月の崩壊から20年。地球は食料不足や電力不足で、さらには疫病が流行り人々は生き延びることに必死だ。しかしそんな中でも唯一人々が熱狂するスポーツがあった。それはコスモボール。母の看病で忙しいアントンは、そのスポーツには全く興味がなかったが、テレポートが使えることで母の病気を治すことを条件にコスモボールの選手になる。選手仲間のナターシャや選手の指導者ベロと共に練習を行い大会に臨むが、彼はそのスポーツの本当の意味を知ることとなり、衝撃を受ける。それは破壊者チェルノとの命を懸けた闘いだった。
冬のセール中の魅惑的なデパートで、シーラは赤いドレスを買う。離婚直後で公私ともに上手くいっていなかった彼女にとって、不思議と体に馴染むそのドレスは魅力的で、自身の人生を変えるための幸運の贈り物のように思えた。しかし、シーラが新しい出会いを求めドレスを着てデートに出かけると、胸に謎の発疹ができていることに気が付く。そんな中、ドレスを洗った洗濯機が意思を持つかのように激しく動き出し故障するも、ドレスは無傷で残っているという不可解な現象が起こる。それ以降、ドレスに纏わる奇怪な出来事が次々起こり始める。
「今から話す話は、駆け出し芸人であった僕に実際に起こった出来事です...」売れないお笑い芸人、綾野晃司は、テレビ番組のプロデューサーからきた、「“事故物件”に住む」仕事を引き受けることとなった。幼い頃から自分の持っている霊感について気付いてはいたものの、中途半端なレベルのもので、胸を張って霊感があります、とは言えなかったのだがこのままチャンスを逃すまいと、決心したのである。翌日、約束の場所に現れた不動産屋・岡田はアパートに向かって合掌した上、立ち止まる。「これが物件の鍵です…。私、ここでお待ちしております…」恐る恐る玄関からキッチン、部屋の中を見て回る晃司…。何も感じるところもなく、決心したように何度かうなづくと、そのまま一礼して出口へ、ドアから外に出て、鍵閉めようとすると、カチャリと内側から鍵が閉まる…。「え‥‥!?」遡ること約2年、同じように事故物件と知りながら住み始めたお笑い芸人がいた。上京して間もない野田二郎とその相方・崇である。彼らには全く霊感というものに縁がなく、二人で安いところに住めるなら、と軽い気持ちで住み始めたのであった。だが、そこには先住者がいた。部屋の片隅に佇む奇妙な人形であった…。その人形はなんだかじっと自分を見ているように見えるのだが…更に2年前、なんとそこに住んでいたのは、これまたお笑い芸人の土居シンジであった。シンジは、漫才に相方に愛想をつかされ、行く末を案じながらもお金がなく、この激安の物件にたどり着いたのであった。「この場所で敷金礼金ゼロで、月額たったの5万ですか?」市街に近いにもかかわらず、通常の半額以下の金額設定に不信感を抱きながらも、幸か不幸か、流されやすい性格でそのまま判を押してしまった。その日のうちに入居し、何も部屋で寝そべりながらうわごとばかりを言っている。「俺にはそもそも才能がないのかもしれん。何のネタも思いつかない…。」ふいに起き上がり、部屋を出るシンジであったが…。
内気で夢見がちなイルカのデルフィ。ある日親友のゼイブと共に、どんな魚にも変身できる魔法のアーチを発見します。しかし邪悪なウツボたちがアーチを悪用し、巨大化して平和なフィッシュタウンを乗っ取ろうと計画していました。急いで市長の元に向かい、ウツボたちの計画を話すけれど、妄想だと取り合ってくれません。唯一デルフィの話を信じ、魔法のアーチへ向かった市長の娘、ミアがウツボたちに捕えられてしまったことを知ったデルフィは、フィッシュタウン、そしてミアを守るための強さと力を得るために、更なる冒険の旅へと向かいます。
「全米で最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとっての唯一の居場所で、もう一つの家族だった。そんな彼らも大人になるにつれ、さまざまな現実に直面し段々と道を違えていく。カメラは、明るく見える彼らの暗い過去、葛藤を抱える彼らの思わぬ一面を露わにしていく――。
1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、母のダブニーと暮らしている。小柄なスティーヴィーは力の強い兄に全く歯が立 たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。そんなある日、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出入りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど自由でかっこよく、憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。
2015年8月結成。翌年4月に『サイレントマジョリティー』で鮮烈なデビューを飾った欅坂46。強烈なメッセージ性が込められた歌詞の世界観を、独創的なクリエイティビティと圧倒的なパフォーマンスで表現して、瞬く間に日本中を熱狂させた。2019年9月に初の東京ドーム公演2daysを成功させて迎えた2020年。絶対的なセンターだった平手友梨奈が突然脱退――。そんな激動の中で4月6日にデビュー4周年を控える2020年、グループとして初めてのドキュメンタリー映画が誕生した。これは、アイドルという枠には収まらない“表現者”たちの伝記映画であり、純粋でエモーショナルな音楽映画である。美しい映像と迫力のある音楽、そして予定調和をことごとく崩していく彼女たちの物語を最後まで見届けてほしい。
居心地良いこの場所で・・・居場所はここで良いのか身体で感じていた高志、梨奈、ケンタ。中目黒Bar「HYDRA」での出来事。そして「東京生活機構」とは?若いバーテンダーの梨奈が切り盛りしている店内はやや明るい。客同士を繋げて盛り上げているのは、ケンタ。その奥、無表情で調理に励んでいるのは高志。レシピを正確に暗記し、手捌きも正確で無駄のない動き。それが料理の旨さに表れていて店の評判にも繋がっている。大人の避難所というべき空間。そこへ訪れる事件から「東京生活機構」との繋がりが発覚する。「HYDRA」を守るためか?自分の居場所を作るためか?戦いに立ち向かい殺人職人へ回帰していく高志。帰ることはできるのか?衝撃のアクションシーンがその答えを持っている。
学校も嫌いで家も嫌い、ましてや勉強なんか大っ嫌いだと反抗し、母親に1日1発強烈ビンタを食らう少年テギル。親友サンピルが早くお金を稼ぎたい一心で社会に飛び込んだ時、あてもなく家を飛び出したテギルは偶然入ったチャンプン飯店でただならぬオーラを放つ厨房長コソクに出会う。怖いもの知らずだったテギルはチャンプン飯店で奇想天外な人間たちと出会い、世の中を学んでいくのだが…。
プロライバー達と若手俳優陣が“ライブ配信”を題材にしたホラー作品に挑戦!!ライブ配信アプリ「17 Live(イチナナ)」で配信を行う、人気ライバー達が初演技をみせる。テラスハウス出演で人気急上昇の岡本至恩、女性ファッション誌を中心にモデルとして活躍中の横田ひかる、数々のCMやバラエティ番組出演で注目を浴びる山之内すずが出演。/第1話「切手のない便り」人気ライバーに届いた謎の手紙。中には自殺したライバーの怨念の宿った動画が…。動画を観たものに次々と襲い掛かる恐怖の連鎖の果てに…!!/第2話「あぶさんの呪い」かつて命を落としたライバーがいたという廃墟で肝試し配信をしようとする若者たち。やがて奇怪な現象が現れ…不気味な状況にやがて気づき始める戦慄の真実!!/第3話「特別強化指定ライバー」どうしてもフォロワーを増やしたいライバーの莉子。ある日届いたメッセージの誘いに乗って禁断の取引きをしてしまう。順調にフォロワーが増える目論見がやがて狂い始めて…。
家族を失った天涯孤独のグィスは、猛特訓の末に囲碁の才能を開花させ、スゴ腕棋士へと成長する。裏社会の暗黒棋士との賭け囲碁を次々に撃破していった彼は、自分の人生を壊した冷酷な最強棋士へのリベンジ・バトルを開始する!
