再び地上へ戻ろうと試みるのだが…。
独身で中年のさえない作家のカイル。突然のキャリア喪失、アパートからの締め出し、友人との絶縁と不運が続き、母の死から疎遠中の実家に舞い戻ることに。しかしここには個性豊かな家族が住んでいた!父アランは頑なに家から一歩も外に出ない主義者。父の恋人グロリアは、下ネタ満載の豪快おばちゃん。兄マーシャルの浮気疑惑で嫁は発狂寸前。夫婦仲がギクシャク中の両親を冷静に観察する姪っ子メル。そんな家族の隣人で、独特の雰囲気を醸し出し出すジョイに次第と心を奪われるカイルだったが、ジョイには死期が迫っていることが判明し、ジョイ本人からシャレをきかせた訃報記事の執筆を依頼されるのだが…。
大学生のエマは、母と弟のジェイクとともに、病に倒れ昏睡状態が続く父の夢を叶えようと、築800年のセントジョナス農場に越してきた。エマは限界寸前の母をサポートしつつも、彼氏との交際に難癖をつける母の態度に、次第と心の距離が遠ざかっていくのを感じていた。そんな中、弟のジェイクは新たな学校生活に馴染めず、不良たちのターゲットにされていた。彼らから逃げる途中、森の中の1本の大木に身を潜めるようになったジェイクはその日を境に、夢遊病のように深夜に近隣を徘徊するなど、数々の異様な行動をとるようになる。そんな弟の行動にエマは違和感を覚え始めるのだが、その矢先に…。
ブルックリン育ちのソニア、30歳。やりがいのある仕事に就き、長くつき合っている彼氏もいて充実した日々。親友たちは次々と結婚していくけど、特に憧れを抱いてないソニアは今のフワッとしたこの感じが好きで居心地よかった。彼のクリスは優しくて最高の相手だけど、強いて言えば“微妙にズレる価値観”、“毎回のセックスが単調”、これを除けばねって思ってた。そんなある日、クリスが仕込むプロポーズのサプライズを目撃したソニアは動揺を隠せるはずもなく、誠実な「結婚してくれるかい?」の問いに対してものらりくらりな態度に、クリスは意気消沈。ソニアの前から姿を消してしまう。そんな状況で大きな喪失感に苛まれるソニアは、遂に自分の人生をかえりみてある行動に出る…。
平穏な田舎町で銀行強盗が発生した。防犯カメラに映る犯人に肌の色が酷似しているというだけで、重要参考人として勾留されたフリーマンと名乗る男。白人のディクソン保安官は、この町では聞きなれない名前、見かけない顔というだけで拘束し、部下のライリーと尋問を始めるのだが、実はフリーマンと名乗る男は大学教授で、高度な“社会学的実験”を行うためこの町へやって来たのだった。過去にも別の町で幾度も実験を行い、難なく事を済ませてきたのだが、ディクソン保安官との一筋縄ではいかない心理的駆け引きがきっかけで、思いもよらぬ事件へと発展してしまう…。
元軍曹のアンドレは、バグダッドとファルージャでの過酷な戦いを機に退役し、入院中の娘リサを看病しながら平穏な暮らしを過ごしていた。しかし、一向に回復しないリサの状況を鑑みた担当医師から、新たな治療法を提案されるアンドレは、その高額な医療費に頭を悩ませ八方塞がりの状態に陥っていた。そんな時、バーで再会した兵士仲間だったラリーから、非合法で危険だが巨額の報酬が手に入る闇の仕事を回してもらうことになったアンドレ。しかしそれは上院議員の陰がちらつく、誘拐した女の3日間に渡る監視という欲望渦巻くものだった…。
何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける―――。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像に、様々な<絵画>、<映画> 、<文章>、<音楽>を巧みにコラージュし、この世界が向かおうとする未来を指し示す 5 章からなる物語。
