人生で一度も働いたことのない専業主婦・未知子が、スーパーで働き始め、トルコ旅行を目指して成長していく。同じ砺波市で生きる、元役者の花屋店長・千花、旅するインフルエンサー・ゆう。異なる生き方をする3人の女性が出会い、悩み、影響し合いながら自分らしく生きていく物語。
21歳の誕生日を迎えるアレックスは、バイト先のゲームセンターで店長から残業を頼まれ、夜遅くまで働くことになった。一人きりの店内で不気味な人影を目撃した彼女は恐怖心を募らせるが、旧友たちが店に集まり誕生日祝いのサプライズパーティーを準備していたことを知り安堵する。だが、楽しい時間を過ごしていた若者たちの前に謎の“ヤツ”が出現。アトラクションを楽しむかのようにデスゲームを開始し、若者たちを次々と血祭りにあげていく......!!
時代は1930年代。フランス、アメリカ、ロシア、ドイツに住むとある四家族は、音楽やバレエなどの芸術に勤しみながら、愛する者たちと日々暮らしていた。しかし、第二次世界大戦が勃発。それぞれが戦禍に巻き込まれ、彼らの運命は交錯していく。そして時代は1980年代まで進み、物語は戦争を生き残った者たちと、その子孫たちへと受け継がれる。時代を超え国境を超え、音楽と共に紡がれる壮大な哀しみと愛の物語。
黒魔術を愛する少女フェイは、人気の高校教師ジョーンズに密かな想いを抱いている。問題児エリースとその取り巻きは、フェイの恋心を利用して残酷ないたずらを仕かける。ジョーンズや他の生徒の前で恥をかかされたフェイは、エリースたちに復讐しようと黒魔術の儀式でキューピッドを召喚する。「愛を消滅させたい」というフェイの願いに呼応したキューピッドは、バレンタインデー当日に高校に現れる。外部との接触を断たれ、キューピッドの毒矢と猛攻に次々と倒れる教師と生徒たち。果たしてフェイたちは、全滅する前にキューピッドの呪いに打ち勝ち、高校から脱出することはできるのか。
「夢も、自分のことも、見失いかけていた28歳の千奈津。そんな彼女の前に現れたのは、「千奈津の夢を叶えてくれる」という不思議な少年だった。なぞなぞを通じて、忘れていた大切な気持ちや、ありふれた日常の愛おしさに触れていく――。そっと心に寄り添う、優しさに満ちたファンタジー。2005年韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭招待作品」
夢に迷う絵本作家・ユェンが、幼い頃に出会った一冊の絵本に導かれ、旅に出る。母との記憶、友人との絆、そして自分自身と孤独に向き合う日々の中で、彼女が見つけたものとは――。あなたの中の“とべない鳥”にそっと寄り添う、心あたたまる短編ファンタジー。 2009年台北映画祭招待作品
釜山で食堂を営む元刑事テホは、“保安官”として街の治安を守っていた。ある日、刑事時代に追っていた麻薬組織の大元締め“ポパイ”の捜査中に、気の毒な運び人ジョンジンを捕らえる一方、自身は過剰調査で懲戒免職となってしまう。数年後、成功した実業家としてテホの前にジョンジンが現れるが、人望も厚くいかにも善人といったふるまいのジョンジンにテホは疑念を抱き始め――。
1953年、朝鮮戦争が始まって3年。平穏な生活から突如、戦争に駆り出された韓国軍の伝令兵ナムボクは、前線基地に第1級の軍事機密文書を届けるという重要な任務に就くが、機密文書の入ったカバンを紛失してしまう。そしてカバンを偶然拾ったのは、北朝鮮軍の戦車部隊で、唯一生き残った新人兵ヨングァン(ヨ・ジング)だった――。韓国兵ナムボクと北朝鮮兵ヨングァン、孤立無援の西部戦線で出会った二人が、一触即発の危険な対決を繰り広げる!
