洗骨───。今はほとんど見なくなったその風習だが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っているとされる。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて「この世」と別れを告げることになる。
一年前に解散したバンド「LACTIC ACID」 その直接の原因を作った元ボーカル・慎平。ある”もの”と引き換えにお金をくれる彼女・ゆかり。元バンドメンバーで元親友の黒やん。慎平はバンドの再結成を強く願い、黒やんたちは元バンドメンバーに働きかけ、失われた友情を取り戻していく。そして、慎平とゆかりにも一つの変化がー。物語は転調を繰り返し、大きくうねっていく。
必ず戻って来ると約束して娘を残し戦地に赴いた父。戦争が終わり、娘の元へと帰って来た父親であったが、戻ってきたのは彼の魂だけだった。娘と二度と会えぬ現実に気が付く父親の前に蝶が羽ばたいた時、会えるはずのない親子に奇跡が訪れる。
幼くして母を亡くし、二人で暮らす父と娘。母のいない少女に父親が贈ったギフトは母親代わりとも言えるロボットだった。少女はやがて父をも亡くし、生きる希望を失っていた。そんな彼女に蝶が舞い降りた。「彼女に笑顔を取り戻させたい」。人間の感情を宿したロボットが選んだ行動とは?
出産を目前に命を落としかけた妊婦の前に死神が現れる。死神が命を奪う直前にタカヤの曲が流れ、奇跡の蝶が出現する。与えられた時間はわずか30分と30秒。彼女は無事に赤ちゃんを産むことが出来るのか……。
病気で飼い犬を失ったことを理解できない幼い少女。愛犬を探し続ける少女に父親は雲の上で楽しく過ごしていると伝える。飼い犬への思いを絵手紙に描いて凧に結んで空に飛ばした。いつまでたっても返信がなく悲しみに暮れる少女の前に蝶が羽ばたく……。
幼き頃からずっと一緒だった夫婦に訪れた突然の別れ。愛する妻を失い生きる希望を失った鉄道の運転士である夫を元気づけようと長年連れ添ってきた飼い犬が奮闘するのだが……。
チェリストのアイカとピアニストのタカヤ。音楽家で恋人同士の二人は、「いつか二人の音楽で、世界中の人々を感動させたい……」と、夢を追いかけていた。アルバイトをしながら曲作りに没頭するタカヤと、彼を見守るアイカ。しかし、「エンジェルサイン」というチェロとピアノの二重奏曲を作り上げた直後、タカヤは帰らぬ人となってしまう。アイカが、チェロのみで演奏する「エンジェルサイン」。やがて、その曲は世界に広まっていき……。
両親が離婚し母と姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで共同親権となり、隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごすことに。母ミリアムは頑なに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号も教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、アントワーヌの不満は溜まり続け、ある日ついに爆発する。
2003年、16歳のジェイミー(ジョーイ・キング)の祖母(ジューン・スキッブ)は、死に際に家族の秘密をジェイミーら家族に話し家族は大混乱に。なんとジェイミーの祖父は本当の祖父ではなかったのだ。そんな中、エイミーは教会で出会った司祭見習いの男の子、ルーク(ジャック・キルマー)に出会い、これまでとは違う彼女の特別な夏がはじまる…
両親には「出来損ない」だと言われ、学校ではイジメられ、マリアは孤独だった。本当は誰もが羨む美少女なのに、彼女は自分が大嫌いで笑うことさえできなかった。不安定な心は、マリアを性的な衝動へと導き、彼女は夜ごと自慰行為にふける。その夜、いつものようにバスルームで自分を慰めていると、突然彼女に話しかけてくる声が聞こえる。驚き、また恐れおののく彼女に「私たちはきれいよ」と声は優しく告げる。それは紛れもなく自分自身の声、そして鏡の中では、あろうことか自分自身が美しい微笑みをうかげていた。「あなたの望みを叶えたいの」鏡の中の自分にそう言われた瞬間から、マリアの中の何かが変わり始める。まるでもう一人の自分に操られてゆくかのように、彼女の凄惨な復讐劇が幕を開ける。