ウサギを追いかけて机の引き出しの中に飛び込んだアリス。彼女が迷い込んだのは奇想天外で摩訶不思議な世界だった……。
清の皇帝・乾隆帝に嫁ぎ、類まれな美貌をもつ皇后ウラナラ。しかし夫からの寵愛を受けられないウラナラは孤独感を募らせていた。そんなとき、彼女の前にフランス人修道士のアティレが現れる。宮廷画家として名を上げていた彼は、ウラナラの肖像画を描くことになる。夫と見つめあうことも叶わなかったウラナラは、毎日美しく着飾ってアティレの前に立ち、見つめられることで美しさを増していく。やがて二人の間に芽生えてはならない感情が生まれる......。
国政は荒れ、民衆が国への不満を募らせていた時代。作家フンブは、高貴な家の出身でありながら、貧しい民のために尽力するヒョクに出会い、その姿に尊敬の念を抱く。だがヒョクの兄で王朝高官のハンニは、権力をふりかざし、敵対勢力をつぶそうと企てる野心家だった。対照的な二人に着想を得たフンブは、悪政の世を風刺する小説「フンブ伝」を書き上げたことにより、国の未来を左右する謀反の渦に巻き込まれていく。
アイスランドの田舎町に住むハットラは、セミプ口合唱団の講師。しかし、彼女は周囲に知られざる、もうーつの顔を持っていた。謎の環境活動家”山女”、として、密かにアルミニウム工場に対して、孤独な闘いを繰り広げていたのだ。そんなある日、彼女の元に予期せぬ知らせが届く。長年の願いだった養子を迎える申請がついに受け入れられたのだ。母親になるという夢の実現のため、ハットラはアルミニウム工場との決着をつけるべく、最終決戦の準備に取り掛かるのだが…。
舞台は、第二次大戦末期のスロバキア共和国。小さな村に、突如現れた異邦人。レジスタンスの英雄ジャンの同志だと名乗る男は、彼の妻や妹を誘惑し始める…。
デューク・エリントンのジャズ・ナンバーが流れるナイト・クラブ。なまめかしく踊るブロンドの美女を、黒いス―ツを身にまとった男が見つめている。男の名は、ヴァルテル。謎の地下組織で情報の運び屋をしている。
「カフェ・エデン」にたむろして退廃的な遊戯や儀式に興ずるパリの大学生の一団。彼らの前に突如姿をあらわした謎の男が差し出す麻薬らしき粉末を摂取した若い娘ヴィオレットは、死や性愛をめぐるさまざまな幻覚に襲われる……。
ミュリエルはフランス南部の山あいで牧場を営み穏やかな日々を送っていた。そんな彼女のもとに、久しぶりに孫息子のアレックスが訪ねてくる。カナダへ移住するからと別れを告げにやって来た彼の様子がどこかおかしいと感じ取るミュリエル。アレックスには危険な秘密があった。過激派イスラム組織の一員としてシリアを目指していたのだ。愛する孫がテロリストになろうとしていることを知った時、彼女はある行動に出る――。
パリからアントワープへと麻薬を運ぶ男の波乱万丈な道中を、幾重にも織重なったメタフィクションで構築し“ヨーロピアン・アバンギャルドの最重要作品”、“最も成功した、理解しやすい実験映画”と絶賛された2作目。
ルームメイト殺しの容疑で逮捕された若く美しい女・アリス。被害者は、ベッドに拘束され心臓はハサミで突き刺されている。体には書きかけの聖女の殉教の絵……。
イスタンブールで休暇を過ごし始めた教師の男は、陽気だがどこか謎めいた若い女と出会う。女との邂逅を重ねるうち、男は彼女の不可解さにみずからの妄執をかき立てられ……。
1940年―エジプト・アレクサンドリア。一人の少女が、イギリス軍兵士の集団に卑劣な性的暴行を受ける。傷ついた少女は、エジプト人青年たちに救い出され、犯人の1人は逮捕、投獄される。しかし、その犯人がイギリス軍事総督の甥っ子であったために、軍は即刻の釈放を要求、警察署長ユーセフはそれを断固拒否するが、それに対抗したイギリス軍はなんと、警察署を完全包囲、武装攻撃を開始したのであった!