旅行先のビーチでジルは古びた木片を拾うが、それは霊界と現世を繋いでしまう魔のアイテム、ウィジャ盤だった。ウィジャ盤の魔力により、ジルとその友人達は霊界から凶暴な人喰いザメを召喚してしまう。ウィジャ・シャークは次々と人間を襲い、町は一転して大パニックに!神出鬼没で無敵の霊体ザメを打ち倒す手段を知るのはただ一人、超能力を操るジルの父親だった…。
PKO(国連平和維持活動)の中国歩兵大隊が、アフリカの広大な砂地の中、遠くの小さな町に向かって疾走している。様々な思いを胸に、テロの渦中にある人々を救うべくこの地に集まった男達。“兵王”の異名を持つドゥー・フォンを中心に、卑劣なテロリストたちを一網打尽にすべく、共に別の場所で闘った同僚や現地の医師らの力を借りながら任務に挑む。しかし魔の手は着実に彼らに、そして町の人々にも忍び寄る。医師の娘の誘拐、そして奪還に仕掛けられた、誰も想像しなかった壮絶な罠とは!?はたして男達は、誰一人欠けることなく平和を取り戻せるのか!?
チャン・ティキが支配するジャングルのアジト。誘拐された娘ソーニャを救い出すため、現地へたった一人で潜り込むサーシャは、医師の娘インナの協力を得ながら、遂にソーニャの救出に成功する。しかし、猛追する敵の大群に逃げ場を失った父娘は、海へ飛び逃げようとしたところで再びソーニャが捕まってしまう。その後、意識を失ったソーニャは、チャン・ティキが待つ病院へと搬送されてしまうのだが…。
ロシア特殊部隊出身のサーシャは、自身との電話中に交通事故で妻を亡くし、自責の念に駆られていた。悲劇から1年後、一人娘ソーニャを連れ思い出の地・タイ旅行へ出かけたサーシャは、妻と出会ったホテルに滞在する。一方、一刻も早い心臓移植を必要とする病気の娘を持つチャン・ティキは、臓器を手に入れるためなら殺しも厭わない極悪人。そんな男に娘を人質に取られ追い詰められた医師は、食中毒で入院したソーニャが血液型も年齢も該当する完璧なドナーだと分かり、罪の意識を持ちながらもチャン・ティキに報告してしまう…。
主宰する<文学伝習所>の生徒が書いた小説を、舌鋒鋭く批判する。その生徒たちや親友の埴谷雄高らと自宅の応接間で酒席を催す。旅回りの芸人に扮し、<津軽海峡冬景色>に乗って舞台でストリップを披露する。文壇バーでピアノの鍵盤を叩き躍る――作家・井上光晴のそんな姿を、映画は点描してゆく。そして伝習所に通う女生徒たちは、頬を紅潮させながら、「先生」とのアバンチュールを仄めかす……。かかりつけ医から勧められ井上は、東大病院外科の門を叩く。診察室でレントゲン写真を指し示しながら医師は、井上がS字結腸ガンであると告知する。それでも井上は文学伝習所の講義や講演で全国各地を回り、野間宏と「部落解放文学賞」の選考に当たる。そして幼少時を過ごしたという佐世保の元炭鉱町・崎戸を訪れるなど忙しい日々を送っている。ふたたび井上は、東大病院で検査を受ける。ガンはさらに進行していた。1/4だけ肝臓を残し、患部を摘出する手術を提案する担当医師。井上は手術を受けることを決める。手術当日、開口された井上の腹からガン細胞に冒された肝臓が、手際よく摘出されてゆく。病後の経過を確認するため、井上光晴の病室を訊ねる医師。井上の腹部を縦に貫く縫合の跡が痛ましい。親友・埴谷雄高、元恋人の瀬戸内寂聴が、病床の井上の見舞いに訪れる。 生前に井上が墨書した島の地図を手に原は、井上の故郷・崎戸に向かう。炭鉱夫に給料が支払われる「受け銭」の日。色鮮やかなチョゴリで身を飾り、鉦や太鼓で踊りながら海辺を練り歩く、韓国人の娼婦たち。その一人が初恋の相手である。あるいは早くに父親を亡くし、極貧の少年時代を過ごした。井上の親戚縁者に取材し、戸籍謄本にまであたる。調査が進むに従ってこれらの井上のことばの真偽、さらに“嘘から出たまこと”の在り処が明らかになってゆく。
兵庫県神戸市兵庫区荒田町。色褪せたジャンパーを着た中年男が、シャッターを上げていた。看板には“キケン”なメッセージがびっしり、大書されている。バッテリー・中古車修理店店長にして“天皇にパチンコ玉を撃った男”奥崎謙三の登場である。 兵庫県養父町。太田垣家の婚礼、媒酌人を務める奥崎が、居並ぶ親類縁者・長老達の前で祝辞を述べる。「花婿ならびに媒酌人、共に反体制活動をした前科者であるがゆえに実現した、類稀なる結婚式でございます」天皇誕生日当日。「神軍平等兵奥崎謙三」「田中角栄を殺すために記す」「ヤマザキ、天皇を撃て!」「捨身即救身」……奥崎の物騒な宣伝車は公安によって行く手を阻まれる。車に立てこもって演説をぶつ奥崎。「自宅屋上に独居房を作ろう」。そう思い付いた奥崎は、その実寸を測るため、神戸拘置所に向かう。