時は幕末。京都の貧乏長屋に住む清川多十郎は、ワケありの小料理屋女将・おとよに何かと世話を焼かれながら、怠惰に日々を過ごしていた。元々は長州で名うての侍だったが、親が残した借金から逃げるために流行りの脱藩浪人となった今は、己の鬼神のような剣の強さを持て余し、大義も夢もなく無為に日々を過ごしている。一途なおとよの想いに気付きながらも、頑なに孤独であろうとする多十郎。その頃、新撰組の勢いに押されている京都見廻組は面目を保つため、取り締まりを強めていた。ちょっとした喧嘩から恨みを抱いていた岡っ引きの密告により、多十郎の存在を見廻組に知られてしまう。京都を不穏な空気が覆う中、勤皇を胸に腹違いの弟・数馬がやってくる。故郷へ帰るよう説得する多十郎と、自堕落に生きる兄を責める数馬。そこへ見廻組が急襲し、数馬は目を負傷する。おとよに数馬を託し、二人が無事に京を離れるまで囮として町中を逃げ回り、追う役人を斬って斬って斬りまくる!多十郎にとって人生最初で最後の、命を懸けた戦いが始まった…!
清の皇帝・乾隆帝に嫁ぎ、類まれな美貌をもつ皇后ウラナラ。しかし夫からの寵愛を受けられないウラナラは孤独感を募らせていた。そんなとき、彼女の前にフランス人修道士のアティレが現れる。宮廷画家として名を上げていた彼は、ウラナラの肖像画を描くことになる。夫と見つめあうことも叶わなかったウラナラは、毎日美しく着飾ってアティレの前に立ち、見つめられることで美しさを増していく。やがて二人の間に芽生えてはならない感情が生まれる......。
国政は荒れ、民衆が国への不満を募らせていた時代。作家フンブは、高貴な家の出身でありながら、貧しい民のために尽力するヒョクに出会い、その姿に尊敬の念を抱く。だがヒョクの兄で王朝高官のハンニは、権力をふりかざし、敵対勢力をつぶそうと企てる野心家だった。対照的な二人に着想を得たフンブは、悪政の世を風刺する小説「フンブ伝」を書き上げたことにより、国の未来を左右する謀反の渦に巻き込まれていく。
ミュリエルはフランス南部の山あいで牧場を営み穏やかな日々を送っていた。そんな彼女のもとに、久しぶりに孫息子のアレックスが訪ねてくる。カナダへ移住するからと別れを告げにやって来た彼の様子がどこかおかしいと感じ取るミュリエル。アレックスには危険な秘密があった。過激派イスラム組織の一員としてシリアを目指していたのだ。愛する孫がテロリストになろうとしていることを知った時、彼女はある行動に出る――。
常人離れした性欲を持つムイ(クロエ・マーヤン)。停泊する船の中で客を取りながら、老いた男、そして漁師の夫と生活をしている。彼女に夢中になった青年(チャン・チャームマン)は船に通いつめ多額の持参金で漁師を説得し、ムイと結婚し新婚生活を始める。はじめは順調だった陸での生活だが、彼一人では彼女を満足させることが出来ず、ムイと共に船に戻ることを決意する。そして、ムイと男3人との奇妙な生活が幕を開ける…。
何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける―――。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像に、様々な<絵画>、<映画> 、<文章>、<音楽>を巧みにコラージュし、この世界が向かおうとする未来を指し示す 5 章からなる物語。
アイスランドの田舎町に住むハットラは、セミプ口合唱団の講師。しかし、彼女は周囲に知られざる、もうーつの顔を持っていた。謎の環境活動家”山女”、として、密かにアルミニウム工場に対して、孤独な闘いを繰り広げていたのだ。そんなある日、彼女の元に予期せぬ知らせが届く。長年の願いだった養子を迎える申請がついに受け入れられたのだ。母親になるという夢の実現のため、ハットラはアルミニウム工場との決着をつけるべく、最終決戦の準備に取り掛かるのだが…。
2018年、自身のキャリア15周年を迎えたRUEEDが満を持して開催したRUEED LIVE CONCERT 2018 “MASTERMIND”の模様を映像化!!純国産最強ダンスホールバンドHome Grownを率いてのステージは豪華客演を迎えながら、彼のここまでの集大成とも言える魂のLive!!