中世のヨーロッパ。モンゴルとドイツが勢力を拡大させていた12世紀、新たに誕生したハールィチ・ヴォルイニ大公国。この国を大国を統治したロマン公は栄華を極めた頃に戦死、国家は分裂し国土は荒廃、またも時代は混乱の渦に。ロマン公の後を継いだ長男ダヌィーロは成長し、その類まれなる戦闘能力とカリスマ性で領土を広げていく。彼の統治でようやく平穏が戻り始めた頃、モンゴル軍が国境に迫ってくる。国全体を結束させ戦いに挑もうとするダヌィーロは弟ヴァルシコを偵察に送るが、ダヌィーロに反発する貴族階級の罠によりヴァルシコは囚われの身となり、弟と引き換えに土地を引き渡すことに。国内外で様々な陰謀が渦巻くなかでモンゴル軍との戦いが勃発。背水の陣となったダヌィーロは、ある大きな賭けにでる――。
いつものように島から舟に乗り込こみ、海へと漁に出た男は、突然分厚い霧の中に飲み込まる。あっという間に自分の位置がわからなくなってしまった上に舟の故障で立ち往生する。なんとか島に戻る術を模索するなか、放棄されたボートに出くわす。放棄された船舶を湾管理局通報するために、そのボート(船)に乗り込み操縦をしようとしたそのとき、まるでボート(船)は意志をもったかのように動き出し男を船内に閉じ込めてしまうーー。果たし男の運命は?無事に島に戻ることができるのか!?
数百人の学生がウトヤ島のサマーキャンプに参加し、活発に国の未来について語り合っている中、突然の銃声があたりをつんざく。何が起こっているのかわからないまま、仲間たちと森へ逃げ込んだ少女カヤ(アンドレア・バーンツェン)。銃声は止むことなく、学生たちは島中を逃げ回る。カヤは恐怖のまっただ中でありったけの勇気を奮い起こし、はぐれた妹エミリアを捜し始めるのだが…。少年少女たちが無差別に銃撃された72分という時間が、リアルタイムで描かれる。
潜水艦シーライオンがとある港町へ漂着した。地元の男性ニルスは埠頭へと急行するが、そこで潜水艦に積まれていた生物兵器が漏れ出し、それに感染しゾンビ化した人々が殺し合う光景を目撃する。未曾有の混乱状態のなか、逃げ延びたニルスは恋人や家族とともに城塞で籠城するのだが、感染の拡大を恐れた軍により町はすでに包囲されていた。さらに軍は町ごとすべてを焼き尽くす“ラグナロク作戦”の実行を決定する。
1949年、国民党と共産党の対立が激化すると、内戦状態に陥った中国から脱出しようと、台湾へ向かう大型客船「太平輪」に定員を遥かに超える1,000人もの乗客が殺到。チェン、ザークン、ターチンはそれぞれ違う目的で乗船し、それまで互いを知ることの無かった3組の男女の運命が交差する――
1945年、日中戦争で英雄となった国民党の将校レイ・イーファンは、上海の舞踏会で令嬢ユンフェンと結ばれるが、中国の内戦が勃発し結婚生活に危機が迫る。日本統治下の台湾で医学を学ぶザークンは軍医として召集され、初恋相手の雅子と引き離されてしまう。上海で消息不明の恋人を探していた看護師ユイは、食糧配給を得るため兵士ターチンと夫婦を装う。だが、死と隣り合わせの戦場に向うターチンは彼女を本気で好きになっていく…。
17歳のシャオピンはダンスの才能を認められ、軍の文工団に入団。文工団は、歌や踊りを披露し兵士たちを時に慰め時に鼓舞する役割を担う歌舞団で、美しく才能あふれる若者たちが日々歌やダンスの練習を重ね芸術を競っていた。母と再婚相手の実家に居場所がなかったシャオピンは、新しい人生が始まる希望に胸をふくらませ入団したものの、周囲となじめなかったが、そんな彼女の唯一の支えは模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だった。しかし時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、リウ・フォンは文工団から戦争最前線の部隊へ送られ、二人の運命は非情な岐路を迎えるー。何十年にもわたるシャオピンとリウ・フォンの関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する想いが、心に沁みる美しい音楽と踊りに彩られ、描かれる。