静止する職員を罵倒する奥崎。「ロボットみたいな顔しやがって!」「人間ならば腹立ててみよ!」 喪服の黒いスーツ姿に正装した奥崎は、ニューギニアで亡くなった元独立工第36連隊の戦友達の慰霊に出発する。“神軍”の旗をなびかせて疾駆する街宣車。広島・江田島町。同年兵・島本一等兵の墓前で、島本の母・イセコをニューギニアにお連れすると約束する奥崎。兵庫県浜坂町に、ジャングルで餓死した山崎上等兵、次いで南淡町に、毒矢で狂死した田中軍曹、と奥崎の慰霊行脚は続く。 終戦から23日後、36連隊ウェワク残留隊内で隊長・古清水による2名の部下銃殺事件が起こった。その真相究明のため奥崎は、かつての上官たちの家を次々、アポなしで襲撃してゆく。その追求の果てに“究極の禁忌(タブー)”が日々の営みの一部となっていた戦場の狂気が、生々しく証言されることになる――。
全裸の臨月の女性が、こちらを真っ直ぐ見ている。今は「元妻」となった武田美由紀を、正面・背中、そして横から捉えた、原一男によるスチール写真だ。原は返還前後の沖縄に降り立ち、武田を訪ねる。彼女は「すが子」と呼ばれる女と暮らしていた。「何も言えんのか」「テメエの事も分からんのか。はっきりしないじゃないか。何で嫌気さしたんか」「うるせえクソガキ」ひたすらすが子を罵倒する、武田の姿がそこにはあった。原の訪問が決定的な亀裂を走らせたのか、二人の生活は終わりを迎える。在沖縄米軍基地から解放された黒人たちが陽気に踊る<バー銀座>。そこに、見事なアフロヘアに長くてカールしたつけまつ毛の14歳の少女・チチがいる。彼女は黒人との子どもを妊娠していた。武田は言う。「解放感より戦慄感の方がずっと強い。私生児に徹しきるよ、野性児にするぞ。そんなガキがいいさ」「これは二年前からの約束だけど、私がひとり出産するところを原くん、フィルム撮っといてね。アンタに出産の場面を見せたいのさ」そう武田は言い放つ。東京に戻った原のもとに、武田からの手紙が届く。沖縄の男との子どもを妊娠しているという。原はふたたび沖縄に飛んだ。武田はすでに沖縄の男と別れ、ポールという黒人GIと同棲していた。男性による女性支配への反発、ポールへの不満を並べ立てる武田を前に、原はいら立ちを隠せない。「じゃあ要するにポールって人間が、好きなんだな?それならなんでそこに、黒人って問題が出てくるんだよ!!」「じゃあポールとの間に、白いガキが生れてくるか!!」武田にマイクを向けながら、原は泣いてしまう。その姿を見た武田は言う。「……なんで泣く?」現在の恋人・小林佐智子と一緒に原は、三度目の沖縄へ向かう。「武田さんとちゃんと対峙できなかったら、私はイヤなわけ」マイクを持ちながら小林はそう、武田に宣言する。「口だけは上手いからね、この男は」「アンタだけじゃないのに、これ(原)が寝た女は」「これと一緒に仕事することは、出来ないね」「まあいま惚れているアンタには、分かんないね」武田は原のダメさを列挙する。白いシーツの上で、武田が喘いでいる。カメラをかついだ原は腰を動かしながら、行為のさ中の彼女の表情を、撮りつづける。ゆっくり上下するカメラ――呆けた表情でカメラを、すなわち原に注がれた眼差しが、美しい。武田は沖縄を去ることを決めた。沖縄への想いを綴ったビラをAサインの女に配りたい。そう考えた武田は幼な子・零の手を引き、夜のコザを歩く。沖縄を離れる日がやってきた。武田は零を抱きフェリーに乗っている。錨が上がる、汽笛が鳴る、島が遠ざかってゆく。甲板で潮風に吹かれる母子。東京の原のアパート。いよいよ自力出産に臨む武田を、陣痛の波が襲う。畳の上にビニールと新聞紙が敷かれている。そして、あらたな命がこの世界にゆっくりと、誕生を告げる――。
車椅子から降りたCP者・横田弘が、自室を出て団地の外廊下をイザッて歩き始めた。団地から外に出ると、低い位置で進む横田の目を、まばゆい陽光が射抜く。大通りの横断歩道を四つん這いで渡ってゆく横田。不随意運動する首、四肢を使って、その姿はまるで喘いでいるようだ。信号が赤に変わり、横田の後ろを何台もの車が走りぬけてゆく。「怖かったよ」と告白する横田。その傍らで同じCP者である横塚晃一は、横田の冒険の始まりを撮影していた。カメラを持つその手は不自然に、くねるように曲がっている……。他者の視線のない場所から健全者たちの街頭へ、二人は飛び出した。横田・横塚が所属する「青い芝の会神奈川県連合会」メンバーたちは駅前でマイクを手に、脳性マヒ者の権利を主張する。その活動を支援する募金を投じる主婦・サラリーマン・あどけない子どもたち……。「なぜ募金をしたのですか?」原のインタビューに人々は答える。