台湾パビリオンのコンパニオンに抜擢された少女(ジュディ・オング)は、かつて母と自分を助けてくれた“名も知らぬ台湾の恩人”を探すため、広大な万博会場を駆け巡る。未来への熱気ときらめきに満ちた会場では、華麗な歌とダンスのミュージカル要素が物語を彩り、追跡劇は次第にサスペンスとアクションへ加速。少女は人波をかき分け、次々とパビリオンを巡りながら、記憶の糸をたどって“あの人”の正体に迫っていく。
ひとり暮らしの孤独な老人の家に侵入し、ショーンとイーサンはドッキリを仕掛ける。ドアの開閉、クーラーの急稼動、オーディオからの音楽再生などで驚かせ、その反応を隠しカメラで楽しもうとするが、老人は想像以上に冷静で、逆にその常軌を逸した落ち着きに不気味さを覚えていく。さらに老人が頻繁に地下室へ出入りしていることに気付き、そこに何か秘密があるのではと疑念を強める。やがてリビングのカメラが猫によって倒され、発覚を恐れた二人は深夜、イーサンを再び侵入させて回収に向かわせる。ショーンは映像越しに老人が寝室で眠っていることを確認し、計画は順調に見えた。しかしカメラ回収後、イーサンが地下室を覗いた瞬間、そこには異様な光景が広がっていた。さらに誤って鳴らしたベルの音で老人が目を覚まし、銃を手に狂気の表情で迫ってくる。
苦しい過去に囚われ、自己破壊へと傾いていく少年ネイト・ウィリアムズ。高校教師スタン・ディーンは、彼が車中生活を送り投獄されていることを知り、保釈金を払い引き取る決断をする。善意から始まった行動は、ネイトの心を蝕んできた暗い秘密と向き合う闘いへと変わり、二人は互いの限界に迫られていく。ネイトが絶望の淵に沈む中、ディーン先生は彼を救うためにどこまで踏み込む覚悟があるのか、自らの信念を試されることになる。やがて二人の絆は、過去の闇を越えようとする希望の光となり、壊れかけた少年の未来を取り戻すための最後の支えとなっていく。
休職処分中のロサンゼルス郡保安局刑事ニック(ジェラルド・バトラー)は、銀行強盗事件ののち逃亡したドニー(オシェア・ジャクソン・Jr.)の行方を追って、単身ヨーロッパへ。やがて、ドニーが窃盗を繰り返す犯罪組織と行動を共にしているとの情報を掴んだニックは、世界最大のダイヤモンド取引所を狙う壮大な強盗計画に巻き込まれていく。
フランス・ピレネー山脈の山小屋で週末を過ごすジョナスとガビ。森を探検していた二人は、電波(通信)塔を爆破していた逃亡犯の親子と遭遇してしまう。ドローンに映った証拠を消そうと、悪党たちはふたりをしつこく追い回す。助けも呼べない山中で、ジョナスとガビは知恵を絞り、山小屋に仕掛けた罠で反撃。次々と巻き起こるドタバタの攻防戦の中で、臆病だったジョナスも、仲間との冒険を通して少しずつ勇気を身につけていく。壮大な自然を舞台に描かれる、笑いとスリルあふれるサバイバル・コメディ!