荒々しく獣のような狂戦士ベルセルクたちは、王スノールの指揮のもとイギリス・シェトランド諸島のバイキングに戦いを挑んでいた。領土や女を始め、求めるもの全てを手にする野蛮で残忍なスノールには、跡継ぎの息子たちがいた。しかし、戦士として名を馳せる長男が激しい戦闘で死を遂げて以降、父の期待は弟のロルフへ降り注がれた。しかしロルフはまだ戦闘を経験していない心優しき青年だった。父の行動に疑問を抱き、汚れた血を受け継ぐ己と葛藤しながら、陰でロルフは囚われたバイキングたちの解放に向け動き出すのだが…。
少女時代に家族を何者かに惨殺されたサマンサは、精神疾患で長い間、施設で暮らしていた。5年後、徐々に平穏を取り戻すサマンサは、サリーが所有する船でクルージングを楽しむことに。しかし出発して間もなく、トラブルが発生しエンジンが停止。緊急無線は繋がらず、更に友人ピラーが足を滑らせ、近くの病院へ搬送するためサリーらは小型ボートで去ってしまう。大海原に立ち往生する船内に残されたサマンサとマークは、この後に次々に起こる信じがたい恐怖の連鎖に巻き込まれるなど、知る由もなかった…。
アメリカ・ニューヨーク州で生まれ育ったイスラム教徒のザヒド。見た目や名前はムスリスだが信仰心は特になく、周囲のアメリカ人と同じような今時の青年として、グラフィックデザインの仕事に就いていた。しかし、「家業の店を継げ」と、父からの一方的な物言いに、ザヒドは窮屈な思いを抱く。そんな時、カフェでPCを開くザヒドに、「ムスリス同士が交流できるサイトを作って欲しい」と、一人の男が声をかけてきた。始めはテロ組織の勧誘だろうと適当にあしらうザヒドだったが、警察にも見た目だけで犯罪者に間違えられる日々を繰り返すうち、ムスリム同胞団こそが自分の生きる道ではないかと思い始め…。
考古学教授アレンとその恋人スカウトは、国家の重要機密の採石場で作業する友人から、「世紀の大発見を遂げた」との一報を受け、その詳細を楽しみに待っていた。そんな二人のもとに政府の要人リチャードが訪ね、採石場に出現した1万4000年以上前の物体を解明して欲しいとの要請を受け現場へ急行した。友人の姿がないことに違和感を覚えつつも、謎の物体が放つ神秘性や内から発するパワーに魅了された二人は、刻まれた象形文字の解読の研究に励もうとするのだが…。
ダイビングスクールに通うレイチェルは、そこで未来の夫となる人物に出会い、のちに一人娘も生まれ幸せな日々を過ごしていた。しかしある日、スクールに通う女性の顔をプールに沈め、暴行を加える狂気的な夫の一面を目撃してしまう。その後、女性は行方不明になり警察が捜査する事態に発展。直後、ベッドの下に隠された複数人分もの“行方不明”のチラシを発見したレイチェルは、寡黙な夫の内に潜む暴力性に恐怖を感じるも時すでに遅く、一人娘すらも、そしてレイチェル自身も夫の魔の手にかかってしまう…。
太陽系をはるかに超え宇宙を突き進む一隻の宇宙船「7」。その船内でモンテ(ロバート・パティンソン)は生まれたばかりの娘ウィローと暮らしている。宇宙船の9人の乗組員は、全員が死刑や終身刑の判決を受けた重犯罪者たち。モンテたちは刑の免除と引き換えに、美しき科学者・ディブス医師(ジュリエット・ビノシュ)が指揮する“人間の性”にまつわる秘密の実験に参加したのだった。しかし、地球を離れて3年以上が経ち、究極の密室で終わり無き旅を続ける彼らの精神は、もはや限界に達しようとしていた――。
ニューヨークで不可解な死を遂げる事件が相次いでいる。精神分析医のパウエル医師は警察からの依頼により、捜査に協力することに。被害者たちは必ず悪夢を見ていて、すべてバックアウト・ロードという場所が関連していることに気づく。その通りはアメリカで最も呪われた通りとして、まことしやかに都市伝説として語り継がれてきた。パウエル医師はその現場に向かうが、途中事故にあい命を落としてしまう。導かれるように孫のアーロンにも不可解な出来事が起こるようになる。アーロンは、祖父の患者であったクレオとその友人たちも、自分と同じようにバックアウト・ロードの悪夢を見ることを知り、ともに謎の調査に乗り出す。アメリカで最も呪われたその通りで、過去に一体何が起きたのか・・・想像を超える恐怖の出来事が次々と浮かび上がる!!