「私たちは五体満足だから、気の毒だなと思って」「先祖のお墓参りに行ってきた帰りだから」横田の自宅で酒を交わしながら、メンバーたちの赤裸々な性体験が語られる。「一回目は上手くいかなかった」「吉原に行って」「レイプみたいなもんだよね」。横田の乗った電車が駅に到着する。下車しようと戸口に向かい懸命に膝でイザる横田は、ホームへと転落してしまう。横田の自宅。青い芝の会メンバーたちの間で、議論が白熱している。これ以上の撮影は拒否するという横田を、メンバーたちは攻め立てる。そもそもこの映画の撮影自体に反対していた横田の妻の怒りが爆発する。彼女はカメラの向こうの原を罵倒する。新宿西口・地下構内。四肢と首を溺れるように、踊るように揺らしながら、横田はイザってゆく。メガネが落ちる、拾う、イザる。メガネが落ちる、拾う…… 週末で賑わう新宿の歩行者天国。チョークを手にした横田は、健全者の人垣にぐるりを囲まれている。横田は不自由な手でアスファルトに文字を、障害者である自身の“肉体の表現”を、刻み付けるのだった。
幼少期に家族が離散し孤独に育った冴島ナミ(滝内公美)の趣味は、町を散策して孤独な人間を観察し続ける「孤独ウォッチング」。そんなある日、家族と疎遠になり孤独に打ちのめされながら生きる老人の塩見三十郎(笹野高史)を見つけ、孤独死寸前の塩見を監視し続けることで優越感を感じることに取り憑かれていく。ところが、塩見は若くて美しいスヨン(キム・コッピ)と出会い、彼女の信じるキリスト教の聖書から信仰という救いをもとに希望を見出し、生命力を取り戻していく。そんな幸せそうな塩見を見ていたナミは、怒りに震えて塩見の家を襲撃。監禁して逆強姦し、何も知らずに助けにきた塩見の息子(木下ほうか)を塩見の目の前で殺してしまう。スヨンもナミに襲われたと知った塩見は、隙を見て脱出し、息子の血を拭った手ぬぐいをはちまきにして、ナミへ戦いを挑んでいく…。
冷酷無比な闇金・丑嶋(山田孝之)に迫られ、母親のギャンブルの借金を肩代わりした19歳の鈴木未來(ミコ)(大島優子)は、流されるままに「出会いカフェ」でバイトを始める。ウリだけはしないと心に誓うが、たやすく手にする大金に次第に気持ちが揺らいでいく。一方、23歳の小川純(林遣都)は、大学生のイケメンダンサーたちをエサにイベントを主催し、群がるギャルからチケット代を巻き上げているチャラ男。やっと掴まえたIT企業のスポンサーをウシジマに奪われ、丑嶋に仕返ししようとする。モラルや目標を見失う女と金と成功に目が眩んだ男。ウシジマと関わりを持ってしまった2人の若者に、伝説の闇金が立ちはだかり、壮絶な取り立てが始まる。
人類の多くが死に絶え、壊滅へのカウントダウンが始まった近未来の地球。残された人々の間で、無人島を舞台にしたリアリティーショー、“ソルム・アイランド”が開催された。島に持ち込めるのは自分が選んだアイテム1つとカメラのみ。無人島での自給自足生活をセルフィーで撮影し、最後までギブアップしなかった者が勝者となる。食料も寝る場所もない過酷な環境で、参加者の男女8人は勝利を目指しバラバラに生活を始めていた。ある日、海辺で釣りをしていたスコットは、弓を持ち込んだリアムに殺されそうになる。スコットはかろうじて逃げ出すことに成功したが、他の参加者たちは、一人、また一人と残酷な弓矢の犠牲となっていく。誰が味方で誰が敵なのか、疑心暗鬼になっていく参加者たち。リアリティーショーはいつしか戦慄のバトルロイヤルと化していた。そしてなんと、この恐るべきデスゲームを仕掛けたのは、人類ではなかったのだ…。
かつては演劇界の寵児だった演出家・彩乃。ここ数年は観客動員が伸び悩み、とことん追い込む演出が俳優から敬遠されている。舞台「完全なる飼育」の公演を2日後に控え、主演俳優が降板。代役も決まらず、彩乃が公演を諦め劇場を後にしようとした時、一人の青年・蒼が駆け込んでくる。オーディションを受けさせてほしいと懇願する蒼に、彩乃は“飼育”するように過酷な稽古を始めるが、やがて、その立場は逆転していく。
キケロは、1939年から、トルコをドイツ側に味方させまいとするアンカラ駐在英国大使の従僕として働き、その美声に惚れ込んだオペラ好きの大使の信任を得る。1943年、キケロは連合国側の極秘文書を撮影し、それをドイツ大使館に提供するスパイ行為を始める。そんな中、キケロはドイツ大使館の美しいシングルマザーの秘書と恋に落ちひと時の安寧を得るのだが、情報の漏洩が明かになり二人と秘書の息子は英独両大使館から狙われる身に。一方キケロの情報を完全に信用しなかったドイツは手痛い敗北を喫するが、果たしてそれは事実なのか。そもそもキケロはドイツのスパイだったのか、それとも金だけのためにやったか、それとも・・・?