国防軍の広報官アヴィヴは、軍事区域を偵察する部隊に同行する任務で、ネゲブ砂漠の丘陵地帯に到着する。この地域はもともと遊牧民が住んでいた土地だったが、独立戦争のために彼らは追い出され、国防軍がこの地域に入るのは実に40年ぶりだという。任務の説明を始める将校トメルの撮影をアヴィヴが始めると、突然1人の老婆が現れる。老婆はトメルに掴みかかり自分の息子の行方を尋ねるが、軍人たちにあしらわれると、呪いの言葉を吐いてその場を去っていった。その後、アヴィヴ、トメル、そして兵士モスキートの3人は軍事地域を進み、洞窟のある場所にたどり着く。しかし、その頃から撮影カメラや無線機に不調が生じ、部隊との連絡が取れなくなってしまう。
元科学者でSF作家のチャーリーは、新作のプロモーションツアーで各地を回っていた。彼の小説は異常気象をテーマにしているが、ある日それが現実のものとなる。地球温暖化の影響を食い止めるために政府が秘密裏に行っていた気象操作実験が暴走し、突如として猛烈な冷気を伴う竜巻“アイス・ツイスター”が発生。街が氷と雹に襲われ、多くの人々が危険にさらされる。チャーリーは、かつての同僚である科学者のジョアンが所属する研究チームと協力し、事態を収束させる方法を探ろうとする。しかし、暴走した人工気象システムは制御不能となり、さらに強力な氷の嵐を生み出していく。
自動車ディーラーのアルマンドは、一見魅力的な男性だが、裏では恐ろしい秘密を抱えていた。彼はジュリア、ジェシカ、エリンという3人の女性を地下室に監禁し、自身の“妻”として生活させていた。彼の狂気的な目的は、“本物の家族”を作ること。そこで唯一の血縁である弟のダニエルに女性たちの世話を任せ、自らは絶対的な支配者として君臨していた。一方、狭く暗い空間に閉じ込められ、外界と隔絶された生活を強いられる3人の女性は、アルマンドの暴力と圧倒的な支配の中で、彼の狂った世界に抗うこともできず自由への希望を失いかけていた。そんな時、ジュリアがアルマンドの子を身ごもったことで、“家族”のバランスが崩れ始める。
インディアナ州北部に竜巻注意報が出始めた頃、大麻の売人ケビンがクロエに儲け話を持ちかけた。その連絡を受け、クロエはその夜、ケビンが指示する豪邸へ赴いた。まもなくして彼のバンド仲間スチュも到着。しかし肝心のケビンがいない。どうやら遅れて来るようで、それまでの間、ハッパでハイになりながら徐々に打ち解けていく初対面の2人だったが、やがてスチュはプールに浮かぶ4つの生首を発見する。それは邸宅に住む家族4人のものであり、歌詞ネタのスチュのメモに記されたとおりの惨状であった。それに気づいたクロエは恐怖に慄き走って逃げるが、力及ばず拉致されてしまう。
電気店を営むアレックは、両親と双子の兄チャーリーを亡くして以来、ギャンブルや女遊びに溺れ、もはや崖っぷちの人生を送っていた。そんな時、突然、母方の伯父と名乗るレイモンドという男が現れ、もしアレックがカナダのノバスコシア州に引っ越して1年間暮らせば、8万8950ポンドの借金を肩代わりするという。すったもんだの末、その申し出を受けたアレックはレイモンドの家に移り住み、獣医のセシリアと共に働き始める。その直後から、アレックのもとを訪ねる住民たちは皆、なぜか不思議と病気やケガが治り癒されていくのだった。だが当のアレック本人はそんな力があるわけないと一向に認めず、レイモンドから自分が“ヒーラー”であることを聞かされても拒絶してしまう。そんな矢先、アレックは末期ガンの少女アビゲイルと出会う。
ポールは世界中を飛び回る国際的な写真家。フィリピンに滞在していたポールのレンズの中に初恋の女性アンナが突然現れる。国際会議で基調講演するためにフィリピンに滞在していたアンナと美しい町を探索しながら一日を過ごす。やがて17年ぶりに再会したふたりの情熱は再燃し、熱い一夜を過ごす・・・
ルーマニア・モルドヴァ地方の静かな村の中年警察官イリエ。野心を失い鬱屈とした日々を送っている彼の願いは、果樹園を営みながら、ひっそりと第2の人生を送ること。しかし平和なはずの村で惨殺死体が見つかったことをきっかけに、イリエは美しい村の闇を次々と目の当たりにすることになる。正義感を手放した警察官がたどり着く、衝撃の結末とは―。