フリーランスのライター、マーゴと、料理本を作る夫ルーは、結婚して5年目。二人の間に子供はいないが、いつまでも恋人同士のように仲睦まじく暮らしている。朝は一緒に目覚め、ベッドの中でひとしきり冗談を言い合い、キッチンで新しい料理を研究するルーにマーゴがちょっかいを出す。恋愛時代の情熱やときめきは薄れつつも、何ひとつ不満もなく穏やかな愛情を育む毎日。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエルという一人の青年と出会う。情熱的な眼差しをもつダニエルに、強烈に惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。ダニエルとの束の間の時間を楽しむが、彼が偶然にも自分の家の真向かいに住んでいることを知り、激しく動揺する。意図せずダニエルと過ごす時間が増え、夫とは正反対の彼に惹かれていくマーゴ。どうにもならない思いが募ったとき、マーゴが決めた道とは――。
元特殊部隊員のレヴォン・ケイドは、危険な世界から身を引き、現場監督として安全第一をモットーに働いていた。レヴォンは平穏な生活を送り、娘の良き父親になりたいと願っていたが、恩人である建設現場の上司の娘ジェニーが失踪してしまう。レヴォンは行方不明のジェニーを捜索するうちに、人身売買を生業とする巨大な犯罪組織の存在を突き止め、封印していた特殊部隊のスキルを発動し、熾烈な戦いへと身を投じていくー。
17歳の私と、父とその友人、3人だけで過ごす森の中。大人の不完全さに気づいてしまった、生涯忘れられない瞬間―17歳の少女サムは、父クリスと彼の旧友マットとともに、ニューヨーク州キャッツキル山地へ2泊3日のキャンプに出かける。二人の男たちは、旅路の間、長年のわだかまりをぶつけ合いながらも、ゆるやかにじゃれ合う。年齢以上に聡明なサムは、彼らの小競り合いに半ば呆れつつも、聞き役、世話役を全面的に引き受ける。しかし、男たちの行動によってサムの“大人への信頼”が裏切られたとき、サムと父は“親子の絆が揺らぐ瞬間”を迎えることになる。
武装現金輸送会社で働くジェームズは、息子ケイシーとともに現金輸送の任務に向かう。しかし道中、橋の上で突如、正体不明の武装集団に襲撃され、車両は完全に包囲されてしまう。通信も遮断され、援護も望めない中、ふたりは装甲車内に閉じ込められる。敵を率いるのは冷酷な男ルーク。彼らの狙いは莫大な現金か、それとも別の思惑か。刻一刻と状況が悪化する中、ジェームズは息子を守る決意を固め反撃に転じる。極限下で、ふたりの絆と覚悟が試されていく。
厳しい練習に耐え、それでも「踊ることが大好き」と、きらきら目を輝かせるバレエダンサーの卵たち。成功への厳しい道のり、プレッシャー、痛み、限りない美への追求、将来への希望と不安。異なる境遇を生きながら、夢を叶えるために自分を限界まで追い込む子供たち。バレエという究極の美が与える、夢の力。あくなき情熱をめぐる、家族の物語。それは決してバレエの世界にいる彼らだけのものではなく、私たちすべてに、生きることの意味を教えてくれる。
ロサンゼルスの富裕層の娘で、女子高生のアリソンは、育ちの良さとは裏腹に、仲間たちとドラッグやセックスに刺激を求める日々を送っていた。ある日、メキシコ系のスラム街で、マリファナの売人ヘクターと知り合い、彼らに惹かれていったアリソンは、親友のエミリーと彼らのパーティに参加する。仲間に入れて欲しいと言うアリソンに、ヘクターは「サイコロの目が出た数だけ仲間とセックスする」という条件を出すが・・・
大正末期、関東大震災直後の日本。軍部が権力を強め、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。力自慢の女力士たちの他、元遊女の十勝川(韓英恵)など、ワケあり娘ばかりが集まっていた。新人力士の花菊(木竜麻生)もまた、貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、一座に加わっていたのだ。「強くなりたい。自分の力で生きてみたい」と願う花菊は、仲間と共に厳しい稽古を重ね、いよいよ興行の日を迎える。観戦席には、「格差のない平等な社会」を標榜するアナキスト・グループ「ギロチン社」の中心メンバーの中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛 一 郎)がおり、女力士たちの戦いぶりに魅せられて、彼女たちと行動を共にするようになる。「差別のない世界で自由に生きたい」――その純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていく。次第に中濱と十勝川、古田と花菊は惹かれあっていくが、厳しい現実が容赦なく彼らの前に立ちはだかる。
