第二次世界大戦の戦没者墓地で、若い女性たちが禁断の儀式を行っていた。しかしその行為は、眠りについていたナチス兵士のゾンビ軍団を呼び覚ましてしまった。血に飢えた亡霊たちは村を襲い、やがて周囲の集落へと恐怖を拡大していく。逃げ場を失った人々は、仲間を次々と失いながらも生き残りを懸けて戦うことに。彼女たちは過去の戦争の呪いと直面し、友情と裏切り、勇気と絶望が交錯する中で、亡霊を封じる唯一の方法を探し出せるのか―。
内気で他者と関わることが苦手な水本マナは、明るく天真爛漫な仁藤あいと運命的に出会い、共同生活を始めることに。しかし、ある日を境にあいは突然姿を消してしまう。いつもと様子の違ったあいを心配して捜しに出かけたマナは、その過程で一匹のフレンチブルドッグと出会う。「とうふ」という名のそのフレンチブルドッグと一緒にあいを捜すマナは、とうふや行く先々で出会った人々との交流を通して成長していく。
人気・インフルエンサーのマディソン(エミリー・テナント)は、フォロワーを魅了する華やかな投稿の裏で、常に“理想の自分”を演じ続けていた。新たな映像コンテンツを求め、恋人ライアン(ロリー・J・セイパー)と計画していた南の島への撮影旅行をひとりで決行する。そこは、南の楽園の自然と、ゴージャスなホテルや別荘が並ぶインスタ映えスポット。青い海と白い砂浜、華やかな非日常に包まれ、マディソンは完璧な世界を発信し続けていた。しかし、孤独な旅の途中で出会った気さくな女性CW(カサンドラ・ナウド)との出会いが、やがて彼女の運命を狂わせていく。親しげな笑顔の裏で、CWはマディソンのSNS情報を巧みに奪い取り、“彼女になりすます”という恐るべき計画を進めていたのだ。そしてマディソンが姿を消したあと――CWの次の標的は、同じく超人気のインフルエンサー、ジェシカ(サラ・カニング)。美しい自然とゴージャスな映像美が、やがて恐怖と狂気の舞台へと変貌する。SNSに映る完璧な笑顔の裏で、誰にも知られず“終わりなき悪夢”が始まる――。
麻薬組織を摘発するためにSWATチームは謎の倉庫を急襲する。しかし、そこで発見したものはおびただしい数の死体と、VHSテープの山だった…。いったいここでは何が行われていたのだろうか? 事実を確認すべく、SWATはテープを再生するが、そこには常識をはるかに超えた映像が映し出されていた―。
小さな町の敬虔なカトリック学校に通う大学生のクレア。ジャンヌ・ダルクを崇拝するクレアは自分は神から性虐待者や悪い男を倒し復讐する使命を受けていると信じている。若く美しい容姿、冷静で危険な状況にも動じないクレアは、とんでもない自己防衛のスキルと殺人能力を持っていた。ある日、町で若い女性が次々と失踪する不可解な事件が起き、クレアの友人が行方不明になったことで、彼女は自分だけが事件を解決できると捜査に乗り出すが・・・
19歳の若手女優マリア・シュナイダーは新進気鋭の監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、『ラストタンゴ・イン・パリ』で一夜にしてトップスターに駆け上がる。しかし、48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンは彼女に苛烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落としていく。
650 年以上にわたり受け継がれ、人々を魅了してきた「狂言」。その第一人者であり、芸歴 90 年を超える今もなお、現役で舞台に立ち続ける人間国宝の狂言師・野村万作。映画は、ある特別な1日の公演に寄り添い、万作が磨き上げてきた珠玉の狂言「川上」と人生の軌跡に迫る──。監督は、『ジョゼと虎と魚たち』、『のぼうの城』の犬童一心。アニメーションを『頭山』山村浩二、ナレーションをオダギリジョー、監修を野村万作と野村萬斎が務める。豊かな映像表現で織りなす、至高のドキュメンタリー映画が誕生した。
ドロルは、ベートーベンの生涯を描く新作映画のメイキングを制作するため、ティベリアスの撮影現場へ赴いた。現在、ドキュメンタリー講師を務める彼は、大学在籍中の卒業制作でプロデューサーと衝突。ラストシーンを撮れないままに降ろされ、そのトラウマで現在に至るまで新作を発表できないでいた。撮影当日、映画の主演アッシはなかなかの皮肉屋で、監督のツァヒはドロルに何かと演出にチャチャを入れられながらも、ひょうひょうとかわし続けていく。メイキング・カメラマンのマヤと、音声担当のナダブは恋人同士だが、彼女の講師でもあったドロルは、かねがねナダブに嫉妬しており、遂にはここで彼を殺害しようと企てるのだが…。
30歳のレベッカは自然好きな女性。転職しようと考えているのもアウトドア系企業。CEOとの面接で、自分をよく見せるために「自分にはリーダー的資質がある」と言ってしまったことから、山奥での“10日間のリーダー向け合宿”に参加することに。そこでペアを組むことになったのがネイサン。初対面で嫌な思いをさせられた挙句、彼は口ばかりのお調子者で、自然嫌いの人間だった。自分の力で火を起こすテストにも関わらず、ライターで火をつけるなどずるいことばかりする彼に、レベッカは嫌悪感を抱く。そんな彼から、互いに得意なことを助け合おうと言われ、レベッカはアウトドアのテクニックを、ネイサンは自己主張の仕方を互いに教えることになるが…。