平穏な田舎町で銀行強盗が発生した。防犯カメラに映る犯人に肌の色が酷似しているというだけで、重要参考人として勾留されたフリーマンと名乗る男。白人のディクソン保安官は、この町では聞きなれない名前、見かけない顔というだけで拘束し、部下のライリーと尋問を始めるのだが、実はフリーマンと名乗る男は大学教授で、高度な“社会学的実験”を行うためこの町へやって来たのだった。過去にも別の町で幾度も実験を行い、難なく事を済ませてきたのだが、ディクソン保安官との一筋縄ではいかない心理的駆け引きがきっかけで、思いもよらぬ事件へと発展してしまう…。
元軍曹のアンドレは、バグダッドとファルージャでの過酷な戦いを機に退役し、入院中の娘リサを看病しながら平穏な暮らしを過ごしていた。しかし、一向に回復しないリサの状況を鑑みた担当医師から、新たな治療法を提案されるアンドレは、その高額な医療費に頭を悩ませ八方塞がりの状態に陥っていた。そんな時、バーで再会した兵士仲間だったラリーから、非合法で危険だが巨額の報酬が手に入る闇の仕事を回してもらうことになったアンドレ。しかしそれは上院議員の陰がちらつく、誘拐した女の3日間に渡る監視という欲望渦巻くものだった…。
舞台は、第二次大戦末期のスロバキア共和国。小さな村に、突如現れた異邦人。レジスタンスの英雄ジャンの同志だと名乗る男は、彼の妻や妹を誘惑し始める…。
デューク・エリントンのジャズ・ナンバーが流れるナイト・クラブ。なまめかしく踊るブロンドの美女を、黒いス―ツを身にまとった男が見つめている。男の名は、ヴァルテル。謎の地下組織で情報の運び屋をしている。
「カフェ・エデン」にたむろして退廃的な遊戯や儀式に興ずるパリの大学生の一団。彼らの前に突如姿をあらわした謎の男が差し出す麻薬らしき粉末を摂取した若い娘ヴィオレットは、死や性愛をめぐるさまざまな幻覚に襲われる……。
パリからアントワープへと麻薬を運ぶ男の波乱万丈な道中を、幾重にも織重なったメタフィクションで構築し“ヨーロピアン・アバンギャルドの最重要作品”、“最も成功した、理解しやすい実験映画”と絶賛された2作目。
ルームメイト殺しの容疑で逮捕された若く美しい女・アリス。被害者は、ベッドに拘束され心臓はハサミで突き刺されている。体には書きかけの聖女の殉教の絵……。
イスタンブールで休暇を過ごし始めた教師の男は、陽気だがどこか謎めいた若い女と出会う。女との邂逅を重ねるうち、男は彼女の不可解さにみずからの妄執をかき立てられ……。
「二人とも本当に解散の決心は変わらないんだな?」全国7都市を回るツアーへの出発の朝、車に乗り込んだデュオ〈ハルレオ〉のハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)に、ローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)が確認する。うなずく二人にシマは、「最後のライブでハルレオは解散」と宣言するのだった。2018年7月14日、解散ツアー初日から波乱は起きる。別行動をとったレオが、ライブに遅刻したのだ。険悪なムードの中、「今日が何の日かくらい憶えているよ」と、小さな封筒をハルに押し付けるレオ。しばらくして、何ごともなかったかのようにステージに現れるハルレオ。トレードマークのツナギ姿に、アコースティックギター。後ろでシマが、「たちまち嵐」を歌う二人をタンバリンでサポートする。次の街へ向かう車の中、助手席でレオからもらった封筒を開けるハルを見て、「そうか、今日はハルの誕生日か」と呟くシマに、「違うよ。初めてレオに声をかけた日だよ」と答えるハル。二人が出会ったのは、バイト先のクリーニング工場。上司に叱られ、むくれていたレオを、ハルがいきなり「ねえ、音楽やらない?あたしと」と誘ったのだ。