ソウルの病院で看護師として働くジョンヨン。6年前、当時7歳の息子ユンスが公園で失踪し、夫のミョングクと共に捜し続けている。夫婦で支え合いながら日々を送る中、捜索中に悲劇的な事故が起こる。突然の出来事に、憔悴しきるジョンヨン。そんな彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という目撃情報が寄せられる。しかし、漁村へとやってきたジョンヨンの前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。口を閉ざす村の人々、非協力的な地元警察。この村は何かがおかしい…。
五行山の大きな石に500年間閉じ込められていた孫悟空は、観音菩薩の教えに従って三蔵法師の弟子となり、経典を探す旅に出ることを条件に解放された。三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の4人組は、忽然と旅人が消えてしまう謎の美女たちが住んでいる盤絲洞へやってきた。丁重なもてなしを受けた三蔵法師はすっかり美女たちを信用してしまった。しかし、孫悟空だけは邪悪な者を見抜く眼力を使って危后が蜘蛛妖怪の女王であることを見抜き、美女たちも蜘蛛妖怪であることを見抜く。危后は三界の頂点に立つために三蔵法師を食べようと計画していたのだ。危后が蜘蛛妖怪であるということが見えない三蔵法師は孫悟空が罪なき者を無差別に殺そうとしていると誤解し破門してしまう。孫悟空を失った三蔵法師、猪八戒、沙悟浄は蜘蛛妖怪たちに捕まり監禁されるが、そこに根が善良であった蜘蛛妖怪の一人の小七が現れて三蔵法師たちを助けようとした。凶暴化して本来の蜘蛛妖怪に戻った危后と戦う小七が危機一髪という時、孫悟空が現れた。二人は力を合わせて蜘蛛妖怪の女王に戦いを挑む
第一次大戦下、ドイツの侵攻に怯えながらも家族と農業を営み穏やかに暮らす少年アルトゥルスの幸せな日常は、母の非業の死で一変する。復讐を誓い父・兄と共に身を投じたのは、国民の約半数にあたる120万人もの死者を出したラトビア戦線だった。敵は二つの大国。圧倒的な武器と兵力で迫るドイツと、そのドイツから自らを守る楯にせんと国と民を蹂躙するロシア。戦争に翻弄された北欧の小国ラトビアの知られざる死闘が今、鮮烈な映像で蘇る。
「私を日本人と認めてほしい!」「私は日本人。でも言葉が分からないの!」――戦争という名の国策によって、生まれながらにして苦難の道を歩むことを強いられた人たちがいる。戦後75年、日本政府はフィリピンと中国の残留邦人に救済の手を差し伸べるのか?“日本という国の今”を浮き彫りにする、渾身のドキュメンタリー!太平洋戦争以前、フィリピンには3万人が暮らす豊かな日本人移民社会があった。敗戦後、米軍の強制送還によって日本人の父親と生き別れたことから生まれた“フィリピン残留日本人”たちは、今も無国籍状態に苦しんでいる。中国東北地方の日本の植民地・満州国には、敗戦によって置き去りにされた“中国残留孤児”がいた。彼らは1972年の日中国交正常化を境に30余年を経て日本へ帰国するも、言葉の壁による差別と貧困の果てに、日本政府の責任を追及する集団訴訟を起こすに至る。2つの国の残留者たちと彼らを支援する人々の姿に迫った『日本人の忘れもの』は、残留問題を社会に伝えるためだけの映画ではなく、本来は残留邦人を救済する責任がある日本政府に向けた告発映画でもある。本作は終戦75年目の2020年夏、ポレポレ東中野をはじめ、全国主要都市で公開され、平和・協同ジャーナリスト基金賞2020奨励賞に輝いた。監督の小原浩靖は、TV-CMを中心に700本以上の作品を手がけ、映文連アワード コーポレート・コミュニケーション部門優秀賞などを受賞してきたベテラン。広告映像で培った平易な語り口と構成力で問題の本質を明確にあぶり出し、消滅させてはならない戦争被害者たちの声を可視化した。重厚なテーマながら、残留邦人たちの苦しみに寄り添い、包み込むような元NHKアナウンサー加賀美幸子のナレーションが、優しい余韻を残す。
失恋した20代のナレに残されたのは、元カレと一緒に飼っていた猫サラン。職を失った40代のキムは、偶然出会った猫のおかげで運が向いてくる。どうしても猫が飼いたくてバレエの発表会に挑戦する10代のスジョン。70代のおじいさんのもとにやってきた猫は亡くなった妻の生まれ変わり・・・?人生につまづいた人々が猫との出会いによって、新たな幸せを見つけていく・・・。
群馬県高崎市を舞台に高校の卒業式を終えてから始まる、5人の男女の数日間を描いた青春群像劇。幼なじみの美紀と寛子と優斗、クラスメイトの直樹と康太の5人は、高校を卒業してそれぞれが未来への夢や不安を抱えていた。そんな中、美紀の父親が進学のための入学金を持ったまま失踪してしまう。卒業パーティーの一夜をきっかけに衝突しあいながらも友情を育み、自らの人生の新たな一歩を踏み出していく物語。
つらい過去を封印し、隠遁生活を送っていた悪魔祓いのデイモン・リクター。ある日、昔の友人が彼のもとを訪ね、疎遠になっていたデイモンの娘が助けを求めていると告げる。迷いながらも娘に会いに行くデイモンだったが…
無類の好色家として名高いフランス人政治家デヴェローは、ニューヨークの高級ホテルでコールガールたちと乱交パーティーに興じた翌日、「部屋の掃除中に、性行為を強要された」と主張する客室係から訴訟を起こされた。警察は出国しようとしていた空港でデヴェローを逮捕、手錠姿で連行される権力者の不祥事をマスコミは大々的に報道。彼だけは「誰かに仕組まれたワナだ!」と反論するのだが…。