シングルマザーのジェニカは出会いを求めてパーティーに参加するも、誰とも話せず“壁の花”と化していた。そろそろ帰ろうと考えていた彼女に、マルコムと名乗る男が声をかけてくる。初対面なのに積極的に話しかけてくる彼を警戒するジェニカだったが、その優しい笑顔とエスコートぶりに悪い気持ちは抱かなかった。さらに家まで送ってもらった翌朝、息子ジェレミーと子守のジャニスを待っていると、なぜか玄関に花束を手にしたマルコムが現れる。戸惑いながらもジェレミーにマルコムを会わせると、すぐに打ち解け仲良くなった様子に安心する。結婚の失敗から男性に対して消極的だった彼女は、徐々にマルコムを受け入れ始めるが…。
ゲーム好きが高じて、街のゲームショップで店長をしているノーラン。なかでも人気のタイトル「アルファ・リフト」は、高潔の4剣士が悪魔の使徒と戦うという設定で、熱狂的なファンの間では、実在の秘密組織が今なお悪と戦っているという伝説までささやかれていた。そんなある日、ノーランのもとにヘルメットのような兜が届く。それをかぶった瞬間、彼は不思議な感覚に襲われ、意識を失ってしまう。やがて目を覚ましたノーランの前に現れたのは、老紳士コービン。彼から告げられたのは衝撃の事実だった。それは、ノーランの亡き父は、初代の“高潔の剣士”であり、ノーラン自身もその血を受け継ぐ者ゲルダムーアの直系だということ。だがその直後、兜の力に反応した悪魔の使徒にノーランの存在が知られてしまう。世界の命運を背負うことになった彼は、コービンの館に身を寄せ、熾烈な訓練を受ける日々へと突入していく。
2020年に入り、新型コロナウイルスの猛威が世界中を襲い始めた。本作はさまざまな人々の証言で、当時のアメリカを振り返っていく。ロサンゼルスでは3月17日に市長が都市封鎖を決定。街中の商業施設は閉ざされ、人々の往来はなくなっていった。新型コロナウイルスに対する初のチームを率いたライアン・アズクエタ医師は、3月12日に要請を受けてワシントン州カークランドに赴き多くの感染者の治療にあたるが、そこではチームのクルーも次々と感染し、職務離脱を余儀なくされていった。家族が感染するも病院での面会を禁止され、最期に立ち会うことができなかった遺族は多数いた。幸運にも死を免れた者も、決して心が平穏なわけではなかった。
ネイトは自称・生粋のニューヨーカーでユダヤ人、現在はロサンゼルスの図書館で司書をしている。弁護士の妻ニーナの浮気を疑った彼は、現場を押さえようと自宅にビデオカメラを仕込んで盗撮を試みていた。ところがそのタイミングで、ニーナは市の事業をめぐり知り合った不動産仲介業者の愛人グレッグと帰宅する。慌てたネイトは家から出ることもままならず、妻とグレッグの行為の一部始終を目の当たりにする。その過程で、ニーナが市長とグレッグをゆするためのスキャンダルを握っていたことも知るのだった。だが、裏切りを疑ったグレッグが衝動的にリビングで銃を見つけてニーナに銃を向ける。状況を察したネイトは、妻を守ろうと2人の前に飛び出すのだが…。
経営難に陥ったバーボン蒸留所のオーナーのニコラスは、バーボンについての知識は誰よりもあるくせに、いつしか全く酒を口にしなくなり、イマイチな経営にも身が入らない。しかも恋人のサラとも別れ、すっかり気難しい男になっていた。蒸留所を何とか立て直そうとする社員のチェイスは、試飲ツアーを行っては客を増やしていこうとしていた。しかし、なかなかうまく行かず、ニコラスのもとには大手企業から買収の話が持ち込まれる。そんなある日、ゴーストハンターのグレンが現れる。先住民の歴史がある街には幽霊が出るといわれる場所があり、幽霊が出るという噂がある蒸留所でゴーストツアーをやらないかと提案するが、ニコラスはなぜか渋っていて…。
一仕事を終えた殺し屋のジャック。彼は依頼品を渡すため、仲介役の老人がいる港へとやってきた。次の仕事はカリフォルニア州グレンデールで依頼人のフェルナンドに直接会うこと。普段は老人を通しての仕事しか受けないジャックだったが、2倍の報酬に釣られて老人が受けてしまったと聞き渋々了承する。グレンデールでフェルナンドの豪邸に着いたジャックを、中東の美しい姉妹が迎える。フェルナンドの依頼とは妹マリアの顔に酷い傷をつけた男エイブを始末すること。依頼を受けエイブを殺す計画を立て始めたジャックの家に、兄の死後同棲していた義姉ジェナが訪ねてくる。急な彼女の来訪を警戒して家を離れるジャックだが、さらにブリルと名乗る男が訪れる。
ニュージャージー郊外の屋敷で開かれていた、高校時代の同窓会パーティもそろそろお開きの時間。女子陣の帰宅後アートやフロリオら残された野郎どもは、酔いも手伝い本音全開モードに。好みの異性のタイプやエロ話から、大学での生活や日々感じる憤りまで、時に共感し時にケンカしながら、普段は見せなかった生の姿をさらけ出す。バカ騒ぎに興じながら、彼らは将来への不安に向き合える様になるのか?