元特殊部隊隊員のフンは今はトラックドライバーをしながら娘のアンを育てている。ある日、アンが人身売買組織に誘拐され奇跡的に保護される。しかし、彼女の負ったトラウマは大きくフンは復讐を誓う。一方、組織はフンを抹殺するために次々と刺客を送り込んでくる。警察の公安も巻き込み、壮絶なアクションが展開する。
怪獣大国日本。清掃業で働く日比野カフカは、日本防衛隊のホープである幼馴染・亜白ミナとの再会をきっかけに諦めていた防衛隊を再び志すが、その矢先に強大な力を持つ「怪獣8号」に変身してしまう。後輩・市川レノの協力を得て正体を隠しながら、防衛隊員選抜試験、初の実戦と、かつての夢へ着実に歩みを進めるカフカ。しかし日常を揺るがすように、高い知能を持つ謎の怪獣によって防衛隊基地の襲撃事件が発生!絶望的な状況を前にカフカはある重大な決断を迫られる…。
発明家で実業家のイーサン・ブレイクと弟のジェイコブは、新しい動力源を搭載した超高速飛行機のテスト飛行中に、未開の島に不時着する。そこで彼らは、過去と未来が行き来する不思議な霧に遭遇する。イーサンは過去から来たという謎の美しい女性ティナと出会い、霧が現れた原因が島で行われていた秘密の科学実験であることを知る。イーサンはティナと協力し、差し迫った未来の世界的大惨事を阻止すべく時空を超えるのだが―。
オースティンは幼い頃、家族に捨てられ、児童養護施設で孤独に生きていた。20数年後、オースティンはボクシングライトヘビー級チャンピオンの座を懸けて四角いリングへ上がっていた。激しい戦いの末、新チャンピオンに輝いたオースティンを祝うホームパーティーでは誰もが彼を褒め称え、オースティンは幸せの絶頂にいた。しかし、そんな幸せは一夜にして崩れ去る。パーティーに来てオースティン邸に泊まっていたトレーナー・エディの一人娘アシュリーが、ベッドルームで変死している姿が発見された。責任を感じたオースティンは罪を背負い刑務所へ。4年後、刑期を終えたオースティンは彼を待ち続けた恋人デイナとやり直しを始めるが…。
新進気鋭の画家エレンは、100パーセントの成功率で理想の相手が見つかると噂のデート相手紹介サービス“エタニティ”から招待を受ける。会員は理想の相手が見つかった後に他の誰かを会員に推薦できるが、推薦者は永遠に秘密で、その招待も一度きりという規則があった。しかしエレンに紹介されたのは、仕事先で会った企業弁護士ウィルだった。彼はエレンが描いた絵を飾るビルのオーナー一族の1人で、芸術を理解せずに嫌味な態度を取った嫌な感じの男性だった。30分以上デートする規則を最低限守るも噛み合わずに別れた2人は、翌日エタニティに返金を迫ろうと向かうが、そこに会社の実態はなく…。騙された2人は、協力してエタニティを探す中で次第と惹かれ合うのだが、ウィルはエレンに重大な秘密を隠していた。
大事な時にいつも時間に遅れてしまいがちなステファニー。クリエイティブ・ディレクターの仕事をしている彼女は、今日も洗剤メーカーの大切なブレゼンに遅れてしまい、同僚に手柄を取られてしまう。そんな彼女のもとに、大叔母からの贈り物として不思議な時計が届く。それはネジを巻けば、1日5分間だけ時を遡れるというものだった。最初は全く信じていなかった彼女だったが、大事なプレゼンに遅れ時計のネジを巻くと、実際に5分間だけ時を遡ぼることができたことからしばしば使い始めるようになり、仕事もうまく立ち回ることができるようになっていく。姉アンジェラの結婚式で出会った造園業者のハンターとのやり取りにも不思議な時計を使い、彼との恋もうまく行き始めるが…。