ノルウェー西部の荒野で隠れるように野宿をするエリックは、ある日不可解な力で誤って青年を殺害し、逮捕されてしまう。拘留中、エリックは何が起こったかを解明しようとする若き心理学者クリスティーヌと出会う。エリックは親身に話を聞こうとするクリスティーヌに少しずつ心を開き、彼女もまたエリックと話すうちに彼に同情するようになる。やがてアメリカ大使館が現れ、エリックを本国アメリカに移送しようと試みるが、彼は再び不可解な力を使い、クリスティーヌと逃げ出す。ノルウェー、アメリカの2か国に追われる中、クリスティーヌと共に力の解明を進め、エリックはついに自分の中にある力の根源を探し出す。
紛争が続く貧しい地域に住むサンチャカは、突然の父の死、母の失踪で孤独の身となってしまう。厳しい生活を送りながらも、自分の身の安全を考えて生き抜いてきた。大人になったサンチャカは警備員となるが、昔から恐れていた雷が、彼にとって特別な力を生みだしていた事に気づく。一方、幼い時に廃墟で捨てられ、悪評高い児童養護施設に入れられたペンコールは、仲間の孤児たちを暗殺者に仕立て上げ、マフィアのボスとなっていた。街の状況が悪化し、国中に不正が蔓延する中、特別な力を身に付けたサンチャカは、虐げられている人々のヒーローになるために立ち上がる決断をしなければならなかった。
戦車担当の兵士、カラシニコフは1941年、独ソ戦の前線で重傷を負い、前線から引き戻されてしまう。入院中、カラシニコフは自身の前線での経験や、同じく前線で活躍していた兵士たちの声を聞くにつれ、国を守り、戦争に勝利するためには優れた自動火器が必要だと考えるようになる。元々幼少の頃から何かを作ることが好きであったカラシニコフは独学で銃器設計を学び、やがて伝説となる武器の最初のスケッチを描く。その武器こそが世界で最も有名なアサルトライフル、AK-47であった。
今まさに失われようとしている古来から唄い継がれてきた歌と、それを伝える人々の姿を記録した鮮烈なドキュメンタリー!!沖縄県宮古島には、沖縄民謡とは異なる、知られざる歌がある。「古謡(アーグ)」と「神歌(かみうた)」がそれだ。厳しい暮らしや神への信仰などから生まれた歌は、宮古諸島に点在する村々でひっそりと唄い継がれ、特に“御嶽(うたき)”と呼ばれる霊場での神事で唄われる「神歌」は、喜びと畏敬の念をもって、何世紀にもわたり口伝されてきた。全ては音楽家の久保田麻琴が宮古島でこうした歌に出会い、この貴重な歌たちが絶滅の危機に瀕していることを知ったことから始まる。本作は、歌を唄い継ぐ人々の暮らしを追うなかで、神と自然への畏れ、そして生きることの希望を見出したドキュメンタリーである。神事の火は数世紀にもわたって人から人へと受け継がれ、神女(ツカサンマ)たちは、生きることへの願いと共に「神歌」を捧げる。90歳を超えた老婆たちが東京へと渡り、コンサートホールを埋め尽くした観客を前に力を振り絞って「神歌」を唄う。監督の大西功一は、秘められた島の神事を追い、生きることと信仰と歌がひとつだった時代を知る老人たちと寄り添い、いまだ原初の生の姿が残る奇跡の島・ミャークを鮮やかに投影した。沖縄県宮古島―ミャーク。これほどまでに豊かな世界があったことへの衝撃、そして不思議な懐かしさがわたしたちの胸を打つ。
バイオ企業の研究室に務めるシングルマザーのアリスは、人を幸せにする、真紅の美しい花の開発に成功する。アリスは、自らの息子の名前にちなんで“リトル・ジョー”と名付けるが、開発されたばかりのその花は、成長するにつれ人々にある変化をもたらす。アリスはその原因が“リトル・ジョー”の花粉の影響かもしれないと疑い始めるが……。
身長169cmにして体重95kgの女性カンナ。歌手を夢見て音楽業界に飛び込むが、結局スター歌手の舞台裏で声をあてる“ゴーストシンガー”に甘んじる日々。そんなある日、秘かに想いを寄せるサンジュンの冷酷な本音を知ってしまったカンナ。彼女は一念発起して、全身整形で別人に生まれ変わる。パーフェクトボディと美貌に、天才的な歌唱力を兼ね備えた新人歌手ジェニーとして瞬く間にスターの階段を駆け上っていくが…。
ある日、アパートの一室で大量の血痕が見つかり、帰宅したハン・ チョルミンが、待ち構えていた刑事によって妻の殺害容疑で逮捕される。しかし肝心の死体は見つからず、物的証拠も一切なし。この難解な事件の弁護を引き受けたのは、驚異的な勝率を誇るスター弁護士カン・ソンヒ。迎え撃つのは司法研修所時代の同期アン・ミンホ検事。状況証拠を積み重ねてハンを有罪にしようとするアンに対し、カンは懸命な反論を重ねていくが…
ある日、ジファンのもとに差出人不明の一通の手紙が届く。その封筒の中には“逢いたい”と一言だけ記された1枚の写真が入っていた。ジファンの中で懐かしい思い出が蘇る――。5年前の夏、ジファンはバイト先の喫茶店で親友同士の女の子スインとギョンヒと出会った。3人は友だちとして付き合い始め、かけがえのない日々を過ごすようになる。しかし、スインとギョンヒは突然ジファンの前から姿を消してしまったのだ…
希望に満ちた緑のオアシスには、清流のせせらぎとともに響き渡る鳥たちのさえずり、広大な大地を駆け抜け自由を謳歌する動物たちの姿があった―。神秘的なフィンランドの森に生きる動植物の春夏秋冬を通して、いのちを繋ぐ壮大な旅をドラマチックに描くとともに、現代社会に生きる私たちに緑の重要性を父が子どもに優しく問いかけ、自然と共生することの大切さを優しく教えてくれるネイチャー・ドキュメンタリー。
移民反対の抗議集会が活発化するローマ。イタリア人の若者エンリコもまた、不法入国者を人間以下に見る差別主義者だった。しかし、突如発生した暴動で街が混乱に陥る中、一度は死んだ者たちが次々とゾンビ化していく異様な光景を目の当たりにしたエンリコは、助けを求めて移民が住む収容所の閉ざされた扉を叩き続けた。襲い掛かるゾンビの群れから間一髪のところを救い出されたエンリコは、残り少ない食料を分け与え寝る場を提供してくれる移民たちの優しさに触れ、差別の意識が薄れていくのを感じていた。そんな矢先、遂にゾンビが屋内に侵入し最悪な事態に見舞われてしまう…。