故郷を捨て裏社会で生きてきたロイ(ベン・フォスター)がその日、ボスの勧めで行った病院で見せられたのは、まるで雪が舞うように白くモヤがかかった自分の肺のレントゲン写真だった。命の終りが近いことを悟った彼は「どうせクソみたいな人生だ。死ぬならそれも仕方ない」そう自分に言い聞かせる。だが死への恐怖は彼を追い込み、苛立たせてゆく。その夜いつものようにボスに命じられるまま向かった“仕事先” で、ロイは突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知った彼は、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女(エル・ファニング)を連れて逃亡する。彼女の名前はロッキー。家をとびだし、行くあてもなく身体を売って生活していたという。組織は確実に2人を追ってくるだろう。全てを失い孤独な平穏を願いながらも女を見捨てることのできないロイと、他に頼る者もなく孤独な未来を恐れるロッキー。傷だらけの2人の、果てなき逃避行が幕を開ける。
結婚式を控えた新郎サム。彼のバチェラーパーティーとして友人たち、通称「イケてる仲間たち」が用意したのは、週末のゾンビ・サバイバルゲーム。森の中で次々と襲ってくる元軍人たち演じるゾンビをペイントボールで倒していくというこのスリリングなゲームに参加するのは、臆病者のサム、楽天家マイルズ、親ばかのトビー、変わり者エリック、薬漬けのチーズ、サムを慕うアル、サムの妹の彼で皮肉屋のブランドン、そしてサムの義父となる元軍人のジェラルド。ジェラルドに嫌われているサムはいいところをみせようと奮闘するが、まったくうまくいかない。それどころかゲーム中にゾンビ役を誤って殺めてしまう!死体を隠すことにした彼らだったが悲惨な事故は相次いで…。果たして彼らはこの“ゲーム”で、生き残ることは出来るのか!?
デイモンと娘のシーはある惑星に向かっていた。貧困を逃れるため汚染された危険な惑星の有害な林の奥深くに隠されている希少な宝石を収穫するために。しかし、そこには彼ら以外にも何者かが潜み、親子に危機がせまる。大金を生み出すその惑星で、欲と生き残りをかけて脱出する方法を見つけなければならない。果たしてその運命は――!?
年明けを祝うため、カーチャと仲間たちは雪山の頂上をロープウェーでめざいしていた。しかし、男女4人の乗ったロープウェーは故障により上空60mのところで停止してしまう。彼らがロープウェーに乗っていることを知るのは、業務終了していたところを金で釣り無理やり操縦させた操縦士と、直前で乗るのをやめたカーチャの恋人、キリルのみ。天候が荒れるマイナス10℃の中で夜明けを待つが、助けはいっこうにこない。追い詰められた4人は自力で脱出を試みるも、次第に不安定な密室の中で関係は悪化していき…。はたして、彼らの運命は―!?
1950年代にジョージア州の小さな町で、妊娠している若い女性アガサ(サブリナ・カーン)が修道院に避難を求めてくる。だがここには、多くの秘密と厳粛なルールがあった。そして、この修道院で過ごす中でシスター達の怪しい行動と真実を知った時、院内に潜む存在に気がつく…彼女は無事にこの修道院から生きて出られるのか―
中国後漢末期、人々は腐敗した朝廷に不満を募らせていた。太平道を極め力を手に入れた張角は、平民たちをそそのかし「黄巾の乱」を起こす。これに曹操は孤軍奮闘するが、仙人左慈に助けられて、張角の弟・張梁に打ち勝つ。これに怒った張角は、弟の仇を討つためにさらなる援軍を率いて洛陽を攻撃することを宣言。曹操は左慈の助言を受け、左慈の弟子である郭嘉、劉備、関羽と、自らの許嫁・香香とともに、張角との最終決戦に挑む―!!