ジェナ旅行出版に勤務し、自身もブログを書いているエマは、上司でもある有名作家兼ブロガーのジェナから、次作にピッタリの旅先を見つけられたら、その本に彼女が書いた章を載せようと提案される。さっそく素敵な町探しの旅に出たエマだが、途中で車が故障したことから、「最も友好的な町」として20年連続の受賞を果たしている“ラブ”という名の町に立ち寄ることに。ところが、たまたまそこに居合わせた町長の息子ライリーと初対面からトラブルでいがみ合ってしまう。一方、エマをジェナと勘違いした町長は、ライリーに町を案内するよう指令。勘違いに気づいたエマも、あえて訂正することなく、ジェナに成りすまして行動を開始するのだが…。
メキシコ北西部シナロア州の州都クリアカン。アルフォンソとプレシオソがそれぞれ率いる麻薬密売カルテルの対立が激しく、抗争や殺人事件が頻発する地区で同棲中の学生カップル、アンヘルとマイラ。彼らは貧困と治安悪化にストレスの多い生活を送っていた。ある日アンヘルは、アルフォンソの弟カストロのパーティに出かけたマイラとケンカになる。カストロに気に入られ浮気し始めたマイラに、麻薬密売をしてでもいい生活をしたいと言われたアンヘルは、カストロを警護するオスカーの側近となる。抗争が激化する中、プレシオソの息子ムニエコは、カストロを裏切らせようと暗躍。オスカーの後任に抜擢されたアンヘルは、プレシオソにカストロの暗殺を持ちかけていた。
アニメとゲームのクロスメディア作品で「超次元サッカー」ブームを巻き起こした『イナズマイレブン』が帰ってくる!原点にして始まりの物語『映画 イナズマイレブン総集編 伝説のキックオフ』と、ここから始まる新世代たちのストーリー『劇場版 イナズマイレブン 新たなる英雄たちの序章』の豪華2本立て劇場作品として登場!
非正規採用である高校に赴任してきたソ・シミン。そこはハン・スガンという生徒の暴力に支配されていた。有力者の親に守られて教師も警察も手出しできないのをいいことに、スガンの傍若無人な振る舞いはエスカレートするばかり。正規雇用となることを切望するシミンは、トラブルを避け見て見ぬふりをしながら目立たず無難に過ごそうとする。だが、スガンのいじめのターゲットとなったジニョンの、祖母までもが脅されている切羽詰まった状況を目の当たりにして我慢も限界に。猫のマスクで正体を隠したシミンがスガンとその一味の前に立ちはだかった。そう、シミンは元ボクシングチャンピオンだったのだ。しかし、学園の支配者スガンが黙っているはずがなかった―。
韓国中を恐怖に陥れているサイコパス連続殺人事件。騒々しい音楽に興じながら殺人を楽しむジニョク(チャン・ドンユン)ら一味を追っていた刑事ジェファン(オ・デファン)は、捜査中に後輩刑事を彼らのせいで失ってしまう。悲しみの中ジェファンはついに殺人鬼ジニョクを追い詰め捕まえるが、病室で目を覚ますと何故かジェファンとジニョクは身体が入れ替わっていた…。殺人鬼ジニョクは刑事ジェファンの姿となり、家族を人質にして彼を脅迫し始める。本当の悪魔は誰なのか、そこには驚くべき真実が隠されていた―。
モナは世界選手権を目指してトレーニングに励む上級ボディビルダー。モナは完璧な美を求め、睡眠、栄養、トレーニング、ドーピングの量、心理学、そして性生活まで徹底的に管理した日常を送っている。しかし、若い男とのたった一度の短い性的な出会いが、モナの規律と意志のバランスを崩していき、モナの奥底に眠っている欲望が暴れ始める・・・
大富豪サムの豪邸に、使用人として雇われる事になったジェイク。傲慢で冷酷なサムは、美しい妻のアデリンを所有物のように扱い、夜ごと彼女を辱めていた。ジェイクはアデリンの儚げな美しさに心を奪われ、同時に彼女に向けられるサムの歪んだ愛情に憎悪を募らせていた。ある日、ジェイクはアデリンがサムに激しく打ち据えられるのを目撃し、彼女に一緒に逃げようと告げる。しかし、アデリンからは、自分の為にサムを殺してほしいと告げられ…。
ある冬の晴れた日、ジェイミーは愛する妻ジュールスが眠る墓の前で佇んでいた。交通事故でジュールスを亡くして以来、彼の時間は止まったまま。しばらくすると、ジュールスと双子の姉妹だったエヴァが現れる。愛する妻と双子の片割れを失ったと悲しみを共有し合う2人は、ジュールズの魂を取り戻す儀式を行う決心を固める。数ヵ月後の夜、ジェイミーとエヴァはジュールスが亡くなった場所へと車で向かった。しかし儀式が進むにつれ、エヴァは何か違和感を感じ始めてしまう。そして、儀式が成功したかに思えた瞬間、事態は恐ろしい方向へと進んでいく。