MI6 指揮下の特殊部隊に属し、チーム内でも高い命中率でターゲットを仕留める最強のスナイパー 、 リア。ある日、テログループ<ブラック・サンデー> の制圧という ミッションを与えられた彼女のチームは、組織の潜伏先である アフガニスタンへと向かったが、激しい銃撃戦 の末に 作戦 は失敗。 拘束されたリアと義兄のポールはテログループか ら 「 二人の どちらか一人を逃が す から選べ 」 と 告げられる 。 リアもポールも互いにお前が生きろと言い合うが、すでにポールはリアを犠牲にし、生き延びることが決まって いた 。 何も知らないリアは別室へと連れて行かれ、目の前で次々と仲間を殺され、自身もにも銃口が向けられるのだった…。3年後、イギリス 高官邸を訪れたサウジアラビア大使。 MI6 が警備についていたが、イギリス高官 と大使 が テログループに 拉致され る事件が発生。その現場にはなんと 殺され たはずのリアの姿があった。彼女は 生き残り、裏切った者 への復讐のためテロリストグループ の一員となっていた …。
後漢末期、皇帝の証である“伝国玉璽(ぎょくじ)”が行方知れずとなっていた。孫堅は宮廷内で玉璽の在り処を追い求めていたが、何者かの襲撃を受けため、漢王朝を助け乱世を正すという遺志を息子の孫策に託して、息を引き取ってしまう。一方、孫策ともよしみで、袁紹麾下の曲軍師の下で密偵として名を挙げる機会をうかがっていた周瑜だったが、孫策が玉璽を隠し持っていると言う噂を聞きつけ、剣を手に取るのであった・・・。
中国、南北朝時代。男勝りで勝気な女性、ホア・ムーランが暮らしている魏の国。その地は、貪欲で残忍な柔然軍の侵攻に脅かされていた。魏の将軍は、国を守るため、ついに徴兵令を下す。これにより、高齢で病弱なムーランの父、ホア・フーが出征を余儀なくされる。父が戦場に赴くことを心配したムーランは、家族には告げず、夜中にこっそりと家を抜け出し、父のかわりに男装の戦士として従軍するのだった。女であることが明るみにでれば、重い刑が科せられることも厭わず、鎧に身を包んだ勇敢な兵士として戦場を駆けるムーラン。やがて、何万もの敵国の兵による容赦ない攻撃に耐えきれず、一人、また一人と仲間を失い、壊滅的な状態に追い詰められていく。父の代わりに出征を決意したムーランだったが、心には、国で待つ民の平穏と国を守るという強い信念が芽生えていた。たとえ一人になっても、命を賭けて柔然軍と戦うことを決意したムーランは、食料も絶えた中、生き残った少数の仲間とともに柔然軍が迫る国境に留まるのだった。
若者たちが自分の余命がわかるアプリを見つける。スマホにダウンロードし、自分の余命年数で盛り上がるが、その中の一人の女性コートニーの余命は「3時間」と通知が届く。アプリのカウントダウンが「0」になったとき、彼女は想像を絶する恐怖に襲われた!亡くなったコートニーのボーイフレンドのエヴァンは交通事故を起こし緊急入院。入院直後のエヴァンもアプリの通知の時間通りに謎の死を遂げる。彼の死に疑問を持った看護師のクイン(エリザベス・ライル)は、生前エヴァンが話していた”カウントダウン”のアプリをダウンロードしてしまった。彼女の余命は3日と告げられる……。
中学一年生の市川絆星は、同級生の倉持樹をいじめの末に殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、無罪を信じる母親の説得により否認に転じる。少年審判は無罪に相当する「不処分」を決定し、絆星は自由を得るが、世間から激しいバッシングが巻き起こる。果たして、罪を犯したにも関わらず許されてしまった子どもはその罪をどう受け止め、生きていくのか。大人は罪を許された子どもと、どう向き合うのか。
物語の舞台となるのは、小さな映画館。この日、上映されるのは何の変哲もないコメディ映画。観客の中には運送会社の社長夫婦、浪人生、読者モデル、売れない役者の5人。たまたま居合わせたのかと思いきや・・・実はこれら5人の観客は、ある一人の女によってこの映画館に集められていた。女の目的は・・・死んでしまったフィアンセの復讐。「あなた達が私の彼を殺したんです」復讐の念を持つ一人の女と集められた観客、そして、上映されている映画との因果関係は・・・?
パイロットを夢見る少年フェリックスは、新しい学校に転校してきた。転校初日、フェリックスはクラスのリーダーマリオに「夜中に旧職員室に忍び込め」と言われ、渋々学校に忍び込むことに…。案の定、校長先生に見つかってしまったフェリックスはとっさに“先生が小さくなるように”と願った。すると…校長先生が本当に小さくなってしまった!さらにフェリックスは学校が廃校の危機であることを知る。果たしてフェリックスは先生を元のサイズに戻し、学校を救うことができるのか?!
人気小説家美倉洋介は、新宿駅の片隅でホームレスのような酔払った少女ばるぼらに出会い、つい家に連れて帰る。 大酒飲みでだらしないばるぼらだが、美倉はなぜか奇妙な魅力を感じて追い出すことができなかった。彼女を手元に置いておくと不思議と美倉の手は動きだし、新たな小説を創造する意欲がわき起こるのだ。ばるぼらはあたかも芸術家を守るミューズのようだった。 その一方、美倉はエロティックで異常な幻覚に悩まされる。次第に彼の周囲は現実離れしてゆく。ついに美倉はばるぼらとの結婚を決意するが、それは同時に破滅への入口だった。
1604(慶長9)年、9歳の吉岡又七郎と宮本武蔵(坂口拓)との決闘が行われようとしていた。武蔵に道場破りをされた名門吉岡道場は、既にこれまで2度の決闘で師範清十郎とその弟伝七郎を失っていた。面目を潰された一門はまだ幼い清十郎の嫡男・ 源次郎殿との決闘を仕込み、一門全員で武蔵を襲う計略を練ったのだった。一門100人に加え、金で雇った他流派300人が決闘場のまわりに身を潜めていたが、突如現れた武蔵が襲いかかる。突然の奇襲に凍りつく吉岡一門。そして武蔵 1人対吉岡一門400人の死闘が始まった!