カルフォルニアに暮らす、あるジャンルの人気女優ジェーンは、ガレージセールで買ったポットの中に大金が入っていたことに気づく。早速ショッピングの軍資金として使うジェーンだが、やがて好奇心と罪悪感の両方から売り主の老婦人セイディに近づく。最初は警戒するセイディだが、何かと面倒を見ようとするジェーンに次第に心を許す。そのため、ますますお金のことが言い出せなくなるジェーンだが…
ガーナからニューヨークに渡った、ストリートハスラーのラッキー。今日も得意の話芸を駆使して偽ブランド品販売店に顧客を誘導する。そんな彼の前に突然、元カノのリンダが幼児と共に現れた。そしてこの子の父親はラッキーだと爆弾発言した上、用があるから少しの間預かれと押し付け、消えてしまう。困り果てたラッキーはやむなく面倒を見るが、慣れない育児に悪戦苦闘。ついに親子鑑定を決意するが…
中国から不法移民としてニューヨークに渡ったミンは、高利貸しから今日中の利子の返済を迫られる。途方に暮れながら勤務先の中華料理店に出勤した彼だが、同僚の助けで、彼の分のテイクアウト配送の仕事も回してもらい、チップをかき集める。雨が強くなり車道での移動が困難になる中、必死に自転車を漕ぎ黙々と配達し続けるミン。そして何とか目標額を稼げそうになった彼に、トラブルが降りかかる。
人生の意味を求めハーバードを中退したウィルは、バイソンハンターの町「ブッチャーズ・クロッシング」へ。狩人ミラーから、誰も見たことのないバイソンの大群の存在を聞き、出資して狩りに同行する。野営担当ホッジ、皮剥師シュナイダーと共にコロラド州へ。過酷な旅の末、大群を発見し狩りを開始。ウィルは興奮するが、ミラーの際限ない狩りに不信感を抱く。長引く旅と苛立ちから、ホッジはシュナイダーの食事に毒を混入。それに気づいたシュナイダーはホッジを撲殺する。数週間のはずが数ヶ月に。狂気に飲み込まれる男たち。厳しい冬を越した3人は春に帰路につくが、彼らを待ち受けるのは、想像を絶する残酷な現実だった。人間の本性が剥き出しになる、衝撃のサバイバル。
深い森の奥、朽ちた火の見やぐらに横たわるのは、60 年前の凄惨な事件に起因する怨念の亡骸―ジョニー。その死体とともに封印されていたペンダントがある日、何者かの手によって持ち去られる。やがてジョニーは奪われた遺物を取り戻すべく蘇り、若者たちに標的を定める。不死のゴーレムと化した彼は、冷酷かつ静かに殺戮を遂行していく。だが、その怒りは彼らにとどまらない。ジョニーの行く手を阻むすべての存在に、“死” という名の償いがもたらされる―。
障がい者施設で暮らす那須叶(なすかなえ)通称ヌー。彼女は母親を求めながら、赤ん坊の頃捨てられたロッカー“ぬ5515”を守り続け、毎日コインロッカーの前で絵を描き続けていた。ある日、刑務所から出所した男・黒迫和眞(くろさこかずま)と出会う。黒迫は、別れた妻子に金を送る為、現在はヤクザである友人の木嶋から紹介してもらった覚醒剤売買で金を稼ぐ。ヌーのコインロッカーの傍で覚醒剤売買をしながら次第にヌーに興味を持ち、思い付きでSNSでヌーの絵をアップし始める。海外の有名アーティストから絵を買いたいとの連絡が入り、高額で売ろうとした黒迫だったが、ヌーの純粋な心に触れ良心が生まれる。そんな時、ヌーが白血病により倒れ余命を宣告される。黒迫はヌーに、適合した自分の骨髄を移植するが、覚醒剤売買が発覚し、警察に連行される。病院を抜け出し冷たい雨に打たれながら黒迫を追って警察署の前で再び倒れたヌーは、無理が祟り亡くなってしまう。釈放された黒迫はヌーの担当施設職員・瀬戸瑠璃子によって、ヌーが黒迫へ残した沢山の絵と想いを受け取る。
百戦錬磨の隴西陌刀軍の田安鄴(でん・あんぎょう)は、朝廷の世継ぎ争いに巻き込まれ、梁城での大殺戮で大勢の仲間を失ってしまった。落胆した田安鄴は刀を捨て、郊外で炭売りとして、占い師の爺さんとひっそりと暮らしていた。新皇帝即位のおり、町へ炭を売りにいった田安鄴は敵に追われる聶霊児(じょう・れいじ)という母子を助ける。この女性、実は暗殺された楊倓(よう・たん)王子の子を産んでいた。そして、楊倓の部下を名乗る謎の女性剣士が現れ、母子を守り、建陽門まで護衛につくように頼まれる―
監督・脚本・撮影・演出のエヴァン・マーロウが執筆から8年の年月をかけ製作。世界中のホラー映画祭で23もの映画賞を獲得したシュルレアリズム・ホラー。