経済破綻し、住人たちがほとんどいなくなった、とあるゴーストタウン。この街に住む少年ボーンズは、廃墟だらけの街でクズ鉄集めをしながら暮らしていたが、日々生活は厳しくなるばかりだった。そんな中、彼は近所に住むミステリアスな少女から謎めいた噂話を聞く。この街が衰退した原因は、貯水池を造るために街の一部を水の中に沈めた時、一緒に「あるもの」を湖底に沈めてしまったからだという。そのせいで、ここには呪いがかけられてしまったのだ、と――。真偽を確かめるため湖底の街“ロスト・リバー”を探索するボーンズだったが、そのせいで、思いもよらぬ危険に巻き込まれてしまう…。
オーストラリア東海岸の入り江に建つふたつの家。ロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)は双子の姉妹のように同じ時を過ごしてきた。ロズの息子トム(ジェームズ・フレッシュヴィル)とリルの息子イアン(ゼイヴィア・サミュエル)は、母親たちと同じく親友としての絆を深めていた。イアンは幼少期に父親を亡くし、それからはロズをセカンドマザーとして慕っていたが、いつしかロズへの気持ちは強い恋心へと変わっていく。ロズの夫ハロルド(ベン・メンデルソーン)は、シドニー大学で演劇の専任講師の職を得たと、家族揃ってシドニーへ転居することを提案する。トムの為にも都会で暮らした方が良いと主張するハロルドだが、入り江の家やギャラリーでの仕事を手放したくないロズは、即答を避ける。迷いながら日々を過ごすロズにとって、海辺の生活は愛おしさを増していく。ある夜、深酒をしたトムの介抱のためにロズの家に泊まったイアンは、ロズへの気持ちを抑えきれず、ふたりは一夜を共にする。母とイアンがしたことに気付いたトムはショックを受け思わぬ行動に出るのだが…。
会いたい 会いたくない めんどうだけど愛おしい家族---。若い頃おこなった693回の精子提供により、533人の子が誕生し、その中の142人から身元開示の裁判を起こされてしまった42歳の独身男ダヴィッド。動揺しつつも、人気サッカー選手が自分の息子だと知り、身元を隠して“実子たち”を訪問しはじめる。人生を必死に生きる子どもたちと接するうち“父性愛”が芽生えた彼は、正体を明かすべきかと思い悩むが・・・。
ヴァンパイアが蔓延る世界。アメリカ合衆国の秩序は崩壊し、大都市はすべて壊滅。大統領も職務を放棄して逃亡し、生存者が生活できる場所は、ごくわずかだった。そんなある日、家族と暮らしていた少年マーティンの家もヴァンパイアに襲われ、かろうじてマーティンだけが、ミスターと呼ばれるヴァンパイア・ハンターに助けられた。絶望に包まれた、行き場のない世界。マーティンはミスターと共に、北部に残されているという安全な聖域を目指し、旅に出ることになるが・・・。
街の片隅で営まれるバー“night people”にひとりの女が現れる。彼女の名前は杉野萌子。店のマスター・木村信治は過去に愛した人に似た萌子を雇うことにする。やがて常連客に親しまれるようになった萌子に信治は徐々に惹かれていく。ある日、萌子につきまとう刑事を名乗る男・曾根が店にやってくる。曾根は不気味な笑みを浮かべながら信治に告げる。萌子は2億円の金を強奪した前科者である、と―。
群馬県高崎市でラーメン店を営む真人は、突然亡くなってしまった父の遺品から1冊の古いノートを見つける。そのノートには真人が10歳の時に亡くなったシンガポール人の母が書いた料理のレシピや写真などとともに、さまざまな思い出が込められていた。真人は忘れかけていた過去を埋めるためシンガポールへと旅立つ。
広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市で生まれ、島から出ず生きてきた修司は、家の畑で父親が突然死した事にずっと責任を感じ、母と実家暮らしで、うだつの上がらない日々を送っていた。そんなある日、東京で映画監督として活躍している幼馴染の和也(武田航平)が、故郷の江田島を舞台に映画を撮る事をテレビで知る。そんな頃、二人が好きだった幸恵(咲妃みゆ)は妻子ある男と付き合っていたーー。3人の思いが交錯する中、映画の撮影が始まる
チャップリンが制作した名作、本邦初公開となるプライベートフィルムなどの貴重な映像とともに、“放浪紳士”のルーツを探るべく、息子マイケルが世界各地に赴き関係者やゆかりある場所を訪ね歩く。生前、共産主義者など様々なレッテルを貼られてきたチャップリンだが、自身が「ロマ(ジプシー)」の血を引いていることを誇りに思っていた。笑いや悲しみ、優しさや怒りを併せ持った“放浪紳士チャーリー”のキャラクターはどこから生まれたのか。『独裁者』『キッド』『サーカス』『街の灯』『ライムライト』などの引用に加え、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァらチャップリンを敬愛する各界の著名人のインタビューも交えて、チャップリン作品に垣間見えるロマのアイデンティティを掘り下げていく。