謎の美女キャリー宅のベッドの上。そこに全裸で横たわっている日本人女性の姿があった。その女性はその後、全身を黒いゴムシートで覆い被せられ自由を奪われてしまう。しかしその異常な状況こそ彼女にとって、性的な興奮を覚える快楽のゲームにすぎなかった。しかし次の瞬間、そのゲームは快楽から絶望へと変貌。キャリーに口元の呼吸の穴をテープで塞がれ、長い爪の刃物を装着した指で腹部を突き刺され絶命してしまう。人を処刑することに興奮するキャリーの正体は、自らの欲望のために次々と女を誘惑する恐るべき処刑人で…。
過去にいじめに遭っていたジェニーは、母エリッサの母校フォックスワース大学へ転入することに。初登校の日、多くの学生が大学構内を行き交うなかで、ジェニーはある女子学生グループに目を奪われる。ピンクの華やかな服装の集団が気になったジェニーだったが、地味な自分には縁はないと、その集団を横目にただ通り過ぎる。そんな折、学生寮のルームメイト・トビーとの関係も良好に始まったジェニーの新生活がスタート。ただ、学業の成績が振るわない日々に悩んでいた。そんな悩みをトビーに打ち明けると、彼女から”アテナ”と称する学生クラブの勉強会に誘われる。トビーに連れられ向かった先には、あの華やかな女子学生グループのメンバーが集まっていた。
両親が事故死したことで孤児となった14歳のイーヴィーは、唯一の親族アメリアが住むイタリアへと向かう。“変わり者”だと噂される大おばの家に到着したイーヴィーは、人気のない居間に飾ってある時計が8時40分で止まっていることに気づき直そうと手を伸ばす。しかし突然現れたアメリアに強く制止されてしまう。そんな強烈な印象を与えながらも歓迎されたイーヴィーは、アメリアとの暮らしをスタート。そこへかつて女優として名を馳せたアメリアに演技の教えを請いにドリアン・グレイという女性が訪れるのだった。3人で暮らすうちに、イーヴィーは次第にドリアンに魅かれ、恋愛感情を抱くように。だがそれは、”魔女”によって仕組まれた運命のイタズラの始まりだった。
グレイ・ウォッチ研究所で、強力な電磁波によって物体を不可視化する極秘裏の実験、“フィラデルフィア計画”が行われていた。それは、第ニ次大戦中に米海軍が行った実験の再開だった。だがその影響によって、70年間も消息不明になっていた護衛駆逐艦エルドリッジが、突如現代に出現!博士の見解として、実験装置を起動させた際、巨大エネルギーが発生したことで重力の裂け目、そして時空の裂け目ができ、現代と70年前の磁場がつながり駆逐艦が現代に瞬間移動したとのことだった。駆逐艦はその後、シカゴ中心部やサハラ砂漠、イギリス西海岸などに出現し、世界はパニック状態に。駆逐艦とともにタイムスリップしたガードナー大尉は、孫娘モリーと出会い、壊滅の危機を阻止すべく、暴走する駆逐艦の制御へと務めるのだが…。
1991年ドイツ・フランクフルト。EPA通信のアニャ・ニードリングハウスは、ユーゴスラビア紛争を伝えるテレビ映像を見て焦燥感に駆られていた。“本物”のジャーナリストになりたい彼女は上司にユーゴスラビアへの取材を申し出るも、経験が浅く女性であることを理由に却下される。そして1992年、ついにサラエボへの取材許可をもぎ取ったアニャだったが、戦地の現実は想像以上に厳しく、被写体との距離感が掴めない彼女の心を締め付け、擦り減らしていく。それでも自らの直観に従い、シャッターを切った彼女の写真は、多くの人々の目に留まり始める。“写真で戦争を終わらせる”ことを目指し、戦地を駆け巡った彼女はやがて、時代を代表する写真家となる。