竜介と知美は中学生でいとこ同士。夏休みに徳島の穴吹川で川遊びをしていた最中に急流に流されてしまう。すると龍が現れ、二人を救い出し、謎の老仙人のもとへと導く。老仙人は二人が溺れて死んでしまったと宣告するが、霊界を旅して「人生でなすべきこと」を見つけたら元の世界に還してくれると告げる。二人は戸惑いつつも、霊界探訪を決意する。そして、龍に導かれて霊界へと旅立つ。たどり着いた場所は、この世と変わりないように見えるが、やがて次々と恐ろしいことが起こる。恐怖心に支配された人たちが殺し合う。病院では医者が患者を切り刻む。死んでも死んでも、また蘇り、また殺される。そう、ここは地獄なのだ。しかし、霊界の旅は地獄だけでは終わらない。さらなる未知の世界へと冒険は続く。二人は霊界で何を見つけるのか?
アジアの架空の国・萊咖(ライカ)。香港有数の犯罪組織の会長バオの取引現場に警察が急襲、バオの右腕であるティアンが逮捕されてしまう。刑務所に入ったティアンにバンは告げる「3年後に香港に戻れば会長の座を譲る」と。そして、刑務所内でのトラブルを解決するために凄腕の男シャンがティアンの元へと送り込まれる。ティアンの信用を得たシャンは3年の刑期を終え出所するティアンに香港へ来るよう誘われる。深刻な病気を患う妹の手術費を稼ぐため、シャンはティアンを追い香港へと向かう。だが、シャンの本当の姿はバオの組織壊滅を目論む警察の潜入捜査官であった。一方、香港では引退を表明したバオの座を継ぐための熾烈な権力争いが勃発していた。周囲の者たちの裏切りや死を経て、ティアンとシャンの間に芽生える信頼と友情。そして、男たちは最後の決断の瞬間を迎える!
香港警察のアウ(ルイス・クー)は、潜入捜査官のチョン(アーロン・クォック)とともに、麻薬王のカン(ラウ・チンワン)の麻薬密売組織で働いていた。ある事件をきっかけに、彼らは“兄弟”のような固い絆で結ばれていく。香港警察に追われたアウは、仲間を引き連れ、タイのゴールデン・トライアングルへ逃亡。やがて、3人を巻き込み、信頼、友情、裏切り、それぞれの正義が交錯する大激戦が勃発!はたして3人の運命は…。
1944年、第二次世界大戦下のフィリピン。敵国の占領下に置かれたある村で、トヤン(ヴィクトリア)を含む若い女性たちは、捕虜として監禁され、敵国の兵士たちによる非道な凌辱に遭っていた。身体と心に癒えることのない傷を負い、絶望の日々を送るトヤン。そんな中、反乱の口火を切った幼馴染を目の前で亡くし、失意のまま、施設からの命がけの脱走を決行する。トヤンが辿り着いたのは、人里離れた山間に立つ古い家。そこに住んでいたのは、目の不自由な青年ドメンだった。見ず知らずのトヤンを優しく受け入れ、静かに寄り添ってくれるドメン。彼の純粋な優しさと温もりに触れ、トヤンは失ったはずの安らぎを感じ始めるのだが―。
地球各地で隕石の衝突が頻発する中、テキサスの人里離れた牧場に暮らす夫婦・シャーロットとリアムは、突如として“隕石の直撃地”となった自宅で孤立する。通信は遮断され、周囲の住民はパニックに陥り、秩序は崩壊。彼らは牧場を守ろうとするが、空からの脅威だけでなく、政府の隠蔽工作や武装した近隣住民の暴走にも直面する。やがて、隕石の落下が自然災害ではなく、何らかの意図を持った現象である可能性が浮上。シャーロットは元NASAの研究者であり、過去のデータと照合する中で、隕石の軌道に“人工的な操作”の痕跡を見つける。
1970年代のオーストラリア。グレースは双子の弟ギルバートと父親の3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。母親は出産と同時に亡くなり、病気がちで学校ではいじめっ子の標的にされるグレースだったが、いつも守ってくれる頼もしいギルバートと、愛情深くひょうきんな父が側にいてくれた。しかし突然、父が睡眠時無呼吸症候群で亡くなり、グレースとギルバートは別々の里親の元で暮らすことに。離れ離れになった2人は手紙で励まし合い「いつか必ずまた会おう」と約束するが、グレースは寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となった孤独な日々を送るようになる。そんなある時、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い、2人はいつしかかけがえのない友だちになっていく…
刑事の仕事に疲弊していたダグラス。朝日が昇る前に起きて事件資料を確認していた彼にとって、今日は刑事になって最初に担当したスピノジ事件の日であり、愛娘アンナの誕生日であり、亡くなった息子チャーリーの事故の日でもあった。アンナの誕生日プレゼントを取りに警察署に行ったダグラスは、帰り道で精神科病院のヘイジンガー院長から連絡をもらっていたことを思い出し、病院へと向かう。手早く要件を済まして帰宅したいダグラスに、ヘイジンガーは死が間近に迫っている患者ダニエル・グラスマンが自白をしたがっており、彼が名指しでダグラスを指名したと告げる。グラスマンという名の男に心当たりのないダグラスは彼に会うが…。