若くして未亡人となったジェシカは都会を離れ、アメリカ北西部の自然あふれる田舎へ車で引っ越すことに。人気のない林道を走行中、ゆっくり走る黒い車を追い抜いたところ、執拗にあおられ、追跡されてしまう。姿の見えない相手に恐怖を感じるが、突如、黒い車はジェシカを追い抜き姿を消してしまった。しかし、悪夢は始まったばかりだった。その夜泊まるモーテル、翌日のガソリンスタンド、何度もあの黒い車を目撃するジェシカ。そして、途中の道路で立ち往生している車から男が姿を現し助けを求めてくるが、ジェシカは怖さから無視して走り去ってしまう。だが、しばらくすると黒い車は猛スピードで追跡してきて、ジェシカは事故を起こし、男に殴られ意識を失ってしまう。目を覚ますと山小屋の地下室に監禁されていたジェシカ。男の隙をついて咄嗟に逃げ出すが、外は広大な森林地帯。そして、逃亡に気付いた男が死に物狂いで再びジェシカを追ってきた・・
大好きなおじいちゃんがエイリアンにさらわれた!?学校に居場所がないウーナの心のよりどころは、発明家で、少し変わり物のおじいちゃん。いつもと同じような日のはずだった誕生日の前日、おじいちゃんが何者かに空の上に連れ去られるのを目撃してしまう。未知の出来事にうろたえながらも、解決の糸口を探るべく、おじいちゃんの部屋に向かったウーナ。そこには見たこともないような発明の数々、そして人間の言葉をしゃべるロボットが。おじいちゃんのことを知る彼を「ドードー」と名付け、ともにいざ、おじいちゃん奪還の冒険の旅へ!いじわるな同級生、邪魔をしてくる大人に共に立ち向かい、少しずつ絆を深めていくウーナとドードー。そして旅を進めるうちに、ウナは想像もしなかった家族と宇宙の繋がり、そして秘密と向き合うことになる。果たしてウーナとドードーは、家族を、そして地球を守れるのだろうか!?
ベルギーに暮らす13歳の少年アメッドはどこにでもいるゲーム好 きの普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化され、 過激な思想にのめり込む。ある日、学校の先生をイスラムの敵と 考え始め、抹殺しようとする。狂信的な考えに取り憑かれてしまっ た少年の気持ちを変える事はできるのだろうか……?
ある夜、地主であるシュー氏の変死体が発見される。第一発見者の夫人は、泥酔し帰宅したシュー氏に酔い覚ましのスープを持っていくと、部屋には既に息絶えたシュー氏と、彼のそばで踊る女性がいたと語る。しかしその女性―花魁だったシエ・シャオワンは、20年前に亡くなっていたのだった。現場に駆けつけた刑事シェンは、シュー氏が毒殺されたことを確認し、医師チンルオの力を借りるべく、<隠された町>へ向かう。事件の夜にシュー氏と過ごした芸妓の証言から、2人は顔の片方を不気味な面で覆った酒屋を営む男リウへ辿り着くが、リウは事件について語ることを拒む。さらに、事件は神話の生き物とされる水猿の仕業だという噂が流れだす。シュウ氏を殺したのはいったい誰なのか―。捜査を続けるうちに、シュー氏とリウ、そして死んだはずの花魁の想像も及ばぬ因縁が明らかになる。そして知りすぎたシェンとチンルオの身にも、魔の手が忍び寄る…。
司法・訴訟史を専門とする大学教授のマリアは、付き合って25年、結婚して20年になるリシャールと二人暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、マリアは浮気を重ねていたが、ある日ついに夫にバレてしまう。怒ったリシャールと距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様子を眺めるマリアのもとに、なんと20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開けた!
「こいつ、プロレスやって大丈夫か?」「今まであんな人いなかった」「焦ってる」「根性だけはある」「二重人格」「キライです」――安川惡斗に寄せられる仲間たちからの言葉。カメラは、顔にペイントを施し、“悪の女優魂”をキャッチフレーズでリングに上がる彼女の、秘められた素顔に迫っていく。自身の口から語られる中学時代のいじめ、レイプ、自殺未遂。人生を諦めかけていた時、1人の医師からの言葉に救われ、東京で出会った演劇と女子プロレスによって、彼女は再生の道を歩み出す。ヒール=悪役レスラーとして活躍を始めた彼女だったが、相次ぐケガに見舞われ、思いもよらぬ病にも襲われる。そして、世間を騒がせることとなった壮絶な喧嘩マッチの末の「顔面崩壊事件」…。傷つき、何度となく倒れても歩みを止めず、“がむしゃら”に生きている彼女の姿と言葉の一つ一つは、未来に希望を持てずに閉塞感を感じている人々に、感動と勇気を与えてくれるだろう。
大楽は憧れの五月先生を誕生日デートに誘うが、その日は奇しくも綾の誕生日でもあった。大楽が五月を誘ったことを知ると綾は嫉妬して機嫌が悪くなる。誕生日の朝、綾は大楽に一つだけ約束をお願いするが・・・。新任の保険の椎名先生や綾の先輩明菜を巻き込んでの誕生日戦争が勃発する。そして白樺綾も乙女高校の3年生となり、いよいよ卒業まであと1年となる。これは大楽先生との同棲生活もあと1年を意味する。その頃、大楽に五月先生との結婚話が持ち上がる。一方、綾にも卒業を前に留学の話が・・、大楽と綾を引き離そうとする父親の行動だったが綾は父の命令を聞き入れ留学を決意するが・・。大楽と五月の結婚と綾の留学。このまま綾と大楽は離れ離れになってしまうのか!?
綾や五月先生に危険が迫る!乙女高校の国語教師である大楽有彦(馬場竜馬)は白樺組組長の娘・白樺綾(森川彩香)を無事高校を卒業させるため共同生活(同棲?)をしている。その乙女高校に教育実習生と新しい保健の先生が入ってきた。そんな時に大久保の中学時代の先輩ケンがやってくる。ケンは乙女高校の女子生徒を使って商売をしようと企む。綾はその標的になってしまいケン達に拉致されてしまう。ケンは同棲相手の大楽に威しをかけて現金500万を要求する。同じころ乙女高校で放課後追試をしていた五月先生(本郷杏奈)と教育実習生・樫本七海(安枝瞳)の教室に不審者が侵入!拳銃で脅し、生徒達も巻き込み立て籠もってしまう!衝撃のダブル監禁事件が同時に勃発!綾と五月先生達はいったいどうなってしまうのか?その時、大楽はどうするのか?