テネシー州メンフィス。ここでは多種多様な音楽が生まれ融合し、また、数々の“生ける伝説”と呼ばれる世界的ミュージシャンたちを輩出してきた。彼らを今一度この故郷に呼び戻し、名門ロイヤル・スタジオ等にて、ジャンルや人種、世代を超えた新たなレコーディングを行い、メンフィスの音楽と精神を現代の世界に再び送り出そう――この破天荒なプロジェクトの過程を追ったドキュメンタリーである本作。ブッカーT.ジョーンズやメイヴィス・ステイプルズ、惜しくも収録後にこの世を去ったボビー・ブランドやスキップ・ピッツといった巨匠たちが次世代を担う若者に音楽を継承する貴重なセッションの数々を、かのスタックス・レコードの盛衰に象徴される黒人差別の歴史と絡めつつ綴っていく。偉大なる先人たちがプレイの秘訣を惜しげもなく伝授してゆくシーンが印象深く、過去から現代へ粛々と受け継がれるこの地の“ソウル”がスクリーンから溢れ出す。音楽の本質を垣間見せてくれる感動作。
本作は、アメリカ南部のミシシッピ・デルタやルイジアナ・バイユーの大御所ブルース・ミュージシャンたちを追いながらブルースの栄光と衰退を描いたドキュメンタリー。主に80 年代に活躍し、今も南部に暮らしチトリン・サーキットを続ける彼らにフォーカスし、観客をルイジアナ・バイユーの沼地からミシシッピデルタのジューク・ジョイント、ノース・ミシシッピ・ヒル・カントリーのムーンシャイン・バーベキューへと続く音楽の旅へと誘います。カナダ人監督のダニエル・クロスにより3年以上の月日を費やし完成。全米で17 年に公開されるや注目を集め、公開館数を驚異的に伸ばした話題作。昨年のグラミーでベスト・トラディショナル・アルバム賞を受賞したボビー・ラッシュをはじめ、バーバラ・リン、ヘンリー・グレイ、キャロル・フラン、レイジー・レスター、ロバート・ビルボ・ウォーカー、ジミー・“ダック”・ホームズ、R.L. ボイス、リル・バック・シネガルなど多くのブルース・ミュージシャンが出演。
1989年。ソ連・アフガン戦争は、ソ連軍の撤退により幕を下ろそうとしていた。そんな中、第108自動車化狙撃師団に、ある極秘指令が下される。戦闘機が撃墜され、将軍の息子であるパイロットがイスラム組織ムジャヒディンの捕虜になってしまったのだ。兵士たちは人質救出のため、敵地に潜入し激戦を繰り広げる。一方、KGBのドミトリッチ大佐は、ムジャヒディンとの人質交換取引を模索していた。ゲリラが支配するサラン峠は、撤退ルートとして避けては通れない。だが捕虜が脱走を図ったことから、事態は予想外の方向へ展開してゆく……。
元アメリカ海軍特殊部隊の精鋭で、今も傭兵として死と隣合わせの生活を送るマイケル・ノックスは、弟同然だった今は亡き戦友の故郷・ロンドンを訪れていた。自分を実の伯父のように慕ってくれる戦友の愛娘ダニーを誘いサッカーの試合を観戦に出かけたノックスは、父親を亡くして以来荒んだ生活を送るダニーの久しぶりの笑顔を見てほっと胸をなでおろす。しかし、その裏では超満員の観客35,000人を巻き込んだ、恐るべきテロ計画が進行していた――。
ロサンゼルスのナイトクラブで発砲事件が発生。8人が死亡し9人が重体の大惨事で騒然となった現場には、多くのマスコミが詰めかけている。容疑者は20代半ばの男と断定した警察もまた、FBIに先を越されまいと躍起に捜査にあたっていた。一方、実行犯のトミーは、幼き頃に亡くした実父の死後、叔父のジェームズが仕切る犯罪組織に属し暗殺者として育てられた。近隣地域のビジネスを掌握するため、組織は次の襲撃ターゲットを武術学校に定め、再びトミーを現場へ向かわせるのだが、そこに現れた青年にトミーは弟の面影を感じ…。