シカゴのおもちゃメーカー、ティンセル・トイズの本部長エマは、看板商品“Kポップパンダ”のヒットにより年末のボーナスと休暇を得て南国リゾートへ。1年中クリスマス商戦を考えている生活から離れたはずが、部下の手配ミスで飛行機が着いたのは、カリブ海のセントジョン島ではなく、雪深いアラスカのセントジョンだった。猛吹雪で飛行機が飛ばず、町で唯一の宿に滞在した彼女は、宿の経営者の弟で市長のコナーと出会う。場違いな南国ファッションをからかい意地悪そうに見えたが、町を案内してくれる優しいコナーと急接近。美しいオーロラの下で忘れかけていたクリスマスの楽しさを思い出すが、コナーにはエマに言い出せない秘密の過去があり…。
元軍人のスプリンガーは、2人の愛娘を育てながらウキヨ空輸の宇宙船パイロットとして慎ましく暮らしていた。ある日、タイタン3号基地への荷物を運搬中、積み荷から煙が立ちのぼっていることに気づく。不審に思い蓋を開けると、中には冷凍された人間の姿があった。驚いたスプリンガーは、煙が止まるとすぐに蓋を閉じ、任務を続行する。無事に業務を終えて帰宅し、娘たちとの団らんを楽しんでいた矢先、同僚が現れ、緊急の呼び出しを告げる。強制的に裁判所へ連行されたスプリンガーは、会社の貨物を窃盗した罪で起訴され、弁明の機会すら与えられないまま一方的に有罪判決を下されてしまう。
オーガニックのヘアケア商品で成功したいと考えながら、独立できずにいたミリー。一方、恋人にプロポーズをしたものの、「貧乏はイヤ」とフラれたジュエリー・デザイナーのレオ。互いに人生最悪な日に出会い、ひょんなことからミリーがレオに、プロポーズをこうすればよかったと目の前でやってみせる。それをたまたま地元のテレビ局が撮影、ネットに幸せなカップルとアップされて大バズり。おかげでミリーのヘアケア商品はネットで完売、レオのジュエリー店も大繁盛。チャンスをつかんだ2人はカップルのフリをそろそろやめようと話し合うのだが、その矢先に大富豪のエドウィンが2人の前に現れる。そして「ビジネスパートナーとして話し合いたい」と、2人はエドウィンの別荘へ招待される。
フランス人デザイナーのリアは、パリで恋に落ちた男性を追って渡米するが、恋はうまくいかず、今はスープ缶のラベルデザインでなんとか生計を立てている。2週間後に帰国する予定の彼女は、ルームメイトの友人カールが勤める出版社での面接に望みをかける。その出版社は、リアが大ファンの謎の新人作家“ローズ”の恋愛小説をの版元だった。しかし面接は失敗に終わり、落ち込むリアは偶然、社長と作家マイケルの密談を耳にしてしまう。なんと“ローズ”とは、恋愛小説を批判していたマイケルが「自分でも書ける」と賭けをして生み出したペンネームだったのだ。その秘密を知ったリアのもとに、思いがけない提案が舞い込む。ローズとマイケルの両方の小説が書店大賞の最終候補に残ったため、社長は口止め料と引き換えに、リアに“ローズ”を演じてほしいというのだった。
裕福な女性を狙って強盗を繰り返すケビンとミア。今回の標的は、大きな家に1人で住む女性エマだった。計画通りにエマと接触したケビンは、彼女を食事に誘うことに成功する。その隙に、ミアはエマの家に忍び込み金品を盗み、計画は順調に進んだかに見えた。しかし、逃げ出そうとした際、車内でエマと激しく絡み合うケビンを見たミアは嫉妬に駆られ、エマを殴り倒してしまう。その勢いでエマを殺した2人は、遺体をトランクに詰め込み、遺棄するため森の奥へと車を走らせた。その後、穴を掘ろうとした矢先、些細なことで口論を始めた2人だったが、次にトランクに目をやると、エマの遺体が忽然と消えていた。
週末、ラスベガスへ旅行に出かけた異母兄弟のヘイリーとマック。旅の目的は、恋人にフラれたマックの心の傷を癒すことだったが、ヘイリー自身も人生への意欲を取り戻そうともがいていた。そんな旅の最終日、突然ヘイリーは、幼少期に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、そこに入れた亡き実母のブレスレットを探すためにポートランドへ行きたいと言い出す。メイクアップ・アーティストで、2週間後に大きな仕事が控えていたマックは帰りたがったが、脚本家を目指すも思うようにいかず、もがいている姉の無茶な行動が心配で、同行することを決断する。無軌道なヘイリーに振り回され、苛立ちを覚えながらも姉を見捨てられないマック。こうして姉弟は、予期せぬ出来事と感情の波に翻弄されながら旅を続けていく。