スランプ中の作家ギリガーは、名作家だった亡き父アーウィンが遺した山荘に空き巣が入ったという不動産会社からの連絡を受けて、約20年ぶりに現地へ赴いた。かつて父は、“山荘に女神がいる”と代理人に語っていたという。山荘に到着したギリガーは、父の書斎で原稿を書き始めようとするが、なかなかうまく書けずにいた。気晴らしを兼ねて排水管の詰まりを調べていると、その中から「真実を求めて」と題された、まだ公になってない父の小説を発見する。と、その時、突然外から謎の美しい女ジェーンが家の中に入り込んできた。それはこの後、ギリガーが体験する悪夢と現実が交錯していく恐怖の幻惑世界の始まりでもあった。
女子高生のエミリーは、授業中に猟奇的な漫画を描いていたことで教師から叱責を受ける。これまでに何度叱られても態度を改めないことや、父親が殺人事件の犯人だったことから、クラスメイトはエミリーのことを”サイコ女”呼ばわりして蔑みイジメていた。学校で浮いた存在となってしまったエミリーは、クラスメイトのホームパーティーの誘いにも弟ジェレミーの世話を理由に断ってしまう。母親が夜勤に出かけ2人だけの留守番が始まると、ジェレミーの要求でエミリーは漫画を描いては夜を過ごしていた。その後、ジェレミーが寝静まりしばらくすると、イジメられているエミリーの動画を見て、心配した幼馴染みのジェイソンがホームパーティーを抜け出し彼女の家を訪れるのだが…。
冒険好きの旅行ライター・レイは、他企業との合併により雑誌の読者層を広げたいと考えている上司から、モルディブの水中リゾートへの取材を命令される。冒険のない旅に不満を持ちながらも“任務”だと割り切ろうとしていたレイだったが、さすがにリゾートホテルの体験プランナー・ジャレッドから提案された体験プログラムは、冒険とはかけ離れたもので彼女の興味を引くものではなかった。それでもレイをいろいろな場所や体験プログラムに誘うジャレッドによって、冒険の旅とは違うリゾート地を楽しむ余裕が出てくる。と同時に、レイはジャレッドを意識している自分に気が付いてしまう。今まで“お1人様”に慣れていた自分の変化に動揺するレイだったが…。
武士道に傾倒し、「葉隠」を愛読するゴースト・ドックは、伝書鳩を唯一の通信手段としてひっそりと生きていた。しかし、かつての恩人で忠義を尽くしたイタリアン・マフィアと、ある日を境に壮絶な抗争へ突入していく。
コーヒーとタバコを囲みながら繰り広げられる、11のエピソードを綴った珠玉の短編集。個性豊かなジャームッシュ作品の常連俳優やミュージシャン、コメディアンや無名の新人までが登場し、それぞれが思い思いの話を展開していく。
NYで自由気ままに暮らしていたウィリーはある日、叔母の頼みでハンガリーから渡米した従妹のエヴァを預かることに。初めは噛み合わない2人だったが、同じ時間を過ごすうちに徐々に打ち解けていく。ウィリーの親友、エディも加わり3人の取り留めのない日々が始まった。
不良のジャック、ラジオDJのザック、そしてイタリア人のロベルトがニューオリンズの刑務所、同じ房のなかで出会う。ある日、偶然見つけた抜け穴から3人はなんと脱獄に成功。外の世界では行く当てもなく、目的地のない珍道中が繰り広げられていく。
会計士のウィリアム・ブレイクは、仕事を求めアメリカ西部の街、マシーンへと赴く。街では痴話喧嘩に巻き込まれ、殺人の濡れ衣をきせられたブレイクは逃亡の旅へ。道中出会ったネイティヴ・アメリカンのノーボディと共に、次々と襲いかかる敵を打ち負かし、気づけば彼は西部劇さながらのアウトローへと変貌を遂げていた。
ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、タクシーの車内で展開される、運転手と客との巡り合いをオムニバス形式で描く。地球という同じ星、同じ夜空のもと、それぞれ違ったストーリーが繰り広げられていく。
ニューヨーク大学在学中に卒業制作として撮影された、ジャームッシュ初の長編映画。主人公の少年、アロイシュス・パーカーは社会に適応できず、あてもなくニューヨークの裏街を彷徨う。途中、さまざまなアウトサイダーたちとの出会いと別れを繰り返し、彼は自己の旅の行先を徐々に見出していく。
ブルースとソウルとロック、そしてエルヴィス・プレスリーを生んだメンフィスの街を舞台に3つの物語が交差するオムニバス形式の作品。それぞれがそれぞれの場所で、同じ夜汽車を眺め、エルヴィスの「ブルー・ムーン」を聞き、翌朝1発の銃声を耳にする、ワンナイト・ムービー。