戦争で多くの者が死に逝き、わずかに残された人類が政権を握る暗黒の近未来。人類は地球に共存し特殊能力を操る“逸脱者”の滅亡を望んでいた。そんな中、人類に捕獲された逸脱者らは、ドミニオン・ハービーが主導するバトルゲーム“イモータル・ウォー”に強制参加させられた。死をもって敗者とされるリアルファイトは、世界中に配信され数十万人もの視聴者数を誇る人気番組だ。最終ラウンド直前で親友アイロが敗北し、深い悲しみに打ちのめされたトリカリプス。レベル10の最強の力を持つ彼女は、逸脱者をゲームの駒にするドミニオンに対し、湧き上がる怒りと憎しみを抱きながら、最後の戦いの地へ歩みを進めるのだが…。
スーパーモデルとして活躍するレイク。幼い頃に両親を失い、そのトラウマから鏡を避けて生きていた。そして兄のスコットもまた、精神に異常をきたし長い入院生活を送っていたが、遂に退院の日がやってきた。二人の共通点は、父に憑りついていた悪魔・Mr.フレイジャーに囚われていること。ある日、モーテルでシャワーを浴びていたレイク。気を許したふとした瞬間に、鏡に映るMr.フレイジャーを目撃してしまい、命の危機に見舞われてしまう…。
田舎町の山奥へ妻とハイキングにやって来たヴィント。その途中、山道で倒れている老人を発見し、病院へ連れて行こうと懸命に車を走らせていた。しかしトンネルに差し掛かった時、突然老人に襲われ睡眠薬を投与されたヴィントは、意識を失ってしまう。ようやく昏睡状態から目を覚ましたヴィントだったが、何がどうしてこうなったのか、あの日の記憶は戻らぬまま、男性器を失い傷だらけの身体で抜け殻状態になっていた。そんなヴィントを横で支える義妹ミアの協力を得て、その後、未だ行方不明の妻の捜索と、老人の正体を暴くために再び田舎町の山奥を訪れるのだが…。
雨の季節に戻るという信じがたい約束を残してこの世を去ったスア。それから1年後、梅雨が始まったある夏の日、生前と同じ姿のスアが現れる。しかしスアは夫であるウジンが誰なのかさえ覚えていなかった。自分のことを覚えていなくても、彼女がそばにいるという事実だけで幸せに包まれるウジンと、覚えてはいないが彼とのなれそめが気になるスア。ウジンが聞かせてくれた出会い、初恋、初デート、幸せな瞬間を共に分かち合った2人は、もう一度恋に落ちる。しかし、永遠に続くかのような幸せな時間は瞬く間に過ぎて、梅雨が終わると同時にスアとウジンには、これ以上引き延ばせない運命の時間がやってくるのだが…。
恋愛、就職と何一つ思いどおりにいかない日常から抜け出し故郷に戻ってきたヘウォンは、旧友であるジェハとウンスクに再会する。他人とは違う自分だけの人生を生きるために故郷に戻ってきたジェハ、平凡な日常からの逸脱を夢見るウンスクと共に自ら育てた農作物で一食一食を作っては食べ冬から春、そして夏、秋を経て再び冬を迎えることになったヘウォン。こうして特別な四季を送りながら、故郷に戻ってきた真の理由を悟ったヘウォンは新たな春を迎えるための第一歩を踏み出すが…。
俺はもう、救われない。解体作業員のマルキーは地元のカトリック教会の建て替えに伴う取り壊し作業に従事していた。何かに取り憑かれたかのように夢中になって教会を破壊していくマルキー。日に日に彼の暴力性は増大していき、年老いた母や恋人のエマとの関係にも溝が生まれてゆく。ある日、新設された教会に司祭が赴任する。それは忘れもしない25年前、少年だったマルキーに今なお消すことのできない忌まわしき記憶を焼き付けた張本人だった。激しい復讐心に突き動かされ、マルキーはハンマーを手に教会へと向かうのだが…。
警察学校で射撃の教官を務め、天才的な射撃の腕前を誇る青年が、予期せぬ陰謀に巻き込まれて苦難の道をたどるさまをスリル満点に綴ったフランス製の本格ガンアクション。殉職した父の後を追うようにして自らも警察官となり、亡き父の元同僚クリスチャンの指導の下、射撃の腕前に磨きをかけた青年のヴァンサン。いまや警察学校で射撃の教官を務め、射撃大会でも抜群の成績で優勝する彼のもとには、数々のオファーが舞い込むが、彼は実戦での任務を拒み続けていた。しかし、自分とほぼ互角の射撃の腕前を持つ謎めいた刑事ミロと出会ったヴァンサンは、彼のせいで闇の世界へと引きずり込まれていく。