2018年、駆け出しTVディレクターの桜子(阿部純子)は、ロシア兵墓地の取材を皮切りにロシアに行くことが決定していたが、興味を持てずにいた。しかし祖母(山本陽子)から自身のルーツがロシアにあることを知り、さらにロシア兵と日本人看護師の、二人の日記を紐解いていくうちに衝撃の事実を知ることに・・・。
俺は拳銃を拾った――。大学生、西川トオル(村上虹郎)は、雨の夜の河原で、ひとりの男の死体と共に放置されていた拳銃を手にし、それを自宅アパートに持ち帰った。まもなく、その銃は彼にとって、かけがえのない宝物のような存在になった。見つめれば見つめるほどに、触れたならば触れるほどに、愛しさがこみあげてくる。誰かを脅すことも、守ることも、殺すことも、また自ら死ぬことも可能にする銃という<道具=武器>は、大学生活の心的様相もあざやかに変えていく。
いつものように島から舟に乗り込こみ、海へと漁に出た男は、突然分厚い霧の中に飲み込まる。あっという間に自分の位置がわからなくなってしまった上に舟の故障で立ち往生する。なんとか島に戻る術を模索するなか、放棄されたボートに出くわす。放棄された船舶を湾管理局通報するために、そのボート(船)に乗り込み操縦をしようとしたそのとき、まるでボート(船)は意志をもったかのように動き出し男を船内に閉じ込めてしまうーー。果たし男の運命は?無事に島に戻ることができるのか!?
創立122年を迎える私立百花王学園。この伝統ある名門校で生徒の階級を決めるのは“ギャンブルの強さ”。勝者には地位と名誉が与えられ、敗者は財産も尊厳も奪われる。この学園に、1人の少女が転校してくる。彼女の名は蛇喰夢子。一見するとお淑やかなこの美少女は、いかなるリスクもいとわない常軌を逸したギャンブル狂だった。学園を支配する生徒会は、夢子を危険な存在と判断し、百戦練磨の刺客を送り込むも次々と撃破。学園は夢子を中心に大きく動き出そうとしていた。生徒会はついに、全校生徒を巻き込んだ百花王学園史上最大のギャンブルバトルの開催を宣言する――。
数百人の学生がウトヤ島のサマーキャンプに参加し、活発に国の未来について語り合っている中、突然の銃声があたりをつんざく。何が起こっているのかわからないまま、仲間たちと森へ逃げ込んだ少女カヤ(アンドレア・バーンツェン)。銃声は止むことなく、学生たちは島中を逃げ回る。カヤは恐怖のまっただ中でありったけの勇気を奮い起こし、はぐれた妹エミリアを捜し始めるのだが…。少年少女たちが無差別に銃撃された72分という時間が、リアルタイムで描かれる。
17歳のシャオピンはダンスの才能を認められ、軍の文工団に入団。文工団は、歌や踊りを披露し兵士たちを時に慰め時に鼓舞する役割を担う歌舞団で、美しく才能あふれる若者たちが日々歌やダンスの練習を重ね芸術を競っていた。母と再婚相手の実家に居場所がなかったシャオピンは、新しい人生が始まる希望に胸をふくらませ入団したものの、周囲となじめなかったが、そんな彼女の唯一の支えは模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だった。しかし時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、リウ・フォンは文工団から戦争最前線の部隊へ送られ、二人の運命は非情な岐路を迎えるー。何十年にもわたるシャオピンとリウ・フォンの関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する想いが、心に沁みる美しい音楽と踊りに彩られ、描かれる。
三人の男の恋の物語”偉大なミロクローゼ”に猛烈に恋をしたオブレネリ ブレネリギャーは敢えなく大失恋して心に大きな穴が。一方、熊谷ベッソンは草食系男子の恋の悩みに毒を吐きながら日々解決している。そして、片目の浪人・タモンは花屋のユリに一目惚れするのだが、謎の盗賊団に彼女をさらわれ、時空迄をも超えて探し続けていた。恋にまっすぐ生きる男たちの行方は?