マーケティングデザイナーとして独立を考えているデイジーは、親友ジュリアの経営するカフェで働きながら、犬の預かりボランティアのサポートにも携わっていた。ある日、ロサンゼルスで成功したデザイナーのジェイスが故郷に戻り、デイジーの働くカフェに現れる。彼は、かつて恋人と一緒にテレビ番組で人気を集めた有名人でもあった。高校時代の先輩として彼をある程度は尊敬していたデイジーだったが、派手な活動をしている彼に対しては複雑な感情を抱いていた。そんなジェイスが突然、犬の預かりボランティアに名乗りを上げる。デイジーは、どうせ自身のビジネスをアピールするためだろうと警戒心を抱き、彼の行動を注意深く見守る。しかし、一緒に犬と接する中で、ジェイスが本当に犬を大切に思っていることが伝わり、彼の意外な一面に触れたデイジーの心は、少しずつ変化していく。
1938年、トリノでお針子として洋裁店で働く16歳の少女ジーニアは、画家のモデルとして生計を立てる3つ年上の美しく自由なアメーリアと出会う。アメーリアによって芸術家たちが集う新しい世界への扉を開かれ、ジーニアは大人の階段を上り始める。思春期真っただ中のジーニアと、既に自立した女性としてたくましく生きるアメーリアの2人が、互いの姿に自分の未来/過去を映しながら、徐々に惹かれ合っていく―
多様な文化を持つ人々が多く暮らす、カナダ・トロント東部に位置するスカボロー。そこに暮らす3人の子どもたち。精神疾患を抱えた父親の暴力から逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。そんな彼らが安心して過ごせる場所は、ソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターだった。厳しい環境下で生きながらも、ささやかなきずなを育んでいく3人だったのだが…。
美大生ウナには、大切な恋人ディッディがいる。しかし、二人の関係は秘密だ。彼には遠距離恋愛をしている長年の恋人、クララがいる。ある日ディッディはクララに別れを告げに行くと家を出た後、事故に巻き込まれ帰らぬ人となってしまう。誰にも真実を語ることができないまま、ひとり愛する人を失った悲しみを抱えるウナの前に、何も知らないクララが現れるーー。クララを励ます仲間たちを見て、ウナの心は追い詰められていく。そんななか、クララはウナに対するある思いを打ち明けるのだった…。行き場のない気持ちに翻弄されるウナの姿、徐々に近づいていく“愛する人を失った”二人の距離を、狂おしいほどの緊張感とかつてない繊細さで映し出す。
バブル経済の破綻と共に、そのあおりを受けた大阪にて不動産業を営む男・碧海貴吉は失意のまま大阪から宮古島にやって来る。自殺をしようとしたその時、亡くなった父・勘吉が現れ貴吉に叱咤する。ウミガメを見せた後「あの丘に小さなホテルを作れ。そしてその裏の砂浜にこのウミガメを放て…そうしたらそこは人を救う再開の場となり、お前の人生も救ってくれる」と言って消えていく勘吉。勘吉の言葉通り、ヴィラを建てる貴吉。やがてそこは泊まれば心から願う再会を叶えてくれる「ふたたヴィラ」と呼ばれる。時は流れ、宮古島へ降り立つ碧海陽葵。母と自分を捨てた父・貴吉を恨むが、その父が亡くなり内縁の妻・甘潮優実に呼ばれ渋々来たのだった。貴吉の造り上げたヴィラに連れられ、そのヴィラに訪れる家族や島の住人達と触れ合う。漁師の父に反抗し島を出た息子・南城津吉は、都会で上手く行かずヤクザに追われながら島に戻るが、殺したヤクザの家から引きこもりの娘を連れ歩く。久しぶりに会った母・南城寿子は認知症により自分の息子が分からなくなっていた。新型コロナウイルスによって夫を亡くした村川叶は、娘・村川愛那と共に再会を果たせるヴィラに願いを込めて訪れていた。行方不明になった娘を探す夫婦は、娘に似た人が宮古島に居るという情報を聞きつけ訪れる。其々の家族が「ふたたヴィラ」によって、ほつれた想いをほぐし新しい絆を紡いでゆく。陽葵は、母・ジェニファーが娘が自分から離れることを恐れ父について嘘をついていたことを知らされる。甘潮から父・貴吉の想いを聞き、「ふたたヴィラ」継ぐことになる。天使となった貴吉は宮古島の美しい空と海で見守り続けてゆく、、、
ある日突然、男らしさを揺さぶられたらー“幸福の象徴” 煙突そうじ人が悩みに悩む異色コメディ煙突掃除を営む妻子持ちの2人の男。ひとりは客先の男性との一度きりのセックスで新しい刺激を覚えるが、平然と妻にこの話をしたことで夫婦仲がこじれてしまう。もうひとりはデヴィッド・ボウイに女として意識される夢を見て、自分の人格が他者の視線によってどう形成されているのか気になり始める。良き父、良き夫として過ごしてきた2人は自身に起きた衝撃的な出来事により、自らの“男らしさ”を見つめ直していく。この出来事について語られる会話には「どこからが浮気か」「夢は現実にどんな影響を与えるのか」といった誰もが一度は考えたことのある普遍的なテーマが散りばめられている。また“セックス”や“セクシュアリティ”といったデリケートな話題を含みつつも、あっけらかんとした会話にはオフビートな空気が漂う。「DREAMS」「LOVE」「SEX」で最もコメディタッチな異色作。