殺人罪で10年間服役し、出所したニコラス。いとこのマークの家に居候し、彼の店でバーテンダーとしての職を得るが、5年間は保護観察官の監視のもとに置かれるという決まりに縛られることに。そんな中、ニコラスはマジメに働き、店の同僚女性のキキといい仲になる。一方で、ニコラスのいる街はギャング団の抗争が起こっており、スマックという男が仲間とともに騒動を起こしていた。ある日、ニコラスの出所を聞いて、兄のウィルがマークのもとを訪ねてくる。10年前、ニコラスが殺人を犯したのは、当時の恋人のロザリンだった。彼女との間にできた子ども、ケビンが自分の子ではなく、兄と浮気されできた子だと知り、激高した結果の出来事だった。
嵐の太平洋上で、政府専用機が消息を絶った。その機体には米軍が極秘開発した“ロビタリアン”と呼ばれるロボットのプロトタイプが積まれていた。そのロボットは、生体力学に基づいて開発された特攻用の部隊となるはずだった…。24時間以内の回収指令を受けたタニー少佐率いるチームとロボットを開発した博士スーザンを連れ、機体の墜落現場である無人島に飛ぶ。しかしその頃、暴走を始めた2体のロボットは、自我に目覚め、人類に闘いを挑もうとしていた。
10歳の頃にアメリカに移住してきたエディは、そこで自分に優しくしてくれた少女にフラれてしまい、その反動で女性攻略に命をかけるように。そして、ついには“愛の伝道師”としてベストセラーの恋愛ノウハウ本を出版するに至った。しかしいつしか、エディの姿勢や言動が女性蔑視だとフェミニストたちから非難されるように。そんなある日、エディはホームレス風の謎の老婆からキスをせがまれ、それを拒んでいつものように行きずりの女性と甘い一夜を過ごしていた。しかし翌朝、何とエディの体は女性化していた!どうにかしてもとの男の姿に戻ろうと、例の老婆を探すべくホームレス施設を訪ね歩くがらちがあかず、やむなくしばらくの間、女性として生活することに決めるのだが…。
旧ユーゴスラビアのサラエヴォで家族と暮らす少年ディノ。生活は苦しいのに共産主義を信奉する父親は、酔っぱらって帰ってきては子供たちを集めて政治談議。その様子を見て日々のやりくりに疲れた母親はいつもあきれ顔。でもディノはそんなものには一切興味がなく、夜な夜な離れの小屋にある自室にこもって、うさぎのペロを相手に催眠術の猛特訓。さらには地域の若者を集めてバンドを組むことになり、演奏の練習も始まった。ある日のこと。外国映画に登場するストリッパー、“ドリー・ベル”に心奪われたディノは、町のごろつきソニーから見知らぬ女を匿ってほしいと頼まれる。なんと彼女の名は“ドリー・ベル”!一つ屋根の下で暮らすことになったふたりは、いつしか惹かれ合うようになり…。
アルトゥールは、あるウェブサイトに辿り着いた。それは快楽殺人者のシャールズが、自らの犯行を秘かに公開している闇サイトだった。彼はシャールズに接触し、ある依頼を持ちかける。バーで対面したアルトゥールは、標的2人の殺害を求め、今月12日の深夜直前に実行してほしいと伝えるのだった。一方、報酬の約束を交わし依頼を引き受けたシャールズは決行日、標的から離れた場所に立ち、依頼通りの時間に引き金を弾いて、仕事を完了させる。実行の1時間後に報酬が振り込まれる口座のパスワードを求め、事前に預かったUSBメモリー内の動画ファイルを再生するのだが、画面に映しだされたアルトゥールは、今回の依頼の全貌をシャールズに語り出すのだった。
冬至の朝、夫マークとのデートを心待ちにしていたものの、残業のために中止の連絡を受けて落ち込む主婦のヴァル。そこに突然銃を持った男デニーが家の中に押し入ってきた。ヴァルは2人の息子たちの安全のため、車を要求するデニーの人質運転手となり、彼の元カノ・シェリーの実家へと向かう。彼女に愛想をつかされたデニーだったが、未練がましく追い求めていたのだ。既に友人を射殺していた彼はシェリーの母も殺害、その後もヴァルを連れて逃亡を続けながらシェリーを捜していた。一方、ヴァルが心配になり帰宅したマークは、脅える子どもたちから真相を聞かされて警察に通報。保安官と行動をともにしながら妻の行方を追っていた。そして事件はシェリーの耳にも届き…。