大学生の早希はある日、高校時代に仲の良かった女友達と一緒にかつてよく遊びに行った遊園地・としまえんを訪れる。ネットで噂になっていた「としまえんの呪い」があるという古い洋館を見つけた早希たちは、冗談半分で呪いの発動を試してしまう、その直後から恐ろしい現象が次々と起こり、一人また一人と消えていってしまう。仲間達を必死に探すうち、早希は呪いが誕生した恐ろしい過去の秘密を知ってしまう。
二人の「JOE」を中心に結成した大人気ロックバンド「JoKers」。人気絶頂の中での突然の解散から1年後、「JOE」(山本涼介)は米デビューを果たし、もう一人の「JOE」・海江田丈(福山翔大)は解散をきっかけに音楽をあきらめ、別の道を進もうと大学で退屈な日々を過ごしていた―
日本に侍、そして忍者がいた時代―。人里離れて暮らす忍者一族に生まれ育った石動律花は、山中に迷い込んだ不思議な能力を持つ少女・宮(みや)と出会う。何者かに追われる宮の身を案じる律花に反し、宮は石動家当主・石動兵衛(ひょうえ)に父の仇討ちを申し出る。その矢先、根来衆(ねごろしゅう)の襲来を受け、危機に直面する律花だったが――
太陽系をはるかに超え宇宙を突き進む一隻の宇宙船「7」。その船内でモンテ(ロバート・パティンソン)は生まれたばかりの娘ウィローと暮らしている。宇宙船の9人の乗組員は、全員が死刑や終身刑の判決を受けた重犯罪者たち。モンテたちは刑の免除と引き換えに、美しき科学者・ディブス医師(ジュリエット・ビノシュ)が指揮する“人間の性”にまつわる秘密の実験に参加したのだった。しかし、地球を離れて3年以上が経ち、究極の密室で終わり無き旅を続ける彼らの精神は、もはや限界に達しようとしていた――。
主人公のタカコは道行く誰もが振り返る美女。WEBデザイナーという仕事にも恵まれ、愚痴を聞いてくれるケイコという親友もいる。しかし、長くつきあってから相手が結婚していることが発覚するという恋愛が3回も続き、気づけば32歳になっていた。不毛な恋愛に疲れ果てたタカコの口から「死にたい……」という言葉がこぼれ出たその夜、タカコは結婚を決意し、婚活サイトに登録する。マッチングサイトで出会った本気で婚活に励む非モテ系の園木とデートを重ねながら、シングルズバーで知り合った結婚願望のないバツイチ・イケメン歯科医の矢田部に惹かれていくタカコ。実は自身の結婚生活に悩んでいたケイコは、タカコが結婚後についてまったく考えていないことに苛立ち始め、2人はとうとう本音を激しくぶつけあう大げんかをしてしまう。
誰もが認める「絶世のブス」であるため、自らの結婚を諦め、ウェディングプランナーとして働く香澄(ガンバレルーヤよしこ)は、イケメン上司・久世(速水もこみち)から突然プロポーズされる。しかし久世は、自称“意識の高いB専”で香澄のことを「ドブス」と好意を持って言い放つ。断じて事態を受け入れられない香澄は、久世を無視し仕事に没頭するが、トラブル勃発。おまけに一緒に結婚式を彩るフラワーコーディネーター・武内(大野拓朗)にも好意をよせられてしまう…。「絶世のブス」である自分を心から「かわいい」と言ってくれる運命の相手はどちらなのか?三角関係が織り成す、ブスに素敵なウェディングプランナーの恋の物語。