愛することに不器用な大人たちーあらゆる“親密さ”を探求するロマンティック・ジャーニー 泌尿器科に勤める女性医師のマリアンヌと男性看護師のトール。共に独身でステレオタイプな恋愛を避けている。マリアンヌは友人から男性を紹介されるが、子どもがいる彼との恋愛に前向きになれない。そんな折、トールはマッチングアプリなどから始まるカジュアルな恋愛の親密性を語り、マリアンヌに勧める。興味を持ったマリアンヌは自らの恋愛の可能性を探る。一方トールは偶然フェリーで知り合った男性ビョルンを勤務先の病院で見かけー。出会いが多様化した現代の恋愛観がリアルに映し出されており、主人公達は劇中に度々登場するフェリーのように本能と理性をゆっくり行き来しながら、しっくりくる“親密さ”を探す。愛することに不器用な大人たちが、静かな本音をさらけ出す、「DREAMS」「LOVE」「SEX」で最も優しく今を映し出した1作。
恋に恋する少女の綴った手記が、思わぬ方向に一人歩きしていくー女性教師のヨハンナに初めての恋をした17歳のヨハンネは、この恋焦がれる想いや高揚を忘れないように自らの体験を手記にする。そしてこの気持ちを誰かに打ち明けようと詩人の祖母に手記を見せたことから、物語は思いもよらない展開へと進み始める。ヨハンネが経験するのは、誰もが一度は経験したことのある相手の一挙手一投足に対する期待や不安、過度な妄想、理不尽な嫉妬などあまりにも無垢な初恋。そしてその気持ちを秘密にしておきたい、でも誰かに共有したいという矛盾した思いが祖母や母を巻き込み、ヨハンネの手から離れた手記の行方が、モノローグで綴られる。娘の手記を見て、祖母は自らの女性としての戦いの歴史を思い出し、母は“同性愛の目覚めを記したフェミニズム小説”と称し、現代的な価値観にあてはめようとする。3世代で異なる価値観を持つ3人が初恋の手記を通して辿る運命はー。
海辺の町で、若者たちは廃墟となった遊園地に忍び込むが、そこは“殺人マウス”の巣窟だった。突如として“殺人マウス”に襲われる若者たち。その正体は、かつてルパート博士が生み出したモンスターであり、人体のパーツを収集する目的で人々を襲っていく。逃げ場のない遊園地で、次々と命を落としていく若者たち。仲間が一人、また一人と消え、血の跡だけが残る。逃げ場のない迷路のような園内で、恐怖と狂気が若者たちを蝕んでいく。最後に生き残る者は、正気を保てるのか――。
1980年代のフィリピン。反体制派と軍の激しい衝突が続く不穏な時代に、エマとサンドラは出会った。元反政府軍のエマと教師のサンドラ。それぞれ戦火で夫を亡くした二人は、深い悲しみを抱えていた。毎週同じ曜日に墓参りをし、偶然の再会を重ねるうちに、二人は互いの痛みを分かち合い、友情を深めていく。たまに食事を共にし、他愛のない会話で笑い合う時間は、彼女たちにとってかけがえのないものとなっていった。だが、サンドラの家にエマが泊まったある夜、サンドラはエマに対して友情以上の感情が芽生えていることに気がつく。それは、悲しみを超えて育まれた、新たな愛の始まりだったー。
アメリカ軍部隊が民間技術者と共に、韓国北部のレーダー補修任務にあたっていた。だが突如、悪天候が発生。作業を中止し撤収を開始するが、帰還中のヘリが嵐に巻き込まれ、DMZ(非武装地帯)へ不時着してしまう。通信は完全に途絶え、救援も絶望的。北朝鮮部隊が迫る中、隊員たちは生きて帰るための脱出計画を立てる。恐怖と緊張が交錯する中で、若きソルジャーたちは仲間を信じる力、そして“真の勇気”を見出していく…。事実に基づく“帰還不能地帯”での脱出劇が、緊迫なリアリティで描かれる。
見知らぬ警察署の中で目を覚ましたレベッカ。だが、どうしてここに来たのか、何故逮捕されたのか、彼女にはまったく記憶がない。二人の刑事が取調べを行い、ひき逃げ事件でレベッカを起訴しようとする。混乱するレベッカは、留置所に居た凶暴な男と揉み合いになり、事故とはいえその男と刑事の一人を射殺してしまい、レベッカの状況はさらに悪化する。彼女は残りの刑事に大金の賄賂を持ちかけ、見逃してくれるよう訴える。しかしレベッカは、この警察署自体が実はフェイクであり、彼女の財産を奪うために仕組まれた巧妙な罠であることに気づく。残りの刑事とその仲間たちも徐々にその正体を明かし、執拗に彼女の持つお金を追い求める。だが、まだ誰も恐ろしい真実に気づいていなかった!?