南アフリカのウクブエラ・エンドレ野生動物保護区。レンジャーとして働くメーガンは、その傍ら動物行動学の博士号を取るため、研究者としての活動をしていた。ある日、テーマパーク設計者のティムとカメラマンのダリウスが保護区を訪れる。次の日、メーガンがゲストを連れサファリツアーを行っていると、使用が禁じられているドローンが飛んでいた。ティムとダリウスがドローン撮影をしていることを確認したメーガンは、レンジャーとしてドローン使用中止を命令。その後、サファリドライバーをメーガンが務めることでティムとの距離が縮まるも、帰国が迫る彼との関係を進めることに躊躇していた。やがてティムの元恋人で新たにティムの上司となったエイミーが保護区に現れる。
2023年カンヌ国際映画祭が唯一認めたロシア映画 ロシア南西部の辺境、乾いた風が吹きつけるコーカサスの険しい山道。無愛想な目をした16歳の娘と寡黙な父親。二人は移動映画館で野外上映をし、ポルノ映画の海賊版DVDを若者に密売しながら、錆びた赤いバンで北に向かって旅をしている。母親の不在が二人の緊張した関係に影を落とし、車内には重苦しい沈黙が漂っている。延々と続く荒涼とした風景と、そこで生きる人々との束の間の出会い。やがて辿り着くのは世界の果てのような荒廃した海辺の町。娘は先の見えない放浪生活から抜け出すためにある行動に出るが…2023年のカンヌ国際映画祭で上映された唯一のロシア映画として大きな反響を呼んだ本作。ソ連崩壊後から時間が止まったようなロシア辺境の停滞と不穏を背景に、思春期の不安を抱える少女の成長を追ったロードムービーである。東欧の民話をもとにドキュメンタリー出身のロシアの俊英イリヤ・ポヴォロツキーが監督した。この映画が撮影されたのはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が本格化する少し前の2021年秋。直接的な描写はないが、映像の至る所に政治的な雲行きの悪さが感じられる。母親も友人もいない。自分を守る家も法もない。生ぬるい共感や哀れみに一切なびくことなく、彼女はただやり場のない感情を沸々と溜め込んでいく。剥き出しのロシアの大地を舞台にした小さくも揺るぎない抵抗の軌跡は、私たちにあっけないほど美しい余韻を残すだろう。
スイスアルプスをのぞむ小さな町で、障がいのある息子をひとり育てる仕立て屋のクローディーヌ。毎週火曜日、彼女は山間のリゾートホテルで一人旅の男性客を選んでは、その場限りのアヴァンチュールを楽しむ、もう一つの顔を持っている。そんな中現れたある男性との出逢いが、彼女の日常を大きく揺さぶることになる。もう恋を追いかけることなど想像もしなかったクローディーヌは、再び女として目覚めようとしていた……。
岡山県・美作の緑豊かな山々のふもと。古き良き趣を残す町並みに温泉を携え、お茶処でもあるこの地で、浪人の渓哉(杉野遥亮)は無気力な日々を過ごしていた。一方、家業の茶葉屋「まなか屋」を継いだ兄の淳也は、日本茶の魅力で町を盛り上げようと尽力していた。かつて野球に捧げた情熱は燃え尽き、勉強にも身が入らずにいたある日、ピアニストの里香(松下奈緒)がコンサートツアーでやって来ることを知った渓哉。里香はかつて兄の淳也(山村隆太)が東京での大学時代に交際していた元恋人だった。コンサート会場の客席で渓哉が見守る中、舞台上で倒れてしまった里香。療養を兼ねてしばらく美作に滞在することになった里香を、渓哉は自宅の空き部屋に招待する。突然現れた昔の恋人を冷たく突き放す淳也に、「あなたには迷惑はかけない」と告げる里香。こうして少し風変わりな共同生活が始まった。清らかに流れる川を吹き抜ける風、燃えるような緑の美しい茶畑。自然の優しさに囲まれて曲作りに励む里香に、ほのかな恋心を募らせる渓哉。しかし里香にはどうしてもこの場所に来なければならない理由があった……。