ニューヨークで不可解な死を遂げる事件が相次いでいる。精神分析医のパウエル医師は警察からの依頼により、捜査に協力することに。被害者たちは必ず悪夢を見ていて、すべてバックアウト・ロードという場所が関連していることに気づく。その通りはアメリカで最も呪われた通りとして、まことしやかに都市伝説として語り継がれてきた。パウエル医師はその現場に向かうが、途中事故にあい命を落としてしまう。導かれるように孫のアーロンにも不可解な出来事が起こるようになる。アーロンは、祖父の患者であったクレオとその友人たちも、自分と同じようにバックアウト・ロードの悪夢を見ることを知り、ともに謎の調査に乗り出す。アメリカで最も呪われたその通りで、過去に一体何が起きたのか・・・想像を超える恐怖の出来事が次々と浮かび上がる!!
故郷を捨て裏社会で生きてきたロイ(ベン・フォスター)がその日、ボスの勧めで行った病院で見せられたのは、まるで雪が舞うように白くモヤがかかった自分の肺のレントゲン写真だった。命の終りが近いことを悟った彼は「どうせクソみたいな人生だ。死ぬならそれも仕方ない」そう自分に言い聞かせる。だが死への恐怖は彼を追い込み、苛立たせてゆく。その夜いつものようにボスに命じられるまま向かった“仕事先” で、ロイは突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知った彼は、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女(エル・ファニング)を連れて逃亡する。彼女の名前はロッキー。家をとびだし、行くあてもなく身体を売って生活していたという。組織は確実に2人を追ってくるだろう。全てを失い孤独な平穏を願いながらも女を見捨てることのできないロイと、他に頼る者もなく孤独な未来を恐れるロッキー。傷だらけの2人の、果てなき逃避行が幕を開ける。
荒々しく獣のような狂戦士ベルセルクたちは、王スノールの指揮のもとイギリス・シェトランド諸島のバイキングに戦いを挑んでいた。領土や女を始め、求めるもの全てを手にする野蛮で残忍なスノールには、跡継ぎの息子たちがいた。しかし、戦士として名を馳せる長男が激しい戦闘で死を遂げて以降、父の期待は弟のロルフへ降り注がれた。しかしロルフはまだ戦闘を経験していない心優しき青年だった。父の行動に疑問を抱き、汚れた血を受け継ぐ己と葛藤しながら、陰でロルフは囚われたバイキングたちの解放に向け動き出すのだが…。
少女時代に家族を何者かに惨殺されたサマンサは、精神疾患で長い間、施設で暮らしていた。5年後、徐々に平穏を取り戻すサマンサは、サリーが所有する船でクルージングを楽しむことに。しかし出発して間もなく、トラブルが発生しエンジンが停止。緊急無線は繋がらず、更に友人ピラーが足を滑らせ、近くの病院へ搬送するためサリーらは小型ボートで去ってしまう。大海原に立ち往生する船内に残されたサマンサとマークは、この後に次々に起こる信じがたい恐怖の連鎖に巻き込まれるなど、知る由もなかった…。