インターネット上で発見された謎のVHS、住んだ者が消失する呪われた事故物件。2つが交わるとき、人類未体験の宇宙的恐怖が解き放たれる! エイリアン・ゾンビ、正体不明の魔女、凶暴な異星人、人知を超えたテクノロジー…6つの想像を絶する映像が連続し、観客を宇宙的恐怖へと導いてゆく。
北アイルランド、ベルファストで生まれ育ったドラッグディーラーのニーシャ(MC ネーム:モウグリ・バップ)と幼馴染のリーアム(MC ネーム:モ・カラ)。麻薬取引で警察に捕まったリーアムは、英語を話すことを頑なに拒み、反抗的な態度を貫いていた。そこに通訳者として派遣された音楽教師のJJ(MCネーム:DJプロヴィ)が、リーアムの手帳に綴られていたアイルランド語の歌詞を発見。その才能に目をつけ、3人はアイルランド語の権利を取り戻すべく、アイルランド語のヒップホップを始めることに。
元トップ科学者が銀行強盗を行い、12人もの人質をとった理由とは?チェコテレビ局の犯罪スリラーは、マーティン・ゴファの小説「The Little Girl」を原作としており、強盗事件の発生した銀行の内部と、警察が謎めいた犯人と連絡を取り、彼と同様に時間稼ぎをしながら犯人についてより多くの情報を得ようとする危機管理車の内部という、2つの環境の中で展開されます。フラッシュバックでは、襲撃者の娘カリンの最近の過去も描かれ、現在のストーリー展開との関連が徐々に明らかになっていきます。
30代のクラリスは、闘争心旺盛で無鉄砲な女性警官だ。彼女はモー・デュベリー死亡事件の調査を命じられる。モーは50代の夫ジャン・デュベリーの目の前で崖の頂上から転落し、ジャンは何もできなかった。事件はすぐに事故として処理される。しかし一週間後、謎の目撃者がジャンが妻を突き落としたのを見たと主張する。上司の反対を押し切り、クラリスは独自に捜査を進める。毒のある魅力を持つ男、ジャン・デュベリーの秘密を暴き、この奇妙な事件の真相を明らかにするためなら、彼女はどんな手段も厭わない。ジャンは本当に無実なのか?
喫茶店で彼氏と喧嘩をしていた美桜。親友・絵名の誘いがきっかけで、バイトを始める。新しい出会いを求めて始めたバイトだが、そこにはちょっぴりドジな先輩・陽斗がいた。個性豊かな客や仲間たちと共に成長していく美桜の姿と、それぞれの恋の物語。珈琲のように苦い恋が、今始まる。
彼氏の湊月と幸せな生活を送っていた花音。ある日、思いもよらないことを言われてしまう。一方、バイト先の先輩・琉生に片思いをしている陽葵。それぞれの恋の行方はどうなるのか?恋愛、親子愛、兄妹愛、友情…様々な愛の形を描いた物語。そして、待ち受けている衝撃の事実。“愛のある嘘”は存在するのか…
江戸時代に愛知県豊橋市が発祥とされる、手筒花火。その手筒花火に夢中な晃。その息子、悠人は発達障害を抱えているが、絵を描く才能がある。しかし、晃は悠人の絵に全く興味を示していない。ある日、晃は背中に激しい痛みを覚え、病院で検査すると、末期の膵臓癌であることが判明し・・・悠人は母から、晃の悠人への思いを知り、晃の手筒花火を打ち上げることを決意する。
マドリードで老いた父と暮らすルシアは、勤め先の会社が横領事件で倒産し、大きな転機を迎える。タクシー運転手に転身した彼女を待っていたのは、個性豊かな乗客たちとの出会いだった。ルシアは、かつて「トゥーランドット」のアリア〈誰も寝てはならぬ〉に導かれて出会った謎めいた隣人に思いを寄せていた。彼は自分を「トゥーランドット」の王子になぞらえて、“カラフ”と名乗り忽然と姿を消した。ルシアは自らを姫に重ね合わせて、いつか彼がタクシーに乗り込むことを夢見るが……。
世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?