アメリカ・ニューヨーク州で生まれ育ったイスラム教徒のザヒド。見た目や名前はムスリスだが信仰心は特になく、周囲のアメリカ人と同じような今時の青年として、グラフィックデザインの仕事に就いていた。しかし、「家業の店を継げ」と、父からの一方的な物言いに、ザヒドは窮屈な思いを抱く。そんな時、カフェでPCを開くザヒドに、「ムスリス同士が交流できるサイトを作って欲しい」と、一人の男が声をかけてきた。始めはテロ組織の勧誘だろうと適当にあしらうザヒドだったが、警察にも見た目だけで犯罪者に間違えられる日々を繰り返すうち、ムスリム同胞団こそが自分の生きる道ではないかと思い始め…。
考古学教授アレンとその恋人スカウトは、国家の重要機密の採石場で作業する友人から、「世紀の大発見を遂げた」との一報を受け、その詳細を楽しみに待っていた。そんな二人のもとに政府の要人リチャードが訪ね、採石場に出現した1万4000年以上前の物体を解明して欲しいとの要請を受け現場へ急行した。友人の姿がないことに違和感を覚えつつも、謎の物体が放つ神秘性や内から発するパワーに魅了された二人は、刻まれた象形文字の解読の研究に励もうとするのだが…。
ダイビングスクールに通うレイチェルは、そこで未来の夫となる人物に出会い、のちに一人娘も生まれ幸せな日々を過ごしていた。しかしある日、スクールに通う女性の顔をプールに沈め、暴行を加える狂気的な夫の一面を目撃してしまう。その後、女性は行方不明になり警察が捜査する事態に発展。直後、ベッドの下に隠された複数人分もの“行方不明”のチラシを発見したレイチェルは、寡黙な夫の内に潜む暴力性に恐怖を感じるも時すでに遅く、一人娘すらも、そしてレイチェル自身も夫の魔の手にかかってしまう…。
坂口さんを手ほどきする「師匠」は多摩川の河川敷に長年暮らす“多摩川のロビンソンクルーソー”。材料はホームセンターで購入。しめて制作費26,000円。2畳の家に移動用のかわいい車輪付き。師匠の叱咤激励を受けてようやく完成、設置場所は吉祥寺の駐車場。多摩川から設置場所の吉祥寺に移動という前日、東日本大震災が起こった…。
頼りないが優しい息子・サトシと明るくてパワフルな母・明子。平凡でユーモラスな宮川一家の日常は、母が突然ガンを宣告されたことによって変化していく。サトシは恋人の真里に励まされながら母のために奔走し、家族は戸惑いながらも支えていく。そして…母と別れて1年、やっと家族それぞれが新たな人生のスタートをきった頃、サトシの元に突然、母からプレゼントが届く。それは想像をはるかに超えた特別な贈り物だった――。
和歌山市の商店街で美容室を営む直人。妻の京子は美容室の2階で書道教室をしていた。教室に通う7歳のサキは問題児だったが、直人との間に子どもがいなかった京子は、サキを自分の娘のように可愛がっていた。10年後、直人のもとに一本の電話が入る。それは10年前の「ある事件」以来、会っていなかったサキからの電話だった。彼女は視力を完全に失い、直人も妻・京子を5年前に亡くしていた。サキの思いを知った直人はある決意をする。
宇宙からお風呂の調査にやってきた宇宙人とのちょっとエッチな交流を描くファンタスティック・コメディ。オリジナルに匹敵する彫り深いセクシー女優、あいかわ優衣を主演に、地球人とのおかしな三角関係を描く!
女子高校生三宮さなぎ(栗林里莉)のいる学校に、新任の羽町先生(中田寛美)が赴任してきた。さなぎは、学校と家庭に問題を抱えており、ピンチを救ってくれそうな羽町に教師以上の想いを寄せるようになる…。
医療事務を目指していた谷口早記(辰巳ゆい)は、目覚めたら裸でドラム缶の中にいた。顔の前には穴が空いており、そこから助けを求めるが、やってきたのは研究員風の男、柏原悠平(福谷孝宏)だった。悠平は「これは治験で、離脱するには金がいる」と脅す。早記は、解放されるために、その穴を使ったある仕事をすることになるが…。
雨の季節に戻るという信じがたい約束を残してこの世を去ったスア。それから1年後、梅雨が始まったある夏の日、生前と同じ姿のスアが現れる。しかしスアは夫であるウジンが誰なのかさえ覚えていなかった。自分のことを覚えていなくても、彼女がそばにいるという事実だけで幸せに包まれるウジンと、覚えてはいないが彼とのなれそめが気になるスア。ウジンが聞かせてくれた出会い、初恋、初デート、幸せな瞬間を共に分かち合った2人は、もう一度恋に落ちる。しかし、永遠に続くかのような幸せな時間は瞬く間に過ぎて、梅雨が終わると同時にスアとウジンには、これ以上引き延ばせない運命の時間がやってくるのだが…。
恋愛、就職と何一つ思いどおりにいかない日常から抜け出し故郷に戻ってきたヘウォンは、旧友であるジェハとウンスクに再会する。他人とは違う自分だけの人生を生きるために故郷に戻ってきたジェハ、平凡な日常からの逸脱を夢見るウンスクと共に自ら育てた農作物で一食一食を作っては食べ冬から春、そして夏、秋を経て再び冬を迎えることになったヘウォン。こうして特別な四季を送りながら、故郷に戻ってきた真の理由を悟ったヘウォンは新たな春を迎えるための第一歩を踏み出すが…。
1989年。ソ連・アフガン戦争は、ソ連軍の撤退により幕を下ろそうとしていた。そんな中、第108自動車化狙撃師団に、ある極秘指令が下される。戦闘機が撃墜され、将軍の息子であるパイロットがイスラム組織ムジャヒディンの捕虜になってしまったのだ。兵士たちは人質救出のため、敵地に潜入し激戦を繰り広げる。一方、KGBのドミトリッチ大佐は、ムジャヒディンとの人質交換取引を模索していた。ゲリラが支配するサラン峠は、撤退ルートとして避けては通れない。だが捕虜が脱走を図ったことから、事態は予想外の方向へ展開してゆく……。
「あなたは、それでも誰かを信じられますか?」僕たちの村にはある伝説があった。「100年に一度、村から子供が消える」高校二年の冬。東京から来た季節外れの転校生と、僕らは友達になった。くだらないことでふざけ合いながら過ごす青春の日々。するとある日、僕たちの友達が消えた。混乱する小さな村。伝説の存在が頭をよぎる。そして、また一人と消えていく友達。親友である転校生に向く疑いの目。それでも僕たちは信じたかった。自分たちの仲間を。あなたは、あの日あの時にしか存在しなかった友情、恋愛、恐怖、そして勇気を目の当たりにすることになる。不思議な転校生と村の伝説、隠された仲間の秘密、そして犯人は誰なのか!?芥川賞作家・又吉直樹が書き下ろした舞台が、10年の時を経て奇跡の映画化!!
俺はもう、救われない。解体作業員のマルキーは地元のカトリック教会の建て替えに伴う取り壊し作業に従事していた。何かに取り憑かれたかのように夢中になって教会を破壊していくマルキー。日に日に彼の暴力性は増大していき、年老いた母や恋人のエマとの関係にも溝が生まれてゆく。ある日、新設された教会に司祭が赴任する。それは忘れもしない25年前、少年だったマルキーに今なお消すことのできない忌まわしき記憶を焼き付けた張本人だった。激しい復讐心に突き動かされ、マルキーはハンマーを手に教会へと向かうのだが…。
売れないマンガ家の高畑寿々男は、ある日突然、交通事故であっけなく死んでしまう。そんな寿々男に“あの世の関所”の裁判長が下した判決は、「1ヶ月で過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿で――」。愛する家族のために何かしたいと思うトラさん=寿々男だが、猫だから言葉も通じない。タイムリミットはあと1日――寿々男が最後に起こした奇跡とは――?